JP3350625B2 - 自動車用シートのシートバック - Google Patents

自動車用シートのシートバック

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JP3350625B2 JP15368596A JP15368596A JP3350625B2 JP 3350625 B2 JP3350625 B2 JP 3350625B2 JP 15368596 A JP15368596 A JP 15368596A JP 15368596 A JP15368596 A JP 15368596A JP 3350625 B2 JP3350625 B2 JP 3350625B2
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seat back
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/888Head-rests with arrangements for protecting against abnormal g-forces, e.g. by displacement of the head-rest

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用シートの
シートバックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用シートには被追突時の乗員保護
のための配慮がなされており、この例には実開平7−1
842号公報に開示された自動車用シ−トがある。この
例では、シートバックフレームの前方に衝撃受圧フレー
ムを設け、受圧フレームに緩衝材を架設して、衝撃受圧
フレームの下部に低剛性部を設けその下端部を前記シー
トバックフレームの下部に結合してこれらをクッション
パッド、表皮で覆うようにしており、被追突時に所定以
上の衝撃が加わると前記衝撃受圧フレームが低剛性部で
変形して乗員からの被追突時の荷重を吸収する。一方、
この衝撃受圧フレームの上端部を、シートバックフレー
ムの上部に前後方向に回動可能に軸支されたヘッドレス
トフレームの下端部に連結して、衝撃受圧フレームの後
方への移動に伴いヘッドレストフレームの下端部を同様
後方へ移動させることによりヘッドレストフレームの軸
支部より上部に設けたヘッドレストを前方に移動させ
て、乗員の頭部を所定位置で支持するようにしている。
【0003】以上のように、クッションパッドと乗員の
腰付近のばね感を強調するよう設定された緩衝材に加え
て、シートバックフレームの内枠空間部に衝撃受圧用部
材を設置して乗員にかかる衝撃力を吸収、低減するよう
にしており、さらに、ヘッドレストを可倒式にしヘッド
レストの前後位置を調整可能にして、被追突時の乗員の
頭部を所定位置で正確に支持して鞭打ち運動を軽減する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレー
ム構造の衝撃受圧部材の追加では衝撃力吸収機構が複雑
なこともあり、重量増、コスト増となる欠点があった。
また、受圧用フレームはシートバックフレームの前方に
設けられておるためシートバックの厚みが増し、さら
に、着座時の乗員の背部のフレームとの当たり感を防止
するため受圧用フレーム自体の枠内空間に適切な広さが
必要で、このため被追突変形時にこの受圧用フレームが
入り込むシートバックフレームを従来より拡大すること
が必要となり、シートバックが大型化する欠点があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】これに対して本発明は、
シートバックフレームに架設された緩衝材の後方で、前
記シートバックフレームの上部フレームと下部フレーム
の間にベルトを張り渡し、受圧ベルトを構成し、前記ベ
ルトの一端にロック機構付き巻き取り装置を設けた
と、また、シートバックフレームの上部に前後に回動可
能に支持されたヘッドレストを、前記受圧ベルトの変位
で前方に回動させるように構成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】まず、請求項1に係わる発明の実
施例を図1、2に基づいて説明する。シート1は、シー
トクッション2とこのシートクッションの後方に角度調
整可能に取付られたシートバック3とこのシートバック
上端中央部に取り付けられたヘッドレスト4とで構成さ
れている。シートバック3は、略矩形状にパイプ材を用
いて枠組みされたシートバックフレーム5と、乗員の腰
付近に相当する高さで、前記シートバックフレームの両
サイドのフレーム間に架設された緩衝材6と、シートバ
ックフレーム5の上部枠の中央部に設けられたヘッドレ
ストサポート7と、これらの内部部材を覆うクッション
パッド8および表皮9で構成される。
【0007】このシートバック3において、前記緩衝材
6の後側で前記シートバックフレーム5の上下のフレー
ム間にベルト10を張り受圧ベルトを構成する。ベルト
10は、緩衝材6との間に間隔を設けるかベルトを弛ま
せておいて、通常の前後方向の荷重では作動(受圧)せ
ず、被追突時の衝撃力によって緩衝材が通常以上にたわ
んだ時に緊張し作動(受圧)するようにする。詳しく
は、一対のフランジからなりベルトの横ずれを防止する
ベルトガイド5a、5bをシートバックフレーム5の下
枠部の両端部に、同様のベルトガイド5cを上枠部の中
央部に設けて、ベルト10の一端をベルトガイド5aに
おいてシートバックフレーム5の下枠部に締結し、ベル
トの央部を前記緩衝材6の後側を上記の状態で通し、さ
らに、ベルトガイド5cに沿わせてシートバックフレー
ム5の上枠の上を一旦迂回させてから、ベルトのもう一
方の端部をベルトガイド5bにおいて同様シートバック
フレーム5の下枠部に締結する。以上により、被追突時
の後方向きの慣性力による乗員の胴体部の移動を受圧ベ
