JP2019031166A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグを備えた乗物用シートにおいて、エアバッグをシートバックの背面上端から展開させる。【解決手段】シートクッション及びシートバックを備えた乗物用シートであって、シートバックが、シートバックフレームと、支持部材31を介してシートバックフレームに結合するエアバッグモジュール50と、シートバックフレーム、支持部材、及びエアバッグモジュールを上方及び後方から覆うパッド部材8と、パッド部材の表面に結合する表皮部材9とを有し、表皮部材のシートバックの背面上端に対応する部位にエアバッグ51の膨張によって開口するべき脆弱部75が形成され、パッド部材にエアバッグと脆弱部とを接続するスリット68が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、エアバッグを備えた前席用の乗物用シートに関する。
車両において、前席の乗物用シートに、後席の乗員を保護するエアバッグモジュールを備えたものがある(例えば、特許文献1)。このような乗物用シートにおいては、シートバックの背面から後方にエアバッグが展開する。
特開2016−210415号公報
前突等によって後席の乗員が前方に移動すると、後席の乗員の頭部が前席の背面上端に衝突することがある。
本発明は、以上の背景を鑑み、エアバッグを備えた乗物用シートにおいて、エアバッグをシートバックの背面上端から展開させることを課題とする。
上記課題を解決するために、シートクッション(3)及びシートバック(4)を備えた乗物用シート(1)であって、前記シートバックが、シートバックフレーム(7)と、支持部材(31、100)を介して前記シートバックフレームに結合するエアバッグモジュール(50)と、前記シートバックフレーム、前記支持部材、及び前記エアバッグモジュールを上方及び後方から覆うパッド部材(8)と、前記パッド部材の表面に結合する表皮部材(9)とを有し、前記表皮部材の前記シートバックの背面上端に対応する部位にエアバッグ(51)の膨張によって開口するべき脆弱部(75)が形成され、前記パッド部材に前記エアバッグと前記脆弱部とを接続するスリット(68)が形成されていることを特徴とする。
この態様によれば、脆弱部がシートバックの背面上端に設けられているため、エアバッグをシートバックの背面上端から展開させることができる。また、スリット及び脆弱部がエアバッグモジュールに対して斜め後ろ上方に配置されているため、エアバッグをシートバックの背面上端から斜め後ろ上方に展開させることができる。
また、前記シートバックフレームが、上下に延在する左右一対のサイドフレーム(11)と、前記両サイドフレームの上端を互いに接続するアッパフレーム(12)を含み、前記支持部材は、前記両サイドフレームと、前記アッパフレームとに結合しているとよい。
この態様によれば、エアバッグモジュールを強固にシートバックフレームに結合させることができる。
また、上記の態様において、前記シートバックフレームが、上下に延在する左右一対のサイドフレーム(11)と、前記両サイドフレームの上端を互いに接続するアッパフレーム(12)と、前記両サイドフレームに掛け渡されるワイヤ(101)とを有し、前記アッパフレームには、前記アッパフレームに結合し上下に延びる筒状のガイドステー(22)が結合され、前記ガイドステーには、ヘッドレストピラー(94)を受容するヘッドレストガイド(90)が嵌入され、前記ガイドステーは前記アッパフレームの下方に突出し、前記支持部材の上縁には下方に凹む受容凹部(106)が形成され、前記支持部材は下縁において前記ワイヤに結合され、上縁において前記ガイドステーが前記受容凹部に嵌合されて、前記ガイドステーに結合しているとよい。
この態様によれば、受容凹部にガイドステーを嵌合させることによって、支持部材の上部を容易にシートバックに結合させることができる。
また、上記の態様において、前記エアバッグモジュールは前記エアバッグの下側に設けられ、前記エアバッグを展開させるインフレータ(52)を有し、前記支持部材は略後方を向くガイド面(45)を有し、前記エアバッグは前記ガイド面の後方に配置されているとよい。
この態様によれば、ガイド面によって、エアバッグを後方又は上方に展開するように案内することができる。
また、上記の態様において、前記支持部材は前記ガイド面の下方において前方に凹む凹部(41)を有し、前記インフレータは前記凹部に収容されているとよい。
この態様によれば、インフレータのシートバックの後方への突出量を抑えることができる。
