JP2520677Y2 - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JP2520677Y2
JP2520677Y2 JP1987027341U JP2734187U JP2520677Y2 JP 2520677 Y2 JP2520677 Y2 JP 2520677Y2 JP 1987027341 U JP1987027341 U JP 1987027341U JP 2734187 U JP2734187 U JP 2734187U JP 2520677 Y2 JP2520677 Y2 JP 2520677Y2
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章代 鶴嶋
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の車室内の換気、冷暖房を行なう自
動車用空気調和装置に関し、特に既存のブロアをそのま
ま利用して車室内の空気を車室外に排出して換気を行な
うことができるようにしたものに関する。
(従来の技術) 一般に、自動車用空気調和装置は、第5図に示すよう
に、インテークユニット1と、クーラユニット2及びヒ
ータユニット3からなる熱交換ユニット4とを有してい
る。インテークユニット1には、モータMにより駆動さ
れる遠心ファン5が内蔵され、さらに、車室内循環流が
流入する内気取入口6と、外気が流入する外気取入口7
と、内気流入口6および外気取入口7からの空気を送り
出すための吹出口8と、内気流入口6と外気取入口7と
を切換制御するインテークドア9とが設けられている。
前記インテークユニット1からの空気は、クーラユニ
ット2内のエバポレータ10あるいはヒータユニット3内
のヒータコア11によって熱交換されて所定の温度の空気
にされて車室内に吹き出すようにしている。
このような通常の自動車用空気調和装置においては、
外気を取り入れて車室内に吹き出し、車室内の空気を車
両の空隙部から排出して換気を図ることは行なわれる
が、車室内の空気を積極的にかつ急速に外部に排出する
換気機能は有していない。
ところで、この種自動車用空気調和装置において、車
室内の汚れた空気を積極的に外部に排出する換気装置を
設けたものとして、実公昭61−41,612号公報に開示され
たものがある。
この装置は自動車用空気調和装置内にダンパーを適宜
配置するとともにこの自動車用空気調和装置のメイン通
路に対するパイパス通路を設け、このダンパーを適宜切
替えることにより車室内の汚れた空気を前記バイパス通
路を通って外部に排出するようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、狭少に自動車の車室内にパイパス通路を設け
ることは実用性がなく、構造が複雑になり、製造コスト
もアップするという欠点を有している。
本考案は、前記従来技術の欠点、問題点を解消するた
めになされたもので、積極的な換気機能を備えるととも
に従来の自動車用空気調和装置の寸法あるいは外観形態
を大幅に変更することなく、簡単な構造でしかも製造コ
ストも有利な自動車用空気調和装置を提供することを目
的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本考案は、遠心ファン
を回転することにより内気取入口又は外気取入口から空
気を取り込む内外気切換部を有するインテークユニット
と、このインテークユニットの吹出口からの空気を熱交
換器により所定温度の空気に熱交換して複数の空気出口
より車室内に吹き出すようにした熱交換ユニットとを有
する自動車用空気調和装置において、前記外気取入口
は、外気を前記インテークユニット内に取り込む第1外
気取入口と、外気を直接車室内に取り込む第2外気取入
口とから構成され、前記インテークユニットは、前記内
気取入口を開閉する内気ドアと、前記第1外気取入口を
開閉する外気ドアと、前記吹出口の近傍のインテークユ
ニットとクーラユニットとの間のデッドスペースに、仕
切壁により仕切られて前記第2外気取入口と隣接して設
けられ、前記内外気切換部と前記熱交換ユニットとを連
通するバイパス通路と、前記遠心ファンのファンスクロ
ールに連通され空気を車外に排出する排出通路と、前記
第2外気取入口と前記バイパス通路とを選択的に開閉し
得る第1バイパスドアと、前記排出通路と前記吹出口と
を選択的に開閉し得る第2パイパスドアを有し、前記外
気ドアにより前記第1外気取入口を閉鎖し、前記第1バ
イパスドアにより前記第2外気取入口と前記バイパス通
路とを開放し、前記第2パイパスドアにより前記吹出口
を閉鎖しかつ前記排出通路を開放し、外気を前記第2外
気取入口から直接車室内に取入れる外気導入経路と、車
室内の空気を前記複数の空気出口から前記熱交換ユニッ
