JP2008207764A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シートクッション10と、シートバック50と、シートベルト装置60と、着座した乗員A,Bと車両側部との間にエアバッグ81を膨張展開させて乗員を保護するサイドエアバッグ装置80とを備えた車両用シートSであって、シートベルト装置60は、側突時又は横転時にウェビング61による乗員A,Bの拘束力を高めるようにウェビング61を牽引するプリテンショナ67,72を備え、サイドエアバッグ装置80は、シートベルト装置60がプリテンショナ67,72によりウェビング61を牽引して乗員の拘束力を高めた状態で、エアバッグ81の膨張展開により乗員を保護する。
【選択図】図12
Description
特許文献1に記載のシートベルト装置では、ウェビングの一端がピラー下部に配置されたリトラクタに巻き取り可能に保持され、他端が車両用シートの車両外側の側部に配設されたアンカーに固定されている。ウェビングは、リトラクタから上方に延び、ピラー上部に配置されたガイドで乗員側に方向転換される。ウェビングは、ガイドとアンカーとの間にタングが取り付けられており、タングが車両用シートの車両中央側の側部に配設されたバックルに係着されることにより乗員を拘束可能となる。
一般に、プリテンショナの作動により、ウェビングを牽引して、これにより乗員の胸部(骨格)の変形を抑制し、胸部への衝撃荷重の伝達(局所的に過剰な荷重伝達等)を軽減することが意図される。しかしながら、サイドエアバッグ手段のエアバッグが展開された後にプリテンショナが機能する構成であると、展開したエアバッグが乗員の胸部に干渉して胸部が正常な着座姿勢から変位するため、この状態でプリテンショナが作動しても胸部変形の抑制を適切に行うことができない。これに対し、本発明のように、エアバッグが保護機能を発揮する前に、プリテンショナによりウェビングを牽引して乗員の胸部の拘束力を高め、予め乗員の胸部の姿勢を適切に保持することで、胸部への異常な衝撃荷重伝達を抑制することができる。
このように構成された本発明によれば、エアバッグの展開に際し、着座した乗員の上体と当接するシートバックの変形が抑制されるため、エアバッグ展開による乗員の胸部姿勢の変位を抑制でき、胸部の異常な衝撃荷重伝達をより抑制することが可能である。
一般に、エアバッグ展開時、小柄な乗員(代表的には米国基準のAF05)や、それより少し大きい中柄な乗員は、上腕が胸腹保護部に押圧されて胸部変形が大きくなってしまうが、上記構成の本発明によれば、胸腹保護部は、上腕が当接する部位が車幅方向に薄く膨張するように形成されるので、エアバッグによって胸部変形が促進されるのを抑制することができる。
図1は車両1の前席左側に位置する運転席用の車両用シートSの正面図、図2は車両外側から見た車両用シートSの側面図である。車両用シートSは、ピラー3に隣接して車両フロア2に固定されており、シートクッション10と、シートクッション10に対して起立したシートバック50と、シートベルト装置60と、サイドエアバッグ装置80とを備えている。
基部16は、車両前後方向にほぼ平行に配置された一対のシートレール17a,17bと、各シートレール17a,17bに長手方向に摺動可能に保持されたスライダ18a,18bとを備えている。シートレール17a,17bは、ブラケット17cによって車両フロア2に固定されている。
また、各スライダ18a,18bには、車両前後方向に離間した2箇所に上方に突出するようにリフト機構部20と連結するための取付部18c,18dが設けられている。取付部18cが取付部18dの車両前方に位置する。
車両外側のサイドフレーム13と車両中央側のサイドフレーム14は、車両前後方向にほぼ平行に延び、車幅方向に延びるクロスバー(図示せず)によって連結されている。サイドフレーム13,14は、それぞれリフト機構部20の支持部20A,20Bを介してスライダ18a,18bに連結されている。
シートバックフレーム53の下方に延びる両端部は、サイドフレーム13,14の後部を連結する車幅方向に延びるヒンジシャフト15にリクライニング機構(図示せず)を介して回動可能に連結されている。これにより、シートバック50をシートクッション10に対して回動させて所定の角度に保持することができる。
