JP2008213679A - シートベルトのバックル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動と回動、2方向への回動が一度に発生しても、確実にバックルを最適位置に位置させる。
【解決手段】少なくとも上方が開口し、かつ一方側壁に例えば長孔3bを設けた容器3と、容器3の長孔3bに挿入され、容器3内に上方の開口から下部を挿入したバックル2を容器3に取付ける、長孔3bより小径のピン4と、このピン4の挿入部における容器3の内側とバックル2間に設置され、バックル2を長孔3bの最上部位置で保持し、下方向への移動時には上方向への復帰を行なわせるコイルスプリング5と、容器3とバックル2との間に設置され、バックル2の回動時、回動停止位置での緩衝と、回動力が解除された場合の復帰を行わせるゴム6を備えたシートベルトのバックル装置1である。
【効果】移動や回動が一度に行われた場合でも、確実に元の位置に復帰できる。またサブマリン現象が起こった場合にも、乗員の拘束が確実に行える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車のシートベルトを着脱するバックル装置に関し、特に後部座席への取付けに適したバックル装置に関するものである。
自動車には、乗員の安全確保を目的として、幾つかの安全装置が設置されている。その1つであるシートベルト装置は、その一端を車体に取付けたシートベルトを、スルーアンカーで方向を変えるなどした後、バックル装置に装着することで乗員を拘束し、衝突などの緊急時に、乗員を保護する。
このバックル装置を後部座席に取付ける場合、従来は、車体の床部に取付けたアンカープレートに、シートクッション部に開けた孔を通したベルトやワイヤーなどで繋いだ構造であった。
このように、アンカープレートとバックル本体をベルトやワイヤーなどで繋いだ理由は、乗員が後部座席に乗り込む時に、乗員の臀部にバックル本体が当たっても痛くないようにするためである。
また、例えばサブマリン現象が起こった場合に、乗員の拘束を確実に行うためには、バックル本体はシートクッション部の内部に設置し、できるだけ車体の床部に近づけることが望ましい。
そこで、常にバックル本体の最適位置を維持し、しかも車体床部近傍への設置を可能にして、サブマリン現象が起こった場合の乗員拘束を確実に行えるよう、上下移動と2方向の回動及び自動復帰を可能に構成したバックル装置が開示されている(特許文献1)。
特開平10−203304号公報
しかしながら、特許文献1で開示されたバックル装置は、移動と回動や、2方向への回動が一度に発生した場合、確実な復帰が担保されない場合が起こり得る。
本発明が解決しようとする問題点は、バックル本体を最適位置に位置させることが可能な従来装置では、移動と回動や、2方向への回動が一度に発生した場合、確実な復帰が担保されない場合が起こり得るという点である。
本発明のシートベルトのバックル装置は、このような観点からなされたもので、車体床部近傍への設置を可能にしつつ、移動と回動や、2方向への回動が一度に発生した場合でも、確実にバックル本体を最適位置に位置させるようにするものである。
すなわち、本発明のシートベルトのバックル装置は、
少なくとも上方が開口し、かつ一方側壁に孔を設けた容器と、
この容器の前記孔に挿入され、この容器内に前記上方の開口から下部を挿入したバックルを容器に取付ける、前記孔より小径のピンと、
このピンの挿入部における容器の内側とバックル間に設置され、前記バックルの前記孔の最上部位置での保持と、この最上部位置から移動した際に、少なくとも最上部位置への復帰を行わせる付勢部材と、
前記容器と前記バックルとの間に設置され、バックルの回動時、回動停止位置での緩衝と、回動させた力が解除された場合に元の位置への復帰を行わせる緩衝復元材を、
備えたことを最も主要な特徴としている。
本発明のシートベルトのバックル装置においては、バックルの上下方向への移動を可能とするために、ピンの外形よりも大きな内径を有した孔としている。従って、移動量と容器への取付けを考慮した場合、上下方向に長い長孔とすることが望ましい。
