JP5805515B2 - 乗物用シート - Google Patents

乗物用シート

Info

Publication number
JP5805515B2
JP5805515B2 JP2011278729A JP2011278729A JP5805515B2 JP 5805515 B2 JP5805515 B2 JP 5805515B2 JP 2011278729 A JP2011278729 A JP 2011278729A JP 2011278729 A JP2011278729 A JP 2011278729A JP 5805515 B2 JP5805515 B2 JP 5805515B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
attached
seat back
seat
side frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011278729A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013129249A (ja
Inventor
眞仁 菊池
眞仁 菊池
治希 望月
治希 望月
元 芳田
元 芳田
秀人 吉内
秀人 吉内
菊池 信和
信和 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, TS Tech Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011278729A priority Critical patent/JP5805515B2/ja
Priority to EP12198074.2A priority patent/EP2607181B1/en
Publication of JP2013129249A publication Critical patent/JP2013129249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5805515B2 publication Critical patent/JP5805515B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/68Seat frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/64Back-rests or cushions
    • B60N2/66Lumbar supports
    • B60N2/665Lumbar supports using inflatable bladders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/90Details or parts not otherwise provided for
    • B60N2/914Hydro-pneumatic adjustments of the shape
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/90Details or parts not otherwise provided for
    • B60N2/986Side-rests

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

本発明は、乗員の腰部のサポート位置を調整可能なサポート装置を備えた乗物用シートに関する。
従来より、シートの内部に設けられた空気袋の空気圧を調整することで、乗員の腰部のサポート位置を調整することができるサポート装置を備えた車両用のシートが知られている(特許文献1参照)。特許文献1のシートでは、空気袋の空気圧を調整するための空気圧制御装置やバルブユニットがシートクッション部の下側に設けられている。
特開2010−235021号公報
ところで、空気袋の空気圧を調整するためのユニット(制御ユニット)には、ハーネスやホースなどが接続されるため、振動などによって動いたりしないように、取付剛性の向上が望まれている。
そこで、本発明は、制御ユニットの取付剛性を向上させることができる乗物用シートを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の乗物用シートは、着座部およびシートバックを有するシート部と、前記シート部内に設けられた乗員の腰部のサポート位置を調整可能なサポート装置とを備えた乗物用シートであって、前記シート部の左右のフレームを構成する左右のサイドフレームと、前記サポート装置を構成し、膨張または収縮することで前記サポート位置を変更する空気袋と、前記空気袋にガスを供給するポンプと、前記空気袋の膨らみ量を調整する制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、前記左右のサイドフレームの少なくとも一方に取り付けられ、前記左右のサイドフレームは、前記シートバックの左右のフレームを構成する左右のシートバックサイドフレームであり、前記制御ユニットは、前記シートバックサイドフレームの外側に取り付けられ、前記制御ユニットが取り付けられたシートバックサイドフレームの内側には、前記空気袋が取り付けられ、前記制御ユニットと前記空気袋は、前記シートバックサイドフレームを挟んで配置されていることを特徴とする。
このような構成によれば、シート部のフレームを構成する剛性の高いサイドフレームに制御ユニットを取り付けたので、制御ユニットの取付剛性を向上させることができる。また、制御ユニットがシートバックサイドフレームの外側に取り付けられ、制御ユニットが取り付けられたシートバックサイドフレームの内側に空気袋が取り付けられているので、制御ユニットと空気袋との干渉を抑制しつつ、制御ユニットと空気袋のコンパクトな配置が可能となる。また、制御ユニットと空気袋がシートバックサイドフレームを挟んで配置されていることで、制御ユニットと空気袋との距離を近くすることができるので、制御ユニットから空気袋へガスを供給するためのホースの取り回し性を向上させることができる。また、制御ユニットと空気袋との距離が近くなることで、ホースの長さを短くすることができる。
