JPH09244222A - 重ね合わせ誤差測定用レチクル、そのレチクルを用いた重ね合わせ誤差測定方法および重ね合わせ誤差測定マーク - Google Patents

重ね合わせ誤差測定用レチクル、そのレチクルを用いた重ね合わせ誤差測定方法および重ね合わせ誤差測定マーク

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JPH09244222A
JPH09244222A JP5154296A JP5154296A JPH09244222A JP H09244222 A JPH09244222 A JP H09244222A JP 5154296 A JP5154296 A JP 5154296A JP 5154296 A JP5154296 A JP 5154296A JP H09244222 A JPH09244222 A JP H09244222A
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overlay error
reticle
measurement mark
semiconductor device
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Yoshikatsu Tomimatsu
喜克 富松
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収差の影響を考慮した重ね合わせ誤差測定用
レチクルおよびそのレチクルを用いた重ね合わせ誤差測
定方法を提供する。 【解決手段】 収差定量レチクル101には、互いに分
離された複数のユニット102が形成されている。ユニ
ット102には、平面形状が正方形の第1の測定マーク
と、その第1の測定マーク内に位置しかつ複数のホール
が正方形に配置された第2測定マークとが形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光技術に関し、
より特定的には、収差の影響を考慮した重ね合わせ誤差
測定用レチクル、そのレチクルを用いた重ね合わせ誤差
測定方法および重ね合わせ誤差測定マークに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置は複数の層から形成さ
れ、半導体装置を構成する素子の寸法の微細化が図られ
ている。そのため、半導体装置の各層に形成される素子
の重ね合わせ誤差は重要になってきている。また、素子
の寸法が微細化されるにつれて、光学系の収差による露
光の影響も無視できなくなってきている。
【0003】ここで、上述した重ね合わせ誤差は、以下
の項目に細分することができる。 (1) 重ね合わせ誤差:総合的な意味での重ね合わせ
誤差 (2) アライメント誤差:アライメントを行なったチ
ップにおけるX、Y、θのアライメント誤差 (3) 装置の安定性と相対誤差:アライナ自体が持つ
誤差 (4) マスク誤差:マスク角座標点の理想点からのパ
ターンロケーション誤差 (5) マスクの熱膨張による誤差:マスクのアライナ
中における熱膨張に起因する重ね合わせ誤差 (6) その他の誤差:マスクおよびウェハ固定時のベ
ンディング(bending)によるエラー(error )やウェ
ハ高温熱処理によるNon Linear Distortion など 以上のように、重ね合わせ誤差には多くの要因がある
が、ここでは、(1)の重ね合わせ誤差について以下に
説明する。
【0004】まず、この重ね合わせ誤差を測定するため
の重ね合わせ誤差測定マークについて、DRAM(Dyna
mic Random Access Memory)のメモリセルを構成するM
OS(Metal Oxide Semiconductor )トランジスタの場
合について説明する。
【0005】図15は、一般的なMOSトランジスタの
構成を概略的に示す断面図である。また図16は、その
MOSトランジスタが含まれる半導体装置の構成を概略
的に示す平面図である。
【0006】主に図15を参照して、MOSトランジス
タは、1対のソース/ドレイン領域7、7と、ゲート絶
縁層2と、ゲート電極層6とを有している。1対のソー
ス/ドレイン領域7、7は、半導体基板1の表面に互い
に距離を隔てて形成されている。ゲート電極層6は、1
対のソース/ドレイン領域7、7に挟まれる領域上にゲ
ート絶縁層2を介在して形成されている。
【0007】このゲート電極層6を覆うように層間絶縁
層3が形成されている。層間絶縁層3とゲート絶縁層2
とには、ソース/ドレイン領域の一部表面に達するコン
タクトホール3aが形成されている。このコンタクトホ
ール3aを通じてソース/ドレイン領域7と電気的に接
続するようにビット線5が形成されている。
【0008】主に図16を参照して、DRAMにおいて
は、ゲート電極層6は、ワード線と一体化して図中Y方
向に延びている。またビット線5は、ワード線6と直交
する図中X方向に延びている。
【0009】ここで、ワード線6およびビット線5を各
