JP2011051448A - シートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011051448A
JP2011051448A JP2009201549A JP2009201549A JP2011051448A JP 2011051448 A JP2011051448 A JP 2011051448A JP 2009201549 A JP2009201549 A JP 2009201549A JP 2009201549 A JP2009201549 A JP 2009201549A JP 2011051448 A JP2011051448 A JP 2011051448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headrest
webbing
vehicle
seat belt
retractor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009201549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5478995B2 (ja
Inventor
Takeshi Tanmachi
健 反町
Hiroyuki Kono
寛之 河野
Yosuke Shimizu
陽介 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Autoliv Development AB
Original Assignee
Autoliv Development AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Autoliv Development AB filed Critical Autoliv Development AB
Priority to JP2009201549A priority Critical patent/JP5478995B2/ja
Publication of JP2011051448A publication Critical patent/JP2011051448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5478995B2 publication Critical patent/JP5478995B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

【課題】リトラクタから引き出されたウェビングが乗員の体格等に応じて前方に転向する際のジャミングを防止しつつ、リトラクタの小型化や軽量化、コスト削減が可能であり、さらに安全性も向上するシートベルト装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかるシートベルト装置100の代表的な構成は、ヘッドレスト210の一端に備えられるウェビング中継部材114と、ヘッドレスト210の他端に内蔵されウェビング102を巻き取るリトラクタ112と、を含み、ウェビング中継部材114は、リトラクタ112からヘッドレスト210の幅にわたって引き出されたウェビング102を転向させるとともに、このウェビング102が転向する方向に応じて回動可能であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートクッションとシートバックとヘッドレストとを含む車両用シートクッション装置に配設されるシートベルト装置に関するものである。
従来より、車両に備えられるシートクッション装置には、事故時の衝撃から乗員を保護するために、乗員の肩部、胸部、腰部等を帯状のベルト(ウェビング)で拘束するシートベルト装置が配設されている。シートベルト装置は、概して、二点式シートベルト装置と三点式シートベルト装置に大別され、昨今ではより安全性の高い三点式シートベルト装置が繁用されている。
三点式シートベルト装置に関しては、安全性の拡充や機能強化等のため、現在に至るまでに種々の技術が提案されている。例えば特許文献1には、ヘッドレストからウェビングが引き出されるシートベルト装置が開示されている。リトラクタはシートバック下部に内蔵され、ウェビングは、このリトラクタからシートバック内部を上方のヘッドレストまで引き出され、ヘッドレストに設けられた開口部から外部へ引き出される。
また、非特許文献1に記載のシートベルト装置では、シートバックの側端部に設置されヘッドレストに連結された支柱を設けて、支柱の下部にリトラクタを内蔵している。ヘッドレスト近傍の支柱に開口部を設け、リトラクタに一端が連結されたウェビングを引き出すことが可能である。
特開平10−315911号公報
Von Francisco Jacob、Karl-Heinz Hochmiuth、「ATZ:Automobiltechnische Zeitschrift」、1991年3月、第93巻、p.162-169
しかしながら、特許文献1の技術では、ウェビングがヘッドレストに設けられた開口部の内面を摺動して引き出されたり、巻き取られたりする。そのため、摺動の際に発生する摩擦抵抗により、ウェビングの損傷やリトラクタの巻取不良を引き起こすおそれがあった。また、局所的に大きな力がかかって、ウェビングが片寄って皺を生じるジャミングと呼ばれる現象も発生し易く、ウェビングが破断するおそれさえあった。
