JP2000012431A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000012431A JP10175033A JP17503398A JP2000012431A JP 2000012431 A JP2000012431 A JP 2000012431A JP 10175033 A JP10175033 A JP 10175033A JP 17503398 A JP17503398 A JP 17503398A JP 2000012431 A JP2000012431 A JP 2000012431A
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insulating film
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Masao Sugiyama
雅夫 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来利用されていなかった位置検出用マーク
や外部電極下に位置する領域を利用することが可能な半
導体装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 下層と遮蔽体膜9と上層とを備える半導
体装置であって、下層は位置検出用マーク6と、品質検
査用素子と、回路素子とからなる群から選択される少な
くとも1つを含む。遮蔽体膜9は、下層上に形成され、
位置検出用マーク12の検出に用いるエネルギー線を遮
断する。上層は遮蔽体膜9上に形成された位置検出用マ
ーク12を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置および
その製造方法に関し、より特定的には、位置検出用マー
クなどの占有面積を削減することが可能な半導体装置お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造工程において
は、写真製版加工により転写する回路パターンの位置精
度を向上させるため、位置検出用マークが用いられてい
る。図25は、従来の位置検出用マークが形成された半
導体装置を示す断面図である。図25を参照して、従来
の半導体装置を説明する。
【0003】図25を参照して、従来の半導体装置は、
半導体基板101と、第1〜第3の層間絶縁膜102、
108、110と、位置検出用マーク112とを備え
る。半導体基板101の主表面上には、第1の層間絶縁
膜102が形成されている。第1の層間絶縁膜102上
には第2の層間絶縁膜108が形成されている。第2の
層間絶縁膜108上には第3の層間絶縁膜110が形成
されている。第3の層間絶縁膜110の表面には、位置
検出用マーク112として作用する溝111a〜111
hが形成されている。この位置検出用マーク112は、
第3の層間絶縁膜110上に形成されるアルミニウム膜
などの写真製版加工工程において、アライメントマーク
として使用される。なお、図25に示されていない領域
において、半導体装置の機能に合わせてトランジスタや
配線などの素子が形成されている。
【0004】ここで、この位置検出用マーク112とし
て作用する溝111a〜111hは、第3の層間絶縁膜
110にスルーホールを形成する工程において、同時に
形成される。具体的には、この第3の層間絶縁膜110
に形成されるスルーホールのための写真製版加工工程に
おいて、第3の層間絶縁膜110の位置検出用マーク1
12が形成される領域上にレジストパターンを形成す
る。そして、第3の層間絶縁膜110にスルーホールを
形成するための異方性エッチング工程において、このレ
ジストパターンをマスクとして第3の層間絶縁膜の一部
を除去することにより、溝111a〜111hが形成さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、図25に示した
ように、位置検出用マーク112の下に位置する領域に
は、第1もしくは第2の層間絶縁膜上などに形成される
素子の形成工程において用いる位置検出用マークやその
他の配線などは形成していなかった。これは、位置検出
の誤検出を防止するためである。具体的には、通常は、
光を照射し、位置検出用マーク112からの光の反射に
よって、位置検出用マーク112を検出している。しか
し、この位置検出用マーク112の下層に他の配線など
の構造が存在する場合には、第1〜第3の層間絶縁膜1
02、108、111などを通して位置検出用マーク1
12を検出するための光がそれらの構造に到達してしま
う。そして、この構造により、位置検出用マーク112
を検出するための光が乱反射する。この結果、位置検出
用マーク112を正確に検出できないという問題が発生
するので、このような問題の発生を防止するため、従来
は、図25に示すように、位置検出用マーク112の下
層には他の配線や位置検出用マークなどの構造を形成し
ていなかったのである。
【0006】一方、半導体装置の構造が高集積化、複雑
化していくにつれ、半導体装置の多層構造化が進んでき
ている。そして、これらの各層ごとに位置検出用マーク
が必要である。しかし、図25に示したように、従来、
位置検出用マークは1箇所に1つしか形成できず、多層
構造にするほど、この位置検出用マークのために用いら
れる部分の面積が大きくなっていくという問題が発生し
ていた。
【0007】このような課題を解決するために、従来、
異なる層における位置検出用マークを、平面的に重なる
ように同じ位置に形成するという半導体装置の製造方法
が、特開平2−229419号公報に開示されている。
しかし、上記公報に開示された半導体装置では、位置検
出用マークを形成する際の製造工程における誤差などに
より、上層と下層との位置検出用マークの位置が僅かで
もずれた場合には、従来と同様に位置検出用マークの位
置を誤って認識してしまうという問題があった。
【0008】また、上記のような課題を解決するために
提案された別の半導体装置の製造方法として、位置検出
用マークを検出するための光線を斜めから照射すること
により、検出しようとする層の位置検出用マークのみを
検出するという方法が、特開平3−177013号公報
に開示されている。しかし、この方法においても、検出
しようとする位置検出用マークの下層に形成された他の
位置検出用マークが層間絶縁膜を通して透けて認識され
ることは従来と同様であり、下層の位置検出用マークを
誤って検出することを完全に防止することは困難であっ
た。
【0009】このように、従来および従来提案されてい
る位置検出用マークを備える半導体装置では、位置検出
用マークの下層に形成された他の位置検出用マークなど
の影響を排除し、位置検出用マークの誤認を防止しつ
つ、位置検出用マークを多層構造化することは困難であ
った。
【0010】また、図26を参照して、従来の半導体装
置は、半導体基板101と層間絶縁膜102とボンディ
ングパッド134aとガラスコート135とを備える。
層間絶縁膜102は、半導体基板101上に形成されて
