JP6951991B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに関する。
自動車等の車両に搭載される乗物用シートとして、複数の乗員が横並びに着座可能なベンチシートが知られる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のベンチシートは、シートクッションと、シートクッションに対して傾倒可能なシートバックと、を備える。シートクッションの座面の後端部にはバックル収納部が設けられており、シートクッションのクッションパッドの後端部には、バックル収納部と連通する孔が形成されている。シートベルトのバックルと、バックルをフロアパネルに固定するバックル支持部材とは、この孔を通してバックル収納部に配置される。
特開2012−61956号公報
ところで、シートクッションのクッションパッドの後端部は、典型的には、シートバックのクッションパッドの下側に潜り込み、シートバックを傾倒可能に支持するヒンジ軸の上に被さるように配設される。このため、ヒンジ軸の上に被さるシートクッションのクッショパッドの後端部は、座面部分に比べて薄肉に形成されている。しかし、薄肉に形成され、さらにはシートベルトのバックルが通される孔が設けられることに起因して、シートクッションのクッショパッドの後端部は、所望の形状を得る成形性、成形後の形状を保持する形状再現性に劣るものであった。
また、シートの組立工程では、通常、ヒンジ軸及びバックルがフロアパネルに固定され、その後にシートクッションがフロアパネルに固定される。バックルがシートクッションのクッションパッドの孔に円滑に挿し込まれるには、バックルが位置決めされている必要があり、バックル支持部材が可撓である場合には、バックルを吊るなどの追加の手間を要し、シートの組立作業が煩雑であった。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、シートクッションのクッションパッドの成形性及び形状再現性を高めると共に、シートの組み立ての作業性を高めることを目的とする。
本発明の一態様の乗物用シートは、乗り物のボディに固定されるシートクッションと、前記シートクッションに対して傾倒可能なシートバックと、前記ボディに固定され且つ前記シートクッションの座面に配置されるシートベルトバックルと、を備え、前記シートクッションのクッションパッドは、前記座面を形成する第1パッドと、前記シートバックを傾倒可能に支持するヒンジ軸を覆い、前記第1パッドに隣設される第2パッドと、を有し、前記第2パッドは、前記第1パッドの後端部の上に配置され、前記第1パッドの前記後端部には切り欠きが形成されており、前記切り欠きの開口縁が前記第2パッドによって閉じられて、孔状のバックル収納部が形成されており、前記シートベルトバックルは、前記バックル収納部に収容されている。
本発明によれば、乗物用シートのシートクッションのクッションパッドの成形性及び形状再現性を高めることができると共に、シートの組み立ての作業性を高めることができる。
本発明の実施形態を説明するための、乗物用シートの一例を示す斜視図である。 図1に示すシートクッションの分解斜視図である。 図1のA−A断面図である。
図1から図3は、本発明の実施形態を説明するための、乗物用シート(以下、単に「シート」とも言う。)の一例を示す。
図1〜図3に示すシート10は、自動車などの車両(乗り物)に搭載される乗物用シートであり車両後方に配置され、複数の乗員が横並びに着座可能なベンチ型のリアシートである。
シート10は、乗り物のボディ(本体)に固定され、シート10に着座した乗員の臀部及び大腿部を支持するためのシートクッション20と、このシートクッション20に対し傾倒可能に設けられ、乗員の腰部及び背部を支持するためのシートバック30と、乗員をシートクッション20及びシートバック30に拘束するためのシートベルト50のバックル53とを備える。
シートベルト50は、帯状の可撓なウェビング51と、ウェビング51が挿通されたタング52と、このタング52を着脱可能に係止するバックル53とを有する。バックル53は、固定部材54(図2及び図3参照)を介してボディに固定されている。固定部材54は、比較的剛質な部材であってもよいし、ウェビング51と同様の可撓な部材であってもよい。複数の乗員が着座可能なシート10において、シートベルト50は乗員毎に設けられ、バックル53もまた複数設けられている。
シートクッション20は、シートクッション20の骨格(ベース)をなす金属製のクッションフレーム21(図3参照)を備える。クッションフレーム21は、ウレタンフォームなどの比較的軟質な樹脂発泡材からなるクッションパッド22によって覆われており、クッションパッド22は、革、織布、不織布等の表皮材からなるトリムカバーによりさらに覆われている。
シートバック30は、シートクッション20と同様に構成されており、シートバック30の骨格をなすバックフレームを備え、バックフレームはクッションパッドによって覆われており、クッションパッドはトリムカバーによってさらに覆われている。そして、シートバック30は、シートバック30の下端部に配置される金属製のヒンジ軸40を回転軸として、シートクッション20に対して傾倒可能に設けられる。
ヒンジ軸40の両端にはヒンジ軸40をボディに固定するための一対の固定ブラケット41が設けられている(図2参照)。また、ヒンジ軸40には、チャイルドシートを固定するための複数のアンカー42が設けられている。複数のアンカー42は、ヒンジ軸40の外周面上で軸方向に間隔をあけて設けられている。
シートクッション20のクッションパッド22は、第1パッド23と、第2パッド24とに二分割されている。第1パッド23は、シートクッション20の座面を形成しており、第2パッド24は、ヒンジ軸40の外周面を覆っており、第1パッド23の後端部に隣設されている。
ヒンジ軸40の外周面を覆っている第2パッド24は、本例では、ヒンジ軸40と一体に形成されている。このような第2パッド24は、例えば一体発泡成形によって形成され得る。一体発泡成形は、ヒンジ軸40を所定の金型内に設置し、この状態で金型内に発泡樹脂を注入し、注入した発泡樹脂を金型内で発泡させて成形を行うものである。上述したとおり、ヒンジ軸40の外周面には複数のアンカー42が設けられており、第2パッド24は、複数のアンカー42を露出させる複数の開口部25を有する。
