JP2621044B2 - 自動車のエンジンルーム換気構造 - Google Patents

自動車のエンジンルーム換気構造

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JP2621044B2 JP63099896A JP9989688A JP2621044B2 JP 2621044 B2 JP2621044 B2 JP 2621044B2 JP 63099896 A JP63099896 A JP 63099896A JP 9989688 A JP9989688 A JP 9989688A JP 2621044 B2 JP2621044 B2 JP 2621044B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、自動車のエンジンルーム換気構造に関す
る。
b. 従来の技術 第5図は、従来の自動車のエンジンルーム換気構造を
示すものである。
このエンジンルーム換気構造1は、車体前方に設けら
れた冷却風導入口2を介して冷却風をエンジンルーム3
内へ取入れ、この冷却風によってエンジン4を冷却する
構成となっていた。
c. 考案が解決しようとする課題 ところで、従来の自動車のエンジンルーム換気構造1
では、エンジンフード5の後端部5aとカウルトップアウ
タパネル6との間がシールラバー7によって封じられて
いたため、エンジン4を冷却した後の熱は逃げ場がなく
なってエンジンルーム3内の後方上部3aに充満し、わず
かにエンジンルーム3の下方から後方へ逃がされるだけ
である。
このため、特に走行していない時には、エンジンルー
ム3の後方上部3aが過度に熱くなる不具合があった。
そこで、従来より、エンジンフードの後部に、エンジ
ンルームと外部とを連通する空気通路を形成した自動車
のエンジンルーム換気構造が提案されている(実願昭53
−162836号(実開昭55−78718号)参照)。
しかしながら、このようなエンジンルーム換気構造で
は、エンジンフードの傾斜が小さいためにそのエンジン
ルーム内のホットエアを外部に効率よく排出することが
できなかった。
さらに、エンジンフードの後方に設けられているベン
チレーション用エア取入口に、エンジンルームから排出
されたホットエアが入り込んで、該ベンチレーションの
働きを阻害してしまう虞があった。
なお、エンジンフード5のインナーパネル5bは、単に
アウターパネル5cの補強材として使用されているにすぎ
なかった。
また、第5図において、8はヘッドランプ、9はウイ
ンドシールドである。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、エンジ
ンルーム内のホットエアを外部に効率よく排出すること
ができ、しかも、エンジンルームから排出されたホット
エアによってベンチレーションの働きが阻害されること
のない自動車のエンジンルーム換気構造を提供すること
を目的とする。
d.課題を解決するための手段 本発明では、上記目的を達成するために、エンジンフ
ードの後部に、エンジンルームと外部とを連通する空気
通路を形成した自動車のエンジンルーム換気構造におい
て、上記エンジンフードを大きく傾斜させて配設し、上
記エンジンフードのインナーパネルの後方端部を略コ字
形状に折曲することによって、該インナーパネルの後方
端部とアウターパネルの後方端部との間に空間を形成
し、上記インナーパネルの後方端部の前方中央部に前孔
を形成するとともに、上記インナーパネルの後方端部の
後方左右端部の少なくともいずれか一方に後孔を形成
し、上記前孔、上記空間および上記後孔によって上記空
気通路を形成し、さらに、上記空気通路の後孔とベンチ
レーション用エア取入口との間にじゃま板を設けた構成
としている。
e. 実施例 以下、本発明に係る自動車のエンジンルーム換気構造
の一実施例について添付図面を参照しながら詳細に説明
する。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示すものであ
る。
本実施例のエンジンルーム換気構造10では、四輪自動
車11のエンジンフード12のインナーパネル13の後方端部
13aを略コ字形状に折曲するとともに、該インナーパネ
ルの後方端部13aとアウターパネル14の後方端部14aとに
よって空間15を設けている。さらに、本実施例の換気構
造10では、インナーパネル13の後方端部13aの前方中央
部に前孔16を形成するとともに、インナーパネル13の後
方端部13aの後方左右端部に後孔17,17(一方のみを図示
している)を形成し、もって、前孔16,空間15および後
孔17,17によってエンジンルーム18と外部19と間を連通
する空気通路20を形成した構成となっている。
ここで、空間15は、インナーパネル13とアウターパネ
ル14との間に通常より幾分大きい断面積を有し、かつエ
アの流れにあまり支障がないように形成されるのが好ま
しい。本実施例では、空間15は逆台形状断面を形成さ
れ、これによって、空気通路20における十分な流量断面
積を確保している。
本実施例では、停止時あるいは走行中のいずれの場合
においても、空気通路20によってエンジンルーム18内を
換気する自然な空気流が生じる。
第2図および第3図は、停車アイドリング時又は渋滞
等における低速走行時の空気の流れを矢印で示してい
る。この場合には、エンジンルーム18内の熱は、特に、
空気通路20を介して外部19にスムーズに排出されるの
で、該エンジンルームから局部的に過熱されることはな
くなる。なお、このような作用効果は、本実施例の自動
車11の如く、特に、エンジンフード12の傾斜が大きい程
顕著となる。
第4図は、上記自動車11における走行時の空気の流れ
を矢印で示している。
この場合、自動車11のウインドシールド21の傾斜も大
