JP6597203B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに係り、特に、サイドエアバッグ装置を備える乗物用シートに関する。
車両の側面衝突時に車両用シートの側部にエアバッグを膨出展開させて、乗員を保護するサイドエアバッグ装置を備えた車両用シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、下記の特許文献2には、サイドフレームのシート幅方向外側にエアバッグを、シート幅方向内側にインフレータを設けて、サイドフレームエアバッグ装置の組付け性を向上させた車両用シートについて開示されている。
特開2009−35089号公報 特開2012−158260号公報
サイドエアバッグ装置を取り付けるシートの側部には設置スペースが限られている。また、上記の特許文献2に記載のように、エアバッグとインフレータとを別体として配置の自由度を向上させることも提案されているが、特許文献2に記載の発明では、インフレータはパイプにかしめられて保持されており、衝突時の衝撃でインフレータがパイプから外れる虞がある。サイドエアバッグ装置が安定して保持されていないと、サイドエアバッグ装置の機能が十分に発揮されない事態が生じ得る。
このように、乗物用シートにおいては、サイドエアバッグ装置の取付性を向上させることが課題となっている。また、サイドエアバッグ装置の重量の増加を抑えるために、サイドエアバッグ装置の取付に係る部品点数を削減することも課題となっている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、サイドエアバッグ装置の取付性を向上させた乗物用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、サイドエアバッグ装置の取付に係る部品点数を削減することができる乗物用シートを提供することにある。
前記課題は、シートバックフレームのサイドフレームと上部フレームとの連結部分に対し上下方向において少なくとも一部が重なる位置に取り付けられるブラケットと、前記ブラケットに取り付けられ、前記サイドフレームに対しシート幅方向外側に配されるエアバッグと、前記ブラケットに取り付けられ、前記サイドフレームに対しシート幅方向内側に配されるインフレータと、前記サイドフレームに形成される貫通孔を通じて前記インフレータと前記エアバッグを連結するパイプと、を備え、前記エアバッグと前記インフレータが前記ブラケットに共締め固定されることを特徴とする乗物用シートにより解決される。
上記の乗物用シートによれば、エアバッグとインフレータとを別体に構成し、両者の配置自由度を向上させつつ、サイドフレームと上部フレームとの連結部分に設けられたブラケットに両者を共締めして固定するようにしたことで、エアバッグとインフレータを含むエアバッグ装置の部品点数を削減することができる。
また、サイドフレームと上部フレームとの連結部分は剛性が高く、こうした剛性の高い箇所にブラケットを介してエアバッグとインフレータを取り付けることで、エアバッグとインフレータとを安定的に保持可能となる。
また、エアバッグとインフレータとはサイドフレームに対しシート内側と外側に配され、両者を繋ぐパイプはサイドフレームに形成された貫通孔を通じているため、パイプの長さを短くすることができる。これにより、エアバッグ装置の小型化及び軽量化が可能となる。
上記の乗物用シートにおいて、前記ブラケットは、前記サイドフレームからシート前方に延出し、前記エアバッグと前記インフレータが取り付けられる取付領域を有し、前記取付領域における、前記シート幅方向内側の面に前記インフレータが取り付けられ、前記シート幅方向外側の面に前記エアバッグが取り付けられることとしてよい。
上記構成によれば、サイドフレームに対してシート前方に延出する延出領域のシート内側の面とシート外側の面にインフレータとエアバッグとがそれぞれ取り付けられることで、インフレータとエアバッグを含むエアバッグ装置を小型・軽量化することができる。これにより、エアバッグ装置を備える乗物用シートを小型・軽量化できる。
上記の乗物用シートにおいて、前記ブラケットは、前記取付領域からシート幅方向に延出し、前記エアバッグの展開方向を案内する案内部材を係止する係止部が形成される係止部形成領域を有することとしてよい。
上記構成によれば、エアバッグと案内部材の係止部とを近接して配置することができるため、エアバッグを案内部材により案内される方向に効率良く展開させることができる。