ト、バイパス通路及び排気通路を連通し車外に排出する
換気経路とを独立に構成し、前記遠心ファンを回転させ
ることにより、外気を前記外気導入経路を通って直接車
室内に取入れつつ、同時に車室内の空気を前記換気経路
を通って車外に排出し車室内を換気し得ることを特徴と
するものである。
(作用) このようにすれば、遠心ファンを通常どおり回転させ
れば、外気を直接車室内に取入れつつ、同時に自動車用
空気調和装置の複数の空気出口から車室内の空気をを熱
交換ユニット内に取込んで車外に排出し、車室内の換気
を行なうことができる (実施例) 以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す概略平面図であ
り、第5図に示す部材と同一部材には同一符号を付して
ある。
この自動車用空気調和装置は、遠心ファン5を回転す
ることにより内気ドア26、外気ドア25が選択した内気取
入口6又は外気取入口7から空気を取り込む内外気切換
部14を有するインテークユニット1と、このインテーク
ユニット1の吹出口8からの空気をエバポレータ10又は
ヒータコア11等の熱交換器12により所定温度の空気に熱
交換して複数の空気出口13(ベント吹出口13a、フット
吹出口13b、デフ吹出口13c等の総称)より車室内に吹き
出すようにした熱交換ユニット4とを有している。
前記内外気切換部14の側壁には開口15が設けられ、こ
の開口15を仕切壁16により上下に仕切り、前記インテー
クユニット1の外気取入口7の近傍側の開口を、この外
気取入口7から流入した空気を車室内に直接導入する第
2外気取入口17とし、前記外気ドア25を前記仕切壁16の
端部に設けられた図示していないリブに当接させ開閉し
得る開口を、この外気取入口7から流入した空気をイン
テークユニット1内に導入する第1外気取入口とし、前
記吹出口8の近傍の開口を、前記熱交換ユニット4側と
連通するバイパス通路18としており、前記第2外気取入
口17とバイパス通路18は第1バイパスドア19により開閉
されるようになっている。
このようにバイパス通路18は、第5図に示す従来の自
動車用空気調和装置のインテークユニット1と、クーラ
ユニット2との間のデッドスペースに一体的に設けられ
ているので、前記公報に示す該装置のようにバイパス通
路が車室内を狭少にすることはない。
一方、前記遠心ファン5のファンスクロール20には吹
出口8の近傍に入口開口21が設けられ、この入口開口21
には車外と連通した排気通路22が連通されている。
そしてこの排気通路22の入口開口21と前記吹出口8と
は第2パイパスドア23より選択的に開閉され、前記吹出
口8を閉鎖し、入口開口21を開放すれば、前記熱交換ユ
ニット4の空気出口13と熱交換ユニット4の内部通路及
び排気通路22を連通した換気経路H(第3,4図)が形成
されるようになる。つまり、この第2バイパスドア23の
開閉により前記遠心ファン5から吹き出される空気の方
向を決定し、前記第1バイパスドア19との協同により、
換気モードと通常のエアコンモードとの選択を行なうよ
うにしている。
なお、図中「27」はエバポレータ10からの冷風をヒー
タコア側と側路24側に分岐するエアーミックスドアであ
る。
次に作用を説明する。
換気モード 前記自動車用空気調和装置により車室内の換気を行な
うには、第3図に示すように内気ドア26により内気取入
口6を閉じ、第1バイパスドア19により第2外気取入口
とバイパス通路とを開放し、外気ドア25を図示していな
いリブに当接させ第1外気取入口を閉鎖することにより
外気取入口を半分閉塞状態となし、第2バイパスドア23
により吹出口8を閉じる状態にセットする。
このようにすれば、熱交換ユニット4の複数の空気出
口13、熱交換ユニット4の内部通路、バイパス通路18及
び排気通路22が連通した換気経路Hが形成され、遠心フ
ァン5を回転すると、前記空気出口13から流入した車室
内空気は車外に排出されることになる。
この場合、車室内には第2外気取入口17より新鮮な外
気が流入することになるので、これにより車室内の換気
が円滑にかつ積極的に行なわれる。
したがって、喫煙等、車室内を急速に換気したい場合
に極めて有効である。
通常モード 冷房又は暖房あるいはデフロストモード等、通常のエ
アコンモードを行なう場合には、第1バイパスドア19を
第1図に実線で示すようにセットし、第2外気取入口17
及びバイパス通路18を閉鎖する。また、第2図に実線で
示すように第2バイパスドア23により排気通路22の入口
開口21を閉鎖する。これにより内気ドア26、外気ドア25
を適宜選択すれば、通常のエアコンモードを作動させる
ことができる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、外気を第2外
気取入口から直接車室内に取入れる外気導入経路と、車
