JP4538815B2 - 車両用空調ユニット - Google Patents

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Description

この発明は、例えば車両に搭載される空調ユニットを用いて車室内空気を車室外に排気することで換気を行なう構造に関するものである。
夏季等の外気温度が相対的に高温となるときに屋外などで駐車した場合には、駐車時間の長さに比例して車室内温度が上昇する。このため、一定時間を経過した後に乗員が車両に搭乗する際に乗員が不快感を感ずるので、換気により車室内温度を下げることによりこの不快感を解消しようとする発明は既になされている(特許文献1及び2を参照。)。
このうち、特許文献1に記載の発明を概説すると、乗員が駐車中の車両の外部から入力手段により車両に配設された窓の開放信号を入力することで、この開放信号を受けた開放手段が窓を自動的に開放し、この開放された窓から外気を車室内に流入させ、車室内換気を行なう車両用換気装置となっている。また、特許文献2に記載の発明を概説すると、空調ユニットとは別箇独立に換気装置を設け、この換気装置は車室内と車室外を導通する換気通路内に送風機を配設したものとすると共に、駐車中の車室内温度を検出する車室内温度検出手段を設け、この検出手段で検出された温度に基づいて駐車中の車室内空気を換気する車両用換気装置となっている。
特開平5−286351号公報 特開平8−142648号公報
しかしながら、換気のために窓開閉信号入出力装置や窓の開閉手段を必要とする特許文献1や、空調ユニットとは別箇に換気通路内に送風機を収納してなる換気装置を搭載し、更には車室内温度検出手段をも必要とする特許文献2では、車両空調装置全体の構造が複雑化し、換気に対する費用対効果が悪いと共に、近年における車両小型化に伴う車両空調用機器の搭載容積の省スペース化という要請にも十分に応えることができない。
そこで、本発明は、既存の空調ユニットの構造を最小限度に改変することで、インテーク部におけるモード切換の一環として、車室内の相対的に高温化した空気を空調ユニット内に取り込み空気流路を流通させた後、インテーク部に還流し、外気導入口を利用して車室外に排気することを目的とするものである。
本発明に係る車両用空調ユニットは、内部に空気流路が形成された空調ケースを備えた空調ユニット本体と、この空調ユニット本体と連接されるもので、少なくとも車室内外気を導入するための複数の導入口が開口し、これらの導入口の開度割合を調整する内外気切換ドアが収納された空調ケースを備えたインテーク部とで構成され、前記空調ユニット本体の空気流路は、送風機より風下側にて所定の吹出用開口部への空気の流通を分岐させる分岐通路の一方端側が連通し、この分岐通路の他方端側は、前記インテーク部の外気導入口の近傍部位に開口して成ると共に、前記インテーク部の内外気切換ドアは、内気循環モード以外でも車室内からこのインテーク部内に外気導入口以外の導入口を介して車室内空気を取り込むことを可能とし、前記空気流路と分岐通路との分岐部位には、所定の吹出用開口部に送られる空気の流通と分岐通路に送られる空気の流通とを切り換えるための切換ドアが配置されたことを特徴とするものである(請求項1)。空調ユニット本体とインテーク部との関係は、例えば縦型センター置きタイプに限らず、インテーク部を送風機や内外気切換ドア、内外気等の導入口が開口したものとし、このインテーク部と空調ユニット本体とが車両幅方向に並設されたオフセット置きタイプでも良い。複数の導入口は、内気導入口と外気導入口と換気用導入口との3つの場合に限らず、換気用導入口を兼ねる内気導入口と外気導入口との2つであっても良い。所定の吹出用開口部とは、デフロスト吹出用開口部を基本とするが、分岐通路の空気流路からの分岐位置によっては、他のベント吹出用開口部、フット吹出用開口部も含まれる。
本発明に係る車両用空調ユニットとしては、内部に空気流路が形成され、この空気流路に送風機、冷却用熱交換器、エアミックスドア、加熱用熱交換器等の温調手段が収納された空調ケースを備えた空調ユニット本体と、この空調ユニット本体と連接されるもので、通常運転時に車室内外気を導入するための内外気導入口と換気時に車室内空気を導入するための換気用導入口とが開口し、これらの導入口の開度割合を調整する内外気切換ドアが収納されたインテーク部とで構成され、前記空調ユニット本体の空気流路は、デフロスト吹出用開口部の近傍にて吹出用通路から分岐通路が分岐し、この分岐通路の他方端側は、前記インテーク部の外気導入口の近傍部位に開口して成ると共に、前記インテーク部の内外気切換ドアは、換気時において車室内からこのインテーク部内に前記換気用導入口を介して車室内空気を取り込むことを可能とし、前記空気流路と分岐通路との分岐部位には、この分岐通路に送られる空気の流量を調整可能な切換ドアが配置されたことを特徴とするものがある(請求項2)。
この請求項2に記載の車両用空調ユニットにあっては、前記内外気導入口及び換気用導入口から連続する通路は同じ円の円周上に沿って集約され、前記内外気切換ドアは、前記円周に沿った面から成ると共に前記円の中心を軸心として回転可能な通路閉塞板と、この閉塞板の円周に沿った部位の切り欠きにて形成された通路連通用開口部とを有することを特徴とするものである(請求項3)。
そして、前記分岐通路と前記インテーク部の外気導入口の近傍部位とを連続する開口部を開閉するために、開閉ドアが配置されているものとしても良い(請求項4)。すなわち、本発明に係る車両用空調ユニットとしては、内部に空気流路が形成された空調ケースを備えた空調ユニット本体と、この空調ユニット本体と連接されるもので、少なくとも車室内外気を導入するための複数の導入口が開口し、これらの導入口の開度割合を調整する内外気切換ドアが収納された空調ケースを備えたインテーク部とで構成され、前記空調ユニット本体の空気流路は、送風機より風下側にて所定の吹出用開口部への空気の流通を分岐させる分岐通路の一方端側が連通し、この分岐通路の他方端側は、前記インテーク部の外気導入口の近傍部位に開口して成ると共に、前記インテーク部の内気導入口より取り込んだ車室内空気に対し、開閉手段により分岐通路への通風を可能とし、更にこの分岐通路を通って外気導入口から車室外への排出を可能としたことを特徴とするものとしても良い(請求項5)。
更には、換気時において外気導入口より車室外へ相対的に高温化した内気を排出するものとしても良い(請求項6)。
この発明によれば、インテーク部における換気モードとして、外気導入口以外の導入口からインテーク部内に相対的に高温化した内気を取り込み、この内気を車室内の空調ユニット本体の空気流路のうち少なくとも送風機よりも下流側まで案内した後、当該空気流路から所定の吹出用開口部よりも上流側で分岐した分岐通路を通してインテーク部の外気導入口近傍部位にまで還流することで、この外気導入口に排気機能を持たせて車室外に相対的に高温化した内気を排出することができる。
このため、車室内の高温化した内気を排気するために専用の送風機や排気口等を設ける必要がなく、車両用空調ユニットに対して行なう改変も相対的に小さく、当該空調ユニットの大型化を招かないので、製造コストの抑制並びに近年における車両のコンパクト化の要請に応えることができる。また、換気時に車室内の内気を車室外に排気しているため、乗員に高温の空気が直接に当たることがないので、排気時の乗員の不快感を低減することができる。更には、この換気により乗車時の車室内温度が相対的に低下するので、空調稼働時の効率が向上すると共に、車室内の快適温度への到達時間が早くなるので早期における乗員の快適性の確保に加え空調稼働時間が短縮するため省動力化を図ることもできる。そして、換気時に空調ユニット内部を通過させた空気を排出するので、エアコン起動時に熱気を車室内に排出する必要がなくなり快適性が向上する。
特に請求項2に記載の発明によれば、近年において主流化したセンター一体型型の車両用空調ユニットにおいても、当該空調ユニットの構造を利用して車室内の高温化した空気を車室外に外気導入口から排気することができ、車室内空気の換気を簡易な構造改変で行なうことが可能である。そして、駐車時における車室内の温度上昇が大きい部位がインストルメントパネル内部の特にその上方であるところ、換気用導入口をこのインストルメントパネル内部の上方に開口させることにより、最も高温化した車室内空気を優先的に車室外に排気することができる。このため、乗車時の車室内温度がより一層低下するので、空調稼働時の効率が向上すると共に、車室内の快適温度への到達時間が更に早くなるので迅速な乗員の快適性の確保を可能とすると共に空調稼働時間がより短縮化するため省動力化を一層効果的に図ることもできる。
特に請求項3に記載の発明によれば、内外気切換ドアを、フレッシュモード、内気循環モード、換気モードと、インテーク部におけるモード設定に応じて、適宜回転させることにより、この内外気切換ドアの開口部とそのモード時での所望の導入口から連続する通路のみとが対向状態となって両者が連通し、他の導入口から連続する通路は内外気切換ドアの閉塞板により閉塞状態にある。これに伴い、所望の導入口から取り入れられた空気が内外気切換ドアの開口部からインテーク部と空調ユニット本体とを連通する空気取入口を介して送風機に送られる。このため、この内外気切換ドアの構造によれば、内外気切換モードのための制御を従来と同様に行いつつ新たに加えられた換気モードの制御も行なうことができる。