また、上記の態様において、前記ブラケットは前記ブラケットの下端において前記ガイド面の後方に延出する縁壁(46)を有し、前記縁壁は前記凹部の下部を画定する下壁(44)と同じ高さに形成され、前記インフレータは前記縁壁の上面に締結されているとよい。
この態様によれば、インフレータの締結部分を上下に延びるように配置することができるため、シートバックの前後方向への突出量を抑えることができる。
以上の構成によれば、エアバッグを備えた乗物用シートにおいて、エアバッグをシートバックの背面上端から展開させることができる。
ブラケットがアッパフレーム及び両サイドフレームに結合されている態様によれば、エアバッグモジュールを強固にシートバックフレームに結合させることができる。
受容凹部にガイドステーを嵌合されている態様によれば、支持部材の上部を容易にシートバックに結合させることができる。
支持部材がエアバッグの前方において略後方を向くガイド面を有する態様によれば、ガイド面によって、エアバッグを後方又は上方に展開するように案内することができる。
インフレータは凹部に収容されている態様によれば、シートバックの後方への突出量を抑えることができる。
インフレータは縁壁に締結されている態様によれば、上下に延びるように配置することができるため、シートバックの前後方向への突出量を抑えることができる。
乗物用シートにおけるエアバッグの展開を示す説明図 乗物用シートの背面図 乗物用シートのフレームの背面図 図3のIV―IV断面図 乗物用シートのヘッドレストガイド部分の上面図 第2実施形態における乗物用シートの断面図 第3実施形態における乗物用シートのフレームの背面図 第3実施形態における乗物用シートの断面図 第4実施形態における乗物用シートの断面図
以下、図面を参照して、本発明に係る乗物用シートを自動車に適用した2つの実施形態を説明する。
<<第1実施形態>>
図1に示されるように、本発明に係る第1実施形態の乗物用シート1は自動車の1列目の前席を構成している。図1及び図2に示されるように、乗物用シート1は、自動車のフロア2に設けられたシートクッション3と、シートクッション3の後部に支持されたシートバック4と、各シートバック4の上部に設けられたヘッドレスト5を有する。
図2に示されるように、シートバック4は、骨格としてのシートバックフレーム7と、シートバックフレーム7に支持されたパッド部材8と、パッド部材8の表面に設けられ、シートバック4の外面を構成する表皮部材9と、シートバック4の後部を構成するバックボード10とを有する。
シートバックフレーム7は、上下に延びる左右一対のサイドフレーム11と、左右に延びて左右のサイドフレーム11のそれぞれの上端に結合するアッパフレーム12と、左右に延びて左右のサイドフレーム11のそれぞれの下部に結合するロアフレーム13とを有する。左右の各サイドフレーム11の上部を構成する各サイドフレーム上部14とアッパフレーム12とは、1本の円形のパイプ材を逆U字状の門型に屈曲させることによって形成されている。また、各サイドフレーム11の下部を構成する各サイドフレーム下部15はそれぞれ、パイプ材の両端に溶接された板金部材によって形成されている。左右のサイドフレーム11には受圧ワイヤ16が上下に対をなして掛け渡されている。受圧ワイヤ16はそれぞれ金属の棒状部材によって形成されている。受圧ワイヤ16の前側には、乗員の背中を後退可能に支持する板状の受圧部材17が結合されている。
シートバックフレーム7の上部は、アッパフレーム12、及び左右のサイドフレーム上部14によって形成され、背面視で略台形状をなしている。
アッパフレーム12は、その左右における中間部の前側に平面状の前側面21を有する。前側面21は、円形のパイプ材を、断面が半円形となるように圧縮変形させることによって形成されている。前側面21には、左右一対のガイドステー22が溶接されている。各ガイドステー22は、両端が開口した四角筒形に形成されている。ガイドステー22は、それぞれの軸線が略上下に延び、互いに左右に間隔をおいて配置されている。
両サイドフレーム11及びアッパフレーム12には、ブラケット31が結合されている。ブラケット31は、シートバックフレーム7の上半部に位置している。ブラケット31は概ね前後方向に向く板状をなしている。ブラケット31は一つの板金から絞り加工された単一の板部材からなり、背面視で上方に向かって左右方向の幅が狭くなる略台形状をなしている。ブラケット31は上縁の左右に離れた2箇所においてアッパフレーム12に溶接されている。ブラケット31は左右縁のそれぞれにおいて、それぞれ両サイドフレーム11に溶接されている。
