JPH0616809Y2 - 自動車の外気取入れ構造 - Google Patents

自動車の外気取入れ構造

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JPH0616809Y2
JPH0616809Y2 JP1987061167U JP6116787U JPH0616809Y2 JP H0616809 Y2 JPH0616809 Y2 JP H0616809Y2 JP 1987061167 U JP1987061167 U JP 1987061167U JP 6116787 U JP6116787 U JP 6116787U JP H0616809 Y2 JPH0616809 Y2 JP H0616809Y2
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JP
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outside air
bonnet
cowl box
air intake
duct
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JPS63168118U (ja
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昌也 浜本
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車の外気取入れ構造に関し、特にコンシー
ルド型の自動車における空調用外気取入れ構造を改善し
たものに関する。
〔従来技術〕
自動車のフロントガラスの下端部を支持し、左右のフロ
ントピラーの下端部同士を連結する閉断面クロスメンバ
ーとしてのカウルボックスはカウルパネルとダッシュア
ッパパネルとで構成され、フロントガラスの下端部より
前方において、上記カウルボックスの上面側には空調用
空気取入れ口が設けられ、この外気取入れ口から導入さ
れた外気は空調装置へ供給され、空調装置から車室へ供
給されるようになっている。
又、コンシールド型の自動車においては、コンシールド
型ワイパーをボンネットの後端部とカウルボックスとの
間のスペースに収容して自動車の外観を高めるために、
ボンネットの後端部でカウルボックスの後部上面を覆う
ようになっている。
一方、ターボチャージャ等の過給機を備えた自動車用エ
ンジンにおいては、加熱された空気を冷却し充填効率を
高めるためにインタクーラを設ける場合が多く、空冷型
のインタークーラを採用する場合には、そのインタクー
ラをボンネット中央部の下面に臨むようにエンジンルー
ム内に配設し、上記インタクーラへ外気を導入するた
め、ボンネットの中央部部分にはターボバジル(ボンネ
ットバジル)を設け、ターボバジルの前端部をボンネッ
ト中央部の上面に開口して外気を導入し、その外気をイ
ンタクーラへ供給するようになっている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記コンシールド型自動車においては、カウルボックス
の外気取入れ口がボンネットの後端部で覆われるので、
上記外気取入れ口から十分な風量の空調用空気を導入す
ることが難しく、特にボンネットの後端がフロントガラ
スの下端部に接近しているような場合には、その狭い隙
間から流入した空気が外気取入れ口へ流れるので、風量
確保がますます難しくなるなどの問題がある。
また、上記空調用空気の風量を確保するためには、ボン
ネットの後端をフロントガラスの下端部からある程度離
して配置するなどしなければならないため、自動車のデ
ザイン上の自由度が制約されるなどの問題もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る自動車の外気取入れ構造は、カウルパネル
とダッシュアッパパネルとで車幅方向に延びる閉断面構
造に形成されたカウルボックスと、上記カウルボックス
の前部上面とエンジンルームの上面とを覆うボンネット
と、上記ボンネットの下面側に臨むようにエンジンルー
ム内に設けられた熱交換器と、上記ボンネットと一体的
に設けられ、前端がボンネット上面に開口し、上記熱交
換器へ外気を導入する外気取入れダクトと、上記外気取
入れダクトの後部に連なり、カウルボックスの前部上方
に開口している分岐ダクトであって、外気取入れダクト
から導入され且つ熱交換器に導入される前の外気を分岐
して導入する分岐ダクトとを備え、上記カウルボックス
の上壁の前部のうちの、分岐ダクトの下流側開口部に対
応する位置には、カウルボックス内に外気を導入する開
口部が設けられたものである。
〔作用〕
本考案に係る自動車の外気取入れ構造においては、外気
取入れダクトの前端部の開口から導入された外気の大部
分は、その外気取入れダクトを介して熱交換器へ供給さ
れ、またこの外気取入れダクト内に導入され且つ熱交換
器に導入される前の一部の外気が分岐ダクトに分岐して
導入され、この分岐ダクトの下流側開口部からカウルボ
ックスの上壁の開口部を通ってカウルボックス内へ供給
されることになる。
〔考案の効果〕
本考案に係る自動車の外気取入れ構造によれば、以上説
明したように、外気取入れダクトに導入し且つ熱交換器
