JP2018047446A - 空気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構造によって空気の浄化性能を維持する空気浄化装置を提供すること。
【解決手段】空気を浄化する空気浄化装置100であって、空気中にイオンを発生する放電電極50と、イオンによって帯電した空気中の微粒子を捕集する捕集部16と、捕集部16を通過するように空気を流す送風機17と、を備え、送風機17は、空気流を放電電極50に堆積した微粒子に当てるような流れを発生させる構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気を浄化する空気浄化装置に関する。
特許文献1には、放電電極(イオナイザ)を用いて空気中の粉塵を帯電させて捕集する空気浄化装置(電気集塵装置)が開示されている。
上記空気浄化装置では、経時的に粉塵が放電電極に堆積すると、放電電極の出力が低下して空気の浄化性能が低下するおそれがある。
この対処方法として、特許文献2では、放電電極を清掃するクリーニング装置が提案されている。このクリーニング装置は、放電電極にブラシ(清掃部材)を摺接させて、放電電極に堆積した粉塵を掻き落とすようになっている。
特開2015−188851号公報 特開2000−24548号公報
しかしながら、特許文献2のクリーニング装置は、放電電極を清掃するのに、放電電極に摺接するブラシを必要とする。このため、特許文献2のクリーニング装置を特許文献1の空気浄化装置に適用した場合には、空気浄化装置の構造が複雑になるおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、簡便な構造によって空気の浄化性能を維持する空気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、空気を浄化する空気浄化装置であって、空気中にイオンを発生する放電電極と、イオンによって帯電した空気中の微粒子を捕集する捕集部と、前記捕集部を通過するように空気を流す送風機と、を備え、前記送風機は、空気流を前記放電電極に堆積した微粒子に当てるような流れを発生させることを特徴とする空気浄化装置が提供される。
上記態様によれば、空気流を放電電極に当てることによって、放電電極に堆積した微粒子が除去される。こうして、放電電極では、ブラシ等を用いることなく、堆積した微粒子が除去される。よって、簡便な構造によって空気の浄化性能を維持する空気浄化装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気浄化装置を示す概略構成図である。 図2(A)、(B)は、それぞれイオン発生量劣化マップを示す線図である。 図3は、イオン発生量回復マップを示す線図である。 図4は、制御内容を示すフローチャートである。 図5は、経過時間に応じてイオン発生量が変化する様子を示す線図である。 図6は、空気流速に応じてイオン発生量の低下代が変化する様子を示す特性図である。 図7は、イオン発生量劣化マップを示す線図である。 図8は、制御内容を示すフローチャートである。 図9は、経過時間に応じてイオン発生量が変化する様子を示す線図である。 図10は、図12のX−X線に沿う断面図である。 図11は、図10のXI−XI線に沿う断面図である。 図12は、図10のXII−XII線に沿う断面図である。 図13は、ブラケット等を示す断面図である。 図14は、図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車両1に搭載される空気浄化装置100が適用される空調装置101の概略構成を示す図である。空気浄化装置100は、浄化された空気を車両1の室内2に供給する。空気浄化装置100は、空調装置101に含まれる。
空気浄化装置100は、空気を導く筐体10(ケース)と、送風機17(ブロワファン)と、を備える。送風機17は、電動機20によって駆動され、筐体10の内部で空気を送る。送風機17の送風量(単位時間あたりの吐出空気流量)は、制御部5(コントローラ)によって多段階に切り換えられる。
筐体10内の流路29(送風路)において送風機17より上流側には、外気導入口11、内気導入口12、及び上流側流路14が設けられる。外気導入口11は、車両1の外部から空気を矢印A1で示すように導入する流路である。内気導入口12は、室内2から空気を矢印A2で示すように導入する流路である。内気導入口12は、外気導入口11に比べて、流路長が短く、かつ流路抵抗が小さい。
外気導入口11と内気導入口12の合流部には、これらを開閉するインテークドア13が設けられる。インテークドア13は、制御部5によってその角度(開度)を変えられる。インテークドア13は、外気導入位置と、図1に示す内気導入位置とに切り換えられ、もしくは、その角度に応じて、内気、外気の混合率を調整する。
上流側流路14には、放電電極50(イオナイザ)、微粒子濃度センサ6(塵埃濃度センサ)、及び捕集部16(静電フィルタ)、が設けられる。
