JP2018043192A - 空気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】イオンの拡散を促して空気を浄化する空気浄化装置を提供すること。
【解決手段】流路11を流れる空気を浄化する空気浄化装置100であって、流路11に空気を流す送風機30と、流路11の空気中にイオンを発生する放電電極41と、イオンによって帯電した微粒子を捕集する捕集部42と、流路11を流れる空気流が当てられる放熱フィン21(導電体)と、を備える。放熱フィン21は、流路11を流れる空気流によってイオンが放射状に拡散する拡散領域45の外側に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気を浄化する空気浄化装置に関する。
特許文献1には、放電電極(イオナイザ)を用いて空気中の粉塵を帯電させて捕集する空気浄化装置(電気集塵装置)が開示されている。
上記空気浄化装置では、送風機(送風ファン)によって空気が流れる空気流路に放電電極が設けられる。放電電極から発生するイオンは、空気中の微粒子を帯電させる。
空気流路の放電電極の下流側には、捕集部(エアフィルタ)が設けられる。捕集部は、帯電された空気中の微粒子を静電気力によって捕集する。こうして空気中から微粒子が取り除かれ、空気が浄化される。
特開2015−188851号公報
ところで、車両に搭載される空気浄化装置(空調装置)にあっては、空気流路に放熱フィンが設けられ、放熱フィンを介して電装部品の冷却が行われるようになっている。
しかし、上記放熱フィン等の導電体が空気流路において放電電極の近傍に設けられる場合に、放電電極から発生するイオンが静電気力によって導電体に吸着されることがある。こうして、放電電極から発生して拡散するイオンの多くが導電体に吸着されると、空気中の微粒子を帯電させるイオンが不足し、空気の浄化性能が悪化するおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、イオンの拡散を促して空気を浄化する空気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、流路を流れる空気を浄化する空気浄化装置であって、前記流路に空気を流す送風機と、前記流路の空気中にイオンを発生する放電電極と、イオンによって帯電した微粒子を捕集する捕集部と、前記流路を流れる空気流が当てられる導電体と、を備え、前記流路を流れる空気流によってイオンが放射状に拡散する拡散領域が設定され、前記導電体は、前記拡散領域の外側に配置されることを特徴とする空気浄化装置が提供される。
上記態様によれば、放電電極から発生したイオンが空気流によって放射状に拡散する過程で導電体に吸着されることが防止される。よって、空気浄化装置は、イオンの拡散を促して空気を浄化することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気浄化装置を示す構成図である。 図2は、図1の一部を拡大した構成図である。 図3は、図2のIII−III線に沿う断面を示す構成図である。 図4は、イオンの拡散角度と送風量との関係を示す線図である。 図5は、空気浄化装置の他の変形例を示す構成図である。 図6は、図5のVI−VI線に沿う断面を示す構成図である。 図7は、空気浄化装置の他の変形例を示す構成図である。 図8は、図7のVIII−VIII線に沿う断面を示す構成図である。 図9は、空気浄化装置の他の変形例を示す図である。 図10は、空気浄化装置の他の変形例を示す構成図である。 図11は、図10のXI−XI線に沿う断面を示す構成図である。 図12は、空気浄化装置の他の変形例を示す構成図である。 図13は、図12のXIII−XIII線に沿う断面を示す構成図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車両に搭載される空気浄化装置100が適用される空調装置101の概略構成を示す図である。空気浄化装置100は、浄化された空気を車両の室内2に供給する。空気浄化装置100は、空調装置101に含まれる。
空気浄化装置100は、流路11(送風路)を形成する筐体10(ケース)と、流路11に空気を流す送風機30(ブロワファン)と、を備える。
送風機30は、筒状に並ぶ多数の羽根をもったファン31と、ファン31を駆動する電動機20と、を備える。ファン31は、回転中心軸Fを中心に回転し、遠心方向に送風する。送風機30の送風量(単位時間あたりの吐出空気流量)は、制御部(図示省略)によって多段階に切り換えられる。
筐体10は、図中矢印で示すように、空気をファン31の内側に導く吸い込み口32と、ファン31から送られる空気を集める巻き貝状の整流部33と、集められた空気を吐出する吐出口34と、吐出口34に接続される流路11と、を有する。筐体10は、樹脂材からなる複数の部材を有し、各部材を連結して形成される。
送風機30より下流側の流路11には、放電電極41(イオナイザ)が設けられ、放電電極41の下流側に捕集部42(静電フィルタ)が設けられる。
放電電極41は、制御部(図示省略)によって通電され、流路11の空気中にプラスイオンもしくはマイナスイオンを発生する。放電電極41から発生するイオンは、空気中の微粒子を帯電させる。
捕集部42は、プラスもしくはマイナスの静電気を帯びるように通電され、流路11で放電電極41によって帯電された空気中の微粒子(例えば、PM(Particulate Matter)2.5)を静電気力によって捕集する。また、捕集部42は、車体に導通されることで、接地電位(車体のグランド電位)に固定されるようにしてもよい。
捕集部42を通過して浄化された空気は、筐体10内を通じて車室内に供給される。筐体10内には、エバポレータ12(空気冷却用の熱交換器)、ヒーターコア13(空気加熱用の熱交換器)、及びエアミックスドア14が設けられる。エアミックスドア14の角度(開度)が変えられることで、図中矢印で示すようにエバポレータ12又はヒーターコア19を通過する空気流の流量比が調整され、車室内に供給される空気の温度が変えられる。
筐体10には、ドア18、ベント吹き出し口16、フット吹き出し口17、及びデフロスト吹き出し口(図示省略)等が設けられる。ドア18の角度(開度)が変えられることで、図中矢印で示すように室内に吹き出される空気流量の分布が変えられる。
筐体10には、流路11を流れる空気流が当てられる金属製の放熱フィン21が設けられる。放熱フィン21は、後述するように送風機30の制御部(例えばMOSモジュール、図示省略)を冷却する。
しかし、金属製の放熱フィン21は、導電体であるため、静電気力によって空気中のイオンを吸着することがある。これにより、空気浄化装置100は、放電電極41から発生するイオンの多くが放熱フィン21に吸着されると、空気中の微粒子を帯電させるイオンが不足し、空気の浄化性能が悪化する。
この対処方法として、空気浄化装置100は、放電電極41から発生するイオンが空気流によって放熱フィン21に当たらないように構成される。
以下、図2、図3を参照して、放電電極41及び放熱フィン21が筐体10内の流路11に配置される構成について説明する。
筐体10は、互いに対向する前後の壁部10A、10Bと、左右の側壁部10C、10Dと、を有する。これらによって形成される流路11は、略矩形の断面形状を有する。
放熱フィン21は、筐体10の壁部10Aに取り付けられる基部23と、基部23から筐体10内に突出する複数の放熱板22(フィン)と、を有する。放熱板22は、互いに間隔をもって並び、そのまわりに空気流が流れるようになっている。
送風機30の制御部は、基部23に取り付けられるか、あるいは一体に設けられる。発熱体である制御部に発生する熱は、基部23から放熱板22に伝えられ、放熱板22から空気流に逃がされる。こうして、制御部の冷却が行われる。
放電電極41は、樹脂製のブラケット43を介して筐体10の側壁部10Cに取り付けられる。ブラケット43には、放電電極50を通電するハーネス(図示省略)が設けられる。
放電電極41は、流路11の幅方向(図2、図3において左右方向)について放熱フィン21と並んで設けられる。これにより、吐出口34から流路11に吐出される空気流が放電電極41及び放熱フィン21に当たる。
流路中心線Oは、流路11の断面形状の中心を通る線である。放電電極41は、流路中心線Oと交差するように配置され、流路11の中央部に設けられる。
放電電極41は、放熱フィン21の下流端部21Bより流路11の上流側(図2において上方向)に配置される。こうして、放電電極41がその下流側に設けられる捕集部42に対して十分な距離をもって配置され、放電電極41に発生するイオンが空気流によって拡散する流路長が確保される。これにより、放電電極41に発生するイオンが空気流によって十分に拡散し、捕集部42の広い範囲(全域)に到達する。
空気浄化装置100では、図1、図2に2点鎖線で示すように、流路11を流れる空気流によって放電電極41から発生するイオンが放射状に拡散する拡散領域45が設定される。
図4は、イオンの拡散角度θと、流路11における送風量(風速)と、の関係を示す線図である。イオンの拡散角度θは、風速が低くなるほど大きくなる。最大拡散角度θmaxは、図4の線図に基づいて送風機30の送風量が最低値に切り換えられた状態で得られる拡散角度θである。拡散領域45は、流路中心線Oに対する最大拡散角度θmaxをもつ略円錐状の空間である。
こうして、本実施形態によれば、流路11を流れる空気流によってイオンが放射状に拡散する拡散領域45が設定され、放熱フィン21は拡散領域45の外側に配置される構成とした。
このように構成することで、放電電極41から発生したイオンが空気流によって拡散する過程で放熱フィン21に吸着されることが防止される。これにより、放電電極41から発生するイオンの多くが空気中の微粒子を帯電させることで、帯電した微粒子が捕集部42に捕集されることが促される。よって、空気浄化装置100は、イオンの拡散を促して空気を浄化することができる。
また、本実施形態によれば、拡散領域45は、送風機30によって流路11を流れる送風量が最も低い状態でイオンが拡散する略円錐状の空間とした。
このように構成することで、送風機30の吐出流量が切り換えられても、イオンが放熱フィン21に吸着されることが防止される。
また、本実施形態によれば、放電電極41が放熱フィン21(導電体)の下流端部21Bより空気流の上流側(図2の上方向)に配置される構成とした。
このように構成することで、筐体10内の限られたスペースにおいて、放電電極41から発生したイオンが空気流によって拡散して捕集部42の所定範囲に到達する流路長が確保され、かつイオンが放熱フィン21に吸着されることが防止される。よって、空気浄化装置100は、装置の大型化を招くことなく、イオンの拡散を促して空気を浄化することができる。
なお、上記した構成に限らず、図2に2点鎖線で示すように、放電電極41が放熱フィン21の下流端部21Bより空気流の下流側(図2の下方向)に配置される構成としてもよい。
このように構成することで、イオンが放熱フィン21に吸着されることが防止される。しかし、この場合に、放電電極41から発生したイオンが空気流によって拡散して捕集部42の所定範囲に到達する流路長を確保すると、放熱フィン21と捕集部42との距離が大きくなるため、装置の大型化の招くおそれがある。
これに対して、空気浄化装置100は、放電電極41が放熱フィン21の下流端部21Bより空気流の上流側に配置されることで、放熱フィン21と捕集部42との距離が大きくなることが抑えられ、装置の小型化が図れる。
また、本実施形態によれば、放電電極41は、流路11の断面中央部(流路中心線O上)に設けられる構成とした。
このように構成することで、筐体10内の限られたスペースにおいて、放電電極41から発生したイオンが筐体10の内壁面に当たることが抑えられる。これにより、イオンが十分に拡散して、捕集部42の広い範囲に捕集される。
次に、図5、図6に示す空気浄化装置100の変形例について説明する。
本変形例に係る放電電極41は、流路中心線Oに対して放熱フィン21から遠ざかる方向(図5、図6において左方向)にオフセットされる。そして、放電電極41は、放熱フィン21の上流端部21Aより上流側に配置される。
この場合に、イオンの拡散領域45が図5、図6において左方向にオフセットされることにより、放電電極41が放熱フィン21に対して上流側に配置されても、放熱フィン21が拡散領域45の外側に配置される。
このように構成することで、イオンが放熱フィン21に吸着されることが防止されるとともに、放電電極41と捕集部42との流路長が更に長くなる。よって、空気浄化装置100は、装置の大型化を招くことなく、イオンの拡散を促して空気を浄化することができる。
次に、図7、図8に示す空気浄化装置100の他の変形例について説明する。
本変形例に係る空気浄化装置100は、イオンが拡散する拡散領域45と放熱フィン21との間を遮蔽する遮蔽部61を更に備える。遮蔽部61は、拡散領域45を区画し、かつ放熱フィン21を覆うように設けられる。
放電電極41は、遮蔽部61が設けられない場合に放熱フィン21からイオンが拡散する拡散領域内に配置される。
遮蔽部61は、絶縁材(樹脂材)によって形成される。これにより、イオンが遮蔽部61に触れても、遮蔽部61に吸着されない。
平板状の遮蔽部61は、放電電極41に対向する放熱フィン21の先端部21C(突出端部)の全部を覆うように形成される。遮蔽部61の上端61Aは、放熱フィン21の上流端部21Aより上流側に突出される。遮蔽部61の下端61Bは、放熱フィン21の下流端部21Bより下流側に突出される。
このように構成することで、遮蔽部61は、放電電極41から発生したイオンが放熱フィン21に触れないように、拡散領域45を区画する。これにより、放電電極41から発生したイオンが空気流によって拡散して捕集部42の所定範囲に到達する流路長が更に長くなり、かつイオンが放熱フィン21に吸着されることが防止される。よって、空気浄化装置100は、装置の大型化を招くことなく、イオンの拡散を促して空気を浄化することができる。
また、図9に示すように、平板状の遮蔽部61は、放熱フィン21の先端部21Cの一部を覆うものであってもよい。遮蔽部61の上端61Aは、放熱フィン21の先端部21Cの中程に対峙している。
このように構成することで、遮蔽部61の上端61Aの上流側の部位が流路11に露出するため、放熱板22から空気流に逃がされる放熱量が増加する。