また、前記した目的を達成するため、本発明の乗物用シートは、着座部およびシートバックを有するシート部と、前記シート部内に設けられた乗員の腰部のサポート位置を調整可能なサポート装置とを備えた乗物用シートであって、前記シート部の左右のフレームを構成する左右のサイドフレームと、前記サポート装置を構成し、膨張または収縮することで前記サポート位置を変更する空気袋と、前記空気袋にガスを供給するポンプと、前記空気袋の膨らみ量を調整する制御ユニットと、前記左右のサイドフレームとしての前記シートバックの左右のフレームを構成する左右のシートバックサイドフレームの間に配置され、前記シートバックサイドフレームに対して後退移動可能に設けられた受圧部材と、前記各シートバックサイドフレームに固定され、前記受圧部材が取付部材を介して取り付けられる左右のブラケットと、を備え、前記制御ユニットは、前記ブラケットの固定部分を避けた位置で前記左右のサイドフレームの少なくとも一方に対して締結により取り付けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、シート部のフレームを構成する剛性の高いサイドフレームに制御ユニットを取り付けたので、制御ユニットの取付剛性を向上させることができる。また、制御ユニットがブラケットの固定部分を避けた位置でサイドフレームに対して締結により取り付けられているので、受圧部材を取り付けるためのブラケットを備える構成においても、制御ユニットを比較的容易にサイドフレームに取り付けることができる。
前記した乗物用シートは、前記左右のサイドフレームの一方に取り付けられたエアバッグ装置を備え、前記制御ユニットは、前記左右のサイドフレームの他方に取り付けられた構成とすることができる。
このような構成によれば、制御ユニットとエアバッグ装置との干渉を抑制することができる。また、制御ユニットとエアバッグ装置が同一のサイドフレームに取り付けられる場合と比較して、制御ユニットとエアバッグ装置の配置の自由度を向上させることができるとともに、制御ユニットとエアバッグ装置のコンパクトな配置が可能となる。
また、本発明の乗物用シートは、前記左右のサイドフレームの一方に取り付けられたエアバッグ装置を備え、前記制御ユニットは、前記エアバッグ装置と上下方向に並んだ状態で前記一方のサイドフレームに取り付けられた構成とすることもできる。
このような構成によれば、制御ユニットとエアバッグ装置との干渉を抑制することができる。また、制御ユニットとエアバッグ装置が左右方向に並んだ状態でサイドフレームに取り付けられる場合と比較して、特に後から取り付ける方の取付作業を容易に行うことができるため、乗物用シートの組立性を向上させることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記制御ユニットは、前記シートバックサイドフレームの外側に取り付けられ、前記制御ユニットが取り付けられたシートバックサイドフレームの内側には、前記空気袋が取り付けられている構成とすることができる。
このような構成によれば、制御ユニットと空気袋との干渉を抑制しつつ、制御ユニットと空気袋のコンパクトな配置が可能となる。
前記した乗物用シートにおいて、前記制御ユニットと前記空気袋は、前記シートバックサイドフレームを挟んで配置されている構成とすることができる。
このような構成によれば、制御ユニットと空気袋との距離を近くすることができるので、制御ユニットから空気袋へガスを供給するためのホースの取り回し性を向上させることができる。また、制御ユニットと空気袋との距離が近くなることで、ホースの長さを短くすることができる。
前記した各乗物用シートにおいて、前記サイドフレームは、前記制御ユニットが取り付けられる側から見て凹状の凹部を有し、前記制御ユニットは、前記凹部を避けた位置で前記サイドフレームに対して締結により取り付けられている構成とすることができる。
このような構成によれば、制御ユニットを比較的容易にサイドフレームに取り付けることができる。また、凹部を有することで、サイドフレームは全体として凹凸形状をなすことになるので、サイドフレーム自身の剛性および制御ユニットの取付剛性を向上させることができる。
本発明によれば、制御ユニットが剛性の高いサイドフレームに取り付けられているので、制御ユニットの取付剛性を向上させることができる。
また、本発明によれば、エアバッグ装置を一方のサイドフレームに取り付け、制御ユニットを他方のサイドフレームに取り付けることで、制御ユニットとエアバッグ装置との干渉を抑制することができる。また、制御ユニットとエアバッグ装置の配置の自由度を向上させることができるとともに、制御ユニットとエアバッグ装置のコンパクトな配置が可能となる。
また、本発明によれば、制御ユニットとエアバッグ装置を上下方向に並んだ状態で一方のサイドフレームに取り付けることで、制御ユニットとエアバッグ装置との干渉を抑制することができる。また、制御ユニットとエアバッグ装置のうち、後から取り付ける方の取付作業を容易に行うことができるため、乗物用シートの組立性を向上させることができる。
また、本発明によれば、制御ユニットが取り付けられたシートバックサイドフレームの内側に空気袋を取り付けることで、制御ユニットと空気袋との干渉を抑制しつつ、制御ユニットと空気袋のコンパクトな配置が可能となる。
また、本発明によれば、制御ユニットと空気袋を一のシートバックサイドフレームを挟んで配置することで、制御ユニットと空気袋との距離を近くすることができる。これにより、ホースの取り回し性を向上させたり、ホースの長さを短くしたりすることができる。
また、本発明によれば、サイドフレームに凹部を設け、制御ユニットを凹部を避けた位置でサイドフレームに締結により取り付けることで、制御ユニットを比較的容易に取り付けることができる。また、サイドフレームの剛性および制御ユニットの取付剛性を向上させることができる。
また、本発明によれば、制御ユニットを、受圧部材を取り付けるためのブラケットの固定部分を避けた位置でサイドフレームに締結により取り付けることで、制御ユニットを比較的容易にサイドフレームに取り付けることができる。
本発明の実施形態に係る車両用シートの斜視図である。 サポート装置の概略図である。 車両用シートのフレーム構造を示す斜視図である。 受圧部材周辺を右斜め前から見た車両用シートの斜視図である。 左のシートバックサイドフレームとサイドブラケットを左右方向内側から見た図である。 左のシートバックサイドフレーム、取付ブラケット、制御ユニット、内側カバー部材および外側カバー部材の分解斜視図である。 制御ユニット周辺を左斜め後から見た車両用シートの斜視図(a)と、保持部材の斜視図(b)である。 カバー部材周辺の断面図である。 図8のX−X断面図である。 変形例に係る車両用シートの斜視図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明において、前後、左右および上下は、シートに座る乗員を基準とする。