ルトで受け止めて、乗員にかかる衝撃力を軽減し胴体部
の異常な変形を防止して乗員を保護する。
【0008】ここで、緩衝材6としてはピアノ線などを
連続的に湾曲させた形状のSばねが用いられ、また、ベ
ルトとしてはナイロンやポリエステルなどの合成繊維を
帯状に織ったものが用いられる。図1の例では、ベルト
をシートバックフレーム5の上枠の中央部を迂回させて
いるが、この上枠の中央部で締結してもよく、さらに、
シートバックフレーム5の上枠のべルトガイドを2ヵ所
設けて、上下の枠間に2本のベルトを平行またはクロス
させた状態で張ることも可能である。図2に示すように
自動車のシートベルト用のロック機構付き巻き取り装置
11をベルトガイド5a部に取り付けることにより、通
常はベルトが自由に引出し巻き取られシートバックのク
ッション性に影響を与えないようにし、追突時にベルト
の急速な引出しを感知しロックするようにして受圧ベル
トとして作用させることが出来る。
【0009】次に、請求項2に係わる発明の実施例を図
3、4に基づいて説明する。請求項1の実施例で示した
と同様のシートバック3において、長板状のブラケット
12の両端を前方に折り曲げフランジ12a,12bを
形成し、この両フランジ部に軸孔12cを設けて、ブラ
ケット12をシートバックフレーム5の上枠中央部で前
後方向に回動可能に軸支する。このブラケット12の背
面に略U字型のパイプ製のヘッドレストサポート7を溶
接して、同様に前後方向に回動可能にする。ヘッドレス
トサポート7は,そのU字開口側の両端部を上方に向
け、U字底部が前記ブラケット12より下方に突出した
状態で溶接されおり、この下方に突出した部分が前方に
屈曲して、シートバックフレーム5の上枠より前方に突
出したベルトガイド7aを形成している。このヘッドレ
ストサポート7の上部開口端部に、ヘドレスト4のレッ
グ4aを挿入して、ヘッドレスト4がブラケット12、
ヘッドレストサポート7に連動して前後方向に回動する
ように構成する。
【0010】ここで、請求項1の実施例ではベルト10
をシートバックフレーム上部を迂回させたが、ここで
は、ベルトをヘッドレストサポート7下部に設けたベル
トガイド7aを迂回させて、請求項1の実施例と同様に
ベルトガイド5a、5bでベルト10の両端部を締結す
る。以上により、通常は乗員の後頭部とヘッドレストの
間に適当な間隔をもたせておき、被追突時に、乗員の後
方向きの慣性力による衝撃力でベルト10が後方に移動
することでベルトガイド7aが後方に移動させられ、こ
れに伴い軸支部より上部に取り付けたヘッドレスト4を
前方に移動させ、乗員の頭部を所定位置で支えるよう構
成する。このことにより、被追突時には、後方向きの慣
性力で乗員の胴体部が後方に移動し前屈み状態ににな
り、後頭部とヘッドレストの間隔が一層広がろうとする
が、乗員の後方移動にともなう受圧ベルトの変位によ
り、ヘッドレストを前方に移動させることにより乗員の
頭部を所定位置で支持して鞭打ち障害を防止する。
【0011】
【発明の効果】衝撃受圧部材の追加や同衝撃受圧部材と
連動によるヘッドレスト位置の調整などの被追突時の乗
員の保護対策において、フレーム構造に変わって衝撃受
圧部材にベルトを用いることで、シートバックサイズも
大型化することなく従来サイズのままで対策が行うこと
が出来、軽量化、コストダウンが可能となる。また、ベ
ルトの部材に自動車座席用のシートベルトを用いるよう
にすれば、既設の部材が流用でき一層コストダウン効果
が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係わる発明の実施例を示した斜視図
である。
【図2】請求項1に係わる発明の他の実施例を示した斜
視図である。
【図3】請求項2に係わる発明の実施例を示した斜視図
である。
【図4】図3におけるヘッドレスト取付部の拡大図であ
る。
【符号の説明】
3 シートバック 4 ヘッドレスト 5 シートバックフレーム 6 緩衝材(Sばね) 10 ベルト(受圧ベルト)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用シートのシートバックにおいて、
    シートバックフレームに架設された緩衝材の後方で、前
    記シートバックフレームの上部フレームと下部フレーム
    の間にベルトを張り渡し、受圧ベルトを構成し、前記ベ
    ルトの一端にロック機構付き巻き取り装置を設けたこと
    を特徴とするシートバック。
  2. 【請求項2】自動車用シートのシートバックにおいて
    シートバックフレームに架設された緩衝材の後方で、前
    記シートバックフレームの上部フレームと下部フレーム
    の間にベルトを張り渡し、受圧ベルトを構成し、前記
    ートバックフレームの上部に前後に回動可能に支持され
    たヘッドレストを、受圧ベルトの変位で前方に回動させ
    るように構成したことを特徴とするシートバック。
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EP1964085A4 (en) * 2005-12-19 2010-02-24 Rajasingham Arjuna Indraeswara SUPPORT FOR VEHICLE INITIALS
DE102006052703B4 (de) * 2006-11-07 2011-02-03 Johnson Controls Gmbh Rückenlehne mit Kopfstützhülse zur Anbringung eines Bauteils
JP5397165B2 (ja) * 2009-11-04 2014-01-22 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

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