々0.4μmとし、ワード線とビット線とは各々1μm
の間隔で配置されているとする。
【0010】DRAMにおいては、ストレージノード
(下部電極)はコンタクトホール10によりMOSトラ
ンジスタのソース/ドレイン領域7と接続される。この
コンタクトホール10は、通常、ワード線6とビット線
5とに囲まれる領域10Aに開口される。このコンタク
トホール10の開口の大きさが、たとえば0.5μm×
0.5μmとする。この場合、各部材5、6、10が設
計通り重ね合わせて形成された場合、ワード線6とコン
タクトホール10とのX方向の距離X、およびビット線
5とコンタクトホール10とのY方向の距離Yは、とも
に0.25μmとなる。
【0011】しかしながら、コンタクトホール10の開
口位置が、重ね合わせ誤差により、図中一点鎖線で示す
ようにずれて形成されてしまう場合がある。この場合、
コンタクトホール10の側壁からワード線6もしくはビ
ット線5が露出してしまう。このため、コンタクトホー
ル10の内壁に沿ってストレージノードが形成される
と、ストレージノードは、ワード線6もしくはビット線
5とショートしてしまう。
【0012】ここで、コンタクトホール10の形成は、
図15に示すように、層間絶縁層8上に形成されたレジ
スト膜9をフォトリソグラフィー技術によりコンタクト
ホールパターンを有するようにパターニングし、このパ
ターニングされたレジスト膜9をマスクとしてエッチン
グを施すことにより行なわれる。
【0013】したがって、このレジスト膜9のパターニ
ングを行なった段階で、レジスト膜9に形成されたコン
タクトホールのパターンの位置とワード線6やビット線
5の位置ずれを予め測定し、精度よくレジスト膜9のコ
ンタクトホールパターンが形成されていない場合には、
レジスト膜9のみを再度成膜し直せばよい。
【0014】しかし、コンタクトホール10とワード線
6との間隔、もしくはコンタクトホール10とビット線
5との間隔はそれぞれ0.25μmと非常に小さい。こ
のため、この領域での重ね合わせ誤差を測定することは
困難である。
【0015】そこで、従来より、重ね合わせ誤差を測定
するためのダミーパターンとして、重ね合わせ誤差測定
マークが用いられている。この重ね合わせ誤差測定マー
クは、半導体装置が形成される領域の周辺に、ワード
線、ビット線およびレジスト膜の成膜と同時に形成され
る。この重ね合わせ誤差測定マークの重ね合わせの誤差
を測定することで、レジスト膜のコンタクトホールパタ
ーンと、ワード線およびビット線との重ね合わせ誤差が
測定される。
【0016】以下、この重ね合わせ誤差測定マークにつ
いて説明する。図17は、重ね合わせ誤差測定マークの
配置を示す概略断面図である。図17を参照して、半導
体装置の周辺の領域において、ゲート絶縁層2上に、ワ
ード線6を形成する工程と同時に、第1測定マーク30
1が所定の位置に形成される。つまり、第1測定マーク
301は、ワード線6と同一の層から形成される。この
第1測定マーク301の平面形状は、25μm×25μ
mの略正方形状を有している。
【0017】またビット線5を形成する工程と同時に、
層間絶縁層3上の所定の位置に、第2測定マーク302
が形成される。つまり、第2測定マーク302は、ビッ
ト線5と同一の層から形成される。この第2測定マーク
302の平面形状は、第1測定マーク301と同様、2
5μm×25μmの正方形状である。
【0018】さらに、層間絶縁層8上の第1測定マーク
301上方および第2測定マーク302上方には、それ
ぞれレジスト膜9のパターニングと同時に、第3および
第4測定マーク303a、303bが形成されている。
この第3および第4測定マーク303a、303bの平
面形状は、15μm×15μmの正方形状である。
【0019】このような重ね合わせ誤差測定マークは、
Box-in-Boxタイプと呼ばれている。ここで、第1、第
2、第3および第4測定マーク301、302、303
a、303bの平面形状が正方形となっているのは、重
ね合わせ検査装置(たとえばKLA社製:KLA501
1)側からの要求によるものである。つまりこの重ね合
わせ検査装置は、正方形の辺の位置を認識できるように
構成されている。また、測定マークの1辺の大きさは、
第1、第2測定マーク301、302では15〜30μ
m、第3および第4測定マーク303a、303bでは
7.5〜15μmが要求されている。なお、現在の技術
においては、これに規定される以下の寸法の重ね合わせ
検査を行なうことはできない。
【0020】次に、パターンの重ね合わせ誤差の測定方
法について、上述の第1および第3測定マークを例に挙
げて説明する。
【0021】図18(a)は第1および第3測定マーク
よりなるBox-in-Boxタイプの重ね合わせ誤差測定マーク
の平面図であり、図18(b)は図18(a)のA−
A′線に沿う概略断面図であり、図18(c)は図18
(a)のA−A′線に沿った検出信号の光の明暗を示し
ている。
【0022】図18(a)、(b)、(c)を参照し
て、検出信号の光の明暗は、第1および第3測定マーク