いる。ボンディングパッド134aは、層間絶縁膜10
2上に形成されている。ガラスコート135は、層間絶
縁膜102とボンディングパッド134aとの上に形成
され、ボンディングパッド134a上に位置する領域に
開口部を有している。
【0011】図26に示すように、半導体装置の外部電
極であるボンディングパッド134a下に位置する領域
においても、従来は、配線などの構造は形成されていな
かった。これは、ボンディングパッド134aに金など
からなる配線を圧着する際、ボンディングパッド134
a下の層間絶縁膜102にクラックなどの損傷が発生す
ることにより、層間絶縁膜102の絶縁性能が劣化する
可能性があるためである。このように層間絶縁膜102
の絶縁性能が劣化した場合に、ボンディングパッド13
4a下に配線などを形成していると、この配線とボンデ
ィングパッド134aとが短絡し、半導体装置が誤動作
するなどの問題が発生する。
【0012】このように、従来は、位置検出用マーク1
12(図25参照)やボンディングパッド134a(図
26参照)の下層に位置する領域においては、配線など
の構造を形成せず、この領域は言わばデッドスペースと
なっていた。しかし、半導体装置の微細化、高集積化が
進められている現在、このようなデッドスペースを有効
利用する必要性が増大してきている。
【0013】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、本発明の1つの目的は、従来利
用されていなかった位置検出用マークや外部電極下に位
置する領域を利用することが可能な半導体装置を提供す
ることである。
【0014】本発明のもう1つの目的は、従来利用され
ていなかった位置検出用マークや外部電極下に位置する
領域を有効に利用することが可能な半導体装置の製造方
法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の一の局面にお
ける半導体装置は、下層と、遮蔽体膜と、上層とを備え
る。下層は、位置検出用マークと品質検査用素子と回路
素子とからなる群から選択される少なくとも1つを含
む。遮蔽体膜は、位置検出用マークの検出に用いるエネ
ルギー線を遮断し、下層上に形成されている。上層は、
位置検出用マークを含み、遮蔽体膜上に形成されている
(請求項1)。
【0016】ここで、品質検査用素子とは、半導体装置
の製造工程において、この半導体装置の配線の導通の確
認や形成された膜の膜厚の確認など、製造工程および半
導体装置の品質を管理するために用いられる素子を意味
する。また、回路素子とは、半導体装置の電極や配線な
ど、半導体装置の動作に必要な素子を意味する。また、
エネルギー線とは、位置検出用マークを検出する際に用
いることのできる光や電子線などを意味する。
【0017】このため、上記一の局面における半導体装
置では、上層の位置検出用マークを検出するために、エ
ネルギー線を位置検出用マークに照射する場合にも、遮
蔽体膜が存在するので、下層にこのエネルギー線が到達
することを防止できる。これにより、下層の位置検出用
マークなどによりこのエネルギー線が散乱されることに
起因して、上層の位置検出用マークの位置を誤検出する
ことを防止できる。そのため、上層の位置検出用マーク
の下に位置する領域に、遮蔽体膜を介して積層するよう
に下層を形成することができる。これにより、半導体装
置の表面において、これら位置検出用マークなどが占め
る面積を低減することができる。この結果、従来と同じ
大きさの半導体ウエハからより多くの半導体装置を得る
ことが可能となる。
【0018】上記一の局面における半導体装置では、遮
蔽体膜がほぼ平坦な上部表面を有していてもよい(請求
項2)。
【0019】このため、遮蔽体膜の上部表面には位置検
出用マークの検出に用いるエネルギー線を乱反射させる
ような凹凸が存在しない。その結果、遮蔽体膜の上部表
面の凹凸によりエネルギー線が乱反射することに起因し
て上層の位置検出用マークを誤認することを、より有効
に防止できる。
【0020】上記一の局面における半導体装置では、遮
蔽体膜が金属膜でもよい(請求項3)。
【0021】上記一の局面における半導体装置では、金
属膜がアルミニウム膜でもよい(請求項4)。
【0022】このため、遮蔽体膜をアルミニウム配線の
形成工程において同時に形成することができる。この結
果、製造工程数を従来より増加させることなく、遮蔽体
膜を形成することができる。
【0023】上記一の局面における半導体装置では、下
層が絶縁膜を含んでもよく、位置検出用マークは、絶縁
膜に形成された溝でもよい(請求項5)。
【0024】上記一の局面における半導体装置では、下
層が下層金属膜を含んでもよく、位置検出用マークは、
下層金属膜に形成された溝でもよい(請求項6)。
【0025】上記一の局面における半導体装置では、上
層が上層絶縁膜を含んでもよく、位置検出用マークは、
上層絶縁膜に形成された溝でもよい(請求項7)。
【0026】上記一の局面における半導体装置では、上
層が上層金属膜を含んでもよく、位置検出用マークは、
上層金属膜に形成された溝でもよい(請求項8)。
【0027】上記一の局面における半導体装置では、位
置検出用マークが、ポリシリコン膜により形成されてい
てもよい(請求項9)。
【0028】この発明の他の局面における半導体装置
は、下層と、隔離絶縁膜と、上層とを備える。下層は、
位置検出用マークと品質検査用素子との少なくともいず
れか一方を含む。隔離絶縁膜は、下層上に形成されてい
る。上層は、隔離絶縁膜上に形成され、品質検査用素子
と外部電極とダミー層とからなる群から選択される少な
くとも1つを含む(請求項10)。
【0029】ここで、外部電極とは、半導体装置と外部
との間の電気信号の伝達に用いるボンディングワイヤを
接続するための電極を意味する。また、ダミー層とは、
半導体装置の本来の動作とは直接関係しない構造を意味
する。たとえば、半導体装置の製造工程における平坦化
工程において、平坦性を向上させるためのダミーパター
ンなどが挙げられる。
【0030】このため、上記他の局面における半導体装
置では、隔離絶縁膜を介して、上層と下層とを積層して
形成しているので、従来有効に利用されていなかった品
質検査用素子や外部電極などの下に位置する領域を位置
検出用マークなどを形成することにより有効に利用する
ことができる。この結果、品質検査用素子などの占める
面積を低減することができる。
【0031】上記他の局面における半導体装置では、下
層が絶縁膜を含んでもよく、位置検出用マークは、絶縁
膜に形成された溝でもよい(請求項11)。
【0032】上記他の局面における半導体装置では、下
層が金属膜を含んでもよく、位置検出用マークは、金属
膜に形成された溝でもよい(請求項12)。
【0033】この発明の別の局面における半導体装置の
製造方法では、位置検出用マークと品質検査用素子と回
路素子とからなる群から選択される少なくとも1つを含
む下層を形成する。下層上に、位置検出用マークの検出
に用いるエネルギー線を遮断する遮蔽体膜を形成する。
遮蔽体膜上に位置検出用マークを含む上層を形成する
(請求項13)。
【0034】このため、位置検出用マークを含む上層下
に、遮蔽体膜を介して位置検出用マークなどを含む下層
が形成されている半導体装置を容易に得ることができ
る。
【0035】上記別の局面における半導体装置の製造方
法では、下層と遮蔽体膜との間に層間絶縁膜を形成して
もよく、層間絶縁膜の上部表面を平坦化してもよい(請
求項14)。
【0036】このため、下層の構造に起因して遮蔽体膜
の表面に凹凸が形成されることを防止することができ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0038】(実施の形態1)図1は、本発明による半
導体装置の実施の形態1を示す断面模式図である。図1
を参照して、半導体装置を説明する。
【0039】図1を参照して、半導体装置は、下層の位
置検出用マーク6と、第1および第2のアルミニウム膜
7、9と、上層の位置検出用マーク12とを備える。半
導体基板1上に、層間絶縁膜2が形成されている。層間
絶縁膜2の膜厚は約1μmである。層間絶縁膜2の所定
領域には、溝3a〜3hが形成されている。溝3a〜3
hの内部には、チタンなどからなるバリアメタル層4a
〜4hが形成されている。バリアメタル層4a〜4h上
には、タングステン膜5a〜5hが形成されている。こ
の溝3a〜3hとバリアメタル層4a〜4hとタングス
テン膜5a〜5hとから、下層の位置検出用マーク6が
構成されている。ここで、バリアメタル層4a〜4hの
膜厚は約800Åであり、タングステン膜5a〜5hの
膜厚は約4000Åである。
【0040】また、下層の位置検出用マーク6の平面形
状を図2に示す。図2は、図1の線分100−100に
おける平面模式図である。図2を参照して、下層の位置
検出用マーク6を構成する溝3a〜3hは、短辺の幅W
1が約6μm、長辺の幅W2が約70μm程度の長方形
状である。
【0041】図1を参照して、層間絶縁膜2上の、下層
の位置検出用マーク6上に位置する領域においては、約
0.4μmの膜厚を有する第1のアルミニウム膜7が形
成されている。この第1のアルミニウム膜7は、位置検
出用マーク6の最外周よりも長さL(通常数μm程度以
上)だけ外側に延在し、位置検出用マーク6を覆うよう
に形成される。第1のアルミニウム膜7と層間絶縁膜2
との上に、層間絶縁膜8を形成する。この層間絶縁膜8
も約1μmの膜厚を有する。この層間絶縁膜8上の、第
1のアルミニウム膜7上に位置する領域に、第2のアル
ミニウム膜9を形成する。この第2のアルミニウム膜9
の膜厚は約0.4μmである。層間絶縁膜8と第2のア
ルミニウム膜9との上に、層間絶縁膜10が形成されて
いる。第2のアルミニウム膜9上に位置する領域には、
層間絶縁膜10に上層の位置検出用マーク12となる溝
11a〜11hが形成されている。上層の位置検出用マ
ーク12と第2のアルミニウム膜9との平面模式図を、
図3に示す。図3を参照して、上層の位置検出用マーク
12の平面形状は、基本的に図2に示した下層の位置検
出用マーク6と同様である。
【0042】このため、本発明による半導体装置の実施
の形態1では、上層の位置検出用マーク12を検出する
ために光や電子線などのエネルギー線を位置検出用マー
ク12に照射する場合にも、遮蔽体膜として作用するア
ルミニウム膜9が存在するので、下層の位置検出用マー
ク6にこのエネルギー線が到達することを防止できる。
これにより、下層の位置検出用マーク6にこのエネルギ
ー線が到達し、散乱されることに起因して、上層の位置
検出用マーク12の位置を誤って検出することを防止で
きる。この結果、上層の位置検出用マーク12の下に積
層するように下層の位置検出用マーク6を形成すること
ができ、半導体装置の表面において、これらの位置検出
用マーク6、12が占める面積を低減することができ
る。これにより、従来と同じ大きさの半導体ウエハに、
より多くの半導体装置を形成することが可能となる。
【0043】また、第2のアルミニウム膜9の上部表面
は、ほぼ平坦であるため、上層の位置検出用マーク12
を検出するためのエネルギー線がこの第2のアルミニウ
ム膜9の上部表面に到達した場合にも、このエネルギー
線が乱反射することを防止できる。このため、このエネ
ルギー線の乱反射に起因して上層の位置検出用マーク1
2の位置を誤って検出することをより有効に防止でき
る。
【0044】図4〜6は、図1に示した本発明の実施の
形態1による半導体装置の製造工程を説明するための断
面模式図である。図4〜6を参照して、以下に本発明の
実施の形態1による半導体装置の製造工程を説明する。
【0045】まず、半導体基板1(図4参照)上に層間
絶縁膜2(図4参照)を常圧CVD(Chemical Vapor D
eposition )法を用いて堆積する。この際の層間絶縁膜
2の堆積膜厚は約1.5μmである。そして、CMP
(Chemical Mechanical Polishing )法を用いて層間絶
縁膜2の上部表面を約0.5μm研磨することにより平
坦化する。層間絶縁膜2上にレジストパターン(図示せ
ず)を形成する。このレジストパターンをマスクとし
て、層間絶縁膜2の一部をエッチングにより除去するこ
とにより、下層の位置検出用マーク6(図4参照)とな
る溝3a〜3hを形成する。その後、レジストパターン
を除去する。そして、チタンなどを層間絶縁膜2上と溝
3a〜3hの内部とにスパッタリング法を用いて堆積す
ることにより、バリアメタル層4a〜4h(図4参照)
を形成する。次に、バリアメタル層4a〜4h上にCV
D法を用いてタングステン膜5a〜5hを堆積する。そ
の後、層間絶縁膜2上に位置するバリアメタル層とタン
グステン膜とをエッチングにより除去することにより、
図4に示すような構造を得る。
【0046】次に、層間絶縁膜2とタングステン膜5a
〜5hとの上に0.4μmの膜厚を有するアルミニウム
膜を形成する。このアルミニウム膜上にレジストパター
ン(図示せず)を形成する。このレジストパターンをマ
スクとして、アルミニウム膜の一部をエッチングにより
除去することにより、第1のアルミニウム膜7を形成す
る。その後、レジストパターンを除去する。なお、下層
の位置検出用マーク6は、このアルミニウム膜7を形成
する際の写真製版加工工程における位置検出用マークと
して使用される。これは、下層の位置検出用マーク6を
構成する溝3a〜3hの平面形状に対して、バリアメタ
ル層4a〜4g、タングステン膜5a〜5h、およびア
ルミニウム膜の膜厚が十分小さいため、アルミニウム膜
を形成した後も、位置検出用マーク6を識別することが
できるからである。
【0047】次に、第1のアルミニウム膜7と層間絶縁
膜2との上にTEOS酸化膜を2μmの膜厚を有するよ
うに形成する。そして、このTEOS酸化膜の上部表面
をCMP法を用いて約1μm研磨し、TEOS酸化膜の
上部表面を平坦化することにより、第2の層間絶縁膜8
(図5参照)を形成する。このようにして、図5に示す
ような構造を得る。なお、第2の層間絶縁膜8の第1の
アルミニウム膜7上に位置する領域には、パターンは形
成しない。
【0048】次に、第2の層間絶縁膜8上に約0.4μ
