JP2014137012A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

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良源 八月一日
Yasushi Sonoda
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Abstract

【課題】エンジンの吸気装置において、吸気ダクトから吸い込まれた雪がエアクリーナケース内に侵入してエアクリーナケース内が閉塞する現象を防止することにある。
【解決手段】吸気ダクト(10)の吸気入口部(11)と吸気出口部(12)とを連結する吸気通路部(13)には下方へU字状に湾曲する湾曲部(32)を形成し、湾曲部(32)の途中には吸気通路部(13)内に連通する所定空間の容積室(33)が形成された容積室部(34)を設け、湾曲部(32)をファンシュラウド(26)の送風開口部(28)よりも外側に配置し、容積室部(34)の少なくとも一部をファンシュラウド(26)の送風開口部(28)内に位置するように配設している。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンジンの吸気装置に係り、特に吸気ダクトをエンジンルーム内に配置したエンジンの吸気装置に関する。
車両においては、エンジンルーム内で、エンジンに清浄化した吸気を導くためにエアクリーナを設けている。このエアクリーナのエアクリーナケースには、吸気ダクトが設けられる。この吸気ダクトは、一端に外気を取り入れる吸気入口部を有するとともに、他端にエアクリーナのエアクリーナケースに接続される吸気出口部を有する。
この場合、吸気ダクトでは、降雪時の走行中に前車輪が巻き上げた雪を吸い込まないように、吸気入口部の向きや位置によって雪吸い対策を施している。
このような構造としては、以下のような先行技術文献がある。
特開2009−127562号公報
特許文献1に係る送風装置は、ラジエータのファンシュラウド部材に、ラジエータのコア部の冷却風下流側と断熱用通路とを連通する空気取入口(吸気入口部)を形成し、外気の断熱性の向上を図るものである。
ところが、従来、上記のように、雪の日の車両走行中に、雪吸い対策を施しているにもかかわらず、前車輪が巻き上げた雪を、少なからず吸気ダクトの吸気入口部から吸ってしまうことがあり、このため、エアクリーナケース内が閉塞してしまう不都合があった。
また、雪吸いを未然に防ぐ対策をしても、吸ってしまった雪に対しての対策を何ら講じておらず、改善が望まれていた。
そこで、この発明の目的は、吸気ダクトから吸い込まれた雪がエアクリーナケース内に侵入してエアクリーナケース内が閉塞する現象を防止することができるエンジンの吸気装置を提供することにある。
この発明は、エンジンルームの前部にラジエータを配置し、前記ラジエータの後部にファンシュラウドを介してラジエータファンを取り付け、一端に外気を取り入れる吸気入口部を有するとともに他端にエアクリーナのエアクリーナケースに接続される吸気出口部を有する吸気ダクトを前記エンジンルーム内に配置したエンジンの吸気装置において、前記吸気ダクトの前記吸気入口部と前記吸気出口部とを連結する吸気通路部には下方へU字状に湾曲する湾曲部を形成し、前記湾曲部の途中には前記吸気通路部内に連通する所定空間の容積室が形成された容積室部を設け、前記湾曲部を前記ファンシュラウドの送風開口部よりも外側に配置し、前記容積室部の少なくとも一部を前記ファンシュラウドの前記送風開口部内に位置するように配設したことを特徴とする。
この発明は、万が一、吸気ダクトの吸気入口部から雪を吸い込んでしまった場合に、エンジンが雪を吸ってしまう以前に途中で雪をせき止め、さらに、そのせき止めた雪を熱により溶かすことにより、吸気ダクトから吸い込まれた雪がエアクリーナケース内に侵入してエアクリーナケース内が閉塞する現象を防止することができる。
図1は吸気装置の斜視図である。(実施例1) 図2はエンジンの平面図である。(実施例1) 図3はエンジンの左側面図である。(実施例1) 図4は吸気ダクトの背面図である。(実施例1) 図5は図4の矢印Vによる吸気ダクトの左側面図である。(実施例1) 図6はエンジンの背面図である。(実施例2) 図7は吸気ダクトの正面図である。(実施例2) 図8は吸気ダクトの底面図である。(実施例2) 図9は図7の矢印IXによる吸気ダクトの左側面図である。(実施例2)
この発明は、吸気ダクトの吸気入口部から吸い込まれた雪がエアクリーナケース内に侵入してエアクリーナケース内が閉塞する現象を防止する目的を、吸気ダクトに下方へU字形状の湾曲部を形成するとともに、この湾曲部の途中に容積室部を設けて実現するものである。
図1〜図5は、この発明の実施例1を示すものである。
図2、図3に示すように、車両のエンジンルームには、横置きのエンジン1が搭載される。
このエンジン1は、シリンダブロック2とシリンダヘッド3とオイルパン4とシリンダヘッドカバー5とが、一体になって構成されている。
このエンジン1の後部には、吸気装置6が設けられる。
この吸気装置6は、シリンダヘッド3の後部に取り付けられた吸気マニホルド7と、エンジン1の車両左方且つ上方に配置されたエアクリーナ8とを備える。このエアクリーナ8は、エアフィルタを内蔵したエアクリーナケース9を備える。
このエアクリーナケース9には、吸気ダクト10が設けられる。
この吸気ダクト10は、図4、図5に示すように、一端に外気を取り入れる吸気入口部11と、他端にエアクリーナケース9に接続される吸気出口部12と、吸気入口部11と吸気出口部12とを連結する吸気通路部13とを有し、エンジンルーム内に配置される。この吸気ダクト10において、図1に示すように、一端の吸気入口部11が車両左方に向かって開口しているとともに、他端が車両右方に向いてエアクリーナケース9に接続されている。
一方、エンジン1の前部には、図2、図3に示すように、排気装置14が設けられる。この排気装置14は、シリンダヘッド3の前部に取り付けられた排気マニホルド15と、この排気マニホルド15に連設して下方へ延びる触媒16とを備える。
エンジンルームの前部には、エンジン1の車両前方で、冷却装置17のラジエータ18が配置される。このラジエータ18は、上下方向に配置されたコア部19と、コア部19の上部に連設したアッパタンク20と、コア部19の下部に連設したロアタンク21とからなる。
アッパタンク20は、車体のアッパブラケット22で支持されている。アッパタンク20には、エンジン1のシリンダヘッド3に接続したウォータアウトレットホース23が接続している。
ロアタンク21は、車体のロアブラケット24で支持されている。ロアタンク21には、エンジン1のシリンダブロック2に接続したウォータインレットホース25が接続している。
ラジエータ18の後部には、ファンシュラウド(導風体)26を介してラジエータファン27が取り付けられる。
ファンシュラウド26は、図1に示すように、送風開口部28を備え、ラジエータ18の後部に取付ボルト29で固定されている。
ラジエータファン27は、ファンシュラウド26に連設したラジエータファン用モータ支持部30に支持されたラジエータファン用モータ31に取り付けられ、このラジエータファン用モータ31の駆動によって回転される。
図4、図5に示すように、吸気ダクト10の吸気入口部11と吸気出口部12とを連結する吸気通路部13には、下方へU字状に湾曲する湾曲部32が形成される。従って、吸気ダクト10において、吸気入口部11の中心11Cに対して吸気出口部12の中心12Cが第1の高さH1で下方に位置するとともに、吸気入口部11の中心11Cに対して湾曲部32の中心32Cが前記第1の高さH1よりも大きい第2の高さH2で下方に位置している。また、湾曲部32は、吸気入口部11から下がるように形成され、そして、最低部位から吸気出口部12へ上がるように形成される。
湾曲部32の途中である最低部位には、吸気通路部13内に連通する所定空間の容積室33を形成する容積室部34が設けられる。この容積室部34は、正面壁35と背面壁36と右面壁37と左面壁38と底面壁39とで形成される。
湾曲部32は、図1に示すように、ラジエータ18のファンシュラウド26の送風開口部28よりも外側に配置される。
また、図1に示すように、容積室部34の少なくとも一部は、ファンシュラウド26の送風開口部28内に位置するように配設される。つまり、容積室部34は、ラジエータファン27から熱風を受ける位置にあって、この熱風を受けて吸気入口部11から侵入した内部の雪を溶かすことができる。
更に、図1に示すように、吸気ダクト10の湾曲部32の上方の窪んだ空間Sには、車両前後方向に指向するウォータアウトレットホース23が配置される。従って、ウォータアウトレットホース23を高位置に配置する必要がなくなり、エンジンルーム内のスペースを有効に活用することが可能となる。
この実施例1では、上記の構造により、吸気ダクト10に吸い込まれた雪は、吸気通路部13の湾曲部(下がって上がる)32に追従できず、下がった位置にある容積室33内に溜まる。これにより、湾曲部32では吸気通路部13内の空気と雪とが分離され、雪が吸気通路部13の下流側のエアクリーナケース9内に侵入することを防止し、エアクリーナケース9内が雪で閉塞されるのを防止することができる。つまり、万が一、吸気ダクト10の吸気入口部11から雪を吸い込んでしまった場合に、エンジン1が雪を吸ってしまう以前に、途中で雪をせき止めすることができる。
また、吸気通路部13がラジエータファン27の外側に配置されるため、ラジエータ18を通過したラジエータファン27の熱風で吸気が熱せられずに済む一方、容積室部34が、ファンシュラウド26の送風開口部28内に位置するため、ラジエータファン27からの熱風を受ける。これにより、容積室33内に溜まった雪が溶かされ、容積室33が雪で閉塞しないで済み、常に容積室33内の空間が確保されるため、雪の貯留機能を常に良い状態で維持できる。
また、図4に示すように、容積室部34は、ラジエータファン27と対向する面である正面壁35と反対側の面である背面壁36に複数の水抜き孔40を備える。
このように、容積室33内に溜まった水(雪が解けた水)を外部に排出する水抜き孔40をラジエータファン27と反対側の面である背面壁36に設けることにより、ラジエータファン27ヘの被水を防止することができる。
図6〜図9は、この発明の実施例2を示すものである。
この実施例2においては、上述の実施例1と同一機能を果たす箇所には、同一符号を伏して説明する。
この実施例2の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、図7〜図9に示すように、容積室部34は、平面視において、ラジエータファン27と対向する側(正面側)に頂点を向けるとともに、ラジエータファン27からの距離が大きくなるにつれて左右幅が広がる三角形形状に形成されている。つまり、容積室部34は、正面側の頂点となる頂部41と、この頂部41から左右幅が広がる右斜面壁42・左斜面壁43と、背面壁44と、底面壁45とによって形成される。
このような構造により、ラジエータファン27からの熱風の流れに正対する面でなく、風を右斜面壁42・左斜面壁43で受けるため、風をスムースに後方に流すことができ(図7、図8の一点鎖線の矢印で示す)、ラジエータファン27の通風を悪化させず、ラジエータ18の冷却性能を悪化させることがない。また、容積室部34が熱風を受ける部分の表面積を広くすることができ(同じ幅において他の形状よりも三角形の方がより広い)、効果的に容積室部34を加温することができ、融雪性能が高めることができる。
また、図6に示すように、容積室部34は、背面視において、少なくとも一部がファンシュラウド26に設けられたラジエータファン用モータ支持部30の後方に配置されている。ラジエータファン用モータ支持部30は、ラジエータファン27と重なっている。
このような構造において、ラジエータファン27の後方のラジエータファンモータ支持部30(ラジエータファン27と重なっている)に容積室部34を重ねることができ、容積室部34がラジエータファン27に重なる投影面積を最小限にすることができ、ラジエータファン27の通風抵抗の悪化を抑えることができる。
この発明に係る吸気装置を、各種車両に適用可能である。
1 エンジン
6 吸気装置
8 エアクリーナ
9 エアクリーナケース
10 吸気ダクト
11 吸気入口部
12 吸気出口部
13 吸気通路部
18 ラジエータ
26 ファンシュラウド
27 ラジエータファン
28 送風開口部
30 ラジエータファン用モータ支持部
31 ラジエータファン用モータ
32 湾曲部
33 容積室
34 容積室部
40 水抜き孔
41 頂部
42 右斜面壁
43 左斜面壁

Claims (4)

  1. エンジンルームの前部にラジエータを配置し、前記ラジエータの後部にファンシュラウドを介してラジエータファンを取り付け、一端に外気を取り入れる吸気入口部を有するとともに他端にエアクリーナのエアクリーナケースに接続される吸気出口部を有する吸気ダクトを前記エンジンルーム内に配置したエンジンの吸気装置において、前記吸気ダクトの前記吸気入口部と前記吸気出口部とを連結する吸気通路部には下方へU字状に湾曲する湾曲部を形成し、前記湾曲部の途中には前記吸気通路部内に連通する所定空間の容積室が形成された容積室部を設け、前記湾曲部を前記ファンシュラウドの送風開口部よりも外側に配置し、前記容積室部の少なくとも一部を前記ファンシュラウドの前記送風開口部内に位置するように配設したことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  2. 前記容積室部は、平面視において、前記ラジエータファンと対向する側に頂点を向けるとともに、前記ラジエータファンからの距離が大きくなるにつれて左右幅が広がる三角形形状に形成されたことを特徴とする請求項1のエンジンの吸気装置。
  3. 前記容積室部は、背面視において、少なくとも一部が前記ファンシュラウドに設けられたラジエータファン用モータ支持部の後方に配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2のエンジンの吸気装置。
  4. 前記容積室部は、前記ラジエータファンと対向する面と反対側の面に水抜き孔を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジンの吸気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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