JP5489565B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
また、本発明の他の目的は、頸部傷害値低減機能とランバーサポート機能の両方を備えつつ、簡単な機構で、部品点数が少なく、小型化且つ軽量化が可能な乗物用シートを提供することにある。
このように連結部材を離間して設けられた保持部を結ぶ仮想線に対する垂直方向を軸として回動可能に形成すると、受圧部材に一定以上の衝撃荷重が加わって乗物後方側に膨出するときに連結部材が同時に後方に回動するため、受圧部材が後方に回動しやすくなり、後面衝突乗時の受圧部材の動きがスムーズになる。
さらに、受圧部材に一定以上の衝撃荷重が加わって乗物後方側に膨出するときに、連結部材が同時に後方に回動するため、受圧部材が後方に回動しやすくなり、後面衝突時の受圧部材の動きがスムーズになる。
本発明の乗物用シートによれば、上述の頸部傷害値低減のための機構を備えると共に、頸部傷害値低減のための機構で用いた受圧部材と同一の部材を用いてランバーサポート機能を提供することができる。よって、簡単な機構を用いて、且つ少ない部品点数で、頸部傷害値低減の機構と可動式ランバーサポート機能との両方を備えた乗物用シートが提供可能となる。
本発明の乗物用シートによれば、連結部材でシートバックのクッションパッドをより安定して支持でき、通常の着座時は乗員の上体を支持し、後面衝突時は乗員の上体を確実に沈み込ませることができる。
本発明の乗物用シートによれば、連結部材の保持部がシートバックフレームの内側を横断しない構成が可能となり、乗員の沈み込みを大きくすることが可能である。
本発明の乗物用シートによれば、ストッパが溝の端部に当接して回動が阻止され、乗物前方側への膨脹時と乗物後方側への膨脹時のそれぞれでばねのテンションがかかり、受圧部材の凸形状が維持される。
そして、上部側と下部側がそれぞれ、受圧部材40の上下方向に離間して設けられた第1連結部材50と第2連結部材60とにより保持されて、左右のサイドフレーム15間に上部側と下部側で架設されて、サイド部10のサイドフレーム15に連結されている。
また、ブラケット53,63と受圧部材40との固定を補強するために、補強部材57,67が、それぞれブラケット53,63の外周を覆うと共にブラケット53,63と受圧部材40との接合部分を受圧部材40の板体の表面側と裏面側から挟持して設けられ、受圧部材40との重畳部分をビス等の固着具58,68で固定している。
また、乗員が乗物用シートSに着座した場合、通常の着座荷重(100N程度)では、受圧部材40はこの前方側へ膨出した形状を維持し、乗員の背部を支持して着座姿勢を安定させるように構成されている。
ワイヤ73の他端部は、ワイヤ巻取り部71から第1ワイヤ係止部75及び第2ワイヤ係止部76を経由して、メインパイプ51の連結部51a近傍に係止されている。
本実施形態では、第1連結部材50、第2連結部材60は、左右両側のサイド部10のサイドフレーム15のそれぞれに沿って設けられている。メインパイプ51,61は略コ字状に形成されており、コ字の両端部が上下方向に2箇所並列してサイドフレーム15の側板15aに連結部51a,51bで連結されている。連結部51a,51bは上記した実施形態と同様に押えボルトを用いてサイドフレーム15に固着されている。
また、上記各実施形態では、上部側の第1連結部材50と下部側の第2連結部材60の両方を回動可能に取付けたが、受圧部材40の上部側と下部側、若しくは左右の何れか一方の連結部材を回動するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態ではストッパは1つの連結部材において左右又は上下2箇所に設けられているが、ストッパの数はこれに限定されるものではない。
さらに、本発明の乗物用シートによれば、頸部傷害値低減機構とランバーサポート機構の部品を共有化することにより、簡単な機構且つ少ない部品点数で、ランバーサポート機能を備えた頸部傷害値低減シートの提供が可能となり、シートの小型化、軽量化が可能となる。
1b,2b,3b 表皮材
10 サイド部
15 サイドフレーム
15a 側板
15b 前縁部
15c 後縁部
20 アッパー部
21 アッパーフレーム
22 ヘッドレストピラー支持部
23 ヘッドレストピラー
30 ロアー部
31 ロアーフレーム
40 受圧部材
50,150 第1連結部材
51,61,151,161 メインパイプ(中筒)
51a,51b,61a,61b 連結部
52,62 ピン(ストッパ)