さらに、特許文献1の技術では、シートバック下部にリトラクタを内蔵するため、シートバックの高さにわたる長いウェビングを巻き取るリトラクタの外形寸法が大きくなり、小型化や軽量化が困難であった。加えて、ウェビングが長い分、事故時に乗員の荷重がかかって伸張する長さも長くなり、緊急時にプリテンショナ機構がウェビングを巻き取る長さが増大してしまうという問題もあった。リトラクタを乗員の肩部近傍に配置することも考えられるが、このような場合にはリトラクタから直接引き出されたウェビングが開口部で転向して乗員の体格に合わせた方向に引き出される際に大幅に捻られてしまうので、ジャミングが発生する可能性がますます増大してしまうおそれがあった。
非特許文献1の技術においても、支柱の下部にリトラクタが内蔵されるので、特許文献1と同様に、上述した課題を内包した。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、リトラクタから引き出されたウェビングが乗員の体格等に応じて前方に転向する際のジャミングを防止しつつ、リトラクタの小型化や軽量化、コスト削減が可能であり、さらに安全性も向上するシートベルト装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の代表的な構成は、シートクッションとシートバックとヘッドレストとを含む車両用シートクッション装置に配設されるシートベルト装置において、ヘッドレストの一端に備えられるウェビング中継部材と、ヘッドレストの他端に内蔵されウェビングを巻き取るリトラクタと、を含み、ウェビング中継部材は、リトラクタからヘッドレストの幅にわたって引き出されたウェビングを転向させるとともに、このウェビングが転向する方向に応じて回動可能であることを特徴とする。
上記構成によれば、ウェビング中継部材は、乗員の体格に対応して変更されるウェビング引出方向(転向する方向)に応じて回動する。そのため、ウェビングがウェビング中継部材に当接して局所的に大きな力がかかることを防止できる。また、リトラクタをヘッドレストの一端に片寄せして他端にウェビング中継部材を配置したので、ウェビングの捻れが緩やかに生じる空走距離(自由長)がヘッドレストの幅にわたって確保される。そのため、リトラクタから出たウェビングが即座に転向して自由に回動するウェビング中継部材にてウェビングが急激に捻れてしまうことを防止できる。故に、ジャミングを防止可能である。
また、リトラクタがヘッドレストに内蔵され、ウェビングがヘッドレストの左右両端にわたって引き出されるので、シートバックの高さにわたって引き出される巻取長の長いウェビングに比較すると、ウェビングの長さを大幅に短縮可能である。具体的には、概してウェビングの長さを0.6m〜0.8m(20〜25%)程度短縮することが可能になり、リトラクタの小型化や軽量化、コスト削減を図ることができる。また、緊急時にプリテンショナ機構がウェビングを巻き取る長さも短縮することができる。
当該シートベルト装置は、衝撃発生時にヘッドレストを他端の側へ移動させるヘッドレスト移動手段を備えるとよい。これにより、衝撃発生時において、ウェビングが乗員に接近する方向に動いて肩ベルトの外れが防止されるので、乗員の車外への放出、車両の天井や側面、ガラスなどへの2次衝突を回避することができる。
上記課題を解決するために本発明の他の代表的な構成は、シートクッションとシートバックとヘッドレストとを含む車両用シートクッション装置に配設されるシートベルト装置において、ウェビングの端部をヘッドレストの一端に固設するアンカープレートと、アンカープレートから下方へ延伸するウェビングを、シートクッション後部の一端の側にて巻き取るリトラクタと、衝撃発生時にヘッドレストをアンカープレートとは反対側である他端の側へ移動させるヘッドレスト移動手段と、を含むことを特徴とする。
上記のようにアンカープレートとリトラクタとの配置を逆にした構成でも、衝撃発生時において肩ベルトの外れが防止され、乗員の車外への放出、車両の天井や側面、ガラスなどへの2次衝突を回避することができる。かかる構成は、寸法(厚み)等によりヘッドレストにリトラクタを内蔵できない場合に有効である。
上記ヘッドレスト移動手段は、シートバックに固定され、衝撃発生時に膨張ガスを発生させるインフレータと、膨張ガスを受けて他端の側へ摺動する摺動部材と、摺動部材とヘッドレストとを連結する連結部材と、を有するとよい。これにより、衝撃発生時にヘッドレスト移動手段を迅速に作動させることができる。
上記インフレータは車両左右方向に延伸するシリンダ型インフレータであり、摺動部材は、シリンダ型インフレータ内部を摺動することによって、他端の側へ摺動するとよい。これにより、連結部材により摺動部材と連結されたヘッドレストを他端の側へ好適に移動させることができる。
当該シートベルト装置は、ウェビングに摺動可能に取り付けられこのウェビングの装着時に乗員に当接する衝撃吸収部を備えるとよい。これにより、衝撃発生時において、ヘッドレストの移動により乗員にかかる衝撃を緩和することができる。