ブラケット31には前方に凹む凹部41が形成されている。凹部41はブラケット31の下縁に沿って、左右に延在するように形成されている。凹部41は後方を向く底壁42、下方を向く上壁43、上方を向く下壁44、及び左右側壁によって画定され、背面視で左右に延びる略直方体状をなしている。ブラケット31には凹部の上側に、略後方を向くガイド面45が形成されている。ガイド面45は凹部41の開口縁から上方に延び、ブラケット31の上縁に達している。
ブラケット31には、下縁に沿って後方に延出し、左右に延在する縁壁46が設けられている。縁壁46はガイド面45の後方、より詳細には、ガイド面45を上下左右に外挿した仮想面の後方に位置している。本実施形態では、縁壁46と下壁44とは同じ高さに形成され、連続して1つの壁を形成している。
ブラケット31には、エアバッグモジュール50が結合されている。エアバッグモジュール50は、エアバッグ51と、エアバッグ51の内部にガスを放出し、エアバッグ51を膨張させるインフレータ52とを含む。
インフレータ52は略円筒状をなし、径外方向に突出する雄ねじ部53を備えている。縁壁46には貫通孔が形成され、雄ねじ部53を縁壁46の貫通孔に通して、ナット55を結合させることによって、インフレータ52は縁壁46に締結されている。このとき、インフレータ52の一部は凹部41の内部に収容されている。雄ねじ部53はサイドフレーム11に沿って略上下方向に延びるように配置されているため、乗員側に突出しない。更に、雄ねじ部53にナット55を結合させ易い。
インフレータ52の上側には、エアバッグ51が折り畳まれた状態で配置されている。エアバッグ51はガイド面45の後方に位置している。
パッド部材8は、ポリウレタンフォーム等の可撓性を有するクッション材から形成されている。パッド部材8は、乗員の背中に対向する背もたれ面60を構成する前面部と、前面部の上縁から後方に延びる上面部62と、前面部の左右側縁から後方に延びる側面部と、上面部62の後端から下方に延びる後面部64とを備える。前面部、上面部62、及び側面部とは一体の第1パッド部材65によって形成され、後面部は第1パッド部材とは別体の第2パッド部材66によって形成されている。
前面部は上下に延び、前後に所定の厚みを有する略長方形状の板状をなしている。前面部はその後面において両サイドフレーム11、アッパフレーム12及び受圧部材17の前面に当接している。
上面部62は、側面視で、前面部の上縁から、アッパフレーム12の後縁まで後方に延びている。上面部62には、左右のガイドステー22の上端に対応する部分に上下に貫通するパッド貫通孔67が形成されている。各パッド貫通孔67には、対応するガイドステー22が挿入されている。
側面部はそれぞれ、前面部の左右側縁からサイドフレーム11の左右外面に沿ってサイドフレーム11の後方に延びている。
後面部64は上面部62の後端からブラケット31の下端よりも下方に延びている。上面部62は第1パッド部材65に形成され、後面部64は第1パッド部材65とは独立した第2パッド部材66に形成されているため、上面部62の後端と後面部64との上端とは分離されている。上面部62と後面部64との間には間隙68(以下では、スリットと記載する)が形成されている。スリット68はシートバック4の背面上端に位置している。
図3及び図4に示されるように、表皮部材9は、布や皮等の複数のシート材を縫合することによって形成されている。表皮部材9は、前面部の表面を覆う前部シート材と、左右の側面部の左右側面を覆う側部シート材72と、上面部62を覆う上部シート材73と、側面部の後面及び後面部64の後面を覆う後部シート材74とを有している。前部シート材の上縁及び上部シート材73の前縁と、前部シート材の左右側縁及び側部シート材72の前縁と、側部シート材72の上縁及び上部シート材73の左右側縁とは互いに縫合されている。
後部シート材74の上端と上部シート材73の後端とは互いに縫合されて、縫合部75を形成している。縫合部75は、表皮部材9において、他の縫合部分に比べて小さい荷重で破断する脆弱部として機能する。縫合部75はシートバック4の背面上端、より詳細にはスリット68の後端に位置している。縫合部75とエアバッグモジュール50とは、スリット68によって接続されている。後部シート材74の左右両端は側部シート材72の後縁にスライドファスナ等を用いて着脱可能に結合されているとよい。
バックボード10は樹脂製の板状部材であり、上下に延びる略長方形状をなしている。バックボード10の前面には、フック(図示せず)が設けられている。左右のサイドフレーム上部14には掛止ワイヤ(図示せず)が掛け渡されている。掛止ワイヤは所定の形状に屈曲した金属製の棒状部材によって形成されている。バックボード10は、フックが掛止ワイヤに掛け止めされることで、シートバックフレーム7に結合している。バックボード10は上部において後部シート材74の下縁に、左右側部において側部シート材72の後縁にそれぞれ当接し、シートバックフレーム7を後方から覆うように配置されている。