微粒子濃度センサ6は、空気中の微粒子の濃度を検出する。微粒子濃度センサ6の検出信号は、制御部5に送られる。
放電電極50は、制御部5によって通電され、プラスイオンもしくはマイナスイオンを発生する。放電電極50から発生するイオンは、上流側流路14を矢印A3で示すように流れる空気中の微粒子を帯電させる。
捕集部16は、プラスもしくはマイナスの静電気を帯びるように通電され、放電電極50で帯電された空気中の微粒子(例えば、PM(Particulate Matter)2.5)を静電気力によって捕集する。また、捕集部16は、車体に導通されることで、接地電位(車体のグランド電位)に固定されるようにしてもよい。こうして、筐体10内の流路29を流れる空気は、捕集部16を通過することで浄化された後に、送風機17に吸い込まれる。
筐体10内の流路29において送風機17より下流側には、下流側流路15、デフロスト吹き出し口25、ベント吹き出し口26、及びフット吹き出し口27が設けられる。デフロスト吹き出し口25からは、空気が室内2の窓3に向けて吹き出される。ベント吹き出し口26からは、空気が室内2の座席(図示省略)に向けて吹き出される。フット吹き出し口27からは、空気が室内2の床(図示省略)に向けて吹き出される。
下流側流路15には、エバポレータ18(空気冷却用の熱交換器)、及びヒーターコア19(空気加熱用の熱交換器)、及びエアミックスドア21が設けられる。送風機17から矢印A4で示すように吐出される空気は、エバポレータ18を通過した後、エアミックスドア21を介してヒーターコア19を通って温度調整される。
エアミックスドア21は、制御部5によってその角度(開度)を変えられ、ヒーターコア19を通過する空気流量を調整する。
デフロスト吹き出し口25、ベント吹き出し口26、及びフット吹き出し口27には、それぞれドア22〜24が設けられる。ドア22〜24は、制御部5によってそれぞれの角度(開度)が変えられ、室内2に吹き出される空気流量の分布が変えられる。
インテークドア13、エアミックスドア21、及びドア22〜24は、空気が流れる流路29(経路)を切り換える流路切換機構30を構成する。空気浄化装置100は、流路切換機構30の作動によって流路の長さや曲率、あるいはヒーターコア19を通過する流量が変化すると、空気流に与える流路抵抗が増減する。なお、流路抵抗は、外気導入口11が開通する外気導入状態よりも、内気導入口12が開通する内気循環状態の方が小さくなる。流路抵抗は、室内2の空気が、矢印A2〜A6で示すように、内気導入口12、上流側流路14、下流側流路15、及びデフロスト吹き出し口25を通って循環する内気循環状態で最も小さくなる。
ところで、空気浄化装置100では、放電電極50が微粒子を含む空気に露出しているため、微粒子が放電電極50に付着する。放電電極50に付着した微粒子が放電電極50から離脱せずに放電電極50に堆積すると、放電電極50のイオン発生量N(出力)が低下して、空気の浄化性能が低下する。
この対処方法として、空気浄化装置100は、送風機17に吸い込まれる空気流を放電電極50に当てて微粒子を除去する構成とする。微粒子が堆積する稼働状態より流速を高めた空気流を放電電極50に当てることにより、堆積した微粒子が放電電極50から離脱して除去される。
制御部5は、浄化モードにおける稼働状態に応じて放電電極50を清掃する清掃タイミングを判定し、清掃タイミングにて放電電極50に当てられる空気流の流速を高める清掃モードに切り換える。
制御部5は、各部の動作を制御するCPUと、制御プログラムや例えば、図2(A)、(B)、図3に示すマップ等が記憶されたROMと、微粒子濃度センサ6等の検出信号及び各種の情報を一時的に記憶するRAMとを備える。
制御部5は、予め設定されたマップに基づき、少なくとも送風機17の送風量と、微粒子濃度センサ6によって検出される微粒子濃度と、経過時間tと、に応じて清掃タイミングを判定する。
図2(A)、(B)は、放電電極50のイオン発生量Nが経過時間tに応じて低下する劣化特性を示すイオン発生量劣化マップである。なお、イオン発生量Nの単位は、例えば、「個/cc」である。
図2(A)のイオン発生量劣化マップは、送風機17の送風量が中間値より高いHigh(高い値)であって、微粒子濃度が低、中、高の一定値である3つの稼働状態においてイオン発生量Nが経過時間tに応じて変化する特性を示している。図2(B)のイオン発生量劣化マップは、送風機17の送風量が中間値より低いLow(低い値)であって、微粒子濃度が低、中、高の一定値である3つの稼働状態においてイオン発生量Nが経過時間tに応じて変化する特性を示している。こうした浄化モードで稼働しているときには、微粒子が放電電極50に堆積することで、放電電極50のイオン発生量Nが次第に低下する。イオン発生量Nが低下する度合いは、送風量が低い程大きくなり、微粒子濃度が高い程大きくなる。なお、実際のイオン発生量劣化マップには、3つの稼働状態に限らず、多数の稼働状態における特性が記憶される。
