JPH0715406U - 自動車用換気装置 - Google Patents

自動車用換気装置

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JPH0715406U
JPH0715406U JP5048193U JP5048193U JPH0715406U JP H0715406 U JPH0715406 U JP H0715406U JP 5048193 U JP5048193 U JP 5048193U JP 5048193 U JP5048193 U JP 5048193U JP H0715406 U JPH0715406 U JP H0715406U
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JP
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car
vehicle
air
ventilation
roof
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JP5048193U
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Inventor
末廣 中川
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末廣 中川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の車内で喫煙する場合に、煙草の煙り
を速やかに車の屋根部から車外に排出し、車内空気が煙
草の煙りで汚れて臭くなるのを防止する。自動車のエア
コンを車内空気循環側に設定した場合にも、車内空気の
温度、湿度および清浄度を快適な状態に保持する。車内
空気の冷却効率、あるいは加熱効率が低下することのな
い自動車用換気装置を提供する。 【構成】 自動車1の屋根2の所要部分に換気用開口部
3が設けられている。該屋根2部分に開口部3を覆いか
つ後向きの排風口12を有する換気用カバ−4が上方突
出状に取り付けられている。このカバ−4内に換気用フ
ァン8が具備されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用換気装置、とくに乗用車の屋根部に取り付けられる換気 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗用車の車内の空気調節は、通常、フロント部に設けられたエアコンで 行なわれており、エアコンは、フロント部から冷風あるいは温風を車内に吹き出 させて、車内空気の温度、湿度などを調節するものであるが、吸気については、 ダンパの開閉により、車内空気を吸い込んで、これを再度加熱または冷却した後 、車内に循環させる機能と、車内空気を車外に排出させると共に、加熱または冷 却した新しい外気を車内に取り入れる機能の両方の機能が具備されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、車内で煙草を吸うと、車内の空気が煙草の煙りで汚れて臭くなるが 、このとき該自動車に装備されたエアコンを、車内空気循環側に設定した場合に は、エアコンはこの汚れた車内の空気を吸い込んで、再度加熱または冷却した後 、臭い冷風や温風を車内に排出することになり、煙草の煙りの臭いが残ったり、 さらには蓄積されたりして、車内の空気が次第に汚れるという問題があった。ま たエアコンを、外気取入れ側に設定した場合には、車内空気の汚れは阻止できる が、冷却効率あるいは加熱効率が低下するという問題があった。
【0004】 この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、車内で喫煙する場合に、 煙草の煙りを速やかに車の屋根部から車外に排出することができて、車内の空気 が煙草の煙りで汚れて臭くなるのを防止することができ、自動車のエアコンを車 内空気循環側に設定した場合にも、車内空気を快適な状態に保持することができ 、しかも、車内空気の冷却効率あるいは加熱効率が低下することがない自動車用 換気装置を提供しようとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成するために、自動車の屋根の所要部分に換気用 開口部が設けられ、該屋根部分に開口部を覆いかつ後向きの排風口を有する換気 用カバ−が上方突出状に取り付けられ、このカバ−内に換気用ファンが具備され ている自動車用換気装置を要旨としている。
【0006】
【作用】
上記において、自動車の屋根に設けられた換気用開口部を覆うカバ−内に換気 用ファンが具備されているので、車内で喫煙する場合、換気用ファンを作動させ ると、車内、とくに車内上部の天井近くの煙草の煙りが一部の車内空気と共に、 車の屋根の換気用開口部から換気用カバ−の後向きの排風口を経て、車外に強制 的にかつ速やかに排出される。従って、車内の空気が煙草の煙りで汚れて臭くな るようなことがなく、このため、自動車に装備されたエアコンを車内空気循環側 に設定した場合にも、吸い込む車内空気に煙草の煙りの臭いが残ったり、あるい は蓄積されておらず、車内の空気の汚れを確実に防止することができて、車内空 気の温度、湿度および清浄度を快適な状態に保持することができる。また、この ように、エアコンを車内空気循環側に設定しているため、冷却効率あるいは加熱 効率が低下することがない。また、カバ−の排風口が後向きとなされているから 、外気が逆流したりするようなことがない。 なお、換気用カバ−の後向きの排風口には、開閉機構を具備しておき、車内空 気を換気する場合を除いて、カバ−の排風口を常に密閉するようにするのが、望 ましい。
【0007】
【実施例】
つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 まず図1において、自動車1の屋根2の中央部に、この考案による換気装置1 0が取り付けられている。つぎに、この換気装置10の詳細を示す図2において 、自動車1の屋根2の中央部には換気用開口部3が設けられ、該屋根2部分に開 口部3を覆いかつ後向きの排風口12を有する換気用カバ−4が上方突出状に取 り付けられている。この実施例では、換気用カバ−4は、横断面倒L形のダクト 6を有する内部筒体5と、屋根2より上方に突出した内部筒体5部分を覆う外部 フ−ド7とによって構成されている。ここで、横断面倒L形のダクト6を有する 内部筒体5は、屋根2の換気用開口部3を貫通して下向きに開口した車内側開口 部11と、屋根2の上側において後向きに開口した排風口12とを有し、該内部 筒体5の垂直部の下端に抜止め用鍔部13が設けられていて、この鍔部13が、 自動車1の屋根2に裏打ちされた天井用内装材9に食い込むように掛り合わせら れている。また内部筒体5の後向きに開口した排風口12の内部に、換気用ファ ン8が取り付けられている。なお、換気用ファン8の羽根部の直径は、例えば乗 用車1の場合、100mm程度とするのが好ましい。