また、図10、図11に示すように、遮蔽部61は、流路11の上流側(図10の上側)から見てL字形の断面形状を有するものであってもよい。遮蔽部61は、放熱フィン21の先端部21Cの一部を覆う先端部遮蔽部62と、放熱フィン21の片方の(図11の下側)の側端部21Dの一部を覆う側方遮蔽部63と、を有する。側端部21Dは、放熱フィン21の先端部21Cの側端から流路11に沿って延在する部位であり、流路中心線Oと略平行に延びている。
放電電極41は、流路中心線Oに対して側方遮蔽部63が設けられる方向(図11において下方向)にオフセットされる。
この場合に、イオンの拡散領域45が図11において下方向にオフセットされることに対応して、側方遮蔽部63は、放電電極41から発生したイオンが放熱フィン21の側端部に触れないように、拡散領域45を区画する。これにより、イオンが放熱フィン21に吸着されることが防止される。よって、空気浄化装置100は、放電電極41の配置自由度が高められ、装置の小型化が図れる。
また、図12、図13に示すように、遮蔽部61は、流路11の側方から見てL字形の断面形状を有するものであってもよい。遮蔽部61は、放熱フィン21の先端部21Cの一部を覆う先端部遮蔽部62と、放熱フィン21の上流端部21Aの一部を覆う上流端部遮蔽部64と、を有する。なお、上流端部21Aは、放熱フィン21の先端部21Cの上流端から流路11の上流側に延在する部位であり、流路中心線Oと交差(略直交)する方向に延びている。
放電電極41は、流路中心線Oに対して放熱フィン21が設けられる方向(図12において右方向)にオフセットされる。そして、放電電極41は、放熱フィン21の上流端部21Aより上流側に設けられる。
この場合に、イオンの拡散領域45が図12において右方向にオフセットされることに対応して、上流端部遮蔽部64は、放電電極41から発生したイオンが放熱フィン21の上流端部21Aに触れないように、拡散領域45を区画する。これにより、イオンが放熱フィン21に吸着されることが防止される。よって、空気浄化装置100は、放電電極41の配置自由度が高められ、装置の小型化が図れる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
流路11に設けられる導電体は、放熱フィン21に限らず、例えば電装部品、あるいは構造部材であってもよい。
本発明は、車両に搭載される空気浄化装置として好適であるが、車両以外に使用される空気浄化装置にも適用できる。
11 流路
21 放熱フィン(導電体)
21A 上流端部
21B 下流端部
21C 先端部
21D 側端部
30 送風機
41 放電電極
42 捕集部
45 拡散領域
61 遮蔽部
100 空気浄化装置

Claims (9)

  1. 流路を流れる空気を浄化する空気浄化装置であって、
    前記流路に空気を流す送風機と、
    前記流路の空気中にイオンを発生する放電電極と、
    イオンによって帯電した微粒子を捕集する捕集部と、
    前記流路を流れる空気流が当てられる導電体と、を備え、
    前記流路を流れる空気流によってイオンが放射状に拡散する拡散領域が設定され、
    前記導電体は、前記拡散領域の外側に配置されることを特徴とする空気浄化装置。
  2. 請求項1に記載の空気浄化装置であって、
    前記拡散領域は、前記送風機の送風量が最も低い状態で前記放電電極からイオンが拡散する略円錐状の空間であることを特徴とする空気浄化装置。
  3. 請求項1又は2に記載の空気浄化装置であって、
    前記放電電極が前記導電体の下流端部より上流側に配置されることを特徴とする空気浄化装置。
  4. 請求項3に記載の空気浄化装置であって、
    前記放電電極は、前記流路の中心線に対して前記導電体から遠ざかる方向にオフセットされることを特徴とする空気浄化装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の空気浄化装置であって、
    絶縁材によって形成され、前記拡散領域と前記導電体との間を遮蔽する遮蔽部を更に備えることを特徴とする空気浄化装置。
  6. 請求項5に記載の空気浄化装置であって、
    前記遮蔽部は、前記導電体の前記放電電極に対向する先端部を覆うことを特徴とする空気浄化装置。
  7. 請求項5に記載の空気浄化装置であって、
    前記遮蔽部は、前記導電体の前記放電電極に対向する先端部から前記流路に沿って延在する側端部を覆うことを特徴とする空気浄化装置。
  8. 請求項5に記載の空気浄化装置であって、
    前記遮蔽部は、前記導電体の前記放電電極に対向する先端部から前記流路の上流側に延在する上流端部を覆うことを特徴とする空気浄化装置。
  9. 請求項1又は2に記載の空気浄化装置であって、
    前記放電電極が前記導電体より下流側に配置されることを特徴とする空気浄化装置。
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