制御部5は、上記イオン発生量劣化マップに基づいて、空気浄化装置100の各稼働状態における稼働時間tnとイオン発生量Nが所定値に低下する基準時間Tとの劣化時間比Fn(=tn/T)を求め、これらの求められた劣化時間比Fnの積算値ΣFnが「1」になったときに、清掃モードに切り換える清掃タイミングと判定する。
例えば、制御部5は、イオン発生量が5%低下した時点を、清掃タイミングと判定する。空気浄化装置100がある稼働状態で30分間稼働することで、イオン発生量が5%低下する場合には、基準時間Tが30分となる。この稼働状態が15分稼働した場合に、稼働時間tnが15分となり、劣化時間比Fnは次式で求められる。
Fn=tn/T=15/30=0.5
こうしてFnが0.5になった後に、更にある稼働状態で稼働するのに伴ってFnが積算され、やがてΣFn=1になった時点で、清掃タイミングと判定する。
また、制御部5は、清掃モードを実行する際に、予め設定されたイオン発生量回復マップに基づき、微粒子濃度に応じて清掃モードを実行する実行時間を算出する。
図3のイオン発生量回復マップは、微粒子濃度が低、中、高の一定値である3つの稼働状態において清掃モードが行われる経過時間tに応じてイオン発生量Nが高まって回復する特性を示している。なお、実際のイオン発生量劣化マップには、3つの稼働状態に限らず、多数の稼働状態における特性が記憶される。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、制御部5の上記制御内容を説明する。
まず、ステップS1では、以下の情報及び信号を読み込む。
・既に算出された積算値ΣFn。なお、空気浄化装置100の稼働開始時には、ΣFn=0になっている。
・微粒子濃度信号。これは、微粒子濃度センサ6によって検出される微粒子濃度の信号である。
・送風機17の作動信号。これは、送風機17の送風量に対応する、電動機20の作動信号(例えば、電動機20に供給される電力の電圧または周波数)である。
・流路切り換え信号。これは、インテークドア13、エアミックスドア21及びドア23〜24の角度に対応する作動信号である。
続いて、ステップS2に進んで、電動機20の作動信号がオンであるか否かを判定する。ここで、作動信号がオフである空気浄化装置100の停止時には、スタートに戻る。一方、作動信号がオンである空気浄化装置100の稼働時には、ステップS3に進む。
ステップS3では、図2(A)、(B)等に示すイオン発生量劣化マップに基づいて求められる基準時間T及び稼働時間tnから劣化時間比FnをFn=tn/Tとして算出する。
ステップS4では、算出された劣化時間比Fnに基づいて、積算値ΣFnを算出する。
続いて、ステップS5に進んで、積算値ΣFnが「1」以上になったか否かを判定する。ここで、積算値ΣFnが「1」よりも小さい場合には、スタートに戻る。一方、積算値ΣFnが「1」以上になった場合には、清掃タイミングが来たことを判定して、ステップS6に進む。
ステップS6では、図3に示すイオン発生量回復マップに基づいて、微粒子濃度に応じて清掃モードを実行する実行時間を算出する。
続くステップS7では、清掃モードに切り換え、算出された清掃モードにわたって清掃モードを実行する。そして、積算値ΣFnの値をリセットして「0」にし、スタートに戻る。
清掃モードでは、以下の制御が行われる。
・送風機17の送風量が、浄化モードで設定される最大送風量より更に高い設定風量に切り換えられる。
・流路切換機構30は、空気流に与える流路抵抗が小さくなるように各ドア13、21〜24の角度が切り換えられる。例えば、インテークドア13は、外気導入口11を閉じ、かつ内気導入口12を開く内気導入位置に切り換えられる。エアミックスドア21は、ヒーターコア19が介装されるヒーター流路28を閉じる最大冷房位置に切り換えられる。ドア23は、デフロスト吹き出し口25を開く位置に切り換えられる。
こうして、清掃モードでは、送風機17の送風量を大きくするとともに、流路抵抗を小さくすることによって、放電電極50に当たる空気流速を高められる。これにより、放電電極50に堆積した微粒子がこれに当たる空気流によって放電電極50から離脱して除去される。
図5は、空気浄化装置100の稼働時に経過時間tに応じてイオン発生量Nが変化する様子を示す線図である。
図5に2点鎖線で示す特性は、放電電極50の清掃が行われない場合のものであり、経過時間tが長くなるのに伴って放電電極50に微粒子が堆積することで、イオン発生量Nが次第に低下している。
これに対して、空気浄化装置100では、図5に実線で示すように、経過時間tが経過するのに伴ってやがて積算値ΣFnが「1」以上になる清掃タイミングが来ると、清掃モードが実行される。清掃モードにて、空気流速を高めて放電電極50の清掃が行われることにより、イオン発生量Nが回復する。こうして、浄化モードの合間に清掃モードが実行されることで、イオン発生量Nが所定値以上の範囲に保たれる。なお、清掃モードが実行されてから再び清掃モードが実行される間隔は、微粒子濃度及び送風量に応じて変化する。