mの膜厚を有するアルミニウム膜(図示せず)をスパッ
タリングを用いて堆積する。このアルミニウム膜上にレ
ジストパターン(図示せず)を形成する。このレジスト
パターンをマスクとして、アルミニウム膜の一部をエッ
チングにより除去することにより、第1のアルミニウム
膜7上に位置する領域に第2のアルミニウム膜9(図6
参照)を形成する。なお、他の領域においてこのアルミ
ニウム膜は配線の形成などに用いられる。
【0049】ここで、第2の層間絶縁膜8の上部表面は
CMP法により平坦化されているので、第1のアルミニ
ウム膜7の上部表面に凹凸が発生しているような場合に
も、第2のアルミニウム膜9の上部表面に凹凸が発生す
ることはなく、かつ、アルミニウム膜9は位置検出用マ
ークを検出するための光を透過しないため、下層の位置
検出用マーク6を検出することはできなくなる。
【0050】次に、第2の層間絶縁膜8と第2のアルミ
ニウム膜9との上にTEOS酸化膜を約2μmの膜厚を
有するように形成する。そして、このTEOS酸化膜の
上部表面をCMP法を用いて約1μm程度研磨し、平坦
化することにより、第3の層間絶縁膜10を形成する。
このようにして、図6に示すような構造を得る。
【0051】その後、第3の層間絶縁膜10上に上層の
位置検出用マーク12(図1参照)を形成するためのレ
ジストパターン(図示せず)を形成し、このレジストパ
ターンをマスクとして第3の層間絶縁膜10の一部をエ
ッチングにより除去することにより、上層の位置検出用
マーク12となる溝11a〜11h(図1参照)を形成
する。その後、レジストパターンを除去することによ
り、図1に示すような構造を容易に得ることができる。
【0052】この上層の位置検出用マーク12は、第3
の層間絶縁膜10上にアルミニウムなどの配線を形成す
るための写真製版加工工程において、位置検出用マーク
として使用することができる。このように、上層および
下層の位置検出用マーク12、6を、平面的に重なる領
域に積層するように形成することができるため、従来よ
りもこれらの位置検出用マーク12、6が占有する面積
を削減することができる。
【0053】(実施の形態2)図7は、本発明による半
導体装置の実施の形態2を示す断面模式図である。図7
を参照して、半導体装置を説明する。
【0054】図7を参照して、半導体装置は、基本的に
は図1に示した本発明の実施の形態1による半導体装置
と同様の構造を備える。ただし、この図7に示した半導
体装置では、第3の層間絶縁膜10上に、第4の層間絶
縁膜13が形成され、この第4の層間絶縁膜13におい
て上層の位置検出用マーク12が形成されている。この
際、第3の層間絶縁膜10上の、第2のアルミニウム膜
9上に位置する領域においては、アルミニウム膜を形成
してもしなくてもよい。そして、この上層の位置検出用
マーク12は、第4の層間絶縁膜13上におけるアルミ
ニウムなどの配線を形成する際の写真製版加工工程にお
いて、位置検出用マークとして使用できる。
【0055】ここで、この図7に示した半導体装置にお
いても、図1に示した本発明の実施の形態1による半導
体装置において得られる効果と同様の効果を得ることが
できる。
【0056】なお、第4の層間絶縁膜13の形成方法
は、基本的に第3の層間絶縁膜10と同様である。
【0057】(実施の形態3)図8は、本発明による半
導体装置の実施の形態3を示す断面模式図である。図8
を参照して、半導体装置を説明する。
【0058】図8を参照して、半導体装置は、基本的に
は図7に示した本発明の実施の形態2による半導体装置
と同様の構造を備える。ただし、この図8に示した半導
体装置では、第2の層間絶縁膜8の上部表面上にではな
く、第3の層間絶縁膜10上に第2のアルミニウム膜1
4が形成されている。
【0059】このような半導体装置においても、図7に
示した本発明の実施の形態2による半導体装置において
得られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0060】(実施の形態4)図9は、本発明による半
導体装置の実施の形態4を示す断面模式図である。図9
を参照して、半導体装置を説明する。
【0061】図9を参照して、半導体装置は、基本的に
は図8に示した本発明の実施の形態3による半導体装置
と同様の構造を備える。ただし、この図9に示した半導
体装置では、下層の位置検出用マーク15を構成する溝
3a〜3hの内部には、バリアメタル層もタングステン
膜も形成されていない。また、第1の層間絶縁膜2の上
部表面に接するようにアルミニウム膜は形成されておら
ず、第2の層間絶縁膜8の上部表面にアルミニウム膜9
が形成されている。
【0062】このような半導体装置においても、図8に
示した本発明の実施の形態3による半導体装置において
得られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0063】また、図9に示すように、溝3a〜3hの
みから構成される位置検出用マーク15を、本発明の実
施の形態1〜3による半導体装置の下層の位置検出用マ
ークに適用しても、同様の効果を得ることができる。ま
た、上記した本発明の実施の形態1〜4における半導体
装置においては、下層の位置検出用マーク6(図1、
7、8)、15(図9参照)は、いずれも半導体基板1
上の第1の層間絶縁膜2において形成されているが、こ
の下層の位置検出用マーク6、15を第2の層間絶縁膜
8もしくはそれより上層に形成された他の層間絶縁膜に
おいて形成する場合にも、この下層の位置検出用マーク
6、15上の構造をこれらの実施の形態1〜4と同様に
すれば、これらの実施の形態1〜4により得られる効果
と同様の効果を得ることができる。
【0064】(実施の形態5)図10は、本発明による
半導体装置の実施の形態5を示す断面模式図である。図
10を参照して、半導体装置を説明する。
【0065】図10を参照して、半導体装置は、基本的
には図1に示した本発明の実施の形態1による半導体装
置と同様の構造を備える。ただし、この図10に示した
半導体装置では、第1の層間絶縁膜2上に形成されたア
ルミニウム膜16において、下層の位置検出用マーク1
8を形成している。
【0066】ここで、下層の位置検出用マーク18が形
成されたアルミニウム膜16の平面形状を図11に示
す。図11は、図10の線分200−200における平
面模式図である。図11を参照して、アルミニウム膜1
6に形成された下層の位置検出用マーク18は、溝17
a〜17hからなり、この溝17a〜17hの平面形状
は、図2に示した本発明の実施の形態1における半導体
装置の下層の位置検出用マーク6の溝3a〜3hの平面
形状と同様である。
【0067】この場合にも、図1に示した本発明の実施
の形態1による半導体装置により得られる効果と同様の
効果を得ることができる。
【0068】なお、アルミニウム膜16を形成する工程
は、基本的に図1に示した第1および第2のアルミニウ
ム膜7、9を形成する工程と同様であり、下層の位置検
出用マーク18を形成する工程は、基本的に図1に示し