また、一対の後リンク部材22は、それぞれ一端がスライダ18a,18bの後側の取付部18dに車幅方向に延びる連結ピン23cにより回動可能に連結され、他端がサイドフレーム13,14の後側に車幅方向に延びる連結ピン23dにより回動可能に連結されている。
この操作機構24は、後リンク部材22に一端(後端)が連結された中間リンク部材25と、中間リンク部材25の他端(前端)が連結されたセクターギヤ部材26と、セクターギヤ部材26と噛合する歯車27と、歯車27に取り付けられた回転シャフト28と、回転シャフト28の回動を規制する支持機構部としてのドラム式のブレーキ機構30と、回転シャフト28を回転操作するための操作レバー29とを備えている。
セクターギヤ部材26は、車両前側外周に形成された歯26aと、車両上方へ延出する作動端26bとを有している。また、セクターギヤ部材26には、巻きバネ26dが取り付けられている。巻きバネ26dは、内端部がシャフト26cに係止され、外端部がセクターギヤ部材26に係止されており、セクターギヤ部材26を図3の時計方向(すなわち、前リンク部材21及び後リンク部材22を起立させる方向)に回動付勢している。
また、図3で操作レバー29の先端部を引き下げると、上述した動作と逆の動作が生じ、座部11が、後方及び下方に移動される。
このように、操作機構24は、乗員による操作レバー29によって座部11の高さ調整を行うことができ、座部11が所望の高さに移動したときに操作レバー29の操作を停止すれば、ブレーキ機構30によってその高さに保持される。
なお、ブレーキ機構30は、所定の荷重まで座部11の上方及び下方への変位を規制することができるものであればよく、他の公知な構成のものを採用してもよい。
ギヤ部材42は、車幅方向に延びるシャフト42cによってサイドフレーム14に回動可能に連結されており、外周には歯42aが形成されている。歯42aは、ロータリーダンパ44のギヤ部材47と噛合している。
ベース部材45は、円板状の支持部45aと、支持部45aの中央部にロータ46側に突出するように形成された軸部45bと、軸部45bと同軸に軸部45bを囲むように形成された円筒状の周壁部45cと、支持部45aから径方向外側に延びて形成された取付部45dを有する。ベース部材45は、取付部45dに設けられた取付孔にボルトを挿通してサイドフレーム14に固定されている。また、周壁部45cの先端部には、円板状のキャップ45eが液密的に嵌め込まれている。
ロータ46は、凹部46bに軸部45bが差し込まれ、軸部45bに回動可能に支承される。この状態では、ロータ46は、羽根部46aが周壁部45c内に収容され、羽根部46aの先端と周壁部45cの内周面との間には所定の隙間が形成される。また、軸部46cは、キャップ45eの中央に穿設された孔部45fを通って車両外側に突出する。
なお、軸部46cとキャップ45eとの摺動部分には、図示しないオイル漏れ防止機構が設けられている。
しかしながら、ギヤ部材42はロータリーダンパ44に連結されているので、上述のようにロータ46の回動を規制する制動力によってギヤ部材42は、その回動が抑制される。これにより、座部11の下向きの急激な変位が抑制される。
また、車両1の側突時や横転時には、座部11に上向き荷重が掛かる場合があるが、下向き荷重が掛かった場合と逆の動作により、上方及び下方変位抑制機構40によって座部11の急激な上方変位が抑制される。
シートベルト装置60は、乗員A,Bを拘束する帯状のウェビング61と、ウェビング61の一端側を繰り出し可能に収納するリトラクタ70と、ウェビング61に取り付けられたフック部材64を係止する係止部66とを有する。ウェビング61の他端は、シートクッション10の車両外側の側部(スライダ18a)に固定されたアンカー62に取り付けられている。なお、アンカー62は、リフト機構部20よりも下方の基部16や車両フロア2の固定部に固定されることが望ましい。
