JP2006036032A - 自動車用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通風抵抗を抑えつつ加熱用熱交換器からの温風を車室後席に向けて流通できる自動車用空調装置の提供を図る。
【解決手段】温風通路12の途中のヒータコア7の下流側に、開閉ドア42付きの後席用吹出通路41を接続した。そのため、温風通路12を流れる温風をエアミックスチャンバ14をショートカットしてそのまま後席用吹出通路41に流すことができる。これにより、通風抵抗を抑えつつ後席に温風を流させるようになる。しかも、後席用吹出通路41の入口41aは、ヒータコア7の通風面の直交方向Yからの投影面において温風通路入口12aとは干渉しない位置で且つ温風通路入口12aを挟んでエアミックスチャンバ14とは逆側にある。そのため、後席用吹出通路41を開とした際に、温風通路12を流れる温風が、後席用吹出通路41ばかりに偏って流れることを防止できる。
【選択図】図5

Description

本発明は自動車用空調装置に関する。
従来の自動車用空調装置には、例えば特許文献1に開示されるようなものがある。この自動車用空調装置は、加熱用熱交換器が配置され加熱用熱交換器で温められた温風を流す温風通路と、加熱用熱交換器をバイパスさせて冷風を流すバイパス通路と、温風通路とバイパス通路との風量割合を調節するエアミックスドアと、温風通路とバイパス通路との合流部に設けられて温風と冷風とを混合するエアミックスチャンバと、エアミックスチャンバから分岐されて車室前席に向かう1以上の前席用吹出通路と、を備えた自動車用空調装置が開示されている。
また、特許文献2では、前席用吹出通路(23)から車室後席に向かう後席用吹出通路(240)を分岐した例が記載されている。この場合、車室後席にも温風を吹き出せるため車室後席の暖房性を向上できる。
特開平6−74679号公報 特開平10−114209号公報 特開2000−105091号公報
しかしながら前記従来技術では、ヒータコア(13)で温められた温風は、ヒータコア(13)→温風通路(18)→エアミックスチャンバ(19)→前席用吹出通路(23)→後席用吹出通路(240)→後席という順で迷路状に流通することとなる。そのため、温風を後席に吹き出すには通風抵抗が高くなり、通風量を確保しずらく、流通音が大きくなるなどの問題が生じる。なおここまでの説明においてカッコ内の符号番号は特許文献2の符号番号に従う。
本発明は、上記事情を考慮し、通風抵抗を抑えつつ加熱用熱交換器からの温風を車室後席に向けて流通できる自動車用空調装置の提供である。
請求項1の発明は、加熱用熱交換器を迂回する冷風を流すバイパス通路と、前記加熱用熱交換器が配置され前記加熱用熱交換器を通風する風を流すとともに前記加熱用熱交換器よりも下流側が前記バイパス通路に向けて湾曲形成された温風通路と、前記バイパス通路を流通する冷風および前記温風通路を流通する温風の流量を制御するエアミックスドアと、これらバイパス通路と温風通路との合流位置で温風と冷風とを混合するエアミックスチャンバと、前記エアミックスチャンバから分岐されて車室前席に向かう1以上の前席用吹出通路と、を備え、前記バイパス通路からの冷風と前記温風通路からの温風とをエアミックスチャンバで混合して所定温度の空調風として、この空調風を車室内に吹き出す自動車用空調装置であって、
前記温風通路の途中の前記加熱用熱交換器より下流側から分岐されて車室後席に向かう後席用吹出通路と、前記後席用吹出通路を開閉する開閉ドアと、を備え、
前記後席用吹出通路の入口は、前記加熱用熱交換器の通風面に対して直交する方向に沿う投影面において前記温風通路の入口とは干渉しない位置で且つ前記温風通路の入口を挟んで前記エアミックスチャンバとは逆側の位置にあることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の自動車用空調装置であって、前記加熱用熱交換器を通風した温風をバイパス通路側に向けてガイドする温風ガイド壁は、前記加熱用熱交換器の下流側で該加熱用熱交換器の通風後面とほぼ平行に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の自動車用空調装置であって、前記加熱用熱交換器は、複数のパスに区画されており、前記加熱用熱交換器の温媒上流側のパスが前記エアミックスチャンバ側に位置し、且つ、前記加熱用熱交換器の温媒下流側のパスが前記後席用吹出通路の入口側に位置していることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、加熱用熱交換器を迂回する冷風を流すバイパス通路と、前記加熱用熱交換器が配置され前記加熱用熱交換器を通風する風を流すとともに前記加熱用熱交換器よりも下流側が前記バイパス通路に向けて湾曲形成された温風通路と、前記バイパス通路を流通する冷風および前記温風通路を流通する温風の流量を制御するエアミックスドアと、これらバイパス通路と温風通路との合流位置で温風と冷風とを混合するエアミックスチャンバと、前記エアミックスチャンバから分岐されて車室前席に向かう1以上の前席用吹出通路と、を備え、前記バイパス通路からの冷風と前記温風通路からの温風とをエアミックスチャンバで混合して所定温度の空調風として、この空調風を車室内に吹き出す自動車用空調装置であって、
前記エアミックスチャンバから分岐された車室後席に向かう1以上の後席用吹出通路と、前記温風通路の途中の前記加熱用熱交換器より下流側と少なくとも1つの前記後席用吹出通路の途中とを連通する連通路と、前記連通路を開閉する開閉ドアと、を備え、