た本発明の実施の形態1における半導体装置の下層の位
置検出用マーク6の溝3a〜3hを形成する工程と同様
である。
【0069】(実施の形態6)図12は、本発明による
半導体装置の実施の形態6を示す断面模式図である。図
12を参照して、半導体装置を説明する。
【0070】図12を参照して、半導体装置は、基本的
には図7に示した本発明の実施の形態2による半導体装
置と同様の構造を備える。ただし、この図12に示した
半導体装置では、上層の位置検出用マーク21が、アル
ミニウム膜19に形成された溝20a〜20hから構成
されている。この上層の位置検出用マーク21が形成さ
れたアルミニウム膜19の平面形状は、図11に示した
本発明の実施の形態5による半導体装置の下層の位置検
出用マーク18が形成されたアルミニウム膜16と同様
である。上層の位置検出用マーク21が形成されたアル
ミニウム膜19は、第3の層間絶縁膜10の上部表面上
に形成されている。第3の層間絶縁膜10とアルミニウ
ム膜19との上には、第4の層間絶縁膜22が形成され
ている。この上層の位置検出用マーク21は、第4の層
間絶縁膜22上に形成される配線などの写真製版加工工
程におけるアライメントマークとして用いることができ
る。
【0071】このような半導体装置においても、図7に
示した本発明の実施の形態2による半導体装置において
得られる効果と同様の効果を得ることができる。
【0072】なお、上層の位置検出用マーク21が形成
されているアルミニウム膜19の形成方法は、基本的に
図11に示した本発明の実施の形態5による半導体装置
におけるアルミニウム膜16の形成工程と同様である。
【0073】(実施の形態7)図13は、本発明による
半導体装置の実施の形態7を示す断面模式図である。図
13を参照して、半導体装置を説明する。
【0074】図13を参照して、半導体装置は、基本的
には図10に示した本発明の実施の形態5による半導体
装置と同様の構造を備える。ただし、この図13に示し
た半導体装置では、下層の位置検出用マーク18が形成
されたアルミニウム膜23が、第2の層間絶縁膜8上に
形成されている。また、遮蔽体膜として作用するアルミ
ニウム膜24は、第3の層間絶縁膜10上に形成され、
上層の位置検出用マーク12は、第4の層間絶縁膜22
に形成されている。
【0075】このように、下層の位置検出用マーク18
を、第2の層間絶縁膜8よりも上層において形成するよ
うな場合にも、この位置検出用マーク18上にその上部
表面を平坦化した第3の層間絶縁膜10と遮蔽体膜とし
て作用するアルミニウム膜24とを少なくとも1層形成
することにより、本発明の実施の形態5による半導体装
置において得られる効果と同様の効果を得ることができ
る。
【0076】なお、図13に示した半導体装置では、上
層の位置検出用マーク12を第4の層間絶縁膜22にお
いて形成しているが、この上層の位置検出用マーク12
は、第4の層間絶縁膜22よりも上層の第5もしくは第
6の層間絶縁膜などにおいて形成しても同様の効果を得
ることができる。
【0077】(実施の形態8)図14は、本発明による
半導体装置の実施の形態8を示す断面模式図である。図
14を参照して、半導体装置を説明する。
【0078】図14を参照して、半導体装置は、基本的
には図13に示した本発明の実施の形態7による半導体
装置と同様の構造を備える。ただし、この図14に示し
た半導体装置では、上層の位置検出用マーク27が、第
4の層間絶縁膜22上に形成されたアルミニウム膜25
に形成されている。ここで、上層の位置検出用マーク2
7が形成されたアルミニウム膜25の平面形状は、図1
1に示した本発明の実施の形態5による半導体装置のア
ルミニウム膜16の平面形状と同様である。第4の層間
絶縁膜22とアルミニウム膜25との上には、第5の層
間絶縁膜28が形成されている。
【0079】この図14に示した半導体装置において
も、図13に示した本発明の実施の形態7における半導
体装置により得られる効果と同様の効果を得ることがで
きる。
【0080】(実施の形態9)図15は、本発明による
半導体装置の実施の形態9を示す断面模式図である。図
15を参照して、半導体装置を説明する。
【0081】図15を参照して、半導体装置は、基本的
には図1に示した本発明の実施の形態1による半導体装
置と同様の構造を備える。ただし、この図15に示した
半導体装置では、下層の位置検出用マーク32が、半導
体基板1の主表面に形成される電界効果型トランジスタ
などのゲート電極を構成する材料であるポリシリコン膜
29に形成されている。具体的には、ポリシリコン膜2
9に溝31a〜31hが形成され、この溝31a〜31
hにより下層の位置検出用マーク32が形成されてい
る。このポリシリコン膜29の平面形状は、図11に示
した本発明の実施の形態5による半導体装置のアルミニ
ウム膜16の平面形状と同様である。そして、このポリ
シリコン膜29は、半導体基板1の主表面に形成された
分離酸化膜30上に形成されている。
【0082】この図15に示した半導体装置において
も、図1に示した本発明の実施の形態1による半導体装
置によって得られる効果と同様の効果を得ることができ
る。
【0083】なお、図15に示したアルミニウム膜7、
9は、少なくともいずれか一方を形成すればよく、ま
た、第2の層間絶縁膜8を形成しない場合でも、同様の
効果を得ることができる。
【0084】(実施の形態10)図16は、本発明によ
る半導体装置の実施の形態10を示す断面模式図であ
る。図16を参照して、半導体装置を説明する。
【0085】図16を参照して、半導体装置は、基本的
には図15に示した本発明の実施の形態9による半導体
装置と同様の構造を備える。ただし、この図16に示し
た半導体装置では、上層の位置検出用マーク21が、ア
ルミニウム膜19に形成された溝20a〜20hから構
成されている。また、アルミニウム膜19は、第3の層
間絶縁膜10の上部表面上に形成されている。第3の層
間絶縁膜10とアルミニウム膜19との上には第4の層
間絶縁膜22が形成されている。
【0086】この図16に示した半導体装置において
も、図15に示した本発明の実施の形態9による半導体
装置によって得られる効果と同様の効果を得ることがで
きる。
【0087】なお、上記した実施の形態1〜10におい
て示した位置検出用マークに限らず、他の形状もしくは
サイズを有する位置検出用マークについても、上記の本
発明の実施の形態1〜10は適用可能である。
【0088】(実施の形態11)図17は、本発明によ
る半導体装置の実施の形態11を示す平面模式図であ
り、図18は、図17における線分300−300にお
ける断面模式図である。図17および18を参照して、
半導体装置を説明する。
【0089】図17を参照して、半導体装置にはスクラ
イブライン33が形成され、スクライブライン33上に
はボンディングワイヤを接続するためのボンディングパ
ッド34a〜34dが形成されている。そして、図18
を参照して、ボンディングパッド34aの一部を覆うよ
うに、ガラスコート35が形成されている。また、ボン
ディングパッド34a下に位置する領域には、層間絶縁