上記車両用シートクッション装置は、車両内側に任意の角度に回転して固定可能であるとよい。すなわち、当該シートベルト装置は、シートクッション装置のレイアウトに依存することなく肩ベルトの外れを防止可能であり、乗員の車外への放出、車両の天井や側面、ガラスなどへの2次衝突を回避することができる。
本発明によれば、リトラクタから引き出されたウェビングが乗員の体格等に応じて前方に転向する際のジャミングを防止しつつ、リトラクタの小型化や軽量化、コスト削減が可能であり、さらに安全性も向上するシートベルト装置を提供することができる。
本発明のシートベルト装置の第1実施形態を例示する図である。 図1のシートベルト装置の使用態様図である。 図1のヘッドレストに内蔵されるヘッドレスト移動手段について説明する図である。 図1のシートベルト装置の衝撃発生時における挙動について説明する図である。 図3(a)のヘッドレスト移動手段作動後の状態を例示する図である。 図1のシートクッション装置を回転させた場合について説明する図である。 本発明のシートベルト装置の第2実施形態を例示する図である。 本発明のシートベルト装置の第3実施形態を例示する図である。 比較例としての従来のシートベルト装置の使用態様図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また、本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
図1は本発明のシートベルト装置の第1実施形態を例示する図、図2は図1のシートベルト装置の使用態様図である。本実施形態にかかるシートベルト装置100は、三点式シートベルトである。図1に例示する状態から、シートクッション装置200に着座した乗員が車両側面側に吊下したタング120を把持してウェビング102を引き出す。ウェビング102が右肩を通して胸を交差するようにタング120を移動して車両中央側のバックル122と係合することにより、乗員の肩部、胸部、腰部を拘束する状態となる(図2)。以下、この肩部(胸部)を拘束するウェビング102を肩ベルト102a、腰部を拘束するウェビング102を腰ベルト102bと称する。
図1、図2に例示するように、シートクッション装置200は、シートクッション202、シートバック206、ヘッドレスト210からなる。シートクッション202は車両前後方向にスライド可能であり、これによって乗員を最適な位置に着座させる。シートクッション202は、後部に設けられた回転軸204によりシートバック206と連結される。シートバック206は、回転軸204を軸として所定の範囲を回動可能であり、その上部にはヘッドレスト210のヘッドレストステー212が埋没される。ヘッドレスト210は、シートバック206へのヘッドレストステー212の埋没量を調節することにより、高さ調節可能である。故に、乗員の体格に応じて、シートクッション202やシートバック206、ヘッドレスト210の位置を調節し、乗員を好適に着座させることが可能である。
シートベルト装置100は、ウェビング102、アンカープレート110、リトラクタ112、ウェビング中継部材としてのショルダサポート114、タング120、バックル122、バックルプレート124、ヘッドレスト移動手段130(図3参照)、衝撃吸収部140を含む。
ウェビング102は、乗員を拘束する帯状のベルトであって、一般にポリエステル繊維等により形成される。ウェビング102の一方の端部はアンカープレート110に連結され、他方の端部はリトラクタ112に連結される。
アンカープレート110は、シートクッション202の車両側面側に、アンカープレート固定ボルト110aにより取り付けられ、所定の範囲を回動可能である。アンカープレート110にはウェビング102の端部が挿通されて折り返され、重なり合った部分が縫製されている。
リトラクタ112は、ヘッドレスト210の車両中央側に片寄せして内蔵され、ウェビング102を巻き取っている。リトラクタ112は、プリテンショナ機構およびロードリミッタ機構を備えている。
ショルダサポート114は、ショルダサポート固定ボルト114aにより、ヘッドレスト210の車両側面側に備えられる。ヘッドレスト210に形成された開口部(不図示)から引き出されたウェビング102は、ショルダサポート114において、前方に転向する。このとき、ショルダサポート114は、ウェビング102が転向する方向に応じてショルダサポート固定ボルト114aを軸に回動する。そのため、ウェビング102からショルダサポート114に局所的に大きな力がかからず、スムーズにウェビング102を引出可能である。
また、リトラクタ112をヘッドレスト210の車両中央側に片寄せし、ショルダサポート114を車両側面側に配置したため、以下の効果が得られる。すなわち、リトラクタ112とショルダサポート114との間に、ヘッドレスト210の幅にわたる長い空走距離(自由長)が確保され、ウェビング102の捻れが緩やかに生じる。そのため、リトラクタ112から出たウェビング102が近接したショルダサポート114にて即座に転向して、ウェビング102が急激に捻れてしまうことを防止できる。故に、ジャミングを防止可能である。