前記連通路は、前記ヒータコアの通風面に対して直交する方向に沿う投影面において前記温風通路の入口とは干渉しない位置で且つ前記温風通路の入口を挟んで前記エアミックスチャンバとは逆側の位置にあることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項4に記載の自動車用空調装置であって、前記加熱用熱交換器を通風した温風をバイパス通路側に向けてガイドする温風ガイド壁は、前記加熱用熱交換器の下流側で該加熱用熱交換器の通風後面とほぼ平行に設けられていることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載の自動車用空調装置であって、前記加熱用熱交換器は、複数のパスに区画されており、前記加熱用熱交換器の温媒上流側のパスが前記エアミックスチャンバ側に位置し、且つ、前記加熱用熱交換器の温媒下流側のパスが前記連通路側に位置していることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、温風通路を流れる温風を、エアミックスチャンバをショートカットして後席用吹出通路に流すことができる。そのため、通風抵抗を抑えつつ後席に温風を流通させることができる。しかも後席用吹出通路の入口は、ヒータコアの通風面に対して直交方向からの投影面において温風通路の入口とは干渉しない位置で且つ温風通路の入口を挟んでエアミックスチャンバとは逆側の位置にあるため、後席用吹出通路を開とした際に、温風通路を流れる温風が後席用吹出通路ばかりに偏って流れることを防止できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、温風ガイド壁が加熱用熱交換器の通風後面とほぼ平行に設けられているため、加熱用熱交換器の通風方向に向けて自動車用空調装置を小型化できる。例えば、加熱用熱交換器の通風方向が車両前後方向である場合には自動車用空調装置を車両前後方向に小型化できるし、加熱用熱交換器の通風方向が上下方向である場合には自動車用空調装置を上下方向に小型化できる。
このような構造では、特に、加熱用熱交換器の通風後面に後席用吹出通路の入口が近接配置される構造となるため、請求項1の作用効果がより発揮されることとなる。
請求項3の発明によれば、請求項1または2の発明の効果に加え、温度が高い上流側パスがエアミックスチャンバ側に位置し、温度が低い下流側パスが後席用吹出通路入口側に位置するため、後席用吹出通路側の温度が高くなりすぎることを確実に回避できる。
請求項4の発明によれば、温風通路を流れる温風を、エアミックスチャンバをショートカットして、連通路を介して後席用吹出通路に流すことができる。そのため、通風抵抗を抑えつつ後席に温風を流すことができる。しかも連通路は、ヒータコアの通風面に対して直交方向からの投影面において温風通路の入口とは干渉しない位置で且つ温風通路の入口を挟んでエアミックスチャンバとは逆側の位置にあるため、連通路を開とした際に、温風通路を流れる温風が連通路を通じて後席用吹出通路ばかりに偏って流れることを防止できる。
請求項5の発明によれば、請求項4の発明の効果に加え、温風ガイド壁が加熱用熱交換器の通風後面とほぼ平行に設けられているため、加熱用熱交換器の通風方向に向けて自動車用空調装置を小型化できる。例えば、加熱用熱交換器の通風方向が車両前後方向である場合には自動車用空調装置を車両前後方向に小型化できるし、加熱用熱交換器の通風方向が上下方向である場合には自動車用空調装置を上下方向に小型化できる。
このような構造では、特に、加熱用熱交換器の通風後面に連通路が近接配置される構造となるため、請求項1の作用効果がより発揮されることとなる。
請求項6の発明によれば、請求項4または5の発明の効果に加え、温度が高い上流側パスがエアミックスチャンバ側に位置し、温度が低い下流側パスが連通路側に位置するため、後席用吹出通路の温度が高くなりすぎることを確実に回避できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
第1実施形態:図1〜図12は本発明の第1実施形態を示す。まず、図1〜図3をもとに空調装置の概略構造を説明する。図1は第1実施形態の自動車用空調装置の概略を示す側面図、図2は同自動車用空調装置の空調ユニットの上面図、図3は同自動車用空調装置の空調ユニットの一部の正面図である。
図1において、1は車両用空調装置の空調ユニット1、51はインストルメントパネル、52はフロントウインドウ、53はダッシュパネル、54はフロアトンネル、55は車室内である。自動車用空調装置は、内外気を選択的に導入するインテークボックス(図示せぬ)と、該インテークボックスからの空気を下流に送るブロア(図示せぬ)と、該ブロアからの空気を温調して車室内55に吹き出す空調ユニット1と、を備える。
空調ユニット1は、インストルメントパネル51内の車幅方向中央に配置されている。空調ユニット1は、送風路が形成する空調ケース2内に、加熱用熱交換器7や冷却用熱交換器5などを配置して構成されてている。空調ケース2には、送風路上流端としての導入口4が開口し、また送風路下流端としての吹出口16b〜20b、41bが開口している(図2および図3参照)。各吹出口16b〜20b、41bには吹出ダクト16D〜20D、41Dが接続されており、空調ケース2内で温調された空気は、この接続ダクト16D〜20D、41Dを通じて車室内55に吹き出されるようになっている。
次に、空調ユニット1の構造をより詳しく説明する。図4は図3中SA−SA線に沿う断面図であり、図5は図3中SB−SB線に沿う断面図であり、図6は図3中SC−SC線に沿う断面図である。
図4に示すように、空調ケース2内には、冷却用熱交換器としてのエバポレータ5と温度調節手段としてのエアミックスドア6と加熱用熱交換器としてのヒータコア7とが配置されている。
冷却用熱交換器としてのエバポレータ5は、内部に低温低圧状態の冷媒を循環させることで通風する空気冷却除湿するものである。このエバポレータ5は、車両前方から後方に向けて通風するように若干後傾姿勢でほぼ垂直に立てて配置されている。
一方、加熱用熱交換器としてのヒータコア7は、内部にエンジン冷却水などの高温の温媒を循環させることで通風する空気熱を加熱するものである。このヒータコア7は、エバポレータ5の車両後方側に対向配置されている。また、ヒータコア7は、エバポレータ5より通風面積が小さく且つ高さサイズが小さく設定され、エバポレータ5よりさらに後傾姿勢で且つエバポレータ5の下側部分と対向している。
エバポレータ5の下流側は、温風通路12とバイパス通路13とに分岐している。温風通路12は、エバポレータ5を通風した冷風をヒータコア7を通過させて加熱した温風を流通させる通路であり、一方のバイパス通路13は、エバポレータ5を通風した冷風をヒータコア7を迂回させてそのまま流通させる通路である。温風通路12の入口12aとバイパス通路13との入口13aとは上下に列んでいる。
この入口12a、13aに温度調節手段としてのエアミックスドア6が配設されており、エアミックスドア6によりバイパス通路13と温風通路12とへ分配される風量比を調節できるようになっている。この実施形態のエアミックスドア6は、下流側に円弧状に膨出した板状のスライド式ドアであり、両入口12a、13aに亘って上下方向にスライドすることで両通路12、13への風量比を調節するようになっている。
バイパス通路13は、後述するエアミックスチャンバ14を通じてベント吹出通路18、19に向けて略直線状に形成されている。一方、温風通路12は、ヒータコア7の下流側が、温風ガイド壁30によって、上方のバイパス通路13側に向けて湾曲形成されている。この温風ガイド壁30は、下側部30aと対向部30cと上側部30eとを備えて概略コ字状に形成されている。下側部30aはヒータコア7下端部に沿って設けられ、対向部30cはヒータコア7通風後面にほぼ平行に対向配置され、上側部30eはヒータコア7上端部に沿って設けられている。下側部30aと対向部30cとは円弧状湾曲部30bを介して連続しており、また、対向部30cと上側部30eとは円弧状湾曲部30dを介して連続している。
バイパス通路13および温風通路12の下流の合流部分は、冷風と温風を混合するためのエアミックスチャンバ14として設定されている。このエアミックスチャンバ14からは、複数の前席用吹出通路16〜20が分岐されている。この実施形態の前席用吹出通路16〜20は、デフロスタ吹出通路16と、アッパベント吹出通路17と、ベント吹出通路18、19と、フット吹出通路20と、である。
次に、各吹出通路16〜20をより詳しく説明する。
デフロスタ吹出通路16は、エアミックスチャンバ14から上方に向けて分岐されている。デフロスタ吹出通路16の入口16aには開閉ドア16Cが設けられ、この開閉ドア16Cによりデフロスタ吹出通路16を開閉できるようになっている。また、デフロスタ吹出通路16の吹出口16bにはフロントウインドウに向けて空調風を吹き出すための吹出ダクト16Dが接続されている。
アッパベント吹出通路17は、エアミックスチャンバ14から上方に向けて分岐されている。アッパベント吹出通路17の入口17aには開閉ドア17Cが設けられ、この開閉ドア17Cによりアッパベント吹出通路17を開閉できるようになっている。また、アッパベント吹出通路17の吹出口17bには前席乗員上方に向けて吹き出すための吹出ダクト17Dが接続されている。
ここで、アッパベント吹出通路17の吹出口17bの車幅方向両側にはデフロスタ吹出通路16の吹出口16bが設けられ(図2参照)、これら吹出通路16、17の開閉ドア16C、17Cは一本の回転シャフトを共有し一体的に開閉動作する。
ベント吹出通路18、19は、エアミックスチャンバ14から車両後方に向けて分岐され前席乗員上半身に向けて空調風を吹き出すためのセンタベント吹出通路18と、エアミックスチャンバ14から上方に分岐されてサイドウインドウに向けて空調風を吹き出すためのサイドベント吹出通路19と、を備える。センタベント吹出通路18の入口18aの車幅方向両側にサイドベント吹出通路19、19の入口19a、19aが設けられている。これら入口18a、19aにはそれぞれ開閉ドア18C、19Cが設けられ、これら開閉ドア18C、19Cにより吹出通路18、19を開閉できるようになっている。この開閉ドア18Cと開閉ドア19Cは、一本の回転シャフトを共有し一体的に開閉動作する。またこの開閉ドア18Cおよび開閉ドア19Cは、通路の全開時に各通路18、19に沿うようにく字状に屈曲しており、これによりベント吹出通路からの冷風の吹出性能(冷房時の吹出性能)が高く維持されるように通気抵抗が低くなるような形状をしている。
センタベント吹出通路18の吹出口18bには、前席乗員上半身に向けて設けられる吹出ダクト18Dが接続され、一方、サイドベント吹出通路19の吹出口19bには、図示せぬサイドウインドウに向けて設けられる吹出ダクト19Dが接続されている。
フット吹出通路20は、エアミックスチャンバ14から前席乗員足下に向けて分岐されている。フット吹出通路20は、エアミックスチャンバ14の車幅方向両側に設けられた円筒状の入口部20aを備えている。このフット吹出通路20の入口部20aには、開閉ドア20Cが設けられており、このフット用開閉ドア20Cによりフット吹出通路20を開閉する。
そして、この実施形態では、上記前席用の吹出通路16〜20に加えて後席用の吹出通路41も備えている。後席用吹出通路41は、温風通路12の途中のヒータコア7より下流から分岐されている。後席用吹出通路41の入口41aには、後席用吹出通路41の入口41aを開閉する開閉ドア42が設けられている。開閉ドア42により後席用吹出通路41の入口41aを開いた場合には、温風通路12を流れる温風が、エアミックスチャンバ14をショートカットしてそのまま後席用吹出通路41に流れるようになっている。
後席用吹出通路41の入口41aは、温風通路12の温風ガイド壁30の円弧状湾曲部30bの近傍に開口している。また、この後席用吹出通路41の入口41aは、ヒータコア7の通風面に対して直交する方向Yに沿う投影面において、温風通路12の入口12aとは干渉しない位置で且つ温風通路12の入口12aを挟んでエアミックスチャンバ14とは逆側の位置にある(図5参照)。
図7は、ヒータコア7の配置方向を示すもので、より具体的には温媒上流側パスと温媒下流側パスとの配置位置関係を示すものである。
図7に示すように、この実施形態のヒータコア7は上下の2つのパス7A、7Bに区画されている。温媒入口8からヒータコア7内に導入された温媒は、まず上側のパス7Aを流れた後、Uターンして下側のパス7Bを流れて最終的に温媒出口9から排出される。つまり、この実施形態では、エアミックスチャンバ14の近い上側のパス7Aが温媒上流側パスとなり、後席用吹出通路41の入口41aに近い下側のパス7Bが温媒下流側パスとなっている。
「作用」
以上のように構成された自動車用空調装置の主な吹出モードにおける空調風の流れを、図8〜図12を基に説明する。
ベント吹出モード(図8)
まず、図8を参照しつつベント吹出モードについて説明する。ベント吹出モードは、ベント吹出通路18、19から空調風を吹き出すモードである。具体的には開閉ドア16C〜20Cおよび42の開度調整により、図8aに示すようにアッパベント吹出通路17を全閉、センタベント吹出通路18を全開、図8bに示すようにデフロスタ吹出通路16を全閉、サイドベント吹出通路19を全開、図8cに示すようにフット吹出通路20を全閉としている。なお、このベント吹出モードでは、温調モードがフルクールモードに設定されている。即ち、エアミックスドア6が温風通路12を全閉且つバイパス通路13を全開にして、冷風のみを吹き出すように設定されている。
これにより、バイパス通路13からエアミックスチャンバ14に流れ込んだ冷風は、それぞれセンタベント吹出通路18およびサイドベント吹出通路19を通じて、車室内55に吹き出される。
バイレベル吹出モード(図9)
次に、図9を参照しつつバイレベル吹出モードについて説明する。バイレベル吹出モードは、ベント吹出通路18、19とフット吹出通路20とからともに空調風を吹き出すモードである。具体的には、開閉ドア16C〜20Cおよび42の開度調整により、図9aに示すようにアッパベント吹出通路17を全閉、センタベント吹出通路18を全開、図9bに示すようにデフロスタ吹出通路16を全閉、サイドベント吹出通路19を全開、図9cに示すようにフット吹出通路20を開としている。なお、このバイレベル吹出モードでは、温調モードがエアミックスモードに設定されている。即ち、エアミックスドア6が温風通路12を開且つバイパス通路13を開にして、エアミックスチャンバ14で冷風と温風とを混合した温調風を吹き出すように設定されている。
これにより、エアミックスチャンバ14で混合されて求める温度となった空調風は、それぞれセンタベント吹出通路18とサイドベント吹出通路19とフット吹出通路20を通じて車室内55に吹き出される。
フット吹出モード(図10)
次に、図10を参照しつつフット吹出モードについて説明する。フット吹出モードは、フット吹出通路20から空調風を吹き出すモードである。具体的には開閉ドア16C〜20Cおよび42の開度調整により、図10aに示すようにアッパベント吹出通路17を全閉、センタベント吹出通路18を全閉、図10bに示すようにデフロスタ吹出通路16を全閉、サイドベント吹出通路19を開、図10cに示すようにフット吹出通路20を開としている。さらに後席用吹出通路41の入口41aを全開としている。なお、このベント吹出モードでは、温調モードがフルホットモードに設定されている。即ち、エアミックスドア6が温風通路12を全開且つバイパス通路13を全閉にして、温風のみを吹き出すように設定されている。
これにより、図10bに示すように、温風通路12に流れ込んだ温風は温風ガイド壁30にぶつかってエアミックスチャンバ14側と後席用吹出通路41側とに分流される。温風通路12を通じてエアミックスチャンバ14に流れ込んだ温風(図10b参照)は、その後、図10cに示すようにサイドベント吹出通路19とフット吹出通路20とを通じて車室内55に吹き出される。一方、そのまま後席用吹出通路41に流れ込んだ温風は、車室後席側の足下から車室内55に吹き出される。
ここで、上記のようにヒータコア7を通風した温風が温風ガイド壁30にぶつかってエアミックスチャンバ14側と後席用吹出通路41側とに分流される際、ヒータコア7の通風後面7bに対して後席用吹出通路入口41aが近接しているのでヒータコア7を通風した温風が後席用吹出通路41にばかり偏って流れることが懸念される。しかしながらこの実施形態では、後席用吹出通路入口41aが、通風方向Yからみて温風通路入口12aと干渉せず且つ温風通路入口12aを挟んでエアミックスチャンバ14と逆側に位置しているので、後席用吹出通路41ばかりに温風が偏って流れてしまうことが防止されている。
デフ・フット吹出モード(図11)
次に、図11を参照しつつデフフット吹出モードについて説明する。デフフット吹出モードは、デフロスタ吹出通路16およびフット吹出通路20から空調風を吹き出すモードである。具体的には開閉ドア16C〜20Cおよび42の開度調整により、図11aに示すようにアッパベント吹出通路17を全閉、センタベント吹出通路18を全閉、図11bに示すようにデフロスタ吹出通路16を開、サイドベント吹出通路19を開、図11cに示すようにフット吹出通路20を開としている。なお、このデフ・フット吹出モードでは、温調モードがフルホットモードに設定されている。即ち、エアミックスドア6が温風通路12を全開且つバイパス通路13を全閉にして、温風のみを吹き出すように設定されている。
これにより、温風通路12からエアミックスチャンバ14に流れ込んだ温風は、それぞれサイドベント吹出通路19とデフロスタ吹出通路16とフット吹出通路20を通じて車室内55に吹き出される。
デフロスタ吹出モード(図12)
次に、図12を参照しつつデフロスタ吹出モードについて説明する。このデフロスタ吹出モードは、デフロスタ吹出通路16から空調風を吹き出すモードである。具体的には開閉ドア16C〜20Cおよび42の開度調整により、図12aに示すようにアッパベント吹出通路17を全閉、センタベント吹出通路18を全閉、図12bに示すようにデフロスタ吹出通路16を開、サイドベント吹出通路19を開、図12cに示すようにフット吹出通路20を全閉としている。なお、このデフロスタ吹出モードでは、温調モードがフルホットモードに設定されている。即ち、エアミックスドア6が温風通路12を全開且つバイパス通路13を全閉にして、温風のみを吹き出すように設定されている。
これにより、温風通路12からエアミックスチャンバ14に流れ込んだ温風は、それぞれサイドベント吹出通路19とデフロスタ吹出通路16とを通じて車室内55に吹き出される。
「効果」
以下、この第1実施形態の自動車用空調装置の効果をまとめる。
(I)この第1実施形態によれば、温風通路12の途中のヒータコア7の下流側に、後席用吹出通路41を接続したため、ヒータコア7通風後の温風をエアミックスチャンバ14をショートカットさせてそのまま後席用吹出通路41に流すことができる。そのため、通風抵抗を抑えつつ後席に温風を流通させることができる。このときこの実施形態では、後席用吹出通路41の入口41aが、ヒータコア7の通風面7bの直交方向Yからの投影面において温風通路入口12aとは干渉しない位置で且つ温風通路入口12aを挟んでエアミックスチャンバ14とは逆側にあるため、後席用吹出通路41を開とした際に、温風通路12を流れる温風が後席用吹出通路41ばかりに偏って流れ出ることを防止できる。
(II)特に、冷風最大吹出性能を確保しつつバイパス通路および温風通路をコンパクト化するために、バイパス通路13を直線状にし且つ温風通路12のうちヒータコア7よりも下流側をバイパス通路13に向けて湾曲形成された構造では、ヒータコア7の通風後面7bに後席用吹出通路41の入口41aが近接配置されやすい構造となるため、上記(I)がより有効となる。
(III)また、この第1実施形態によれば、ヒータコア7の通風後面7bに対して温風ガイド壁30がほぼ平行に対向配置されているため、ヒータコア7の通風方向Yに向けて自動車用空調装置を小型化できる。例えばこの実施形態では、ヒータコア7の通風方向Yが車両前後方向である場合であるため自動車用空調装置を車両前後方向に小型化できる。このような構造では、ヒータコア7の通風後面7bに後席用吹出通路41の入口41aがさらに近接配置されやすい構造となるため、上記(I)がさらに有効となる。
(IV)また、この第1実施形態によれば、温度が高い上流側パス7Aがエアミックスチャンバ14側に位置し、温度が低い下流側パス7Bが後席用吹出通路入口41a側に位置するため、後席用吹出通路41側へ流れる温風の温度が高くなりすぎることを確実に回避できる。これはあくまでも前席用吹出通路を主、後席用吹出通路を従としたいことに起因する。なお、この実施形態では、ヒータコア7は2パスであるが、ヒータコア7を3パス以上のパスで構成して温媒上流側のパスをエアミックスチャンバ14側に配置し且つ温媒下流側のパスを後席用吹出通路入口41a側に配置しても同様の効果が得られる。
次に、その他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態において第1実施形態と同一または類似の構成については同一符号を付けて構成およびその作用効果の説明を省略する。
第2実施形態:図13〜図24は本発明の第2実施形態を示す。
この第2実施形態の自動車用空調装置は、エアミックスチャンバ14から前席用吹出通路16〜20に加えて後席用吹出通路21、22も分岐されている点が主な第1実施形態との相違点である。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
より具体的には、後席用ベント吹出通路21はエアミックスチャンバ14の下流の前席用センタベント吹出通路18から分岐され、また、後席用フット吹出通路22はエアミックスチャンバ14の下流の前席用フット吹出通路20の入口部20aから分岐されている。後席用ベント吹出通路21は前席用センタベント吹出通路18とともに開閉ドア18Cにより開閉される。また、後席用フット吹出通路22は前席用フット吹出通路20とともに開閉ドア20Cにより開閉される。この開閉ドア20Cにより両フット吹出通路20、22を同時に全閉できるし、また一方を開いた状態で他方を閉じた状態にできるし、また両フット吹出通路20、22を同時に開くことができる。
これら後席用ベント吹出通路21および後席用フット吹出通路22は、いずれも温風通路12に沿って温風通路12の車両後側に設けられ、温風通路12とは温風ガイド壁30のみを隔てている。なお、後席用ベント吹出通路21の車幅方向両側に後席用フット吹出通路22が位置している。
温風ガイド壁30の下側の円弧状湾曲部30bには、温風通路12と両後席用フット吹出通路22の中間部とを連通する連通路33、33が開口し、連通路33には該連通路33を開閉する開閉ドア34が設けられている。両連通路33、33の開閉ドア34、34は回転シャフト35によって一体に形成されている。開閉ドア34の開閉位置によって、連通路33を通じて後席用フット吹出通路22の中間位置に流れ込んだ全温風を後席用フット吹出通路22の上流側に逆流させることもできるし、温風を後席用フット吹出通路22の上流および下流に流すこともできる。なお、連通路33が後席用フット吹出通路22の下流側に向けて開口しており、且つ連通路33の開閉ドア34がその全開時に後席用フット吹出通路22の下流側に向くように設定されているため、連通路33の開閉ドア34の全開時には主に後席用フット吹出通路22の下流側に流すことができる。
ここで、連通路33は、ヒータコア7の通風面に対して直交する方向Yに沿う投影面において、温風通路12の入口12aとは干渉しない位置で且つ温風通路12の入口12aを挟んでエアミックスチャンバ14とは逆側の位置にある(図17参照)。
以上のように構成された第2実施形態の自動車用空調装置の主な吹出モードにおける空調風の流れを、図20〜図24を基に説明する。
ベント吹出モード(図20)
まず、図20を参照しつつベント吹出モードについて説明する。ベント吹出モードは、ベント吹出通路18、19、21から空調風を吹き出すモードである。具体的には開閉ドア16C〜20Cおよび34の開度調整により、図20aに示すようにアッパベント吹出通路17を全閉、センタベント吹出通路18を全開、図20bに示すようにデフロスタ吹出通路16を全閉、サイドベント吹出通路19を全開、図20cに示すようにフット吹出通路20および後席用フット吹出通路22を全閉としている。なお、このベント吹出モードでは、温調モードがフルクールモードに設定されている。即ち、エアミックスドア6が温風通路12を全閉且つバイパス通路13を全開にして、冷風のみを吹き出すように設定されている。
これにより、バイパス通路13からエアミックスチャンバ14に流れ込んだ冷風は、センタベント吹出通路18およびサイドベント吹出通路19および後席用ベント吹出通路21を通じて、車室内55に吹き出される。
バイレベル吹出モード(図21)
次に、図21を参照しつつバイレベル吹出モードについて説明する。バイレベル吹出モードは、ベント吹出通路18、19、21とフット吹出通路20とからともに空調風を吹き出すモードである。具体的には、開閉ドア16C〜20Cおよび34の開度調整により、図21aに示すようにアッパベント吹出通路17を全閉、センタベント吹出通路18を全開、図21bに示すようにデフロスタ吹出通路16を全閉、サイドベント吹出通路19を全開、図21cに示すようにフット吹出通路20および後席用フット吹出通路22を開としている。なお、このバイレベル吹出モードでは、温調モードがエアミックスモードに設定されている。即ち、エアミックスドア6が温風通路12を開且つバイパス通路13を開にして、エアミックスチャンバ14で冷風と温風とを混合した温調風を吹き出すように設定されている。
これにより、エアミックスチャンバ14で混合されて求める温度となった空調風は、エアミックスチャンバ14から、センタベント吹出通路18およびサイドベント吹出通路19および後席用ベント吹出通路21を通って車室内55に吹き出される。また、フット吹出通路20および後席用フット吹出通路22を通って車室内55に吹き出される。
フット吹出モード(図22)
次に、図22を参照しつつフット吹出モードについて説明する。フット吹出モードは、フット吹出通路20から空調風を吹き出すモードである。具体的には開閉ドア16C〜20Cおよび34の開度調整により、図22aに示すようにアッパベント吹出通路17を全閉、センタベント吹出通路18を全閉、図22bに示すようにデフロスタ吹出通路16を全閉、サイドベント吹出通路19を開、図22cに示すようにフット吹出通路20および後席用フット吹出通路22を開としている。さらに連通路33を全開としている。なお、このベント吹出モードでは、温調モードがフルホットモードに設定されている。即ち、エアミックスドア6が温風通路12を全開且つバイパス通路13を全閉にして、温風のみを吹き出すように設定されている。
これにより、温風通路12に流れ込んだ温風は、図22bに示すようにその一部がそのまま温風通路12を通じてエアミックスチャンバ14に流れ込み、その他が連通路33を通じて後席用フット吹出通路22の中間部に流れ込む。
温風通路12を通じてエアミックスチャンバ14に流れ込んだ温風(図22b参照)は、その後、図22cに示すようにサイドベント吹出通路19とフット吹出通路20とを通じて車室内55に吹き出される。
一方、連通路33から後席用フット吹出通路22の中間部に流れ込んだ温風は、図22bのように、後席用フット吹出通路22の上流側と下流側とに分流する。フット吹出通路20の下流側に流れる温風はそのまま車室後席側の足下から車室内55に吹き出され、一方、フット吹出通路20の上流側に逆流する温風は、図22cに示すようにフット吹出通路20の入口部20aからフット吹出通路を通じて、前席乗員足下に向けて吹き出される。(なお、連通路33の開閉ドア34の位置によっては、連通路33を流れる温風の全てを後席用フット吹出通路22の上流側に逆流させることができる。)
ここで、上記のようにヒータコア7を通風した温風が温風ガイド壁30にぶつかってエアミックスチャンバ14側と連通路33側とに分流される際、ヒータコア7の通風後面7bに対して連通路33が近接しているのでヒータコア7を通風した温風が後席用フット吹出通路22にばかり偏って流れることが懸念される。しかしながらこの実施形態では、連通路33が、通風方向Yからみて温風通路入口12aと干渉せず且つ温風通路入口12aを挟んでエアミックスチャンバ14と逆側に位置しているので、後席用フット吹出通路22ばかりに温風が偏って流れてしまうことが防止されている。
デフ・フット吹出モード(図23)
次に、図23を参照しつつデフフット吹出モードについて説明する。デフフット吹出モードは、デフロスタ吹出通路16およびフット吹出通路20から空調風を吹き出すモードである。具体的には開閉ドア16C〜20Cおよび34の開度調整により、図23aに示すようにアッパベント吹出通路17を全閉、センタベント吹出通路18を全閉、図23bに示すようにデフロスタ吹出通路16を開、サイドベント吹出通路19を開、図23cに示すようにフット吹出通路20および後席用フット吹出通路22を開としている。なお、このデフ・フット吹出モードでは、温調モードがフルホットモードに設定されている。即ち、エアミックスドア6が温風通路12を全開且つバイパス通路13を全閉にして、温風のみを吹き出すように設定されている。
これにより、温風通路12からエアミックスチャンバ14に流れ込んだ温風は、サイドベント吹出通路19とデフロスタ吹出通路16とを通じて車室内55に吹き出される。また、フット吹出通路20と後席用フット吹出通路22とを通じて車室内55に吹き出される。
デフロスタ吹出モード(図24)
次に、図24を参照しつつデフロスタ吹出モードについて説明する。このデフロスタ吹出モードは、デフロスタ吹出通路16から空調風を吹き出すモードである。具体的には開閉ドア16C〜20Cおよび34の開度調整により、図24aに示すようにアッパベント吹出通路17を全閉、センタベント吹出通路18を全閉、図24bに示すようにデフロスタ吹出通路16を開、サイドベント吹出通路19を開、図24cに示すようにフット吹出通路20および後席用フット吹出通路22を全閉としている。なお、このデフロスタ吹出モードでは、温調モードがフルホットモードに設定されている。即ち、エアミックスドア6が温風通路12を全開且つバイパス通路13を全閉にして、温風のみを吹き出すように設定されている。
これにより、温風通路12からエアミックスチャンバ14に流れ込んだ温風は、それぞれサイドベント吹出通路19とデフロスタ吹出通路16とを通じて車室内55に吹き出される。
以下、この第2実施形態の自動車用空調装置の効果をまとめる。
(I)この第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、温風通路12の途中のヒータコア7の下流側に、後席用吹出通路22の途中に連通する連通路33を設けたため、温風通路12を流れる温風を、エアミックスチャンバ14をショートカットして後席用吹出通路22に流すことができる。そのため、通風抵抗を抑えつつ後席に温風を流通させることができる。このときこの実施形態では、連通路33は、ヒータコア7の通風面7bの直交方向Yからの投影面において温風通路入口12aとは干渉しない位置で且つ温風通路入口12aを挟んでエアミックスチャンバ14とは逆側にあるため、連通路33を開とした際に、温風通路12を流れる温風が、後席用吹出通路22ばかりに偏って流れることを防止できる。
(II)特に、冷風最大吹出性能を確保しつつバイパス通路13および温風通路12をコンパクト化するために、バイパス通路13を直線状にし且つ温風通路12のうちヒータコア7よりも下流側をバイパス通路13に向けて湾曲形成された構造では、ヒータコア7の通風後面7bに後席用吹出通路22の連通路33が近接配置されやすい構造となるため、上記(I)がより有効となる。
(II)また、この第2実施形態によれば、ヒータコア7の通風後面7bに対して温風ガイド壁30がほぼ平行に対向配置されているため、ヒータコア7の通風方向Yに向けて自動車用空調装置を小型化できる。例えばこの実施形態では、ヒータコア7の通風方向Yが車両前後方向である場合であるため自動車用空調装置を車両前後方向に小型化できる。このような構造では、ヒータコア7の通風後面7bに連通路33がさらに近接配置されやすい構造となるため、上記(I)がさらに有効となる。
(IV)また、この第2実施形態によれば、温度が高い上流側パス7Aがエアミックスチャンバ14側に位置し、温度が低い下流側パス7Bが連通路33側に位置するため、後席用吹出通路22側へ流れる温風の温度が高くなりすぎることを確実に回避できる。
(V)また、この実施形態の自動車用空調装置によれば、エアミックスチャンバ14から後席用フット吹出通路22に流れる風が温風通路12を流れる温風とは逆方向に流通するように後席用フット吹出通路22を温風通路12に沿って配置し、温風通路12の上流部に、後席用フット吹出通路22と連通し且つ開閉ドア34を有する連通路33を設け、連通路33を開閉ドア34により開とした際に連通路33から後席用フット吹出通路22に流入する温風の少なくとも一部を、後席用フット吹出通路22の上流側へむけて逆流可能としてある。そのため、図22に示すように連通路33を開とした際には、ヒータコア7を通風後の温風の一部を温風通路12と後席用フット吹出通路22とを通じてエアミックスチャンバ14に向けることができる。これにより、ヒータコア7からエアミックスチャンバ14へ向かう通路の通路面積を拡大でき、ヒータコア7からエアミックスチャンバ14に向かう温風の通風抵抗を下げることができる。
(VI)また、この実施形態の自動車用空調装置によれば、連通路33を開閉ドア34により開とした際に連通路33から後席用フット吹出通路22に流入する温風を後席用フット吹出通路22の上流側と後席用フット吹出通路22の下流側とに向けて分配制御する分配ドア(なおこの例では開閉ドア34が分配ドアを兼ねる)を設けてある。そのため、温風通路12から連通路33を通じて後席用フット吹出通路22に導入した温風を、分配ドア(34)により後席用フット吹出通路22の上流側または下流側に自由に分配できる。これにより自動車用空調装置の吹出モードの自由度が広がる。
(VII)また、この実施形態の自動車用空調装置によれば、連通路33の開閉ドア34が分配ドア(34)を兼ねるため、構造を簡素化できる。これにより自動車用空調装置をコンパクト化できるとともに製造コストを低減できる。
(VIII)また、この実施形態の自動車用空調装置によれば、ヒータコア7を通風した温風をバイパス通路13側に向けてガイドする温風ガイド壁30により、温風通路12と後席用フット吹出通路22とが区画されている。つまり温風通路12と後席用フット吹出通路22との間の無駄な空間ない。そのため自動車用空調装置をコンパクト化できる。この実施形態では、温風通路12と後席用フット吹出通路22とを隙間を空けずに車両前後方向に列べた例であるので、自動車用空調装置は車両前後方向に向けてコンパクト化されている。
(IX)なお、温風通路12をコンパクト化すべく温風通路12が急激に湾曲させてヒータコア7の通風後面7bに温風ガイド壁30が近接して対峙させた構造では、温風通路12の通風抵抗が高くなるため、逆流による温風通路12の通風面積拡大効果が特に有効である。
図1は本発明の一実施形態における自動車用空調装置の側面図。 図2は同自動車用空調装置の空調ユニットの平面図。 図3は同自動車用空調装置の空調ユニットの一部の正面図。 図4は同自動車用空調装置の空調ユニットの図3中SA−SA線に沿う断面図。 図5は同自動車用空調装置の空調ユニットの図3中SB−SB線に沿う断面図。 図6は同自動車用空調装置の空調ユニットの図3中SC−SC線に沿う断面図。 図7はヒータコアの配置方向を示す斜視図である。 図8は同自動車用空調装置のベント吹出モードにおける空調風の流れを模式的に示す図であって、図8aは図3中SA−SA線に沿う断面図であり図8bは図3中SB−SB線に沿う断面図であり図8cは図3中SC−SC線に沿う断面図。 図9は同自動車用空調装置のベント/フット吹出モードにおける空調風の流れを模式的に示す図であって、図9aは図3中SA−SA線に沿う断面図であり図9bは図3中SB−SB線に沿う断面図であり図10cは図3中SC−SC線に沿う断面図。 図10は同自動車用空調装置のフット吹出モードにおける空調風の流れを模式的に示す図であって、図10aは図3中SA−SA線に沿う断面図であり図10bは図3中SB−SB線に沿う断面図であり図11cは図3中SC−SC線に沿う断面図。 図11は同自動車用空調装置のデフロスタ吹出モードにおける空調風の流れを模式的に示す図であって、図11aは図3中SA−SA線に沿う断面図であり図11bは図3中SB−SB線に沿う断面図であり図11cは図3中SC−SC線に沿う断面図。 図12は同自動車用空調装置のデフ・フット吹出モードにおける空調風の流れを模式的に示す図であって、図12aは図3中SA−SA線に沿う断面図であり図12bは図3中SB−SB線に沿う断面図であり図12cは図3中SC−SC線に沿う断面図。 図13は本発明の一実施形態における自動車用空調装置の側面図。 図14は同自動車用空調装置の空調ユニットの平面図。 図15は同自動車用空調装置の空調ユニットの一部の正面図。 図16は同自動車用空調装置の空調ユニットの図15中SA−SA線に沿う断面図。 図17は同自動車用空調装置の空調ユニットの図15中SB−SB線に沿う断面図。 図18は同自動車用空調装置の空調ユニットの図15中SC−SC線に沿う断面図。 図19は同自動車用空調装置の空調ユニットを部分的に分解した分解斜視図。 図20は同自動車用空調装置のベント吹出モードにおける空調風の流れを模式的に示す図であって、図20aは図15中SA−SA線に沿う断面図であり図20bは図15中SB−SB線に沿う断面図であり図20cは図15中SC−SC線に沿う断面図。 図21は同自動車用空調装置のベント/フット吹出モードにおける空調風の流れを模式的に示す図であって、図21aは図15中SA−SA線に沿う断面図であり図21bは図15中SB−SB線に沿う断面図であり図22cは図15中SC−SC線に沿う断面図。 図22は同自動車用空調装置のフット吹出モードにおける空調風の流れを模式的に示す図であって、図22aは図15中SA−SA線に沿う断面図であり図22bは図15中SB−SB線に沿う断面図であり図131cは図15中SC−SC線に沿う断面図。 図23は同自動車用空調装置のデフロスタ吹出モードにおける空調風の流れを模式的に示す図であって、図23aは図15中SA−SA線に沿う断面図であり図23bは図15中SB−SB線に沿う断面図であり図23cは図15中SC−SC線に沿う断面図。 図24は同自動車用空調装置のデフ・フット吹出モードにおける空調風の流れを模式的に示す図であって、図24aは図15中SA−SA線に沿う断面図であり図24bは図15中SB−SB線に沿う断面図であり図24cは図15中SC−SC線に沿う断面図。
符号の説明
1…空調ユニット
7…ヒータコア(加熱用熱交換器)
12…温風通路
13…バイパス通路
14…エアミックスチャンバ
16…デフロスタ吹出通路(前席用吹出通路)
17…アッパベント吹出通路(前席用吹出通路)
18…センタベント吹出通路(前席用吹出通路)
19…サイドベント吹出通路(前席用吹出通路)
20…フット吹出通路(前席用吹出通路)
21…後席用ベント吹出通路
22…後席用フット吹出通路(後席用吹出通路)
30…温風ガイド壁
33…連通路
34…開閉ドア
41…後席用フット吹出通路(後席用吹出通路)
41a…入口(後席用吹出通路の入口)
42…開閉ドア

Claims (6)

  1. 加熱用熱交換器(7)を迂回する冷風を流すバイパス通路(13)と、
    前記加熱用熱交換器(7)が配置され前記加熱用熱交換器(7)を通風する風を流すとともに前記加熱用熱交換器(7)よりも下流側が前記バイパス通路(13)に向けて湾曲形成された温風通路(12)と、
    前記バイパス通路(13)を流通する冷風および前記温風通路(12)を流通する温風の流量を制御するエアミックスドア(6)と、
    これらバイパス通路(13)と温風通路(12)との合流位置で温風と冷風とを混合するエアミックスチャンバ(14)と、
    前記エアミックスチャンバ(14)から分岐されて車室前席に向かう1以上の前席用吹出通路(16、17、18、19、20)と、
    を備え、
    前記バイパス通路(13)からの冷風と前記温風通路(12)からの温風とをエアミックスチャンバ(14)で混合して所定温度の空調風として、この空調風を車室内に吹き出す自動車用空調装置であって、
    前記温風通路(12)の途中の前記加熱用熱交換器(7)より下流側から分岐され且つ車室後席に向かう後席用吹出通路(41)と、
    前記後席用吹出通路(41)を開閉する開閉ドア(42)と、
    を備え、
    前記後席用吹出通路(41)の入口(41a)は、前記加熱用熱交換器(7)の通風面に対して直交する方向(Y)に沿う投影面において前記温風通路(12)の入口(12a)とは干渉しない位置で且つ前記温風通路(12)の入口(12a)を挟んで前記エアミックスチャンバ(14)とは逆側の位置にあることを特徴とする自動車用空調装置。
  2. 請求項1に記載の自動車用空調装置であって、
    前記加熱用熱交換器(7)を通風した温風をバイパス通路(13)側に向けてガイドする温風ガイド壁(30)は、前記加熱用熱交換器(7)の下流側で該加熱用熱交換器(7)の通風後面(7b)とほぼ平行に設けられていることを特徴とする自動車用空調装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動車用空調装置であって、
    前記加熱用熱交換器(7)は、複数のパス(7A、7B)に区画されており、
    前記加熱用熱交換器(7)の温媒上流側のパス(7A)が前記エアミックスチャンバ(14)側に位置し、且つ、前記加熱用熱交換器(7)の温媒下流側のパス(7B)が前記後席用吹出通路(41)の入口(41a)側に位置していることを特徴とする自動車用空調装置。
  4. 加熱用熱交換器(7)を迂回する冷風を流すバイパス通路(13)と、
    前記加熱用熱交換器(7)が配置され前記加熱用熱交換器を通風する風を流すとともに前記加熱用熱交換器(7)よりも下流側が前記バイパス通路(13)に向けて湾曲形成された温風通路(12)と、
    前記バイパス通路(13)を流通する冷風および前記温風通路(12)を流通する温風の流量を制御するエアミックスドア(6)と、
    これらバイパス通路(13)と温風通路(12)との合流位置で温風と冷風とを混合するエアミックスチャンバ(14)と、
    前記エアミックスチャンバ(14)から分岐されて車室前席に向かう1以上の前席用吹出通路(16、17、18、19、20)と、
    を備え、
    前記バイパス通路(13)からの冷風と前記温風通路(12)からの温風とをエアミックスチャンバ(14)で混合して所定温度の空調風として、この空調風を車室内に吹き出す自動車用空調装置であって、
    前記エアミックスチャンバ(14)から分岐された車室後席に向かう1以上の後席用吹出通路(21、22)と、
    前記温風通路(12)の途中の前記加熱用熱交換器(7)より下流側と、少なくとも1つの前記後席用吹出通路(22)の途中と、を連通する連通路(33)と、
    前記連通路(33)を開閉する開閉ドア(34)と、
    を備え、
    前記連通路(33)は、前記ヒータコア7の通風面に対して直交する方向(Y)に沿う投影面において前記温風通路(13)の入口(12a)とは干渉しない位置で且つ前記温風通路(13)の入口(12a)を挟んで前記エアミックスチャンバ(14)とは逆側の位置にあることを特徴とする自動車用空調装置。
  5. 請求項4に記載の自動車用空調装置であって、
    前記加熱用熱交換器(7)を通風した温風をバイパス通路(13)側に向けてガイドする温風ガイド壁(30)は、前記加熱用熱交換器(7)の下流側で該加熱用熱交換器(7)の通風後面(7b)とほぼ平行に設けられていることを特徴とする自動車用空調装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の自動車用空調装置であって、
    前記加熱用熱交換器(7)は、複数のパス(7A、7B)に区画されており、
    前記加熱用熱交換器(7)の温媒上流側のパス(7A)が前記エアミックスチャンバ(14)側に位置し、且つ、前記加熱用熱交換器(7)の温媒下流側のパス(7B)が前記連通路(33)側に位置していることを特徴とする自動車用空調装置。
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