<車両用シートの概略構成>
図1に示すように、乗物用シートの一例としての車両用シート1は、シート部2と、シート部2内に設けられたサポート装置3とを主に備えている。
シート部2は、乗員が着座する着座部4と、着座部4にリクライニング機構を介して固定されたシートバック5と、ヘッドレスト6とを主に有している。
図2に示すように、サポート装置3は、乗員の腰部を後方から支持するための空気袋31A,31Bと、乗員の腰部を左右から支持するための空気袋31L,31Rと、空気袋31A,31B,31L,31Rに空気(ガス)を供給するためのポンプ32と、空気袋31A,31B,31L,31Rの膨らみ量を調整するための制御ユニット33とを主に備えて構成されている。そして、ポンプ32と制御ユニット33は、空気を供給するためのホース34によって接続されている。また、制御ユニット33と空気袋31Aは、ホース35によって接続されており、制御ユニット33と空気袋31Bは、ホース36によって接続されている。さらに、制御ユニット33と空気袋31L,31Rは、途中で分岐したホース37によって接続されている。
サポート装置3は、通常時は、ポンプ32が停止しており、制御ユニット33内のバルブユニットによって空気袋31A,31B,31L,31Rへの空気の流入や、空気袋31A,31B,31L,31Rからの空気の流出が阻止されている。そして、乗員がコントローラ(図示省略)を操作することで、ポンプ32が始動し、乗員の選択に応じたバルブユニットが開くことで、対応する空気袋31A,31B,31L,31Rが膨張変形する。また、コントローラの操作によって乗員の選択に応じたバルブユニットが開いた状態で、乗員が空気袋31A,31B,31L,31Rに対し圧力をかけると、対応する空気袋31A,31B,31L,31Rが収縮変形する。これにより、乗員の腰部のサポート位置を変更(調整)することができるようになっている。
着座部4およびシートバック5は、図3に示すように、着座部フレーム40とシートバックフレーム50を有しており、着座部フレーム40とシートバックフレーム50の外側に、ウレタンフォームなどからなるクッション材(図示省略)と、合成皮革や布地などからなる表皮材22(図1参照)を被せることで構成されている。
<着座部の構成>
着座部フレーム40は、着座部4の左右のフレームを構成する左右の着座部サイドフレーム41と、パンフレーム42と、リア連結パイプ44とを主に備えている。各着座部サイドフレーム41およびパンフレーム42は、それぞれ、金属板をプレス加工するなどして形成されている。
パンフレーム42は、左右方向に延びて左右の着座部サイドフレーム41の前部を連結するように設けられており、リア連結パイプ44は、左右方向に延びて左右の着座部サイドフレーム41の後部を連結するように設けられている。パンフレーム42のフック部42Hとリア連結パイプ44との間には、着座部4に着座する乗員を支持するシートスプリング45が張設されている。
<シートバックの構成>
シートバック5は、シートバックフレーム50と、エアバッグ装置54と、受圧部材56とを主に備えている。
なお、念のために述べておくと、以下の説明において、前後および上下は、シートバック5がリクライニング機構によって倒されていない車両用シート1に着座している乗員を基準とする。
シートバックフレーム50は、シート部2の左右のフレームを構成する左右のサイドフレームとして、シートバック5の左右のフレームを構成する左右のシートバックサイドフレーム51と、左右のシートバックサイドフレーム51の下部同士を接続する板状のメンバーフレーム52と、左右のシートバックサイドフレーム51の上部同士を連結する略U形状のパイプフレーム53とを主に備えている。
各シートバックサイドフレーム51およびメンバーフレーム52は、それぞれ、金属板をプレス加工するなどして形成されている。
パイプフレーム53は、左右方向に延びる上部連結部53Tと、上部連結部53Tの左右両端から下方に向けて延びる左右一対の接続部53Sとを有している。
エアバッグ装置54は、車両の衝突時に展開して乗員を側方から保護する公知の装置であり、シートバックフレーム50の右側に取り付けられている。より詳細に、エアバッグ装置54は、その上部がパイプフレーム53の右の接続部53Sに固定された取付金具53Cに対し締結により取り付けられ、下部が左右のサイドフレームの一方としての右のシートバックサイドフレーム51に対し締結により取り付けられている。
受圧部材56は、樹脂などからなる略矩形板状の部材であり、主に、上部連結ワイヤ57と下部連結ワイヤ58を介してシートバックサイドフレーム51やパイプフレーム53に取り付けられて、左右のシートバックサイドフレーム51の間に配置されている。より詳細に、上部連結ワイヤ57と下部連結ワイヤ58は、受圧部材56の後側に設けられた複数の爪部(図示省略)と係合しており、受圧部材56から延び出た左右両端が屈曲した後、上部連結ワイヤ57は、パイプフレーム53に固定された支持舌片53Aに取り付けられ、取付部材としての下部連結ワイヤ58は、図4に示すように、各シートバックサイドフレーム51の内面に固定された左右のブラケットとしてのサイドブラケット7(一方のみ図示)に取り付けられている。
以上のように取り付けられた受圧部材56は、車両が後部から追突されたり、後退走行時に衝突したりする後突時に、乗員から後方に向けて所定以上の荷重がかかって上部連結ワイヤ57や下部連結ワイヤ58の屈曲部分が撓むことで、シートバックサイドフレーム51に対して後退移動することができる。これにより、乗員の上体が後方に移動してシートバック5に沈み込むことになるので、乗員に対する後突時の荷重の影響を緩和することができるようになっている。
図5に示すように、サイドブラケット7は、金属板から形成されており、側面視において上部が後方に向けて延出する略L形状をなしている。サイドブラケット7の上端部7A、前下端部7Bおよび後下端部7Cは、それぞれ、左右方向外側(シートバックサイドフレーム51)に向けて折り曲げられており、この上端部7Aの前端、前下端部7Bおよび後下端部7Cの3箇所が、それぞれ、シートバックサイドフレーム51の内面の下部付近に溶接により固定されている。
溶接部W1は、シートバックサイドフレーム51の内面に設けられた左右方向内側に向けて突出する凸部51Aに一部がかかるように設けられている。これにより、サイドブラケット7の取付剛性が向上するため、受圧部材56を安定して支持することができるようになっている。
サイドブラケット7は、下部連結ワイヤ58の端部58Bが係合する長穴71と、空気袋31L,31Rが固定される固定穴72とを主に有している。
