JP2588343Y2 - 防護板付シートバック - Google Patents

防護板付シートバック

Info

Publication number
JP2588343Y2
JP2588343Y2 JP1993050706U JP5070693U JP2588343Y2 JP 2588343 Y2 JP2588343 Y2 JP 2588343Y2 JP 1993050706 U JP1993050706 U JP 1993050706U JP 5070693 U JP5070693 U JP 5070693U JP 2588343 Y2 JP2588343 Y2 JP 2588343Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat back
seat
protection plate
protective plate
headrest stay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993050706U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0718651U (ja
Inventor
大蔵 杉本
信広 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1993050706U priority Critical patent/JP2588343Y2/ja
Publication of JPH0718651U publication Critical patent/JPH0718651U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2588343Y2 publication Critical patent/JP2588343Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、後部座席に着座する乗
員の膝等を保護する前部座席のシートバックに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6に示すように、逆U字型
のシートバックフレーム52の上端部に設けられている
ヘッドレストステー支持部材54に挿入されているヘッ
ドレストステー53の脚部に、急ブレーキ等の急制動に
より、後部座席の乗員の膝が当たるのを防止するため
に、ヘッドレストのステー53の後方に位置するよう
に、防護板51をシートバックフレーム52に溶接で固
着したシートバックが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防護板は、金属で成型されていたので重量が重くなり、
また、シートバックフレームに溶接で固着されていたの
で、組立て工数が増加し、コストが高くなるという問題
があった。さらに、防護板は、シートバックフレームに
溶接で固着されているので、急ブレーキ等の急制動によ
り後部座席の乗員の膝が当たった時に、撓まず十分に衝
撃を吸収できないという問題があった。
【0004】本考案は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、急ブレーキ等の急制動により後部座席の乗
員の膝が当たった場合でも、十分に衝撃を吸収でき、組
立て工数が低減できるシートバックを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の考案は、
ヘッドレストを有するシートバックにおいて、シートバ
ックのヘッドレストステーの後方の部位であって、同ヘ
ッドレストステーとの間に間隙をおき、かつシートバッ
クのシ−トフレームに重合しないように防護板をシート
バックに埋設した構成にある。
【0006】
【作用】本考案によれば、ヘッドレストステーの後方
に、ヘッドレストステーとの間に間隙をおき、さらにシ
ートバックのシ−トフレームに重合しないようにシート
バックに埋設したので、急ブレーキ等の急制動により後
部座席の乗員の膝が防護板に当たった場合に、防護板が
十分に移動かつ撓み衝撃を吸収する
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1において、符号10は、車両のシートを示
す。シート10は、乗員が座るシートクッション11
と、乗員の背中を寄り掛けるシートバック12と、シー
トバック12の上部に配置され、乗員の頭部を支えるヘ
ッドレスト13と、図示しないリクライニング機構とか
ら主に構成され、車室の底板上に設けられる。
【0008】ヘッドレスト13は、図2に示すように、
シートバック12の上部に挿入される逆U字型のヘッド
レストステー14と、ヘッドレストステー14の上部を
取り巻いて固定されている緩衝用パッド15と、緩衝用
パッド15の表面を覆っている表皮とから主になってい
る。緩衝用パッド15は、ポリエチレンやポリウレタン
等を発砲成型したものである。ヘッドレストステー14
の両脚部14aには、ヘッドレスト13の高さを調節す
るための図示しない切欠部が設けられている。
【0009】シートバック12は、その内部に配置され
た剛体からなるシートバックフレーム16と、このシー
トバックフレーム16の回りに発砲成型されているシー
トバックバッド17と、シートバックフレーム16の後
方のシートバックバッド17の内部に埋設され、急ブレ
ーキ等の急制動により後部座席の乗員の膝がヘッドレス
トステー14の脚部14aに当たるのを防止する軽量材
からなる防護板1と、シートバックバッド17の表面を
覆っている表皮とから主になっている。
【0010】シートバックフレーム16の上部には、上
述のヘッドレストステー14の脚部14aが挿入される
筒状の挿入部21が固着され、挿入部21の上部には、
ヘッドレストス13を適宜の位置で支持するロック手段
19が設けられている。ロック手段19は、上述のヘッ
ドレストステー14の両脚部14aに設けられた切欠部
に係合する弾性部材と係止片等からなる周知の機構であ
る。
【0011】シートバックバッド17は、ポリエチレン
やポリウレタン等を発砲成型したものである。防護板1
は、樹脂板、軽い金属板、合板等により脚部14a間の
間隔よりも長く略長方形状に形成され、図3に示すよう
に、複数の穴1aを穿たれている。防護板1の縦方向の
幅は、シートバックフレーム16の下方位置から少なく
ともヘッドレスト13の高さを最も低く設定した時のヘ
ッドレストステー14の両脚部14aの下端と略対向す
る位置まで延びる幅に設定されている。この防護板1
は、シートバックパッド17の発砲成型時に、シートバ
ックフレーム16に重ならないようシートバックパッド
17の上部後方に埋設される。これは、防護板1がシー
トバックフレーム16と重なった場合、乗員の膝の当接
による防護板1の変位がシートバックフレーム16と同
シートバックフレーム16と防護板1との間に介在する
シートバックパッド17とにより規制されてしまい十分
な変位量を得ることができないからである。この時、防
護板1に形成されている穴1aにシートバックパッド1
7が入り込んで、防護板1は、シートバックパッド17
に一体的に支持される。防護板1と、ヘッドレストステ
ー14の脚部14aとの間には、図2に示すように、急
ブレーキ等の急制動により後部座席の乗員の膝が防護板
1に当たった際に防護板1が撓んで衝撃を吸収するよう
に間隙Dが形成されている。
【0012】また、シートバック12の上部に挿入され
たヘッドレストステー14の脚部14aの後方の部位の
シートバックバッド17に、防護板1を圧入するポケッ
ト18を設け、ポケット18の内部に防護板1の穴1a
に係合する複数の突起を形成するようにしても良い。防
護板1がポケット18に圧入されたとき、穴1aにポケ
ット18内に形成されている突起が係合することにより
防護板1は、ポケット18内の所定の位置に支持され
る。
【0013】図4に別の防護板20を示す。防護板20
は、その周縁部を他の部分よりも厚肉とした縁取りで上
述の防護板1と同様の材料で形成され、穴20aが穿た
れている。なお、防護板20は、その裏面20bをシー
トバックフレーム16側に向けて配置される。よって、
防護板20の周縁部を他の部分よりも厚肉としたので、
防護板20の強度が増す。
【0014】本考案は、上記実施例に限定されるもので
はなく、車種やシート形状によっては、後部座席の乗員
の膝の位置がまちまちであるため、必ずしも上記防護板
1の配置位置やサイズにとらわれることはない。そこ
で、図5に本考案の別の実施例を示す。同図に示すよう
に、後部座席の乗員の膝(仮想線で示す)が前部座席の
ヘッドレストステー14の下方に位置した場合、防護板
30は、乗員の膝とヘッドレストステー14の下端との
間に設ければ良く、防護板30の縦方向の幅も急制動時
に乗員の膝の届く範囲で設定すればよい。また図5に示
すように防護板30を乗員の膝の移動方向と垂直になる
ように斜めに設けることでもよい。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
シートバックのヘッドレストステーの後方の部位に、ヘ
ッドレストステーとの間に間隙をおき、さらにシートバ
ックのシ−トフレームに重合しないように防御板をシー
トバックに埋設したので、防護板がシートバックの内部
衝撃が加わる方向に移動可能になるから、急ブレーキ
等の急制動により後部座席の乗員の膝が防護板に当たっ
た場合でも、防護板がシートバックの内部で衝撃が加わ
る方向に移動可能であるから、外部から衝撃力が加えら
れても、この衝撃力を十分に吸収し、柔げることがで
き、安全性が高くなり、組立て工数が低減できる。さら
に、防護板に軽量材を採用すれば重量が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す防護板付きシートバッ
クの斜視図である。
【図2】図1のシートバックの上半部の縦断面図であ
る。
【図3】本考案における防護板の一例を示す斜視図であ
る。
【図4】本考案における防護板の別の例を示す斜視図で
ある。
【図5】本考案の別の実施例を示す防護板付きシートバ
ックの上半部の縦断面図である。
【図6】従来のシートバックの防護板を有するシートバ
ックフレームの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,20,30 防護板 1a,20a 穴 10 シート 11 シートクッション 12 シートバック 13 ヘッドレスト 14 ヘッドレストステー 15 緩衝用パッド 16 シートバックフレーム 17 シートバックパッド 18 ポケット18 19 ロック手段 21 挿入部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドレストを有するシートバックにおい
    て、 上記シートバックのヘッドレストステーの後方の部位で
    あって、同ヘッドレストステーとの間に間隙をおき、か
    つシートバックのシ−トフレームに重合しないように防
    護板をシートバックに埋設したことを特徴とする防護板
    付きシートバック。
JP1993050706U 1993-09-17 1993-09-17 防護板付シートバック Expired - Fee Related JP2588343Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993050706U JP2588343Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 防護板付シートバック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993050706U JP2588343Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 防護板付シートバック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0718651U JPH0718651U (ja) 1995-04-04
JP2588343Y2 true JP2588343Y2 (ja) 1999-01-06

