JP2004123079A - インストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の衝突で乗員が変速レバーにぶつかったとき、その衝撃を吸収して乗員の傷害を軽減できるようにしたインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットを提供する。
【解決手段】一側が下側フレームに回動可能に結合したマウンティングフレームと、前記下側フレームと前記マウンティングフレームの他側とを連結して支持する支持ロッドとから構成され、前記支持ロッドと前記マウンティングフレームは、マウンティングフレームに一定荷重以上の衝撃が加えられた時に破壊する第1固定手段と、該第1固定手段が破壊した時に前記マウンティングフレームが回動するように固定する第2固定手段によって互いに連結されている。
【選択図】 図3
【解決手段】一側が下側フレームに回動可能に結合したマウンティングフレームと、前記下側フレームと前記マウンティングフレームの他側とを連結して支持する支持ロッドとから構成され、前記支持ロッドと前記マウンティングフレームは、マウンティングフレームに一定荷重以上の衝撃が加えられた時に破壊する第1固定手段と、該第1固定手段が破壊した時に前記マウンティングフレームが回動するように固定する第2固定手段によって互いに連結されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット、より詳しくは、車両が衝突して運転手や乗客が変速レバーにぶつかったときに、その衝撃を吸収して運転手や乗客が受ける傷害を最小化できるようにするインストルメントパネルに配設したタイプの変速レバーマウンティングブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の変速レバーは、左右のフロントシート間に設けられていることが多いが、このようにするとフロア上のスペースが狭くなり、邪魔にもなるということでインストルメントパネルに設けることも行われている。図1はインストルメントパネルに配設タイプの変速レバーの設置状態を、図2は通常のインストルメントパネルに配設されたタイプの変速レバーマウンティングブラケットの構造を示している。
【0003】
変速レバーをインストルメントパネルに配設することで、運転席と助手席の間にスペースができ、ゆったりとした配置となり、乗員の移動も容易になる利点がある。ところが、このようにした変速レバーは、左右のフロントシート間のセンターコンソールに設けられたものに比べその位置が車両の前方上側へ移動しているために、衝突事故のような場合には運転手または乗客がぶつかる障害物となる問題がある。
【0004】
インストルメントパネルに配設されたタイプの変速レバーに衝撃吸収機能を付与する方法は、例えば、変速レバーをインストルメントパネルの上壁部を挿通して多少後傾状に傾くように設け、変速レバーの途中部に車両の全面衝突時における衝撃吸収機構を設けた装置〔特許文献1参照〕、変速操作装置の一端部を通常の走行時は拘束でき、設定値以上の荷重が加わったときに破壊して拘束を解除する部材にして衝撃を吸収する方法〔特許文献2参照〕、変速レバーの先端部分に湾曲状または屈曲状で、強度・剛性の低い弱部を形成しておき変形により衝撃を吸収する方法〔特許文献3参照〕などの提案がある。
【0005】
【特許文献1】
実公昭60−10911号公報
【特許文献2】
特開平10−16597号公報
【特許文献3】
特開平5−246262号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
衝撃吸収機構は、通常走行時には問題なく変速レバーを支持でき、かつ衝撃があったとき確実にその衝撃を吸収できるものでなければならない。かかる観点から、本発明の目的は、車両の衝突で乗員が変速レバーにぶつかったとき、その衝撃を吸収して乗員の傷害を軽減できるようにしたインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明請求項1はインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、一側が下側フレームに回動可能に結合したマウンティングフレームと、前記下側フレームと前記マウンティングフレームの他側とを連結して支持する支持ロッドとから構成され、前記支持ロッドと前記マウンティングフレームは、マウンティングフレームに一定荷重以上の衝撃が加えられた時に破壊する第1固定手段と、該第1固定手段が破壊した時に前記マウンティングフレームが回動するように固定する第2固定手段によって互いに連結されている。
【0008】
請求項2は請求項1記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、前記第1固定手段は、前記マウンティングフレームと前記支持ロッドとを固定するプラスチックピンである。
【0009】
請求項3は請求項1または2記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、前記第2固定手段は、前記支持ロッドに上下方向に形成されたガイド孔と、前記ガイド孔に挿入されるように設置され、かつ前記マウンティングフレームに固定されたガイドピンと、から構成される。
【0010】
請求項4は請求項1または2記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、前記第2固定手段は、前記支持ロッドに上下方向に形成されたガイド溝と、前記ガイド溝に備えられた凹部と、前記凹部に挿入されるボールと、前記ボールを前記凹部に向けて押し付けるように前記マウンティングブラケットに設けられたバネと、から構成される。
【0011】
請求項5はインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、一側が下側フレームに回動可能に結合したマウンティングフレームと、前記下側フレームと前記マウンティングフレームの他側とを連結して支持する支持ロッドとから構成され、前記支持ロッドと前記マウンティングフレームとの連結部位には前記マウンティングフレームに一定荷重以上の衝撃が加えられる時に破壊する固定手段が設けられている。
【0012】
請求項6は請求項5記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、前記固定手段は、プラスチックピンである。
【0013】
請求項7は請求項6記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、前記プラスチックピンは、複数で構成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を添付図によって詳述する。図3は、本発明によるインストルメントパネルに配設したタイプの変速レバーマウンティングブラケット1の概要を示している。基本骨格は従来のタイプと同じで、車体に固定される略“L”字形状の下側フレーム2、変速レバーアセンブリーが装着されるマウンティングフレーム3、及び下側フレーム2とマウンティングフレーム3とを連結して支持する支持ロッド5とからなっている。
【0015】
マウンティングフレーム3は、下側フレーム2に回動可能にヒンジで結合され、支持ロッド5の下端も下側フレーム2に回動可能なヒンジで結合される。支持ロッド5の上端とマウンティングフレーム3は、マウンティングフレーム3が下側フレーム2に向って下方に回動する経路を確保する状態となるよう、固定ピン4a、4b、4c、4dからなる第1固定手段で固定されている。
【0016】
固定ピン4a、4b、4c、4dの材料、固定強度、支持ロッド5とマウンティングフレーム3の固定角度は、通常の状態で変速レバーアセンブリーを安定的に支持でき、衝突事故の時のように急激な大きい衝撃が加わった時には固定ピン4a、4b、4c、4dが破損されてマウンティングフレーム3が回動できる程度の締結力を有するように構成される(図4及び図5参照)。従って、破壊するときの衝撃程度は、固定ピンの材料、固定ピンの数、締結力の程度などで決めることができ、これらは車両のモデルによって実験的に決定する。固定ピンの材料は、プラスチックピンが好ましく選ばれる。
【0017】
支持ロッド5とマウンティングフレーム3には、支持ロッド5の上端に上下方向に形成されたガイド孔7と、ガイド孔7に挿入されるようにマウンティングフレーム3上に突出ているガイドピン6とからなる第2固定手段が備えられている。
【0018】
すなわち、支持ロッド5の上端とマウンティングフレーム3は、固定ピン4a、4b、4c、4dからなる第1固定手段と、マウンティングフレーム3から突出たガイドピン6の一部が支持ロッド5のガイド孔7に差し込まれた第2固定手段状態で結合している(図6及び図7)。この時の固定状態はガイドピン6がガイド孔7の上部に位置するようになっている(図4及び図6)。
【0019】
一方、第2固定手段に関して別の実施の形態として、支持ロッド5にガイド溝17を設け、その一部に凹み18を作り、凹み18部分にはマウンティングブラケット3に設えられたバネ19押し付けるようにボール9を置いた構成としている(図8及び図9)。
【0020】
以下、本発明の作用及び效果を説明する。
マウンティングブラケット1にあるマウンティングフレーム3の上側には、変速レバーアセンブリーを装着して、通常の走行中に発生する程度の衝撃に対してはマウンティングブラケット1が安定した状態で変速レバーアセンブリーを支持することができる(図4)。しかし、衝突で人の身体が変速レバーアセンブリーにぶつかった場合など大きな衝撃があった場合には、マウンティングブラケット1がその支持状態を解除して人の身体に作用する衝撃の一部を吸収し、人体の損傷を最小化するようになる(図5)。
【0021】
すなわち、大きい衝撃が作用したとき、連結部の固定ピン4a、4b、4c、4dが破壊してマウンティングフレーム3が下側フレーム2に対して回動する。このとき、マウンティングフレーム3に形成されたガイドピン6はガイド孔7に沿って下方へ動くことによってマウンティングフレーム3が下側に回動し、これにより人体に加えられる衝撃を吸収、緩衝することになる。
【0022】
一方、第2固定手段に関しての第2の実施の形態では、前記ガイドピン6の代わりに、バネ19によって凹部18に圧着するようにボール9が設けられており、通常の走行時においては、ボール9はバネ19の力によってガイド溝17の凹部18に嵌まり、固定ピン4a、4b、4c、4dによる締結力によってマウンティングブラケット3と支持ロッド5の固定状態が維持される(図8及び図9)。
【0023】
マウンティングブラケット3に一定荷重以上の衝撃が加わると、先ず固定ピン4a、4b、4c、4dが破壊し、マウンティングブラケット3が下側に回動される力によりボール9が凹部18から脱して、ガイド溝17に沿って下側に移動しながらマウンティングブラケット3の回動運動をガイドする。このようなマウンティングブラケット3の回動により、衝撃の一部を吸収し、人が受ける衝撃が緩和される。
