JP2538643Y2 - エンジンルームカバー - Google Patents

エンジンルームカバー

Info

Publication number
JP2538643Y2
JP2538643Y2 JP3426591U JP3426591U JP2538643Y2 JP 2538643 Y2 JP2538643 Y2 JP 2538643Y2 JP 3426591 U JP3426591 U JP 3426591U JP 3426591 U JP3426591 U JP 3426591U JP 2538643 Y2 JP2538643 Y2 JP 2538643Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine room
room cover
radiator
cover
intercooler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3426591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04122221U (ja
Inventor
康司 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP3426591U priority Critical patent/JP2538643Y2/ja
Publication of JPH04122221U publication Critical patent/JPH04122221U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2538643Y2 publication Critical patent/JP2538643Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のエンジンルー
ムカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4に示すようなエンジンル
ーム51内には、ラジエータ52の前部および上部側を
覆うエンジンルームカバー53が配設されている。しか
して、このエンジンルームカバー53は、全体形状が図
5に示す如く形成されており、これをフロントフード5
4の下方に配置することによってエンジンルーム51の
上部を流れる図外のエンジンからの熱気をラジエータ5
2が吸い込まないようにしている。
【0003】ところで、上記フロントフード54とフロ
ントバンパ55との間のエア導入部56の車体後方にイ
ンタークーラ(図示せず)が配置される場合、このイン
タークーラを効果的に冷却するには冷却風をインターク
ーラに導くためのダクトが必要となる。また、上述の如
くラジエータ52のファンによるエンジンからの熱気の
吸い込みを防ぐためには、ラジエータ52の前部および
上部側を覆うエンジンルームカバー53が必要である。
したがって、上記した条件を両方とも満足させるには、
エンジンルームカバー53とダクトの2部品が必要とな
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記エ
ンジンルームカバー53とダクトの2部品を使用する
と、これに伴って部品点数および部品取付箇所が多くな
るため、フロントフード54を開けた際にエンジンルー
ム51内の部品配置が煩雑に見えて外観が損われ、しか
も作業性が悪くなると共に部品コスト高を招くなど、種
々の欠点を具備することになる。
【0005】本考案はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、ラジエータの前部および上
部側を覆い、かつ冷却風をエンジンルーム内のインター
クーラなどに導くことが可能なエンジンルームカバーを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本考案においては、エンジンルー
ム内にラジエータの前部および上部側を覆うエンジンル
ームカバー本体を配設し、該カバー本体の車巾方向の中
間位置に、車体前後方向へ延びる断面ほぼコ字状のダク
ト部を一体的に形成し、このダクト部の前端開口を冷却
風の導入口として構成している。
【0007】
【作用】本考案に係るエンジンルームカバーでは、ラジ
エータの前部および上部側を覆うエンジンルームカバー
本体の中間位置に断面ほぼコ字状のダクト部を一体的に
形成しているため、一部品にてエンジンルームの上部の
熱気がラジエータに流れ込むのを防止できると共に、エ
ンジンルーム内に配設したインタークーラに冷却風を導
くことが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1〜図3は本考案の一実施例を示すもの
で、図において1は車体前部に設けられるエンジンルー
ム、2は該エンジンルーム1の前面側に配設されるバン
パブラケット、3は該バンパブラケット2に取付けられ
るフロントバンパである。
【0010】上記エンジンルーム1の上部には、これを
開閉するフロントフード4が後部側を中心にして回動自
在に取付けられ、またアッパメンバ5が車巾方向に沿っ
て配設されている。一方、バンパブラケット2とアッパ
メンバ5との間に位置するエンジンルーム1の内部に
は、ラジエータ6およびエアコンディショナ用の凝縮器
(コンデンサ)7が設けられていると共に、これらラジ
エータ6および凝縮器7の斜め前方上部にはインターク
ーラ8が設けられている。このインタークーラ8は、エ
ンジンルーム1の車巾方向のほぼ中央に配置され、後述
する導入口の車体後方に位置するようになっている。
【0011】上記フロントフード4の下方には、エンジ
ンルーム1の上部の熱気がラジエータ6に流れ込むのを
防ぐためのエンジンルームカバー9が配設されている。
しかして、このエンジンルームカバー9は、ラジエータ
6の前部および上部側を覆うエンジンルームカバー本体
10を有している。
【0012】上記カバー本体10の車巾方向の長さは、
エンジンルーム1のそれとほぼ同様の大きさに形成さ
れ、左右両側にはバンパブラケット2およびアッパメン
バ5に締付け固定される取付部11がそれぞれ設けられ
ている。このため、これら取付部11は、前後長さがバ
ンパブラケット2とアッパメンバ5間の設置間隔とほぼ
一致し、かつ対応する形状に形成されている。
【0013】また、カバー本体10の車巾方向の中間位
置には、これを車体上方へ突出させてなる車体正面から
見て断面ほぼコ字状のダクト部12が一体的に形成され
ており、該ダクト部12によってカバー本体10の中間
部全体形状が凸形になっている。このダクト部12は車
体前後方向に沿って延び、その前端開口は冷却風の導入
口13として構成されている。しかして、導入口13
は、フロントバンパ3とフロントフード4との間に形成
されたエア導入部14と対応する位置に設けられ、当該
エア導入部14から導入された冷却風がダクト部12を
形成する上面壁12aおよび左右両側面壁12b内を通
ってインタークーラ8に導かれるようになっている。
【0014】したがって、上記エンジンルームカバー9
は、一体形成されたエンジンルームカバー本体10のみ
の一部品でラジエータ6を保護する機能と冷却風をイン
タークーラ8に導く機能の2つの機能を具備している。
すなわち、ラジエータ6の前部および上部側は、図2の
二点鎖線で示す如くエンジンルームカバー本体10にて
覆われており、冷却風は、矢印で示すようにエンジンル
ームカバー本体10のダクト部12を通ってインターク
ーラ8に確実に導かれ、インタークーラ8を冷却してい
る。なお、図2における二点鎖線は、図1におけるエン
ジンルームカバー9のC−C線断面を示している。
【0015】以上、本考案の一実施例につき述べたが、
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
【0016】例えば、既述の実施例におけるエンジンル
ームカバー9の全体形状は図1に示すものに限らず、エ
ンジンルーム1やインタークーラ8の形状などに対応さ
せて種々の形状に形成することも可能である。
【0017】
【考案の効果】上述の如く、本考案に係るエンジンルー
ムカバーは、ラジエータの前部および上部側を覆うエン
ジンルームカバー本体の中間位置に、車体前後方向へ延
びる断面ほぼコ字状のダクト部を一体的に形成し、この
ダクト部の前端開口を冷却風の導入口として構成したの
で、エンジンルームカバー本体の一部品にてエンジンル
ームの上部に滞留するエンジンからの熱気をラジエータ
が吸い込むのを防ぐことができると共に、エンジンルー
ム内のインタークーラに冷却風を確実に導くこともでき
る。したがって、本考案のエンジンルームカバーを使用
すれば、従来に比べて部品点数および部品取付箇所の削
減が可能となり、これによって部品コストを低減できる
と共に、作業能率の向上を図ることができる。また、フ
ロントフードを開けたときに見えるエンジンルーム内の
部品配置がすっきりし、良好な外観が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るエンジンルームカバー
を示す斜視図である。
【図2】車体前部を概念的に示す図1におけるA−A線
断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】従来の車体前部を概念的に示す断面図である。
【図5】従来のエンジンルームカバーを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 2 バンパブラケット 3 フロントバンパ 4 フロントフード 5 アッパメンバ 6 ラジエータ 8 インタークーラ 9 エンジンルームカバー 10 エンジンルームカバー本体 11 取付部 12 ダクト部 13 導入口 14 エア導入部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム内にラジエータの前部お
    よび上部側を覆うエンジンルームカバー本体を配設し、
    該カバー本体の車巾方向の中間位置に、車体前後方向へ
    延びる断面ほぼコ字状のダクト部を一体的に形成し、こ
    のダクト部の前端開口を冷却風の導入口として構成した
    ことを特徴とするエンジンルームカバー。
JP3426591U 1991-04-16 1991-04-16 エンジンルームカバー Expired - Fee Related JP2538643Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3426591U JP2538643Y2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 エンジンルームカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3426591U JP2538643Y2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 エンジンルームカバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04122221U JPH04122221U (ja) 1992-11-02
JP2538643Y2 true JP2538643Y2 (ja) 1997-06-18