表皮部材9には、第1力布81及び第2力布82が設けられている。第1力布81及び第2力布82はそれぞれ、表皮部材9よりも伸縮性の小さいシート状部材によって形成されている。
第1力布81の一端側は、上部シート材73の後縁に縫合されている。第1力布81は他端側に、貫通孔83を備えている。
図4及び図5に示されるように、第1力布81の下側には、板状の補強部材84が配置されている。補強部材84は貫通孔85を有し、環状をなしている。補強部材84は樹脂によって形成されているとよい。第1力布81の貫通孔83と補強部材84の貫通孔85とが整合するように、補強部材84は第1力布81の下側に配置されて、第1力布81に縫合されている。補強部材84は第1力布81の上側に配置されてもよい。
第1力布81は第1パッド部材65の上面、より詳細には上面部62の上面に載置されている。ガイドステー22は、第1力布81の貫通孔83、及び補強部材84の貫通孔85を通過している。第1力布81の上面には、上部シート材73が載置されている。上部シート材73にはガイドステー22に対応する位置に貫通孔87が形成され、ガイドステー22は上部シート材73の貫通孔87を通過している。
ガイドステー22には、ヘッドレストガイド90が挿入されている。ヘッドレストガイド90は、ガイドステー22に嵌合する筒部91と、筒部91の上端から側方に張り出したフランジ部92とを有する。上部シート材73、第1力布81、及び補強部材84は、フランジ部92と第1パッド部材65との間に挟持されている。
ヘッドレスト5は、ヘッドレスト本体93と、ヘッドレスト本体93から突出する左右一対のヘッドレストピラー94とを備えている。ヘッドレストピラー94は筒部91に嵌め込まれている。ヘッドレスト5は筒部91によって、筒部91の軸線方向に沿って変位するように案内される。フランジ部92には、筒部91に対するヘッドレストピラー94の挿入位置を固定するための係止手段(図示せず)が設けられている。ヘッドレスト5は係止手段によって、所定の位置に固定されている。
第2力布82は一端側には、J字状の掛止部材であるフック95が複数結合されている。縁壁46には左右に延在する上下に貫通する貫通孔(図示せず)が形成され、その貫通孔に各フック95は掛け止めされている。第2力布82は後面部64の後縁に沿って、上方に延びて縫合部75の下側近傍に達している。第2力布82の他端側は、後部シート材74の上縁に縫合されている。
次に、乗物用シート1の動作について説明する。前突等によって、後席の乗員には前方に向く加速度や荷重が加わる。このような後席の乗員に加わる荷重を検出するため、例えば、後席の乗員が装着したシートベルト96に加わる荷重を検出するセンサ97が設けられていてもよい。
後席の乗員の加速度やシートベルト96に加わる荷重が所定値以上となると、インフレータ52からガスが放出される。インフレータ52から放出されるガスによってエアバッグ51はガイド面45に沿って斜め後ろ上方に膨張する。膨張したエアバッグ51は、スリット68の間を通過して、縫合部75に達する。このとき、エアバッグ51の膨張によって、第1力布81及び第2力布82に荷重が加わる。第1力布81及び第2力布82に加わった荷重は縫合部75に伝達され、縫合部75が破断し、シートバック4の背面上端に開口が形成される。エアバッグ51は開口を通ってシートバック4の背面上端から突出し、後方且つ斜め上方に膨張した後、下後方へ延びるように展開する。エアバッグ51は展開時には上に凸なアーチ状をなしている(図1の破線)。そのため、乗物用シート1と後席との距離によらず、乗員の上半身の前側にエアバッグ51を展開することができる。後席が乗物用シート1に近い場合には、エアバッグ51が折り曲げられるため、エアバッグ51の展開によって乗員に加わる後方への荷重を低減することができる。
次に、乗物用シート1の効果について説明する。シートバック4の背面上端に縫合部75が設けられているため、エアバッグ51がシートバック4の背面上端から展開する。そのため、後席の乗員の頸部や頭部のシートバック4の背面上端への衝突が防止されている。また、スリット68及び縫合部75がエアバッグモジュール50に対して斜め後ろ上方に配置されているため、エアバッグ51をシートバック4の背面上端から斜め後ろ上方に展開させることができる。展開後のエアバッグ51は、後席の乗員の頸部や頭部の前方に位置するため、乗員の頸部や頭部を保護することができる。