【0024】
前記実施の形態で述べた第2固定手段をなしにして、支持ロッド5とマウンティングフレーム3の連結部位に、マウンティングフレーム3に一定荷重以上の衝撃が加えられる時に破壊する第1固定手段だけでも本発明の目的を果たすことができる。このような固定手段としては、固定ピン4a、4b、4c、4dにプラスチックピンを使用することで実施できる。
【0025】
【発明の効果】
本発明により、衝突などの事故で車内の人が変速レバーにぶつかり大きな衝撃が加わったとき、変速レバーを支持するマウンティングブラケットが自然にその結合状態を移動することによって、衝撃を吸収することができ、人の傷害を軽減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インストルメントパネル配設タイプの変速レバーの車両設置状態を示す斜視図である。
【図2】従来のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットの構造を示した斜視図である。
【図3】本発明のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット構造を示した斜視図である。
【図4】図3の通常時の装着状態を示した側面図である。
【図5】図3の衝撃が加わり、マウンティングフレームが回動した状態を示した側面図である。
【図6】図3の支持ロッドとマウンティングフレームの連結部位を示した詳細図である。
【図7】図6におけるVII−VII線での断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態による支持ロッドとマウンティングフレームの連結部位の構造を示す詳細図である。
【図9】図8におけるIX−IX線での断面図である。
【符号の説明】
1: マウンティングブラケット
2: 下側フレーム
3: マウンティングフレーム
4a、4b、4c、4d: 固定ピン
5: 支持ロッド
6: ガイドピン
7: ガイド孔
9: ボール
17: ガイド溝
18: 凹部
19: バネ
【発明の属する技術分野】
本発明は、インストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット、より詳しくは、車両が衝突して運転手や乗客が変速レバーにぶつかったときに、その衝撃を吸収して運転手や乗客が受ける傷害を最小化できるようにするインストルメントパネルに配設したタイプの変速レバーマウンティングブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の変速レバーは、左右のフロントシート間に設けられていることが多いが、このようにするとフロア上のスペースが狭くなり、邪魔にもなるということでインストルメントパネルに設けることも行われている。図1はインストルメントパネルに配設タイプの変速レバーの設置状態を、図2は通常のインストルメントパネルに配設されたタイプの変速レバーマウンティングブラケットの構造を示している。
【0003】
変速レバーをインストルメントパネルに配設することで、運転席と助手席の間にスペースができ、ゆったりとした配置となり、乗員の移動も容易になる利点がある。ところが、このようにした変速レバーは、左右のフロントシート間のセンターコンソールに設けられたものに比べその位置が車両の前方上側へ移動しているために、衝突事故のような場合には運転手または乗客がぶつかる障害物となる問題がある。
【0004】
インストルメントパネルに配設されたタイプの変速レバーに衝撃吸収機能を付与する方法は、例えば、変速レバーをインストルメントパネルの上壁部を挿通して多少後傾状に傾くように設け、変速レバーの途中部に車両の全面衝突時における衝撃吸収機構を設けた装置〔特許文献1参照〕、変速操作装置の一端部を通常の走行時は拘束でき、設定値以上の荷重が加わったときに破壊して拘束を解除する部材にして衝撃を吸収する方法〔特許文献2参照〕、変速レバーの先端部分に湾曲状または屈曲状で、強度・剛性の低い弱部を形成しておき変形により衝撃を吸収する方法〔特許文献3参照〕などの提案がある。
【0005】
【特許文献1】
実公昭60−10911号公報
【特許文献2】
特開平10−16597号公報
【特許文献3】
特開平5−246262号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
衝撃吸収機構は、通常走行時には問題なく変速レバーを支持でき、かつ衝撃があったとき確実にその衝撃を吸収できるものでなければならない。かかる観点から、本発明の目的は、車両の衝突で乗員が変速レバーにぶつかったとき、その衝撃を吸収して乗員の傷害を軽減できるようにしたインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明請求項1はインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、一側が下側フレームに回動可能に結合したマウンティングフレームと、前記下側フレームと前記マウンティングフレームの他側とを連結して支持する支持ロッドとから構成され、前記支持ロッドと前記マウンティングフレームは、マウンティングフレームに一定荷重以上の衝撃が加えられた時に破壊する第1固定手段と、該第1固定手段が破壊した時に前記マウンティングフレームが回動するように固定する第2固定手段によって互いに連結されている。
【0008】