膜2を介して品質検査用素子(以下TEG:Test Eleme
nt Groupと記す)36が形成されている。このように、
ボンディングパッド34aの下に層間絶縁膜2を介して
TEGを形成するので、これまで有効に利用されていな
かったボンディングパッド34aの下に位置する領域を
利用することができる。この結果、ボンディングパッド
34aやTEGなどが占める面積を削減することができ
る。
【0090】なお、ボンディングパッド34aの平面形
状は、90μm×90μmの正方形状である。
【0091】(実施の形態12)図19は、本発明によ
る半導体装置の実施の形態12を示す断面模式図であ
る。図19を参照して、半導体装置を説明する。
【0092】図19を参照して、半導体装置は、基本的
には図18に示した本発明の実施の形態11による半導
体装置と同様の構造を備える。ただし、この図19に示
した半導体装置では、ボンディングパッド34aの下に
位置する領域において、配線の導通を確認するためのT
EG37a、37bを、層間絶縁膜8を介して積層して
形成している。なお、TEG37aは、層間絶縁膜2上
に形成された配線の導通を確認するために用いられ、T
EG37bは、層間絶縁膜8上に形成された配線の導通
を確認するために用いられる。
【0093】このように、図19に示した半導体装置に
よって、図18に示した本発明の実施の形態11による
半導体装置によって得られる効果と同様の効果を得るこ
とができる。また、TEG37a、37bは、層間絶縁
膜8により電気的に絶縁されているため、それぞれの測
定において悪影響を及ぼし合うことはない。このため、
TEGを積層して配置することにより、TEG37a、
37bの占有面積を従来よりも削減することができる。
【0094】(実施の形態13)図20は、本発明によ
る半導体装置の実施の形態13を示す断面模式図であ
る。図20を参照して、半導体装置を説明する。
【0095】図20を参照して、半導体装置は、下層の
位置検出用マーク6とアルミニウム膜7とダミー層であ
るダミーパターン39とを備える。下層の位置検出用マ
ーク6とアルミニウム膜7とは、図1に示した本発明の
実施の形態1による半導体装置における下層の位置検出
用マーク6とアルミニウム膜7と同様の構造を備える。
第1の層間絶縁膜2とアルミニウム膜7との上には、第
2の層間絶縁膜8が形成されている。第2の層間絶縁膜
8の、アルミニウム膜7上に位置する領域には、溝38
a〜38cを含む。ダミーパターン39が形成されてい
る。このダミーパターン39は、CMPの研磨レートや
異方性エッチングのエッチングレートを調節するため
に、半導体ウエハ面内での開口部の面積の割合を変化さ
せるために用いられる。第2の層間絶縁膜8上には、第
3の層間絶縁膜10が形成されている。
【0096】ここで、下層の位置検出用マーク6は、図
10に示した本発明の実施の形態5による半導体装置の
下層の位置検出マーク18のように、アルミニウム膜に
形成された溝から構成されていてもよい。このように、
位置検出用マーク6とダミーパターン39とを積層する
ように形成することで、位置検出用マーク6が形成され
た領域のみを用いて、ダミーパターン39を形成するこ
とができ、この位置検出用マーク6やダミーパターン3
9が占有する面積の割合を低減することができる。
【0097】なお、この図20に示した半導体装置で
は、下層の位置検出用マーク6上に位置する領域にダミ
ーパターン39を形成しているが、TEG上にダミーパ
ターン39を形成してもよい。この場合にも、同様の効
果を得ることができる。また、この場合には、下層に形
成される位置検出用マーク6やTEGと上層に形成され
るダミーパターン39とは電気的に絶縁されていてもよ
いし絶縁されていなくてもよい。
【0098】ここで、これまで述べた実施の形態におい
ては、位置検出用マークやTEGなどを積層構造にする
ことにより、その占有面積を削減する場合について述べ
たが、この占有面積を削減するという観点においては、
図27に示すように、半導体装置のスクライブライン領
域に隣接する回路領域の多層配線構造においても同様の
課題が存在する。
【0099】図27は、従来のスクライブライン領域に
隣接する多層配線構造を有する半導体装置を示す断面模
式図である。図27を参照して、従来の半導体装置を説
明する。
【0100】図27を参照して、従来の半導体装置は、
第1〜第3のアルミニウム配線141、142、143
を備える。回路領域において、半導体基板101の主表
面には、電界効果型トランジスタなどの回路領域構造1
40が形成されている。半導体基板101と回路領域構
造140との上に第1の層間絶縁膜102を形成する。
この際、半導体基板101上の回路領域構造140の存
在に起因して、第1の層間絶縁膜102の上部表面には
段差部151aが形成される。
【0101】次に、第1の層間絶縁膜102の所定領域
に、コンタクトホール144aを形成する。コンタクト
ホール144aの内部に導電体膜145aを形成し、こ
の導電体膜145a上に第1のアルミニウム配線141
を形成する。この際、第1の層間絶縁膜102の段差部
151aにおいて、第1のアルミニウム配線141が第
1の層間絶縁膜102の表面から剥離するのを防止する
ため、この段差部151aに沿ってアルミニウム配線1
41を延在させるように形成している。
【0102】次に、第1の層間絶縁膜102と第1のア
ルミニウム配線141との上に第2の層間絶縁膜108
を形成する。この際、第1のアルミニウム配線141の
端部152aと、第1の層間絶縁膜102の段差部15
1aとに起因して、第2の層間絶縁膜108の上部表面
には段差部151b、151cが形成される。そして、
第2の層間絶縁膜108の第1のアルミニウム配線14
1上に位置する領域にコンタクトホール144bを形成
する。このコンタクトホール144bの内部に導電体膜
145bを形成し、導電体膜145b上に第2のアルミ
ニウム配線142を形成する。この際、段差部151
b、151cにおいて、第2の層間絶縁膜108の表面
からの第2のアルミニウム配線142が剥離することを
防止するため、この段差部151b、151cに沿って
アルミニウム配線142を形成している。
【0103】次に、第2の層間絶縁膜108と第2のア
ルミニウム配線142との上に第3の層間絶縁膜110
を形成する。この際、第2のアルミニウム配線142の
端部152bと、第2の層間絶縁膜108の上部表面の
段差部151b、151cとに起因して、第3の層間絶
縁膜110の上部表面には段差部151d〜151fが
形成される。この段差部151d〜151fにおけるア
ルミニウム配線の第3の層間絶縁膜110の表面からの
剥離を防止するため、第3のアルミニウム配線143
は、この段差部151d〜151fに沿って形成されて
いる。この第3のアルミニウム配線143は、コンタク
トホール144cの内部に形成された導電体膜145c
上に形成され、第2のアルミニウム配線142と電気的
に接続されている。第3の層間絶縁膜110と第3のア
ルミニウム配線143との上にはガラスコート135が
