JP2017015137A - 固定構造 - Google Patents

固定構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017015137A
JP2017015137A JP2015130467A JP2015130467A JP2017015137A JP 2017015137 A JP2017015137 A JP 2017015137A JP 2015130467 A JP2015130467 A JP 2015130467A JP 2015130467 A JP2015130467 A JP 2015130467A JP 2017015137 A JP2017015137 A JP 2017015137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer casing
cylindrical member
fixing
hole
outer cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015130467A
Other languages
English (en)
Inventor
睦弘 横松
Mutsuhiro Yokomatsu
睦弘 横松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hi Lex Corp
Original Assignee
Hi Lex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hi Lex Corp filed Critical Hi Lex Corp
Priority to JP2015130467A priority Critical patent/JP2017015137A/ja
Priority to PCT/JP2016/069146 priority patent/WO2017002809A1/ja
Priority to CN201680024191.2A priority patent/CN107532635A/zh
Priority to US15/739,791 priority patent/US20180363693A1/en
Priority to EP16817917.4A priority patent/EP3315801A4/en
Publication of JP2017015137A publication Critical patent/JP2017015137A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/26Construction of guiding-sheathings or guiding-tubes
    • F16C1/262End fittings; Attachment thereof to the sheathing or tube
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/26Construction of guiding-sheathings or guiding-tubes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Flexible Shafts (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】筒状部材の端部に端末部材を固定する固定構造について、容易に製造可能な固定構造を提供する。【解決手段】少なくとも端部2Aが中空のアウターケーシング2と、端部2Aに取り付けられたアウターキャップ3と、を備え、アウターキャップ3の外側からアウターケーシング2まで到達する固定部5を複数有する固定構造であって、固定部5は、アウターケーシング2の肉厚の厚み方向と交差する方向に延び、アウターケーシング2の幅方向の一方側と他方側とに設けられた固定構造。【選択図】図1

Description

本発明は、筒状部材の端部に端末部材を固定する固定構造の技術に関する。
従来、筒状部材の端部に端末部材を固定する技術は公知となっており、例えば、コントロールケーブルにおいては、ブラケットへの取付部を設けるために、筒状部材の一形態であるアウターケーシングの端部に、端末部材が固定されている。この固定構造においては、例えば、特許文献1に開示されているように、加締めによる固定構造が公知となっている。
実開平04−004516号公報
アウターケーシングの端部に端末部材が固定される固定構造において、加締めによってアウターケーシングの端部に端末部材を固定した場合には、アウターケーシングの形状が加締めによって変形し、アウターケーシング内側の挿通孔に挿通されるインナーケーブルの摺動抵抗が増加する怖れがある。そのため、製造過程を慎重に行わなければならず、製造作業性に問題がある。
本発明はかかる課題に鑑み、筒状部材の端部に端末部材を固定する固定構造について、容易に製造可能な固定構造を提供する。
本発明の固定構造は、少なくとも端部が中空の筒状部材と、前記端部に取り付けられた端末部材と、を備え、前記端末部材の外側から前記筒状部材まで到達する固定部を複数有する固定構造であって、前記固定部は、前記筒状部材の肉厚の厚み方向と交差する方向に延び、前記筒状部材の幅方向の一方側と他方側とに設けられたものである。
本発明における固定構造によれば、製造作業時において、従来ほど厳密に精度管理をする必要が無くなるため、容易に製造可能となる。
本発明の一実施形態に係る固定構造の全体的な構成を示した側面図である。 穴部及び硬質部材を示す図1中のA−A線断面図である。 図3(a)は、本発明の一実施形態に係るケーシングキャップの側面一部断面図であり、図3(b)は、同じく図3(a)中のB−B線断面図である。 図4(a)は、本発明の一実施形態に係る固定構造の第一の製造過程を示す図であり、図4(b)は、同じく第二の製造過程を示す図である。
次に、発明の実施の形態を説明する。まず、本発明の一実施形態にかかる固定構造の全体構成について図1を用いて説明する。
本実施形態に係る固定構造とは、筒状部材の端部に端末部材を固定する構造であり、筒状部材の端部を覆うように端末部材が取り付けられて固定される構造である。
本実施形態に係る固定構造は、コントロールケーブル1に用いられる。なお、固定構造はコントロールケーブル1に用いられるだけに限定されず、例えば、筒状部材の端部を封止する部材を固定する構造にも用いられる。本実施形態に係るコントロールケーブル1は、インナーケーブル10と、アウターケーシング2と、アウターキャップ3と、固定部5と、を有する。
本実施形態における固定構造は、少なくとも端部が中空の筒状部材と、前記端部に取り付けられた端末部材と、を備え、前記端末部材の外側から前記筒状部材まで到達する固定部を複数有する。
次に、本実施形態に係る固定構造について、図1から図3を用いて説明する。筒状部材は、中空の長尺部材であり、少なくとも端部が中空であるように構成されており、本実施形態においては、アウターケーシング2によって構成される。アウターケーシング2は、長手方向に対して直交する断面が環状の部材である。なお、筒状部材の構成は、本実施形態に限定するものではなく、例えば、断面が多角形環状に構成されても良い。アウターケーシング2は三層構造を備え、図2に示すように、最も外側に樹脂で形成される第一の層21Aと、その外周が第一の層21Aの内周面に接するように設けられたコイルからなる第二の層21Bと、その外周が第二の層21Bの内周に接するように設けられ、樹脂で形成される第三の層21Cから構成されている。第三の層21Cの内周には、インナーケーブル10が挿通され、アウターケーシング2の内部をインナーケーブル10が摺動可能なように挿通路が形成されている。なお、筒状部材の構成は、本実施形態に限定するものではなく、例えば、樹脂層のみで形成される筒状の部材で構成されても良い。
端末部材は、筒状部材の端部に取り付けられた部材であり、本実施形態においては、図1に示すように、アウターケーシング2の端部2Aを覆うように取り付けられた筒状のアウターキャップ3によって構成される。アウターキャップ3は、合成樹脂で形成され、アウターケーシング2の端部2Aを挿通するための内径部3Aと、筒状部材の取付対象物となるブラケット(図示せず)へ取付けるための取付部3Bと、内径部3Aよりも断面径が小さいインナーケーブル10を挿通するための小径部3Cと、両端に開口部を備える(図3(a)も合わせて参照)。内径部3Aは、アウターキャップ3の内部に設けられており、両端に開口を有する円柱形状の空間を形成する部分であって、内径部3Aの一端側の開口はアウターキャップ3の一端側の開口部を構成している。取付部3Bは、アウターキャップ3の外周面に形成された縮径部である。小径部3Cは、アウターキャップ3の内部に設けられており、両端に開口を有し、内径部3Aよりも断面径が小さい円柱形状の空間を形成する部分であって、その他端側の開口がアウターキャップ3の開口部を構成している。内径部3Aと小径部3Cとは、内径部3Aの他端側の開口と小径部3Cの一端側の開口とが連通するように形成されている。また、内径部3Aの縮径部側端部(他端側)には、アウターケーシング2の端部2Aと当接する当接面3Dが設けられている。なお、端末部材の構成は、少なくとも筒状部材の端部のうち、中空に形成された端部に取付けることができる部材であれば、本実施形態に限定するものではない。例えば、筒状部材の外周端部に突設部を設け、端末部材の内周端部に筒状部材の突設部に対応するように凹部を設け、前記突起部を凹部に係合するように構成されても良い。この場合、端末部材の筒状部材に対する取付方向を決めることができる。