第1力布81の貫通孔83にはガイドステー22が通されている。そのため、第1力布81はガイドステー22の延在方向に垂直な方向の移動が規制されている。第1力布81はフランジ部92と第1パッド部材65との間に挟持されている。そのため、第1力布81はガイドステーの延在方向に沿う移動が規制されている。よって、第1力布81の貫通孔83の側の端部はガイドステー22に結合している。また、第1力布81には係止部材等を結合させる必要がなく、貫通孔83を設けることによってガイドステー22に結合させることができるため、第1力布81をシートバックフレーム7に結合させるために要する構造が簡素であり、第1力布81のガイドステー22への組み付けが容易である。
第1力布81の貫通孔83には、周縁部に沿って、樹脂製の補強部材84が結合されている。補強部材84が結合されることによって、貫通孔83の周縁部が補強されているため、貫通孔83を起点とする第1力布81の破断が防止されている。
エアバッグ51の膨張によって、第2力布82にエアバッグ51から荷重が加わる。第2力布82に加えられた荷重は縫合部75に伝わる。そのため、第1力布81のみが設けられた場合に比べて、第1力布81及び第2力布82が設けられた場合には、エアバッグ51からの荷重がより縫合部75に伝わり易く、エアバッグ51の膨張によって縫合部75が開口し易くなる。また、第2力布82はフック95を介してブラケット31に掛け止めされているため、第2力布82を容易にブラケット31に結合させることができる。また、本実施形態では第2力布82はブラケット31に掛け止めされていたが、第2力布82にクリップを設け、ブラケット31に設けられた貫通孔に嵌合させることによって、第2力布82をブラケット31に結合させてもよい。
ブラケット31は上端の少なくとも2箇所においてアッパフレーム12に溶接されて、ブラケット31の上部の略上下方向を軸線とする回転が規制されている。ブラケット31は左右両端においてサイドフレーム上部14に溶接されて、ブラケット31の下部の略上下方向を軸線とする回転が規制されている。ブラケット31が左右及び上下に離れた4箇所において溶接されているため、ブラケット31がシートバックフレーム7から外れ難い。そのため、エアバッグモジュール50を強固にシートバックフレーム7に結合させることができる。また、左右のサイドフレーム11がブラケット31によって接続されることによって、サイドフレームが補強され、シートバックフレーム7が変形し難くなる。
エアバッグ51の後方には略後方を向くガイド面45が形成され、エアバッグ51の下側にインフレータ52が配置されている。エアバッグ51はインフレータ52から供給されるガスによって、ガイド面45に沿って、斜め後ろ上方に膨張する。エアバッグ51は、ガイド面45によって、エアバッグ51を後方又は上方に展開するように案内することができる。
インフレータ52の一部が凹部41に収容されているため、シートバック4の後方への突出量を抑えることができる。
インフレータ52がガイド面45の後方に位置する縁壁46に締結されているため、エアバッグ51が膨張時にブラケット31における板材の屈曲部分(例えば、上壁43の後縁部分)に当接し難くなり、膨張時のエアバッグ51の破損を防止することができる。
シートバック4の背面には第2パッド部材66が設けられているため、シートバック4の背面が柔らかくなり、シートバック4の触り心地が向上する。また、第2パッド部材66は第1パッド部材65と別体で形成されている。第2パッド部材66は、第2力布82と後部シート材74との間に挿入することによって、容易に組み付けることができる。
<<第2実施形態>>
本発明に係る第2実施形態は、第1実施形態に比べて、第1力布81、補強部材84、及び上部シート材73がガイドステー22の上方に配置されている点が異なる。ヘッドレストガイド90は、第1力布81、補強部材84、及び上部シート材73の貫通孔を通過して、ガイドステー22に結合している。第1力布81、補強部材84、及び上部シート材73は、ヘッドレストガイド90とガイドステー22に挟持されている。
ヘッドレストガイド90が第1力布81の貫通孔83を通過しているため、水平方向、より詳しくは、ヘッドレストガイド90のガイドステー22への嵌入方向に垂直な方向の第1力布81の移動が規制されている。第1力布81はヘッドレストガイド90とガイドステー22との間に挟持されているため、上下方向の移動が規制されている。よって、第1力布81の貫通孔83の側の端部はシートバックフレーム7に結合されている。また、ヘッドレストガイド90を第1力布81の貫通孔83に通して、ガイドステー22に結合させることによって、第1力布81をシートバックフレーム7に結合させることができるため、組み付けるための構造が簡素であり、第1力布81の組み付けが容易である。