53,63,153,163 ブラケット(保持部)(外筒)
54,64,152,162 溝
57,67,157,167 補強部材
58,68,158,168 固着具
60,160 第2連結部材
70 ランバーサポート機構
71 ワイヤ巻取り部
71a ケーシング
71b 操作レバー
73 ワイヤ
75 第1ワイヤ係止部
76 第2ワイヤ係止部
77 案内溝
154,164 接合部(ストッパ)
S 乗物用シート
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートバックフレーム
Claims (8)
- 両側に位置するサイド部及び上方に配設されたアッパー部を少なくとも備えたシートバックフレームと、
該シートバックフレームの上方に配設されるヘッドレストと、
該ヘッドレストと独立して可動する板ばねからなる受圧部材と、
少なくとも2箇所に離間して設けられた保持部で前記受圧部材を保持して前記シートバックフレームのサイド部と連結する連結部材と、を備え、
前記受圧部材は、前記離間して設けられた保持部の距離より長く形成されて、乗物前方側に膨出して前記保持部に保持され、一定以上の衝撃荷重によって膨出方向が乗物後方側になるよう構成され、
前記連結部材は、内筒と外筒とから形成され、何れか一方の筒が前記受圧部材を保持し、他方の筒が前記サイド部と連結され、前記受圧部材を保持する筒が前記サイド部と連結される筒に対して回動することで、前記離間して設けられた保持部を結ぶ仮想線に対する垂直方向を軸として回動可能に形成されていることを特徴とする乗物用シート。 - 両側に位置するサイド部及び上方に配設されたアッパー部を少なくとも備えたシートバックフレームと、
該シートバックフレームの上方に配設されるヘッドレストと、
該ヘッドレストと独立して可動する板ばねからなる受圧部材と、
少なくとも2箇所に離間して設けられた保持部で前記受圧部材を保持して前記シートバックフレームのサイド部と連結する連結部材と、を備え、
前記受圧部材は、前記離間して設けられた保持部の距離より長く形成されて、乗物前方側に膨出して前記保持部に保持され、一定以上の衝撃荷重によって膨出方向が乗物後方側になり、
前記連結部材の少なくとも一つが、前記サイド部との連結位置で移動可能に連結され、前記連結部材が移動して前記受圧部材の膨出量を調整可能であり、
前記連結部材は、内筒と外筒とから形成され、何れか一方の筒が前記受圧部材を保持し、他方の筒が前記サイド部と連結され、前記受圧部材を保持する筒が前記サイド部と連結される筒に対して回動することで、前記離間して設けられた保持部を結ぶ仮想線に対する垂直方向を軸として回動可能に形成されていることを特徴とする乗物用シート。 - 前記連結部材の保持部は、前記シートバックフレームの上下方向に離間して設けられ前記サイド部と連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
- 前記連結部材の保持部は、それぞれ前記シートバックフレームの両側のサイド部に沿って設けられ前記サイド部と連結されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記サイド部と連結される筒はコ字状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の乗物用シート。
- 前記外筒には回動方向に所定の長さの溝が形成され、前記内筒には前記溝に案内されるストッパが形成され、前記受圧部材を保持する筒が前記溝の長さの範囲で回動可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
- 前記受圧部材の前記保持部と連結される側の端部には、前記受圧部材と前記保持部との接合部分を補強する補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗物用シート。
- 前記サイド部には上下方向に延びる案内溝が形成され、
前記連結部材の前記サイド部と連結される筒の端部は前記案内溝に挿通され、該端部が前記案内溝内を上下方向へ移動することで前記受圧部材の膨出量を調整可能であり、
前記サイド部と連結される筒の端部を上下方向へ移動させる上下移動機構が前記サイド部のシート外側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
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