固定部は、端末部材の外側から筒状部材まで到達して、端末部材を筒状部材から相対移動不能に固定する部分である。本実施形態における固定部である固定部5は、後述するように、端末部材であるアウターキャップ3の外周面から筒状部材であるアウターケーシング2に到達する穴部5Aと、穴部5Aに充填された硬質部材5Bとにより形成されている。複数形成された固定部により、アウターキャップ3とアウターケーシング2とは相対移動不能に固定されている。ここで、端末部材の外側とは、端末部材の外側であり、端末部材の外側から筒状部材まで到達する固定部を形成できれば、特に限定されるものではない。また、固定部が筒状部材まで到達するとは、固定部が筒状部材の一部と端末部材とに形成されることを意味する。なお、穴部5Aは、有底の穴であり、インナーケーブル10が挿通する挿通路までは到達していない。なお、端末部材の外側とは、端末部材についての、筒状部材側に対する方向を示すものであり、必ずしも端末部材の外表面や端末部材の外側の空間を意味するものではない。
固定部は、筒状部材の肉厚の厚み方向と交差する方向に延びる。複数の固定部の少なくとも一つを、前記筒状部材の幅方向の一方側に、他の固定部の少なくとも一つを他方側に設けてもよい。本実施形態においては、固定部5は、アウターケーシング2の肉厚の厚み方向と交差する方向に延び、アウターケーシング2の幅方向の一方側と他方側とに少なくとも一つずつ、すなわち複数個設けられる。ここで、アウターケーシング2の肉厚の厚み方向と交差する方向とは、アウターケーシング2が断面環状の筒状部材の場合においては、図2に示すように、固定部5の開口の中心におけるアウターケーシング3の仮想外周面の接線方向v2と直交する方向v3に対し角度θ(0°<θ<90°)傾けた方向v1を意味する。また、アウターケーシング2の幅方向とは、アウターケーシング2の長手方向中心線に直交する方向であって、一方側と他方側とは、該幅方向に直交する軸線L1を中心として一方側(図2の左側)と他方側(図2の右側)を意味する。なお、図2に示す本実施形態においては、接線方向v2をアウターケーシング2の幅方向の接線とした場合であり、接線方向v2をアウターケーシング2の幅方向とした固定部については、穴部の形成が容易である。
固定部は、少なくとも一つの固定部の延びる方向が、前記筒状部材の横断面における中心を通る軸線と略平行としてもよいし、互いに同方向、かつ平行に延びるようにしてもよい。本実施形態においては、図2に示すように、固定部5は、アウターケーシング2の横断面における中心を通る軸線L1と略平行であり、互いに同方向、かつ平行に延びる。より詳細には、固定部5を構成する穴部5A(詳細は後述)が、アウターケーシング2の横断面における中心を通る軸線L1と略平行に設けられており、互いに同方向、かつ平行に延びる。穴部5Aは、図2に示すように、断面視において、左上、右上、左下、右下の4か所に設けられており、図1に示すように、長手方向において2列になって設けられており合計8か所設けられている。なお、本実施形態においては、各穴部5Aの延びる方向が互いに同方向、かつ平行に構成されているが、少なくとも一つの固定部の延びる方向が、前記筒状部材の横断面における中心を通る軸線と略平行であればよく、例えば一つの穴部5Aが軸線L1と平行な方向であれば、他の穴部5Aの方向は、互いに異なる方向に延びる構成としても良い。
固定部は、前記端末部材の外周面から前記筒状部材に向けて延びる穴部と、前記端末部材から前記筒状部材へと、前記筒状部材の外周に入り込んだ硬質部材とにより形成することができる。前記端末部材の外周面から前記筒状部材に向けて延びる穴部については、前記筒状部材から前記端末部材へ到達する穴部とし、前記端末部材から前記筒状部材に入り込んだ硬質部材としては、前記穴部に充填された硬質部材とすることができる。本実施形態においては、固定部5は、アウターキャップ3の外周面から内径部3Aへ到達する貫通孔5A1とアウターケーシング2の外周面に設けられた凹部5A2とを含む穴部5Aと、貫通孔5A1から凹部5A2に亘るように穴部5Aに充填される円柱形の硬質部材5Bとにより形成される。