<<第3実施形態>>
本発明に係る第3実施形態は、第1実施形態に比べて、ブラケット31の代わりに、支持部材100が設けられている点が異なる。図7に示されるように、ガイドステー22はそれぞれアッパフレーム12の下方に突出している。左右のサイドフレーム11の上部には、支持ワイヤ101が左右に掛け渡されている。支持ワイヤ101は屈曲した金属製の棒状部材によって形成され、両端においてそれぞれサイドフレーム11に溶接されている。支持ワイヤ101には、前後に屈曲し、上面視でコノ字状をなす支持部102が左右に離れて2つ設けられている。支持部102の上側には金属製の板部材103が設けられ、板部材103は支持部102において支持ワイヤ101に溶接されている。
支持部材100は樹脂製の部材であり、基部104と、基部104の前面上縁に沿って、基部104の左右に離れて設けられた2つの受容部105とを備える。基部104は背面視で略台形の板状をなしている。受容部105は上面視で後方に向けて開口するコノ字状をなし、側面視で楔状をなしている。受容部105の後縁は基部104の前面上縁に結合している。基部104と受容部105とによって、支持部材100には下方に凹む受容凹部106が形成されている。
ガイドステー22はそれぞれアッパフレーム12の下方に突出している。ガイドステー22の下方には支持部材100が配置されている。各ガイドステー22の下部は、受容凹部106の内部に延び、受容凹部106に嵌合されている。これによって、支持部材100の上部はガイドステー22に結合し、支持部材100の上部の前後左右の移動が規制されている。
基部104の後面下部には、前方に凹む凹部41が形成されている。凹部41は基部104の下縁に沿って、左右に延在するように形成されている。凹部41は後方を向く底壁42、下方を向く上壁43、上方を向く下壁44、及び左右側壁によって画定され、背面視で左右に延びる略直方体状をなしている。基部104には凹部41の上側に、略後方を向くガイド面45が形成されている。ガイド面45は凹部41の開口縁から上方に延び、基部104の上縁に達している。
基部104の下縁には、後方に延出し、左右に延在する縁壁46が設けられている。縁壁46はガイド面45、より詳細には、ガイド面45を上下左右に外挿した仮想面よりも後方に位置している。本実施形態では、縁壁46と下壁44とは同じ高さに形成され、連続して1つの壁を形成している。
板部材103及び縁壁46には貫通孔が形成されている。インフレータ52の雄ねじ部53は、それらの貫通孔に上方から挿入され、雄ねじ部53に結合されたナット55によって、インフレータ52及び支持部材100は板部材103に共締めされている。
第3実施形態においては、第2力布82には第1実施形態と同様にフック95が設けられ、フック95は支持部材100の縁壁46に設けられた貫通孔に掛け止めされている。
受容凹部106にガイドステー22を嵌合させることによって、支持部材100の上部は前後左右への移動が規制されている。支持部材100は縁壁46において板部材103に締結されることによって、支持部材100の上部の上下の移動が規制されている。したがって、支持部材100の上部をシートバックフレーム7に締結する必要がなく、支持部材100の上部を容易にシートバック4に結合させることができる。
第1実施形態と同様に、第2力布82が設けられているため、エアバッグ51の膨張圧が縫合部75に伝わり易くなる。また、第2力布82は支持部材100に掛け止めされることによってシートバック4に結合されているため、第2力布82の組み付けが容易である。
支持部材100は樹脂製であるため、乗物用シート1を軽量化することができる。また、支持部材100が軽量であるため、組み付けし易くなる。
<<第4実施形態>>
本発明に係る第4実施形態は、第3実施形態に比べて、第1力布81及び補強部材84の配置が異なる。図9に示されるように、第1力布81の貫通孔83の側の端部は、アッパフレーム12の下側に位置している。ガイドステー22の下部は、第1力布81の貫通孔83及び補強部材84の貫通孔85を上方から通過している。ガイドステー22には、第3実施形態と同様に、第1力布81及び補強部材84の下側から支持部材100が嵌合され、第1力布81と補強部材84はアッパフレーム12と支持部材100との間に挟持されている。