タング120は、略長穴状に穴空けされたガイド穴120aにウェビング102を挿通させていて、バックル122と係合して乗員を拘束する。タング120はガイド穴120aに挿通されるウェビング102上を自由に摺動可能である。ウェビング102にはタング120を保持するストッパを設けるとよい。タング120がバックル122と結合していないときにタング120を乗員が把持しやすい位置に固定するためである。
バックル122は、シートクッション202の車両中央側に所定の範囲を回動可能に取り付けられたバックルプレート124に備えられる。なお、上述したタング120とバックル122の配置を逆にしてもよい。また、バックルプレート124を所定の範囲を回動可能に車両に取り付けてもよい。
図3は、図1のヘッドレスト210に内蔵されるヘッドレスト移動手段について説明する図である。図3(a)は図1のA−A断面図、図3(b)は図3(a)のB−B断面図である。図3(a)に例示するように、ヘッドレスト移動手段130は、インフレータ132、摺動部材134、連結部材136、ブラケット138からなる。そして、衝撃発生時に、ヘッドレスト210を車両中央側へ移動させる。なお、図3(a)では、リトラクタ112は手前側(車両前方側)に配置されているため見えていない。
インフレータ132は、小型で軽量かつ安価なマイクロガスジェネレータ(MGG)等であって、衝撃発生時に膨張ガスを発生させる。インフレータ132は、2本のヘッドレストステー212を連結する中空のステー連結パイプ214の車両側面側の端部に備えられる。詳細には、この端部はインフレータ132を取り付け可能な形状に加工され、インフレータ132がかしめやキャップなどでねじ固定される。故に、インフレータ132は、ヘッドレストステー212、ステー連結パイプ214を介して、シートバック206に固定されることとなる。
摺動部材134は、ステー連結パイプ214内部に配置され、衝撃発生時にインフレータ132が発生させた膨張ガスにより、車両側面側から車両中央側(図3(a)の右方向)へと摺動する。摺動部材134は、インフレータ132作動後、外力や反力により車両側面側方向へ移動することを規制する移動制限機構を有する。具体的には、移動制限機構は、規制球134aと円弧部134bからなり、車両側面側への移動に対しては、規制球134aが円弧部134bとステー連結パイプ214の内面の幅が狭まる方向に移動して回転不能に挟持され、かかる移動を規制するようになっている。
連結部材136は、摺動部材134と連結されるとともに、車両中央側の端部でブラケット138と連結される。そして、摺動部材134の摺動に伴い車両中央側へと移動する。すなわち、連結部材136は、ブラケット138を介して摺動部材134とヘッドレスト210とを連結している。なお、摺動部材134と連結部材136を一体に形成してもよい。
ブラケット138は、図3(b)に例示するように、前後対称形状の2つの部材がブラケット固定部138aにて固定されて組み立てられ、その表面には縫製や接着などにより、ヘッドレスト210のクッション機能を成すウレタン繊維等が被覆される。ブラケット138は、連結部材136の移動に伴いステー連結パイプ214の外面を摺動して車両中央側へと移動する。ブラケット138が車両中央側へと移動すると、当然ながらヘッドレスト210も車両中央側へと移動する。この移動に際しては、静止しているヘッドレストステー212により移動するヘッドレスト210の下部が開裂されるようにしてもよいし、予めヘッドレスト210に切り込みを入れておいてもよい。ヘッドレスト210の移動は、下方のブラケット固定部138aにヘッドレストステー212が接触した時点で終了する。よって、ブラケット固定部138aの初期位置から、車両中央側のヘッドレストステー212までの長さLが、ヘッドレスト210の移動する長さとなる。
図3(b)に例示するように、ブラケット138には、リトラクタ112が取り付けられる。これは、衝撃発生時のヘッドレスト移動に伴い、確実かつ安定的にリトラクタ112を車両中央側へと移動させるためである。
図4は図1のシートベルト装置の衝撃発生時における挙動について説明する図、図5は図3(a)におけるヘッドレスト移動手段作動後の状態を例示する図である。図4、図5に例示するように、衝撃発生時においてヘッドレスト210は、上述したヘッドレスト移動手段130により車両中央側へと移動する。このとき、図4に例示するように、ヘッドレスト130から出現する肩ベルト102aも乗員に向かって移動する。したがって、衝撃発生時において肩ベルト102aの外れが防止され、乗員の車外への放出、車両の天井や側面、ガラスなどへの2次衝突を回避することができる。また、乗員の頭部もヘッドレスト210の移動に伴って車両中央側に移動し、上半身が直接的に車両中央側に傾斜させられる。そのため、乗員が車両側面に衝突することを防止でき、安全性の向上が図られる。
本実施形態によれば、軽自動車や小型車のようなサイドエアバッグ(カーテンエアバッグ)を膨張展開させるための許容隙間寸法が確保できない車両においても、ヘッドレスト210の移動により、許容隙間寸法を確保可能である。したがって、軽自動車や小型車にもサイドエアバッグを取付可能になる。なお、かかるサイドエアバッグの膨張タイミングやプリテンショナ機構およびロードリミッタ機構の作動タイミング、ヘッドレスト移動手段130の作動タイミングを調節することで、より乗員に対する安全性を向上させることができる。
