JPH04122221U - エンジンルームカバー - Google Patents

エンジンルームカバー

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JPH04122221U
JPH04122221U JP3426591U JP3426591U JPH04122221U JP H04122221 U JPH04122221 U JP H04122221U JP 3426591 U JP3426591 U JP 3426591U JP 3426591 U JP3426591 U JP 3426591U JP H04122221 U JPH04122221 U JP H04122221U
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room cover
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康司 望月
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スズキ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、ラジエータの前部および上
部側を覆い、かつ冷却風をエンジンルーム内のインター
クーラなどに導くことが可能なエンジンルームカバーを
提供することにある。 【構成】 本考案に係るエンジンルームカバーでは、エ
ンジンルーム1内にラジエータ6の前部および上部側を
覆うエンジンルームカバー本体10を配設しており、該
カバー本体10の車巾方向の中間位置に、車体前後方向
へ延びる断面ほぼコ字状のダクト部12を一体的に形成
し、このダクト部12の前端開口を冷却風の導入口13
として構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のエンジンルームカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図4に示すようなエンジンルーム51内には、ラジエータ52の前 部および上部側を覆うエンジンルームカバー53が配設されている。しかして、 このエンジンルームカバー53は、全体形状が図5に示す如く形成されており、 これをフロントフード54の下方に配置することによってエンジンルーム51の 上部を流れる図外のエンジンからの熱気をラジエータ52が吸い込まないように している。
【0003】 ところで、上記フロントフード54とフロントバンパ55との間のエア導入部 56の車体後方にインタークーラ(図示せず)が配置される場合、このインター クーラを効果的に冷却するには冷却風をインタークーラに導くためのダクトが必 要となる。また、上述の如くラジエータ52のファンによるエンジンからの熱気 の吸い込みを防ぐためには、ラジエータ52の前部および上部側を覆うエンジン ルームカバー53が必要である。したがって、上記した条件を両方とも満足させ るには、エンジンルームカバー53とダクトの2部品が必要となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記エンジンルームカバー53とダクトの2部品を使用すると 、これに伴って部品点数および部品取付箇所が多くなるため、フロントフード5 4を開けた際にエンジンルーム51内の部品配置が煩雑に見えて外観が損われ、 しかも作業性が悪くなると共に部品コスト高を招くなど、種々の欠点を具備する ことになる。
【0005】 本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、ラジエ ータの前部および上部側を覆い、かつ冷却風をエンジンルーム内のインタークー ラなどに導くことが可能なエンジンルームカバーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本考案においては、エンジンル ーム内にラジエータの前部および上部側を覆うエンジンルームカバー本体を配設 し、該カバー本体の車巾方向の中間位置に、車体前後方向へ延びる断面ほぼコ字 状のダクト部を一体的に形成し、このダクト部の前端開口を冷却風の導入口とし て構成している。
【0007】
【作用】
本考案に係るエンジンルームカバーでは、ラジエータの前部および上部側を覆 うエンジンルームカバー本体の中間位置に断面ほぼコ字状のダクト部を一体的に 形成しているため、一部品にてエンジンルームの上部の熱気がラジエータに流れ 込むのを防止できると共に、エンジンルーム内に配設したインタークーラに冷却 風を導くことが可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0009】 図1〜図3は本考案の一実施例を示すもので、図において1は車体前部に設け られるエンジンルーム、2は該エンジンルーム1の前面側に配設されるバンパブ ラケット、3は該バンパブラケット2に取付けられるフロントバンパである。
【0010】 上記エンジンルーム1の上部には、これを開閉するフロントフード4が後部側 を中心にして回動自在に取付けられ、またアッパメンバ5が車巾方向に沿って配 設されている。一方、バンパブラケット2とアッパメンバ5との間に位置するエ ンジンルーム1の内部には、ラジエータ6およびエアコンディショナ用の凝縮器 (コンデンサ)7が設けられていると共に、これらラジエータ6および凝縮器7 の斜め前方上部にはインタークーラ8が設けられている。このインタークーラ8 は、エンジンルーム1の車巾方向のほぼ中央に配置され、後述する導入口の車体 後方に位置するようになっている。
【0011】 上記フロントフード4の下方には、エンジンルーム1の上部の熱気がラジエー タ6に流れ込むのを防ぐためのエンジンルームカバー9が配設されている。しか して、このエンジンルームカバー9は、ラジエータ6の前部および上部側を覆う エンジンルームカバー本体10を有している。
