JP2020179817A - バックル装置の取付構造 - Google Patents
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Abstract
Description
例えばシートベルトの着用に際して乗員がバックル本体を車室内側へ引っ張ると、それに伴ってブーツが車室内側へ引っ張られて車体フロアから浮き上がるおそれがある。この場合、車体フロアとフランジとの隙間が広がることで熱源からの熱がブーツ内部へ流入するといった問題が生じる。
同構成によれば、フランジの一対の挟持部が筒部を挟んで設けられているため、ブーツの浮き上がりを効果的に抑制できる。
同構成によれば、フランジの逃がし凹部によって固定部が逃がされることから、車体フロアとフランジとの間に固定部が挟まれることでフランジが変形することを抑制できる。これにより、フランジの変形に起因してフランジと車体フロアとの間の隙間が広がることを抑制できる。したがって、固定部がフランジの外周側においてフランジから離れた位置にて車体フロアに固定される構成を採用しつつ、熱源からの熱のブーツ内部への流入を抑制できる。
本実施形態のバックル装置の取付構造が適用される車両は、車両駆動源として内燃機関及び電動モータを備えるハイブリッド車両である。
中央のリヤシート50Bのシートクッション51Bの後部における車幅方向Wの両側部分には、車室内に開口する2つのバックル孔54A,54Bが車幅方向Wに互いに間隔をおいて設けられている。
ブーツ40の前部には、筒部41の前面とフランジ44の上面とに跨がる複数のリブ45aが車幅方向Wに間隔をおいて設けられている。
図4及び図5に示すように、フランジ44のうち車幅方向Wにおいて筒部41を挟む部分には、シートクッション51Bと車体フロア10とによって挟持される一対の挟持部44a,44bが設けられている。
(1)バックル装置20A,20Bは、バックル本体21A,21B及びバックル本体21A,21Bの外周を覆うブーツ40の筒部41が、車体フロア10の上方に設けられるシートクッション51Bのバックル孔54Aに挿通されることで車体に取り付けられる。筒部41は、バックル本体21A,21Bの外周を覆う第1開口42a,42bと、第1開口42a、42bとは反対側に位置する第2開口43とを有するとともに、第1開口42a,42b及び第2開口43においてのみ開口している。筒部41における第2開口43側には、外周側に向かって突出するとともに車体フロア10に当接されるフランジ44が設けられている。
例えばシートベルト着用に際して乗員がバックル本体21A,21Bを車室内側へ引っ張ると、それに伴ってブーツ40が車室内側へ引っ張られて車体フロア10から浮き上がるおそれがある。この場合、車体フロア10とフランジ44との隙間が広がることでバッテリBからの熱がブーツ40内部へ流入するといった問題が生じる。
こうした構成によれば、フランジ44の一対の挟持部44a,44bが筒部41を挟んで設けられているため、ブーツ40の浮き上がりを効果的に抑制できる。
上記実施形態は、例えば以下のように変更して実施することもできる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・固定部25A,25Bの位置に応じて逃がし凹部46の位置を適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、一対の挟持部44a,44bが車幅方向Wにおいて筒部41を挟む部分に設けられているが、前後方向Lにおいて筒部41を挟む部分に一対の挟持部を設けるようにしてもよい。
・フランジ44の前部44cを省略することもできる。
・本発明に係るバックル装置の取付構造をハイブリッド車以外の車両に対して適用することもできる。
Claims (5)
- 車両のシートベルトのタングプレートを係脱自在に保持するバックル本体及び前記バックル本体の基端側に設けられ、車体フロアに固定される固定部を備えるバックル装置と、前記バックル本体の外周を覆うことで前記バックル本体を収容する筒部を有するブーツと、を備え、前記バックル本体及び前記筒部が前記車体フロアの上方に設けられるシートクッションのバックル孔に挿通されることで車体に取り付けられるバックル装置の取付構造において、
前記筒部は、前記バックル本体の外周を覆う第1開口と、前記第1開口とは反対側に位置する第2開口と、を有するとともに、前記第1開口及び前記第2開口においてのみ開口しており、
前記筒部における前記第2開口側には、外周側に向かって突出するとともに前記車体フロアに当接されるフランジが設けられている、
バックル装置の取付構造。 - 前記フランジは、前記シートクッションと前記車体フロアとによって挟持される挟持部を有している、
請求項1に記載のバックル装置の取付構造。 - 一対の前記挟持部が、前記筒部を挟んで設けられている、
請求項2に記載のバックル装置の取付構造。 - 前記フランジにおける前記固定部に対向する面には、前記固定部を逃がす逃がし凹部が設けられている、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のバックル装置の取付構造。 - 前記シートクッションと前記車体フロアとの間には、バッテリが搭載されており、
前記逃がし凹部は、前記フランジのうち前記筒部に対して前記バッテリとは反対側に設けられている、
請求項4に記載のバックル装置の取付構造。
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