に導入される前の外気を分岐ダクトを介して分岐して、
この分岐ダクトの下流側開口部からカウルボックスの前
部上方へ供給し、カウルボックスの上壁前部の開口部か
らカウルボックス内へ供給するようにしたので、コンシ
ールド型の自動車のようにボンネットの後端とフロント
ガラスの下端部との間に十分な隙間が設けられていない
場合であっても、カウルボックス内へ十分な風量の空調
用空気を供給することができること、空調用空気の風量
確保のためのボンネット後端とフロントガラスの下端部
との間の隙間を十分に確保しなければならない等の制約
がなくなるので、自動車のデザイン上の自由度が大幅に
緩和されること、熱交換器へ導入する前の外気を直接的
にカウルボックス内に取り入れることができるので、外
気導入時に熱交換器等での流入抵抗を受けることがなく
てスムーズに外気を導入することができて、十分な風量
の空調用空気を確実に供給することができること等の効
果が得られる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は、コンシールド型自動車の前半部分を示すもの
で、エンジンルームの上面を覆うボンネット1の中央部
には、インタークーラ2へ外気を導入するためのターボ
バジル3が設けられており、ターボバジル3の前端の外
気導入口4は、ボンネットの中央部やや前側の位置でボ
ンネット1の上面に開口している。
第1図・第2図に示すように、上記インタークーラ2
は、エンジンルーム5の後部中央の上部にボンネットと
同方向へ傾けた状態に配設され、このインタークーラ2
はエンジン本体7に取付けられている。
上記インタークーラ2の上方において、ボンネットプレ
ート8にはインタークーラ2のほぼ全面に亙る矩形状の
開口部9が形成され、この開口部9とその前側のボンネ
ットプレート8の部分との上方にはバジル形成プレート
10が設けられ、バジル形成プレート10は正面視で断
面が下向き広幅コ字状をなし、バジル形成プレート10
の前半部とボンネットプレート8とで扁平なダクト状に
形成され、外気導入口4から導入された外気はターボバ
ジル3内へ導入され、ボンネットプレート8の開口9か
らインタークーラ2へ流入するようになっている。
上記インタークーラ2は、エンジンの吸気系に設けられ
た過給機で加圧され加熱された燃焼用空気を冷却するた
めのものであり、過給機よりも下流側の吸気管がインタ
ークーラを経由して吸気マニホールドへ接続されてい
る。
一方、エンジンルーム5と車室6との境界部において、
フロントガラス11の下端部を支持するとともに左右の
フロントピラー12同士を連結するための車幅方向に延
びる閉断面構造のカウルボックス13が設けられてお
り、上記カウルボックス13は車室6側のダッシュアッ
パパネル14とその前方に位置するカウルボックス15
とで構成され、このカウルボックス13の下端部には、
エンジンルーム5と車室6間を仕切るダッシュロワーパ
ネル16が車幅方向にほぼ鉛直に設けられている。
上記カウルボックス13のカウルパネル15の前部の斜
壁部には、フロントガラス11の下端部が接着等で固着
され、フロントガラス11の下端部はモール17で覆わ
れている。
上記モール17よりも後方において、カウルボックス1
3の前部上面のカウルパネル15の車幅方向ほぼ中央部
には、空調用空気を導入する開口18が形成され、その
開口18から導入された空調用空気はカウルボックス1
3内へ流入し、カウルボックス13内から空調用空気導
入ダクト19により空調装置へ供給される。
上記ボンネット1は、コンシールド型のボンネットでそ
の後端部はカウルボックス13の前部約1/3部分をも
覆うようにカウルボックス13の上方に延び、ボンネッ
ト1の後端とモール17間には、図示外のワイパーの通
過を許すだけの隙間が形成され、ワイパーはボンネット
1の後端部とモール17とカウルボックス13とのカウ
ルパネル15の間に形成されるワイパー収容部20に収
容されている。
ここで、上記ボンネット1の剛性を確保するため、ボン
ネットプレート8の下面側の外周近傍部にはボンネット
レインフォースメント21が設けられるとともに、ボン
ネットプレート8の前後方向ほぼ中央部下面において、
車幅方向に延びるボンネットレインフォースメント22
が設けられている。
上記ボンネットレインフォースメント21・22は、断
面溝型部材の上端縁に取付けフランジ部を一体形成して
なるもので、ボンネットレインフォースメント21・2
2とボンネットプレート8とで閉断面構造が形成されて
いる。
上記ボンネット1の後端部近傍とカウルパネル15間を
シールするため、ボンネット1の後端部のボンネットレ
インフォースメント21の下面側にはシール部材23が
設けられており、またボンネット1とインタークーラ2
との間の隙間をシールするためのインタークーラ2の外
周部に設けられたシール取付け部材24には、平面視矩
形状にシール部材25が取付けられている。
ここで、上記ボンネット1の後端部近くにおいては、走
行風の流れはフロントガラス11に沿うように上方に流
れるので上記開口18へ空気が流入しにくく、十分な風
量の空調用空気を確保することが難しい。そこで、ター
ボバジル3内の外気導入口4からインタークーラ2の上
方近傍に至る外気導入路から、上記開口18に外気を導