形成されている。
【0104】このように、従来の半導体装置では、層間
絶縁膜を積層するほど、下層に位置する層間絶縁膜の上
部表面の段差とアルミニウム配線の端部により形成され
る段差とに起因して、層間絶縁膜の表面に形成される段
差の数および大きさが大きくなっていた。このため、こ
の段差部151a〜151fにおいてアルミニウム配線
が層間絶縁膜の上部表面からの剥離することを防止する
ため、アルミニウム配線141〜143を平面的に一部
ずらしたように形成していた。そのため、第1〜第3の
アルミニウム配線141〜143の側面146a〜14
6cの位置は垂直方向に揃うことはなく、第1〜第3の
アルミニウム配線141〜143を単純に積層した場合
よりも、より大きな面積を占有していた。
【0105】このため、スクライブライン領域の付近に
おける多層配線構造の占有面積を低減することができれ
ば、半導体基板101の表面をより有効に利用すること
ができ、その結果、半導体装置の1つ当りの面積を小さ
くすることができる。これにより、1つの半導体ウエハ
からより多くの半導体装置を得ることができる。
【0106】このため、図20に示した本発明の実施の
形態13による半導体装置において、スクライブライン
領域の近傍における多層配線構造を図21に示すような
構造にしてもよい。図21は、図20に示した本発明の
実施の形態13による半導体装置の変形例を示す断面模
式図である。図21を参照して、以下に半導体装置を説
明する。
【0107】図21を参照して、半導体装置は、基本的
には図27に示した従来の多層配線構造と同様の構造を
備えるが、第1〜第3の層間絶縁膜2、8、10のそれ
ぞれの上部表面は、CMP法などを用いて平坦化されて
いる。このため、従来のように、第1〜第3の層間絶縁
膜2、8、10の上部表面にそれぞれの下に位置する構
造に起因する段差が存在することはなく、第1〜第3の
アルミニウム配線41〜43の側面46a〜46cを、
ほぼ平面的に重なる領域に位置させることができる。こ
のため、従来のように第1〜第3のアルミニウム配線4
1〜43を平面的にずらして配置させた場合よりも、こ
の第1〜第3のアルミニウム配線41〜43の占有面積
を低減することができる。
【0108】(実施の形態14)図22は、本発明によ
る半導体装置の実施の形態14を示す断面模式図であ
る。図22を参照して、半導体装置を説明する。
【0109】図22を参照して、半導体装置は、基本的
には図15に示した本発明の実施の形態9による半導体
装置と同様の構造を備える。ただし、この図22に示し
た半導体装置では、第1の層間絶縁膜2の上部表面に接
するようにアルミニウム膜は形成されておらず、また、
半導体基板1の主表面の分離酸化膜30上には下層の位
置検出用マークの代わりにTEG47が形成されてい
る。また、アルミニウム膜9は、上層の位置検出用マー
ク12が形成される領域よりも広い領域を覆うように形
成されている。
【0110】このため、TEG47の存在に起因して上
層の位置検出用マーク12の位置を誤検出することな
く、位置検出用マーク12とTEGとを積層するように
形成することができるので、図1に示した本発明の実施
の形態1による半導体装置において得られる効果と同様
の効果を得ることができる。
【0111】(実施の形態15)図23は、本発明によ
る半導体装置の実施の形態15を示す断面模式図であ
る。図23を参照して、半導体装置を説明する。
【0112】図23を参照して、半導体装置は、基本的
には図22に示した本発明の実施の形態14による半導
体装置と同様の構造を備える。ただし、この図23に示
した半導体装置では、第2の層間絶縁膜10上にアルミ
ニウム膜19が形成され、このアルミニウム膜19に溝
20a〜20hからなる上層の位置検出用マーク21が
形成されている。そして、第2の層間絶縁膜10とアル
ミニウム膜19との上に第3の層間絶縁膜22が形成さ
れている。
【0113】このため、図23に示した半導体装置にお
いても、TEG47と上層の位置検出用マーク21とを
遮蔽体膜として作用するアルミニウム膜9を介して積層
して形成することができるので、図1に示した本発明の
実施の形態1による半導体装置により得られる効果と同
様の効果を得ることができる。
【0114】(実施の形態16)図24は、本発明によ
る半導体装置の実施の形態16を示す断面模式図であ
る。図24を参照して、半導体装置を説明する。
【0115】図24を参照して、半導体装置は、基本的
には図23に示した本発明の実施の形態15による半導
体装置と同様の構造を備える。ただし、この図24に示
した半導体装置では、半導体基板1の主表面に分離酸化
膜30a、30bが形成され、この分離酸化膜30a、
30bに囲まれた半導体基板1の主表面に導電領域48
が形成されている。そして、第1の層間絶縁膜2の導電
領域48上に位置する領域には、コンタクトホール49
が形成されている。第1の層間絶縁膜2上とコンタクト
ホール49の内部とには、バリアメタル層4が形成され
ている。コンタクトホール49の内部のバリアメタル層
4上にはタングステン膜5が形成されている。バリアメ
タル層4とタングステン膜5との上にはアルミニウムか
らなる配線50が形成されている。
【0116】この図24に示した半導体装置において
も、遮蔽体膜として作用するアルミニウム膜9が存在す
るので、上層の位置検出用マーク21を検出する際に、
この位置検出用マーク21を検出するための光が下層の
配線50などにまで到達することを防止できる。このた
め、上層の位置検出用マーク21の誤検出を防止しなが
ら、位置検出用マーク21と下層の配線50とを積層し
て形成することができる。このため、従来有効に利用さ
れていなかった上層の位置検出用マーク21の下に位置
する領域を有効に利用することができ、図1に示した本
発明の実施の形態1による半導体装置と同様の効果を得
ることができる。
【0117】なお、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって、制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲内のすべての変更が含まれること
が意図される。
【0118】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜14に記載の
発明によれば、従来利用されていなかった位置検出用マ
ークや外部電極下に位置する領域を有効に利用すること
が可能な半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による半導体装置の実施の形態1を示
す断面模式図である。
【図2】 図1における線分100−100での平面模
式図である。
【図3】 図1に示した半導体装置の平面模式図であ
る。
【図4】 図1に示した本発明の実施の形態1による半
導体装置の製造工程の第1工程を説明するための断面模
式図である。
【図5】 図1に示した本発明の実施の形態1による半
導体装置の製造工程の第2工程を説明するための断面模
式図である。