本実施形態ではインフレータ132をステー連結パイプ214の端部に取り付けているが、これらは一体に形成してもよい。すなわち、インフレータ132を車両左右方向に延伸するシリンダ型インフレータとして、2本のヘッドレストステー212をシリンダ型インフレータ132により連結してもよい。この場合、摺動部材134がシリンダ型インフレータ内部を車両中央側へ摺動することとなり、好適にヘッドレスト210を移動させることができる。
図1、図2を再び参照する。衝撃吸収部140は、エアバッグやパット部材等であって、ウェビング102(肩ベルト102a)に摺動可能に取り付けられる。衝撃吸収部140は、図2に例示するように、シートベルト装置100装着時において乗員の肩部に当接し、肩部近傍にかかる荷重を柔軟に受け止め、あるいは単位面積当たりの荷重を分散する。よって、側突、スピン、ロールオーバなどの種々の事故形態において、乗員の肩部にかかる衝撃を緩和することができる。また、図4に例示するように、ヘッドレスト210の移動に伴って乗員側に移動する肩ベルト102aが乗員に加える衝撃も、衝撃吸収部140が存在することによって緩和される。
なお、衝撃吸収部140としてエアバッグを取り付ける場合には、ヘッドレスト210にエアバッグを作動させるインフレータを内蔵するとよい。上述したヘッドレスト移動手段130のインフレータ132を流用して、摺動部材134の摺動とともに衝撃吸収部140のエアバッグも同時に展開されるものとしてもよい。
以上、本実施形態にかかるシートベルト装置100の構成について説明した。ここで、シートベルト装置100を従来のシートベルト装置20と比較して、その奏し得る効果について説明する。
図9は、比較例としての従来のシートベルト装置20の使用態様図である。図9に例示するように、従来のシートベルト装置20では、リトラクタ32が車両のピラー60内部に固設されていて、ウェビング102を案内するアンカープレート30がピラー60の頂部に所定の範囲を回動自由に吊下されていた。
一方、本実施形態にかかるシートベルト装置100は、リトラクタ112がヘッドレスト210の車両中央側に片寄せして内蔵され、ショルダサポート114がヘッドレスト210の車両側面側に備えられる。そのため、従来のシートベルト装置20よりも、ウェビング102の長さを大幅に短縮することができる。具体的には、一般的なシートベルト装置の場合1座席当たり3m以上の長さが必要となるが、かかる構成ではウェビング102の長さを0.6m〜0.8m(20〜25%)程度短縮することが可能となる。そのため、リトラクタ112の巻取力も小さくすることができ、緊急時にプリテンショナ機構がウェビング102を巻き取る長さも短縮することができる。これより、リトラクタ112の小型化や軽量化、コスト削減を図ることができる。
また、本実施形態では、シートベルト装置100のすべての構成部品がシートクッション装置200に一体的に取り付けられている。例えばリトラクタ112およびショルダサポート114がヘッドレスト210に取り付けられ、アンカープレート110がシートクッション202に取り付けられている。したがって、シートクッション202の前後移動、シートバック206の回動、ヘッドレスト210の高さ調節等に拘らず、タング120の乗員に対する位置関係は変わらない。そのため、乗員はタング120を容易に把持することができ、シートベルト装置100の着脱が容易である。加えて、すべての構成部品を取り付けた状態でシートクッション装置200を車両に搬入できるので、製造過程の効率改善や誤った組み立ての防止にもつながる。
さらに、本実施形態では、車両にシートベルト装置100の構成部品を取り付ける必要がないので、車両内から突起物を排除することができ、見栄えの向上も図り得る。とりわけ、リトラクタ112がシートクッション装置200に内蔵されるので、車両におけるスペースの確保が図れ、リトラクタ112の動作音も低減される。
図6は、図1のシートクッション装置200を回転させた場合について説明する図である。シートベルト装置100はその構成部品がすべてシートクッション装置200に取り付けられる。そのため、このようなシートクッション装置200の回転は、運転席以外のすべての座席に適用可能である。
シートクッション装置200を車両内側に任意の角度に回転して固定しても、衝撃発生時に乗員の肩ベルト102aの外れを防止可能である。よって、乗員の車外への放出、車両の天井や側面、ガラスなどへの2次衝突を回避することができる。なお、図6では、助手席や後部座席のシートクッション装置200を回転させて側面対座的に配置した場合を図示しているが、車両前方に衝撃吸収部140を配置することによって、最も危険性の高い車両前方からの衝撃を緩和することができる。
近年では、自動車の後部座席においてもシートベルト装置100の装着が義務付けられる一方、次世代車両の開発が進み、インストルメントパネル(インパネ)がなくなってエアバッグ等の配置が困難になることも想定されている。その点、本実施形態のシートベルト装置100は、車体に構成部品を取り付けることが必要がないため、現存する種々の車両だけでなく、車室内に革新的なレイアウトを有する車両にも対応可能であり、近未来的にはその貢献が多大なものとなり得る可能性がある。