Family

ID=31916727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3426591U Expired - Fee Related JP2538643Y2 (ja) 1991-04-16 1991-04-16 エンジンルームカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2538643Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3612835B2 (ja) * 1996-01-18 2005-01-19 日産自動車株式会社 ラジエータの上部カバー構造
KR100448196B1 (ko) * 2001-07-12 2004-09-13 기아자동차주식회사 자동차용 인터쿨러의 에어가드 구조
JP6407599B2 (ja) * 2014-07-22 2018-10-17 小島プレス工業株式会社 エンジンルームカバー
JP6816527B2 (ja) * 2017-01-19 2021-01-20 いすゞ自動車株式会社 ガイド構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04122221U (ja) 1992-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3613060B2 (ja) 自動車の外気導入構造
US20060102109A1 (en) Air duct in the front part of a motor vehicle
JP2002211252A (ja) 自動車の吸気ダクト取付部構造
JP2538643Y2 (ja) エンジンルームカバー
JP3612835B2 (ja) ラジエータの上部カバー構造
JP2000168334A (ja) 車両用空調装置のインテークユニット
JPH0596960A (ja) 自動車の車体前部構造
JPH11263246A (ja) 自動車の車体前部構造
JP3168796B2 (ja) 空気抵抗低減車両前部構造
JPH1067340A (ja) 自動車のエンジンフードを利用する冷却構造
JPH064030Y2 (ja) インタークーラーの冷却用外気導入ダクト構造
JP3082660B2 (ja) クーラーコンデンサの熱風排出構造
JP3685613B2 (ja) エアダクト
JP2021079884A (ja) 車両前部構造
JP3422386B2 (ja) 自動車のエンジンルーム前部構造
JP2505720Y2 (ja) キャブのボディ構造
JPH0415124A (ja) 自動車フロント部の冷却風取入構造
JPH0326984Y2 (ja)
JP2568733B2 (ja) 自動車用エアボックス構造
JP2512035Y2 (ja) 自動車の走行風導入構造
JPH0616809Y2 (ja) 自動車の外気取入れ構造
JPH0439058Y2 (ja)
JP3148356B2 (ja) 冷却風の導入構造
JP2007191029A (ja) 車両の前部構造
KR0130120Y1 (ko) 자동차의 라디에이터 그릴

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees