JP2001210645A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2001210645A
JP2001210645A JP2000020309A JP2000020309A JP2001210645A JP 2001210645 A JP2001210645 A JP 2001210645A JP 2000020309 A JP2000020309 A JP 2000020309A JP 2000020309 A JP2000020309 A JP 2000020309A JP 2001210645 A JP2001210645 A JP 2001210645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
interlayer insulating
semiconductor device
hole
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000020309A
Other languages
English (en)
Inventor
Akimasa Fujiki
謙昌 藤木
Shigeru Harada
繁 原田
Takashi Yamashita
貴司 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000020309A priority Critical patent/JP2001210645A/ja
Priority to US09/620,555 priority patent/US6677682B1/en
Priority to DE10046915A priority patent/DE10046915A1/de
Priority to KR10-2000-0056006A priority patent/KR100388765B1/ko
Priority to CNB001290215A priority patent/CN1191630C/zh
Priority to TW089119729A priority patent/TW499713B/zh
Publication of JP2001210645A publication Critical patent/JP2001210645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/544Marks applied to semiconductor devices or parts, e.g. registration marks, alignment structures, wafer maps
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/768Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics
    • H01L21/76801Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the dielectrics, e.g. smoothing
    • H01L21/76819Smoothing of the dielectric
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2223/00Details relating to semiconductor or other solid state devices covered by the group H01L23/00
    • H01L2223/544Marks applied to semiconductor devices or parts
    • H01L2223/54426Marks applied to semiconductor devices or parts for alignment
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2223/00Details relating to semiconductor or other solid state devices covered by the group H01L23/00
    • H01L2223/544Marks applied to semiconductor devices or parts
    • H01L2223/54453Marks applied to semiconductor devices or parts for use prior to dicing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMP法で用いるスラリーの残留・飛散に起
因した配線の断線等の不具合を有さず、高い信頼性の半
導体装置を提供する。 【解決手段】 基板1上に層間絶縁膜21が形成されて
おり、層間絶縁膜21上にポリシリコン層10が形成さ
れている。ポリシリコン層10を覆って層間絶縁膜22
が形成されており、層間絶縁膜22上にポリシリコン層
11が形成されている。層間絶縁膜22を覆って層間絶
縁膜23が形成されている。層間絶縁膜23の表面23
Sからポリシリコン層11に至って、アライメントマー
ク等を成すマーク用孔20Mが形成されている。マーク
用孔20Mは表面23Sから基板1へ至るコンタクトホ
ールよりも広いが、当該コンタクトホールよりも浅い。
このため、CMP研磨されて後に層間絶縁膜4となるシ
リコン酸化物層にマーク用孔20Mに対応した凹部が形
成されにくいので、かかる凹部へのスラリーの残留が抑
制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及び半
導体装置の製造方法に関するものであり、特に、多層配
線技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化・多機
能化に伴って配線の微細化・多層化が進み、半導体装置
の製造方法において多層配線技術は重要な技術の一つと
なっている。
【0003】図17に2層配線構造を有する従来の半導
体装置101Pを説明するための縦断面図を示す。半導
体装置101Pはシリコン基板1Pを備えている。な
お、図17ではシリコン基板1Pの表面上に形成されて
いる各種の素子の図示化は省略している。
【0004】シリコン基板1P上に、シリコン酸化物
(SiO2)から成る層間絶縁膜2Pが形成されてお
り、当該層間絶縁膜2Pにはその厚み方向にコンタクト
ホール2HPと、アライメントマーク等のマーク用孔2
MPとが形成されている。なお、一般的に、最小線幅を
0.25μmとする半導体装置、いわゆるクォーターミ
クロン世代の半導体装置では、半導体装置101Pを上
面から見た場合、コンタクトホール2HP及び後述のビ
アホール4HPは0.3〜0.4μm程度であり、マー
ク用孔2MPは1〜10μm程度である。
【0005】コンタクトホール2HP内に、いわゆるプ
ラグを成す金属層7HPが埋め込まれている。ここで、
「プラグ」とは層間絶縁膜を挟んで配置された配線等の
導電層同士を電気的に接続する導電層を言う。他方、マ
ーク用孔2MPの側壁上には、いわゆるサイドウォール
・スペーサ状の金属層7MPが形成されている。金属層
7MPは金属層7HPと同様の材料から成る。
【0006】更に、層間絶縁膜2P上にプラグ7HPに
接して、配線ないしは配線層を成す金属層3HPが形成
されている。他方、マーク用孔2MPを覆って金属層3
MPが形成されている。
【0007】そして、配線3HPと金属層3MPと層間
絶縁膜2Pとを覆うように、シリコン酸化物から成る層
間絶縁膜4Pが形成されている。層間絶縁膜4Pの厚さ
は、例えば700〜1000nm(7000〜1000
0オングストローム)程度である。層間絶縁膜4Pは配
線3HPに至るコンタクトホールないしはビアホール4
HPを有し、当該ビアホール4HP内にプラグ8HPが
充填されている。そして、層間絶縁膜4P上にプラグ8
HPに接して配線6HPが形成されている。他方、層間
絶縁膜4Pの基板1とは反対側の表面4SP側であって
マーク用孔2MPの上方に凹部4MPが形成されてい
る。
【0008】なお、図17において、プラグ7HP,8
HP及び配線3HP,6HP等を含む領域HPは、半導
体装置101Pの各種の素子(図示せず)が形成されて
いる素子領域又は素子形成領域にあたる。これに対し
て、マーク用孔2MPを含む領域MPは製造工程におい
て使用されるアライメントマーク等の補助的なパターン
が形成されている領域にあたる。
【0009】次に、図17図に加えて図18〜図20の
各縦断面図を参照しつつ、従来の半導体装置101Pの
製造方法を説明する。
【0010】まず、上述の各種素子が形成されたシリコ
ン基板1P上にプラズマCVD(Chemical Vapor Depos
ition)法によりシリコン酸化物(プラズマ酸化物)を
堆積し、当該シリコン酸化物をエッチバック法やCMP
(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて平坦化
して、層間絶縁膜2Pを形成する。
【0011】次に、層間絶縁膜2P上の全体にレジスト
(図示せず)を塗布し、当該レジストをフォトリソグラ
フィ技術によってコンタクトホール2HP及びマーク用
孔2MP等に対応したパターンにパターニングする。そ
して、かかるパターニングされたレジストをマスクとす
るRIE(Reactive Ion Etching)法によって、層間絶
縁膜2Pを開口し、コンタクトホール2HP及びマーク
2MPを形成する。その後、上記レジストを酸素プラズ
マ等で除去する。
【0012】次に、層間絶縁膜2Pの全体を覆うよう
に、例えばスパッタ法により所定の金属材料を堆積す
る。そして、当該金属層をエッチバックして、プラグ7
HPを形成する。このとき、上述のようにマーク用孔2
MPの寸法はコンタクトホール7HPに比して大きいの
で、マーク用孔2MPでは上記金属層がサイドウォール
・スペーサ状に残存して金属層7MPを成す。
【0013】その後、層間絶縁膜2HPの全体を覆うよ
うに、所定の金属材料を堆積する。そして、当該金属層
上の全面にレジスト(図示せず)を塗布し、当該レジス
トをフォトリソグラフィ技術によって配線3HP及び金
属層3MPに対応したパターンにパターニングする。そ
して、かかるパターニングされたレジストをマスクとす
るRIE法によって、上記金属層をパターニングして配
線3HP及び金属層3MPを形成する。その後、上記レ
ジストを酸素プラズマ等で除去する。以上の工程によ
り、図18の状態の半導体装置が得られる。
【0014】その後、図19に示すように、層間絶縁膜
2P,配線3HP及び金属層3MPの全体を覆うよう
に、プラズマCVD法を用いて例えば1500〜250
0nm(15000〜25000オングストローム)程
度のシリコン酸化膜4APを形成する。
【0015】シリコン酸化膜4APは、マーク用孔2M
Pの上方にマーク2MPの凹形状に対応した凹部4MA
Pを有して形成される。かかる凹部4MAPは、例えば
シリコン基板1Pの上方からマーク用孔2MPを見たと
きの寸法が略1μm以上である場合のように比較的広い
マーク用孔2Mの上方に形成されやすい。又、マーク用
孔2MPが例えば1.5μmを超えるような深い場合、
当該凹部は深く形成されやすい。
【0016】次に、CMP法を用いてシリコン酸化膜4
APを研磨・平坦化して、図20に示す層間絶縁膜4P
を形成する。この際、配線3HP上のシリコン酸化膜が
上述の700〜1000nm程度になるように研磨す
る。なお、図19の凹部4MAPの底部が図20の凹部
4MPとして残存する。
【0017】CMP法を用いてシリコン酸化物を研磨す
る場合、シリカ(SiO2)系又はセリア(CeO2)
系のスラリーがよく用いられ、生産性の観点から研磨速
度が速いセリア系スラリーが選ばれることが多い。
【0018】その後、上述のコンタクトホール2HP等
の形成方法と同様の形成方法により、ビアホール4H
P,プラグ8HP及び配線6HPを形成する。以上の工
程により、図17の半導体装置101Pが得られる。な
お、3層以上の多層配線の場合は所定の回数だけ上述の
工程を繰り返す。
【0019】その後、最上の配線を覆って層間絶縁膜を
形成し、当該層間絶縁膜上の全面にパッシベーション膜
となるシリコン窒化膜をプラズマCVD法等により形成
する。その後、ボンディングパッド(図示せず)上の層
間絶縁膜等をフォトリソグラフィ技術及びドライエッチ
ング法を用いて除去し、ボンディングパッドを露出させ
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、CMP
法を用いてシリコン酸化物を研磨する場合、研磨速度が
速いセリア系スラリーが多用される。このとき、セリア
系スラリーを用いたCMP法では、セリア系スラリーを
用いた研磨工程Aと、研磨後に被研磨面に残っているセ
リア系スラリーを水とブラシとで洗い流す第1の洗浄工
程Bと、アンモニア(NH4OH)と過酸化水素水(H
2O2)との混合液又は希フッ酸(HF)による第2の
洗浄工程Cとを含む。しかしながら、セリア系スラリー
を用いた研磨は以下のような問題を有している。
【0021】即ち、上記研磨工程Aの際、凹部4MPに
セリア系スラリーが詰まって残留してしまう(図20に
示すスラリー残50Pを参照)。かかるスラリー残50
Pは、第1の洗浄工程Bにおいてブラシによって掻き出
されて、層間絶縁膜4P上にばらまかれて凝固する(図
21に示す飛散したスラリー残50Pを参照)。ばらま
かれたスラリー残50Pは、上記希フッ酸ではほとんど
除去されず、又、上記NH4OH/H2O2混合液によ
っても十分には除去できない。このため、スラリー残5
0Pがばらまかれた状態のままで層間絶縁膜4P上に配
線を形成すると、図21の縦断面図に示す配線6Pのよ
うに、所望の配線形状が得られないという問題がある。
かかる配線形状の不具合は配線のショートや断線を引き
起こし、その結果、半導体装置の歩留りの低下や信頼性
の低下を招いてしまう。
【0022】本発明はかかる問題点を解消するためにな
されたものであり、CMP法で用いるスラリーの残留・
飛散に起因した配線の断線等の不具合を有さず、高い信
頼性を有する半導体装置を提供すること及びそのような
半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1に記載の
発明に係る半導体装置は、主面を有する基板と、前記基
板の前記主面上に配置された層間絶縁膜と、それぞれが
前記層間絶縁膜内において前記層間絶縁膜の厚さ方向に
重ねて配置される一方で互いには接しない少なくとも2
層の下地層と、前記層間絶縁膜の前記基板とは反対側の
表面から前記層間絶縁膜の前記表面に最も近い前記下地
層に至って前記絶縁膜内に形成されたマーク用孔とを備
えることを特徴とする。
【0024】(2)請求項2に記載の発明に係る半導体
装置は、主面を有する基板と、前記基板の前記主面上に
配置された層間絶縁膜と、前記基板の前記主面の上方か
ら見た場合におけるそれぞれの寸法が略1μm未満であ
って、それぞれが前記層間絶縁膜の表面に開口部を有し
て前記層間絶縁膜内に形成された、複数の孔を含むマー
ク用孔とを備えることを特徴とする。
【0025】(3)請求項3に記載の発明に係る半導体
装置は、請求項2に記載の半導体装置であって、前記複
数の孔の少なくとも1つの孔内に配置された金属層を更
に備えることを特徴とする。
【0026】(4)請求項4に記載の発明に係る半導体
装置は、請求項2又は3に記載の半導体装置であって、
前記複数の孔は、溝状の孔と柱状の孔との少なくとも一
方を含むことを特徴とする。
【0027】(5)請求項5に記載の発明に係る半導体
装置は、主面を有する基板と、前記基板の前記主面上に
配置された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜の前記基板と
は反対側の表面に開口部を有して前記層間絶縁膜内に形
成されたマーク用孔と、前記マーク用孔に前記マーク用
孔の前記開口部付近まで充填された金属層とを備えるこ
とを特徴とする。
【0028】(6)請求項6に記載の発明に係る半導体
装置は、主面を有する基板と、前記基板の前記主面上に
配置された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜の前記基板と
は反対側の表面に開口部を有して前記層間絶縁膜内に形
成されたマーク用孔と、前記マーク用孔内に配置されて
おり、前記マーク用孔の前記開口部付近の部分が前記開
口部を狭めるように突出した庇形状を成している金属層
とを備えることを特徴とする。
【0029】(7)請求項7に記載の発明に係る半導体
装置は、主面を有する基板と、前記基板の前記主面上に
配置された第1の層間絶縁膜と、前記第1の層間絶縁膜
の前記基板とは反対側の表面に開口部を有して前記層間
絶縁膜内に形成されたマーク用孔と、前記マーク用孔を
覆って配置されており、前記マーク用孔の上方において
前記基板とは反対側の表面に開口した凹部を有する第2
の層間絶縁膜と、前記第2の層間絶縁膜の前記凹部内に
配置された誘電体層とを備えることを特徴とする。
【0030】(8)請求項8に記載の発明に係る半導体
装置は、請求項7に記載の半導体装置であって、前記第
2の層間絶縁膜の前記凹部は、前記第2の層間絶縁膜の
前記表面付近まで前記誘電体層で充填されていることを
特徴とする。
【0031】(9)請求項9に記載の発明に係る半導体
装置は、請求項7に記載の半導体装置であって、前記誘
電体層は、前記第2の層間絶縁膜の前記凹部の少なくと
も内表面上に配置されていることを特徴とする。
【0032】(10)請求項10に記載の発明に係る半
導体装置は、請求項7乃至9のいずれかに記載の半導体
装置であって、前記誘電体層は、前記第2の層間絶縁膜
と比較して、CMP法で用いられるスラリーが付着しに
くい材料から成ることを特徴とする。
【0033】(11)請求項11に記載の発明に係る半
導体装置は、請求項1乃至10のいずれかに記載の半導
体装置であって、前記基板の前記主面の上方から前記マ
ーク用孔を見た場合における、前記マーク用孔の寸法が
略1μm以上であることを特徴とする。
【0034】(12)請求項12に記載の発明に係る半
導体装置の製造方法は、(a)基板の主面上に、前記基
板とは反対側の表面に開口されたマーク用孔を有して第
1の層間絶縁膜を形成する工程と、(b)前記マーク用
孔を覆って第2の層間絶縁膜を形成する工程と、(c)
前記第2の層間絶縁膜上に誘電体層を形成する工程と、
(d)前記工程(c)の後に、前記第2の層間絶縁膜を
CMP法により研磨する工程とを備えることを特徴とす
る。
【0035】(13)請求項13に記載の発明に係る半
導体装置の製造方法は、請求項12に記載の半導体装置
の製造方法であって、(e)前記工程(d)の終了後に
残存している前記誘電体層を除去する工程を更に備える
ことを特徴とする。
【0036】(14)請求項14に記載の発明に係る半
導体装置の製造方法は、請求項12又は13に記載の半
導体装置の製造方法であって、前記誘電体層は、前記第
2の層間絶縁膜と比較して、前記CMP法で用いられる
スラリーが付着しにくい材料から成ることを特徴とす
る。
【0037】(15)請求項15に記載の発明に係る半
導体装置の製造方法は、請求項12乃至14のいずれか
に記載の半導体装置の製造方法であって、前記基板の前
記主面の上方から前記マーク用孔を見た場合における、
前記マーク用孔の寸法が略1μm以上であることを特徴
とする。
【0038】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1に実施の形
態1に係る半導体装置101を説明するための模式的な
縦断面図を示す。なお、半導体装置101及び後述の各
実施の形態に係る半導体装置は、従来の半導体装置10
1Pの領域MPに相当する領域に特徴がある。このた
め、以下の説明ではかかる点を中心に説明する。
【0039】図1に示すように、半導体装置101はシ
リコンウェハ等の基板1を備える。なお、従来の半導体
装置101Pの領域HPに相当する、基板1の領域(図
示せず)には各種の素子が形成されている。
【0040】基板1の主面1S上に例えばシリコン酸化
物から成る層間絶縁膜(第1の層間絶縁膜)2が形成さ
れている。当該層間絶縁膜2の厚さ方向にマーク用孔2
Mが形成されている。詳細には、マーク用孔2Mは層間
絶縁膜2の基板1とは反対側の表面2Sに例えば4角形
の開口部を有し、当該表面2Sから基板1の主面1Sに
至って形成されている。ここでは、基板1の主面1Sの
上方からマーク用孔2Mを見た場合におけるマーク用孔