301、303aのそれぞれの側壁311a、311
b、312a、312bの位置で暗くなる。このような
検出信号の明暗により、第1および第3測定マーク30
1、303aの側壁の位置を知ることができる。この各
側壁の位置より、ビット線とレジスト膜のコンタクトホ
ールパターンとの重ね合わせ誤差を後述のように測定す
ることができる。
【0023】図19は、重ね合わせ誤差が生じた第1お
よび第3測定マークの平面配置図である。
【0024】図19を参照して、この重ね合わせ誤差の
測定においては、まず検出された各マーク301、30
3aの側壁の位置から、側壁311aおよび側壁312
a間の距離aと、側壁311bおよび側壁312b間の
距離bとが求められる。この距離aとbとにより、第2
測定マーク302と第4測定マーク303bとのずれ量
が算出される。具体的には、このずれ量は、(a−b)
/2により算出される。そしてこの第1および第3測定
マーク301、303aの間のずれ量は、ワード線6と
レジスト膜9のコンタクトホールパターンとのずれ量に
1対1で対応し、そのまま重ね合わせ誤差とすることが
できる。
【0025】なお、第2測定マーク302と第4測定マ
ーク303bとのずれ量も、上述と同様の方法により求
めることができる。
【0026】また、図18、19においては、第1およ
び第3測定マーク301、303aの双方が各々残りパ
ターンの場合について説明した。しかし、たとえば図2
0に示すように、第1および第3測定マーク301、3
03aが、ともに抜きパターンであっても、上述と同様
にして重ね合わせ誤差を測定することができる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
装置内のパターンの微細化により、上述した重ね合わせ
誤差の測定において収差による影響が顕著になり始め
た。つまり、収差による影響のため、重ね合わせ誤差測
定マークでのずれ量が、実際のワード線(もしくはビッ
ト線)とコンタクトホールとのずれ量に1対1に対応し
ないという問題が生じている。
【0028】ここで、収差について簡単に説明する。光
学系の理想の結像は、 (a) 物点から点対称に放射される光線束が像点で点
対称に結合すること (b) 平面物体の像は平面であること (c) 像面内のどこでも横倍率は一定のこと である。以上は、単色光に対してであるが、多色光(白
色光)に対しても満足されることが望まれている。この
理想の結像条件からのずれを収差という。
【0029】(a)の条件から外れるために生ずる収差
は、球面収差、非点収差、コマ収差と呼ばれる。
【0030】(b)の条件から外れるために生じる収差
は、像面湾曲収差と呼ばれる。(c)の条件から外れる
ために生じる収差は、湾曲収差と呼ばれる。
【0031】ここで、今回の重ね合わせ誤差の測定にお
いて、最も影響を与えるコマ収差について、以下に説明
する。
【0032】図21(a)はレチクルの断面構造を示し
ており、図21(b)はレチクルを透過した露光光の光
強度の分布を示しており、図21(c)はその露光光に
よってパターニングされたレジスト膜のようすを示して
いる。
【0033】図21(a)、(b)を参照して、レチク
ル405aは、透明基板401と遮光膜402aとを有
している。透明基板401上の遮光膜402aが形成さ
れた領域は光遮光領域となり、遮光膜402aの形成さ
れていない領域は光透過領域となる。レチクル405a
の透明基板401上には、この遮光膜402aにより抜
きパターン403aが形成されている。
【0034】レチクル405a上から照射された露光光
450は、レジスト膜422a上において、本来ならば
実線411aに示すような光強度を有する。しかしなが
ら、コマ収差の影響により、光強度は、1方向にのみ大
きくずれ、実線411aの右側の部分のみが、点線41
2aに示すような光強度を示す。
【0035】その結果、図21(c)に示すように、レ
ジスト膜422aには、本来、寸法L1のホールパター
ンが開口されるべきところ、寸法L2(L2>L1)の
ホールパターンが形成されてしまう。
【0036】また図21(a)に示すレチクルの抜きパ
ターン403aのみならず、図22に示すレチクルの残
しパターン403bもコマ収差の影響を受ける。以下、
そのことについて説明する。
【0037】図22(a)はレチクルの断面構造を示し
ており、図22(b)はレチクルを透過した露光光の光
強度の分布を示しており、図22(c)はその露光光に
よってパターニングされたレジスト膜のようすを示して
いる。
【0038】図22(a)、(b)を参照して、レチク
ル405bの透明基板401上には残しパターン403
bとなる遮光膜402bが形成されている。このレチク
ル405bを透過した露光光450のレジスト膜422
b上の光強度は、本来であれば実線411bに示すよう
な光強度となる。しかしながら、コマ収差の影響によ
り、光強度は1方向にのみずれ、実線411bの左側の
分のみが、点線412bに示すような光強度を示す。