ガイドステー22の下部が第1力布81の貫通孔83を通過しているため、第1力布81の水平方向の移動が規制されている。第1力布81がアッパフレーム12と支持部材100との間に挟持されているため、上下方向の移動が規制されている。よって、第1力布81はシートバックフレーム7に結合されている。また、ガイドステー22の下部を第1力布81の貫通孔83に通し、ガイドステー22に支持部材100を嵌めこむことによって、第1力布81はガイドステー22に結合するため、結合させるための構造が簡素であり、第1力布81の組み付けが容易である。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。上記第4実施形態では、支持部材100はガイドステー22及びワイヤを介してシートバック4に結合されていたが、各ガイドステー22の下部に支持部材を接着等で結合させてもよい。
上記実施形態では、上部シート材73の後縁及び後部シート材74の上縁との縫合部分が他の縫合部分に比べて小さい荷重で破断するように設定されていたが、更に上部シート材73の左右縁と側部シート材72の上縁との縫合部分も、他の縫合部分に比べて小さい荷重で破断するように設定されていてもよい。
1 :乗物用シート
3 :シートクッション
4 :シートバック
8 :パッド部材
9 :表皮部材
11 :サイドフレーム
12 :アッパフレーム
22 :ガイドステー
31 :ブラケット(支持部材)
41 :凹部
44 :下壁
45 :ガイド面
46 :縁壁
50 :エアバッグモジュール
51 :エアバッグ
52 :インフレータ
68 :スリット
75 :縫合部
90 :ヘッドレストガイド
94 :ヘッドレストピラー
100 :支持部材
101 :支持ワイヤ(ワイヤ)
106 :受容凹部

Claims (6)

  1. シートクッション及びシートバックを備えた乗物用シートであって、
    前記シートバックが、シートバックフレームと、支持部材を介して前記シートバックフレームに結合するエアバッグモジュールと、前記シートバックフレーム、前記支持部材、及び前記エアバッグモジュールを上方及び後方から覆うパッド部材と、前記パッド部材の表面に結合する表皮部材とを有し、
    前記表皮部材の前記シートバックの背面上端に対応する部位にエアバッグの膨張によって開口するべき脆弱部が形成され、
    前記パッド部材に前記エアバッグと前記脆弱部とを接続するスリットが形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記シートバックフレームが、上下に延在する左右一対のサイドフレームと、前記両サイドフレームの上端を互いに接続するアッパフレームを含み、
    前記支持部材は、前記両サイドフレームと、前記アッパフレームとに結合していることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記シートバックフレームが、上下に延在する左右一対のサイドフレームと、前記両サイドフレームの上端を互いに接続するアッパフレームと、前記両サイドフレームに掛け渡されるワイヤとを有し、
    前記アッパフレームには、前記アッパフレームに結合し上下に延びる筒状のガイドステーが結合され、
    前記ガイドステーには、ヘッドレストピラーを受容するヘッドレストガイドが嵌入され、
    前記ガイドステーは前記アッパフレームの下方に突出し、
    前記支持部材の上縁には下方に凹む受容凹部が形成され、
    前記支持部材は下縁において前記ワイヤに結合され、上縁において前記ガイドステーが前記受容凹部に嵌合されて、前記ガイドステーに結合していることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  4. 前記エアバッグモジュールは前記エアバッグの下側に設けられ、前記エアバッグを展開させるインフレータを有し、
    前記支持部材は略後方を向くガイド面を有し、
    前記エアバッグは前記ガイド面の後方に配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記支持部材は前記ガイド面の下方において前方に凹む凹部を有し、
    前記インフレータの少なくとも一部は前記凹部に収容されていることを特徴とする請求項4に記載の乗物用シート。
  6. 前記支持部材は前記支持部材の下端において前記ガイド面の後方に延出する縁壁を有し、
    前記凹部の下部を画定する下壁と前記縁壁とは同じ高さに形成され、
    前記インフレータは前記縁壁に締結されていることを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート。
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