2Mの寸法が、略1μm以上であるものとする。なお、
以下の説明では、マーク用孔2Mの側壁面を成す層間絶
縁膜2の側壁面及び層間絶縁膜2の表面2Sとは反対側
においてマーク用孔2Mの開口を塞ぐ面、例えば基板1
の主面1Sを総称して、マーク用孔2Mの内表面と呼
ぶ。
【0041】ここでは、「マーク」とは例えばアライメ
ントマーク等の製造工程等において利用される補助的な
各種のパターンを含む。また、「マーク用孔」とはアラ
イメンマーク等として製造上利用される孔を含み、コン
タクトホールやビアホール(図17のコンタクトホール
2HP及びビアホール4HPを参照)と同程度以上の大
きさの孔をいうものとする。なお、コンタクトホール及
びビアホールは例えば0.3〜0.4μm程度である。
【0042】そして、マーク用孔2Mの内表面上に及び
層間絶縁膜2の表面2S上のマーク用孔2Mの開口部付
近に、金属層37Mが形成されている。金属層37M
は、(i)層間絶縁膜2の上記側壁面上に、いわゆるサ
イドウォール・スペーサ状に形成された金属層7Mと、
(ii)当該金属層7M以外の部分である金属層3Mと
を含む。なお、金属層7Mは例えばタングステン(W)
の単層や、チタン(Ti)/窒化チタン(TiN)/タ
ングステン(W)の3層から成る。また、金属層3Mは
例えばアルミニウム(Al)の単層や、アルミニウム
(Al)−銅(Cu)合金(以下、Al−Cu合金とも
呼ぶ)を窒化チタンでサンドイッチした3層構造を有す
る。
【0043】更に、マーク用孔2Mを覆って、より具体
的には金属層37M及び層間絶縁膜2を覆って、例えば
シリコン酸化物から成る層間絶縁膜(第2の層間絶縁
膜)4が形成されている。層間絶縁膜4の厚さは、例え
ば700〜1000nm(7000〜10000オング
ストローム)程度である。層間絶縁膜4はマーク用孔2
Mの上方に、当該層間絶縁膜4の基板1とは反対側の表
面4S側に開口した凹部4Mを有している。
【0044】特に、半導体装置101では、上記凹部4
M内に例えばシリコン酸化物等の誘電体から成る誘電体
層12が形成されている。誘電体層12は層間絶縁膜4
の表面4S付近まで充填されており、当該誘電体層12
によって層間絶縁膜4の表面4S側の全体が平坦化され
ている。
【0045】なお、図1への図示化は省略するが、図1
7に示す従来の半導体装置101Pと同様に、層間絶縁
膜2にコンタクトホールが形成されており、層間絶縁膜
4にビアホールが形成されている。そして、かかるコン
タクトホール内及びビアホール内にそれぞれプラグが配
置されており、各層間絶縁膜2,4の表面2S,4S上
にそれぞれ配線が形成されている。なお、上記プラグは
金属層7Mと同じ材料から成り、上記配線は金属層3M
と同じ材料から成る。
【0046】次に、図1〜図3を参照しつつ、半導体装
置101の製造方法を説明する。なお、図2及び図3は
半導体装置101の製造方法を説明するための模式的な
縦断面図である。
【0047】まず、基板1を準備し、プラズマCVD法
によりシリコン酸化物(プラズマ酸化物)を堆積し、当
該シリコン酸化物をエッチバック法やCMP法を用いて
平坦化し、層間絶縁膜2を形成する。
【0048】次に、層間絶縁膜2の表面2S上の全面に
レジストを塗布し、当該レジストをフォトリソグラフィ
技術によってマーク用孔2Mに対応したパターンにパタ
ーニングする。そして、かかるパターニングされたレジ
ストをマスクとするRIE法によって層間絶縁膜2を開
口し、マーク用孔2Mを形成する。その後、上記レジス
トを酸素プラズマ等で除去する。なお、マーク用孔2M
及びコンタクトホールの形成は同時に実施可能である。
【0049】次に、層間絶縁膜2の全体を覆うように、
タングステンをCVD法により堆積し、これをエッチバ
ックすることにより金属層7Mを形成する。或いは、ス
パッタ法によりチタン及び窒化チタンを順次に堆積し、
続いてCVD法によりタングステンを堆積する。そし
て、上記3層をエッチバックして、金属層7Mを形成す
る。なお、金属層7Mはコンタクトホール内のプラグと
同時に形成可能である。
【0050】その後、層間絶縁膜2等の全体を覆うよう
に、アルミニウムを堆積する。或いは、窒化チタン,A
l−Cu合金及び窒化チタンを順次に堆積する。このと
き、高温スパッタ法やリフロースパッタ法を用いること
により、かかる3層を平坦に形成することができる。
【0051】次に、上記堆積した金属層の露出している
表面上の全面にレジストを塗布し、当該レジストをフォ
トリソグラフィ技術によって金属層3Mに対応したパタ
ーンにパターニングする。そして、かかるパターニング
されたレジストをマスクとするRIE法によって、上記
金属層をパターニングして金属層3Mを形成する。その
後、上記レジストを酸素プラズマ等で除去する。なお、
金属層3Mは、層間絶縁膜2上の配線の形成と同時に形
成可能である。
【0052】その後、図2に示すように、層間絶縁膜
2,金属層37M等の全体を覆うように、従って、マー
ク用孔2Mを覆うようにプラズマCVD法を用いて例え
ば1500〜2500nm(15000〜25000オ
ングストローム)程度のシリコン酸化膜ないしは層間絶
縁膜4Aを形成する。このとき、HDP(High Density
Plasma)−CVD法を用いて層間絶縁膜4Aの全部或い
は基板1側の一部を形成することにより、微細なパター
ンで形成された配線(図示せず)の領域にボイドなく層
間絶縁膜4Aを形成することができる。なお、層間絶縁
膜4Aは、マーク用孔2Mの上方にマーク用孔2Mの凹
形状に対応した凹部4MAを有して形成される。
【0053】特に、本製造方法では、続いて図3に示す
ように例えばシリコン酸化物から成る誘電体層12Aを
形成する。
【0054】詳細には、層間絶縁膜4Aの露出表面ない
しは基板1とは反対側の表面4AS上に、例えばシリコ
ン酸化物系の原料を溶媒に溶かした薬液を回転塗布法に
より塗布する(いわゆるSOG(Spin On Glass))。
かかる形成方法によれば、上記薬液を凹部4MA内に容
易に埋め込むことができる。次に、150〜300°C
程度のべークを行って、塗布された薬液中の溶媒を除去
する。続いて、400°C程度のべークにより上記塗布
された薬液のSiO2化を行って、誘電体層12Aを形
成する。かかるSiO2化により誘電体層12Aからの
ガス発生を少なくすることができる。
【0055】その後、誘電体層12A及び層間絶縁膜4
Aを、スラリーを用いたCMP法により研磨して平坦化
する。この際、上記配線(図示せず)上の層間絶縁膜4
Aが所定の厚さとなるように、例えば上述の700〜1
000nm(7000〜10000オングストローム)
程度になるように研磨する。かかる平坦化研磨によっ
て、図1に示す誘電体層12及び層間絶縁膜4が得られ
る。なお、図1の凹部4Mは、図2の凹部4MAの底部
にあたる。
【0056】なお、CMP法による研磨後に、プラズマ
CVD法を用いて例えば100〜200nm(1000
〜2000オングストローム)程度のシリコン酸化膜を
更に形成する場合もある。以上の工程により、半導体装
置101が完成する。
【0057】上述のように、凹部4MAは誘電体層12
Aによって充填された上でCMP法により研磨される。
かかる研磨後、凹部4Mは層間絶縁膜4の表面4S付近
まで誘電体層12で充填されており、当該誘電体層12
によって層間絶縁膜4の表面4S側の全体が平坦化され
ている。このため、研磨後の凹部4M内へのスラリーの
残留を抑制することができ、これによりスラリーの飛散
も抑制することができる。その結果、残留・飛散したス
ラリーによって引き起こされる例えば配線の断線等の不
具合を有さず、信頼性の高い半導体装置101を提供す
ることができる。
【0058】なお、誘電体層12は層間絶縁膜4の表面
4Sよりも低くても、スラリーの凹部4内への残留量を
従来の半導体装置101Pよりも少なくすることができ
るので、上述の効果を一定程度に得ることができる。逆
に言えば、凹部4Mが層間絶縁膜4の表面4S付近まで
誘電体層12で充填されることによって、より確実なる
効果を奏する。
【0059】なお、誘電体層12,12Aを上述のシリ
コン酸化物以外の他の無機系絶縁材料で以て形成しても
構わない。
【0060】<実施の形態2>図4に実施の形態2に係
る半導体装置102を説明するための模式的な縦断面図
を示す。なお、以下の説明では、既述の構成要素と同等
の構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を
援用するに留める。
【0061】図4と既述の図1とを比較すれば分かるよ
うに、半導体装置102は基本的に半導体装置101と
同等の構造を有するが、半導体装置101の誘電体層1
2(図1参照)を有さない。
【0062】次に、図4〜図6及び既述の図2を参照し
つつ、半導体装置102の製造方法を説明する。なお、
図5及び図6は半導体装置102の製造方法を説明する
ための模式的な縦断面図である。
【0063】まず、実施の形態1に係る製造方法等によ
って、図2の状態の半導体装置を準備する。
【0064】実施の形態2に係る製造方法では、続いて
図5に示すように例えばシリコン酸化物から成る誘電体
層13Aを形成する。詳細には、層間絶縁膜4Aの表面
4AS上に、例えばシリコン酸化物系の原料を溶媒に溶
かした薬液を回転塗布法により塗布する(いわゆるSO
G)。次に、150〜300°C程度のべークを行っ
て、塗布された薬液中の溶媒を除去して、誘電体層13
Aを形成する。
【0065】その後、誘電体層13A及び層間絶縁膜4
Aを、スラリーを用いたCMP法により研磨して平坦化
する。かかる平坦化研磨によって、図6に示す誘電体層
13B及び層間絶縁膜4が得られる。
【0066】特に、実施の形態2に係る製造方法では、
次に誘電体層13Bを例えばフッ酸を用いて除去する。
誘電体層13B(又は13A)に対しては実施の形態1
に係る製造方法のような400°C程度のべークがなさ
れていないので、完全にはSiO2化されていない。一
般的にSOG法により形成されたシリコン酸化膜の膜密
度はCVD法等で形成されたシリコン酸化膜と比べて低
く、前者のフッ酸に対するエッチングレートは後者に比
べて大幅に大きいことが知られている。つまり、誘電体
層13Bのエッチングレートは層間絶縁膜4のそれより
も大きい。かかるエッチングレートの差により、層間絶
縁膜4のエッチング量を抑えつつ誘電体層13Bを除去
することができる。以上の工程により、半導体装置10