(第2実施形態)
図7は、本発明のシートベルト装置の第2実施形態を例示する図である。図7に例示するシートベルト装置300は、第1実施形態のシートベルト装置100に対して、それぞれの構成部品が左右対称に配置されている。すなわち、リトラクタ112はヘッドレスト210の車両側面側へ片寄せして内蔵され、ショルダサポート114はヘッドレスト210の車両中央側へ備えられる。そして、アンカープレート110は車輌側面側へ固設される。また、ヘッドレスト移動手段330は、上記ヘッドレスト移動手段130に対し構成要素が左右対称に配置されたものであって、ヘッドレスト210を車輌側面側へと移動し、乗員の肩ベルト102aの外れを防止する。
このようなシートベルト装置300は、乗員と車両側面との間に余裕がある中型車や大型車に配設するとよい。そして、上述したヘッドレスト移動手段330は、サイドエアバッグ352へのガイドとして利用される。
本実施形態の動作は以下の通りである。側突やスピン、ロールオーバなどの種々の事故形態に合わせて、リトラクタ112に備えられたプリテンショナ機構の作動タイミングと同時または少し前後させて、ヘッドレスト移動手段330を作動させる。本実施形態では、ヘッドレスト移動手段330は、乗員を敢えて車両側面側に移動させる。これにより、例えばサイドエアバッグ352の優先的に膨張する場所(ガス供給手段に近い車両後方側の部分など)へ、乗員の上半身を直接傾斜させて案内する。
このように、乗員をサイドエアバッグ352の所望の位置に案内することで、乗員に対する安全性を確保することができる。また、肩ベルト102aの外れが防止される点は第1実施形態と同様である。なお、上述したプリテンショナ機構やロードリミッタ機構、ヘッドレスト移動手段330、サイドエアバッグ352等の作動順位は、車両に搭載されこれらを制御する車両制御装置により車両の衝撃吸収特性や車幅寸法に基づき決定される。
(第3実施形態)
図8は、本発明のシートベルト装置の第3実施形態を例示する図である。図8に例示するように、シートベルト装置400では、リトラクタ412がシートクッション202の車両側面側に備えられていて、アンカープレート410がヘッドレスト210の車両側面側に固設されている。すなわち、第1実施形態のシートベルト装置100のリトラクタ412とアンカープレート110があたかも入れ換えられたかのように配置されている(ショルダサポート114は省略される)。かかるシートベルト装置400においても、ヘッドレスト移動手段130、330により、乗員の肩ベルト102aの外れを防止して、安全性を確保することができる。よって、この構成は、寸法(厚み)等によりヘッドレスト210にリトラクタ412を内蔵できない場合に有効である。なお、このような場合ジャミングが発生してしまうおそれがあるので、リトラクタ412を首振り可能な構成とすることが好ましい。
なお、上述したヘッドレスト移動手段130、330は、独立したヘッドレスト210があれば、セパレートシートやベンチシート3列目シート等、如何なるシートクッション装置200にも容易に導入可能である。ヘッドレスト移動手段130、330によってヘッドレスト210をどちらの方向(車両中央側、車両側面側)へ移動するかは、配設される車両の特性や事故形態等に応じて好適な方を採用してよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、以上に述べた実施形態は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
したがって、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、シートクッションとシートバックとヘッドレストとを含む車両用シートクッション装置に配設されるシートベルト装置に利用することができる。
100、300、400…シートベルト装置、102…ウェビング、102a…肩ベルト、102b…腰ベルト、110、410…アンカープレート、112、412…リトラクタ、114…ショルダサポート(ウェビング中継部材)、120…タング、120a…ガイド穴、122…バックル、124 …バックルプレート、130、330…ヘッドレスト移動手段、132…インフレータ、134…摺動部材、134a…規制球、134b…円弧部、136…連結部材、138…ブラケット、138a…ブラケット固定部、140…衝撃吸収部、200…シートクッション装置、202…シートクッション、204…回転軸、206…シートバック、210…ヘッドレスト、212…ヘッドレストステー、214…ステー連結パイプ、352…サイドエアバッグ

Claims (7)

  1. シートクッションとシートバックとヘッドレストとを含む車両用シートクッション装置に配設されるシートベルト装置において、
    前記ヘッドレストの一端に備えられるウェビング中継部材と、
    前記ヘッドレストの他端に内蔵されウェビングを巻き取るリトラクタと、
    を含み、
    前記ウェビング中継部材は、前記リトラクタから前記ヘッドレストの幅にわたって引き出された前記ウェビングを転向させるとともに、該ウェビングが転向する方向に応じて回動可能であることを特徴とするシートベルト装置。
