JPS60199717A - 車両用冷房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［分野１ 本発明は、蒸発器と凝縮器とが一体化されたパッケージ
タイプの車両用冷房装置に関する。

［従来技術］ 従来の蒸発器と凝縮器とが一体化されたパッケージタイ
プの冷房装置を搭載した車両では、車室内空気が汚損さ
れてくると、蒸発器の前面に設（）られた外気導入口を
聞いて新鮮な外気を循環している内気に混入さぼるよう
になっているが、外気圧に対して車室内圧は正圧となる
のて・そのままでは外気を吸入し難く、車体の一部に内
気の排出口を設け、さらには内気を強制換気さぼるため
の排風機をも設ける必要が生じた。このことは車両の製
作コストの上昇を招くし、車両のタイプごとにこの排気
口の設置場所や排気能力が相違し、且つ付属の排風機の
性能も同一ではないので、車両ごとにこれに搭載すべき
冷房装置の換気性能を調和させなければならないわずら
れしさがあった。また内気排出の際、排気の保有冷熱を
むだに外界に散逸させていた。

［発明の目的］ 本発明の目的は、蒸発器と凝縮器とが一体化されたパッ
ケージタイプの冷房装置にａ５いて、新鮮な外気を導入
するための機構を簡略化し、（Ｊｆ　Ｖて冷熱のむだな
散逸を抑制することにある。

［発明の構成］ 本発明の車両用冷房装置は、外気入口、冷気出口、循環
内気人口および内外気切換用ダンパを備えたハウジング
内に蒸発器と内気循環用ファンを納めたクーリングユニ
ツ１〜と、凝縮器冷却用空気入口と出口を備えたハウジ
ング内に凝縮器と排風機を納めたコンデンシングユニッ
トとを一体化させたパッケージタイプの車両用冷房装置
において、前記コンデンシングユニットの凝縮器の前面
に、内気取入口と該取入口の間開用ダンパを付属させて
なる。

［発明の効果］ 上記の構成よりなる本発明の車両用冷房装置は次の効果
を秦する。

イ）在来の同種の車両用冷房装置では、車両への新鮮な
外気の導入を助けるために車体の一部に汚れた内気の一
部を排出覆るための排気口を設け、また排風機を別個に
取付けて強制排気を行う必要があり、車両の製作コスト
を高める一因をなしていたのに対して、本発明の冷房装
置では、コンデンシングユニットにこのような汚損内気
排出ｍ４Ｍが組込まれているので、上記の換気［１や排
風機は不要化り−る。

口）本発明の車両用冷房装置では、外気の導入量とそれ
に伴なう汚損内気の排出邑とがバランスがとれるように
あらかじめ冷房装置自体が設計されているので、従来の
如く車種ごとに異る排気能力に対して冷房装置の外気導
入能力を一々調和させなりればならないというわずられ
しさを解消できる。

ハ）従来の、車体に設けた排気口から汚損空気の一部を
排出する方式では、貴重な冷熱もそのまま車外に放散さ
れてしまうのに対して、本発明の冷房装置では内気の保
有する冷熱が凝縮器によって熱交換されて回収されるの
で、無意味なエネルギー損失を防止できる。

［実施例］ つぎに本発明の車両用冷房装置を図に示づ実施例に基づ
いて説明する。

（ｆｌめに、在来のパッケージタイプの冷房装置をバス
の屋根に設置した状況を説明した第１図において、冷房
装置は各独立したハウジングＡおよびＢに納められたク
ーリングユニットとコンデンシングユニットが合体して
構成されており、クーリングユニットのハウジングＡに
は、車の走行方向前面に外気人口１が間口し、その後側
に蒸発器２が、さらにその後方に内気循環用ノアン３が
設けられている。ハウジングＡ底面には蒸発器２の前り
に循環内気人口４が、また内気循環用７７ン３に対向さ
せて冷気用［」５が聞［１しており、外気人口１に接し
て内外気切換用ダンパ６が設すられている。

一方、コンデンシングユニツ１〜のハウジングＢには、
車の走行方向側上端部に凝縮器冷却用空気入［１７か、
また後端部にはその空気出口８が形成されており、内部
には空気人口１に接して凝縮器９、空気出口８に接して
排風機１０が納められている。

このような冷房機を搭載した車両において、クーリング
ユニットの内外気切換用ダンパ６が内気側にセラ１〜さ
れた状態におかれれば、次第に中室的空気は人の呼気や
タバコの煙、あるいはほこりによって汚損されて（るの
で、新鮮な外気を導入すべくダンパ６を外気導入側に切
換えた場合、内気は外気に対して正圧の関係に置かれて
いるので容易に外気は車内に侵入することができない、
、にで対応策として車体の一部、例えば第１図のＣに車
室内空気の排出口が設けられ、さらに必要に応じて強制
排気用ファンが取付けられることになる。Ｅは冷気吹出
用ダクト、Ｆは圧縮機、Ｇはエンジンである。