【0039】その結果、図22(c)に示すように、レ
ジスト膜422bは、本来、寸法L3のパターンが残さ
れるべきところ、寸法L4のパターンが残される結果と
なる。
【0040】以上の図21、図22に示したように、レ
チクルにおいて残しパターンおよび抜きパターンの双方
ともコマ収差の影響を受ける。またこのコマ収差の影響
は、パターンの寸法が小さいほど大きくなる。つまり、
パターンの寸法が小さくなるほど、コマ収差によるずれ
量が大きくなる。以下、そのことについて説明する。
【0041】一般にコマ収差による波面ずれは、レンズ
周辺部で大きく、中央部で小さい。実験とシミュレーシ
ョンによる解析結果から、大パターンの回折光は、回折
角が小さく、波面収差の小さい瞳の中央付近を通過する
ためコマ収差の影響は小さく、パターンの位置ずれはあ
まり生じない。
【0042】一方、小パターンは、高周波の光を大パタ
ーンより多く通す。この高周波の光はレンズの回折現象
の影響を受けやすい。このため、小パターンの回折光
は、回折角が大きく、波面収差の大きい瞳周辺付近を通
過するため、コマ収差の影響は大きくなり、大きなパタ
ーンの位置ずれが見られる。
【0043】具体的に図23を用いて以下に説明する。
図23(a)、(b)を参照して、レチクル405d
は、大パターンとなる抜きパターン(光透過部)403
1 と小パターンとなる抜きパターン(光透過部)40
3d2 とを有している。このレチクル405dを透過し
た露光光450のレジスト膜422d表面での光強度
は、本来ならば実線411a、411bで示すようにな
る。しかしながら、上述のコマ収差の影響により、光強
度は1方向にのみずれ、実線411a、411bの左側
の部分のみが点線412a、412bに示すような光強
度を示す。
【0044】ここで、上述したように、小パターンほど
コマ収差の影響が大きくなるため、光強度の1方向への
ずれ量は小パターンのほうが大パターンよりも大きくな
る。
【0045】その結果、図23(c)に示すように、レ
ジスト膜422dのホールパターン(小パターン)42
2d2 におけるずれ量(L8−L7)はホールパターン
(大パターン)422d1 におけるずれ量(L10−L
9)よりも大きくなる。
【0046】上述した図18に示す従来の重ね合わせ誤
差測定マークを構成する第1および第3測定マーク30
1、303aの寸法が、測定装置の制約により制約され
るのに対し、半導体装置内のパターン(ワード線、ビッ
ト線、コンタクトホールなど)はますます微細化され
る。これにより、重ね合わせ誤差検出マークが上述の大
パターンに対応し、半導体装置内のパターンが小パター
ンに対応することになる。
【0047】このため、重ね合わせ誤差を測定した場合
でも、重ね合わせ誤差測定マークのコマ収差による影響
が、半導体装置内のパターンのコマ収差による影響と異
なる。したがって、重ね合わせ誤差測定マークから得ら
れる重ね合わせ誤差と半導体装置内のパターンの実際の
重ね合わせ誤差とが1対1に対応しなくなってしまう。
【0048】それゆえ、本発明の目的は、収差の影響を
考慮した重ね合わせ誤差測定用レチクル、そのレチクル
を用いた重ね合わせ誤差測定方法および重ね合わせ誤差
測定マークを提供することである。
【0049】
【課題を解決するための手段】本発明の重ね合わせ誤差
測定用レチクルは、ウェハの互いに異なる層に形成され
た第1パターンと第2パターンとの重ね合わせ誤差を測
定するための重ね合わせ誤差測定用レチクルであって、
透明基板と、第3パターンと、第4パターンとを備えて
いる。透明基板は主表面を有し、露光光を透過する。第
3パターンは、第1パターンに光を照射したときと同じ
収差の影響を受けるように透明基板の主表面上に形成さ
れている。第4パターンは、第2パターンに光を照射し
たときと同じ収差の影響を受けるように透明基板の主表
面上に形成されている。
【0050】本発明の重ね合わせ誤差測定用レチクルを
用いた重ね合わせ誤差測定方法は、ウェハの互いに異な
る層に形成された第1パターンと第2パターンとの重ね
合わせ誤差を測定するための重ね合わせ誤差測定方法で
あって、まず重ね合わせ誤差測定用レチクルが準備され
る。この重ね合わせ誤差測定用レチクルは、透明基板
と、第3パターンと、第4パターンとを有している。こ
の透明基板は、主表面を有し、露光光を透過する。第3
パターンは、第1パターンに光を照射したときと同じ収
差の影響を受けるように透明基板の主表面上に形成され
ている。第4パターンは、第2パターンに光を照射した
ときと同じ収差の影響を受けるように透明基板の主表面
上に形成されている。そしてレチクルを透過させた露光
光をウェハ上のレジストに照射することにより、第3パ
ターンに対応する第1測定マークと第4パターンに対応
する第2測定マークとを有するようにレジストがパター
ニングされる。そして第1および第2測定マークの各位
置を認識することにより、第1および第2パターンの重
ね合わせ誤差が算出される。
【0051】本発明の重ね合わせ誤差測定用レチクルお
よびそのレチクルを用いた重ね合わせ誤差測定方法で