本実施形態においては、穴部5Aは、アウターキャップ3の外周面から内周面まで穿たれた貫通孔5A1と、後述するように、アウターケーシング2の第三の層21Cの一部が硬質部材5Bにより変形されることにより生じた凹部5A2とにより形成されている。穴部5Aは、貫通孔5A1と凹部5A2とを個別に形成してもよく、一体として形成してもよい。また、固定部の構成は、端末部材の外側から筒状部材まで到達して、端末部材を筒状部材から相対移動不能に固定する構成であれば、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、穴に接着剤を充填するような構成であってもよい。
穴部5Aは、アウターキャップ3を経てアウターケーシング2まで連通して設けられており、アウターケーシング2の肉厚の厚み方向と交差する方向に延び、アウターケーシング2の幅方向の一方側と他方側とに設けられる。穴部5Aは、図2に示すように、横断面視において、左上、右上、左下、右下の4か所に設けられており、図3(a)に示すように、長手方向において2列になって設けられており合計8か所設けられている。穴部5Aはそれぞれ、円柱形状の空間となるように形成されている。なお、固定部を構成する穴部は、筒状部材に対して端末部材が相対移動不能となるように固定できれば、個数、形状、及び位置は特に限定されるものではない。
硬質部材5Bは、穴部5Aへ充填される部材であり、本実施形態においては、穴部5Aの直径よりも大きい直径を有する円柱状に形成されている。硬質部材5Bは、アウターケーシング2を形成する合成樹脂よりも硬度の高い素材で構成されている。ここで、アウターケーシング2を形成する合成樹脂よりも硬度の高い素材の一例としては、(1)アウターケーシング2及びアウターキャップ3を形成する合成樹脂と同種類の合成樹脂であってこれらよりも密度が大きい樹脂、(2)アウターケーシング2を形成する合成樹脂と異なる種類の合成樹脂であって破断強度が高い樹脂、(3)合成樹脂よりも硬度の高い異種材料(金属など)、を挙げることができる。なお、硬質部材の材質については、特に限定するものではなく、例えば、金属または樹脂で形成されることができ、アウターケーシング2及びアウターキャップ2に加わる負荷に応じて適宜選択することができる。また、アウターキャップ3の外周面からピンを押し込むことによって、アウターキャップ3の樹脂材料が圧縮されて破断強度が高くなり、圧縮された樹脂材料がアウターキャップ3からアウターケーシング2へと食い込んで、アウターケーシング2及びアウターキャップ3に加わる負荷に耐えることができるようにしてもよい。
次に、固定部5を用いたアウターケーシング2にアウターキャップ3を固定する固定構造の形成方法の一例について図4を用いて説明する。上述した穴部5Aの一部となる貫通孔5aが形成されているアウターケーシング2の端部2Aを、アウターキャップ3の内径部3Aへ挿通する。アウターケーシング2の端部2Aは、当接面3Dに当接する。アウターケーシング2の内部に挿通されたインナーケーブル10はアウターキャップ3の小径部3Cへ挿通されて外部へ導出される。アウターキャップ3の内径部3Aとアウターケーシング2の外周面との間には、アウターケーシング2にアウターキャップ3を挿通しやすいようにクリアランスが設けられている。ここでは、当該クリアランスは0.2mmよりも小さくなるよう構成されている。
また、インナーケーブル10とアウターケーシング2との間及びインナーケーブル10の外周面と小径部3Cの内周面との間にもクリアランスが設けられている。このように構成することにより、インナーケーブル10は、アウターケーシング2の内部及びアウターキャップ3の小径部3Cの内部を往復移動することが可能となる。
次に、アウターキャップ3の外周面から貫通孔5A1に対して、硬質部材5Bを挿入する。より詳細には、硬質部材5Bの断面直径は貫通孔5A1の孔径よりも大きいため、硬質部材5Bを貫通孔5A1に対して圧入する。本実施形態においては、貫通孔5A1は8か所設けられており、それぞれに硬質部材5Bが圧入されている。図3(b)に示す断面視においては、右上、右下、左上、左下の4か所の貫通孔5A1へそれぞれ硬質部材5Bが圧入される。硬質部材5Bの圧入方向は、貫通孔5A1にガイドされるので、ここでは、アウターケーシング2の横断面における中心を通る軸線L1と略平行になる。