つぎに本発明の冷房装置を同じくバスに取付（］た状況
を説明した第２図において、クーリングユニットは従来
のものど本質的には同一であるが、コンデンシングユニ
ツ１へのハウジングＤには、凝縮器９の前方の底面に内
気取入口１１と該取入口１１の開閉用ダンパ１２が付設
され【いる。ダンパ６および１２の作動系統については
後述する。

今、車内空気が汚れてきたことを察知して、クーリング
ユニットの内外気切換用ダンパ６を外気側に切換えるた
めのレバーなりボタンを操作すると、この切換動作と連
動関係に置かれているコンデンシングユニット側の内気
取入口開閉用ダンパ１２が開位置から開位置に変位し、
ユニットに内蔵されている排風機１０が生じさぜる負圧
に引かれて凝縮器９の熱交換用フィンの間隙を通り抜（
）る間に保有冷熱を吸収されたうえ、空気入ロアから凝
縮器冷却用空気と合体してその空気出口８から外界に排
出されることになる。車内の汚損空気の一部＼前述の排
風機１０のもたらす負Ｆ１に導かれて車外に排出される
のに伴なって、クーリングユニット側の外気入口部での
内外気の圧力関係が内気側に正であった状況が崩れ、外
気は容易に車内に侵入できるようになる。従って本発明
の冷房装置を搭載した自動車には汚損空気の排出口やそ
の強制排気用ファンは不要であるし、コンデンシングユ
ニット内に内気排出専用のファンを別個に段りる心配も
いらない。なお、内気取入口１１から吸入される車室内
空気は、凝縮器冷Ｕ」空気流最の１０％程麿に設定する
ことが好ましい。

第２図に示された本発明の冷房装置の具体的構成を説明
した第３図において、１３および１４はダンパ６および
１２の間開動をつかさどるアクチュエーターであって、
作動用空気圧としての大気圧Ｐ１とエンジン吸気圧Ｐ２
をもたら寸配管１５および１６に連なり、供給空気圧の
切換は電磁弁１７を介して行われる。１５ａは大気側配
管１５の間口端に取イ」けられたエアフィルターである
。１８は電磁弁１７の開閉用スイッチで、バス車両の運
転席近傍の冷房操作盤に設けられ、手動操作される。ダ
ンパ開閉の手段どして、空気圧力に代えて油圧あるいは
り一ボモーターないしは手動力などを利用しても良い。

また、クーリンクユニットとコンデンシングユニッ１〜
の配置は、図示の例とは逆にコンデンシングユニットを
車両前方側に、クーリングユニットを車両後り側に配置
する構成としても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明と同種の在来のパッケージタイプの車両
用冷房装置をバスの屋根に取付けた状況図、第２図は本
発明の冷房装置を同じくバスに取付けた状況図、第３図
は第２図に関する具体例を説明した詳細図である。内外
気切換用ダンパとコンデンシングユニット側の内気取入
口開閉用ダンパの連動機構の一例を概念的に説明した図
である。 図中　Ａ・・・クーリングユニットのハウジングＢ・・
・在来のコンデンシングユニットのハウジング　Ｃ・・
・車室内空気の排出口　Ｄ・・・本発明のコンデンシン
グユニットのハウジング　１・・・外気入口２・・・蒸
発器　３・・・内気循環用ファン　４・・・循環内気人
口　５・・・冷気出口　６・・・内外気切換用ダンパ　
７．８・・・凝縮器冷ＮＪ用空気人出口　９・・・凝縮
器　１０・・・排風機１１・・・内気取入口　１２・・
・内気取入口開閉用ダンパ　１３．１４・・・アクチュ
エーター　１７・・・電磁弁 代理人　石黒針二

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）外気入口、冷気出口、循環内気入口および内外気切
   換用ダンパを備えたハウジング内に蒸発器と内気循環用
   ファンを納めたクーリングユニットと、凝縮器冷却用空
   気入口と出口を備えたハウジング内に凝縮器と排Ｊ［を
   納めたコンデンシングユニットとを一体化させたパッケ
   ージタイプの車両用冷房装置において、 前記コンデンシングユニットの凝縮器の前面に、内気取
   入口と該取入口の開閉用ダンパを付属さぜたことを特徴
   とする車両用冷房装置。 ２）前記クーリングユニットの内外気切換用ダンパを外
   気導入側に切換える動作と、前記コンデンシングユニッ
   トの内気取入口開閉用ダンパを間に切換える動作を連動
   させる機構を付属させたことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の車両用冷房装置。 ３）前記２つのダンパが、電気的または空気圧によって
   動作するアクチユエーターによって連動させられるよう
   に構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第２
   項記載の車両用冷房装置。