JPS601740Y2 - 香気発散調整機構 - Google Patents

香気発散調整機構

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JPS601740Y2
JPS601740Y2 JP6731182U JP6731182U JPS601740Y2 JP S601740 Y2 JPS601740 Y2 JP S601740Y2 JP 6731182 U JP6731182 U JP 6731182U JP 6731182 U JP6731182 U JP 6731182U JP S601740 Y2 JPS601740 Y2 JP S601740Y2
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一弘 松井
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は空気清浄機、冷暖房機、扇風機あるいは換気扇
にその一部として組み付けた芳香剤の香気発散調整機構
に関する。
自動車例えは乗用車の車室内は快適な車環境とするため
に、夏場は車窓を締めきってクーラーによる冷房、冬場
はエンジン排熱を利用する暖房を行う方法、又、乗員の
喫煙、エンジン排ガスの侵入等による車内の空気の汚染
に対処するため空気清浄機を取り付けて車内の空気を浄
化する方法等が採られる。
例えば、従来の自動車用空気清浄機は第1図に縦断面略
図で示すように、汚れた空気の吸い込み口2を前方に備
え、浄化した空気の吹き出し口3を後方に備えたケーシ
ング本体1a内に例えば静電気集塵器、活性炭フィルタ
ー、発泡ポリウレタン製の多孔質フィルター等の複数の
浄化層からなる浄化ユニット4を配置し、更にその後方
に吸い込みファン5を配置してモーター6により回転さ
せて車室内の汚れた空気を吸引し浄化したあとまっすぐ
に後方の吹き出し口3から吹き出す構造のものである。
ところが、このような空気清浄機を取り付けても、長時
間の使用によって浄化ユニットの浄化能力が低下したり
、燃料の匂いや車外の異臭が車体の隙間から侵入したり
して車室内の空気が僅かに汚れた場合、室内が密閉され
ているため乗員に不快感を感じさせる。
それ故、走行中に閉めきっていた窓をときどき開けて換
気を行うことは吾々のしばしば経験するところである。
しかし換気を頻繁に行えば、せっかく保持した車内温度
(冷気、暖気など)の損失を生じ甚だ不経済であり、又
、温熱、冷熱発生装置に苛酷な作動を強いることにもな
って、車の保全面からみれば好ましいこととは言えない
このため、車内に芳香剤を配置腰該芳香剤より発散する
香気により、乗員を快適にさせる方法が取られているが
、このような方法では香気が車内全体にゆきわたるのに
時間がかかり、又、そのために香気の発散量の調整が困
難であるばかりか、その芳香剤の置き場所を別途確保し
なければならず、車内においては、場合により運転障害
となることもあった。
本考案は上述のような不都合を改善し、車内あるいは室
内に芳気を効率的に発散させる空気清浄機、冷暖房機、
扇風機あるいは換気扇の香気発散調整機構に関するもの
である。
即ち、本考案の要旨とするところは、香気流入口が設け
られた共通壁を有する空気通路と芳香剤容器収納部、及
び該収納部に装填状態で上記共通壁に対し、香気発散口
が設けられた側壁が摺動可能に密着する芳香剤容器から
なり、該容器を回動させることにより上記香気流入口と
香気発散口との重なりが調整されるよう構成したことを
特徴とする空気清浄機、冷暖房機、扇風機あるいは換気
扇の香気発散調整機構にある。
以下本考案を図面に基づいて説明する。
第2図は本考案の香気発散調整機構を組み込んだ自動車
用空気清浄機の一例を示す正面図、第3図は平面図、第
4図は側面図であり、図中1は空気清浄機であり1aは
ケーシング本体を示し、例えばABS樹脂のような耐衝
撃性のプラスチックからなり、これには保護用格子を設
けた正面の空気の吸い込み口2、後方側面に浄化された
空気の吹き出し口3が設けられている。
20は上記吹き出し口3の近傍に設けられた芳香剤容器
で、ケーシング本体1aに設けられる芳香剤容器収納部
内に、着脱自在に設置される。
尚、第2図、第3図及び第4図は吹き出し口3の一方の
みに芳香剤を設置した例を示したが、吹き出し口3の両
方に収納部を設け、芳香剤容器20を設置してもよいこ
とは勿論である。
第5図は芳香剤容器20を装填していない収納部のみを
斜め下方から観察した斜視図、第6図はその縦断面図を
表わす。
ここにおいて40は芳香剤容器収納部、41は円筒形装
填室、42は香気流入口、43は挿入口45の近傍の装
填室内周壁46に端部44と一定間隔に円周状に設けら
れた条溝である。
ここで空気清浄機の稼働中においては浄化ユニット4で
浄化された空気は第6図の矢印の如く通路7を通って空
気吹き出し口3より車内へ吹き出される。
第7図は上記収納部40へ装填される前の完全に密閉さ
れている状態の芳香剤容器20の正面図、第8図はその
右側面図、第9図は左側面図、第10図はX−X断面図
を表わす。
ここにおいて20は芳香剤容器、21はその中空筒体部
、22は頭部を表わす。
中空筒体部21は円頭形状をなし、その頭部22側の端
は完全に密閉されて閉鎖部21aを形成し、他端は開口
部21bを形成してキャップ27にて閉塞され、その中
空部は芳香剤収納室26として内部に芳香剤30を収納
している。
円筒形の中空筒体部21の周壁21cの外表面には中空
筒体部21の長軸方向に帯状に設けられている破断補助
片23aを囲むようにして周壁薄膜部23bt23cが
設けられている。
条溝状の薄膜部はその1部23bが幅広に設けられてお
り、ドライバー等の先でその部分を押し破ることが容易
にできるように設定されている。
この条溝状の薄膜部23b、23cを囲む軸方向の側壁
部分は、射出成形等による製造のしやすさから筒体部2
1の中心軸に平行でかつ互いに平行な面を形成している
が、例えば全ての面が中心軸を通過するような面で構成
されていてもよい。
筒体部21は容器20の適用箇所への挿入を考慮して開
口部21b方向へ先細りの形状となしてもよい。
又、頭部22近傍の周壁21cの全外周にわたって、シ
ール及び固定のための係止突条25が設けられている。
頭部22は筒体部21より大きい中空短円筒形をなし、
その中央寄りの端部において連結部22a及びその内周
面より伸びる連結支持部28により筒体部21の閉鎖部
21a近傍に固定され容器20の収納部40への挿入時
のつまみ、ストッパー、装飾部材粘着部等の役目を果た
す。
又、頭部22の外周面の一部に容器20の収納部40で
の摺動回転を手動で行うことを考慮してつまみ片24が
設けられている。
但し、つまみ片24は、設けなくてもよく、その場合頭
部22にて回転させることができる。
芳香剤容器20は上記の如くに構成され必要に応じて銘
板31が閉鎖部21aに貼付される。
本芳香剤容器20はその使用にあたり、芳香剤から香気
を流出させるため筒体部21の周壁に穴をあけることが
必要であり、前述した如く、ドライバー等により幅広の
薄膜部23bを破壊し、次いでドライバーにて破断補助
片23aを持ち上げることにより破断補助片23aの周
囲の条溝状の薄膜部23cが破れて、破断補助片4aが
筒体部21の周壁21cから分離し、結果として第11
図に示す如く帯状の香気発散口21dが開口することに
なる。
このことにより、内部の香料成分が香気発散口21dか
ら揮発し香気が流出することになる。
上記香気発散口21dの開口した芳香剤容器20を収納
部40の挿入口45より挿入し、容器20の円周状突条
25を装填室内周壁46の円周状条溝43に嵌入するこ
とにより、本考案の香気発散調整機構が構成される。
円周状条溝43は設けずともよく、円周状突条25を内
周壁46に押圧状態にするのみでも、その固定あるいは
シール効果が生ずる。
第12図は空気清浄機1の芳香剤容器収納部40に芳香
剤容器20を装填した状態を示す斜視図、第13図はそ
の状態を空気清浄機1の内側の空気通路7より観察した
斜視図である。
この状態において、芳香剤容器20の頭部22に設けら
れたつまみ片24を指先等により円筒状容器20の中心
軸の周りに回転させると、収納部40の装填室内周壁4
6と容器20の周壁21と、円周状条溝43と円周状突
条25とがほぼ密着状態に摺動し、容器20全体をその
中心軸を回転軸として回転させることが可能となる。
このことにより、つまみ片24の回転程度によって、第
13図に示す如く、空気通路7と収納部40との共通壁
47に設けられた香気流入口42と容器20の周壁21
に設けられた香気発散口21dとの重なり程度が調節さ
せることにより通路7へ香気が流出する実質的出口の大
きさを調整することができ、結果として車内への香気流
入の程度が調節できる。
又、駐車時等、車内に人がいない時は、流入口42と発
散口21dとの重なりを皆無とすることにより、完全に
容器20内部を密閉し、芳香剤の浪費を防止することが
できる。
上記、流入口42と発散口21dとの重複があった場合
、第14図及び第15図の如く清浄機1の空気吸い込み
口2より吸い込まれた汚れた空気は次に浄化ユニット4
を通過すると同時に浄化され、次いで通気孔8を設けた
懸架台9上に載置されたモータ6により回転する水車型
の吸入ファン5に吸い込まれ、次いで空気通路7へ流出
し、吹き出し口3より外部つまり車内へ吹き出される。
この吹き出し口3に至る直前に清浄な空気に対し第16
図に示す如く付設された芳香剤容器収納部40の香気流
入口42より容器20内の芳香剤30の香気が香気発散
口21dより流入することにより、清浄機1の吹き出し