特に請求項4に記載の発明によれば、デフロスト吹出用開口部の開閉と分岐通路の開閉とを一の切換ドア制御で行なう場合には、デフロスト吹出用開口部を全部又は一部閉じるときでは、換気モードでないにも関わらず、分岐通路に空気が流れ込むところ、この開閉ドア若しくは開閉手段により当該分岐通路に送られた空気が外気導入口に連続する通路にまで流れるのを防止することができる。
特に請求項6に記載の発明によれば、換気時において、内気導入口より車室内に取り込んだ空気について、分岐通路を介して外気導入口から車室外に排気することができる。
図1は、この発明に係る調ユニットにあって、通常の空調モード時の状態を示す断面図である。 図2(A)は、同上の空調ユニットにあって、換気モード時の状態を示す断面図であり、図2(B)は、同上の空調ユニットの換気モード時の空気の流通を平面図的に示すものである。 図3(A)及び図3(B)は、同上の空調ユニットのインテークボックスのフレッシュモードにおける内外気切換ドアの開口位置、サブ切換ドアの開閉度及び空気の流通を示す説明図である。 図4(A)及び図4(B)は、同上の空調ユニットのインテークボックスの内気循環モードにおける内外気切換ドアの開口位置、サブ切換ドアの開閉度及び空気の流通を示す説明図である。 図5(A)及び図4(B)は、同上の空調ユニットのインテークボックスの換気モードにおける内外気切換ドアの開口位置、サブ切換ドアの開閉度及び空気の流通を示す説明図である。 図6は、この空調ユニットに用いられる内外気切換ドアの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 車両用空調ユニット
2 インテーク部
3 空調ユニット本体
4 空気流路
5 空調ケース
6 送風機
7 冷却用熱交換器
9 加熱用熱交換器
10 エアミックスドア
14 デフロスト吹出用開口部
15 ベント吹出用開口部
16 フット吹出用開口部
17 エアガイド壁
19 モード切換ドア
21 外気導入口
22 内気導入口
24 吹出用通路
25 内外気切換ドア
26 通路
27 通路
29 換気用導入口
30 通路
31 通路閉塞板
32 通路連通用開口部
35 分岐通路
36 開口部
37 開閉ドア
以下、この発明の実施形態を図面により説明する。
図1及び図2に示される空調ユニット1は、この発明の実施形態の一例で、例えば車両のセンターコンソール部に搭載される縦型センター置きタイプのものである。この空調ユニット1は、エンジンルームと車室とを区画する仕切板よりも車室側に配されているもので、インテーク部2と空調ユニット本体3とで基本的に構成されている。
このうち、空調ユニット本体3は、内部に空気流路4が形成された空調ケース5内に、インテーク部2から空気を下流側に送るための送風機6、送風機6により送られてきた空気を冷却するエバポレータ等の冷却用熱交換器7、冷却用熱交換器7の風上側に配置されたフィルタ8、前記冷却用熱交換器7で冷却された空気を再加熱するヒータコア等の加熱用熱交換器9、及び冷却用熱交換器7と加熱用熱交換器9との間に配置されて加熱用熱交換器9に送られる空気とバイパスする空気との割合を調整するエアミックスドア10を前記空気流路4に沿って配置するように収納している。フィルタ8及び冷却用熱交換器7は、空気流路4内において導入される全ての空気が通過するように立設されている。
また、空調ユニット本体3は、空調ケース5内に、加熱用熱交換器9に対し下流側となる車両進行方向前方側にて、前記空気流路4の一部として前記加熱用熱交換器9で再加熱された空気が通過する温風通路11が形成されていると共に、冷却用熱交換器7の下流側からエアミックスドア10の回転軸に対しやや斜め上方にかけて前記空気流路4の一部として冷風通路12が形成されている。尚、エアミックスドア10は、加熱用熱交換器9の頂部側に配置された回転軸10Aと、この回転軸10Aから径方向に延びる2つのドア本体10Bとで構成されたバタフライ式のものである。
そして、空調ユニット本体3の温風通路11と冷風通路12とが合流するエアミックスチャンバ13よりも下流側において、デフロスト吹出用開口部14、ベント吹出用開口部15、フット吹出用開口部16が、空調ケース5に適宜開口している。尚、ベント吹出用開口部15よりも風下側において図示しないがサイドベント吹出用開口部を空調ケース5に対し所定の位置で開口させても良い。また、これらの実施形態では、加熱用熱交換器9の下流側からフット吹出用開口部16まで空気を案内するエアガイド壁17が形成されている。
エアミックスドア10及びエアガイド壁17の上端部よりも車両上方となるエアミックスチャンバ13領域において吹出モード切換ドア18が揺動可能に配置されている。この吹出モード切換ドア18は、少なくともデフロスト吹出用開口部14、ベント吹出用開口部15に向う空気量とフット吹出用開口部16に向う空気量とを調整するためのもので、デフロスト吹出用開口部14及びベント吹出用開口部15に向う空気量が零となる位置から、フット吹出用開口部16に向う空気量が零となる位置までの範囲で回動する。尚、吹出モード切換ドア18は、この実施形態では、回転軸18Aと、この回転軸18Aの回転に従って円弧状に移動する曲面状の閉塞板18Bとを少なくとも有するロータリー式のものである。
デフロスト吹出用開口部14及びベント吹出用開口部15は、その開口部周縁に当該開口部14、15を適宜開閉する吹出モード切換ドア19、20が揺動可能に配置されている。吹出モード切換ドア19、20は、回転軸19A、20Aと、この回転軸19A、20Aから径方向に延びる1のドア本体19B、20Bとからなるフラッグ式のものである。そして、エアミックスチャンバ13からベント吹出用開口部15を経てデフロスト吹出用開口部14に至る吹出用通路24が空気流路4の最下流として画成されている。
これに対し、インテーク部2は、空調ユニット本体3に対し車両幅方向に沿って左右のいずれか一方に配置されているもので、空調ケース5に形成された空気取入口(図示せず)を介して空調ユニット本体3と連通しており、この空気取入口は、送風機6のファンの空気取入口と対峙している。
また、インテーク部2は、外気導入口21と内気導入口22とが空調ケース5に開口し、各導入口21、22は空調ケース5に形成された空気取入口に向かって延びる通路26、27を有している。このうち、外気導入口21は、車両進行方向の前方に対し略対峙した状態で開口し、内気導入口22は、車両進行方向の前方に対し若干下方に向いて開口していると共に、外気導入口21が内気導入口22に対し車両の上側に並設されている。そして、フレッシュ(FRESH)モードと内気循環(REC)モードとのモード切換制御は、後述するロータリー式の内外気切換ドア25を適宜回動することにより行なう。
以上の構成において、通常運転時では、送風機6から送られる空気は、フィルタ8を通過して冷却用熱交換器7の風上側に至り、この冷却用熱交換器7を通過する際に冷却され、エアミックスドア10の開度に応じて加熱用熱交換器9を通過する空気とバイパスする空気との割合が調整され、エアミックスドア10の風下側となるエアミックスチャンバ13において適宜混合された後に吹出モードに応じて開放された吹出用開口部14、15、16のいずれかを介して吹出口から吹き出される。
ところで、インテーク部2は、この実施形態では、外気導入口21、内気導入口22の他に換気用導入口29が空調ケース5に開口している。この換気用導入口29は、図示しないインストルメントパネル内部の特に上方部位と対峙しものとなっている。そして、この換気用導入口29は、空調ケース5に形成された送風機6の空気取入口側に向かって延びる通路30と連続している。そして、外気導入口21から連続する通路26と、内気導入口22から連続する通路27と、換気用導入口29から連続する通路30とは、前記導入口と反対側の開口端の周縁が同一円の円周上に沿うように集約されている。尚、各通路26、27、30の開口端週縁の同一円の円周上に占める割合は、内外気切換ドア25の後述する通路連通用開口部32との関係で同じであり、この実施形態では例えば4分の1ずつの割合である。
このインテーク部2に収納される内外気切換ドア25は、図6に示されるように、各通路26、27、30の開口端が集約された円の円周と略同一の径寸法であると共に当該円の略4分の3である曲面状の通路閉塞板31と、この閉塞板31の円周の切り欠きにて形成された通路連通用開口部32とから構成されている。そして、内外気切換ドア25は、少なくともその軸方向の一方側が、送風機6の吸入口に空気を送り込むべく開口部33となっている。また、内外気切換ドア25は、少なくとも内外気切換ドア25の開口部33と反対側において、内外気切換ドア25を回転するための回転軸が挿着される軸受部34を有していても良い。