請求項2は請求項1記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、前記第1固定手段は、前記マウンティングフレームと前記支持ロッドとを固定するプラスチックピンである。
【0009】
請求項3は請求項1または2記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、前記第2固定手段は、前記支持ロッドに上下方向に形成されたガイド孔と、前記ガイド孔に挿入されるように設置され、かつ前記マウンティングフレームに固定されたガイドピンと、から構成される。
【0010】
請求項4は請求項1または2記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、前記第2固定手段は、前記支持ロッドに上下方向に形成されたガイド溝と、前記ガイド溝に備えられた凹部と、前記凹部に挿入されるボールと、前記ボールを前記凹部に向けて押し付けるように前記マウンティングブラケットに設けられたバネと、から構成される。
【0011】
請求項5はインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、一側が下側フレームに回動可能に結合したマウンティングフレームと、前記下側フレームと前記マウンティングフレームの他側とを連結して支持する支持ロッドとから構成され、前記支持ロッドと前記マウンティングフレームとの連結部位には前記マウンティングフレームに一定荷重以上の衝撃が加えられる時に破壊する固定手段が設けられている。
【0012】
請求項6は請求項5記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、前記固定手段は、プラスチックピンである。
【0013】
請求項7は請求項6記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットに係り、前記プラスチックピンは、複数で構成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を添付図によって詳述する。図3は、本発明によるインストルメントパネルに配設したタイプの変速レバーマウンティングブラケット1の概要を示している。基本骨格は従来のタイプと同じで、車体に固定される略“L”字形状の下側フレーム2、変速レバーアセンブリーが装着されるマウンティングフレーム3、及び下側フレーム2とマウンティングフレーム3とを連結して支持する支持ロッド5とからなっている。
【0015】
マウンティングフレーム3は、下側フレーム2に回動可能にヒンジで結合され、支持ロッド5の下端も下側フレーム2に回動可能なヒンジで結合される。支持ロッド5の上端とマウンティングフレーム3は、マウンティングフレーム3が下側フレーム2に向って下方に回動する経路を確保する状態となるよう、固定ピン4a、4b、4c、4dからなる第1固定手段で固定されている。
【0016】
固定ピン4a、4b、4c、4dの材料、固定強度、支持ロッド5とマウンティングフレーム3の固定角度は、通常の状態で変速レバーアセンブリーを安定的に支持でき、衝突事故の時のように急激な大きい衝撃が加わった時には固定ピン4a、4b、4c、4dが破損されてマウンティングフレーム3が回動できる程度の締結力を有するように構成される(図4及び図5参照)。従って、破壊するときの衝撃程度は、固定ピンの材料、固定ピンの数、締結力の程度などで決めることができ、これらは車両のモデルによって実験的に決定する。固定ピンの材料は、プラスチックピンが好ましく選ばれる。
【0017】
支持ロッド5とマウンティングフレーム3には、支持ロッド5の上端に上下方向に形成されたガイド孔7と、ガイド孔7に挿入されるようにマウンティングフレーム3上に突出ているガイドピン6とからなる第2固定手段が備えられている。
【0018】
すなわち、支持ロッド5の上端とマウンティングフレーム3は、固定ピン4a、4b、4c、4dからなる第1固定手段と、マウンティングフレーム3から突出たガイドピン6の一部が支持ロッド5のガイド孔7に差し込まれた第2固定手段状態で結合している(図6及び図7)。この時の固定状態はガイドピン6がガイド孔7の上部に位置するようになっている(図4及び図6)。
【0019】
一方、第2固定手段に関して別の実施の形態として、支持ロッド5にガイド溝17を設け、その一部に凹み18を作り、凹み18部分にはマウンティングブラケット3に設えられたバネ19押し付けるようにボール9を置いた構成としている(図8及び図9)。
【0020】
以下、本発明の作用及び效果を説明する。
マウンティングブラケット1にあるマウンティングフレーム3の上側には、変速レバーアセンブリーを装着して、通常の走行中に発生する程度の衝撃に対してはマウンティングブラケット1が安定した状態で変速レバーアセンブリーを支持することができる(図4)。しかし、衝突で人の身体が変速レバーアセンブリーにぶつかった場合など大きな衝撃があった場合には、マウンティングブラケット1がその支持状態を解除して人の身体に作用する衝撃の一部を吸収し、人体の損傷を最小化するようになる(図5)。
【0021】
すなわち、大きい衝撃が作用したとき、連結部の固定ピン4a、4b、4c、4dが破壊してマウンティングフレーム3が下側フレーム2に対して回動する。このとき、マウンティングフレーム3に形成されたガイドピン6はガイド孔7に沿って下方へ動くことによってマウンティングフレーム3が下側に回動し、これにより人体に加えられる衝撃を吸収、緩衝することになる。
【0022】