口3より吹き出す清浄な空気(矢印)に香気(点線矢印
)が加わり、車内を芳香で満たすことができるのである
以上詳述した如く、本考案によれば、香気流入口が設け
られた共通壁を有する空気通路と芳香剤容器収納部、及
び該収納部に装填状態で上記共通壁に対し、香気発散口
が設けられた側壁が摺動可能に密着する芳香剤容器から
なり、該容器を回動させることにより上記香気流入口と
香気発散口との重なりが調整されるよう構成したことに
より、乗員の好みに応じた芳香剤を容易に空気清浄機、
冷暖房機、扇風機あるいは換気扇に取り付けることがで
き、しかも、単にその芳香剤容器を回動させるのみでそ
の香気の発散量を調節することができ、又、取り付けら
れている空気清浄機、冷暖房機、扇風機あるいは換気扇
の送風作用により速やかに室内に芳香をゆきわたらせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動車用空気清浄機を示す縦断面略図、
第2図は本考案の一実施例を示す正面図、第3図はその
平面図、第4図はその左側面図、第5図は芳香剤容器の
収納部を示す斜視図、第6図は収納部の縦断面図、第7
図は実施例中の芳香剤容器の正面図、第8図はその右側
面図、第9図はその左側面図、第10図は芳香剤容器の
縦断面図、第11図は収納部へ適用するため周壁を開口
した芳香剤容器の正面図、第12図は収納部に容器を装
填した状態を示す斜視図、第13図は空気清浄機内部よ
り観察した収納部の状態を示す斜視図、第14図は実施
例の働きを説明するための部分断面図、第15図は同じ
く縦断面図、第16図は同じく収納部周辺の縦断面図で
ある。 1・・・・・・空気清浄機、2・・・・・・吸い込み口
、3・・・・・・吹き出し口、5・・・・・・ファン、
7・・・・・・空気通路、20・・・・・・芳香剤容器
、21・・・・・・円筒状周壁、21d・・・・・・香
気発散口、22・・・・・・頭部、23a・・・・・・
破断補助片、23b、23C・・・・・・薄膜部、24
・・・・・・つまみ片、25・・・・・・円周状突条、
26・・・・・・芳香剤収納室、27・・・・・・キャ
ップ、30・・・・・・芳香剤、40・・・・・・芳香
剤容器収納部、42・・・・・・香気流入口、47・・
・・・・共通壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 香気流入口が設けられた共通壁を有する空気通路と芳香
    剤容器収納部、及び該収納部に装填状態で上記共通壁に
    対し、香気発散口が設けられた側壁が摺動可能に密着す
    る芳香剤容器からなり、該容器を回動させることにより
    上記香気流入口と香気発散口との重なりが調整されるよ
    う構成したことを特徴とする空気清浄機、冷暖房機、扇
    風機あるいは換気扇の香気発散調整機構。
JP6731182U 1982-05-07 1982-05-07 香気発散調整機構 Expired JPS601740Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6731182U JPS601740Y2 (ja) 1982-05-07 1982-05-07 香気発散調整機構

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JP6731182U JPS601740Y2 (ja) 1982-05-07 1982-05-07 香気発散調整機構

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Publication Number Publication Date
JPS58168331U JPS58168331U (ja) 1983-11-10
JPS601740Y2 true JPS601740Y2 (ja) 1985-01-18

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JP6731182U Expired JPS601740Y2 (ja) 1982-05-07 1982-05-07 香気発散調整機構

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JP5085177B2 (ja) * 2007-04-09 2012-11-28 富士重工業株式会社 効能成分供給装置
JP2011038747A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Panasonic Electric Works Co Ltd 放電装置を備えた送風装置

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