室内の空気を複数の空気出口から熱交換ユニット,バイ
パス通路及び排気通路を連通し車外に排出する換気経路
とを独立に構成し、遠心ファンを通常どおり回転させる
ことにより、外気を前記外気導入経路を通って直接車室
内に取入れつつ、同時に複数の空気出口から車室内の空
気を前記換気経路を通って車外に排出し車室内の換気を
行なことができ、従来の自動車用空気調和装置の寸法あ
るいは外観形態を大幅に変更することなく、積極的な換
気機能を有する自動車用空気調和装置を得ることがで
き、しかもその構造が簡単なため、製造コスト的にも有
利になる
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略断面図、第2図は
同実施例の水平断面概略図、第3図及び第4図は同実施
例の換気モードの状態を示す縦断面概略図と水平断面概
略図、第5図は一般的な自動車用空気調和装置の断面概
略図である。 1……インテークユニット、4……熱交換ユニット、5
……遠心ファン、6……内気取入口、7……外気取入
口、8……吹出口、9……インテークドア、12……熱交
換器、13……空気出口、17……第2外気取入口、18……
バイパス通路、19……第1バイパスドア、20……ファン
スクロール、22……排気通路、23……第2バイパスド
ア、H……換気経路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠心ファン(5)を回転することにより内
    気取入口(6)又は外気取入口(7)から空気を取り込
    む内外気切換部(14)を有するインテークユニット
    (1)と、このインテークユニット(1)の吹出口
    (8)からの空気を熱交換器(12)により所定温度の空
    気に熱交換して複数の空気出口(13)より車室内に吹き
    出すようにした熱交換ユニット(4)とを有する自動車
    用空気調和装置において、 前記外気取入口(7)は、 外気を前記インテークユニット(1)内に取り込む第1
    外気取入口と、 外気を直接車室内に取り込む第2外気取入口(17)とか
    ら構成され、 前記インテークユニット(1)は、 前記内気取入口(6)を開閉する内気ドア(26)と、 前記第1外気取入口を開閉する外気ドア(25)と、 前記吹出口(8)の近傍のインテークユニット(1)と
    クーラユニット(2)との間のデッドスペースに、仕切
    壁(16)により仕切られて前記第2外気取入口(17)と
    隣接して設けられ、前記内外気切換部(14)と前記熱交
    換ユニット(4)とを連通するバイパス通路(18)と、 前記遠心ファン(5)のファンスクロール(20)に連通
    され空気を車外に排出する排出通路(22)と、 前記第2外気取入口(17)と前記バイパス通路(18)と
    を選択的に開閉し得る第1バイパスドア(19)と、 前記排出通路(22)と前記吹出口(8)とを選択的に開
    閉し得る第2パイパスドア(23)とを有し、 前記外気ドア(25)により前記第1外気取入口を閉鎖
    し、 前記第1バイパスドア(19)により前記第2外気取入口
    (17)と前記バイパス通路(18)とを開放し、 前記第2パイパスドア(23)により前記吹出口(8)を
    閉鎖しかつ前記排出通路(22)を開放し、 外気を前記第2外気取入口(17)から直接車室内に取入
    れる外気導入経路と、 車室内の空気を前記複数の空気出口(13)から前記熱交
    換ユニット(4)、バイパス通路(18)及び排気通路
    (22)を連通し車外に排出する換気経路(H)とを独立
    に構成し、 前記遠心ファン(5)を回転させることにより、 外気を前記外気導入経路から直接車室内に取入れつつ、
    同時に車室内の空気を前記換気経路(H)から車外に排
    出し車室内を換気し得ることを特徴とする自動車用空気
    調和装置。
JP1987027341U 1987-02-27 1987-02-27 自動車用空気調和装置 Expired - Lifetime JP2520677Y2 (ja)

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JPS63137009U JPS63137009U (ja) 1988-09-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6141612U (ja) * 1982-04-10 1986-03-17 初男 阪井
JPS59169211U (ja) * 1983-04-28 1984-11-13 三菱重工業株式会社 車両用空調装置

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