は、透明基板上に形成された第3パターンと第4パター
ンとの各々は、ウェハに形成される第1パターンと第2
パターンとの各々と同じ収差の影響を受けるように形成
されている。このため、第3パターンと第4パターンと
によって得られる検出信号の収差による影響と、ウェハ
に形成される第1パターンと第2パターンとによって得
られる検出信号の収差による影響が同じになる。よって
第3パターンと第4パターンとの各々から測定される収
差によるずれ量は、ウェハに形成される第1パターンと
第2パターンとの各収差によるずれ量と1対1に対応す
る。したがって、第1パターンを形成するためのレチク
ルと第2パターンを形成するためのレチクルとの間に重
ね合わせずれ量に第3パターンの収差によるずれ量と第
4パターンの収差によるずれ量とを合わせることで、第
1パターンと第2パターンとの重ね合わせ誤差と1対1
に対応する誤差を求めることができる。
【0052】また、第3パターンと第4パターンとが同
一の透明基板上に形成されている。つまり、第3パター
ンと第4パターンとが同一工程でレジストに転写される
ことになる。このため、たとえば第3パターン形成後で
あって第4パターン形成前の熱処理などのプロセスによ
り、第3パターンに対応するウェハ上の第1測定マーク
の形状が歪み、ウェハに形成される第1パターンと第2
パターンとの重ね合わせ誤差を正確に測定できなくなる
ことはない。よって、第3パターンと第4パターンとの
収差によって重ね合わせ誤差を正確に測定することが可
能となる。
【0053】本発明の重ね合わせ誤差測定マークは、半
導体装置形成領域と、重ね合わせ誤差測定マーク形成領
域と、第1半導体装置構成部材と、第1測定マークと、
第2半導体装置構成部材と、第2測定マークとを備えて
いる。半導体装置形成領域は、半導体基板の上に、所定
形状の半導体装置を構成するパターンが複数層形成され
て構成されている。重ね合わせ誤差測定マーク形成領域
は、半導体装置を構成する各層の重ね合わせ誤差を測定
するためのものである。第1半導体装置構成部材は、半
導体装置形成領域において、第1の層に形成されてい
る。第1測定マークは、重ね合わせ誤差測定マーク形成
領域において、第1半導体装置構成部材と同一の製造工
程で形成されている。第2半導体装置構成部材は、半導
体装置形成領域において、第1の層の上の第2の層に形
成されている。第2測定マークは、重ね合わせ誤差測定
マーク形成領域において、第1半導体装置構成部材と第
2半導体装置構成部材との重ね合わせ誤差を測定するた
めに、第2半導体装置構成部材と同一の製造工程で形成
されている。第1測定マークは、第1半導体装置構成部
材に光を照射したときと同じ収差の影響を受けるパター
ンを有している。第2測定マークは、第2半導体装置構
成部材に光を照射したときと同じ収差の影響を受けるパ
ターンを有している。
【0054】本発明の重ね合わせ誤差測定マークでは、
第1測定マークは、第1半導体装置構成部材に光を照射
したときと同じ収差の影響を受けるパターンを有し、第
2測定マークは、第2半導体装置構成部材に光を照射し
たときと同じ収差の影響を受けるパターンを有してい
る。これにより、第1測定マークおよび第2測定マーク
によって得られる検出信号の収差による影響と、第1半
導体装置構成部材および第2半導体装置構成部材によっ
て得られる検出信号の収差による影響は同じになる。し
たがって、第1測定マークと第2測定マークとによって
得られる検出信号に基づくデータは、第1半導体装置構
成部材および第2半導体装置構成部材の関係を1対1に
反映している。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。
【0056】実施の形態1 図1は、本発明の実施の形態1における重ね合わせ誤差
測定マークの構成などを説明するための図である。具体
的には、図1(a)は重ね合わせ誤差測定マークの構成
を示す平面図であり、図1(b)は図1(a)のX−
X′線に沿う概略断面図であり、図1(c)は図1
(a)のX−X′線に沿った検出信号の光の明暗を示し
ている。
【0057】なお、この重ね合わせ誤差測定マークは、
半導体装置内の大パターンと小パターンとを重ね合わせ
る際の誤差を測定するものとする。
【0058】図1(a)、(b)を参照して、本実施の
形態の重ね合わせ誤差測定マークは、第1測定マーク3
aと第2測定マーク4aとにより構成されている。第1
測定マーク3aは、抜きパターンであり、層3に形成さ
れている。この層3は半導体基板1上に絶縁層2を介在
して形成されている。この第1測定マーク3aの平面形
状は正方形であり、その正方形の一辺は15〜30μm
である。
【0059】第2測定マーク4aは、レジスト膜4に形
成されている。このレジスト膜4は、第1測定マーク3
aの上方に層間絶縁層5を介在して形成されている。こ
の第2測定マーク4aは、平面的に見て、複数のホール
パターンが断続的に正方形状に配置されて構成されてい
る。この第2測定マーク4aを構成する各ホールパター