2が完成する。
【0067】上述のように、凹部4MAは誘電体層13
Aによって充填された上でCMP法により研磨される。
このため、実施の形態1と同様に、研磨後の凹部4M内
へのスラリーの残留を抑制することができ、これにより
スラリーの飛散も抑制することができる。
【0068】このとき、CMP法による研磨時に誘電体
層13Aが過剰に研磨されてたとえ凹部4M内にスラリ
ーが残留しても、誘電体層13Bの除去時に残留したス
ラリーをも除去することができる。これにより、上述の
スラリーの残留・飛散をより確実に抑制することができ
る。
【0069】その結果、残留・飛散したスラリーによっ
て引き起こされる例えば配線の断線等の不具合を有さ
ず、信頼性の高い半導体装置102を提供することがで
きる。
【0070】なお、誘電体層13A,13Bをレジスト
で形成しても良く、かかる場合、研磨後に例えば有機溶
媒や酸素プラズマ等によって上記レジストを除去する。
【0071】また、誘電体層13A,13Bをその他の
無機系絶縁材料や有機系絶縁材料で以て形成しても構わ
ない。
【0072】<実施の形態3>図7に実施の形態3に係
る半導体装置103を説明するための模式的な縦断面図
を示す。
【0073】図7と既述の図1とを比較すれば分かるよ
うに、半導体装置103は基本的に半導体装置101と
同等の構造を有する一方で、半導体装置101の誘電体
層12(図1参照)に代えて誘電体層14を備えてい
る。詳細には、誘電体層14は凹部4Mの内表面上に比
較的薄く、例えば30〜100nm(300〜1000
オングストローム)程度の厚さで形成されている。ま
た、誘電体層14は凹部4Mを完全には埋め込んでいな
い。なお、ここでは、誘電体層14が低密度シリコン酸
化物から成る場合を説明する。
【0074】次に、図7,図8及び既述の図2を参照し
つつ、半導体装置103の製造方法を説明する。なお、
図8は半導体装置103の製造方法を説明するための模
式的な縦断面図である。
【0075】まず、実施の形態1に係る製造方法等によ
って、図2の状態の半導体装置を準備する。
【0076】実施の形態3に係る製造方法では、続いて
図8に示すように層間絶縁膜4Aの表面4AS上の全体
に、低密度シリコン酸化物から成る誘電体層14Aを形
成する。かかる低密度シリコン酸化物は、例えばプラズ
マCVD法におけるRFパワーを層間絶縁膜4A等の形
成時よりも低く設定することにより形成可能である。
【0077】その後、誘電体層14A及び層間絶縁膜4
Aを、スラリーを用いたCMP法により研磨して平坦化
する。かかる平坦化研磨によって、図7に示す誘電体層
14及び層間絶縁膜4が得られる。以上の工程により、
半導体装置103が完成する。
【0078】このように、半導体装置103では、誘電
体層14を有さない場合、即ち、従来の半導体装置10
1Pと比較して、凹部4Mが誘電体層14の分だけ狭め
られている。特に、凹部4Mの開口部が狭められてい
る。このため、その分だけ研磨後におけるスラリーの残
留量を少なくすることができる。
【0079】ところで、セリア系スラリーを用いたCM
P法では、当該スラリーが被研磨物の表面に変成層を形
成し、かかる変成層を研磨・除去するというメカニズム
で研磨が進行する。この際、研磨速度は変成層の形成さ
れ易さによって決まるが、変成層の形成され易さは被研
磨物によって異なる。例えば、誘電体層14Aを成す低
密度シリコン酸化物は、層間絶縁膜4Aを成すシリコン
酸化物よりも変成層が形成されにくい。つまり、層間絶
縁膜4Aと比較して、誘電体層14Aはセリア系スラリ
ーとの濡れ性ないしは密着度が低い、換言すれば、誘電
体層14Aにはセリア系スラリーが凝固ないしは付着し
にくい。
【0080】このため、研磨後にたとえ凹部4M内にス
ラリーが残留したとしても、研磨後の既述の洗浄工程
B,Cにおいて上記残留スラリーを容易に且つ確実に除
去することができる。従って、誘電体層14Aを有さな
い場合、即ち、従来の半導体装置101Pと比較して、
研磨後におけるスラリーの残留・飛散を抑制することが
できる。
【0081】このように、半導体装置103によれば、
残留・飛散したスラリーによって引き起こされる例えば
配線の断線等の不具合を有さず、信頼性の高い半導体装
置103を提供することができる。
【0082】なお、低密度シリコン酸化物に代えて、層
間絶縁膜4A,4と比較してセリア系スラリーが付着し
にくい他の材料、例えばシリコン窒化物等で以て誘電体
層14A,14を形成しても同様の効果が得られる。
【0083】また、既述の誘電体層12A,12や誘電
体層13A,13Bを、誘電体層14A,14を成すそ
のような材料で以て形成しても良い。これらの場合に
は、スラリーの残留・飛散を抑制する効果をより確実に
得ることができる。
【0084】<実施の形態4>図9に実施の形態4に係
る半導体装置104を説明するための模式的な縦断面図
を示す。図9に示すように、基板1の主面1S上に例え
ばシリコン酸化物から成る層間絶縁膜20が形成されて
いる。この層間絶縁膜20内には、2つのポリシリコン
層(下地層)10,11が層間絶縁膜20の厚さ方向に
おいて重ねて配置されている。なお、両ポリシリコン層
10,11は互いには接していない。
【0085】詳細には、基板1の主面1S上に下層の層
間絶縁膜21が形成されており、当該層間絶縁膜21の
基板1とは反対側の表面21S上の所定の領域にポリシ
リコン層10が形成されている。当該ポリシリコン層1
0及び層間絶縁膜21を覆って中層の層間絶縁膜22が
形成されており、当該層間絶縁膜22の基板1とは反対
側の表面22S上の所定の領域にポリシリコン層11が
形成されている。層間絶縁膜22を覆って上層の層間絶
縁膜23が形成されている。なお、3つの層間絶縁膜2
1〜23が上記層間絶縁膜20を成す。
【0086】そして、上層の層間絶縁膜23に既述のマ
ーク用孔2M(図1参照)に相当するマーク用孔20M
が形成されている。詳細には、マーク用孔20Mは、当
該層間絶縁膜23の基板1とは反対側の表面ないしは層
間絶縁膜20の同表面23Sに開口部を有し、表面23
Sに最も近いポリシリコン層11へ至る。
【0087】層間絶縁膜23の側壁面及びポリシリコン
層11の基板1とは反対側の表面から成るマーク用孔2
0Mの内表面上に、並びに、層間絶縁膜23の表面23
S上のマーク用孔23Mの開口部付近に、金属層37M
が形成されている。更に、金属層37M及び層間絶縁膜
20を覆って層間絶縁膜4が形成されている。
【0088】次に半導体装置104の製造方法を説明す
る。まず、基板1を準備し、当該基板1の主面1S上に
下層の層間絶縁膜21を形成する。そして、層間絶縁膜
21の表面21S上の全面にポリシリコンを堆積し、こ
れをパターニングすることによりポリシリコン層10を
形成する。なお、リフトオフ法等によりポリシリコン層
10を形成しても良い。そして、上述の層間絶縁膜21
及びポリシリコン層10と同様にして、中層の層間絶縁
膜22及びポリシリコン層11を形成する。
【0089】続いて、層間絶縁膜21,22と同様にし
て、上層の層間絶縁膜23を形成し、層間絶縁膜23を
パターニングしてマーク用孔20Mを形成する。このと
き、マーク用孔20Mとコンタクトホールとを同時に形
成する場合であっても、ポリシリコン層11がエッチン
グ・ストッパとして作用するので、マーク用孔20Mが
過剰に深く形成されるのを防ぐことができる。なお、各
層間絶縁膜21〜23の形成の際、必要に応じて各層間
絶縁膜21〜23をCMP法等で以て平坦化する。
【0090】その後、実施の形態1に係る製造方法等と
同様にして、金属層37M及び層間絶縁膜4A(図2参
照)を形成する。そして、層間絶縁膜4AをCMP法に
より平坦化研磨して、層間絶縁膜4を形成する。以上の
工程により、図9の半導体装置104が完成する。
【0091】上述のように、半導体装置104のマーク
用孔20Mは、層間絶縁膜20の表面23Sから、当該
表面23Sに最も近いポリシリコン層11に至る領域に
形成されている。このため、マーク用孔20Mは上記表
面23Sから基板1へ至る上記コンタクトホールやかか
るコンタクトホールと同様の深さを有するマーク用孔よ
りも浅い。従って、層間絶縁膜4Aに凹部(図19の凹
部4MAPを参照)が形成されるのを抑制することがで
きるので、従来の半導体装置101Pにおいて生じるス
ラリーの残留・飛散を抑制することができる。その結
果、残留・飛散したスラリーによって引き起こされる例
えば配線の断線等の不具合を有さず、信頼性の高い半導
体装置104を提供することができる。
【0092】ここでは、層間絶縁膜20内に2層のポリ
シリコン層10,11が配置される場合を説明したが、
かかるポリシリコン層は3層以上であっても構わない。
このとき、ポリシリコン層の層数は多いほど効果的であ
る。なぜならば、例えば層間絶縁膜をBPSG(Boro P
hospho Silicate Glass)膜をリフロー形成する場合、
ポリシリコン層の層数が多いほどポリシリコン層上の層
間絶縁膜をより薄くすることができるからである。即
ち、マーク用孔をより浅くすることができるからであ
る。
【0093】また、ポリシリコン層10,11の代わり
に、アルミニウム合金や高融点金属等の他の材料で以て
下地層を形成しても良い。これらの場合においても上述
の効果を得ることができる。
【0094】<実施の形態5>図10に実施の形態5に
係る半導体装置105を説明するための模式的な縦断面
図を示す。図10に示すように、半導体装置105で
は、マーク用孔2Mは、既述の金属層7M(図1参照)
と同様の材料から成る金属層7M4によって、層間絶縁
膜2の表面2S付近まで充填されている。また、マーク
用孔2Mを覆うように、層間絶縁膜2の表面2S上に、
既述の金属層3M(図1参照)と同様の材料から成る金
属層3M2が形成されている。
【0095】上述の金属層7M4は、例えばCVD法を
用いてマーク用孔2Mを充填しうる程度の十分な厚さの
タングステンを堆積し、これをエッチバックして形成す
る。なお、上述のCVD法により堆積したタングステン
層をCMP法により研磨することにより、金属層7M4
を形成しても良い。また、いわゆるタングステン(W)
選択成長法を用いて金属層7M4を形成しても構わな
い。
【0096】続いて、既述の金属層3Mの形成方法と同
様にして、所定の金属材料を堆積及びパターニングして
金属層3M2を形成する。なお、金属層3M2は、層間
絶縁膜2上の配線の形成と同時に形成可能である。
【0097】その後、既述の形成方法と同様にして層間
絶縁膜4A(図2参照)を形成し、これをCMP法によ
り平坦化研磨する。これにより、層間絶縁膜4が得ら
れ、半導体装置105が完成する。
【0098】上述のように、マーク用孔2Mは、マーク
用孔2Mの開口部付近まで金属層7M4が充填されてい
るので、層間絶縁膜2の表面2S側の全体が平坦化され
ている。このため、かかる金属層7M4がマーク用孔2
Mの開口部付近まで充填されていない場合と比較して、
層間絶縁膜4Aに凹部(図19の凹部4MAPを参照)
が形成されるのを抑制することができるので、スラリー
の残留・飛散を抑制することができる。その結果、残留
・飛散したスラリーによって引き起こされる例えば配線
の断線等の不具合を有さず、信頼性の高い半導体装置1
05を提供することができる。
【0099】<実施の形態6>図11及び図12に実施
の形態6に係る半導体装置106を説明するための模式
的な縦断面図及び横断面図を示す。なお、図11中のI
−I線における横断面図が図12にあたり、図12中の
II−II線における縦断面図が図11にあたる。
【0100】図11及び図12に示すように、半導体装
置106では、既述のマーク用孔2Mが、それぞれが層
間絶縁膜2の表面2Sに開口部を有して層間絶縁膜2内
に形成された複数(ここでは4個)の溝状のマーク用孔
2M2から成る。換言すれば、マーク用孔2Mが複数の
マーク用孔2M2に分割されている。
【0101】そして、各マーク用孔2M2は、既述の金
属層7M(図1参照)と同様の材料から成る金属層7M
2によって、層間絶縁膜2の表面2S付近まで充填され
ている。また、マーク用孔2Mを覆って既述の金属層3
M2が形成されている。
【0102】次に、半導体装置106の製造方法を説明
する。まず、既述の形成方法と同様にして層間絶縁膜2
を形成する。そして、既述のマーク用孔2Mに代えて、
層間絶縁膜2に複数のマーク用孔2M2をパターニング
する。
【0103】次に、既述の金属層7Mの形成方法と同様
にして、所定の金属材料を堆積及びエッチバックして金
属層7M2を形成する。このとき、各マーク用孔2M2
はマーク用孔2Mよりも小さいので、図1のサイドウォ
ール・スペーサ状の金属層7Mとは異なり、金属層7M
2は各マーク用孔2M2を充填する。なお、金属層7M
2はコンタクトホール内のプラグの形成と同時に形成可
能である。
【0104】続いて、既述の金属層3Mの形成方法と同
様にして、所定の金属材料を堆積及びパターニングして
金属層3M2を形成する。なお、金属層3M2は、層間
絶縁膜2上の配線の形成と同時に形成可能である。
【0105】その後、既述の形成方法と同様にして層間
絶縁膜4A(図2参照)を形成し、これをCMP法によ
り平坦化研磨する。これにより、層間絶縁膜4が得ら
れ、半導体装置106が完成する。
【0106】上述のように、半導体装置106では、既
述のマーク用孔2Mが複数のマーク用孔2M2に分割さ
れている。しかも、各マーク用孔2M2は金属層7M2
によって層間絶縁膜2の表面2S付近まで充填されてお
り、層間絶縁膜2の表面2S側の全体が、更には層間絶
縁膜4の表面4S側の全体が平坦化されている。従っ
て、層間絶縁膜4Aに凹部(図19の凹部4MAPを参
照)が形成されるのを抑制することができるので、スラ
リーの残留・飛散を抑制することができる。その結果、
残留・飛散したスラリーによって引き起こされる例えば
配線の断線等の不具合を有さず、信頼性の高い半導体装
置106を提供することができる。
【0107】特に、基板1の主面1Sの上方からマーク
用孔2M2を見た場合におけるマーク用孔2M2の寸法
を略1μm未満とすることにより、上述の効果を顕著に
得ることができる。かかる寸法設定のとき、マーク用孔
2M2内へ金属層7M2を形成する工程と、(マーク用
孔2Mと同程度以下の)コンタクトホール内にプラグを
充填する工程とを同時に実施した場合であっても、容易
に且つ不必要に形成時間を費やすことなく金属層7M2
をマーク用孔2M2の開口部付近まで充填することがで
きる。
【0108】また、マーク用孔2M2の寸法をコンタク
トホールと同程度以上に設定することにより、マーク用
孔2M2をコンタクトホールの形成技術を適用して形成
することができる。即ち、マーク用孔2M2の形成のた
めに別途のプロセスを用いることなく、マーク用孔2M
2とコンタクトホールとを同時に形成することができ
る。
【0109】また、マーク用孔2Mが複数のマーク用孔
2M2に分割されているので、既述の図10の半導体装
置105と比較して、金属層7M2を成す材料を少なく
することができるし、金属層7M2の形成時間を短くす
ることができる。これにより、半導体装置のコストを削
減することができる。
【0110】ところで、マーク用孔2M2自体が比較的
に小さい場合には、各マーク用孔2M2内に金属層7M
2が充填されていなくとも、各層間絶縁膜2,4の各表
面2S,4S側の全体を一定程度に平坦化することは可
能である。逆に言えば、複数のマーク用孔2M2の少な
くとも1つの孔内に金属層7M2が配置されることによ
って、上述の平坦化、従って上述の凹部の抑制効果をよ
り確実に得ることができる。特に、金属層7M2をマー
ク用孔2M2の開口部付近まで充填することによって、
及び/又は、複数のマーク用孔2M2の全てに金属層7
M2を配置することによって、上述の凹部の抑制効果が
より顕著に得られる。
【0111】なお、半導体装置106の変形例としての
以下の半導体装置によっても同様の効果を得ることがで
きる。
【0112】まず、図13の横断面図に示す半導体装置
106Bのように、溝状の各マーク用孔2M2を図12
のそれとは直交する方向に形成しても良い。
【0113】また、図14の横断面図に示す半導体装置
106Cのように、既述のマーク用孔2Mを、それぞれ
が層間絶縁膜2の表面2Sに開口部を有し、マトリクス
状に配置された複数(ここでは4×4個)の柱状のマー
ク用孔2M3で以て構成しても構わない。各マーク用孔
2M3内には、上述の金属層7M2と同様の金属層7M
3が配置されている。
【0114】このとき、基板1の主面1Sの上方からマ
ーク用孔2M3を見た場合におけるマーク用孔2M3の
寸法を略1μm未満とすることにより、マーク用孔2M
2がそのような寸法設定により奏する上述の効果を得る
ことができる。
【0115】また、図15の横断面図に示す半導体装置
106Dのように、各マーク用孔2M3の配列を図14
の半導体装置106Cとは違えても良い。即ち、隣接す
る各列(紙面に向かって縦方向)間で行方向(紙面に向
かって横方向)にマーク用孔2M3が隣接しないよう
に、マーク用孔2M3を配置しても構わない。
【0116】更に、溝状のマーク用孔2M2と柱状のマ
ーク用孔2M3とを組み合わせても良い。
【0117】<実施の形態7>図16に実施の形態7に
係る半導体装置107を説明するための模式的な縦断面
図を示す。
【0118】図16に示すように、半導体装置107
は、既述の金属層37M(図1参照)に代えて金属層3
7M3を備える。詳細には、金属層37M3は基本的に
金属層3Mと同様の形状を有するが、マーク用孔2Mの
開口部付近の部分は当該開口部を狭めるように突出した
庇形状をなしている。なお、金属層37M3は、既述の
金属層7Mと、当該金属層7M以外の部分の金属層3M
3とを含み、金属層3M3が上述の庇形状を有する。
【0119】かかる形状の金属層3M3(又は37M
3)は例えば高温スパッタ法やリフロースパッタ法等に
より形成可能である。なお、金属層37M3の庇形状に
起因して、層間絶縁膜4にボイド15が形成される場合
がある。
【0120】半導体装置107によれば、金属層37M
3の庇形状によってマーク用孔2Mの開口部が狭められ
ている。このため、既述の金属層37Mのように庇形状
を有さない場合と比較して、層間絶縁膜4Aに凹部(図
19の凹部4MAPを参照)が形成されるのを抑制する
ことができるので、スラリーの残留・飛散を抑制するこ
とができる。その結果、残留・飛散したスラリーによっ
て引き起こされる例えば配線の断線等の不具合を有さ
ず、信頼性の高い半導体装置107を提供することがで
きる。
【0121】<まとめ>上述の各半導体装置101等が
奏する効果は、基板1の主面1Sの上方からマーク用孔
2M,20Mを見た場合のマーク用孔2M,20Mの寸
法が、従来の半導体装置101Pでは上記凹部が生じや
すい略1μm以上である場合に顕著である。
【0122】なお、上述の説明では基板1の主面1S上
に層間絶縁膜2,20が形成されている場合を説明した
が、例えば図9に示す半導体装置104の層間絶縁膜4
上に更に層間絶縁膜20,ポリシリコン層10,11,
マーク用孔20M及び金属層37M等に相当する各層が
形成される場合には、図9の状態の半導体装置104を
「基板」として捉えることができる。
【0123】また、上述の説明ではマーク用孔2M,2
0Mの開口部が4角形の場合を説明したが、マーク用孔
の開口部が例えば「+」字型等であっても上述の説明は
妥当である。
【0124】
【発明の効果】(1)請求項1に係る発明によれば、マ
スク用孔が層間絶縁膜の表面から基板の主面にまで至る
場合と比較して、マーク用孔を浅くできる。このため、
マーク用孔を覆って更なる層間絶縁膜が形成された場合
であっても、当該更なる層間絶縁膜のマーク用孔の上方
に凹部が形成されるのを抑制することができる。従っ
て、上記更なる層間絶縁膜をCMP法で研磨することに
よるスラリーの残留・飛散を抑制することができる。そ
の結果、残留・飛散したスラリーによって引き起こされ
る例えば配線の断線等の不具合を有さず、信頼性の高い
半導体装置を提供することができる。
【0125】(2)請求項2に係る発明によれば、マー
ク用孔はそれぞれの寸法が略1μm未満の複数の孔を含
む。このため、マーク用孔を覆って更なる層間絶縁膜が
形成された場合であっても、当該更なる層間絶縁膜の上
記各孔の上方に凹部が形成されるのを抑制することがで
きる。従って、上記更なる層間絶縁膜をCMP法で研磨
することによるスラリーの残留・飛散を抑制することが
できる。その結果、残留・飛散したスラリーによって引
き起こされる例えば配線の断線等の不具合を有さず、信
頼性の高い半導体装置を提供することができる。
【0126】(3)請求項3に係る発明によれば、複数
の孔の少なくとも1つの孔内に金属層が配置されている