【0012】 上記カバー本体10の車巾方向の長さは、エンジンルーム1のそれとほぼ同様 の大きさに形成され、左右両側にはバンパブラケット2およびアッパメンバ5に 締付け固定される取付部11がそれぞれ設けられている。このため、これら取付 部11は、前後長さがバンパブラケット2とアッパメンバ5間の設置間隔とほぼ 一致し、かつ対応する形状に形成されている。
【0013】 また、カバー本体10の車巾方向の中間位置には、これを車体上方へ突出させ てなる車体正面から見て断面ほぼコ字状のダクト部12が一体的に形成されてお り、該ダクト部12によってカバー本体10の中間部全体形状が凸形になってい る。このダクト部12は車体前後方向に沿って延び、その前端開口は冷却風の導 入口13として構成されている。しかして、導入口13は、フロントバンパ3と フロントフード4との間に形成されたエア導入部14と対応する位置に設けられ 、当該エア導入部14から導入された冷却風がダクト部12を形成する上面壁1 2aおよび左右両側面壁12b内を通ってインタークーラ8に導かれるようにな っている。
【0014】 したがって、上記エンジンルームカバー9は、一体形成されたエンジンルーム カバー本体10のみの一部品でラジエータ6を保護する機能と冷却風をインター クーラ8に導く機能の2つの機能を具備している。すなわち、ラジエータ6の前 部および上部側は、図2の二点鎖線で示す如くエンジンルームカバー本体10に て覆われており、冷却風は、矢印で示すようにエンジンルームカバー本体10の ダクト部12を通ってインタークーラ8に確実に導かれ、インタークーラ8を冷 却している。なお、図2における二点鎖線は、図1におけるエンジンルームカバ ー9のC−C線断面を示している。
【0015】 以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考案は既述の実施例に限定される ものではなく、本考案の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能であ る。
【0016】 例えば、既述の実施例におけるエンジンルームカバー9の全体形状は図1に示 すものに限らず、エンジンルーム1やインタークーラ8の形状などに対応させて 種々の形状に形成することも可能である。
【0017】
【考案の効果】
上述の如く、本考案に係るエンジンルームカバーは、ラジエータの前部および 上部側を覆うエンジンルームカバー本体の中間位置に、車体前後方向へ延びる断 面ほぼコ字状のダクト部を一体的に形成し、このダクト部の前端開口を冷却風の 導入口として構成したので、エンジンルームカバー本体の一部品にてエンジンル ームの上部に滞留するエンジンからの熱気をラジエータが吸い込むのを防ぐこと ができると共に、エンジンルーム内のインタークーラに冷却風を確実に導くこと もできる。したがって、本考案のエンジンルームカバーを使用すれば、従来に比 べて部品点数および部品取付箇所の削減が可能となり、これによって部品コスト を低減できると共に、作業能率の向上を図ることができる。また、フロントフー ドを開けたときに見えるエンジンルーム内の部品配置がすっきりし、良好な外観 が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るエンジンルームカバー
を示す斜視図である。
【図2】車体前部を概念的に示す図1におけるA−A線
断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】従来の車体前部を概念的に示す断面図である。
【図5】従来のエンジンルームカバーを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 2 バンパブラケット 3 フロントバンパ 4 フロントフード 5 アッパメンバ 6 ラジエータ 8 インタークーラ 9 エンジンルームカバー 10 エンジンルームカバー本体 11 取付部 12 ダクト部 13 導入口 14 エア導入部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム内にラジエータの前部お
    よび上部側を覆うエンジンルームカバー本体を配設し、
    該カバー本体の車巾方向の中間位置に、車体前後方向へ
    延びる断面ほぼコ字状のダクト部を一体的に形成し、こ
    のダクト部の前端開口を冷却風の導入口として構成した
    ことを特徴とするエンジンルームカバー。
JP3426591U 1991-04-16 1991-04-16 エンジンルームカバー Expired - Fee Related JP2538643Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09193673A (ja) * 1996-01-18 1997-07-29 Nissan Motor Co Ltd ラジエータの上部カバー構造
KR100448196B1 (ko) * 2001-07-12 2004-09-13 기아자동차주식회사 자동차용 인터쿨러의 에어가드 구조
JP2016022831A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 小島プレス工業株式会社 エンジンルームカバー
JP2018114860A (ja) * 2017-01-19 2018-07-26 いすゞ自動車株式会社 ガイド構造

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JP2018114860A (ja) * 2017-01-19 2018-07-26 いすゞ自動車株式会社 ガイド構造

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