以上にように、制御部5が図4に示すフローチャートを実行することで、浄化モードにおいて空気中の微粒子が放電電極50に堆積する稼働時間tnの積算値ΣFnに応じて清掃タイミングが決められる。清掃モードでは、浄化モードより空気流の流速を高める清掃モードにて空気流を放電電極50に当てる。これにより、放電電極50に堆積した微粒子が除去されることで、イオン発生量Nが回復する。
ところで、浄化モードにおいてもイオン発生量Nが回復する稼働状態がある。空気中の微粒子濃度がある程度低く、かつ空気流速がある程度高い稼働状態では、放電電極50に当たる空気流によって放電電極50に堆積した微粒子が離脱して除去されることで、イオン発生量Nが回復する。
上記浄化モードにおいてもイオン発生量Nが回復する稼働状態があることに対応して、制御部5は、図4に示すフローチャートにかえて、図8に示すフローチャートを実行してもよい。図8に示すフローチャートを実行することで、後述するように、浄化モードにおいてイオン発生量Nが回復する稼働時間(回復時間tcn)に応じて清掃タイミングを遅らせる制御が行われる。以下、図6〜9を参照してこの制御内容について説明する。
図6は、空気流速が高まるのに応じてイオン発生量Nの低下代(単位時間当たりに放電電極50のイオン発生量Nが低下する率)が変化する様子を示す特性図である。イオン発生量Nの低下代は、微粒子濃度がA、B、C(低、中、高)の稼働状態において空気流速が高まるのに応じて小さくなる。微粒子濃度がBの稼働状態より低く、かつ空気流速が高まる稼働状態が、イオン発生量Nの低下代が0より小さくなる回復領域D1、D2となる。回復領域D1、D2では、放電電極50に当たる空気流に伴って放電電極50から微粒子が除去されることで、イオン発生量Nが回復する。制御部5は、回復領域D1において浄化モードを実行し、イオン発生量Nが回復するのに応じて清掃タイミングを遅らせる制御を行う。制御部5は、回復領域D2において清掃モードを実行し、イオン発生量Nを回復させる制御を行う。
図7は、放電電極50のイオン発生量Nが経過時間tに応じて低下する劣化特性を示すイオン発生量劣化マップである。送風機17の送風量がLow、またはHighであって、微粒子濃度が低、中、または高の一定値である稼働状態では、イオン発生量Nが経過時間tに応じて次第に低下する。送風量がHighであって、微粒子濃度が上記稼働状態より低い回復領域D1が継続する場合には、放電電極50から微粒子が除去されることで、イオン発生量Nが経過時間tに応じて低下せずに最大値に保たれる。
制御部5は、図7に示すイオン発生量劣化マップに基づいて、放電電極50から微粒子が除去される回復領域D1において稼働する回復時間tcnとイオン発生量Nが所定値に回復する基準回復時間Tcとの回復時間比Fcn(=tcn/Tc)を求める。
空気浄化装置100が回復領域D1で30分間稼働することで、イオン発生量が5%(所定値)だけ回復する場合には、基準回復時間Tcが30分とする。回復領域D1において15分稼働した場合に、回復時間tcnが15分となり、回復時間比Fcnは次式で求められる。
Fcn=tcn/Tc=15/30=0.5
制御部5は、イオン発生量が5%所定値)だけ低下した時点を、清掃モードに切り換える清掃タイミングと判定する。制御部5は、図7に示すイオン発生量劣化マップに基づいて、放電電極50に微粒子が堆積する稼働時間tnとイオン発生量Nが5%(所定値)だけ低下する基準時間Tとの劣化時間比Fn(=tn/T)を求める。そして、求められた劣化時間比Fnから回復領域D1の回復時間tcnの回復時間比Fcnを減算した値の積算値Σ(Fn-Fcn)が「1」になったときに、清掃タイミングと判定する。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、上記制御内容を説明する。
まず、ステップS11では、以下の情報及び信号を読み込む。
・既に算出された積算値ΣFn-Fcn。なお、空気浄化装置100の稼働開始時には、ΣFn-Fcn=0になっている。
・微粒子濃度信号。
・送風機17の作動信号。
・流路切り換え信号。
続いて、ステップS12に進んで、電動機20の作動信号がオンであるか否かを判定する。ここで、作動信号がオフである空気浄化装置100の停止時には、スタートに戻る。一方、作動信号がオンである空気浄化装置100の稼働時には、ステップS13に進む。
ステップS13では、図7等に示すイオン発生量劣化マップに基づいて求められる稼働時間tn、回復時間tcnを求める。稼働時間tnに応じて劣化時間比FnをFn=tn/Tとして算出する。回復時間tcnに応じて回復時間比FcnをFcn=tcn/Tcとして算出する。そして、劣化時間比Fnから回復時間比Fcnを減算した値(Fn-Fcn)を求める。
ステップS14では、求められた値(Fn-Fcn)を単位時間毎に積算した積算値Σ(Fn-Fcn)を算出する。