ンは、抜きパターンであり、その開口形状は正方形であ
る。また各ホールパターンの正方形の1辺は、半導体装
置内の小パターンの寸法と略同一の寸法を有しており、
たとえば0.3〜0.5μmの寸法を有している。また
複数のホールパターンよりなる第2測定マーク4aの正
方形の1辺は7.5〜15μmの寸法を有している。
【0060】この第2測定パターン4aは、第1測定パ
ターン3a上であって、第1測定マーク3aの平面領域
内に配置されている。
【0061】ここで、第1測定マーク3aと第2測定マ
ーク4aとの寸法を上述のように規定したのは、従来の
技術において説明したように重ね合わせ検査装置側の要
求によるものである。特に、第1測定マーク3aの正方
形の一辺は、重ね合わせ検査装置側の制約内で半導体装
置内の大パターンの寸法と略同一の寸法となるように設
定される。
【0062】また、第2測定マーク4aを構成する各ホ
ールパターンの寸法は、第2測定マーク4aと同一の工
程で形成されるたとえば配線やコンタクトホールなどの
線幅や開口径の寸法に対応させたものである。
【0063】このように構成された第1および第2測定
マーク3a、4aにより観測される検出信号は、図1
(c)に示すように、第1および第2測定マーク3a、
4aのそれぞれの側壁11a、11b、12a、12b
の位置で暗くなる。
【0064】次に、本実施の形態における重ね合わせ誤
差の測定方法について説明する。図2は、本発明の実施
の形態1における重ね合わせ誤差測定マークおよび半導
体装置内のパターンを概略的に示す平面図である。
【0065】なお図2において点線は設計通りに重ね合
わせが行なわれた場合の第2測定マーク4aの位置を示
しており、また実線は重ね合わせ誤差が生じた状態を示
している。なお説明の便宜上、重ね合わせ誤差が生じた
状態を、単に第2測定マーク4aが図中右側へずれた状
態として示している。
【0066】まず図1(c)の検出信号より、第1測定
マーク3aと第2測定マーク4aとの各側壁31a、3
1b、32a、32bの位置が求められる。
【0067】次に、図2を参照して、この各側壁の位置
より、側壁31aおよび側壁32a間の距離a1と、側
壁31bおよび側壁32b間の距離b1とが算出され
る。次に、この距離a1とb1とを、c1=(a1+b
1)/2の数式に代入することで、ずれ量c1が求めら
れる。
【0068】この際、第1測定マーク3aは半導体装置
内の大パターン13と同程度の寸法を有し、かつ第2測
定パターン4aを構成する各ホールパターンは半導体装
置内の小パターン14と同程度の寸法を有している。こ
のため、第1測定マーク3aには、大パターン13と略
同一のずれ量が生じ、第2測定マーク4aには小パター
ン14と略同一のずれ量が生じることになる。つまり、
各パターン13、14に生じる収差によるずれ量の各々
は、第1および第2測定マーク3a、4aに反映されて
いる。それゆえ、図1(c)に示す検出信号には、半導
体装置内に形成されるパターン13、14と略同一のコ
マ収差が含まれることになる。よって、その検出信号か
ら得られたずれ量c1には、収差によるずれ量が含まれ
ることになる。したがって、第1測定マーク3aと第2
測定マーク4aとの位置ずれの関係は、半導体装置内の
大パターン13と小パターン14との位置ずれの関係に
1対1に対応する。
【0069】その結果、重ね合わせ誤差の測定におい
て、信頼性の高い測定結果を得ることができ、これによ
り高性能の半導体装置を提供することが可能となる。
【0070】なお、図1(b)の状態から、レジスト膜
4をマスクとして層間絶縁層5に異方性エッチングを施
し、さらにそのレジスト膜4を除去した後の状態を図3
に示す。
【0071】図3を参照して、この場合には、第1の測
定マーク3aの平面領域内に、第2測定マークを構成す
るホールパターンに対応した複数個のホール5aが層間
絶縁層5に形成されることになる。
【0072】実施の形態2 図4は、本発明の実施の形態2における重ね合わせ誤差
測定マークの構成などを説明するための図である。具体
的には、図4(a)は重ね合わせ誤差測定用マークの構
成を示す平面図であり、図4(b)は図4(a)のX−
X′線に沿う概略断面図であり、図4(c)は図4
(a)のX−X′線に沿った検出信号の光の明暗を示し
ている。
【0073】なお、本実施の形態では、実施の形態1と
異なり、半導体装置内に形成される2つの小パターンを
重ね合わせる際の誤差を測定するものとする。
【0074】図4(a)、(b)を参照して、本実施の
形態の重ね合わせ誤差測定マークは、第1測定マーク2
3aと第2測定マーク24aとにより構成されている。
【0075】第1測定マーク23aは、半導体基板1上
に絶縁層2を介在して形成された層3に形成されてい
る。第1測定マーク23aは、複数個のホールパターン
が、正方形状に配置されて構成されている。このホール
パターンの開口形状は正方形を有しており、その正方形
の1辺は、半導体装置内の重ね合わせられるべき一方の
小パターンの寸法と略同一の寸法であり、たとえば0.
