JP2018062226A - 車載用清浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車室内空間を占有せず、車室内清掃に限らず車室内の清浄化用途にも使用できる車載用清浄装置の提供。
【解決手段】自動車に設置され該自動車の車室内の換気及び清掃に用いられる車載用清浄装置において、自動車の車室の天井に貫設された排気口9に装着された天井ジョイント7と、自動車の天井の室外側に設置され、吸入側ポート3eから吸引する空気を排気側ポート3fから外気に向けて排出する吸引ファン3と、天井ジョイント7の室外側と吸引ファン3の吸入側ポート3eとを接続するファン連結管4と、天井ジョイント7の室内側に脱着自在な清掃用フレキシブル・ホース10とを備えた。天井ジョイント7に清掃用フレキシブル・ホース10を接続すれば、車室内清掃を行うことが出来、天井ジョイント7に何も接続しなければ車室内換気に使用出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車に装備され、車室内の清浄化を行うために用いられる車載用清浄装置に関する。
従来、自動車の室内を清掃するために用いられる車室内清掃装置としては、例えば、特許文献1〜14に挙げたものが公知である。
特許文献1〜4に記載の車室内清掃装置は、吸引機構及び排気口を車室床又は運転席下若しくは座席下に配するものである。特許文献5〜7に記載の車室内清掃装置は、吸引機構及び排気口をトランクルーム内に設置するものである。特許文献8〜10に記載の車室内清掃装置は、吸引機構及び排気口をエンジンルームの内部に設けるものである。特許文献8〜10に記載の車室内清掃装置は、自動車の排気ガスを原動力として使用するものである。これらは、吸引ホースの接続口を、ダッシュボード下、座席下、座席横、後部座席の後ろなどに配置し、接続口に掃除用の吸引ホースを接続するように構成されている。
また、特許文献14に記載の車室内清掃装置は、車室内のフロントガラス手前の天井に空気送出口を設け、ダッシュボードに向けて空気送出口から送風してダッシュボード上に堆積する塵埃を車室内の空気中に吹き飛ばし、ダッシュボードの下の空調装置から車室内空気を吸引することにより車室内の空気中に浮遊する塵埃を収集するようにしたものである。
特開2011−20636号公報 特開平10−24808号公報 特開平8−301076号公報 特開平8−104205号公報 特開平5−220066号公報 実開平2−107554号公報 特開平2−286456号公報 特開2005−319855号公報 実開平4−112159号公報 実開平2−124757号公報 特開平6−127343号公報 実開平4−023557号公報 実開平2−117248号公報 特開2009−166772号公報
普通の乗用車などでは、限られた容積の車室内を出来るだけ有効に利用する観点からは、車室内に車室内清掃装置の吸引装置を配置することは好ましくない。また、トランクルームに吸引装置を配置すると、トランクルームの収容容積が減少するため好ましくない。また、床下には、自動車の駆動や操作に必要な機械的装置が多く収容されておりスペースが狭く、また外部からの衝撃を受けやすい場所であるため、吸引装置を配置する場所としては好ましくない。これらの点において、上記特許文献1〜13の車室内清掃装置は、吸引装置が車内、床下、トランクルームなどに配されており、車内空間の有効利用という観点から問題があった。
また、特許文献1〜14の車室内清掃装置は、車室内清掃という限られた用途のために、車体内に装置を常備する必要がある。清掃作業は常に行われるものではないため、必要なときに掃除機を持ち込んで掃除を行う方が合理的である。畢竟、限られた車体内空間に清掃作業のためだけの装置を常時車体内に設置しておくのは、合理的ではないと考えられる。また、掃除できる範囲は車室内に限られており、車外やトランクルームの掃除については考慮されていない。
そこで、本発明の目的は、限られた車室内空間を占有することなく、且つ車室内清掃に限らず、通常の運転中であっても車室内の清浄化の用途に使用することができる車載用清浄装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、車内空間に限らず、車外やトランクルームの掃除の際にも利用することが可能な車載用清浄装置を提供することにある。