【0008】 一方、外部フ−ド7は車走行時の風圧抵抗を少なくし、かつ、洗車時に邪魔に ならないように前方下向きに傾斜して流線形となされた頂壁部14と、屋根2の 上面に当接した底壁部15とを有し、かつ後方開口部16を有している。そして 外部フ−ド7の後方開口部16の内部に、揺動自在な並列状の羽根板18を有す るガラリ式のフ−ド開口部開閉機構17が取り付けられている。なお、図示は省 略したが、外部フ−ド7の底壁部15と、自動車1の屋根2の上面との間には、 ゴムパッキン等のシ−ル材を介在させるのが、望ましい。上記換気用ファン8の 作動用スイッチは、例えば自動車1のフロント部の運転席近くに装備しておき、 かつ換気用ファン8の作動と連動してフ−ド開口部開閉機構17の羽根板18が 揺動するようにしておく。そして、スイッチを入れてファン8を作動させたとき には、同時に開閉機構17の羽根板18が揺動して、フ−ド7の後方開口部16 が開き、またファン7を停止させた状態では、常に開閉機構17の羽根板18が 垂下状態に保持されて、フ−ド7の後方開口部16、ひいては内部筒体5の排風 口12を完全に密閉して風雨密性を保つようにするものである。
【0009】 上記において、自動車1が走行中、あるいは停止中に、車内で喫煙するときに は、自動車1のフロント部の運転席近くに装備したファン作動用スイッチを入れ る。すると、換気用ファン8が作動すると同時に、フ−ド開口部開閉機構17の 羽根板18が揺動して、フ−ド7の後方開口部16が開く。これにより、車内上 部の天井近くの煙草の煙りが一部の車内空気と共に、車1の屋根2の換気用開口 部3から換気用カバ−4の後向きの排風口12を経て、車外に強制的に、かつ速 やかに排出されるものである。 従って、車内の空気が煙草の煙りで汚れて臭くなるようなことがなく、このた め、自動車1に装備されたエアコンを車内空気循環側に設定した場合にも、吸い 込む車内空気に煙草の煙りの臭いが残ったり、あるいは蓄積されておらず、車内 の空気の汚れを確実に防止することができて、車内空気の温度、湿度および清浄 度を快適な状態に保持することができる。また、このように、エアコンを車内空 気循環側に設定しているため、冷却効率、あるいは加熱効率が低下することがな いものである。
【0010】 なお、上記実施例においては、換気用カバ−4は、車内および車外に開口した ダクト6を有する内部筒体5と、屋根2より外側においてこれを覆う外部フ−ド 7との2つの部材によって構成されているが、場合によっては、これらを一体と した1つの部材により換気用カバ−4を構成することもある。 また、フ−ド開口部開閉機構17(またはカバ−開口部開閉機構)は、図示の ものに限らず、その他の構造を有するものであっても、勿論良い。 なお、図示は省略したが、自動車用換気装置10の外部フ−ド17を利用して 、例えばタクシ−会社の社名表(立体マ−ク)やその他の広告標識等を取り付け るようにしてもよい。
【0011】
【考案の効果】
この考案による自動車用換気装置は、上述のように、自動車の屋根の所要部分 に換気用開口部が設けられ、該屋根部分に開口部を覆いかつ後向きの排風口を有 する換気用カバ−が上方突出状に取り付けられ、このカバ−内に換気用ファンが 具備されているものであるから、車内で喫煙する場合、換気用ファンを作動させ ると、車内の煙草の煙りが屋根部の換気用開口部から車外に強制的にかつ速やか に排出され、従って、車内空気が煙草の煙りで汚れて臭くなるようなことがなく 、このため、自動車に装備されたエアコンを車内空気循環側に設定した場合にも 、車内空気の汚れを確実に防止することができて、車内空気の温度、湿度および 清浄度を快適な状態に保持することができ、しかも車内空気の冷却効率あるいは 加熱効率が低下することがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による換気装置を取り付けた自動車の
概略斜視図である。
【図2】図1の換気装置取付け部分の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 自動車 2 屋根 3 換気用開口部 4 換気用カバ− 5 内部筒体 6 ダクト 7 外部フ−ド 8 換気用ファン 10 自動車用換気装置 12 後向きの排風口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車1の屋根2の所要部分に換気用開
    口部3が設けられ、該屋根2部分に開口部3を覆いかつ
    後向きの排風口12を有する換気用カバ−4が上方突出
    状に取り付けられ、このカバ−4内に換気用ファン8が
    具備されている自動車用換気装置。
JP5048193U 1993-08-23 1993-08-23 自動車用換気装置 Pending JPH0715406U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5048193U JPH0715406U (ja) 1993-08-23 1993-08-23 自動車用換気装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5048193U JPH0715406U (ja) 1993-08-23 1993-08-23 自動車用換気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0715406U true JPH0715406U (ja) 1995-03-14

Family

ID=12860110

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JP5048193U Pending JPH0715406U (ja) 1993-08-23 1993-08-23 自動車用換気装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54112950U (ja) * 1978-01-27 1979-08-08
JP2018062226A (ja) * 2016-10-12 2018-04-19 福義 磯村 車載用清浄装置
FR3132051A1 (fr) * 2022-01-26 2023-07-28 Benoît SPITALE Dispositif d’aération pour un toit de véhicule automobile

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