3〜0.5μmの寸法を有している。また複数個のホー
ルパターンにより構成される第1測定パターン23の正
方形の1辺は15〜25μmの寸法を有している。
【0076】第2測定マーク24aは、層3上に層間絶
縁層5を介在して形成されたレジスト膜4に形成されて
おり、第1測定マーク23aの平面領域内に形成されて
いる。この第2測定マーク24aは、複数個のホールパ
ターンが正方形状に配置されて構成されている。この第
2の測定マーク24aを構成するホールパターンは正方
形の開口形状を有しており、その正方形の1辺は半導体
装置内の重ね合わせられるべき他方の小パターンの寸法
と略同一の寸法であり、たとえば0.3〜0.5μmの
寸法を有している。この複数個のホールよりなる第2測
定マーク24aの正方形の1辺は7.5〜15μmの寸
法を有している。
【0077】なお、第1および第2測定マーク23a、
24aの正方形の1辺の形状を上述のように規定したの
は、従来の技術において説明したように重ね合わせ検査
装置側の要求によるものである。
【0078】このように構成された第1測定マーク23
aと第2測定マーク24aとにより観測される検出信号
は、図4(c)に示すように、第1および第2測定マー
ク23a、24aのそれぞれの側壁31a、31b、3
2a、32bの位置で暗くなる。
【0079】次に、本実施の形態における重ね合わせ誤
差の測定方法について説明する。図5は、本発明の実施
の形態2における重ね合わせ誤差測定マークおよび半導
体装置内のパターンを概略的に示す平面図である。
【0080】なお図5において点線は設計通りに重ね合
わせが行なわれた場合の第1および第2測定マーク23
a、24aの位置を示しており、また実線は重ね合わせ
誤差が生じた状態を示している。なお説明の便宜上、重
ね合わせ誤差が生じた状態を、実施の形態1と同様、単
に第1および第2測定マーク23a、24aが図中右側
へずれた状態として示している。
【0081】まず、図4(c)の検出信号より、第1測
定マーク23aと第2測定マーク24aとの各側壁31
a、31b、32a、32bの位置が求められる。
【0082】次に図5を参照して、この各側壁の位置よ
り、側壁31aおよび側壁32a間の距離a2と、側壁
31bおよび側壁32b間の距離b2とが算出される。
この距離a2とb2とを、c2=(a2+b2)/2の
数式に代入することで、ずれ量c2が求められる。
【0083】この際、第1測定マーク23aを構成する
ホールパターンの開口径は、第1の小パターン(たとえ
ばワード線)33の線幅と略同一の寸法を有している。
また、第2測定マーク24aを構成するホールパターン
の開口径は、第2の小パターン(たとえばコンタクトホ
ール)34の寸法と略同一の寸法を有している。よっ
て、実施の形態1で説明したように第1測定マーク23
cと第2測定マーク24aとの位置ずれの関係は、第1
小パターン33と第2小パターンとの位置ずれの関係に
1対1に対応する。
【0084】その結果、重ね合わせ誤差の測定におい
て、信頼性の高い測定結果を得ることができ、これによ
り高性能の半導体装置を提供することが可能となる。
【0085】なお、図4(b)の状態から、レジスト膜
4をマスクとして層間絶縁層5に異方性エッチングを施
し、さらにそのレジスト膜4を除去した後の状態を図6
に示す。
【0086】図6を参照して、この場合には、第2の測
定マークを構成するホールパターンに対応した複数個の
ホール5bが、第1の測定マーク23aの平面領域内に
位置するように層間絶縁層5に形成されている。
【0087】なお、実施の形態1および2については、
第1の測定マーク23aと第2の測定マーク4a、24
aとが複数個のホールパターンにより構成される場合に
ついて説明した。しかし、この構成に限られず、これら
の第1の測定マーク23aと第2の測定マーク4a、2
4aは、この複数個のホールパターンが連結して正方形
の枠形状となっても、上述と同様の効果を得ることがで
きる。
【0088】また第1の測定マーク23aと第2の測定
マーク4a、24aを構成するホールパターンは抜きパ
ターンであるが、この抜きパターンの代わりに平面形状
が正方形の複数個の残しパターンを正方形状に配置して