硬質部材5Bの圧入を進めると、硬質部材5Bの先端がアウターケーシング2の第一の層21Aへ到達する。さらに硬質部材5Bの圧入を進めると、第一の層21Aへ硬質部材5Bが食い込む。これにより、第一の層21Aに上述した凹部5A2が形成されて穴部5Aが形成されると共に、硬質部材5Bがアウターケーシング2の第1の層21Aとアウターキャップ3との間で楔となることで、アウターケーシング2に対してアウターキャップ3が相対移動不能に固定される。
このように、本実施形態に係る固定構造は、固定部5を、アウターケーシング2の肉厚の厚み方向と交差する方向に延びるように設け、かつ、アウターケーシング2の幅方向の一方側と他方側とに設けることにより、従来のように、固定部をアウターケーシング2の肉厚の厚み方向に延びるように(外周面の接線と直交する方向に硬質部材5Bを圧入するように)設けた場合と比べて、硬質部材5Bの食い込み量を小さくししても、両固定部5でアウターケーシング2を挟持できる。これにより、硬質部材5Bの食い込み量を小さくできるので、アウターケーシング2の形状が加締めによって変形することを抑制でき、ひいては、インナーケーブル10の摺動抵抗の低下を防ぐことができ、従来ほど厳密に精度管理をする必要が無くなり、容易に製造可能となる。
また、硬質部材5Bは、図2に示すように、アウターケーシング2の肉厚の厚み方向と交差する方向に延び、アウターケーシング2の変形を抑制する。すなわち、外周面の接線と直交する方向に硬質部材5Bを圧入した場合と比較して、アウターケーシング2の内径部へ与える影響が少なくなり、アウターケーシング2の変形を抑制することができるので、従来ほど厳密に精度管理をする必要が無くなり、容易に製造可能となる。すなわち、外周面の接線と直交する方向に硬質部材5Bを圧入した場合と比較して、硬質部材5Bが食い込む量を大きくできるので、圧入に際して従来ほど厳密に精度管理をする必要が無くなり、容易に製造可能となる。
穴部5A及び穴部5Aに充填された硬質部材5Bは、アウターケーシング2の横断面における中心を通る軸線L1と略平行に設けられている。軸線L1と略平行な方向は、アウターケーシング2の長手方向に直交する方向であり、アウターキャップ3の前方向へ移動する力及び後方向へ移動する力を受けることができるので、アウターキャップ3がアウターケーシング2の端部2Aから離脱する方向に動き難くなり、離脱に対する強度が向上する。
また、穴部5A及び穴部5Aに充填された硬質部材5Bは、互いに同方向、かつ平行に延びているため、アウターキャップ3の前方向へ移動する力及び後方向へ移動する力をより多くの固定部5によって受けることができるので、アウターキャップ3がアウターケーシング2の端部2Aから離脱する方向に動き難くなり、離脱に対する強度が向上する。また、穴部5A及び穴部5Aに充填された硬質部材5Bは、互いに同方向、かつ平行に延びているため、硬質部材5Bを圧入する方向も同方向、かつ平行になり、硬質部材5Bを圧入する際に、アウターケーシング2及びアウターキャップ3を回転する必要がなくなる。このように構成することにより、外周面の接線と直交する方向に硬質部材を圧入し、かつ、複数の固定部が同軸方向にない固定構造と比較して、作業工程を一つ省略することができるため、容易に製造可能となる。
以上のように、本実施形態に係る固定構造は、少なくとも端部2Aが中空のアウターケーシング2と、端部2Aに取り付けられたアウターキャップ3と、を備え、アウターキャップ3の外側からアウターケーシング2まで到達する固定部5を複数有する固定構造であって、固定部5は、アウターケーシング2の肉厚の厚み方向と交差する方向に延び、アウターケーシング2の幅方向の一方側と他方側とに設けられたものである。このように構成することにより、硬質部材5Bと接触するアウターケーシング2の体積が大きくなるので圧入に際して要求される精度が低下するため、容易に製造可能となる。
また、固定部5が、アウターケーシング2とアウターキャップ3とを貫通する穴部5Aと、穴部5Aに充填された硬質部材5Bとにより形成されたものである。
また、少なくとも一の固定部5の延びる方向が、アウターケーシング2の横断面における中心を通る軸線L1と略平行であるものである。このように構成することにより、アウターキャップ3がアウターケーシング2の端部2Aから離脱する方向に動き難くなり、離脱に対する強度が向上する。
<変形例>
本発明の固定構造の変形例について説明する。本変形例に係る固定構造と上記の固定構造との主たる相違点は、固定部の構成およびその形成方法にある。具体的には、(1)貫通孔を有しないアウターキャップを用いた点、(2)アウターキャップの表面を針状部材で押圧することで変形させ、前記端末部材から前記筒状部材へと、硬質部材を前記筒状部材の外周に入り込ませて形成された固定部を用いた点、を主たる変更点とする。その他の点は、上記の実施形態に係る固定構造と同様であるので、説明を省略し、以下、固定構造の形成方法について説明し、併せて固定部の構成について説明する。