また、リトラクタ70は、ショルダプリテンショナ72を内蔵している。ショルダプリテンショナ72は、側突時又は横転時にウェビング61による乗員A,Bの拘束力を高めるようにウェビング61をリトラクタ70内に牽引するものであり、ウェビング61を瞬時に巻き取るための機構を有すると共に、フォースリミッタ付のロック機構(図示せず)を備えている。
ワイヤ68は、シートクッション10の車両中央側の側部まで引き出され、バックル69は、シートクッション10の車両中央側の側部に配置されている。
また、ラッププリテンショナ67は、コントローラ90からの作動信号によって作動し、ワイヤ68を介してバックル69及びフック部材64を車両下方へ引き込むことにより、主にラップ部61bによって乗員A,Bの腰部付近の拘束力を高めた状態で乗員A,Bをシートクッション10及びシートバック50に拘束する。
また、胸腹保護部82と腰保護部83とは、縫製部84の一部である連結部84aにより連結され、一体的に膨張展開するようになっている。また、連結部84aの最後端部には、縫製部84の一部である非膨張部84bが形成され、その部位が破断しないように強度を向上させている。
胸腹保護部82と腰保護部83は、それぞれの上方部で連通領域85において連通しており、その連通領域85の近傍に位置する腰保護部83の部位に形成されたガス流入口86にインフレータ89のガス噴出口(図示せず)が接続されている。
また、前縁部上部82bの近傍及び前縁部下部82cの近傍には、それぞれベントホール82d,82eが形成されている。
エアバッグ膨張展開時には、腰保護部83はウェビング61を介在させて乗員A,Bの腰部に横方向(車幅方向外側)から当接して腰部を車両中央側へ押圧し、乗員A,Bの腰部の保護を図ることができる。
一般に、小柄な乗員Bは、上腕部B1が胸腹保護部によって押圧され、胸部の変位が促進されてしまう。しかしながら、本実施形態の胸腹保護部82は、凹部87が形成された部位が他の部位よりも車幅方向に薄く膨張するように形成され、且つ、上腕部B1が凹部87に入り込むので、胸腹保護部82によって上腕部B1及び胸部が車両中央側に過度に押されず、上体がねじられてしまうことが抑制される。これにより、エアバッグ膨張展開時に、乗員A,Bは正常な着座姿勢を保持し易くなる。
なお、側面視で凹部87のシートバック側に凹んだ部分が、シートバックの延設方向に沿って上側に延びるようにエアバッグを形成し、小柄な乗員から中柄な乗員に対応させてもよい。
シートベルト装置60及びサイドエアバッグ装置80は、車両1に設けられた側突センサ91,横転センサ92からの検知信号によって、コントローラ90が、ショルダプリテンショナ72,ラッププリテンショナ67,インフレータ89を所定のタイミングで作動させることにより、乗員A,Bを保護するようになっている。
側突センサ91は、車両1の側突を検知したとき、検出信号をコントローラ90に出力するように構成されている。横転センサ92は、車両1の横転を検知したとき、より具体的には、車両1が所定角度以上傾いたことを検知したときに、検出信号をコントローラ90に出力するように構成されている。
コントローラ90は、ステップS3でショルダプリテンショナ72,ラッププリテンショナ67,インフレータ89に作動信号を出力し、所定のタイミングで作動させて処理を終了する。
ラッププリテンショナ67は、時間t1(時間t0から1〜2ms後)に、ラップ部61bを最大テンションにする。ショルダプリテンショナ72は、時間t1からわずかに遅れて時間t2(時間t0から2〜3ms後)に、ショルダ部61aを最大テンションにする。さらに、展開途中のエアバッグ81は、時間t2からさらに遅れて時間t3(時間t0から4〜10ms後)に、乗員A,Bを押圧し始めて保護機能を発揮する。
しかしながら、シートクッション10には、車両外側のサイドフレーム13に座部11の上下変位を抑制するブレーキ機構30が設けられ、車両中央側のサイドフレーム14に上方及び下方変位抑制機構40がそれぞれ設けられているので、座部11の急激な上方及び下方変位を抑制することができる。
したがって、側突時及び横転時に座部11に大きな上向き荷重が掛かったときでも、ブレーキ機構30及び変位抑制機構40に加えて、ウェビング61により座部11の上方変位を抑制することができる。