そして、空調ユニット本体2は、吹出用通路24のデフロスト吹出用開口部14の近傍部位で分岐した分岐通路35を有している。この分岐通路35へ送られる空気とデフロスト吹出用開口部14へ送られる空気との切換は、切換ドア19の開閉動作により行われる。そして、分岐通路35の吹出用通路24に対し反対側となる端部は、外気導入口21から連続する通路26に開口した開口部36が形成されている。そして、この実施形態では、分岐通路35内にこの分岐通路35を通過してきた空気を通路26に送る量を調整するための開閉ドア37が配置されている。開閉ドア37は、この実施形態では、ドア本体37Aと回転軸37Bとからなるフラッグ式のものとなっている。もっとも、この開閉ドア37は、内外気切換ドア25の回転の妨げとならない場合には、外気導入口から連続する通路26内に配置されたものとしても良い。
以上の構成とすることで、フレッシュモードにおいては、図3に示されるように、内外気切換ドア25が外気導入口21と連続する通路26と通路連通用開口部32とが連通する位置に回動し、開閉ドア37は開口部36を閉塞した状態におかれる。すなわち、内気導入口22、換気用導入口29は、各々の通路27、30の開口端が内外気切換ドア25の閉塞板31の側周面により閉塞される。このため、外気導入口21より取り込まれた外気は、通路26から内外気切換ドア25内を通過して送風機6に送られ、更に送風機6より下流の冷却用熱交換器7等を通過し、選択された吹出用開口部を介して吹出口から車室内に吹き出される。
また、内気循環モードにおいては、図4に示されるように、内外気切換ドア25が内気導入口22と連続する通路27と通路連通用開口部32とが連通する位置に回動し、開閉ドア37は開口部36を閉塞した状態におかれる。すなわち、外気導入口21、換気用導入口29は、各々の通路26、30の開口端が内外気切換ドア25の閉塞板31の側周面により閉塞される。このため、内気導入口22より取り込まれた内気は、通路27から内外気切換ドア25内を通過して送風機6に送られ、更に送風機6より下流の冷却用熱交換器7等を通過し、選択された吹出用開口部を介して吹出口から車室内に吹き出される。
これに対し、換気モードにおいては、図5に示されるように、内外気切換ドア25が換気用導入口29と連続する通路30と通路連通用開口部32とが連通する位置に回動し、開閉ドア37は開口部36を開放した状態におかれる。すなわち、外気導入口21、内気導入口22は、各々の通路26、27の開口端が内外気切換ドア25の閉塞板31の側周面により閉塞される。そして、エアミックスドア10は、図1(A)に示されるように、ヒータコア9を通過することで生ずる通気抵抗の増大を回避するために、その開度がヒータコア9をバイパスするフルクールとなる位置(開度0%)に置かれる。また、切換ドア18、19、20は、その開度が各吹出口への内気の吹き出しを回避すべく開度0%の位置に置かれる。
このため、換気用導入口29より取り込まれた内気は、通路30から内外気切換ドア25内を通過して送風機6に送られ、更に送風機6より下流側の冷却用熱交換器7等を通過し、最下流側となる吹出用通路24を途中まで経由した後、分岐通路35側に流れ、更に分岐通路35の開口部36から外気導入口に連続する通路26に流れ込んで、外気導入口21から車室外に排出される。しかるに、換気用導入口29は、車両内部で温度上昇率の高いインストルメントパネル内部の特に上方部位と対峙して開口しているので、当該部位の特に高温化した内気を積極的に車室外に排出することができる。よって、車室内の温度の下降が相対的に早くなり、送風機6の換気のための駆動時間も短くなる等して送風機6の省動力化を図ることもできる。
尚、上記実施形態では、換気モード用として専用の換気用導入口29を設けているが、必ずしもこれに限定されず、内気導入口22が上述の換気用導入口の機能を兼ねることのできる構造であれば、内気導入口22と外気導入口21との2つの導入口が開口したものとしても良い。これにより、空調ユニット1に加える改変がより少なくなる。
また、吹出用通路24から分岐通路35への空気流入を調整するためと分岐通路35から外気導入口21に連続する通路26への空気流入を調整するために、これまで説明したように、各々ドア19、37を用いるものとする他に、例えば通常運転モードにおいても分岐通路35から外気導入口21に連続する通路26へ空気が流入するのを回避できれば、開閉ドア37を省略して、空調ユニット1全体の構造の簡素化を図ることができる。
更に、この発明では、換気用の空気が吹出用通路24から分岐通路35を経てインテーク部2の外気導入口21と連続する通路26へ流通する構造としているが、必ずしもこれに限定されず、送風機6より風下側となる部位からインテーク部2の外気導入口21と連続する通路26へ流通する構造であれば良い。