【図6】 図1に示した本発明の実施の形態1による半
導体装置の製造工程の第3工程を説明するための断面模
式図である。
【図7】 本発明による半導体装置の実施の形態2を示
す断面模式図である。
【図8】 本発明による半導体装置の実施の形態3を示
す断面模式図である。
【図9】 本発明による半導体装置の実施の形態4を示
す断面模式図である。
【図10】 本発明による半導体装置の実施の形態5を
示す断面模式図である。
【図11】 図10における線分200−200での平
面模式図である。
【図12】 本発明による半導体装置の実施の形態6を
示す断面模式図である。
【図13】 本発明による半導体装置の実施の形態7を
示す断面模式図である。
【図14】 本発明による半導体装置の実施の形態8を
示す断面模式図である。
【図15】 本発明による半導体装置の実施の形態9を
示す断面模式図である。
【図16】 本発明による半導体装置の実施の形態10
を示す断面模式図である。
【図17】 本発明による半導体装置の実施の形態11
を示す平面模式図である。
【図18】 図17における線分300−300での断
面模式図である。
【図19】 本発明による半導体装置の実施の形態12
を示す断面模式図である。
【図20】 本発明による半導体装置の実施の形態13
を示す断面模式図である。
【図21】 本発明による半導体装置の実施の形態13
の変形例を示す断面模式図である。
【図22】 本発明による半導体装置の実施の形態14
を示す断面模式図である。
【図23】 本発明による半導体装置の実施の形態15
を示す断面模式図である。
【図24】 本発明による半導体装置の実施の形態16
を示す断面模式図である。
【図25】 従来の半導体装置を示す断面模式図であ
る。
【図26】 従来の半導体装置の他の例を示す断面模式
図である。
【図27】 従来の半導体装置の他の例を示す断面模式
図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2,8,10,13,22 層間絶縁
膜、3a〜3h,11a〜11h,17a〜17h,2
0a〜20h,26a〜26h,31a〜31h 溝、
4,4a〜4h バリアメタル層、5,5a〜5h タ
ングステン膜、6,15,12,21,27,18,3
2 位置検出用マーク、7,9,14,16,19,2
3,24,25 アルミニウム膜、28 層間絶縁膜、
29 ポリシリコン膜、30,30a,30b 分離酸
化膜、33 スクライブライン、34a〜34d ボン
ディングパッド、35 ガラスコート、36,37a,
37b,47 TEG、38a〜38c ダミーパター
ン用の溝、39 ダミーパターン、40 回路領域構
造、41,42,43 アルミニウム配線、44a〜4
4c コンタクトホール、45a〜45c 導電体膜、
46a〜46c アルミニウム配線の側面、48 導電
領域、49 コンタクトホール、50 配線。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置検出用マークと、品質検査用素子
    と、回路素子とからなる群から選択される少なくとも1
    つを含む下層と、 前記下層上に形成され、位置検出用マークの検出に用い
    るエネルギー線を遮断する遮蔽体膜と、 前記遮蔽体膜上に形成された位置検出用マークを含む上
    層とを備える、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽体膜は、ほぼ平坦な上部表面を
    有する、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽体膜は金属膜である、請求項1
    または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記金属膜がアルミニウム膜である、請
    求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記下層は絶縁膜を含み、 前記位置検出用マークは、前記絶縁膜に形成された溝で
    ある、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 前記下層は下層金属膜を含み、 前記位置検出用マークは前記下層金属膜に形成された溝
    である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 前記上層は上層絶縁膜を含み、 前記位置検出用マークは、前記上層絶縁膜に形成された
    溝である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体
    装置。
  8. 【請求項8】 前記上層は上層金属膜を含み、 前記位置検出用マークは、前記上層金属膜に形成された
    溝である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体
    装置。
  9. 【請求項9】 前記位置検出用マークは、ポリシリコン
    膜により形成されている、請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 位置検出用マークと品質検査用素子と
    の少なくともいずれか一方を含む下層と、 前記下層上に形成された隔離絶縁膜と、 前記隔離絶縁膜上に形成され、品質検査用素子と、外部
    電極と、ダミー層とからなる群から選択される少なくと
    も1つを含む上層とを備える、半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記下層は絶縁膜を含み、 前記位置検出用マークは、前記絶縁膜に形成された溝で
    ある、請求項10に記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記下層は金属膜を含み、 前記位置検出用マークは、前記金属膜に形成された溝で
    ある、請求項10に記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 位置検出用マークと、品質検査用素子
    と、回路素子とからなる群から選択される少なくとも1
    つを含む下層を形成する工程と、 前記下層上に、位置検出用マークの検出に用いるエネル
    ギー線を遮断する遮蔽体膜を形成する工程と、 前記遮蔽体膜上に位置検出用マークを含む上層を形成す
    る工程とを備える、半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記下層と前記遮蔽体膜との間に層間
    絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜の上部表面を平坦化する工程とをさらに
    備える、請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
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