シートクッション20の座面を形成している第1パッド23の後端部は、ヒンジ軸40の下方に配置されており、ヒンジ軸40の外周面を覆っている第2パッド24と上下方向に重なっている。第1パッド23の厚みは、シートクッション20の座面を傾斜させるように前端から後端に向けて漸減しているが、第1パッド23の全体に亘り、第2パッド24の厚みよりも大きい。シートクッション20の座面を形成する第1パッド23の厚みを、第1パッド23の全体に亘って確保できるので、第1パッド23の成形性、成形後の形状を保持する形状再現性を高めることができる。
第1パッド23の後端部には複数のバックル収納部26が形成されている。バックル収納部26は、複数のバックル53の配置に対応し、シート幅方向に間隔をあけて設けられている。バックル収納部26は、第1パッド23の上面及び下面並びに後面に開放された切り欠きによって形成されている。だだし、第1パッド23の上面におけるバックル収納部26の開口縁は、第1パッド23の後端部の上に重なる第2パッド24によって閉じられており、バックル収納部26は、第1パッド23と第2パッド24とが組み合わされることによって孔状に構成される。
以下、シート10の組立工程について説明する。
まず、シートクッション20の第2パッド24が一体に形成されているヒンジ軸40が一対の固定ブラケット41を介してボディに固定され、またバックル53が固定部材54を介してボディに固定される。そして、ヒンジ軸40及びバックル53がボディに固定されている状態でシートクッション20の第1パッド23がシートクッションフレームを介してボディに固定され、第1パッド23がシートクッションフレームを介してボディに固定される際に、バックル53が第1パッド23のバックル収納部26に収容され、バックル53は、第1パッド23と第2パッド24との間を通してシートクッション20の座面に配置される。
ここで、バックル収納部26に対してバックル53がシート幅方向にずれていた場合に、バックル53は、第1パッド23の後端と第2パッド24との間で挟まれるが、互いに別体である第1パッド23の後端と第2パッド24との間は、シート幅方向に連続するスリットとなっており、バックル収納部26に連通している。したがって、例えば固定部材54を適宜変形させ、バックル53をスリットに沿って移動させることにより、バックル53をバックル収納部26に収容することができる。このように、バックル53の厳密な位置決めが不要であるので、組み立ての作業性を高めることができる。特に、固定部材54がウェビング51と同様の可撓な部材である場合に、固定部材54によってバックル53を所定位置に保持しておくことができないので、バックル53の厳密な位置決めが不要であることは、作業性の向上に特に有用である。
また、第2パッド24とヒンジ軸40とが一体に形成されているので、第2パッド24をヒンジ軸40上に被せる手間を省くことができ、組み立ての作業性をより一層高めることができる。さらに、第2パッド24とヒンジ軸40とが一体に形成されていることにより、開口部25とアンカー42とを一致させるための第2パッド24の位置決めも不要であるので、組み立ての作業性を一層高めることができる。
なお、自動車等の車両に設置される乗物用シート10の上記構成は、船舶や航空機といった車両以外の乗物のシートにも適用可能である。
以上、説明したとおり、本明細書に開示された乗物用シートは、乗り物のボディに固定されるシートクッションと、前記シートクッションに対して傾倒可能なシートバックと、前記ボディに固定され且つ前記シートクッションの座面に配置されるシートベルトバックルと、を備え、前記シートクッションのクッションパッドは、前記座面を形成する第1パッドと、前記シートバックを傾倒可能に支持するヒンジ軸を覆い、前記第1パッドに隣設される第2パッドと、を有し、前記シートベルトバックルは、前記第1パッドと前記第2パッドとの間を通して前記座面に配置されている。
また、本明細書に開示された乗物用シートは、前記シートベルトバックルが、可撓な固定部材を介して前記ボディに固定される。
また、本明細書に開示された乗物用シートは、前記第2パッドが、前記ヒンジ軸と一体に形成されている。
また、本明細書に開示された乗物用シートは、前記ヒンジ軸が、チャイルドシートを固定するアンカーを有し、前記第2パッドは、前記アンカーを露出させる開口部を有する。
10 乗物用シート
20 シートクッション
21 クッションフレーム
22 クッションパッド
23 第1パッド
24 第2パッド
25 開口部
26 バックル収納部
30 シートバック
40 ヒンジ軸
41 固定ブラケット
50 シートベルト
51 ウェビング
52 タング
53 バックル
54 固定部材

Claims (4)

  1. 乗り物のボディに固定されるシートクッションと、
    前記シートクッションに対して傾倒可能なシートバックと、
    前記ボディに固定され且つ前記シートクッションの座面に配置されるシートベルトバックルと、
    を備え、
    前記シートクッションのクッションパッドは、
    前記座面を形成する第1パッドと、
    前記シートバックを傾倒可能に支持するヒンジ軸を覆い、前記第1パッドに隣設される第2パッドと、
    を有し、
    前記第2パッドは、前記第1パッドの後端部の上に配置され、
    前記第1パッドの前記後端部には切り欠きが形成されており、
    前記切り欠きの開口縁が前記第2パッドによって閉じられて、孔状のバックル収納部が形成されており、
    前記シートベルトバックルは、前記バックル収納部に収容されている乗物用シート。
  2. 請求項1記載の乗物用シートであって、
    前記シートベルトバックルは、可撓な固定部材を介して前記ボディに固定される乗物用シート。
  3. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記第2パッドは、前記ヒンジ軸と一体に形成されている乗物用シート。
  4. 請求項1から3のいずれか一項記載の乗物用シートであって、
    前記ヒンジ軸は、チャイルドシートを固定するアンカーを有し、
    前記第2パッドは、前記アンカーを露出させる開口部を有する乗物用シート。
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