きいために、その前面において空気が正圧となり、これ
によって、空気の流れは、外部19から空気通路20を介し
てエンジンルーム18内に導入され、該エンジンルーム内
の空気は車体下方から排出される。この場合において
も、エンジンルーム18内の熱はスムーズに外部19へ逃が
されるので、該エンジンルーム内が局部的に過熱するこ
とがなくなる。
上記のように、エンジンルーム18内が換気されると、
エンジン22等の冷却効率が上昇するとともに、エアコン
やラジエータ等の性能をも十分引き出すことができる。
また、本実施例では、空気通路20の後孔17,17と、こ
れらの後孔17,17の近傍に設けられているベンチレーシ
ョン用エア取入口23,23(一方のみ図示する)との間に
じゃま板24を設けている。このじゃま板24を設置したこ
とにより、本実施例の自動車11がセミコンシールドある
いはフルコンシールド等のワイパーシステムを採用して
いる場合に、その構造上エンジンルーム18内から空気通
路20および後孔17,17を介して外部へ排出されるホット
エアが、ベンチレーション用エア取入口23,23の方へ吸
込まれるのを防止することができる。
なお、上記実施例において、空気通路20内に左右の後
孔17,17から雨水が侵入してきた場合には、エンジンフ
ード12の左右側端に形成した通路(図示せず)を通じて
該エンジンフードの前方端部より排出できるように構成
することが好ましい。
なお、第1図〜第4図は、25ヘッドランプ、26はフロ
ントバンパ、27はカウルボックス、28,29はフードシー
ルラバーである。
f. 発明の効果 以上説明したように、本発明に係る自動車のエンジン
ルーム換気構造によれば、エンジンフードの後部に、エ
ンジンルームと外部とを連通する空気通路を形成した自
動車のエンジンルーム換気構造において、上記エンジン
フードを大きく傾斜させて配設し、上記エンジンフード
のインナーパネルの後方端部を略コ字形状に折曲するこ
とによって、該インナーパネルの後方端部とアウターパ
ネルの後方端部との間に空間を形成し、上記インナーパ
ネルの後方端部の前方中央部に前孔を形成するととも
に、上記インナーパネルの後方端部の後方左右端部の少
なくともいずれか一方に後孔を形成し、上記前孔、上記
空間および上記後孔によって上記空気通路を形成し、さ
らに、上記空気通路の後孔とベンチレーション用エア取
入口との間にじゃま板を設けた構成としているので、次
のような効果を得ることができる。
すなわち、本発明では、上記エンジンフードのインナ
ーパネルの後方端部とアウターパネルの後方端部間に設
けた空間を利用してエンジンルームと外部とを連通する
空気通路を形成する構成としているため、エンジンルー
ム内のホットエアを外部に効率よく排出することができ
る。しかも、じゃま板を設けたことにより、エンジンル
ームから排出されたホットエアによってベンチレーショ
ンの働きが阻害されることがない。
さらに、本発明では、エンジンフードの傾斜を大きく
しているので、特に渋滞等における低速走行時でも、上
記空気通路を用いてエンジンルーム内のホットエアを外
部にさらに効率よく排出することができる。
さらにまた、本発明では、エンジンフードのインナー
パネルの後方端部を略コ字形状に折曲することによって
上記空気通路を形成しているので、インナーパネル等の
部品の有効活用を図ることができる。
加えて、本発明のエンジンルームの換気構造は、構造
が簡単であり、しかも外観を変えることなく現状のパネ
ル構成で実施可能なため、低コストで実施することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明に係る自動車のエンジンルーム
換気構造の一実施例を示すもので、第1図はその自動車
を示す概念側面図、第2図はその要部断面図、第3図は
その要部の左半分を示す正面図、第4図はその要部断面
図、第5図は従来の自動車のエンジンルーム換気構造の
要部断面図である。 10……エンジンルーム換気構造、 11……四輪自動車、12……エンジンフード、 13……インナーパネル、13a……後方端部、 14……アウターパネル、14a……後方端部、 15……空間、16……前孔、 17……後孔、18……エンジンルーム、 19……外部、20……空気通路、 21……ウインドシールド、 22……エンジン、 23……ベンチレーション用エア取入口、 24……じゃま板、25……ヘッドランプ、 27……カウルボックス、 28,29……フードシールラバー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンフードの後部に、エンジンルーム
    と外部とを連通する空気通路を形成した自動車のエンジ
    ンルーム換気構造において、 上記エンジンフードを大きく傾斜させて配設し、 上記エンジンフードのインナーパネルの後方端部を略コ
    字形状に折曲することによって、該インナーパネルの後
    方端部とアウターパネルの後方端部との間に空間を形成
    し、上記インナーパネルの後方端部の前方中央部に前孔
    を形成するとともに、上記インナーパネルの後方端部の
    後方左右端部の少なくともいずれか一方に後孔を形成
    し、上記前孔、上記空間および上記後孔によって上記空
    気通路を形成し、 さらに、上記空気通路の後孔とベンチレーション用エア
    取入口との間にじゃま板を設けたことを特徴とする自動
    車のエンジンルーム換気構造。
JP63099896A 1988-04-22 1988-04-22 自動車のエンジンルーム換気構造 Expired - Lifetime JP2621044B2 (ja)

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