長穴71は、サイドブラケット7の上部において、溶接部W1と溶接部W2の間から、溶接部W3が設けられた後側に向けて、前後方向に延びるように形成されている。なお、下部連結ワイヤ58が係合する部分が長穴71として形成されていることで、図示略下方に向けて屈曲した上下に長い端部58Bを比較的容易にサイドブラケット7に取り付けることができるようになっている。
固定穴72は、サイドブラケット7の上部において、長穴71と溶接部W3の間に形成されている。
右のシートバックサイドフレーム51に固定された右のサイドブラケット7は、上記した左のサイドブラケット7と左右対称に形成されている。
左右のシートバックサイドフレーム51(図4も参照)には、凸部51A(外側から見て凹状の凹部51B)およびサイドブラケット7の固定部分(溶接部W1〜W3)を避けた位置に、エアバッグ装置54または制御ユニット33をシートバックサイドフレーム51に取り付けるための貫通穴51C,51Dが設けられている。具体的に、貫通穴51Cは、凸部51A(凹部51B)の後斜め上方付近に形成されており、貫通穴51Dは、凸部51A(凹部51B)の下方であって溶接部W2の後方付近に形成されている。
<サポート装置の構成>
図3に示すように、空気袋31A,31Bは、空気袋31Aを前側に、空気袋31Bを後側にして重ねた状態で受圧部材56に取り付けられ、左右のシートバックサイドフレーム51の間に配置されている。また、空気袋31L,31Rは、それぞれ、膨らむ方向を規制するための略板状のプレート部材8を介して左または右のシートバックサイドフレーム51の内側でサイドブラケット7に取り付けられている。空気袋31A,31B,31L,31Rは、それぞれ、2枚の樹脂製のシート状部材を溶着などで貼り合わせることで形成されており、空気が入るエア室を有している。
ポンプ32は、パンフレーム42の下に配置されている。
制御ユニット33は、取付ブラケット9(図6参照)を介して左のシートバックサイドフレーム51の左右方向外側の面に取り付けられている。さらに言えば、制御ユニット33は、左の空気袋31Lとの間で左のシートバックサイドフレーム51を挟むように配置されている。この制御ユニット33は、後述するカバー部材100によって覆われている。
ホース34は、ポンプ32から延び出て、パンフレーム42やシートスプリング45、リア連結パイプ44の下を通って後方へ向かい、シートバックフレーム50の後を通って制御ユニット33の後部に接続されている。
ホース35は、制御ユニット33の後部から延び出て、左のシートバックサイドフレーム51の左右方向内側に引き込まれ、左のシートバックサイドフレーム51に沿って上方へ向かい、受圧部材56の上を通って受圧部材56の前側へ引き出され、空気袋31Aに接続されている。また、ホース36は、制御ユニット33の後部から延び出て、ホース35と同様に受圧部材56の前側へ引き出され、空気袋31Bに接続されている。
ホース37は、制御ユニット33の後部から延び出て、左のシートバックサイドフレーム51の左右方向内側に引き込まれ、左のシートバックサイドフレーム51に沿って下方へ向かい、メンバーフレーム52の前を通っている。このホース37は、メンバーフレーム52の左右方向中央付近で分岐して、それぞれ、左右方向両端に向けて延びた後、左右のシートバックサイドフレーム51に沿って上方へ向かい、空気袋31Lまたは空気袋31Rに接続されている。
<取付ブラケットの構成>
図6に示すように、取付ブラケット9は、金属板から形成されており、側面視において中央付近に貫通した開口を有する略枠形状をなす本体部90を有している。本体部90には、上部の前後方向中央付近と下部の前後方向両端付近に1つずつ、合計3つのネジ穴90Aが形成されている。また、取付ブラケット9は、上側固定部91および下側固定部92と、突出部93と、前側延出部94と、2つの支持部としての上側支持部95および下側支持部96と、後側延出部97とを主に有している。
上側固定部91は、本体部90の後部の上方において左右方向内側に向けて突出するように形成されており、上寄り付近に貫通穴91Aが設けられている。また、下側固定部92は、本体部90の下端から左右方向内側に向けて延び、さらに、下方に向けて延びるように形成されており、上下方向に沿って延びる部分に貫通穴92Aが設けられている。
突出部93は、本体部90の前部の上下方向中央付近において、左右方向内側に向けて突出するように屈曲して形成されている。この突出部93は、シートバックサイドフレーム51の左右方向外側の面に当接している(図8参照)。
前側延出部94は、本体部90の前端部から前方に向けて延びる部分であり、突出部93の上と下に1つずつ、合計2つ形成されている。この上下一対の前側延出部94には、後述する外側カバー部材120(係合部125)が係合している(図9参照)。
上側支持部95は、本体部90の後端部の上端付近から略後方に向けて延出した後、屈曲して左右方向内側に向けて延び、さらに屈曲して後方に向けて延びるように形成されている。この上側支持部95の端部には、外側カバー部材120の内面(リブ126)が当接している(図9参照)。
下側支持部96は、本体部90の後端部の下端から後方に向けて延出した後、屈曲して左右方向内側に向けて延びるように形成されている。この下側支持部96の後面部96A(図7(a)参照)には、ネジ穴96Bが設けられている。
後側延出部97は、本体部90の後端部の上下方向中央付近から後方に向けて延び、さらに、左右方向内側に向けて屈曲する部分であり、上下に並んで2つ形成されている。この後側延出部97の端部には、図7(b)に示す保持部材10が取り付けられる。
図7(b)に示すように、保持部材10は、樹脂から形成されており、略上下方向に延びる板状の基部11と、基部11の前側に設けられて後側延出部97の端部と係合する上下一対の被係合部12と、基部11の後側に設けられた側面視略C形状の4つのホース保持部13とを主に有している。被係合部12を後側延出部97に係合させて、保持部材10を取付ブラケット9に取り付けると、図7(a)に示すように、ホース保持部13は、取付ブラケット9の上下方向に並んで設けられた上側支持部95と下側支持部96の間に設けられることとなる。各ホース34〜37は、制御ユニット33の後部から延び出して左右方向内側に向けて屈曲し、各ホース保持部13に1つずつ保持されており、その先では、左のシートバックサイドフレーム51の後を通って当該シートバックサイドフレーム51の左右方向内側に引き込まれている。
<カバー部材の構成>
図6に示すように、カバー部材100は、制御ユニット33を覆う内側カバー部材110と、内側カバー部材110を覆う外側カバー部材120とを備えて構成されており、共に樹脂から形成されている。