本発明に係る車載用清浄装置の第1の構成は、自動車に設置され、該自動車の車室内の換気及び清掃に用いられる車載用清浄装置であって、
前記自動車の車室の天井に貫設された排気口に装着された天井ジョイントと、
前記自動車の天井の室外側に設置され、吸入側ポートから吸引する空気を排気側ポートから外気に向けて排出する吸引ファンと、
前記天井ジョイントの室外側と前記吸引ファンの吸入側ポートとを接続するファン連結管と、
前記天井ジョイントの室内側に脱着自在な清掃用フレキシブル・ホースと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、車載用清浄装置は車体の天井の室外側に設置されるため、車載用清浄装置が限られた車体内空間を占拠することはない。また、本発明の車載用清浄装置は、天井ジョイントに清掃用フレキシブル・ホースを接続すれば、車室内の清掃を行うことが出来、天井ジョイントに何も接続しなければ、車室内の換気に使用することができる。車載用清浄装置は、車室の天井に取り付けられているため、車内に喫煙者が搭乗している場合、喫煙により生じる紫煙を天井に吸い寄せて排気することが出来る。一般の自動車も換気装置を備えているが、排気口は後部座席の後側又はトランクルームにある。この場合、喫煙者が前部座席に搭乗していれば、紫煙は後部座席方向に流れ室内全域に拡散する。一方、本発明の車載用清浄装置は、車室内天井から紫煙を吸い出すため、紫煙が室内にあまり拡散させずに室外へ排出することが出来る。また、このように、車室内の清掃だけでなく車室内の換気にも使用することから、本発明の車載用清浄装置は、通常の運転中にも活用することができ、常時車体に設置することにおいても合理的意義がある。
また、車載用清浄装置は車体の天井の室外側に設置されるため、蓄電池と太陽電池を吸引ファンの側に設置して、日中に太陽電池によって発電された電力によって吸引ファンを駆動するように構成することが容易となる。これにより、車載バッテリーに対する負担を軽減できるとともに、車輌の燃費低下を防止できる。
本発明に係る車載用清浄装置の第2の構成は、前記第1の構成に於いて、前記天井ジョイントと前記ファン連結管との接続部に介設された分岐管を備え、
前記分岐管は、前記天井ジョイントと前記ファン連結管とを連通する主管と、前記主管から分岐する側管とを備え、前記側管は、前記清掃用フレキシブル・ホースが脱着自在であることを特徴とする。
この構成によれば、分岐管の側管に清掃用フレキシブル・ホースを接続することによって、本発明の車載用清浄装置は、車外や後部のトランクルームの清掃にも使用することが出来る。ここで、分岐管の側管に清掃用フレキシブル・ホースを接続して使用する場合、天井ジョイントの室内側は吸気しないようにしておく必要がある。
本発明に係る車載用清浄装置の第3の構成は、前記第2の構成に於いて、前記天井ジョイントの室内側に脱着自在な閉塞蓋を備え、
前記分岐管は、
側面に開口が貫通形成された、前記天井ジョイントと前記ファン連結管との接続部に介設された短円筒管状の前記主管と、
前記主管の外側に回転自在に密嵌する短円筒管状の外套管と、
前記外套管の側面にT字状に分岐して接続された前記側管と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、外套管を、主管の側面の開口と外套管の側管とが連通する位置に回動すれば、ファン連結管は側管には連通せず、天井ジョイントの室内側と連通する。これにより、車室内の換気や車室内の清掃に本発明の車載用清浄装置を使用することが出来る。また、外套管を、主管の側面の開口と外套管の側管とが連通する位置に回動すれば、側管がファン連結管と連通する。この場合、側管に清掃用フレキシブル・ホースを連結し、天井ジョイントの室内側に閉塞蓋を装着して閉塞することにより、本発明の車載用清浄装置を、車外や後部のトランクルームの清掃に使用することが出来る。
本発明に係る車載用清浄装置の第4の構成は、前記第2の構成に於いて、前記分岐管は、前記主管の代わりに、前記天井ジョイントと前記ファン連結管との接続部に介設された三方弁を備えており、
前記三方弁の出力側ポートは前記ファン連結管と接続され、
前記三方弁の一方の入力側ポートは前記天井ジョイントに接続され、
前記三方弁の他方の入力側ポートには前記清掃用フレキシブル・ホースが脱着自在であることを特徴とする。
