JP3829277B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、送風機とともに冷却用熱交換器および加熱用熱交換器を1つのユニットケース内に収納するようにしたブロワ一体型の車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の車両用空調装置として、特開平8−282245号公報や特開平10−58939号公報などが知られている。前者の空調装置は、空調ケース内に下降通路とこの下降通路の下端に連通された上昇通路とを画成し、下降通路に、送風機と、この送風機の下方に配された冷却用熱交換器とを設け、上昇通路に、冷却用熱交換器に並設された加熱用熱交換器と、この加熱用熱交換器を迂回するバイパス通路と、加熱用熱交換器とバイパス通路との通気量を調節するミックスドアと、加熱用熱交換器とバイパス通路との上方に設けられたモードドアによって開閉される吹出口とを設けるようにしたもので、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを横置きにし、加熱用熱交換器を冷却用熱交換器に対して水平方向(車両の前後方向)で重なるように配置し、バイパス通路を加熱用熱交換器の水平方向(前後方向)のさらに外側(車室側)に設けるようにしたものである。
【0003】
また、後者の空調装置は、ユニットケース内にエバポレータと、ヒータコアと、エバポレータで冷却された空気をヒータコア側とバイパス通路側とに分岐させるドアとを収納し、上部から取り入れた空気を下部のUターン通路でUターンさせ、ユニットケースの上部に設けられた吹出口から調和空気を車室内に供給するようにしたもので、エバポレータとヒータコアとを横置きにし、かつ上下方向にその一部が重なるように配置し、またバイパス通路を通過した空気流を直線的に上方に向って吹き上がるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の構成においては、加熱用熱交換器が冷却用熱交換器に対して水平方向で重なるように配置され、バイパス通路が加熱用熱交換器のさらに外側に設けられる構成となっているので、冷風通路の走路が長くなり、バイパス通路を確保するために水平方向でスペースを大きくとる必要があり、空調ユニットの水平方向での寸法を小さくしにくいものであった。
【0005】
また、後者の構成においては、エバポレータとヒータコアとが上下方向に重なって配置されているので、上下方向でスペースを大きくとる必要があり、空調ユニットの上下方向での寸法を小さくしにくい不都合がある。
【0006】
そこで、この発明においては、ユニットの水平方向及び上下方向での寸法の増大を抑えて空調ユニットの小型化を図ることができる車両用空調装置を提供することを主たる課題としている。
【0007】
また、ユニットの小型化を図る上述の構成を前提とした上で、昨今の車両の利便性のニーズから運転席側と助手席側との間の人の移動、即ち、ウォークスルーを容易にする構成が要求されると共に、車室内の快適性を向上させるために、前席用の空調ユニットからリアフットダクトを介して温風を後席の足元まで導くようにする構成が要求されてきている。このため、従来においては、リアフットダクトを空調ユニットの車室側に向けられた側面下部の吹出口に接続し、車両のフロアを這わせて後席までもっていく構成が一般的であった。
【0008】
しかしながら、ウォークスルーを可能とする車両においては、空調ユニットの車室側に向けられる側面下部にリアフットダクトを接続すると、運転席側と助手席側との間に十分な通路を確保しにくくなり、移動しにくくなるという不都合がでてくる。そこで、この点を避けるために、空調ユニットの左右両側面にリアフットダクトを接続し、このダクトを運転席側と助手席側の両側のフロアで後方へ引き回すことも考えられるが、このような構成においては、左右別々のダクトが必要となり、コストダウンの要請に反することになる。また、車幅の狭い車両においては、運転席側に配されるダクトによって、ドライバの足元に十分なスペースを確保することができなくなることが懸念される。
【0009】