く分岐ダクト26がボンネット1後端部のボンネットレ
インフォースメント21に設けられる。
上記分岐ダクト26は、第2図・第3図に示すようにボ
ンネットレインフォースメント21に貫通させて、前方
向に向けて設けられた扁平角筒のダクト部材で構成さ
れ、この分岐ダクト26の幅は外気導入路の左右方向の
幅とほぼ等しく、分岐ダクト26の前端部と後端部には
取付鍔部26aが一体形成され、その取付鍔部26aは
ボンネットレインフォースメント21の前壁と後壁とに
それぞれ接合されている。そして、分岐ダクト26内の
外気通路27の上流端は外気導入路に開口するととも
に、外気通路27の下流端は開口18の真上に開口して
いる。
尚、第2図・3図では、分岐ダクト26をボンネットプ
レート8の後端部と平行に向いた、直ダクト状に形成し
たが、第4図に示すように分岐ダクト26の前後両端部
の鍔部26aを省略するとともに、分岐ダクト26は側
面視ヘ字状の扁平なダクトに形成し、分岐ダクト26の
下流半部を開口18の方へ方向づけてもよい。
また上記実施例では、外気導入ダクトをボンネットプレ
ート8上に設けたバジル形成プレート10で構成した
が、ボンネットプレート8の下面側にダクト形成部材に
よりダクトを形成し、その上流端部をボンネット1の上
面に開口し、その外気導入ダクトからインタークーラ2
へ外気を導入するとともに、分岐ダクト26への外気を
導入するように構成してもよいことは勿論である。
以上説明した自動車の外気取入れ構造においては、自動
車の走行時、外気導入口4から勢いよく外気が導入さ
れ、その大部分はインタークーラ2を通過してエンジン
ルーム5内へ流れ、また外気の一部は分岐ダクト26を
通って、開口18の上方に至り、開口18からカウルボ
ックス13内へ供給され、十分の風量の空調用空気はカ
ウルボックス13から、空調用空気導入ダクト19へ供
給される。
第2図・3図の分岐ダクト26では、その外気通路27
がそれほど大きくないけれども、ターボバジル3内へ導
入される外気の流速が非常に高いので、外気通路27内
を流れる外気の流速が高く十分な風量の外気が流れるこ
とになる。
また、第4図に示す分岐ダクト26の場合その下流半部
が開口18の方へ方向付けられているので、分岐ダクト
26から流入する外気の大部分は確実にカウルボックス
13内へ供給されることになる。
以上のように空調用空気をターボバジル3内の外気導入
路と分岐ダクト26を介して、供給する場合には、十分
な風量の空調用空気を確実に供給することが出来るし、
またボンネット1の後端がフロントガラス11の下端の
モール17に接近するように配置した場合でも、空調用
空気の供給に何ら支障が生じることがない。従ってコン
シールド型自動車のボンネット1のデザイン上の自由度
が大幅に緩和されることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はコンシー
ルド型自動車の部分平面図、第2図はターボバジル及び
カウルボックス周辺部の要部拡大縦断面図、第3図は分
岐ダクトを示す要部斜視図、第4図は変形例に係る分岐
ダクトを示す第2図相当部分図である。 1……ボンネット、2……インタークーラ、3……ター
ボバジル、13……カウルボックス、14……ダッシュ
アッパパネル、15……カウルパネル、18……開口、
26……分岐ダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カウルパネルとダッシュアッパパネルとで
    車幅方向に延びる閉断面構造に形成されたカウルボック
    スと、 上記カウルボックスの前部上面とエンジンルームの上面
    とを覆うボンネットと、 上記ボンネットの下面側に臨むようにエンジンルーム内
    に設けられた熱交換器と、 上記ボンネットと一体的に設けられ、前端がボンネット
    上面に開口し、上記熱交換器へ外気を導入する外気取入
    れダクトと、 上記外気取入れダクトの後部に連なり、カウルボックス
    の前部上方に開口している分岐ダクトであって、外気取
    入れダクトから導入され且つ熱交換器に導入される前の
    外気を分岐して導入する分岐ダクトとを備え、 上記カウルボックスの上壁の前部のうちの、分岐ダクト
    の下流側開口部に対応する位置には、カウルボックス内
    に外気を導入する開口部が設けられたことを特徴とする
    自動車の外気取入れ構造。
JP1987061167U 1987-04-22 1987-04-22 自動車の外気取入れ構造 Expired - Lifetime JPH0616809Y2 (ja)

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JPS63168118U JPS63168118U (ja) 1988-11-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159994A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Mazda Motor Corp 自動車のカウル部熱害防止構造

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