また、本発明のシートベルトのバックル装置においては、バックルを容器に取付ける手段としては、例えば前記ピンをバックルに取付け、このピンに容器の外側から前記孔を貫通しない大径の頭部を有するボルトをねじ込むことによって行えばよい。
さらに、本発明のシートベルトのバックル装置においては、バックルが前記ピンを中心とするピンと直交する方向や、ピンの長手方向に回動することも可能としている。従って、これらの方向への回動時に、元の位置に復帰できるようにするため、前記緩衝復元材は、少なくとも前記ピンを挿入した側を除く3つの側壁内部に設置することが望ましい。
本発明において、「上」とは、車両の天井方向を、また「下」とは、車両の床方向を言う。
本発明は、主に下方向に移動した場合の復帰はばねにより行なうが、ピンを中心とするピンと直交する方向や、ピンの長手方向に回動した場合の復帰は前記ばねに加えてそれぞれの緩衝復元材によっても行うので、移動や回動が一度に行われた場合でも、確実に元の位置に復帰できる。また、車体床部近傍に設置することができ、サブマリン現象が起こった場合にも、乗員の拘束が確実に行える。
以下、本発明を実施するための最良の形態の一例について、図1〜図4を用いて説明する。
図1は本発明のシートベルトのバックル装置の一例を示す分解斜視図、図2は図1で示した本発明のバックル装置に装着したバックルの移動方向と回動方向を説明する図、図3は図1で示した本発明のバックル装置の縦断面図、図4は図1で示した本発明のバックル装置を設置する後部座席の説明図である。
1は本発明のバックル装置であり、例えば図3、図4に示したように、自動車の後部座席Sの下方の床部Fに、後部座席SのシートクッションScに設けた孔Shからバックル2の上部が覗くように取付けるものである。
この本発明のバックル装置1は、バックル2の下部を挿入する容器3と、この容器3にバックル2を取付けるピン4と、このピン4を用いて容器3に取付けられたバックル2を所定位置に位置させる付勢部材5及び緩衝復元材6とで構成されている。
このうち容器3は、例えば図3に示すように、上部と下部が開口した筒形の下部に、車両の床部Fへの取り付け部3aを外側に折り曲げて形成したもので、その一方側壁に上下方向に長い長孔3bを設けている。
一方、容器3内に下部を挿入したバックル2の前記長孔3bと対向する側面には、長孔3bに挿入するピン4が突出状に取付けられ、このピン4に容器3の外側から大径の頭部7aを有するボルト7をねじ込むことで、バックル2が容器3に取付けられる。
この取付け状態では、バックル2は、長孔3bに沿って上下方向に自由に移動(図2の矢印イ)できる。またバックル2が容器3に当接するまで、ピン4を中心としたピン4と直交する方向の回動(図2の矢印ロ)と、ピン4の長手方向への回動(図2の矢印ハ)が自在に行える。
従って、上下方向の移動に対しては、付勢部材5を用いて、常時、長孔3bの最も上方の位置に位置するようにしている。発明例では、ピン4にコイルスプリング5(付勢部材5)を嵌め、このコイルスプリング5の一方端5aを容器3の長孔3b近傍に設けた固定孔3cに、他方端5bをバックル2のピン4近傍に設けた固定孔2aに挿入することで、前記位置に位置させている。
また、ピン4を中心としたピン4と直交する方向の回動(矢印ロ)に対しては、バックル2の幅方向の側面2bが、容器3の長孔3bと直交する方向の側面3dと平行になるよう、前記側面3dとバックル2間に例えばゴム6a(緩衝復元材6)を挿入している。
さらに、ピン4の長手方向への回動(矢印ハ)に対しては、バックル2のピン長手方向側面2cが、この側面2cと相対する容器側面3eと平行になるよう、長孔3bと対向する側の容器側面3eとバックル2間に例えばゴム6b(緩衝復元材6)を挿入している。
発明例では、図3に示すように、バックル2の下部と、床部Fの間にも例えばゴム6c(緩衝復元材6)を挿入し、長孔3bの最上位位置での保持と、下方向に移動した場合の復帰を補助するようにしたものを示している。
このような構成の本発明のバックル装置1では、図3に示すように、車体の床部Fの近傍に設置することができる。従って、例えばサブマリン現象が起こった場合にも、乗員を確実に拘束することができる。
また、本発明のバックル装置1では、主に下方向に移動した場合の復帰は、コイルスプリング5によって行われる。この際、本発明例では、ゴム6cも前記復帰を補助する。また、ピン4を中心とするピン4と直交する方向に回動した場合の復帰は、コイルスプリング5とゴム6aによって行われる。さらに、ピン4の長手方向に回動した場合の復帰は、コイルスプリング5とゴム6bによって行われる。従って、前記の移動や回動が一度に行われた場合でも、確実に元の位置に復帰することができる。
本発明は上記の例に限らず、各請求項に記載された技術的思想の範疇であれば、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
例えば容器3の場合、添付図面の発明例では、上部と下部が開口したものを示しているが、上部のみ開口したものでもよい。また、容器3に設ける孔も長孔3bに限るものではなく、所定量の上下移動ができるものであれば、大径の円孔でもよい。
また、緩衝復元材6は、ゴムに限らず同様の作用を奏するものであれば、ポリウレタン製のパッドなどでも良い。また、前記側面3dとバックル2間に挿入する緩衝復元材6と、前記側面3eとバックル2間に挿入する緩衝復元材6は異なる材質でもよい。さらに、バックル2の下部には必ずしも緩衝復元材6を設置しなくてもよい。
本発明のエアバッグ装置は、自動車に設置して用いるが、車両以外に航空機や船舶等の乗物に設けることも可能であり、同様な効果が発揮される。
本発明のシートベルトのバックル装置の一例を示す分解斜視図である。 図1で示した本発明のバックル装置に装着したバックルの移動方向と回動方向を説明する図である。 図1で示した本発明のバックル装置の縦断面図である。 図1で示した本発明のバックル装置を設置する後部座席の説明図である。
符号の説明
1 バックル装置
2 バックル
3 容器
3b 長孔
4 ピン
5 付勢部材(コイルスプリング)
6、6a〜6c 緩衝復元材(ゴム)
7 ボルト
7a 頭部

Claims (4)

  1. 少なくとも上方が開口し、かつ一方側壁に孔を設けた容器と、
    この容器の前記孔に挿入され、この容器内に前記上方の開口から下部を挿入したバックルを容器に取付ける、前記孔より小径のピンと、
    このピンの挿入部における容器の内側とバックル間に設置され、前記バックルの前記孔の最上部位置での保持と、この最上部位置から移動した際に、少なくとも最上部位置への復帰を行わせる付勢部材と、
    前記容器と前記バックルとの間に設置され、バックルの回動時、回動停止位置での緩衝と、回動させた力が解除された場合に元の位置への復帰を行わせる緩衝復元材を、
    備えたことを特徴とするシートベルトのバックル装置。
  2. 前記孔は、上下方向に長い長孔であることを特徴とする請求項1に記載のシートベルトのバックル装置。
  3. 前記ピンはバックルに取付けられており、このピンに容器の外側から大径の頭部を有するボルトをねじ込むことで、バックルの容器への取付けを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のシートベルトのバックル装置。
  4. 前記緩衝復元材は、少なくとも前記ピンを挿入した側を除く3つの側壁内部に設置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のシートベルトのバックル装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014108754A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Toyota Motor Corp シートベルトのバックル構造
KR101755993B1 (ko) * 2016-03-16 2017-07-07 현대자동차주식회사 자동차 시트벨트 버클의 서브마린 방지 장치
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CN111907465A (zh) * 2020-08-11 2020-11-10 湖南机电职业技术学院 一种汽车舒适安全带夹结构

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