一方、第2固定手段に関しての第2の実施の形態では、前記ガイドピン6の代わりに、バネ19によって凹部18に圧着するようにボール9が設けられており、通常の走行時においては、ボール9はバネ19の力によってガイド溝17の凹部18に嵌まり、固定ピン4a、4b、4c、4dによる締結力によってマウンティングブラケット3と支持ロッド5の固定状態が維持される(図8及び図9)。
【0023】
マウンティングブラケット3に一定荷重以上の衝撃が加わると、先ず固定ピン4a、4b、4c、4dが破壊し、マウンティングブラケット3が下側に回動される力によりボール9が凹部18から脱して、ガイド溝17に沿って下側に移動しながらマウンティングブラケット3の回動運動をガイドする。このようなマウンティングブラケット3の回動により、衝撃の一部を吸収し、人が受ける衝撃が緩和される。
【0024】
前記実施の形態で述べた第2固定手段をなしにして、支持ロッド5とマウンティングフレーム3の連結部位に、マウンティングフレーム3に一定荷重以上の衝撃が加えられる時に破壊する第1固定手段だけでも本発明の目的を果たすことができる。このような固定手段としては、固定ピン4a、4b、4c、4dにプラスチックピンを使用することで実施できる。
【0025】
【発明の効果】
本発明により、衝突などの事故で車内の人が変速レバーにぶつかり大きな衝撃が加わったとき、変速レバーを支持するマウンティングブラケットが自然にその結合状態を移動することによって、衝撃を吸収することができ、人の傷害を軽減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インストルメントパネル配設タイプの変速レバーの車両設置状態を示す斜視図である。
【図2】従来のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケットの構造を示した斜視図である。
【図3】本発明のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット構造を示した斜視図である。
【図4】図3の通常時の装着状態を示した側面図である。
【図5】図3の衝撃が加わり、マウンティングフレームが回動した状態を示した側面図である。
【図6】図3の支持ロッドとマウンティングフレームの連結部位を示した詳細図である。
【図7】図6におけるVII−VII線での断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態による支持ロッドとマウンティングフレームの連結部位の構造を示す詳細図である。
【図9】図8におけるIX−IX線での断面図である。
【符号の説明】
1: マウンティングブラケット
2: 下側フレーム
3: マウンティングフレーム
4a、4b、4c、4d: 固定ピン
5: 支持ロッド
6: ガイドピン
7: ガイド孔
9: ボール
17: ガイド溝
18: 凹部
19: バネ
Claims (7)
- 一側が下側フレームに回動可能に結合したマウンティングフレームと、前記下側フレームと前記マウンティングフレームの他側とを連結して支持する支持ロッドとから構成され、前記支持ロッドと前記マウンティングフレームは、マウンティングフレームに一定荷重以上の衝撃が加えられた時に破壊する第1固定手段と、該第1固定手段が破壊した時に前記マウンティングフレームが回動するように固定する第2固定手段によって互いに連結されることを特徴とするインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット。
- 前記第1固定手段は、前記マウンティングフレームと前記支持ロッドとを固定するプラスチックピンであることを特徴とする請求項1記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット。
- 前記第2固定手段は、前記支持ロッドに上下方向に形成されたガイド孔と、前記ガイド孔に挿入されるように設置され、かつ前記マウンティングフレームに固定されたガイドピンと、から構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット。
- 前記第2固定手段は、前記支持ロッドに上下方向に形成されたガイド溝と、
前記ガイド溝に備えられた凹部と、
前記凹部に挿入されるボールと、
前記ボールを前記凹部に向けて押し付けるように前記マウンティングブラケットに設けられたバネと、
から構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット。 - 一側が下側フレームに回動可能に結合したマウンティングフレームと、前記下側フレームと前記マウンティングフレームの他側とを連結して支持する支持ロッドとから構成され、前記支持ロッドと前記マウンティングフレームとの連結部位には前記マウンティングフレームに一定荷重以上の衝撃が加えられる時に破壊する固定手段が設けられることを特徴とするインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット。
- 前記固定手段は、プラスチックピンであることを特徴とする請求項5記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット。
- 前記プラスチックピンは、複数で構成されたことを特徴とする請求項6記載のインストルメントパネル配設の変速レバーマウンティングブラケット。
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