なお、本発明において、制御ユニットを覆うカバー部材は、外側から加わる力に対して制御ユニットを保護することができるような、一定の剛性を有する定形の部材である(制御ユニットの保護が可能であれば多少の変形は許容する)。したがって、本発明のカバー部材には、制御ユニットを覆ってはいるが、外側から加わった力によって大きく変形するクッション材や表皮材などのような部材は含まれない。
内側カバー部材110は、シートバックサイドフレーム51側(右側)と後側の一部が開口した箱状をなし、内部に制御ユニット33を収容可能に形成されている。この内側カバー部材110は、左側壁部(符号省略)に設けられた側面視略矩形状をなす3つの孔部111と、取付ブラケット9の3つのネジ穴90Aと対応して設けられた3つの貫通穴112と、前側壁部(符号省略)の上部に設けられた排気口113とを主に有している。
各孔部111は、制御ユニット33の後述するバルブユニット33Bの一部(側面)を臨ませる。
ここで、制御ユニット33の構成を簡単に説明すると、制御ユニット33は、制御基板33Aと、バルブユニット33Bとを主に有して構成されている。
制御基板33Aは、バルブユニット33Bを構成するソレノイドバルブ(図示省略)のコイルへの通電を制御するための回路基板である。
バルブユニット33Bは、空気袋31A,31B,31L,31Rへの空気の供給を制御するためのユニットであり、制御基板33A上に取り付けられている。このバルブユニット33Bは、図示しない3つのソレノイドバルブと1つのリリーフバルブを主に有して構成されている。ソレノイドバルブは、ホース35〜37のいずれかが接続されており、それぞれ、空気の流路を形成するバルブボディ内に弁体とコイルとを主に有している。各バルブユニット33Bは、通常時には、弁体によって空気の流路が閉じられている。そして、乗員がコントローラ(図示省略)を操作することによってコイルへ通電がなされて励磁されると、弁体が移動することで空気の流路が開き、これにより、空気袋31A,31B,31L,31Rへポンプ32からの空気が供給可能に構成されている。なお、弁体の移動量(流路の開閉量)は、コイルへの通電量によって調整可能としてもよい。また、リリーフバルブは、ホース34と3つのソレノイドバルブとの間に接続されており、空気袋31A,31B,31L,31Rを膨張させるときには、ポンプ32から供給された空気を3つのソレノイドバルブ側に流し、空気袋31A,31B,31L,31Rを収縮させるときには、空気袋31A,31B,31L,31R側から流れ込んだ空気や、ポンプ32から供給された空気を外部に排出するように構成されている。
外側カバー部材120は、平面視において略L形状をなし、シートバックサイドフレーム51側(右側および前側)が開口した箱状に形成されている。この外側カバー部材120は、平面視略L形状をなす外側側壁部121と、外側側壁部121の上端部からシートバックサイドフレーム51(内側)に向けて延びる接続壁部122と、接続壁部122の内側端部から上方向(外側側壁部121が広がる方向の外側)に向けて延びる内側側壁部123とを主に有している。
外側側壁部121と内側側壁部123は、段差を形成しており、この段差部分は、図8に示すように、シートバックサイドフレーム51に覆うクッション材21の端部に形成された凹部21Bと係合するようになっている。そして、内側側壁部123は、その外面123Aにクッション材21の端部が隣接して配置され、外側側壁部121は、その外面121Aがクッション材21の外面21Aと略面一となるように延びている。
また、別の言い方をすれば、外側カバー部材120は、外側の壁の上縁部がシートバックサイドフレーム51(内側)に向けて凹むことで、外側側壁部121と、外側側壁部121に対して凹んだ内側側壁部123とを形成している。そして、開口縁部124と、外側の壁、すなわち、外側側壁部121および内側側壁部123との間には、外側側壁部121と開口縁部124との間の広い空間S1と、内側側壁部123と開口縁部124との間の狭い空間S2とが形成されることとなる。
制御ユニット33と内側カバー部材110は、この広い空間S1内に配置されている。また、内側カバー部材110と外側カバー部材120は、左右方向および前後方向に所定の隙間を有した状態で取付ブラケット9に固定されている。
図7(a)に示すように、外側側壁部121の後側の壁は、シートバックサイドフレーム51の後を通ってシートバックサイドフレーム51の左右方向内側に引き込まれているホース34〜37を後から覆う保護壁121Bとなっている。
図6に示すように、外側側壁部121の前側の壁の上下方向中央付近には、取付ブラケット9の上下一対の前側延出部94と係合する係合部125が設けられている。また、図9に示すように、外側側壁部121の後側の壁(保護壁121B)には、内面の上部に取付ブラケット9の上側支持部95に対応してリブ126が設けられ、下部に下側支持部96のネジ穴96Bに対応して貫通穴127(図7(a)参照)が設けられている。リブ126は、その前端面126Aが左斜め後から右斜め前に向けて傾斜しており、上側支持部95の端部が食い込むように係合している。
<制御ユニットとカバー部材の取り付け>
次に、左のシートバックサイドフレーム51への制御ユニット33とカバー部材100の取り付けについて説明する。
図6に示すように、シートバックサイドフレーム51に制御ユニット33を取り付ける際には、まず、取付ブラケット9をシートバックサイドフレーム51に取り付ける。具体的には、ボルト98を上側固定部91の貫通穴91Aと貫通穴51Cに通してナット(図示省略)に締結するとともに、ボルト99を下側固定部92の貫通穴92Aと貫通穴51Dに通してナットに締結することで、取付ブラケット9を左のシートバックサイドフレーム51の下部の外側に固定する。
このとき、上側固定部91と下側固定部92がシートバックサイドフレーム51の外面に当接するとともに、突出部93もシートバックサイドフレーム51の外面に当接するので、取付ブラケット9はシートバックサイドフレーム51の外面に対して3点で支持されることになる。これにより、取付ブラケット9(および取付ブラケット9に取り付けられる制御ユニット33やカバー部材100)の安定性を向上させることができる。
また、取付ブラケット9(これを介して取り付けられる制御ユニット33)は、シートバックサイドフレーム51に対し、凹部51Bを避けた位置(貫通穴51C)で締結により取り付けられ、また、サイドブラケット7の裏側となる位置でサイドブラケット7の溶接部W1〜W3を避けた位置(貫通穴51D)で締結により取り付けられている。このような構成により、車両用シート1では、取付ブラケット9などを比較的容易にシートバックサイドフレーム51に取り付けることができるようになっている。