まず、固定構造の形成方法について説明する。上記と同様に、アウターケーシングの端部を、アウターキャップの内径部へ挿通する。次に、上述したように、アウターキャップの外周面の所定の位置でアウターキャップよりも硬質の針状部材を押圧する。針状部材で押圧する箇所は、固定部を形成したい箇所であり、上記の実施形態で貫通孔5Aが形成されていた箇所と同様の箇所である。針状部材の押圧方向も、上記の貫通孔5Aの延びる方向と同様である。
針状部材によるアウターキャップの押圧を始めると、アウターキャップの押圧された部位が変形して針状部材に沿った穴部が形成される。一方で、穴部が形成された箇所に存在していた合成樹脂は、針状部材の進行方向に圧縮されるとともに押し出され、針状部材の押圧方向にアウターキャップの内周面から突出する突出部が形成される。突出部は、アウターケーシングの外表面から前記穴部が延びる方向に向かってアウターケーシングに食い込む。これにより、アウターケーシングの表面に上述した凹部が形成されると共に、アウターケーシングよりも硬質な突出部がアウターケーシングの外周に入り込んだ状態となって、アウターケーシングとアウターキャップとの間で楔となる。このように、アウターキャップから硬質な部材がアウターケーシングの外周に入り込むことによって、アウターケーシングに対してアウターキャップが相対移動不能に固定される。なお、針状部材の押圧量は、アウターキャップを貫通しない程度、かつ、固定部によるアウターケーシングとアウターキャップとの固定が実用的な強度となる程度に突出部が突出するように調整される。また、針状部材は、所望の突出部を得ることができれば、形状、径、硬度は適宜選定することができ、先端が鋭利である必要はない。なお、本変形例の固定構造では、上述の実施形態において、上述の穴部の深さよりも短い長さであり、上述の穴部の断面形状と同様の周回り方向の形状を有し、上述のアウターキャップと同材質であって圧縮された材料により構成された硬質部材を用い、上述の貫通孔である穴部にこの硬質部材を挿入して、上述のアウターケーシングの外周面に設けられた凹部に硬質部材が充填された構造と、実質的に同義である。
本変形例の固定構造は、少なくとも端部が中空の筒状部材と、前記端部に取り付けられた端末部材と、を備え、前記端末部材の外側から前記筒状部材まで到達する固定部を複数有する固定構造であって、前記固定部は、前記筒状部材の肉厚の厚み方向と交差する方向に延び、前記筒状部材の幅方向の一方側と他方側とに設けられ、前記固定部が、前記端末部材が変形することで前記端末部材の内周面から突出し、前記筒状部材に食い込んだ突出部である固定構造ということもできる。
以上説明したように、本変形例では、端末部材をスポット的に圧縮して固定部を形成するために製造が容易であり、端末部材と筒状部材以外の材料を用いる必要もないため製造性が良好である。
本変形例では、アウターケーシングの材料として、針状部材の押圧の際にアウターキャップが割れることを抑制するために、ナイロン樹脂などのじん性のある材料を用いることができる。なお、本変形例では、アウターキャップを構成する材料を圧縮することにより、前記突出部の強度を向上させているが、微小なガラス材料が分散されている樹脂を用いるなど、アウターキャップの強度が十分に高い場合には、アウターキャップを構成する材料を圧縮する必要はない。
以上説明したように、本変形例では、端末部材をスポット的に圧縮して固定部を形成するために製造が容易であり、端末部材と筒状部材以外の材料を用いる必要もないため製造性が良好である
1 コントロールケーブル
2 アウターケーシング(筒状部材)
3 アウターキャップ(端末部材)
5 固定部
5A 穴部
5A1 貫通孔
5A2 凹部
5B 硬質部材
10 インナーケーブル

Claims (5)

  1. 少なくとも端部が中空の筒状部材と、前記端部に取り付けられた端末部材と、を備え、
    前記端末部材の外側から前記筒状部材まで到達する固定部を複数有する固定構造であって、
    前記固定部は、前記筒状部材の肉厚の厚み方向と交差する方向に延び、前記筒状部材の幅方向の一方側と他方側とに設けられた固定構造。
  2. 前記固定部が、前記端末部材の外周面から前記筒状部材に向けて延びる穴部と、前記端末部材から前記筒状部材へと、前記筒状部材の外周に入り込んだ硬質部材とにより形成された請求項1に記載の固定構造。
  3. 少なくとも一の前記固定部の延びる方向が、前記筒状部材の横断面における中心を通る軸線と略平行である請求項2に記載の固定構造。