続いて、ステップS15に進んで、積算値Σ(Fn-Fcn)が「0」より大きいか否かを判定する。ここで、積算値Σ(Fn-Fcn)が「0」になった場合には、イオン発生量Nが最大値に回復しているものとみなしてステップS19に進み、積算値Σ(Fn-Fcn)の値を「0」にリセットし、スタートに戻る。
一方、積算値ΣFnが「0」より大きくなった場合には、ステップS16に進んで、積算値Σ(Fn-Fcn)が「1」以上になったか否かを判定する。ここで、積算値ΣFnが「1」よりも小さい場合には、スタートに戻る。一方、積算値ΣFnが「1」以上になった場合には、清掃タイミングが来たことを判定して、ステップS17に進む。
ステップS17では、図3に示すイオン発生量回復マップに基づいて、微粒子濃度に応じて清掃モードを実行する実行時間を算出する。
続くステップS18では、清掃モードに切り換え、算出された実行時間にわたって清掃モードを実行する。そして、積算値Σ(Fn-Fcn)の値を「0」にリセットし、スタートに戻る。
図9は、空気浄化装置100の稼働時に経過時間tに応じてイオン発生量Nが変化する様子を示す線図である。
図9に破線で囲む区間は、回復領域D1にあり、この区間で微粒子が堆積する劣化時間比Fnから微粒子が除去される回復時間比Fcnが減算される。これにより、回復領域D1にある回復時間tcnが増えるのに伴って、清掃モードに移行するまでの時間tが延長される。こうして、清掃モード実行される頻度が減らされることで、浄化モードが実行される稼働時間を長くして、空気の浄化が図られる。
次に、図10〜図14に示す空気浄化装置100の具体例を説明する。
図10、図11に示すように、放電電極50は、送風機17に吸い込まれる空気流に対向するように設けられる。放電電極50は、捕集部16より上流側の上流側流路14の中央部に設けられ、送風機17の回転中心軸O17に略直交するように配置される。
空気浄化装置100の稼働時に、空気流が放電電極50に略直交して当たることにより、微粒子が放電電極50に堆積することが抑えられる。浄化モードにおいて、空気流速が低い状態で微粒子が放電電極50に堆積しても、空気流速が高められる状態で一旦堆積した微粒子が放電電極50から離脱して除去される。これにより、清掃モードを実行する頻度を減らすことができ、あるいは清掃モードを実行しなくて済む。
送風機17は、筒状に並ぶ多数の羽根をもったファン41と、ファン41を収容するケーシング42と、を備える。ファン41は、回転中心軸O17を中心に回転し、遠心方向に送風する。ケーシング42は、空気をファン41の内側に導くベルマウス状の吸い込み口42Aと、ファン41から送られる空気を集める巻き貝状の整流部42Bと、集められた空気を吐出する吐出口42C(図12参照)と、を有する。なお、ケーシング42は、筐体10と一体に形成されてもよい。
捕集部16は、吸い込み口42Aの上流側に設けられ、ケーシング42に対峙するように配置される。捕集部16のフィルタ中心線O16は、送風機17の回転中心軸O17に対して略平行に延び、かつ回転中心軸O17に対してオフセットされる。
インテークドア13は、ヒンジ軸43を中心に回動する。ヒンジ軸43は、送風機17の回転中心軸O17に対して回転中心軸O17に略直交する面上に延びる。
板状のインテークドア13の先端13Aは、ヒンジ軸43を中心とする円弧状の軌跡Qをもって回動する。放電電極50は、軌跡Qと捕集部16の間の領域に配置される。これにより、放電電極50がインテークドア13の作動に干渉することが回避され、かつ捕集部16の上流側に設けられる。
上流側流路14において、内気導入口12の開口端と吸い込み口42Aの開口端との間に挟まれて両者の間に形成される領域を内気導入領域14Aとする。内気導入領域14Aは、内気導入口12の開口縁部と吸い込み口42Aの開口縁部とを結ぶ複数の直線Lの内側に形成される空間である。
インテークドア13が外気導入口11を閉じて内気導入口12を開く内気導入位置にある作動状態(内気循環状態)では、室内2からの空気が矢印A1で示すように内気導入口12から上流側流路14に流入する。このとき、上流側流路14では、内気導入口12から吸い込み口42Aに向かう空気流の主流が内気導入領域14Aを流れるため、内気導入領域14Aの空気流速は他の領域よりも高くなる。
放電電極50は、内気導入領域14Aに配置される。これにより、放電電極50に当たる空気流速が高められ、放電電極50に堆積した微粒子を除去する効果が得られる。
図12において、第1ヒンジ平行線S17は、送風機17の回転中心軸O17を含みインテークドア13のヒンジ軸43と略平行に延びる直線である。第2ヒンジ平行線S16は、捕集部16のフィルタ中心線O16を含み、かつインテークドア13のヒンジ軸43と略平行に延びる直線である。中央横断領域14Bは、第1ヒンジ平行線S17と第2ヒンジ平行線S16に挟まれる領域である。中央横断領域14Bは、筐体10の互いに対向する内壁面10A、10Cの双方からヒンジ軸43と直交方向(図12において左右方向)に離れた領域である。このため、中央横断領域14Bを流れる空気流は、流速が内壁面10A、10C近傍の領域よりも高くなるとともに、空気流が放電電極50に対向する速度成分(送風機17の回転中心軸O17に沿って送風機17に向かう速度成分)が高まる。
放電電極50は、中央横断領域14Bに配置される。これにより、放電電極50に当たる空気流速が高められるとともに、空気流の速度方向が放電電極50に略直交して対向するため、放電電極50に堆積した微粒子を除去する効果を高められる。
図12において、第1ヒンジ直交線P17は、送風機17の回転中心軸O17を含み、かつインテークドア13のヒンジ軸43と略直交する方向に延びる直線である。第2ヒンジ直交線P16は、捕集部16のフィルタ中心線O16を含みインテークドア13のヒンジ軸43と略直交する方向に延びる直線である。中央縦断領域14Cは、第1ヒンジ直交線P17と第2ヒンジ直交線P16に挟まれた領域である。中央縦断領域14Cは、筐体10の互いに対向する内壁面10B、10Dの双方からヒンジ軸43と平行方向(図12において上下方向)に離れた領域である。このため、中央縦断領域14Cを流れる空気流は、流速が内壁面10B、10D近傍の領域よりも高くなるとともに、空気流が放電電極50に対向する速度成分が高まる。
放電電極50は、中央縦断領域14Cに配置される。これにより、放電電極50に当たる空気流速が高められるとともに、空気流の速度成分が放電電極50に略直交して対向するため、放電電極50に堆積した微粒子を除去する効果を高められる。
中央領域14Dは、中央横断領域14Bと中央縦断領域14Cが交わる領域である。中央領域14Dは、筐体10の四方の内壁面10A〜10Dから離れ、かつ送風機17の中央部に対峙する。このため、空気流が放電電極50に対向する速度成分は、中央領域14Dにて最も高まる。
放電電極50は、中央領域14Dに配置される。これにより、放電電極50に当たる空気流速が高められるとともに、放電電極50に対向する空気流の速度成分が高められるため、放電電極50に堆積した微粒子を除去する効果を最も高められる。更に、帯電した微粒子が捕集部16の広い範囲に拡散することで、捕集部16による浄化性能を高められる。
次に、図13、図14を参照して放電電極50の取り付け構造について説明する。
図13に示すように、放電電極50は、棒状のブラケット51を介して筐体10に支持される。ブラケット51は、ヒンジ軸43と略平行に延びるように配置される。放電電極50は、ブラケット51の先端部に設けられ、上流側流路14の中央部に配置される。
図14に示すように、ブラケット51には、2本のハーネス55が収容される。放電電極50は、2本のハーネス55を介して通電される。
図13に示すように、ブラケット51の基端部は、環状のグロメット52、53及び2本のネジ54を介して筐体10の取り付け部60に取り付けられる。
取り付け部60は、ブラケット51が貫通する貫通孔61と、2本のネジ54をそれぞれ螺合させる対のボス部62と、を有する。
図10に示すように、筐体10には、ブラケット51を取り付ける複数(3つ)の取り付け部60が設けられる。各取り付け部60は、ヒンジ軸43に略直交する方向(図10において左右方向)に並ぶように配置される。
筐体10は、取り付け部60を挟む上下の部材8、9が分割して形成される。筐体10の上側の部材9は、例えば、ハンドルの位置が左右に異なる車両に対応した形状のものが選択して設けられる。こうして車両(車種)に応じて筐体10の形状が異なる場合に、ブラケット51が取り付けられる取り付け部60が変更される。こうして、放電電極50の取り付け位置が車両の幅方向に変えられる。これにより、異なる車両の筐体10に対して放電電極50を適切な位置に設けることが可能になる。
また、筐体10の形状に応じて、ブラケット51の長さを変えるか、あるいはグロメット52、53の形状を変えることにより、放電電極50の取り付け位置が車両の前後方向に変えられる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態によれば、空気を浄化する空気浄化装置100であって、空気中にイオンを発生する放電電極50と、イオンによって帯電した空気中の微粒子を捕集する捕集部16と、捕集部16を通過するように空気を流す送風機17と、を備え、送風機17は、空気流を放電電極50に堆積した微粒子に当てるような流れを発生させる構成とした。
このように構成することで、空気流を放電電極50に堆積した微粒子に当てることによって、放電電極50に堆積した微粒子が除去される。こうして、放電電極50では、ブラシ等を用いることなく、堆積した微粒子が除去される。よって、空気浄化装置100は、簡便な構造によって空気の浄化性能を維持することができる。
空気浄化装置100は、放電電極50からイオンを発生して空気を浄化する浄化モードと、放電電極50に当たる空気流の流速を高める清掃モードと、に切り換える構成とした。
このように構成することで、空気流の流速の低い浄化モードにて放電電極50に微粒子が堆積した場合に、浄化モードより空気流の流速を高める清掃モードにて空気流を放電電極50に当てることによって、放電電極50に堆積した微粒子が除去される。
なお、浄化モードと清掃モードとの切り換えは、制御部5によって行われる構成に限らず、手動で行われる構成としてもよい。
また、空気浄化装置100は、制御部5を備え、制御部5は、浄化モードにおける稼働状態に応じて清掃モードに切り換える清掃タイミングを判定する構成とした。
このように構成することで、浄化モードにおける稼働状態に応じて例えば放電電極50のイオン発生量N(微粒子堆積量)等を計測することで、清掃タイミングが判定される。こうして、清掃モードが適切な時期に実行されることにより、浄化モードが実行される稼働時間を長くすることができる。
また、制御部5は、予め設定されたマップに基づき、少なくとも、経過時間tと、送風機17の送風量と、微粒子濃度と、のパラメータ応じて放電電極50のイオン発生量N(微粒子堆積量)等を計測することで、清掃タイミングを的確に判定することができる。なお、上述した構成に限らず、マップを用いずに、回帰式に基づき同様のパラメータに応じてイオン発生量Nを算出する構成としてもよい。
また、制御部5は、浄化モードが実行される稼働状態における放電電極50のイオン発生量Nが上昇(回復)する回復時間tcn(稼働時間)が増えるのに応じて清掃モードが実行される清掃タイミングを遅らせる構成とした。
そして、制御部5は、放電電極50のイオン発生量Nが低下する稼働時間tnとイオン発生量Nが所定値に低下する基準時間Tとの劣化時間比Fn(=tn/T)と、イオン発生量Nが上昇(回復)する回復時間tcnとイオン発生量Nが所定値に回復する基準回復時間Tcとの回復時間比Fcn(=tcn/Tc)と、劣化時間比Fnから回復時間比Fcnを減算した値の積算値Σ(Fn-Fcn)と、を求め、積算値Σ(Fn-Fcn)が所定値「1」になったときに清掃タイミングと判定する構成とした。
このように構成することで、浄化モードにおいて放電電極50に一旦堆積した粒子が放電電極50に当たる空気流によって放電電極50から除去されることに応じて清掃タイミングが遅れる。こうして、清掃モードが実行される頻度を減らすことにより、浄化モードが実行される稼働時間を長くして空気の浄化が図られる。
また、清掃モードでは、送風機17の送風量を、浄化モードで設定される最大風量より更に高い設定風量に切り換える構成とした。これにより、放電電極50に堆積した微粒子が速やかに除去される。
また、清掃モードでは、流路切換機構30によって送風機17によって送られる空気流の流路抵抗を小さくするように流路29を切り換える構成とした。
また、清掃モードでは、流路切換機構30のインテークドア13によって外気導入口11を閉じ、内気導入口12を開くように流路29を切り換える構成とした。
このように構成することで、清掃モードでは、送風機17によって送られる空気流の流路抵抗を小さくして、放電電極50に当たる空気流速を高められる。これにより、放電電極50に堆積した微粒子が速やかに除去される。
なお、上記構成に限らず、浄化モードにおける送風量の高い状態で放電電極50に堆積した微粒子が除去される構成としてもよい。
また、流路29は、内気導入口12の開口端と吸い込み口42Aの開口端との間で形成される内気導入領域14Aを有する。放電電極50は、内気導入領域14Aに配置される構成とした。
このように構成することで、流路14では、内気導入口12から吸い込み口42Aに向かう空気流の主流が内気導入領域14Aを流れるため、放電電極50に当たる空気流速が高められ、放電電極50に堆積した微粒子を除去する効果が得られる。
また、流路29は、送風機17の回転中心軸O17を含みインテークドア13のヒンジ軸43と略平行に延びる第1ヒンジ平行線S17と、捕集部16のフィルタ中心線O16を含み、かつインテークドア13のヒンジ軸43と略平行に延びる第2ヒンジ平行線S16と、の間に挟まれる中央横断領域14Bを有する。放電電極50は、中央横断領域14Bに配置される構成とした。
このように構成することで、流路14では、放電電極50に当たる空気流速が高められるとともに、空気流の速度方向が放電電極50に略直交して対向するため、放電電極50に堆積した微粒子を除去する効果を高められる。
また、流路29は、送風機17の回転中心軸O17を含み、かつインテークドア13のヒンジ軸43と略直交する方向に延びる第1ヒンジ直交線P17と、捕集部16のフィルタ中心線O16を含みインテークドア13のヒンジ軸43と略直交する方向に延びる第2ヒンジ直交線P16と、の間に挟まれる中央縦断領域14Cを有する。放電電極50は、中央縦断領域14Cに配置される構成とした。
このように構成することで、流路14では、放電電極50に当たる空気流速が高められるとともに、空気流の速度方向が放電電極50に略直交して対向するため、放電電極50に堆積した微粒子を除去する効果を高められる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
本発明は、車両に搭載される空気浄化装置として好適であるが、車両以外に使用される空気浄化装置にも適用できる。