上記の乗物用シートにおいて、前記上部フレームと前記サイドフレームに架設するワイヤフレームをさらに備え、前記取付領域は、前記サイドフレームと前記ワイヤフレームに架設することとしてよい。
上記構成によれば、インフレータとエアバッグとが取り付けられるブラケットの取付領域の剛性を高めることができる。
上記の乗物用シートにおいて、前記パイプは、前記インフレータで発生するガスを前記エアバッグに下方から入力することとしてよい。
上記構成によれば、エアバッグの下方からガスが入力されるため、エアバッグを下方から上方にかけて展開させることができる。これにより、衝突の発生後の適切なタイミングで頭部を保護するようにエアバッグを展開させることができる。
上記の乗物用シートにおいて、前記インフレータは、前記パイプとの連結部分を下方に向けて前記ブラケットに取り付けられることとしてよい。
上記構成によれば、インフレータとエアバッグを接続するパイプの長さを短くするとともに、パイプの屈曲箇所を少なくすることができる。
上記の乗物用シートにおいて、前記パイプは、略U字状のパイプであることとしてよい。
上記構成によれば、インフレータで発生するガスをエアバッグにスムーズに流入させ、エアバッグを効率良く展開させることができる。
上記の乗物用シートにおいて、前記パイプは、前記サイドフレームに形成される前記貫通孔と係合するサイドフレーム係合部を有することとしてよい。
上記構成によれば、インフレータとエアバッグとを繋ぐパイプをサイドフレームに対し安定的に固定できる。
本発明によれば、エアバッグとインフレータの配置自由度を向上させつつ、エアバッグとインフレータを含むエアバッグ装置の部品点数を削減することができる。
本発明の一態様によれば、インフレータとエアバッグを含むエアバッグ装置を小型・軽量化することができる。
本発明の一態様によれば、エアバッグを案内部材により案内される方向に効率良く展開させることができる。
本発明の一態様によれば、インフレータとエアバッグとが取り付けられるブラケットの取付領域の剛性を高めることができる。
本発明の一態様によれば、衝突の発生後の適切なタイミングで頭部を保護するようにエアバッグを展開させることができる。
本発明の一態様によれば、インフレータとエアバッグを接続するパイプの長さを短くするとともに、パイプの屈曲箇所を少なくすることができる。
本発明の一態様によれば、インフレータで発生するガスをエアバッグにスムーズに流入させ、エアバッグを効率良く展開させることができる。
本発明の一態様によれば、インフレータとエアバッグとを繋ぐパイプをサイドフレームに対し安定的に固定できる。
車両用シートの斜視図である。 シートバックフレームの斜視図である。 サイドエアバッグ装置が取り付けられるサイドフレームの側面図である。 図1のIV-IVにおける車両用シートの断面図である。 図1のV-Vにおける車両用シートの断面図である。
本発明の実施の形態(以下、本実施形態)は、シートバックフレームのサイドフレームと上部フレームとの連結部分に対し上下方向において少なくとも一部が重なる位置に取り付けられるブラケットと、前記ブラケットに取り付けられ、前記サイドフレームに対しシート幅方向外側に配されるエアバッグと、前記ブラケットに取り付けられ、前記サイドフレームに対しシート幅方向内側に配されるインフレータと、前記サイドフレームに形成される貫通孔を通じて前記インフレータと前記エアバッグを連結するパイプと、を備え、前記エアバッグと前記インフレータが前記ブラケットに共締め固定されることを特徴とする乗物用シートに関するものである。
また、本実施形態では、図1乃至図5に基づいて、本発明に係る乗物用シートを車両のシート(車両用シート)に適用した場合を例として説明する。
なお、以下の説明中において、「前後方向」とは、車両用シートの着座者から見たときの前後方向を意味し、車両の走行方向と一致する方向である。「シート幅方向」とは、車両用シートの横幅方向を意味し、車両用シートの着座者から見たときの左右方向と一致する。また、「上下方向」とは、車両用シートの高さ方向を意味し、車両用シートを正面から見たときの上下方向と一致する。
図1には、本実施形態に係る車両用シートSの斜視図を示している。図2には、車両用シートSのシートバックS1の骨格となるシートバックフレーム10の斜視図を示している。
図3には、サイドエアバッグ装置1が取り付けられるサイドフレーム12の側面図を示している。
図4には、図1のIV-IVにおける車両用シートSの断面図を、図5には、図1のV-Vにおける車両用シートSの断面図を示している。
図1に示されるように、車両用シートSは、背もたれ部分となるシートバックS1と、着座部分となるシートクッションS2と、シートバックS1の上部に配され乗員の頭部を支持するヘッドレストS3を備える。