この構成によれば、三方弁をファン連結管に天井ジョイントが連結する位置に切り替えると、車室内の換気や車室内の清掃に本発明の車載用清浄装置を使用することが出来る。また、三方弁をファン連結管に分岐管の側管が連結する位置に切り替えると、本発明の車載用清浄装置を、車外や後部のトランクルームの清掃に使用することが出来る。
以上のように、本発明の車載用清浄装置によれば、車体内の空間を占有することなく、且つ車室内清掃に限らず、通常の運転中であっても車室内の換気による空気清浄化の用途に使用することができる。
また、天井ジョイントとファン連結管との接続部に分岐管を介設し、分岐管の側管に清掃用フレキシブル・ホースを脱着自在とすることで、車内空間に限らず、車外やトランクルームの掃除の際にも車載用清浄装置を利用することが可能となる。
本発明の実施例1に係る車載用清浄装置の断面図である。 図1の車載用清浄装置のフードを除く部分の斜視図である。 図1の車載用清浄装置のフードを除く部分の斜視図(車輌の天井部を除いた状態)である。 図2の車載用清浄装置のフードを除く部分の分解斜視図である。 本発明の実施例2に係る車載用清浄装置の断面図である。 図5の車載用清浄装置のフードを除く部分の斜視図(車輌の天井部を除いた状態)である。 分岐管(三方弁)20の分解斜視図である。 分岐管(三方弁)20の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る車載用清浄装置の断面図である。図2及び図3は、実施例1に係る車載用清浄装置のフードを除く部分の斜視図である。図2は車輌の屋根に取り付けられた状態、図3は車輌の屋根を除いた状態を表している。図4は、図2の車載用清浄装置のフードを除く部分の分解斜視図である。
本実施例の車載用清浄装置1は、フード2、吸引装置3、ファン連結管4、分岐管5、ベンド管6、天井ジョイント7、フレキシブル・ホース10、閉塞蓋11、及び換気蓋12を備えている。
フード2は、自動車の車輌の屋根Cに固定して取り付けられる。フード2は、全体形状が断面台形状であり、前部斜辺面が緩傾斜,後部斜辺面が急傾斜とされ、上辺の前後端の角部が面取りされている。フード2の下部の固定部2aは、車輌の屋根Cにボルト等により固定される。フード2の前部には前部開閉部2bが開閉自在に固定部2aに軸着され、フード2の後部には後部開閉部2cが開閉自在に固定部2aに軸着されている。また、前部開閉部2bはフード2の前部斜辺面の下部からフード2の上辺面中央にかけての部分を成し、後部開閉部2cはフード2の後部斜辺面の下端からフード2の上辺面中央にかけての部分を成す。後部開閉部2cの後部斜辺面には開閉式のシャッター2dが設けられている。シャッター2dは吸引装置3の駆動時に開き、吸引装置3の停止時に閉じる開閉機構(図示せず)を備えている。また、フード2の上面には、太陽電池2eが設置されている。
吸引装置3は、吸引ファン3a、モータ3b、フィルタ3c、固定ベース3d、吸入側ポート3e、及び吐出グリル3fを備えている。固定ベース3dは、車輌の屋根Cに吸引装置3全体を嵩上げ固定する固定台である。吸引ファン3aは、回転することによって吸入側ポート3eから吐出グリル3fへ空気を送風する送風機である。モータ3bは、吸引ファン3aを回転駆動する電動機である。フィルタ3cは、吸引ファン3aと吸入側ポート3eとの間の風路上に設けられており、吸入側ポート3eから吸引される空気を除塵するフィルタである。このフィルタ3cは、一般の掃除機で使用されるような使い捨て交換式(ディスポーザブル・タイプ)のものが使用される。吸入側ポート3eは、吸引装置3のケーシングの前側側面に設けられており、吸引装置3内へ空気を吸引する入り口である。吐出グリル3fは、吸引装置3のケーシングの後側側面に設けられており、吸引装置3から空気を吐出する格子状の吐出口である。また、吸引装置3のケーシング内部には、蓄電池3g、充電器3h、及び駆動回路3iが設けられている。蓄電池3gはモータ3bを駆動するための電源であり、蓄電池3gにはリチウムイオン電池のような大容量の二次電池が使用される。充電器3hは、太陽電池2eで発電される電気を蓄電池3gに充電する装置である。駆動回路3iは、モータ3bの起動/停止やモータ3bの回転速度やシャッター2dの開閉を制御する回路である。駆動回路3iは、車室内に設けられるリモコン3jに、無線接続又は有線接続されており、リモコン3jからの動作指示に従って動作する。