更にまた、換気モード時においてフット吹出用開口部16、デフロスト吹出用開口部14、ベント吹出用開口部15の全てを全閉とすると説明したが、デフロスト吹出用開口部14とベント吹出用開口部15とは開放して、車室内部の温度を均一化する目的でこの空調ユニット1を利用することも可能である。
そして、空調ユニット1について、車両のセンターコンソール部に搭載される縦型センター置きタイプのものとして図示し説明してきたが必ずしもこれに限定されず、ブロワユニット部と空調ユニット本体とが車両の幅方向に沿ってオフセット状態で設置される従来のタイプでも、本願発明の構造は展開可能である。

Claims (6)

  1. 内部に空気流路が形成された空調ケースを備えた空調ユニット本体と、この空調ユニット本体と連接されるもので、少なくとも車室内外気を導入するための複数の導入口が開口し、これらの導入口の開度割合を調整する内外気切換ドアが収納された空調ケースを備えたインテーク部とで構成され、
    前記空調ユニット本体の空気流路は、送風機より風下側にて所定の吹出用開口部への空気の流通を分岐させる分岐通路の一方端側が連通し、この分岐通路の他方端側は、前記インテーク部の外気導入口の近傍部位に開口して成ると共に、
    前記インテーク部の内外気切換ドアは、内気循環モード以外でも車室内からこのインテーク部内に外気導入口以外の導入口を介して車室内空気を取り込むことを可能とし、前記空気流路と分岐通路との分岐部位には、所定の吹出用開口部に送られる空気の流通と分岐通路に送られる空気の流通とを切り換えるための切換ドアが配置されたことを特徴とする車両用空調ユニット。
  2. 内部に空気流路が形成され、この空気流路に送風機、冷却用熱交換器、エアミックスドア、加熱用熱交換器等の温調手段が収納された空調ケースを備えた空調ユニット本体と、この空調ユニット本体と連接されるもので、通常運転時に車室内外気を導入するための内外気導入口と換気時に車室内空気を導入するための換気用導入口とが開口し、これらの導入口の開度割合を調整する内外気切換ドアが収納されたインテーク部とで構成され、
    前記空調ユニット本体の空気流路は、デフロスト吹出用開口部の近傍にて吹出用通路から分岐通路が分岐し、この分岐通路の他方端側は、前記インテーク部の外気導入口の近傍部位に開口して成ると共に、
    前記インテーク部の内外気切換ドアは、換気時において車室内からこのインテーク部内に前記換気用導入口を介して車室内空気を取り込むことを可能とし、前記空気流路と分岐通路との分岐部位には、この分岐通路に送られる空気の流量を調整可能な切換ドアが配置されたことを特徴とする車両用空調ユニット。
  3. 前記内外気導入口及び換気用導入口から連続する通路は同じ円の円周上に沿って集約され、前記内外気切換ドアは、前記円周に沿った面から成ると共に前記円の中心を軸心として回転可能な通路閉塞板と、この閉塞板の円周に沿った部位の切り欠きにて形成された通路連通用開口部とを有することを特徴とする請求項2に記載の車両用空調ユニット。
  4. 前記分岐通路と前記インテーク部の外気導入口の近傍部位とを連続する開口部を開閉するために、開閉ドアが配置されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の車両用空調ユニット。
  5. 内部に空気流路が形成された空調ケースを備えた空調ユニット本体と、この空調ユニット本体と連接されるもので、少なくとも車室内外気を導入するための複数の導入口が開口し、これらの導入口の開度割合を調整する内外気切換ドアが収納された空調ケースを備えたインテーク部とで構成され、
    前記空調ユニット本体の空気流路は、送風機より風下側にて所定の吹出用開口部への空気の流通を分岐させる分岐通路の一方端側が連通し、この分岐通路の他方端側は、前記インテーク部の外気導入口の近傍部位に開口して成ると共に、
    前記インテーク部の内気導入口より取り込んだ車室内空気に対し、開閉手段により分岐通路への通風を可能とし、更にこの分岐通路を通って外気導入口から車室外への排出を可能としたことを特徴とする車両用空調ユニット。
  6. 換気時において外気導入口より車室外へ相対的に高温化した内気を排出することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の車両用空調ユニット。
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