Family

ID=12866351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993050706U Expired - Fee Related JP2588343Y2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 防護板付シートバック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2588343Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004276806A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Tenryu Ind Co Ltd 乗物用の座席

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0718651U (ja) 1995-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3623441B2 (ja) 自動車用シートバック
EP1078811B1 (en) Seatback for automobile
GB2283163A (en) "Improvements in or relating to a vehicle seat"
US20040164595A1 (en) Vehicle seat with protection from shock loads
JP3493927B2 (ja) 車両用シート
WO2000035717A1 (en) Arrangement for occupant protection in vehicles
JP2588343Y2 (ja) 防護板付シートバック
JPH10230767A (ja) 車両用衝撃吸収シートの頭部保護方法および車両用衝撃吸収シート
JP3350625B2 (ja) 自動車用シートのシートバック
KR100422694B1 (ko) 차량용 시트백의 결합구조
JP3756789B2 (ja) 乗り物用シート
JP3546143B2 (ja) 車両用シート
JP3591682B2 (ja) 車両用シートバックフレーム
JP3522603B2 (ja) 自動車用シートバック
JP3522602B2 (ja) 自動車用シートバック
JPH0633871Y2 (ja) ヘツドレスト
JP3563685B2 (ja) 自動車用シートバック
KR100461106B1 (ko) 완충장치가 구비된 차량용 시트백 구조
JP2001039194A (ja) 自動車用シートバック
JP2000210161A (ja) 車両用シ―トのシ―トバック
JP3595767B2 (ja) 自動車用シートバック
JP3753958B2 (ja) 乗り物用シート
JP3394005B2 (ja) 自動車シートに使用されるシート・バック
JPH10278645A (ja) 車両用衝撃吸収シートのリバウンド抑制方法および車両用衝撃吸収シート
JP3522601B2 (ja) 自動車用シートバック

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980929

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees