JPS6246565Y2 - - Google Patents

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JPS6246565Y2
JPS6246565Y2 JP12397582U JP12397582U JPS6246565Y2 JP S6246565 Y2 JPS6246565 Y2 JP S6246565Y2 JP 12397582 U JP12397582 U JP 12397582U JP 12397582 U JP12397582 U JP 12397582U JP S6246565 Y2 JPS6246565 Y2 JP S6246565Y2
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JP
Japan
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floor
seats
engine room
air intake
air conditioning
Prior art date
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JP12397582U
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JPS5927912U (ja
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車両の空調装置、特に複数列の座席
および複数個の空調用吹出口が配設された車室を
有するキヤブオーバタイプの車両の空調装置に関
するものである。
従来、この種空調装置としては例えば第1図に
示されているようなものが知られている。これに
よると、車室1の前方のエンジンルーム2の上部
を覆うフロア3には複数列の座席4,5が車室1
の前後方向に縦列して載置されている。また、運
転席あるいは助手席としての前列の座席4の前方
には空調用の第1吹出口6が設けられている。前
記エンジンルーム2の上部を覆うフロア3と段差
を有し、該フロア3より低く、かつ、エンジンル
ーム後方に位置する後方のフロア10が形成され
ている。前記段差部分には、後列の座席5の下方
であるエンジンルーム上部のフロア3と連なる部
分、つまり該フロア3の後端から垂下し前記後方
のフロア10との間に両フロア3,10と連な
り、エンジンルーム後部を覆う後壁3aが形成さ
れ、該後壁3aには内気取入口7が設けられてい
る。そして、内気取入口7を臨む位置に送風フア
ン8が取り付けられ、内気取入口7は後部座席9
を載置し後壁3aと連なる後方のフロア10の下
方に設けられた通風ダクト11の一端部に位置し
ている。また、後部座席9の下方には通風ダクト
11と連通する開口部11aに設けられた第2吹
出口12が形成され、通風ダクト11内には第2
吹出口12と内気取入口7との間に車室後方の空
調系を構成する例えばヒータコア13がもうけら
れている。こうして、第1吹出口6から車室1に
送られる気流は車室1の上方を流れる一方、車室
の内気は通風ダクト11を介して送風フアン8に
より第2吹出口12から後部座席9に送られる。
なお、図において矢印Aは気流の流れ方向を示し
ている。
しかしながら、このような従来装置によると、
前列座席4の乗員は第1吹出口6からの上昇気流
を当てられ、後部座席9の乗員は第2吹出口12
からの吹出気流を当てられるため一応空調気流の
恩恵に浴されるものの、後列座席5の乗員は前列
座席4により気流を遮られるなどの理由からほと
んど直接的な気流を感じることはない。このた
め、車室1の乗員に万遍なく快適な空調気流を分
配することができないという問題点があつた。ま
た、送風フアン8はフロア3の後壁3aに形成さ
れる内気取入口7を臨む位置に取り付けられ、し
かも車室1に通気孔が明けられたグリルを有する
のみの露出状態で取り付けられているから、送風
フアン8による騒音が直接的に車室1に伝播し乗
員に不快な感じを与えるという問題点もあつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、車室の乗員が全て一様な
空調気流、つまり一様な温度下に置かれ、かつ低
騒音化を図るようにした車両の空調制御装置を提
供することを目的とする。この目的を達成するた
め、この考案はエンジンルーム上部のフロアと、
該フロアと段差を有し、該フロアより低く形成さ
れたエンジンルーム後方に位置する後方のフロア
とを有し、前記段差部分にエンジンルーム上部の
フロア後端から垂下し後方のフロアと連なるエン
ジンルームの後壁が形成され、前記エンジンルー
ム上部のフロアに複数列の座席が配設され、該座
席の前方に空調用の第1吹出口が設けられ、前記
後壁に内気取入口が開口され、前記後方のフロア
に空調用の第2吹出口が開口され、該第2吹出口
と前記内気取入口が通風ダクトで連通されている
とともに、該第2吹出口と前記内気取入口との間
に送風フアンとヒータコアが設けられた車両の空
調装置において、一端部が前記後方のフロアに向
つて垂下し、該フロアとの間に空所を有して延在
し前記内気取入口を覆い、かつ、他端部が前記複
数列に配された座席の下方を前部に向つて延在
し、該複数列の座席の列間に形成される空間部を
臨まされる吸入ダクトを設けた構成となつてい
る。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第2図から第4図まではこの考案の一実施例を
説明する図である。なお、従来例の説明に用いた
構成部位と同一または均等なものについては同一
の符号を付し重複した説明を省略する。
まず構成を説明すると、図において符号14は
吸入ダクトであり、この吸入ダクト14は略L字
状に形成され、一端部である鉛直部14aはフロ
ア3に連なる後壁3aに形成された内気取入口7
を覆つて後方のフロア10に向つて垂下し、該フ
ロア10との間に空気が通過する空所を有して延
在されている。水平部14bはフロア3と略平行
になり、複数列に配された座席の後列の座席下方
を前部に向かつて延在し、該複数列の座席の列間
に形成される空間部に臨まされている。したがつ
て、吸入ダクト14の水平部14bは前列の座席
4と後列の座席5との間に形成される空調部Rを
臨むようになつている。なお、E図において符号
15は座席4,5,9を車体に取り付ける固定部
であり、16は座席の脚部である。
次に、作用を説明すると車室1の前方の第1吹
出口6から吹出された空調気流は前列の座席4に
沿うように上昇して後方に流れると共に、その一
部の気流は前列座席4とフロア3との間を通過し
て前列座席4および後列の座席5の間に形成され
る空間部Rに到達する。これは、吸入ダクト14
の水平部14bが空間部Rに臨まされているため
送風フアン8により気流が吸引されるからであ
る。なお、気流は後列の座席5の上方から降下す
るものや後部座席9側から後列の座席5と吸入ダ
クト14の水平部14bとの間に形成される間隙
Gを通過して流入するものも吸入ダクト14に吸
引されるので、後列の座席5の乗員は前列の座席
4の乗員と同様な快適さを味わえる。一方、後部
座席9の乗員は従来と同様に通風ダクト11を介
して送られる気流に常時当てられるので前列およ
び後列座席4,5の乗員と同様な温度下に置かれ
る。
また、内気取入口7は吸入ダクト14の鉛直部
14aにより覆われるので、この鉛直部14aが
送風フアン8による振動音等の拡散を遮断する。
なお、エンジンルーム上方の座席列は三列以上で
あつても良く、この場合には各列間のそれぞれを
臨むように吸入ダクト14の水平部14bを設け
るようにする。
以上説明したように、この考案によればエンジ
ンルーム上方のフロアに連なる後壁であつて送風
フアンが配設される部位にF吸入ダクトを設けた
ので、エンジンルーム上方に載置される複数列の
座席の乗員およびその後部座席の乗員のすべてが
同様な空調温度下に置かれるようになる。また、
吸入ダクトの一端部により送風フアンを覆うので
騒音が低減され車室の快適さが一段と向上する。
また、従来装置に大幅な変更を加えることもなく
簡単な構成の吸入ダクトを設けるだけで済むから
コストアツプを招来させない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両の空調装置を説明する要部
断面図、第2図はこの考案の一実施例を説明する
第1図と同様な断面図、第3図はエンジンルーム
上方の後列座席の後方から見た要部を説明する斜
視図、第4図は後列座席近傍の要部を説明する断
面図である。 1……車室、2……エンジンルーム、3……フ
ロア、3a……後壁、4……前列の座席、5……
後列の座席、6……第1吹出口、7……内気取入
口、8……送風フアン、10……後方のフロア、
11……通風ダクト、12……第2吹出口、14
……吸入ダクト、R……空間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンルーム上部のフロアと、該フロアと段
    差を有し、該フロアより低く形成されたエンジン
    ルーム後方に位置する後方のフロアとを有し、前
    記段差部分にエンジンルーム上部のフロア後端か
    ら垂下し後方のフロアと連なるエンジンルームの
    後壁が形成され、前記エンジンルーム上部のフロ
    アに複数列の座席が配設され、該座席の前方に空
    調用の第1吹出口が設けられ、前記後壁に内気取
    入口が開口され、前記後方のフロアに空調用の第
    2吹出口が開口され、該第2吹出口と前記内気取
    入口が通風ダクトで連通されているとともに、該
    第2吹出口と前記内気取入口との間に送風フアン
    とヒータコアが設けられた車両の空調装置におい
    て、一端部が前記後方のフロアに向つて垂下し、
    該フロアとの間に空所を有して延在し前記内気取
    入口を覆い、かつ、他端部が前記複数列に配され
    た座席の下方を前部に向つて延在し、該複数列の
    座席の列間に形成される空間部に臨まされる吸入
    ダクトを設けたことを特徴とする車両の空調装
    置。
JP12397582U 1982-08-18 1982-08-18 車両の空調装置 Granted JPS5927912U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12397582U JPS5927912U (ja) 1982-08-18 1982-08-18 車両の空調装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12397582U JPS5927912U (ja) 1982-08-18 1982-08-18 車両の空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5927912U JPS5927912U (ja) 1984-02-21
JPS6246565Y2 true JPS6246565Y2 (ja) 1987-12-17

Family

ID=30282784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12397582U Granted JPS5927912U (ja) 1982-08-18 1982-08-18 車両の空調装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS632720A (ja) * 1986-06-24 1988-01-07 Mazda Motor Corp 自動車用空調装置
KR100405485B1 (ko) * 2001-10-30 2003-11-14 현대자동차주식회사 버스용 히터의 공기유입 구조
DE112017002640T5 (de) * 2016-05-26 2019-03-28 Denso Corporation Klimaanlage für ein fahrzeug

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JPS5927912U (ja) 1984-02-21

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