  4. 前記固定部は、互いに同方向、かつ平行に延びる請求項1から3のいずれか一項に記載の固定構造。
  5. インナーケーブルと、請求項1から4に記載の固定構造と、を有し、前記筒状部材が、前記インナーケーブルが挿通されるアウターケーシングであり、前記端末部材がアウターキャップであるコントロールケーブル。
JP2015130467A 2015-06-29 2015-06-29 固定構造 Pending JP2017015137A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015130467A JP2017015137A (ja) 2015-06-29 2015-06-29 固定構造
PCT/JP2016/069146 WO2017002809A1 (ja) 2015-06-29 2016-06-28 固定構造
CN201680024191.2A CN107532635A (zh) 2015-06-29 2016-06-28 固定构造
US15/739,791 US20180363693A1 (en) 2015-06-29 2016-06-28 Fixing structure
EP16817917.4A EP3315801A4 (en) 2015-06-29 2016-06-28 Fixing structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015130467A JP2017015137A (ja) 2015-06-29 2015-06-29 固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017015137A true JP2017015137A (ja) 2017-01-19

Family

ID=57608127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015130467A Pending JP2017015137A (ja) 2015-06-29 2015-06-29 固定構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20180363693A1 (ja)
EP (1) EP3315801A4 (ja)
JP (1) JP2017015137A (ja)
CN (1) CN107532635A (ja)
WO (1) WO2017002809A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20230228298A1 (en) * 2022-01-06 2023-07-20 Tiger Tool International Incorporated Coupler assembly for removing bushing pins

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51146653A (en) * 1975-03-13 1976-12-16 Incom Int Inc Adapier for push pull control cable

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1575826A (en) * 1923-08-03 1926-03-09 Julius F Goetz Controlling device
US1881980A (en) * 1930-12-17 1932-10-11 Thomas & Betts Corp Pipe coupler
US2597482A (en) * 1946-02-23 1952-05-20 Harry W Harrison Joint
US3913954A (en) * 1972-08-10 1975-10-21 Fred Klimpl Pipe locking device
US4177691A (en) * 1978-03-06 1979-12-11 Teleflex Incorporated Motion transmitting remote control assembly
AU5688680A (en) * 1979-04-16 1980-10-23 Chemetron Corp. Pile joint
US4281860A (en) * 1979-07-27 1981-08-04 Techplastics, Inc. Key coupled plastic conduits