次に、取付ブラケット9に制御ユニット33と内側カバー部材110を取り付ける。具体的には、制御ユニット33を内側カバー部材110に収容し、ネジ119を内側カバー部材110の貫通穴112に通して、取付ブラケット9のネジ穴90Aに螺合する。
車両用シート1においては、内側カバー部材110に3つの孔部111が設けられているため、この孔部111から、制御ユニット33の取り付け忘れがないか、また、制御ユニット33が正しく取り付けられているかを確認することができるようになっている。
最後に、取付ブラケット9に外側カバー部材120を取り付ける。具体的には、外側カバー部材120の前側(係合部125)を取付ブラケット9の上下一対の前側延出部94に係合し、図7(a)に示すように、後側において貫通穴127にネジ129を通して、取付ブラケット9の下側支持部96に設けられたネジ穴96Bに螺合する。このとき、リブ126には、上側支持部95の端部が係合する(図9参照)。取付ブラケット9に取り付けられた外側カバー部材120の保護壁121Bは、上側支持部95の端部および下側支持部96の後面部96Aによって内側から支持される。
<効果>
以上説明した車両用シート1によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
図3に示したように、シート部2のフレームを構成する剛性の高いシートバックサイドフレーム51に制御ユニット33を取り付けたので、制御ユニット33の取付剛性を向上させることができる。
また、エアバッグ装置54が右のシートバックサイドフレーム51に取り付けられ、制御ユニット33が左のシートバックサイドフレーム51に取り付けられているので、制御ユニット33とエアバッグ装置54との干渉を抑制することができる。また、制御ユニット33とエアバッグ装置54が同一のシートバックサイドフレーム51に取り付けられる場合と比較して、制御ユニット33とエアバッグ装置54の配置の自由度を向上させることができるとともに、制御ユニット33とエアバッグ装置54のコンパクトな配置が可能となる。
また、制御ユニット33やエアバッグ装置54がシートバックサイドフレーム51の外側に取り付けられ、空気袋31L,31Rがシートバックサイドフレーム51の内側に取り付けられているので、制御ユニット33またはエアバッグ装置54と、空気袋31L,31Rとの干渉を抑制しつつ、制御ユニット33、エアバッグ装置54および空気袋31L,31Rのコンパクトな配置が可能となる。
また、図6に示したように、制御ユニット33(取付ブラケット9)が凹部51Bを避けた位置でシートバックサイドフレーム51に対して締結により取り付けられているので、制御ユニット33を比較的容易にシートバックサイドフレーム51に取り付けることができる。また、凹部51Bを有することで、シートバックサイドフレーム51は全体として凹凸形状をなすことになるので、シートバックサイドフレーム51自身の剛性および制御ユニット33の取付剛性を向上させることができる。
また、制御ユニット33がサイドブラケット7の溶接部W1〜W3を避けた位置でシートバックサイドフレーム51に対して締結により取り付けられているので、受圧部材56を取り付けるためのサイドブラケット7を備える構成においても、制御ユニット33を比較的容易にシートバックサイドフレーム51に取り付けることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態で示したサポート装置3の具体的な構成は一例であり、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、乗員の腰部の後方に配置される空気袋は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、乗員の腰部の左右に配置される空気袋は、左右それぞれにおいて、2つ以上設けられていてもよい。さらに、ポンプは、シート部の左右のフレームを構成するサイドフレームの外側に配置されていてもよい。また、制御ユニット33は、右のシートバックサイドフレーム51に取り付けられていてもよい。さらに、制御ユニットは、乗物用シートに2つ設けられ、左右のシートバックサイドフレームに1つずつ取り付けられていてもよい。
また、前記実施形態では、制御ユニット33から左右の空気袋31L,31Rへ空気を供給するためのホース37が、途中で分岐して各空気袋31L,31Rに接続されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図3を参考にして説明すると、本発明は、制御ユニット33から左の空気袋31Lへ空気を供給するためのホースと、制御ユニット33から右の空気袋31Rへ空気を供給するためのホースとを別に備える構成であってもよい。なお、このような構成において、前記実施形態と同様に、制御ユニット33と空気袋31Lが、一のシートバックサイドフレーム51を挟んで配置されていると、制御ユニット33と空気袋31Lとの距離を近くすることができるので、制御ユニット33から空気袋31Lへガスを供給するためのホースの取り回し性を向上させることができるとともに、当該ホースの長さを短くすることができる。
前記実施形態では、制御ユニット33が取り付けられるサイドフレームとして、シートバックサイドフレーム51を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10に示すように、制御ユニット33が取り付けられるサイドフレームは、着座部サイドフレーム41であってもよい。また、サイドフレームは、前記実施形態の着座部サイドフレーム41とシートバックサイドフレーム51とが一体に(1部品として)形成されたようなものであってもよい。
前記実施形態では、エアバッグ装置54が左右のサイドフレームの一方(右のシートバックサイドフレーム51)に取り付けられ、制御ユニット33が左右のサイドフレームの他方(左のシートバックサイドフレーム51)に取り付けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御ユニットは、エアバッグ装置と上下方向に並んだ状態で一方のサイドフレームに取り付けられていてもよい。具体的には、制御ユニットが、エアバッグ装置の上方または下方に配置されて、エアバッグ装置が取り付けられたシートバックサイドフレームに取り付けられていてもよい。また、図10に示すように、エアバッグ装置54が右のシートバックサイドフレーム51に取り付けられ、制御ユニット33が、エアバッグ装置54の下方に配置されて、右の着座部サイドフレーム41に取り付けられていてもよい。このような構成によっても、制御ユニットとエアバッグ装置との干渉を抑制することができる。また、制御ユニットとエアバッグ装置が左右方向に並んだ状態でサイドフレームに取り付けられる場合と比較して、制御ユニットとエアバッグ装置のうち、特に後から取り付ける方の取付作業を容易に行うことができる。これにより、乗物用シートの組立性を向上させることができる。
前記実施形態で示したサイドブラケット7(左右のブラケット)の具体的な構成は一例であり、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、左右のブラケットには、下部連結ワイヤ58(取付部材)が係合する長穴71が設けられていたが、長穴71の代わりに、平面視においてU形状に折り曲げられた係合片が設けられていてもよい。また、左右のブラケットは、ボルトとナットの締結によりシートバックサイドフレームに固定されていてもよい。この場合、左右のブラケットの固定部分は、ボルト(またはナット)が配置された部分となる。
前記実施形態では、乗物用シートの適用例として、自動車などの車両用シート1を示したが、本発明はこれに限定されず、その他の乗物用シート、例えば、船舶用や航空機用のシートに適用することもできる。
1 車両用シート
2 シート部
3 サポート装置
4 着座部
5 シートバック
7 サイドブラケット
31A 空気袋
31B 空気袋
31L 空気袋
31R 空気袋
32 ポンプ
33 制御ユニット
40 着座部フレーム
50 シートバックフレーム
51 シートバックサイドフレーム
51B 凹部
54 エアバッグ装置
56 受圧部材
58 下部連結ワイヤ

Claims (7)

  1. 着座部およびシートバックを有するシート部と、前記シート部内に設けられた乗員の腰部のサポート位置を調整可能なサポート装置とを備えた乗物用シートであって、
    前記シート部の左右のフレームを構成する左右のサイドフレームと、
    前記サポート装置を構成し、膨張または収縮することで前記サポート位置を変更する空気袋と、
    前記空気袋にガスを供給するポンプと、
    前記空気袋の膨らみ量を調整する制御ユニットと、を備え、
    前記制御ユニットは、前記左右のサイドフレームの少なくとも一方に取り付けられ
    前記左右のサイドフレームは、前記シートバックの左右のフレームを構成する左右のシートバックサイドフレームであり、
    前記制御ユニットは、前記シートバックサイドフレームの外側に取り付けられ、
    前記制御ユニットが取り付けられたシートバックサイドフレームの内側には、前記空気袋が取り付けられ、
    前記制御ユニットと前記空気袋は、前記シートバックサイドフレームを挟んで配置されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 着座部およびシートバックを有するシート部と、前記シート部内に設けられた乗員の腰部のサポート位置を調整可能なサポート装置とを備えた乗物用シートであって、
    前記シート部の左右のフレームを構成する左右のサイドフレームと、
    前記サポート装置を構成し、膨張または収縮することで前記サポート位置を変更する空気袋と、
    前記空気袋にガスを供給するポンプと、
    前記空気袋の膨らみ量を調整する制御ユニットと、
    前記左右のサイドフレームとしての前記シートバックの左右のフレームを構成する左右のシートバックサイドフレームの間に配置され、前記シートバックサイドフレームに対して後退移動可能に設けられた受圧部材と、
    前記各シートバックサイドフレームに固定され、前記受圧部材が取付部材を介して取り付けられる左右のブラケットと、を備え、
    前記制御ユニットは、前記ブラケットの固定部分を避けた位置で前記左右のサイドフレームの少なくとも一方に対して締結により取り付けられていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 前記左右のサイドフレームの一方に取り付けられたエアバッグ装置を備え、
    前記制御ユニットは、前記左右のサイドフレームの他方に取り付けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記左右のサイドフレームの一方に取り付けられたエアバッグ装置を備え、
    前記制御ユニットは、前記エアバッグ装置と上下方向に並んだ状態で前記一方のサイドフレームに取り付けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
  5. 記制御ユニットは、前記シートバックサイドフレームの外側に取り付けられ、
    前記制御ユニットが取り付けられたシートバックサイドフレームの内側には、前記空気袋が取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の乗物用シート。
  6. 前記制御ユニットと前記空気袋は、前記シートバックサイドフレームを挟んで配置されていることを特徴とする請求項に記載の乗物用シート。
  7. 前記サイドフレームは、前記制御ユニットが取り付けられる側から見て凹状の凹部を有し、
    前記制御ユニットは、前記凹部を避けた位置で前記サイドフレームに対して締結により取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の乗物用シート。
JP2011278729A 2011-12-20 2011-12-20 乗物用シート Active JP5805515B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011278729A JP5805515B2 (ja) 2011-12-20 2011-12-20 乗物用シート
EP12198074.2A EP2607181B1 (en) 2011-12-20 2012-12-19 Vehicle seat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011278729A JP5805515B2 (ja) 2011-12-20 2011-12-20 乗物用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013129249A JP2013129249A (ja) 2013-07-04
JP5805515B2 true JP5805515B2 (ja) 2015-11-04

Family

ID=47504705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011278729A Active JP5805515B2 (ja) 2011-12-20 2011-12-20 乗物用シート

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP2607181B1 (ja)
JP (1) JP5805515B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104718106B (zh) * 2012-10-01 2018-04-27 提爱思科技股份有限公司 座椅靠背
GB2512136A (en) * 2013-03-21 2014-09-24 Daimler Ag Seat apparatus for a vehicle
JP6059633B2 (ja) * 2013-11-05 2017-01-11 本田技研工業株式会社 車両用シート
FR3016321B1 (fr) * 2014-01-10 2017-10-13 Faurecia Sieges D'automobile Coussin a rembordements pour siege de vehicule automobile
WO2017011391A1 (en) 2015-07-10 2017-01-19 Kongsberg Automotive, Inc. Lumbar support system for a vehicle seat assembly
US20180326881A1 (en) * 2017-05-11 2018-11-15 Lear Corporation Inflatable support bladder assembly
JP2018034803A (ja) * 2017-12-07 2018-03-08 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4589695A (en) * 1984-03-28 1986-05-20 Tachikawa Spring Co., Ltd. Vehicle seat
JPH01314645A (ja) * 1988-06-13 1989-12-19 Mazda Motor Corp 車両用シート装置
JPH0716367Y2 (ja) * 1988-10-20 1995-04-19 難波プレス工業株式会社 車両用シートのサポート装置
CA2244955C (en) * 1997-08-13 2006-12-05 Magna Interior Systems Inc. Adjustable comfort seat
EP1080994B1 (en) * 1999-09-02 2005-11-30 Honda elesys Co., Ltd. Passenger detection system with electrodes in the seat and detection method
JP2001150988A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Nanba Press Kogyo Kk ランバーサポート機能付き座席
JP2008264291A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Toyota Boshoku Corp 格納式シート
DE102008029339A1 (de) * 2008-05-27 2009-01-22 Daimler Ag Fahrzeugsitz
JP2010064632A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Toyota Motor Corp 車両用乗員拘束装置
KR101063385B1 (ko) * 2008-11-13 2011-09-07 기아자동차주식회사 지능형 차량 시트 서포트 시스템
JP5356850B2 (ja) * 2009-02-04 2013-12-04 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
JP2010235021A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Toyo Denso Co Ltd 空気圧制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013129249A (ja) 2013-07-04
EP2607181A1 (en) 2013-06-26
EP2607181B1 (en) 2018-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5805515B2 (ja) 乗物用シート
JP5792048B2 (ja) 乗物用シート
JP2013129245A (ja) 乗物用シート
US11787359B2 (en) Vehicle seat
US9821695B2 (en) Vehicle seat
JP2021079927A5 (ja)
JP2019031166A (ja) 乗物用シート
JP5809958B2 (ja) 乗物用シート
JP2024003116A (ja) 車両用シート
JP7448850B2 (ja) 乗物用シート
JP7089163B2 (ja) 乗物用シート
JP2022173304A (ja) 乗物用シート
JP7144674B2 (ja) 乗物用シート
JP5809960B2 (ja) 乗物用シート
JP5809959B2 (ja) 乗物用シート
JP6371444B2 (ja) 乗物用シート
JP6624247B2 (ja) 乗物用シート
JP4486868B2 (ja) 車両のシート構造
JP7144672B2 (ja) 乗物用シート
JP2019031165A (ja) 乗物用シート
JP6513724B2 (ja) 乗物用シート
JP2023077888A (ja) 乗物用シート
JP2024083196A (ja) 乗物用シート
JP2019182112A (ja) 乗物用シート
JP2016026958A (ja) 乗物用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5805515

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250