このように、本実施形態の車両用シートSでは、大きな上向き及び下向き荷重が座部11に掛かっても、乗員A,B及び座部11の挙動変化が減少されることにより、乗員A,Bに局所的に過剰な荷重が集中してしまうことが抑制され、乗員の保護性能の向上を図ることができる。
また、上記実施形態では、ラッププリテンショナ67及びショルダプリテンショナ72が設けられた構成であったが、これに限らず、いずれか一方のみが設けられた構成であってもよい。
図13は、インフレータ89をショルダプリテンショナ72及びラッププリテンショナ67よりも先に作動開始させるが、ウェビング61が最大テンションとなった後に、エアバッグ81が保護機能を発揮する程度に膨張展開する例を示している。この例では、コントローラ90は、インフレータ89を時間t0に作動開始させ、ショルダプリテンショナ72を時間t0よりわずかに遅れて時間t4に作動開始させ、ラッププリテンショナ67をさらに時間t4よりも遅れて時間t5に作動開始させている。
なお、図13の例で、エアバッグ81が乗員の保護機能を発揮する前に、ショルダプリテンショナ72及びラッププリテンショナ67がウェビング61を最大テンションにすれば、ラッププリテンショナ67をショルダプリテンショナ72よりも先に作動開始させてもよい。
なお、エアバッグ181は、胸腹保護部,腰保護部及び凹部87を備えている点でエアバッグ81と同様の基本構造を有し、凹部87は他の部位よりも車幅方向に薄く膨張するように形成されている。
クッション体52には、凹部150の前端からサイドサポート部52aの前端部付近に掛けてスリット151が形成されており、サイドサポート部52aの表皮には、スリット151の出口に整合して、側端面56の前縁近傍に破断部152が設けられている。
インフレータ89が作動すると、膨張途中のエアバッグ181は、スリット151を車幅方向に拡げながらスリット151を通過し、破断部152を破断させてシートバック50外に展開する。このように、エアバッグ181は、シートバック50の車両側の側端面56の前縁からほぼ車両前方に展開するように構成されている。これにより、エアバッグ181は、腰保護部が乗員A,Bの腰に近い領域を通って展開し、乗員A,Bの腰部の車幅方向外側に位置する。このように展開することで、エアバッグ181が乗員A,Bを車両中央側へ押圧する程度が軽減され、乗員A,Bの上体の変形が抑制される。
第3実施形態の車両用シートSは、第1実施形態の車両用シートSとほぼ同様の構成であるが、所謂シートベルトインタイプのシートベルト装置160を備えている点で相違する。この車両用シートSでは、リトラクタ70が支持プレート19に固定され、引出支持部としてのガイド65がシートバックフレーム53の車両外側の上端部近傍からクッション体52を貫通して上方に突出するように取り付けられている。
このように車両用シートSでは、ウェビング61が、リフト機構部20よりも構造的に下部の支持プレート19に取り付けられたリトラクタ70及びラッププリテンショナ67と、スライダ18aに取り付けられたアンカー62とに連結され、シートバック50上部に取り付けられたガイド65を経由して乗員A,Bを拘束するように配索される。
上述の構成により、第3実施形態の車両用シートSでは、ラッププリテンショナ67とショルダプリテンショナ72が作動してウェビング61が牽引されると、乗員A,B及び座部11が基部16側へ押さえ付けられる。
そして、側突時及び横転時に座部11を基部16に対して上方又は下方変位させるような荷重が掛かっても、ショルダプリテンショナ72及びラッププリテンショナ67によって牽引されたウェビング61,ブレーキ機構30及び変位抑制機構40によって、乗員A,Bと座部11の上方及び下方変位が抑制され、座部11の挙動を安定させることができる。
図19の例は、上方及び下方変位抑制機構40が、ロータリーダンパ44の替わりにショックアブソーバ144を有する例である。つまり、このリフト機構部20では、上方及び下方変位抑制機構40は、中間リンク部材41と、中間リンク部材41の前端と連結されたほぼ三角形状の連結部材142と、連結部材142に連結されたショックアブソーバ144とを有している。