US4694706A (en) * 1986-02-14 1987-09-22 Acco Babcock Inc. Control cable conduit length adjustment device
US5653148A (en) * 1995-12-15 1997-08-05 Teleflex Incorporated Conduit shortening adjustment assembly
US5779283A (en) * 1996-04-10 1998-07-14 Takenaka Corporation Pipe joint unit
CN1163367A (zh) * 1996-04-19 1997-10-29 株式会社竹中工务店 管道接头装置
GB2315529A (en) * 1996-07-24 1998-02-04 Artform Int Ltd Pipe connector with tangential retainer
JPH1120659A (ja) * 1997-07-07 1999-01-26 Nissin Kogyo Kk 流体圧アクチュエータの流体配管接続構造
JPH11201353A (ja) * 1998-01-09 1999-07-30 Nasuko Fitting Kk 管継手
JP5489565B2 (ja) * 2009-07-21 2014-05-14 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51146653A (en) * 1975-03-13 1976-12-16 Incom Int Inc Adapier for push pull control cable

Also Published As

Publication number Publication date
CN107532635A (zh) 2018-01-02
EP3315801A4 (en) 2018-12-26
WO2017002809A1 (ja) 2017-01-05
EP3315801A1 (en) 2018-05-02
US20180363693A1 (en) 2018-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI403727B (zh) 雙端式接點探針
JP2013033722A5 (ja)
EP2937943A1 (en) Socket contact
JP5734354B2 (ja) 工具クランプ装置
TW201737563A (zh) 彈簧接觸銷
KR20110105401A (ko) 평면형의 플런저 및 둥근 배럴을 가지는 시험 프로브
WO2017002809A1 (ja) 固定構造
JP2017159408A (ja) バリ取り工具
CN108352635B (zh) 插塞接触件和用于制造插塞接触件的方法
US10411381B2 (en) Electrical contact
CN104416323A (zh) 用于保持高硬度销的轴承销镦粗方法
JP2015078738A5 (ja)
JP3881682B2 (ja) 両端変位型コンタクトプローブ
JP2006226314A (ja) こま式ボールねじ
JP6326320B2 (ja) 圧着端子の製造方法
US20120031227A1 (en) Connecting Rod Having a Press Fit and Method of Producing a Connecting Rod
JP2015220017A (ja) 雌端子金具、端子金具
JP2008111500A (ja) ディスクブレーキ装置のガイドピン取り付け方法、およびディスクブレーキ装置
JP2016081925A (ja) 端子及びその製造方法
US20140030014A1 (en) Joined connection for components by means of a locating fit
JP2020193655A (ja) ガスケット
JP5011153B2 (ja) 突起付ウレタンベルトの製造方法と、突起付ウレタンベルト
JP7220909B2 (ja) 雌型端子
JP2007051771A (ja) 動圧軸受の製造方法
JP6796930B2 (ja) シフトストローク変更用アダプタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200519

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201208