  2. 当該シートベルト装置は、衝撃発生時に前記ヘッドレストを前記他端の側へ移動させるヘッドレスト移動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. シートクッションとシートバックとヘッドレストとを含む車両用シートクッション装置に配設されるシートベルト装置において、
    ウェビングの端部を前記ヘッドレストの一端に固設するアンカープレートと、
    前記アンカープレートから下方へ延伸するウェビングを、前記シートクッション後部の前記一端の側にて巻き取るリトラクタと、
    衝撃発生時に前記ヘッドレストを前記アンカープレートとは反対側である他端の側へ移動させるヘッドレスト移動手段と、
    を含むことを特徴とするシートベルト装置。
  4. 前記ヘッドレスト移動手段は、
    前記シートバックに固定され、衝撃発生時に膨張ガスを発生させるインフレータと、
    前記膨張ガスを受けて前記他端の側へ摺動する摺動部材と、
    前記摺動部材と前記ヘッドレストとを連結する連結部材と、
    を有することを特徴とする請求項2または3に記載のシートベルト装置。
  5. 前記インフレータは車両左右方向に延伸するシリンダ型インフレータであり、
    前記摺動部材は、前記シリンダ型インフレータ内部を摺動することによって、前記他端の側へ摺動することを特徴とする請求項4に記載のシートベルト装置。
  6. 当該シートベルト装置は、前記ウェビングに摺動可能に取り付けられ該ウェビングの装着時に乗員に当接する衝撃吸収部を備えることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のシートベルト装置。
  7. 前記車両用シートクッション装置は、車両内側に任意の角度に回転して固定可能であることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載のシートベルト装置。
JP2009201549A 2009-09-01 2009-09-01 シートベルト装置 Active JP5478995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009201549A JP5478995B2 (ja) 2009-09-01 2009-09-01 シートベルト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009201549A JP5478995B2 (ja) 2009-09-01 2009-09-01 シートベルト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011051448A true JP2011051448A (ja) 2011-03-17
JP5478995B2 JP5478995B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=43940921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009201549A Active JP5478995B2 (ja) 2009-09-01 2009-09-01 シートベルト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5478995B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104093597A (zh) * 2012-01-04 2014-10-08 约翰逊控制元件有限两合公司 用于在具有集成座椅安全带的座椅上引导座椅安全带的装置
GB2547804A (en) * 2016-02-29 2017-08-30 Ford Global Tech Llc Rotatable seat energy absorption
CN111775883A (zh) * 2020-08-11 2020-10-16 王杰雄 一种与汽车座椅一体式的安全带
CN112703148A (zh) * 2019-08-22 2021-04-23 绿伍控股有限公司 自释放式安全带
CN112721759A (zh) * 2021-03-05 2021-04-30 哈尔滨工业大学(威海) 一种用于自动驾驶汽车的座椅约束系统
US11167714B2 (en) 2019-11-08 2021-11-09 Honda Motor Co., Ltd. Occupant restraint system for a vehicle
US11414036B2 (en) 2020-03-05 2022-08-16 Honda Motor Co., Ltd. Torso stabilization restraint

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327921A (en) * 1976-08-25 1978-03-15 Tachikawa Spring Co Safety seattback frame for automotive seat