ので、上述の凹部の形成をより確実に抑制することがで
きる。従って、上記(2)の効果をより確実に得ること
ができる。特に、金属層を上記孔の開口部付近まで充填
することによって、及び/又は、複数の孔の全てに金属
層を配置することによって、層間絶縁膜の表面側の全体
を平坦化することができるので、かかる効果をより顕著
に得ることができる。
【0127】このとき、複数の孔はそれぞれ略1μm未
満であるので、当該複数の孔内へ金属層を形成する工程
と、層間絶縁膜内に形成された、マーク用孔よりも小さ
い他の孔(例えばコンタクトホール等)内に金属層(い
わゆるプラグ)を充填する工程とを同時に実施した場合
であっても、容易に且つ不必要に形成時間を費やすこと
なく上記複数の孔の開口部付近まで金属層を充填するこ
とができる。
【0128】更に、マーク用孔がいわば複数の孔に分割
されているので、分割されずに広いままのマーク用孔の
場合と比較して、金属層を成す材料を少なくすることが
できるし、金属層の形成時間を短くすることができる。
これにより、低コストの半導体装置を提供することがで
きる。
【0129】(4)請求項4に係る発明によれば、複数
の孔が溝状の孔と柱状の孔との少なくとも一方を含む場
合において上記(2)又は(3)の効果を得ることがで
きる。
【0130】(5)請求項5に係る発明によれば、マー
ク用孔内に、マーク用孔の開口部付近まで金属層が充填
されているので、層間絶縁膜の表面側の全体を平坦化す
ることができる。このため、マーク用孔を覆って更なる
層間絶縁膜が形成された場合であっても、当該更なる層
間絶縁膜のマーク用孔の上方に凹部が形成されるのを抑
制することができる。従って、上記更なる層間絶縁膜を
CMP法で研磨することによるスラリーの残留・飛散を
抑制することができる。その結果、残留・飛散したスラ
リーによって引き起こされる例えば配線の断線等の不具
合を有さず、信頼性の高い半導体装置を提供することが
できる。
【0131】(6)請求項6に係る発明によれば、金属
層の庇形状によってマーク用孔の開口部が狭められてい
る。このため、マーク用孔を覆って更なる層間絶縁膜が
形成された場合であっても、当該更なる層間絶縁膜のマ
ーク用孔の上方に凹部が形成されるのを抑制することが
できる。従って、上記更なる層間絶縁膜をCMP法で研
磨することによるスラリーの残留・飛散を抑制すること
ができる。その結果、残留・飛散したスラリーによって
引き起こされる例えば配線の断線等の不具合を有さず、
信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
【0132】(7)請求項7に係る発明によれば、第2
の層間絶縁膜の凹部内に誘電体層が配置されている。こ
のため、当該誘電体層を有さない場合と比較して、その
誘電体層の分だけ凹部が狭められている。従って、第2
の層間絶縁膜をCMP法で研磨することによるスラリー
の残留・飛散を抑制することができる。その結果、残留
・飛散したスラリーによって引き起こされる例えば配線
の断線等の不具合を有さず、信頼性の高い半導体装置を
提供することができる。
【0133】(8)請求項8に係る発明によれば、第2
の層間絶縁膜の凹部は、第2の層間絶縁膜の表面付近ま
で誘電体層で充填されている。従って、上記(7)の効
果をより確実に得ることができる。
【0134】(9)請求項9に係る発明によれば、誘電
体層が凹部の少なくとも内表面上に配置されている。こ
のため、その誘電体層の分だけ、凹部、特に、凹部の開
口部が狭められている。従って、上記(7)と同様の効
果を得ることができる。
【0135】(10)請求項10に係る発明によれば、
誘電体層は、第2の層間絶縁膜と比較して、CMP法で
用いられるスラリーが付着しにくい材料から成る。この
ため、上記(7)乃至(8)のいずれかの効果をより確
実に得ることができる。
【0136】(11)請求項11に係る発明によれば、
略1μm以上という比較的に大きいマーク用孔に対して
上記(1)乃至(10)のいずれかの効果を得ることが
できる。
【0137】(12)請求項12に係る発明によれば、
工程(c)の後に、第2の層間絶縁膜をCMP法により
研磨する。このため、たとえ第2の層間絶縁膜の表面に
凹部がある場合であっても、当該凹部を誘電体層で埋め
込んだ上で上述の研磨を行うことができる。従って、第
2の層間絶縁膜をCMP法で研磨することによるスラリ
ーの残留・飛散を抑制することができる。その結果、残
留・飛散したスラリーによって引き起こされる例えば配
線の断線等の不具合を有さず、信頼性の高い半導体装置
を製造することができる。
【0138】(13)請求項13に係る発明によれば、
工程(e)において、工程(d)の終了後に残存してい
る誘電体層を除去する。このため、たとえ誘電体層にス
ラリーが付着・残留していても、当該誘電体層の除去時
にかかるスラリーをも除去することができる。従って、
上記(12)の効果をより確実に得ることができる。
【0139】(14)請求項14に係る発明によれば、
誘電体層は、第2の層間絶縁膜と比較して、CMP法で
用いられるスラリーが付着しにくい材料から成る。この
ため、上記(12)又は(13)の効果をより確実に得
ることができる。
【0140】(15)請求項15に係る発明によれば、
略1μm以上という比較的に大きいマーク用孔に対して
上記(12)乃至(14)のいずれかの効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る半導体装置を説明するた
めの模式的な縦断面図である。
【図2】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を
説明するための模式的な縦断面図である。
【図3】 実施の形態1に係る半導体装置の製造方法を
説明するための模式的な縦断面図である。
【図4】 実施の形態2に係る半導体装置を説明するた
めの模式的な縦断面図である。
【図5】 実施の形態2に係る半導体装置の製造方法を
説明するための模式的な縦断面図である。
【図6】 実施の形態2に係る半導体装置の製造方法を
説明するための模式的な縦断面図である。
【図7】 実施の形態3に係る半導体装置を説明するた
めの模式的な縦断面図である。
【図8】 実施の形態3に係る半導体装置の製造方法を
説明するための模式的な縦断面図である。
【図9】 実施の形態4に係る半導体装置を説明するた
めの模式的な縦断面図である。
【図10】 実施の形態5に係る半導体装置を説明する
ための模式的な縦断面図である。
【図11】 実施の形態6に係る半導体装置を説明する
ための模式的な縦断面図である。
【図12】 実施の形態6に係る半導体装置を説明する
ための模式的な横断面図である。
【図13】 実施の形態6に係る第2の半導体装置を説
明するための模式的な横断面図である。
【図14】 実施の形態6に係る第3の半導体装置を説
明するための模式的な横断面図である。
【図15】 実施の形態6に係る第4の半導体装置を説
明するための模式的な横断面図である。
【図16】 実施の形態7に係る半導体装置を説明する
ための模式的な縦断面図である。
【図17】 従来の半導体装置を説明するための縦断面
図である。
【図18】 従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの縦断面図である。
【図19】 従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの縦断面図である。
【図20】 従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの縦断面図である。
【図21】 従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの縦断面図である。
【符号の説明】
1 基板、1S 主面、2,20〜23 (第1の)層
間絶縁膜、2M,2M2,2M3,20M マーク用
孔、2S,4S,4AS,21S,22S,23S 表
面、3M,3M2,3M3,7M,7M2,7M3,7
M4,37M,37M3 金属層、4,4A (第2
の)層間絶縁膜、4M,4MA 凹部、10,11 ポ
リシリコン層(下地層)、12,12A,13A,13
B,14,14A 誘電体層、101〜107,106
B,106C,106D 半導体装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 貴司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5F033 HH08 HH19 PP06 PP18 QQ13 QQ31 QQ37 QQ48 RR04 RR09 SS15 SS22 5F045 AA08 AB32 AF03 CB05 CB10 DC52 EB20 GH10 HA12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主面を有する基板と、 前記基板の前記主面上に配置された層間絶縁膜と、 それぞれが前記層間絶縁膜内において前記層間絶縁膜の
    厚さ方向に重ねて配置される一方で互いには接しない少
    なくとも2層の下地層と、 前記層間絶縁膜の前記基板とは反対側の表面から前記層
    間絶縁膜の前記表面に最も近い前記下地層に至って前記
    絶縁膜内に形成されたマーク用孔とを備えることを特徴
    とする、半導体装置。
  2. 【請求項2】 主面を有する基板と、 前記基板の前記主面上に配置された層間絶縁膜と、 前記基板の前記主面の上方から見た場合におけるそれぞ
    れの寸法が略1μm未満であって、それぞれが前記層間
    絶縁膜の表面に開口部を有して前記層間絶縁膜内に形成
    された、複数の孔を含むマーク用孔とを備えることを特
    徴とする、半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体装置であって、 前記複数の孔の少なくとも1つの孔内に配置された金属
    層を更に備えることを特徴とする、半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の半導体装置であ
    って、 前記複数の孔は、溝状の孔と柱状の孔との少なくとも一
    方を含むことを特徴とする、半導体装置。
  5. 【請求項5】 主面を有する基板と、 前記基板の前記主面上に配置された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜の前記基板とは反対側の表面に開口部を
    有して前記層間絶縁膜内に形成されたマーク用孔と、 前記マーク用孔に前記マーク用孔の前記開口部付近まで
    充填された金属層とを備えることを特徴とする、半導体
    装置。
  6. 【請求項6】 主面を有する基板と、 前記基板の前記主面上に配置された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜の前記基板とは反対側の表面に開口部を
    有して前記層間絶縁膜内に形成されたマーク用孔と、 前記マーク用孔内に配置されており、前記マーク用孔の
    前記開口部付近の部分が前記開口部を狭めるように突出
    した庇形状を成している金属層とを備えることを特徴と
    する、半導体装置。
  7. 【請求項7】 主面を有する基板と、 前記基板の前記主面上に配置された第1の層間絶縁膜
    と、 前記第1の層間絶縁膜の前記基板とは反対側の表面に開
    口部を有して前記層間絶縁膜内に形成されたマーク用孔
    と、 前記マーク用孔を覆って配置されており、前記マーク用
    孔の上方において前記基板とは反対側の表面に開口した
    凹部を有する第2の層間絶縁膜と、 前記第2の層間絶縁膜の前記凹部内に配置された誘電体
    層とを備えることを特徴とする、半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の半導体装置であって、 前記第2の層間絶縁膜の前記凹部は、前記第2の層間絶
    縁膜の前記表面付近まで前記誘電体層で充填されている
    ことを特徴とする、半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の半導体装置であって、 前記誘電体層は、前記第2の層間絶縁膜の前記凹部の少
    なくとも内表面上に配置されていることを特徴とする、
    半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9のいずれかに記載の半
    導体装置であって、 前記誘電体層は、前記第2の層間絶縁膜と比較して、C
    MP法で用いられるスラリーが付着しにくい材料から成
    ることを特徴とする、半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    半導体装置であって、 前記基板の前記主面の上方から前記マーク用孔を見た場
    合における、前記マーク用孔の寸法が略1μm以上であ
    ることを特徴とする、半導体装置。
  12. 【請求項12】 (a)基板の主面上に、前記基板とは
    反対側の表面に開口されたマーク用孔を有して第1の層
    間絶縁膜を形成する工程と、 (b)前記マーク用孔を覆って第2の層間絶縁膜を形成
    する工程と、 (c)前記第2の層間絶縁膜上に誘電体層を形成する工
    程と、 (d)前記工程(c)の後に、前記第2の層間絶縁膜を
    CMP法により研磨する工程とを備えることを特徴とす
    る、半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の半導体装置の製造
    方法であって、 (e)前記工程(d)の終了後に残存している前記誘電
    体層を除去する工程を更に備えることを特徴とする、半
    導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13に記載の半導体装
    置の製造方法であって、 前記誘電体層は、前記第2の層間絶縁膜と比較して、前
    記CMP法で用いられるスラリーが付着しにくい材料か
    ら成ることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項12乃至14のいずれかに記載
    の半導体装置の製造方法であって、 前記基板の前記主面の上方から前記マーク用孔を見た場
    合における、前記マーク用孔の寸法が略1μm以上であ
    ることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
JP2000020309A 2000-01-28 2000-01-28 半導体装置及び半導体装置の製造方法 Pending JP2001210645A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000020309A JP2001210645A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 半導体装置及び半導体装置の製造方法
US09/620,555 US6677682B1 (en) 2000-01-28 2000-07-20 Multilayer interconnection structure including an alignment mark
DE10046915A DE10046915A1 (de) 2000-01-28 2000-09-21 Halbleitervorrichtung und Verfahren zum Herstellen derselben
KR10-2000-0056006A KR100388765B1 (ko) 2000-01-28 2000-09-23 반도체 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
CNB001290215A CN1191630C (zh) 2000-01-28 2000-09-25 半导体装置及半导体装置的制造方法
TW089119729A TW499713B (en) 2000-01-28 2000-09-25 Semiconductor device and method of manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000020309A JP2001210645A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001210645A true JP2001210645A (ja) 2001-08-03

Family

ID=18546888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000020309A Pending JP2001210645A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6677682B1 (ja)
JP (1) JP2001210645A (ja)
KR (1) KR100388765B1 (ja)
CN (1) CN1191630C (ja)
DE (1) DE10046915A1 (ja)
TW (1) TW499713B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113471061A (zh) * 2021-06-30 2021-10-01 颀中科技(苏州)有限公司 晶圆表面介电层的制备方法、晶圆结构及凸块的成型方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3519721B2 (ja) * 2002-07-01 2004-04-19 沖電気工業株式会社 半導体装置の合わせマーク
DE10310716B4 (de) * 2002-12-23 2005-07-28 Infineon Technologies Ag Verfahren zur Herstellung von Justiermarken auf Halbleiterscheiben
KR20060009249A (ko) * 2003-04-08 2006-01-31 에이오티아이 오퍼레이팅 컴퍼니 인코포레이티드 오버레이 측정 마크
JP2006287036A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Seiko Epson Corp 半導体装置の合わせマーク、ならびに半導体装置
US7928577B2 (en) * 2008-07-16 2011-04-19 Micron Technology, Inc. Interconnect structures for integration of multi-layered integrated circuit devices and methods for forming the same
JP2013047699A (ja) * 2009-12-22 2013-03-07 Sharp Corp 表示パネルの製造方法
JP5542543B2 (ja) * 2010-06-28 2014-07-09 株式会社東芝 半導体装置の製造方法
CN104465492B (zh) * 2013-09-23 2018-03-16 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 穿透硅通孔结构的形成方法以及集成电路制造方法
KR20150091895A (ko) * 2014-02-04 2015-08-12 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 장치 및 그 동작방법
US10811360B2 (en) * 2015-09-01 2020-10-20 Toshiba Memory Corporation Semiconductor device, method for manufacturing semiconductor device and alignment mark
JP6937724B2 (ja) * 2018-06-21 2021-09-22 三菱電機株式会社 半導体装置およびその製造方法
US10847471B2 (en) 2018-07-17 2020-11-24 Intel Corporation Dielectric filler material in conductive material that functions as fiducial for an electronic device
TWI730799B (zh) * 2020-06-04 2021-06-11 力晶積成電子製造股份有限公司 影像感測器的製造方法及對準標記結構

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4001871A (en) * 1968-06-17 1977-01-04 Nippon Electric Company, Ltd. Semiconductor device
US3641402A (en) * 1969-12-30 1972-02-08 Ibm Semiconductor device with beta tantalum-gold composite conductor metallurgy
US4920403A (en) * 1989-04-17 1990-04-24 Hughes Aircraft Company Selective tungsten interconnection for yield enhancement
US5795495A (en) 1994-04-25 1998-08-18 Micron Technology, Inc. Method of chemical mechanical polishing for dielectric layers
JPH09199588A (ja) 1996-01-17 1997-07-31 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JP3572555B2 (ja) 1996-02-23 2004-10-06 富士通株式会社 アライメント・マークの形成方法
KR19980016862A (ko) * 1996-08-29 1998-06-05 김광호 보이드를 방지하기 위한 층간 절연막 평탄화 방법
US5786260A (en) * 1996-12-16 1998-07-28 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Method of fabricating a readable alignment mark structure using enhanced chemical mechanical polishing
JP2923912B2 (ja) * 1996-12-25 1999-07-26 日本電気株式会社 半導体装置
JP2947196B2 (ja) * 1997-01-23 1999-09-13 日本電気株式会社 半導体基板および半導体装置の製造方法
JP3519571B2 (ja) * 1997-04-11 2004-04-19 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置の製造方法
US5952241A (en) * 1997-09-03 1999-09-14 Vlsi Technology, Inc. Method and apparatus for improving alignment for metal masking in conjuction with oxide and tungsten CMP
US5946583A (en) * 1997-11-18 1999-08-31 Winbond Electronics Corporation Method for preventing alignment marks from disappearing after chemical mechanical polishing
US6215129B1 (en) * 1997-12-01 2001-04-10 Vsli Technology, Inc. Via alignment, etch completion, and critical dimension measurement method and structure
US5985764A (en) * 1997-12-22 1999-11-16 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Layer independent alignment system
KR100260512B1 (ko) * 1998-03-04 2000-08-01 김규현 층간 절연막 평탄화 방법
JP2000012431A (ja) * 1998-06-22 2000-01-14 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびその製造方法
US6290631B2 (en) * 1999-01-25 2001-09-18 United Microelectronics Corp. Method for restoring an alignment mark after planarization of a dielectric layer
US6136662A (en) * 1999-05-13 2000-10-24 Lsi Logic Corporation Semiconductor wafer having a layer-to-layer alignment mark and method for fabricating the same
JP2001022097A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Mitsubishi Electric Corp 多層配線プロセス用転写マーク構造および多層配線プロセス用転写マーク作成方法
US6271602B1 (en) * 1999-08-31 2001-08-07 Advanced Micro Devices, Inc. Method for reducing the susceptibility to chemical-mechanical polishing damage of an alignment mark formed in a semiconductor substrate

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113471061A (zh) * 2021-06-30 2021-10-01 颀中科技(苏州)有限公司 晶圆表面介电层的制备方法、晶圆结构及凸块的成型方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1191630C (zh) 2005-03-02
DE10046915A1 (de) 2001-08-09
CN1307364A (zh) 2001-08-08
KR100388765B1 (ko) 2003-06-25
TW499713B (en) 2002-08-21
KR20010077876A (ko) 2001-08-20
US6677682B1 (en) 2004-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080318392A1 (en) Shallow trench isolation structure and method for forming the same
US9263452B2 (en) Reservoir capacitor of semiconductor device
KR100695513B1 (ko) 반도체 소자의 제조방법
JP2006303488A (ja) 微細コンタクトを備える半導体素子及びその製造方法
US20160218062A1 (en) Thin film resistor integration in copper damascene metallization
JP2001210645A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
US8105497B2 (en) Method for fabricating cylinder type capacitor
JP2004080029A (ja) ダマシン配線を利用した半導体素子の製造方法
JP2001015594A (ja) 半導体装置の多層金属配線の形成方法
JP3902507B2 (ja) 半導体素子のリペアヒューズ開口方法
JP3111977B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR20110136473A (ko) 반도체 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
US20110309435A1 (en) Buried gate semiconductor device and method of manufacturing the same
TW200910520A (en) Method for forming contact in semiconductor device
JP3920590B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US20060148275A1 (en) Method of forming an alignment mark and manufacturing a semiconductor device using the same
US20010039114A1 (en) Method Of Forming Contact Or Wiring In Semiconductor Device
JPH10335459A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2003249572A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
KR101057196B1 (ko) 반도체 소자의 비트라인 형성방법
JP2004304141A (ja) 自己整合コンタクト用側壁スペーサ構造物及びこれの製造方法
JP3317399B2 (ja) 半導体装置の製造方法
EP2584598B1 (en) Method of producing a semiconductor device comprising a through-substrate via and a capping layer and corresponding semiconductor device
CN112864003B (zh) 降低表面缺陷影响的刻蚀方法
TWI744059B (zh) 半導體裝置的形成方法