ショックアブソーバ144は、シリンダ144aと、シリンダ144aに対して進退動可能なピストンロッド144bとを備えている。シリンダ144aの先端部は、連結ピン144dによってサイドフレーム14に回動可能に連結されている。
側突時又は横転時に座部11が基部16に対して上方又は下方変位する荷重が座部11に掛かった場合、荷重方向に応じて後リンク部材22が時計方向又は反時計方向に回動しようとし、これに伴って中間リンク部材41が車両前後方向に移動しようとする。
11…座部、 13,14…サイドフレーム、 16…基部、
17a,17b…シートレール、 18a,18b…スライダ、
19…支持プレート、 20…リフト機構部、
21…前リンク部材、 22…後リンク部材、 24…操作機構、
25…中間リンク部材、 26…セクターギヤ部材、 27…歯車、
28…回転シャフト、 29…操作レバー、 30…ブレーキ機構、
40…上方及び下方変位抑制機構、 41…中間リンク部材、
42…ギヤ部材、 44…ロータリーダンパ、 47…ギヤ部材、
50…シートバック、 52…クッション体、
53…シートバックフレーム、 54…凹部、 55…カバー部材、
60,160…シートベルト装置、 61…ウェビング、
62…アンカー、 63…ガイド、 64…フック部材、
66…係止部、 67…ラッププリテンショナ、 68…ワイヤ、
69…バックル、 70…リトラクタ、 72…ショルダプリテンショナ、
80,180…サイドエアバッグ装置、 81,181…エアバッグ、
89…インフレータ、 90…コントローラ、 91…側突センサ、
92…横転センサ、 A,B…乗員、 B1…上腕部、 S…車両用シート
Claims (7)
- シートクッションと、このシートクッションに対して起立したシートバックと、着座した乗員をウェビングにより拘束するシートベルト手段と、着座した乗員と車両側部との間にエアバッグを膨張展開させて乗員を保護するサイドエアバッグ手段とを備えた車両用シートであって、
前記シートベルト手段は、側突時又は横転時に前記ウェビングによる乗員の拘束力を高めるようにこのウェビングを牽引するプリテンショナを備え、
前記シートベルト手段及びサイドエアバッグ手段は、前記シートベルト手段が前記プリテンショナにより前記ウェビングを牽引して乗員の拘束力を高めた状態で、前記サイドエアバッグ手段が前記エアバッグの膨張展開により乗員を保護するように構成されていることを特徴とする車両用シート。 - 前記プリテンショナは、前記ウェビングの牽引により乗員の胸部の拘束力を高めるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
- 前記サイドエアバッグ手段は、前記エアバッグを前記シートバックの側端面から着座した乗員の胸部側方に向けて展開するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
- 前記エアバッグは、前記シートバックの側端面に形成された凹部に配置され、この凹部の開口から乗員側に展開するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。
- 前記エアバッグは、着座した乗員の胸部及び腹部を保護するように膨張する胸腹保護部を備え、
この胸腹保護部は、所定の小柄な乗員の上腕に対応する部位が該部位より下の他の部位よりも車幅方向に薄く膨張するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。 - 前記プリテンショナは、前記ウェビングの牽引により乗員の腰部付近の拘束力を高めるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
- 前記エアバッグは、展開状態で乗員の腰部の車幅方向外側に位置する腰保護部を備え、前記シートバック内に埋設された状態で格納され、このシートバックのサイドサポート部の前端部近傍からこのシートバック外に展開されるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の車両用シート。
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