JPH03122966U (ja) * 1990-03-29 1991-12-13
JP2007261301A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Honda Motor Co Ltd 車両のシートベルト装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327921A (en) * 1976-08-25 1978-03-15 Tachikawa Spring Co Safety seattback frame for automotive seat
JPH03122966U (ja) * 1990-03-29 1991-12-13
JP2007261301A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Honda Motor Co Ltd 車両のシートベルト装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104093597A (zh) * 2012-01-04 2014-10-08 约翰逊控制元件有限两合公司 用于在具有集成座椅安全带的座椅上引导座椅安全带的装置
JP2015504020A (ja) * 2012-01-04 2015-02-05 ジョンソン コントロールズ コンポーネンツ ゲーエムベーハー ウントコンパニー カーゲー 組込型シートベルトを有するシートにおけるシートベルトガイド装置
US9308849B2 (en) 2012-01-04 2016-04-12 Johnson Controls Components GmbH & Co.KG Device for guiding a seat belt on a seat having an integrated seat belt
GB2547804A (en) * 2016-02-29 2017-08-30 Ford Global Tech Llc Rotatable seat energy absorption
CN112703148A (zh) * 2019-08-22 2021-04-23 绿伍控股有限公司 自释放式安全带
US11167714B2 (en) 2019-11-08 2021-11-09 Honda Motor Co., Ltd. Occupant restraint system for a vehicle
US11414036B2 (en) 2020-03-05 2022-08-16 Honda Motor Co., Ltd. Torso stabilization restraint
CN111775883A (zh) * 2020-08-11 2020-10-16 王杰雄 一种与汽车座椅一体式的安全带
CN112721759A (zh) * 2021-03-05 2021-04-30 哈尔滨工业大学(威海) 一种用于自动驾驶汽车的座椅约束系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP5478995B2 (ja) 2014-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6673392B2 (ja) 乗員保護装置
US9919673B2 (en) Vehicle occupant protection device
JP6278006B2 (ja) 乗員保護装置
JP5999061B2 (ja) 座席搭載エアバッグ装置及び車両用シート
JP5478995B2 (ja) シートベルト装置
JP6254634B2 (ja) 乗員保護装置
EP1640223B1 (en) Occupant protection system
KR101708217B1 (ko) 차량용 에어백 장치
JP5389545B2 (ja) 全方位型シートベルト装置
WO2012066660A1 (ja) 車両用サイドエアバッグ装置
WO2013108473A1 (ja) エアバッグ装置
JP2009154812A (ja) 乗員保護装置
KR20210051069A (ko) 차량의 사이드 에어백
JP6517662B2 (ja) 乗員保護装置
JP5952680B2 (ja) エアバッグ装置
JP6751581B2 (ja) 乗員保護装置
US11608022B2 (en) Roof airbag for vehicle
US20230001876A1 (en) Airbag device
JP2007137225A (ja) 車両用エアベルト装置
JP2008207764A (ja) 車両用シート
JP6371457B2 (ja) 乗員保護装置
JP2018075877A (ja) 車両用乗員拘束装置
JP2007125937A (ja) 車両用エアベルト装置
JP7254757B2 (ja) 乗員拘束装置
JP7314810B2 (ja) 車両用乗員保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5478995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250