尚、本実施例では、モータ3bは蓄電池3gから供給される電力によって駆動されるが、蓄電池3gの蓄電電力が不足する場合に備えて、車載バッテリーを補助電源として使用するようにしてもよい。また、本発明においては、蓄電池3gや充電器3hを設けずに、車載バッテリーのみをモータ3b及び駆動回路3iの電源として構成してもよい。
また、本実施例では、フィルタ3cは、吸引ファン3aの上流側に設けられているが、フィルタ3cとして布などの通気性素材で構成された集塵袋(ダストバッグ)を用い、吸引ファン3aの下流側に設けるように構成することもできる。
ベンド管6は、車輌の屋根Cの外側から車室内まで貫通して設けられた吸気口9の屋根側に嵌着された曲がり管であり、車輌の屋根Cの吸気口9には取付金具6aによって動かないように固定されている。ベンド管6は、直角に湾曲しており、入り口側は車室内に連通し、出口側は車輌の後方に向かって開口している。
天井ジョイント7は、吸気口9の車室内側に嵌着されている。天井ジョイント7は、フレキシブル・ホース10及び閉塞蓋11を脱着自在に接続するための継手であり、上端付近の側面に円環板状のフランジ7aが突設された短円筒状の部材である。天井ジョイント7は、フランジ7aにおいて車室天井にボルト等で固定される(図示せず)。天井ジョイント7の筒内面の下端(入口端)付近には、全内周に渡って段差状の掛止溝7bが刻設されている。この掛止溝7bは、後述するフレキシブル・ホース10、閉塞蓋11、及び換気蓋12に設けられた掛止フック10c,11c,12cが掛合する溝である。
分岐管5は、ベンド管6の出口側に接続されたT字状の分岐管であり、ベンド管6を介して天井ジョイント7に接続されている。分岐管5は、主管5a、外套管5b、側管5c、及び側管ジョイント5dを備えている。主管5aは、ベンド管6の出口側に接続された直円筒形状の短管であり、側面中央の車輌前方から見て右側又は左側に、分岐開口5eが貫設されている。また主管5aの前端外側面には、フランジ5fが突設されており、主管5aの後端外側面には、係止リング5gが被嵌されている。外套管5bは、主管5aのフランジ5fと係止リング5gとの間に回転自在に環装された短管であり、外側面中央に側管5cがT字状に分岐して設けられている。外套管5bは、フランジ5fと係止リング5gとにより、主管5aから抜脱しないように挟止されている。また、側管5cの内径は主管5aの側部の分岐開口5eの径と同じとされている。側管ジョイント5dは、側管5cの先端に設けられている。側管ジョイント5dは、天井ジョイント7と同様、フレキシブル・ホース10及び閉塞蓋11を脱着自在に接続するための継手であり、天井ジョイント7と同様に、筒内面の入口端付近には、全内周に渡って段差状の掛止溝5hが刻設されている。
ファン連結管4は、分岐管5の出口側と吸引装置3の吸入側ポート3eとを連結する管である。ファン連結管4は、中央部が蛇腹管となっており、伸縮自在とされている。
フレキシブル・ホース10は、一般的な掃除機で用いられているフレキシブル・ホースと同様のものであり、撓曲自在なホースである。フレキシブル・ホース10は、天井ジョイント7や側管ジョイント5dと接続するための継手部10aと、蛇腹状のホースからなる撓曲ホース部10bを備えている。継手部10aは、先端が天井ジョイント7及びベンド管6下端の筒内へ挿入可能な段差円筒状に形成されている。継手部10aの段差の下側の円筒側面には、掛止フック10cが該側面から先端側が出入り自在に軸着されており、掛止フック10cの先端側は図1に拡大図示したように、スプリング13に外向きに付勢されている。
閉塞蓋11は、天井ジョイント7や側管ジョイント5dを閉蓋するための蓋体である。閉塞蓋11は、一端側にフレキシブル・ホース10の継手部10aと同様の継手が設けられており、フレキシブル・ホース10の掛止フック10cと同様な構造の掛止フック11cが設けられている。閉塞蓋11の他端側は盲端となっている。
換気蓋12は、基本的に閉塞蓋11と同様の構成であるが、閉塞蓋12の天井ジョイント7と接続する側の端部と反対側の端部は、盲端ではなく多数の貫通孔が網目状に設けられている。
以上のように構成された本実施例1の車載用清浄装置1について、以下その動作と使用方法について説明する。