11 外気導入口
12 内気導入口
13 インテークドア
14A 内気導入領域
14B 中央横断領域
14C 中央縦断領域
14D 中央領域
16 捕集部
O16 フィルタ中心線
S16 第2ヒンジ平行線
P16 第2ヒンジ直交線
17 送風機
O17 回転中心軸
S17 第1ヒンジ平行線
P17 第1ヒンジ直交線
29 流路
30 流路切換機構
41 ファン
42A 吸い込み口
43 ヒンジ軸
50 放電電極
100 空気浄化装置

Claims (12)

  1. 空気を浄化する空気浄化装置であって、
    空気中にイオンを発生する放電電極と、
    イオンによって帯電した空気中の微粒子を捕集する捕集部と、
    前記捕集部を通過するように空気を流す送風機と、を備え、
    前記送風機は、空気流を前記放電電極に堆積した微粒子に当てるような流れを発生させることを特徴とする空気浄化装置。
  2. 請求項1に記載の空気浄化装置であって、
    空気を浄化する浄化モードと、
    前記放電電極に当たる空気流の流速を高める清掃モードと、に切り換えられることを特徴とする空気浄化装置。
  3. 請求項2に記載の空気浄化装置であって、
    制御部を更に備え、
    前記制御部は、前記浄化モードの稼働状態に応じて前記清掃モードに切り換える清掃タイミングを判定することを特徴とする空気浄化装置。
  4. 請求項3に記載の空気浄化装置であって、
    前記制御部は、少なくとも前記送風機が稼働する経過時間と、前記送風機の送風量と、前記捕集部に流入する空気の微粒子濃度と、に応じて前記清掃タイミングを判定することを特徴とする空気浄化装置。
  5. 請求項4に記載の空気浄化装置であって、
    前記制御部は、前記浄化モードにおける前記放電電極のイオン発生量が上昇する稼働時間が増えるのに応じて前記清掃タイミングを遅らせることを特徴とする空気浄化装置。
  6. 請求項5に記載の空気浄化装置であって、
    前記制御部は、
    前記放電電極のイオン発生量が低下する稼働時間とイオン発生量が所定値に低下する基準時間との劣化時間比と、
    前記放電電極のイオン発生量が上昇する回復時間とイオン発生量が所定値に回復する基準回復時間との回復時間比と、
    前記劣化時間比から前記回復時間比を減算した値の積算値と、を求め、
    前記積算値が所定値になったときに清掃タイミングと判定することを特徴とする空気浄化装置。
  7. 請求項2から6のいずれか一つに記載の空気浄化装置であって、
    前記清掃モードでは、前記送風機の送風量を、前記浄化モードで設定される最大風量より更に高い設定風量に切り換えることを特徴とする空気浄化装置。
  8. 請求項2から7のいずれか一つに記載の空気浄化装置であって、
    空気が流れる流路を切り換える流路切換機構を更に備え、
    前記清掃モードでは、空気流の流路抵抗を小さくするように前記流路切換機構が前記流路を切り換えることを特徴とする空気浄化装置。
  9. 請求項8に記載の空気浄化装置であって、
    前記流路切換機構は、
    車両の室内から空気を導入する内気導入口と、
    前記車両の外部から空気を導入する外気導入口と、
    前記外気導入口及び前記内気導入口を開閉するインテークドアと、を備え、
    前記清掃モードでは、前記外気導入口を閉じ、前記内気導入口を開くことを特徴とする空気浄化装置。
  10. 請求項9に記載の空気浄化装置であって、
    前記流路は、前記内気導入口の開口端と前記送風機の吸い込み口の開口端との間で形成される内気導入領域を有し、
    前記放電電極は、前記内気導入領域に配置されることを特徴とする空気浄化装置。
  11. 請求項10に記載の空気浄化装置であって、
    前記送風機は、回転中心軸を中心に回転するファンを備え、
    前記インテークドアは、前記回転中心軸に略直交する面上に配置されるヒンジ軸を中心に回動し、
    前記流路は、前記回転中心軸を含み前記ヒンジ軸と略平行に延びる第1ヒンジ平行線と、前記捕集部のフィルタ中心線を含み前記ヒンジ軸と略平行に延びる第2ヒンジ平行線と、の間に挟まれる中央横断領域を有し、
    前記放電電極は、前記中央横断領域に配置されることを特徴とする空気浄化装置。
  12. 請求項10に記載の空気浄化装置であって、
    前記送風機は、回転中心軸を中心に回転するファンを備え、
    前記インテークドアは、前記回転中心軸に略直交する面上に配置されるヒンジ軸を中心に回動し、
    前記流路は、前記回転中心軸を含み前記ヒンジ軸と略直交する方向に延びる第1ヒンジ直交線と、前記捕集部のフィルタ中心線を含み前記ヒンジ軸と略直交する方向に延びる第2ヒンジ直交線と、の間に挟まれる中央縦断領域を有し、
    前記放電電極は、前記中央縦断領域に配置されることを特徴とする空気浄化装置。
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