そこで、この発明においては、前述した課題に加え、ウォークスルーを容易にすると共にドライバの足元スペースを阻害することがない車両用空調装置を提供することをも課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、この発明にかかる車両用空調装置は、送風機と、空気を冷却する冷却用熱交換器と、前記冷却用熱交換器よりも下流側に配された加熱用熱交換器と、前記加熱用熱交換器を通過する空気とバイパスする空気との割合を調節するエアミックスドアとを1つのユニットケース内に収納し、前記ユニットケースの上部から導入された空気を前記ユニットケースの下部で後方側へUターンさせて上方へ導くようにしている車両用空調装置において、前記冷却用熱交換器を前記送風機の下方でほぼ水平に配置して、前記送風機から送られる空気を上方から下方へ通過させるようにし、前記加熱用熱交換器を前記冷却用熱交換器の後方で傾斜させて配置して、前記Uターンした空気を前方側から後方側へ斜めに通過させるようにし、 前記冷却用熱交換器と前記加熱用熱交換器を前記ユニットケースの前後方向に一部が重なるように配置し、前記加熱用熱交換器を通過した空気とバイパスした空気とが混合するエアミックス領域を前記加熱用熱交換器の後方に形成したことを特徴としている(請求項1)。
【0011】
したがって、加熱用熱交換器を冷却用熱交換器の後方に斜めに傾斜させて配置するようにしたので、バイパス通路が加熱用熱交換器の後方に形成される場合にあっても、このバイパス通路の走路を短くすることができ、また、前後方向にユニットケースの寸法を短くすることが可能となる。しかも、加熱用熱交換器と冷却用熱交換器とを上下に重ねて配置する必要がないので、上下方向の寸法も短くすることも可能となる。
【0012】
さらに、ユニットケースの上部から導入された空気は、送風機から下方へ送られてほぼ水平に配された冷却用熱交換器を通過し、Uターンした後に冷却用熱交換器の後方で傾斜させた加熱用熱交換器を前方から後方にかけて斜めに上昇するように通過するので、加熱用熱交換器の下流側でこの加熱用熱交換器を通過した空気とバイパスした空気とが混合するエアミックス領域を比較的上流側(ユニットケースの下側)に形成することが可能となる。
【0013】
ここで、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器は、ユニットケースの前後方向にその一部が重なるように配置されているので、加熱用熱交換器の下流側での良好なエアミックスを確保しつつ、空調ユニットの上下方向の寸法の縮小化を図ることができる。
【0014】
また、加熱用熱交換器を通過した空気とバイパスした空気とが混合するエアミックス領域を、前記加熱用熱交換器の後方に形成したので、エアミックス領域をできるだけ上流側(ユニットケースの下側)に形成することで、ユニットケースの上下方向の寸法を一層縮小化することが可能となる。
【0015】
さらに、エンジンルーム側への配管の引き回しを抑えるために、冷却用熱交換器の前方側にブロック型膨張弁を直付けし、エンジンルーム内に敷設される配管を膨張弁に直接接続することが好ましい(請求項2)。
【0016】
また、前後方向の寸法の縮小化を図りつつ、必要とする冷房能力を確保するために、冷却用熱交換器を、前後方向の寸法よりも横巾方向の寸法を大きくするとよい(請求項3)。
【0017】
さらにまた、運転席側において、運転手の足の動きに支障をきたさないようにするため、ユニットケースの運転席側に向けられる側面の下部を助手席側へ凹ませることが好ましい(請求項4)。
【0018】
ところで、このような空調装置において、ウォークスルーを可能にすると共に、ユニットケースを前席前方の中央部に配してユニット内で形成された空調風を後席側へ導く場合においては、加熱用熱交換器よりも下流側であり、かつユニットケースの助手席側側面に形成された後席用の吹出口からのみ後席側へ供給する空調風を取り出すようにするとよい(請求項5)。
【0019】
この場合、後席用の吹出口は、乗員の足元の邪魔にならないように、前席用のフット吹出口よりも前方に位置させることが好ましい(請求項6)。また、効率よく暖房を行うために、後席用の吹出口から送出される空気の一部を送風機の吸い込み口へ供給可能にする還流手段を備えるとよい(請求項7)。さらに、後席用の吹出口にリアダクトを接続する場合には、このリアダクトを、車両前方よりフロアマットの下へ導き、助手席側フロントシートのスライドレールより前方で運転席側後席と助手席側後席へ空調風を分岐させるように引き回すとよい(請求項8)。また、後席用の吹出口は、ユニットケースに取り付けられるインテークボックス、配管カバー、フィルタカバー、及びエバポレータカバーの少なくとも1つの部品と一体に形成され、又は、ユニットケースと一体に形成された吹出口構成部材によって構成することが製造工数や部品点数を削減する上で好ましい(請求項9)。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面により説明する。図1及び図2において、車両のセンターコンソール部に搭載されるセンター置きタイプの空調ユニット1が示されている。この空調ユニット1は、図中の左方に設けられるエンジンルームと車室とを区画する仕切板2よりも車室側に配されているもので、1つのユニットケース3内に、送風機4、冷却用熱交換器としてのエバポレータ5、及び加熱用熱交換器としてのヒータコア6、エアミックスドア20などが収納されている。
【0021】
ユニットケース3は、2つのケース部材、この構成例においては、縦割りに分割された左右のケース部材3a,3bをネジ止めなどの手段によって対面接合して構成されているもので、このユニットケース3内には、中程において下方へ延びる隔壁7が形成され、この隔壁7によって上部から導入される空気を下端部でUターンさせるU字状通路8が形成されている。
【0022】
このU字状通路8は、ユニットケース3の前方側(エンジンルーム側)に設けられた下降通路8aと後方側(車室側)に設けられた上昇通路8bと、ユニットケースの下端部において下降通路と上昇通路とを連通させる連通路8cとを有して形成されているもので、ユニットケース3の上部から導入された空気を下端部で後方側へUターンさせて上方へ導くようになっている。
【0023】
下降通路の上部には、モータ9によって回転駆動される遠心式多羽翼ファンなどからなる送風機4が収納されている。この例において、送風機4は、モータ9が運転席側に配置されて回転軸が車幅方向に向けて取り付けられているもので、吸い込み口4aがユニットケース3の助手席側側面に設けられたインテークボックス10に対峙して設けられており、インテークドア11によって開度調節される外気導入口12または内気導入口13から所望の割合で導入された空気を吸引し、下降通路8aの下方へ圧送するようになっている。
【0024】
エバポレータ5は、下降通路8aの送風機4の下流側となる下方に配置されているもので、通風路が上下方向を向くように略水平に配置され、送風機4から送られる空気を上方から下方へ通過させるようにしている。このエバポレータ5は、冷凍サイクルの一部を構成するもので、仕切板2と対峙するユニットケース3の側面から脱着できるようになっており、挿入基端部にブロック型膨張弁15がエンジンルーム側に臨むように直付けされている。そして、このブロック膨張弁に対してエンジンルーム内に敷設された冷凍サイクルの冷媒配管16が直接接続されている。また、このエバポレータ5は、前後方向の寸法よりも左右方向(車幅方向)の寸法が大きく形成されている。
【0025】
また、ヒータコア6は、隔壁7を挟んでエバポレータ5の後方側(車室側)下方に位置する上昇通路8bに配置されているもので、このヒータコア6のさらに後方側(車室側)にはヒータコア6をバイパスするバイパス通路17が上昇通路8bの一部として形成されている。このヒータコア6は、エンジンの冷却系に組み込まれてエンジン冷却水が循環されるようになっているもので、エバポレータ5の後方で通風路が前方から後方にかけて斜めに上向くように傾斜して配置されているもので、エバポレータ5を通過してUターンした空気を前方側から後方側へ向って斜めに通過させるようにしている。より具体的には、ヒータコア6の下端をエバポレータ5の下端にほぼ一致させると共に、ヒータコア6の上部をエバポレータ5にもたれ掛かるように前方側に傾斜させて、エバポレータ5とヒータコア6とが、ユニットケース3の前後方向で一部が重なるように配置されている。このヒータコア6は、ユニットケース3の助手席側側面から装着されるようになっており、その助手席側側面から出入口部が形成されたヘッダ部分を突出させ、このヘッダ部分の出入口部に接続されるヒータ配管18をエンジンルーム側へ引き出すようにしている。
【0026】
ヒータコア6の下方には、このヒータコア6を通過させる空気とバイパス通路17を通過させる空気との割合を調整するエアミックスドア20が配置されている。また、ヒータコア6の下流側には、このヒータコア6を通過した空気をバイパス通路側に向けて下方へ案内するためのガイド壁21が形成され、ヒータコア6を傾斜させて配置したことに加え、このガイド壁21を形成したことにより、ヒータコア6の後方にこのヒータコア6を通過した空気とバイパス通路17を通過した冷風とを混合させるエアミックス領域Aが形成されている。
【0027】
尚、図2においては、空調ユニットをオートマチック車の右ハンドル車に搭載した状態が示され、図2(b)において、22は運転席側の足元に配されたアクセルベダル、23はブレーキペダル、24はセンタコンソール近傍に配されたフットレスト、25は足踏み式パーキングブレーキである。また、上述した空調ユニットの構成例においては、ユニットケース3の運転席側側面の下部を鉛直面に対して助手席側へ傾斜させるように凹ませ(図1(b),図2(a)のCで示す凹み部分を形成し)、運転手がパーキングブレーキ25からフットレスト24へ足を移す時などにおいてユニットケース3が邪魔にならないようにしている。
【0028】
そして、ヒータコア6及びバイパス通路17を通過した空気は、上昇通路8bに連通されたベント吹出口26(センタベント吹出口26a、サイドベント吹出口26b)、デフロスト吹出口27、フット吹出口28へ供給されるようになっている。ベント吹出口26は、上昇通路8bの上部に形成されて、図3に示されるように、ベントダクト30を介してインストルメントパネル31に設けられた吹出グリルから乗員の上半身に向けて空調風を供給するようになっており、デフロスト吹出口27は、上昇通路8bのベント吹出口26よりも前方側の上部に形成されて、デフロストダクト32を介してインストルメントパネル31の上部又は側部に形成された吹出グリルからフロントガラス33やサイドガラスの内面に向けて空調風を供給するようになっている。また、フット吹出口28は、前記ヒータコア6の後方に形成されたガイド壁21と、このガイド壁21よりも下流側に位置し、ユニットケース3の中程に形成された隔壁7の送風機4が収納されている部分から延設された延設壁34との間に形成されているもので、ユニットケース3の運転席側側面と助手席側側面との両側に形成され、前席側の乗員の足元に向って空調風を供給するようになっている。
【0029】
ここで、フット吹出口28は、ヒータコア6及びバイパス通路17の上方に設けられたフットドア35により開閉されるようになっており、ベント吹出口26とデフロスト吹出口27とはフットドア35よりも下流側に配置されたベントデフドア36によって開閉されるようになっている。これらモードドア(フットドア35、ベントデフドア36)は、図示しないアクチュエータやリンク機構などを用いて、所望の吹出モードが得られるように個別に駆動し又は連動するようになっている。
【0030】
尚、40は、ユニットケースの下端部に設けられてエバポレータから生じる凝縮水をエンジンルーム側へ排出するためのドレンパイプである。また、41は、インテークボックス10のインテークドア11よりも下流側において下方から脱着可能に挿着されたフィルタである。
【0031】
上述の構成において、インテークボックス10を介して導入された空気は、送風機4から下降通路8aを介してエバポレータ5へ送られ、ここを通過した後に連通路8cを通って後方側へUターンし、エアミックスドア20の開度に応じて、ヒータコア6のみを通過する状態、ヒータコア6を通過する空気とバイパス通路17を通過する空気とに分離して流れる状態、又はバイパス通路17のみを通過する状態となる。そして、ヒータコア6を通過する空気とバイパスする空気とに分離される場合においては、ヒータコア6を通過した空気がバイパス通路17を通過した空気と、ヒータコア6の後方のエアミックス領域Aで混合され、しかる後に吹出モードに応じて開放された吹出口から車室へ吹き出されるようになる。
【0032】
したがって、上述のような構成においては、エバポレータ5が略水平方向に配されると共に、その後方でヒータコア6が傾斜して配されているので、ユニットケース3の前後方向の寸法の短縮化が図られると共に、エバポレータ5とヒータコア6とが前後方向でその一部分が重なるように配置されると共に、上下方向に重ならないように配置されているので、ユニットケース3の上下方向の寸法の短縮化も図られることとなる。
【0033】
さらに、ヒータコア6が傾斜して配置されていることから、ヒータコア6を水平に配置した場合に比べてエアミックス領域Aを下方へずらすことができるようになり、特に、この構成例においては、ヒータコア6の後方にエアミックス領域Aを形成するようにしたので、この点からもユニットケース3の上下方向の寸法を短縮化することが可能となる。また、エバポレータ6の左右方向(車幅方向)の寸法が、前後方向の寸法よりも大きく形成されているので、ユニットケースの前後方向の寸法の短縮化を図りつつ、冷却能力を確保することが可能となる。
【0034】
以上の構成は、車両前方に配される空調ユニット1を前席用としてのみ用いる場合を想定した構成であるが、ユニットケース内で形成された空調空気を後席側にも供給できるような構成としてもよく、例えば、ユニットケース3に後席用の吹出口としてのリアフット吹出口を設け、このリアフット吹出口から温風を後席側の足元へ供給するようにしてもよい。
【0035】
図4において、そのような構成例が示されており、この構成においては、リアフット吹出口42がフット吹出口28よりも前方側の位置に形成されている点で図1乃至図2の構成と異なっている。即ち、図1(a)で示されるユニットケース3内のヒータコア6の前方側において、送風機4からエバポレータ5への移行部分を形成する隔壁7との間に形成された空間によってエアミックス領域Aを通過した空気をユニットケース3の助手席側側面へ導くリア用通路43を形成し、図5にも示されるように、ヒータコア6を通過した空気を、フット吹出口28から取り出すことができるようにすると共に、リア用通路43を介して助手席側へ導き、図4に示す前記リアフット吹出口42からも取り出すことができるようにしている。
【0036】
このリアフット吹出口42は、ユニットケース3の助手席側側面にのみ形成されているもので、例えば、図4(b)に示されるように、インテークボックス10と一体に成形された吹出口構成部材44を、ユニットケース3にインテークボックス10を装着する際に、ユニットケース3の送風機4の収納部分とエバポレータ6の収納部分との間に側方から同時に組み付けるようにしている。特に、この例においては、ヒータコア6に接続されるヒータ配管18を覆うように吹出口構成部材44が取り付けられており、リア用通路43を通る空気がヒータ配管18に接触することができるようになっている。
【0037】
また、この例においては、図4(b)に示されるように、ユニットケース3のインテークボックス10を取り付ける箇所の下側壁部にリア用通路43と送風機4の吸い込み口4aとを連通する切欠き19を設け、この切欠き19により、リア用通路43を介してリアフット吹出口から送出される空気の一部を送風機4の吸い込み口4aへ供給する還流手段が形成されている(図5のBで示す流れ)。
【0038】
そして、この助手席側に形成されたリアフット吹出口42に、図6に示されるようなリアフットダクト45が接続されている。このリアフットダクト45は、一端側にリアフット吹出口42と接続する接続部45aが形成され、他端側に二股に分岐して開放された吹出部45bが形成されているもので、リアフット吹出口42に接続される接続部45aから下方へ延びて助手席側の図示しないフロアマットの下へ導かれ、このフロアマットの下を後方へ引き延ばされるようになっている。より具体的には、図7に示されるように、助手席側前方から後方へ引き延ばされたリアフットダクト45は、助手席側のフロント座席46のスライドレール47よりも前方で二股に分岐され、分岐された一方が運転席側のフロント座席48の下を通って運転席側後方へ導かれ、分岐された他方が助手席側のフロント座席46の下を通って助手席側後方へ導かれるようになっている。
【0039】
したがって、このような構成においては、リアフット吹出口42が助手席側側面にのみ形成されてここにリアフットダクト45が接続され、助手席側の床をスライドレール47の近くまで這わすようにしたので、運転席側の足元の障害となることが無くなる。即ち、昨今のオートマチックの右ハンドル車においては、運転席側において、前記図2(a)に示されるように、フットレスト24や足踏み式のパーキングブレーキ25がセンタコンソール近傍に配されるので、運転席側にもリアフットダクト45が配される場合には、リアフットダクト45をフットレスト24や足踏み式のパーキングブレーキ25を避けるように床に這わさなければならなくなり、運転席側の足元に十分なスペースを確保することができなくなる。この点、上記構成例のように助手席側のみにリアフットダクト45を配設する場合においては、そのような不都合がなくなり、また、運転席と助手席との間での移動(ウォークスルー)の妨げになることが少なくなる。しかも、リアフットダクト45を左右に取り付ける必要がなくなるので、ダクト数の削減を図ることが可能となり、コストダウンの点で有利となる。
【0040】
さらに、ユニットケース3の側面に形成されるリアフット吹出口42を、フット吹出口28よりも前方側の位置に形成するようにしたので、助手席側の足元スペースを広く取ることができ、助手席に座る人の足がリアフットダクト45に当たることを避けることができる。また、この例においては、リアフット吹出口42をヒータ配管18を覆うように形成し、ここから吹き出す空気をヒータ配管18に接触させるようにしたので、リア側の足元に供給される空気をさらに加熱させることができるようになる。しかも、リア用通路43を介して送出する空気の一部を送風機4の吸い込み口4aへ戻すようにしたので、ユニットケース内で暖められた空気を再度吸い込み、再びヒータコアを通すことで吹出し温度の速やかな上昇を図ることができるようになる。
【0041】
尚、上述の構成においては、リアフット吹出口42を構成する吹出口構成部材44をインテークボッスク10と一体に成形した例を示したが、図8に示されるように、ヒータ配管18を覆う配管カバー50と一体に形成するようにしても、図9に示されるように、インテークボックス10に取り付けられるフィルタ41を覆うフィルタカバー51と一体に形成するようにしても、図10に示されるように、エバポレータ6を覆うエバポレータカバー52と一体に形成するようにしてもよい。また、ユニットケース3を、左右に2分割されたケース部材53a、53bにより構成されるアッパケース53とこのアッパケース53に組み付けられる碗状のロアケース54とによって構成し、このロアケース54に対して吹出口構成部材44をヒータ配管18を覆うカバーと共に一体に形成するようにしてもよい。このような構成とすることで、成形金型の入れ子の有る無しによってリア吹出口を開けたり塞いだりすることが容易に行うことが可能となる。
【0042】
また、上述の構成においては、リア用通路43から送風機4の吸い込み口4aへ循環するための切欠き19をユニットケース側に形成するようにしたが、インテークボックス10側に形成するようにしてもよい。さらに、上述の構成においては、後席用の吹出口としてのリアフット吹出口42をユニットケース3の助手席側側面に形成する場合について説明したが、リアベント用の吹出口などを形成して後席側へ空調空気を供給するような構成においても、助手席側側面からダクトを引き回して後席側へ導くようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、ユニットケースの上部から導入された空気を下部で後方側へUターンさせて上方へ導くようにしている車両用空調装置において、冷却用熱交換器を送風機の下方でほぼ水平に配置することで、送風機から送られる空気を上方から下方へ通過させるようにし、加熱用熱交換器を冷却用熱交換器の後方で傾斜させて配置することで、Uターンした空気を前方側から後方側へ斜めに通過させるようにしたので、前後方向にも上下方向にも寸法の短縮化を図ることが可能となり、空調ユニットを小型にすることができる。
【0044】
特に、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器とを、ユニットケースの前後方向に一部が重なるように配置する構成としたので、加熱用熱交換器の下流側での良好なエアミックスを確保しつつ、空調ユニットの上下方向の寸法の縮小化を図ることが可能となり、また、加熱用熱交換器を通過した空気とバイパスした空気とが混合するエアミックス領域を、加熱用熱交換器の後方に形成したので、上下方向の寸法の縮小化を一層図りやすいものとなる。
【0045】
また、冷却用熱交換器の前方側にブロック型膨張弁を直付けし、エンジンルーム内に敷設される配管を膨張弁に直接接続するようにすれば、配管の引き回しを避けることが可能となり、パイプレスの冷却用熱交換器の採用が可能となり、コストの削減を図ることが可能となる。
【0046】
さらに、冷却用熱交換器を前後方向の寸法よりも横巾方向の寸法を大きくすることで、冷房能力を確保しつつ前後方向の寸法の短縮化を図ることが可能となり、ユニットケースの運転席側の側面の下部を助手席側へ凹ませることで、運転手のつま先がユニットケースに引っかかるのを防止することが可能となる。
【0047】
そして、上述の構成を前提として、加熱用熱交換器よりも下流側であり、かつユニットケースの助手席側側面に形成された後席用の吹出口からのみ後席側へ供給する空調風を取り出すようにすることで、運転席側と助手席側との間のウォークスルーを容易にすると共にドライバの足元スペースを阻害することのない空調装置を提供することが可能となる。
【0048】
この場合、後席用の吹出口を、前席用のフット吹出口よりも前方に位置させることで、助手席の足元スペースを広くとることが可能となり、助手席に座る人の足がダクトに当らないようにすることが可能となる。
【0049】
また、後席用の吹出口にリアダクトを接続する場合には、このリアダクトを、車両前方よりフロアマットの下へ引き回し、助手席側フロントシートのスライドレールより前方で運転席側後席と助手席側後席へ空調風を分岐させるようにすることで、後席側への配風を可能にし、また、後席用の吹出口を、ユニットケースに取り付けられるインテークボックス、配管カバー、フィルタカバー、及びエバポレータカバーの少なくとも1つの部品、又は、ユニットケースと一体に形成された吹出口構成部材によって構成することで、製造工数や部品点数の削減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる車両用空調装置を示す断面図であり、図1
(a)は、前後方向に沿って切断した断面図、図1(b)は、図1(a)のα−α線で切断した断面図である。
【図2】図2は、図1に示す車両用空調装置の斜視図であり、図2(a)は運転席側から見た斜視図、図2(b)は助手席側から見た斜視図である。
【図3】図3は、本発明にかかる車両用空調装置を車両に搭載した状態の概略を示す図である。
【図4】図4は、後席用の吹出口としてのリアフット吹出口を有する車両用空調装置を示す斜視図であり、図4(a)はユニットケースの助手席側側面にリアフット吹出口が設けられている状態を示す斜視図であり、図4(b)はリアフット吹出口を構成する吹出口構成部材をインテークボックスに一体に設けて取り付ける状態を示す斜視図である。
【図5】図5は、空調風がフット吹出口及びリアフット吹出口から送出される状態と、リアフット吹出口から送出される空気の一部が送風機の吸い込み口に供給される状態とを示す図である。
【図6】図6は、リアフット吹出口にリアフットダクトを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図7】図7は、空調ユニットに接続されたリアフットダクトと座席との関係を示す斜視図である。
【図8】図8は、リアフット吹出口を構成する吹出口構成部材をヒータ配管を覆う配管カバーと一体に形成してユニットケースに取り付ける状態を示す斜視図である。
【図9】図9は、リアフット吹出口を構成する吹出口構成部材をインテークボックスに取り付けられるフィルタを覆うフィルタカバーと一体に形成してユニットケースに取り付ける状態を示す斜視図である。
【図10】図10は、リアフット吹出口を構成する吹出口構成部材をエバポレータを覆うエバポレータカバーと一体に形成してユニットケースに取り付ける状態を示す斜視図である。
【図11】図11は、リアフット吹出口を構成する吹出口構成部材をユニットケースを構成するロアケースに一体に形成してユニットケースに取り付ける状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1空調ユニット
3ユニットケース
4送風機
5エバポレータ
6ヒータコア
10インテークボックス
15ブロック型膨張弁
16冷媒配管
19切欠き
20エアミックスドア
28フット吹出口
41フィルタ
42リアフット吹出口
45リアフットダクト
44吹出口構成部材
50配管カバー
51フィルタカバー
52エバポレータカバー
54ロアケース
Aエアミックス領域
C凹み部分
Claims (9)
- 送風機と、空気を冷却する冷却用熱交換器と、前記冷却用熱交換器よりも下流側に配された加熱用熱交換器と、前記加熱用熱交換器を通過する空気とバイパスする空気との割合を調節するエアミックスドアとを1つのユニットケース内に収納し、前記ユニットケースの上部から導入された空気を前記ユニットケースの下部で後方側へUターンさせて上方へ導き、吹出口から送出するようにしている車両用空調装置において、
前記冷却用熱交換器を前記送風機の下方でほぼ水平に配置して、前記送風機から送られる空気を上方から下方へ向って通過させ、前記加熱用熱交換器を前記冷却用熱交換器の後方で傾斜させて配置して、前記Uターンした空気を前方側から後方側へ向って斜めに通過させるようにし、
前記冷却用熱交換器と前記加熱用熱交換器を前記ユニットケースの前後方向に一部が重なるように配置し、
前記加熱用熱交換器を通過した空気とバイパスした空気とが混合するエアミックス領域を前記加熱用熱交換器の後方に形成した
ことを特徴とする車両用空調装置。 - 前記冷却用熱交換器の前方側にブロック型膨張弁が直付けされ、エンジンルーム内に敷設される配管が前記膨張弁に直接接続されることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 前記冷却用熱交換器は、前後方向の寸法よりも左右方向の寸法が大きくなっていることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 前記ユニットケースの運転席側側面の下部を助手席側へ凹ませたことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 前記ユニットケースは、前席前方の中央部に搭載されるものであり、後席用の吹出口を前記加熱用熱交換器の下流側でかつ前記ユニットケースの助手席側側面にのみ形成し、この後席用の吹出口から後席側へ供給する空調風を取り出すようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 前記ユニットケースの側面には前記加熱用熱交換器の下流側において前席用のフット吹出口が形成されており、前記後席用の吹出口は、前記フット吹出口よりも前方側に形成されていることを特徴とする請求項5記載の車両用空調装置
- 前記後席用の吹出口から送出される空気の一部を前記送風機の吸い込み口へ供給可能にする還流手段を備えることを特徴とする請求項5記載の車両用空調装置。
- 前記後席用の吹出口にリアダクトを接続し、このリアダクトを、車両前方よりフロアマットの下へ導き、助手席側フロントシートのスライドレールよりも前方で運転席側後席と助手席側後席とに分岐させるように引き回したことを特徴とする請求項5記載の車両用空調装置。
- 前記後席用の吹出口は、前記ユニットケースに取り付けられるインテークボックス、配管カバー、フィルタカバー、及びエバポレータカバーの少なくとも1つの部品と一体に形成され、又は、前記ユニットケースと一体に形成された吹出口構成部材によって構成されるものであることを特徴とする請求項5記載の車両用空調装置。
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