まず、車載用清浄装置1を車室内清掃のための掃除機として使用する場合、分岐管5の外套管5bが側管5cと主管5aが連通しない位置にある状態で、車室天井の天井ジョイント7にフレキシブル・ホース10を接続する。これにより、通常の掃除機と同様に使用することができる。このとき、吸引装置3のオン/オフ及び吸引装置3の吸引圧の強弱の操作は、リモコン3jを操作することによって行う。吸引装置3をオンする指示がリモコン3jから入力されると、駆動回路3iは、モータ3bをリモコン3jから設定される速度により起動するとともに、シャッター2dを解放する。また、吸引装置3をオンする指示がリモコン3jから入力されると、駆動回路3iは、モータ3bを停止するとともに、シャッター2dを閉止する。これにより、吸引装置3の停止時にシャッター2dから雨水や塵芥等が侵入することを防止できる。尚、このとき分岐管5の側管5c先端の側管ジョイント5dに閉塞蓋11を装着し閉塞しておくのがよい。閉塞蓋11は通常は使用しないので、側管ジョイント5dに装着しておけば紛失することを防止できる。
車載用清浄装置1により車室内の換気を行う場合には、車室天井の天井ジョイント7には何も接続せず解放したままとした状態、又は車室天井の天井ジョイント7に換気蓋12を装着した状態で、吸引装置3を起動すればよい。これにより、車室内換気が行われる。特に、車室内で喫煙している場合、喫煙によって生じる紫煙は車室天井付近に移動するが、吸気口9が天井にあるために、紫煙が車室内全体に広がる前に速やかに換気され、車室内の空気を清浄に保つことができる。尚、吸引装置3は車室内に設置されたリモコン3jによって操作することができるため、運転中であっても吸引装置3のオン/オフ操作や吸引圧の調整操作は可能である。
次に、車室外清掃のための掃除機として使用する場合、車室天井の天井ジョイント7を閉塞蓋11で閉塞し、分岐管5の外套管5bを回動させて側管5cを主管5aと連通させる。そして、側管5cの先端の側管ジョイント5dにフレキシブル・ホース10を接続する。これにより、通常の掃除機と同様に使用することができる。車載用清浄装置1は車輌の屋根上に設置されているため、軽乗用車や普通乗用車の場合、フレキシブル・ホース10をトランクルームまで伸ばすのは容易であり、車載用清浄装置1を用いることによってトランクルームの掃除も行うことが可能となる。また、洗車後に車体に付着した水滴を吸い取って除去するといった用途にも使用することができる。
図5は、本発明の実施例2に係る車載用清浄装置の断面図である。図6は、図5の車載用清浄装置のフードを除く部分の斜視図(車輌の天井部を除いた状態)である。
本実施例の車載用清浄装置1は、実施例1と比較すると、分岐管5及びベンド管6の部分が異なる。本実施例では、実施例1の分岐管5及びベンド管6の部分が分岐管20に置き換えられている。
分岐管20は、三方弁により構成されており、弁筐20a、弁体20b、第1の入力ポート管20c、第2の入力ポート管20d、側管ジョイント20e、及び出力ポート管20fを備えている。この三方弁は、弁体20bを回転することにより、出力ポート管20fが、入力ポート管20c、第2の入力ポート管20dのいずれか一方に連通するように切り替える。なお、第1の入力ポート管20cは天井ジョイント7に接続されており、第2の入力ポート管20dの先端には側管ジョイント20eが接続されている。側管ジョイント20eは、実施例1の側管ジョイント5dと同じものである。
図7は分岐管(三方弁)20の分解斜視図である。図8は分岐管(三方弁)20の断面図である。図8(a)は第2の入力ポート管20dの通気路と弁室の通気路とが滑らかに連通した状態、図8(b)は第1の入力ポート管20cの通気路と弁室の通気路とが滑らかに連通した状態である。弁筐20aは、盲端円筒状の中央筐体の盲端側近傍の側面に、中心軸に対称に第1の入力ポート管20c及び第2の入力ポート管20dが突出形成されており、全体としてT字状に形成されている。中央筐体の内部には円柱形の弁室が形成されている。第1の入力ポート管20c及び第2の入力ポート管20dは円筒状で、中心に通気路が形成されている。弁体20bは段差円筒状で内部に通気管路が形成されており、弁筐20a内の側の通気管路が湾曲している。また、第1の入力ポート管20cから弁室に連通する通気路は、弁室手前で弁室出口側に向けて湾曲し、第2の入力ポート管20dから弁室に連通する通気路は、同じく弁室手前で弁室出口側に向けて湾曲している。また、両通気路の内径は、弁体20b内の通気路の内径と同径である。