シートバックS1の側方の内部には、サイドエアバッグ装置1が配置されている。サイドエアバッグ装置1は、エアバッグ20と、インフレータ25と、インフレータ25とエアバッグ20を連結するパイプ30を備える。
本実施形態では、サイドエアバッグ装置1は、車両用シートSのシート幅方向の側部の少なくとも一方に設けられる。ここで車両の側面衝突時においては、その衝撃でインフレータ25がガスを発生し、インフレータ25が発生したガスを、パイプ30を通してエアバッグ20に流入させる。これにより、エアバッグ20を、シートバックS1の側部の開裂部から膨出展開させ、シートバックS1の乗員を、隣に着座する乗員等との衝突から保護するようにしている。
ここで、エアバッグ20の内圧を保持する時間を長くするためには、サイドエアバッグ装置1に備えられるインフレータ25のサイズを大きくする必要がある。一方で、車両用シートSのセンタ側にはアームレスト等の部材が取り付けられていることがあり、サイドエアバッグ装置1の取り付けスペースが限られている。そこで、本実施形態においては、エアバッグ20とインフレータ25とを別体として構成し、両者を異なる位置に取り付けるようにしている。
以下、図2乃至図5に基づいて、サイドエアバッグ装置1の構成及び取り付けの詳細について説明する。
まず、サイドエアバッグ装置1が取り付けられるシートバックフレーム10の構成について説明する。図2に示されるように、シートバックフレーム10は、逆さU字形の上部フレーム11と、それぞれシート幅方向端部をなす一対のサイドフレーム12と、一対のサイドフレーム12の下端部の間に架設された下部フレーム13と、を備える。
上部フレーム11の下端部と、サイドフレーム12の上端部はそれぞれ上下方向で重なるように配置されており、上部フレーム11の下端部と、サイドフレーム12の上端部は溶接により固定されている。
また、上部フレーム11の上部には、シート幅方向内側に折れ曲がる屈曲部が設けられている。また、上部フレーム11の屈曲部の上部には、上部フレーム11の両端を架設するクロスメンバ14が設けられている。
さらに、サイドエアバッグ装置1が取り付けられる側のサイドフレーム12と、上部フレーム11とに対して、シート前方に延出するワイヤフレーム26が取り付けられる。なお、ワイヤフレーム26はサイドフレーム12と上部フレーム11に対して溶接により固定されることとしてよい。
以下、サイドエアバッグ装置1が取り付けられるブラケット31の構成について説明する。図2及び図3に示されるように、略L字形状の2つのブラケット31が上下に配置され、各々がサイドフレーム12と、ワイヤフレーム26とに架設するように取り付けられる。なお、ブラケット31の端部とサイドフレーム12、及びブラケット31の折れ曲がり部とワイヤフレーム26はそれぞれ溶接により固定されることとしてよい。
図2乃至図4に示されるように、ブラケット31は、エアバッグ20とインフレータ25とが取り付けられる取付領域31aと、エアバッグ20の展開方向を案内する案内部材である力布38が取り付けられる力布係止領域31bとを有する。
ここで、取付領域31aは、サイドフレーム12に対しシート幅方向外側において、シート前後方向に延出している。また、力布係止領域31bは、取付領域31aのシート前方端部からシート幅方向内側に延出している。
取付領域31aには、エアバッグ20とインフレータ25とが共締めされる共締め孔31cが形成される。以下、ブラケット31に対するエアバッグ20とインフレータ25との取り付け構造の詳細について説明する。
図2及び図4に示されるように、インフレータ25は、サイドフレーム12に沿って上下に延在する向きであって、パイプ30との連結部分を下に向けた状態で、インフレータ25の側面に巻きつけられた帯状のベルト24によって保持されている。かかるベルト24は、上下に離間して2つ設けられて、インフレータ25の上下を保持している。そして、ベルト24の両端部側のそれぞれに、第1ボルト22を通すための通し孔が厚さ方向に形成されている。
そして、リテーナ21の通し孔、ブラケット31の共締め孔31c、ベルト24の通し孔がシート幅方向に連通するように重ねられて配置される。これらの孔にシート幅方向外側から第1ボルト22を通した上で、シート幅方向内側から第1ボルト22に螺合する第1ナット23により締結することにより、各部材が共締めされることとなる。換言すると、エアバッグ20とインフレータ25とは、第1ボルト22と第1ナット23との締結による共締めによって、サイドフレーム12に取り付けられたブラケット31に固定されている。上記のようにエアバッグ20とインフレータ25とを共締めによりブラケット31に固定することにより、エアバッグ20とインフレータ25とをブラケット31に締結する際の部品点数を削減し、且つ、エアバッグ20とインフレータ25との配置を近づけることができる。
