JP2000257522A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JP2000257522A
JP2000257522A JP11059791A JP5979199A JP2000257522A JP 2000257522 A JP2000257522 A JP 2000257522A JP 11059791 A JP11059791 A JP 11059791A JP 5979199 A JP5979199 A JP 5979199A JP 2000257522 A JP2000257522 A JP 2000257522A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの吸気口を車体前方側に配置する場
合であっても、簡単に、その吸気口から熱が入ることを
抑制する。 【解決手段】 ラジエータ10と、そのラジエータ10
近傍に配置されるエンジン11の吸気口15とを、シュ
ラウドパネル2に一体的に設けられる仕切部材16によ
り、隔離し、吸気口15に熱が入りにくくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の前部車体
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の前部車体構造においては、一般
に、特開平3−284481号公報、特開平8−301
144号公報に示すように、シュラウドパネルの後方に
ラジエータが設けられており、そのラジエータをもっ
て、そのラジエータの後方に配置されるエンジンがエン
ジン冷却水を介して冷却されることになっている。
【0003】ところで、吸気温度が低いほど充填効率が
高まることから、エンジンの吸気口は、車体前方側に配
置して熱を取り入れにくくすることが好ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エンジンの吸
気口を車体前方側に配置した場合には、その吸気口はラ
ジエータに近い位置となり、ラジエータが放熱した熱
は、吸気と共にエンジン内に入り込み易くなる。このた
め、エンジンの吸気口を車体前方側に配置する場合に
は、充填効率を向上させることが困難となっている。
【0005】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その技術的課題は、エンジンの吸気口を車
体前方側に配置する場合であっても、簡単に、吸気口か
ら熱を取り入れにくくできる自動車の前部車体構造を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を達成す
るために本発明(請求項1の発明)にあっては、シュラ
ウドパネルの後方にラジエータが配設され、該ラジエー
タの後方にエンジンが配設されている自動車の前部車体
構造において、前記ラジエータの近傍に、前記エンジン
の吸気口が配設され、前記シュラウドパネルに、前記ラ
ジエータと前記吸気口とを隔離するようにして仕切部材
が設けられている構成としてある。また、請求項1の発
明の好ましい態様としては、請求項2以下の記載の通り
となる。
【0007】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、シ
ュラウドパネルに、ラジエータと吸気口とを隔離するよ
うにして仕切部材が設けられていることから、エンジン
の吸気口を車体前方側に配置した場合であっても、仕切
部材により、吸気口に、ラジエータからの熱が流入する
ことを抑制できることになり、吸気口を車体前方側に配
置する場合であっても、簡単に、吸気口から熱を取り入
れにくくできることになる。
【0008】請求項2に記載された発明によれば、仕切
部材が、シュラウドパネルと協働して、上方のみが開口
するチャンバを形成し、吸気口がチャンバ内に収納され
ていることから、仕切部材等により、一層、吸気口から
熱を取り入れにくくすることができるばかりか、仕切部
材をシュラウドパネルに対する補強部材として効果的に
利用することができ、さらには、下側から吹き込む雨水
等が吸気口に入り込むことを確実に防止できることにな
る。
【0009】請求項3に記載された発明によれば、シュ
ラウドパネルに、ランプが支持されていると共に、仕切
部材が、ランプの支持部に対応した位置において設けら
れていることから、ランプ支持部の剛性を高めることが
できることになる。
【0010】請求項4に記載された発明によれば、シュ
ラウドパネル及び仕切部材が樹脂により構成され、仕切
部材とシュラウドパネルとが一体的に形成されているこ
とから、樹脂の一体成形により、極めて簡単に製造する
ことができることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。図1において、符号1は、実
施形態に係る前部車体構造で、この前部車体構造1は、
シュラウドパネル2を中心にして、そのシュラウドパネ
ル2の左右両端部に、エプロンレイン3、フロントフレ
ーム4をそれぞれ接合することにより、形作られてい
る。
【0012】前記シュラウドパネル2は、樹脂をもって
成形されており、そのシュラウドパネル2の中央部5は
略平坦とされ、そのシュラウドパネル2の車幅方向左右
両側部6は、車幅方向外方に延びるに従って車体後方に
延びるように傾斜されている。このシュラウドパネル2
の車幅方向左右両側部6にはランプ用開口7がそれぞれ
形成されており、そのシュラウドパネル2の中央部に
は、大きな中央開口8が形成されている。
【0013】前記シュラウドパネル2の各ランプ用開口
7には、ヘッドランプ9がそれぞれ装着されている。各
ヘッドランプ9は、各ランプ用開口7に応じて、車幅方
向にやや長めに延ばされており、そのヘッドランプ9の
前端部はシュラウドパネル2からやや車体前方に突出さ
れ、そのヘッドランプ9の後端部はシュラウドパネル2
からやや後方に突出されている。
【0014】前記シュラウドパネル2の車体後方側に
は、前記中央開口8に臨むようにしてラジエータ10が
配設され、そのラジエータ10の車体後方側にはエンジ
ン11が配設されている。ラジエータ10には、既知の
如く、エンジン11からの冷却水が導かれることになっ
ており、そのラジエータ10内のエンジン11冷却水
は、走行風、冷却ファン12により冷却され、その冷却
されたエンジン11冷却水はエンジン11(ウォーター
ジャケット)に戻されることになっている。
【0015】前記エンジン11は、吸気を導入する吸気
管13を備えており、その吸気管13は、本実施形態に
おいては、吸気管長を確保するために湾曲しつつ、車幅
方向左側へと延びている。この吸気管13には、途中に
おいてエアクリーナ14が介装され、その吸気管13の
吸気口(先端部)15は、その開口を上方に向けた状態
で左ヘッドランプ9の後方領域に位置することになって
いる。
【0016】前記シュラウドパネル2には、板状の仕切
部材16が設けられている。この仕切部材16も、前記
シュラウドパネル2と同じ樹脂により形成されており、
この仕切部材16とシュラウドパネル2とは、その同じ
樹脂をもって一体成形されている。この仕切部材16
は、ラジエータ10と吸気口15との間において、シュ
ラウドパネル2から後方に延びるように形成され、その
仕切部材16は、吸気口15とラジエータ10とを隔離
して、ラジエータ10からの直接的な熱の流入を規制す
るようになっている。
【0017】したがって、この実施形態においては、吸
気口15をラジエータ10近傍に配置する場合であって
も、シュラウドパネル2と共に一体成形された板状の仕
切部材16に基づき、簡単に、吸気口15に、ラジエー
タ10からの熱を入りにくくすることができることにな
る。しかも、板状の仕切部材16は、左ヘッドランプの
対応位置において、補強部材(リブ)として機能するこ
とになり、本実施形態においては、シュラウドパネル2
における車幅方向左側部6(ヘッドランプ支持部)の剛
性を向上させることができることになる。
【0018】図4は他の実施形態を示すものである。こ
の実施形態において、前記実施形態と同一構成要素につ
いては同一符号を付してその説明を省略する。
【0019】図4に示す他の実施形態においては、仕切
部材16が、シュラウドパネル2と協働してチャンバ1
7を形成することになっている。このチャンバ17は、
シュラウドパネル2における車幅方向左側部において、
開口となる上方を除いて画成されており、そのチャンバ
17内に、その下部から吸気管13の吸気口15が臨む
ことになっいる。
【0020】したがって、この他の実施形態において
は、ラジエータ10の熱に対する遮蔽性に優れ、一層、
吸気口15から熱を取り入れにくくすることができるこ
とになる。また、左ヘッドランプ9の対応位置におい
て、仕切部材16がシュラウドパネル2に掛け渡される
ように配置されて、効果的に補強部材として機能させる
ことができることになり、シュラウドパネル2における
車幅方向左側部6(ヘッドランプ支持部)の剛性を一
層、向上させることができることになる。さらに、底部
(下部)が外部に対して覆われているチャンバ17内
に、吸気口15が収納されており、下側から吹き込む雨
水等が吸気口15に入り込むことを確実に防止できるこ
とになる。以上実施形態について説明したが、シュラウ
ドパネル2における車幅方向右側部(ヘッドランプ支持
部)において、本発明を適用してもよいことは言うまで
もない。
【0021】尚、本発明の目的は、明記されたものに限
らず、実質的に好ましい或は利点として記載されたもの
に対応したものを提供することをも暗黙的に含むもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る前部車体構造を示す斜視図。
【図2】実施形態に係る前部車体構造を示す平面図。
【図3】図2に係る前部車体構造を後方側から見た図。
【図4】他の実施形態に係る前部車体構造を示す平面
図。
【符号の説明】
1 前部車体構造 2 シュラウドパネル 9 ヘッドランプ 10 ラジエータ 11 エンジン 13 吸気管 15 吸気口 16 仕切部材 17 チャンバ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 67/00 F02B 67/00 E F02M 35/10 F02M 35/10 301Q

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シュラウドパネルの後方にラジエータが
    配設され、該ラジエータの後方にエンジンが配設されて
    いる自動車の前部車体構造において、 前記ラジエータの近傍に、前記エンジンの吸気口が配設
    され、 前記シュラウドパネルに、前記ラジエータと前記吸気口
    とを隔離するようにして仕切部材が設けられている、こ
    とを特徴とする自動車の前部車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記仕切部材が、前記シュラウドパネルと協働して、上
    方のみが開口するチャンバを形成しており、 前記吸気口が、前記チャンバ内に収納されている、こと
    を特徴とする自動車の前部車体構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記シュラウドパネルに、ランプが支持されていると共
    に、前記仕切部材が、前記ランプの支持部に対応した位
    置において設けられている、ことを特徴とする自動車の
    前部車体構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記シュラウドパネル及び仕切部材が樹脂により構成さ
    れ、 前記仕切部材と前記シュラウドパネルとが一体的に形成
    されている、ことを特徴とする自動車の前部車体構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1547908A2 (en) 2003-12-22 2005-06-29 Mazda Motor Corporation Shroud supporting structure and shroud mounting method
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