弁体20bの弁室から突き出た部分は、段差状に縮径しており、この部分が弁軸部20gとなっている。そして、この弁軸部20gに被嵌して、出力ポート管20fが披着されている。出力ポート管20fが基端側に円環板状のフランジ20iが形成されており、このフランジ20i周縁付近の突起20kが弁筐20aの弁室開口端の周縁内に嵌め込まれている。弁体20bには、弁軸部20gの側面に操作ハンドル20hが突出して設けられており、また、出力ポート管20fの基端側のフランジ20i近傍の側面には操作ハンドル20hが移動できるように開口部20kが形成されている。この操作ハンドル20hを摘まんで弁体20bを回転させることができる。
弁体20b内の通気路が上方に向かって湾曲するような位置に弁体20bを回転させると、弁体20b内の通気路と第2の入力ポート管20dから弁室に連通する通気路とが滑らかに連通する(図8(a)参照)。また、その位置から弁体20bを180度回転させ、弁体20b内の通気路が下方に向かって湾曲する位置とすると、弁体20b内の通気路と第1の入力ポート管20cから弁室に連通する通気路とが滑らかに連通する(図8(b)参照)。
このように、分岐管20を三方弁とすることにより、実施例1で説明した閉塞蓋11が不要となり、利便性がより向上する。
1 車載用清浄装置
2 フード
2a 固定部
2b 前部開閉部
2c 後部開閉部
2d シャッター
2e 太陽電池
3 吸引装置
3a 吸引ファン
3b モータ
3c フィルタ
3d 固定ベース
3e 吸入側ポート
3f 吐出グリル
3g 蓄電池
3h 充電器
3i 駆動回路
3j リモコン
4 ファン連結管
5,20 分岐管
5a 主管
5b 外套管
5c 側管
5d 側管ジョイント
5e 分岐開口
5f フランジ
5g 係止リング
5h 掛止溝
6 ベンド管
6a 取付金具
7 天井ジョイント
7a フランジ
7b 掛止溝
9 吸気口
10 フレキシブル・ホース
10a 継手部
10b 撓曲ホース部
10c 掛止フック
11 閉塞蓋
11c 掛止フック
12 換気蓋
12a 貫通孔
12c 掛止フック
13 スプリング
20 分岐管(三方弁)
20a 弁筐
20b 弁体
20c 第1の入力ポート管
20d 第2の入力ポート管
20e 側管ジョイント
20f 出力ポート管
20g 弁軸部
20h 操作ハンドル
20i フランジ
20j 突起
20k 突起
C 車輌の屋根

Claims (4)

  1. 自動車に設置され、該自動車の車室内の換気及び清掃に用いられる車載用清浄装置であって、
    前記自動車の車室の天井に貫設された排気口に装着された天井ジョイントと、
    前記自動車の天井の室外側に設置され、吸入側ポートから吸引する空気を排気側ポートから外気に向けて排出する吸引ファンと、
    前記天井ジョイントの室外側と前記吸引ファンの吸入側ポートとを接続するファン連結管と、
    前記天井ジョイントの室内側に脱着自在な清掃用フレキシブル・ホースと、を備えたことを特徴とする車載用清浄装置。
  2. 前記天井ジョイントと前記ファン連結管との接続部に介設された分岐管を備え、
    前記分岐管は、前記天井ジョイントと前記ファン連結管とを連通する主管と、前記主管から分岐する側管とを備え、前記側管は、前記清掃用フレキシブル・ホースが脱着自在であることを特徴とする請求項1記載の車載用清浄装置。
  3. 前記天井ジョイントの室内側に脱着自在な閉塞蓋を備え、
    前記分岐管は、
    側面に開口が貫通形成された、前記天井ジョイントと前記ファン連結管との接続部に介設された短円筒管状の前記主管と、
    前記主管の外側に回転自在に密嵌する短円筒管状の外套管と、
    前記外套管の側面にT字状に分岐して接続された前記側管と、を備えたことを特徴とする請求項2記載の車載用清浄装置。
  4. 前記分岐管は、前記主管及び前記側管の代わりに、前記天井ジョイントと前記ファン連結管との接続部に介設された三方弁を備えており、
    前記三方弁の出力側ポートは前記ファン連結管と接続され、
    前記三方弁の一方の入力側ポートは前記天井ジョイントに接続され、
    前記三方弁の他方の入力側ポートには前記清掃用フレキシブル・ホースが脱着自在であることを特徴とする請求項2記載の車載用清浄装置。
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