また、図3に示されるように、サイドフレーム12の側面には貫通孔12aが形成されている。かかる貫通孔12aは、ブラケット31の取り付け部分より下方に位置している。
そして、図5に示されるように、貫通孔12aには、エアバッグ20とインフレータ25を連結する略U字形状のパイプ30が挿通される。これにより、インフレータ25で発生したガスを、パイプ30を通じて下方からエアバッグ20に入力するようにしている。このように、エアバッグ20とインフレータ25とをサイドフレーム12に形成した貫通孔12aを通じてパイプ30により接続することにより、サイドフレーム12に対してシート幅方向内側と外側に配置されたエアバッグ20とインフレータ25を接続するパイプ30の長さを短くすることができる。
また、図5に示されるように、パイプ30には係止部30aが設けられており、係止部30aが貫通孔12aに係止されることによりパイプ30の位置ずれを抑制している。
次に、エアバッグ20の展開方向を案内する力布38の取り付け構造について説明する。力布38は、シート外側に配されるアウター力布38aと、シート内側に配されるインナー力布38bとから構成される。
アウター力布38aとインナー力布38bのそれぞれにおける、ブラケット31に取り付けられる側と反対側の端部は、開裂部37bにおいてクッション材37の表皮材37aの端部と縫合部39において共縫いされている。これにより、エアバッグ20にインフレータ25で発生したガスが入力された場合には、力布38により膨出方向が案内され、エアバッグ20が開裂部37bを開裂しながら展開するようになる。
以下、ブラケット31への力布38の取り付け構造について説明する。図2乃至図4に示されるように、ブラケット31の力布係止領域31bには、力布38の端部に取り付けられた力布ワイヤ32を係止する力布ワイヤ取付孔31dが形成される。
図4に示されるように、力布ワイヤ取付孔31dには、第1力布ワイヤ32aと第2力布ワイヤ32bが掛け止めされており、第1力布ワイヤ32aと第2力布ワイヤ32bの端部がそれぞれ絡み合うようにして留められている。
ここで、第1力布ワイヤ32aの端部には、アウター力布38aの端部を巻きつけ、縫合部40で縫合することで、第1力布ワイヤ32aがアウター力布38aに取り付けられている。同様に、第2力布ワイヤ32bの端部には、インナー力布38bの端部を巻きつけ、縫合部41で縫合することで、第2力布ワイヤ32bがインナー力布38bに取り付けられている。なお、力布38の取り付け構造は上記の実施形態に限定されるものではなく、他の態様であってもよい。
以上説明したサイドエアバッグ装置1を備える車両用シートSでは、エアバッグ20とインフレータ25とを別体とし、それぞれをサイドフレーム12と上部フレーム11との連結部分の周囲に取り付けるようにしている。これにより、エアバッグ20とインフレータ25の配置自由度を向上させることができる。また、本実施形態に係る車両用シートSによれば、大型のエアバッグ及びインフレータについても配置場所の確保が容易となる。
そして、上記の車両用シートSでは、サイドフレーム12と上部フレーム11の連結部分に設けられたブラケット31にエアバッグ20とインフレータ25を共締めして固定するようにしたことで、エアバッグ20とインフレータ25を含むサイドエアバッグ装置1の部品点数を削減することができる。
なお、サイドフレーム12と上部フレーム11との連結部分は剛性が高く、こうした剛性の高い箇所にエアバッグ20とインフレータ25を取り付けることで、エアバッグ20とインフレータ25とを安定的に保持可能となる。
また、エアバッグ20をサイドフレーム12に対しシート外側に、インフレータ25をサイドフレーム12に対しシート内側に配置し、サイドフレーム12に形成した貫通孔12aを通じて、エアバッグ20とインフレータ25とを接続したことにより、両者を繋ぐパイプ30の長さを短くすることができる。これにより、サイドエアバッグ装置1の小型化及び軽量化が可能となる。
また、サイドフレーム12に対してシート前方に延出する延出領域のシート内側の面とシート外側の面にエアバッグ20とインフレータ25とを配置してすることで、エアバッグ20とインフレータ25とを近接配置することができる。これにより、エアバッグ20とインフレータ25を含むサイドエアバッグ装置1を小型化することができる。
また、エアバッグ20を取り付けるブラケット31に、力布38を係止させるようにしたことで、エアバッグ20を力布38の中で効率良く展開させることができる。
また、エアバッグ20とインフレータ25とが取り付けられるブラケット31の取付領域31aを、サイドフレーム12とワイヤフレーム26に架設するようにしたことで、取付領域31aの剛性を高めることができる。
パイプ30は、インフレータ25で発生するガスをエアバッグ20に下方から入力するようにしたことで、エアバッグ20をシート下方から上方にかけて展開させることができる。これにより、衝突の発生後の適切なタイミングで乗員の頭部を保護するようにエアバッグ20を展開させることができる。
また、車両用シートSでは、インフレータ25とパイプ30との連結部分がシート下方に向くように、インフレータ25をブラケット31に取り付けることとしている。これにより、パイプ30の長さを短くするとともに、パイプ30の屈曲箇所を少なくすることができる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
S 車両用シート
S1 シートバック
S2 シートクッション
S3 ヘッドレスト
1 サイドエアバッグ装置
10 シートバックフレーム
11 上部フレーム
12 サイドフレーム
12a 貫通孔
13 下部フレーム
14 クロスメンバ
20 エアバッグ
21 リテーナ
22 ボルト
23 ナット
24 ベルト
25 インフレータ
26 ワイヤフレーム
30 パイプ
30a 係止部
31 ブラケット
31a 取付領域
31b 力布係止領域
31c 共締め孔
31d 力布ワイヤ取付孔
32 力布ワイヤ
32a 第1力布ワイヤ
32b 第2力布ワイヤ
37 クッション材
37a 表皮材
37b 開裂部
38 力布
38a アウター力布
38b インナー力布
39 縫合部
40 縫合部
41 縫合部

Claims (8)

  1. シートバックフレームのサイドフレームと上部フレームとの連結部分に対し上下方向において少なくとも一部が重なる位置に取り付けられるブラケットと、
    前記ブラケットに取り付けられ、前記サイドフレームに対しシート幅方向外側に配されるエアバッグと、
    前記ブラケットに取り付けられ、前記サイドフレームに対しシート幅方向内側に配されるインフレータと、
    前記サイドフレームに形成される貫通孔を通じて前記インフレータと前記エアバッグを連結するパイプと、を備え、
    前記エアバッグと前記インフレータが前記ブラケットに共締め固定されることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記ブラケットは、前記サイドフレームからシート前方に延出し、前記エアバッグと前記インフレータが取り付けられる取付領域を有し、
    前記取付領域における、前記シート幅方向内側の面に前記インフレータが取り付けられ、前記シート幅方向外側の面に前記エアバッグが取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記ブラケットは、
    前記取付領域からシート幅方向に延出し、前記エアバッグの展開方向を案内する案内部材を係止する係止部が形成される係止部形成領域を有することを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記上部フレームと前記サイドフレームに架設するワイヤフレームをさらに備え、
    前記取付領域は、前記サイドフレームと前記ワイヤフレームに架設することを特徴とする請求項2又は3に記載の乗物用シート。
  5. 前記パイプは、前記インフレータで発生するガスを前記エアバッグに下方から入力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の乗物用シート。
  6. 前記インフレータは、前記パイプとの連結部分を下方に向けて前記ブラケットに取り付けられることを特徴とする請求項5に記載の乗物用シート。
  7. 前記パイプは、略U字状のパイプであることを特徴とする請求項5又は6に記載の乗物用シート。
  8. 前記パイプは、前記サイドフレームに形成される前記貫通孔と係合するサイドフレーム係合部を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の乗物用シート。
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