もよい。また、第1の測定マーク23aを第2の測定マ
ーク4a、24aとは複数個の正方形の残しパターンを
正方形状に配置したものに限られず、正方形の枠状を有
する残しパターンとしてもよい。
【0089】実施の形態3 上述した実施の形態1および2では、収差によるずれも
考慮して重ね合わせ誤差を測定することができる。
【0090】 しかし、各種の制約等により実施の形
態1、2に示す重ね合わせ誤差測定マークを用いること
できず、従来例に示すBox-in-Boxタイプの重ね合わせ誤
差測定マークを用いなければならない場合がある。係る
場合には、上述したように、収差によるずれを考慮して
重ね合わせ誤差を測定することはできない。
【0091】 また、特に実施の形態2のタイプの重
ね合わせ誤差測定マークでは、第1測定マーク23aを
構成するホールパターンの形状が変形し、重ね合わせ誤
差を測定できない場合が生じる。以下、実施の形態2の
重ね合わせ誤差測定マークにおいてホールパターンが変
形することについて説明する。
【0092】図7は、実施の形態2の重ね合わせ誤差測
定マークと半導体装置内のパターンとの構成を概略的に
示す平面図と断面図である。図7を参照して、たとえば
半導体装置内において、1対のソース/ドレイン領域7
とゲート絶縁層2とゲート電極層6とからなるMOSト
ランジスタが半導体基板1の表面に形成されている。こ
のMOSトランジスタのソース/ドレイン領域7に達す
るように層間絶縁層3とゲート絶縁層2とにはコンタク
トホール33aとが形成されている。
【0093】重ね合わせ誤差測定マークの形成領域内に
は、層間絶縁層3とゲート絶縁層2とに、コンタクトホ
ール33aと同一の工程で、抜きパターンよりなる第1
測定マーク23aを構成するホールパターンが形成され
ている。このコンタクトホール33aと第1測定マーク
23aを構成するホールパターンとの内壁に沿うように
アルミニウム層5が表面全面に形成されている。このア
ルミニウム層5をパターニングするためのレジスト膜4
が、ホールパターン34aと第2測定マーク24aを構
成するホールパターンとを有するように形成されてい
る。
【0094】この状態において、アルミニウム層5がス
パッタ法で形成される場合には、コンタクトホール33
aの底部におけるカバレッジが悪くなり、アルミニウム
層5が断線するおそれがある。このため、アルミニウム
層5に高温・高圧のリフローが施される。この高温・高
圧のリフローについては、たとえばYoung-Hong Min et
al.,“Effective alignment techniques and its imple
mentation to enhancetotal overlay accuracy on high
ly reflective films”, SPIE Vol.2439, pp.287-297
に示されている。このリフローにより、アルミニウム層
5のグレインが成長して、図8に示すように第2測定マ
ーク24aのホール内やコンタクトホール33a内をア
ルミニウム層5が完全に埋込み、アルミニウム層5の断
線は防止される。
【0095】しかし、アルミニウム層5のグレインが成
長することにより、第2測定マーク24aを構成する各
ホールの開口形状がアルミニウムのグレイン形状に沿っ
て変形する。これにより、図9に示すように第1測定マ
ーク24aの側壁の位置(一点鎖線M−Mの位置)を測
定することが困難となってしまう。
【0096】たとえば、このアルミニウムのグレインが
1μm以上になると、位置の測定が困難になることが、
S.Katagiri et al.,“Overlay Error Estimation of Wa
ferRear Surface Alignment for 0.1- μm Lithograph
y”, Jpn. J. Appl. Phys.Vol.32( 1993 ) Pt.1, No.
12B, pp.6039-6043 に示されている。
【0097】上記、の問題は、本実施の形態の収差
定量レチクルにより得られるデータを用いることによっ
て解決できる。以下、そのことを説明する。
【0098】図10は、本発明の実施の形態3における
収差定量レチクルの構成を概略的に示す平面図である。
図11は、図10に示す収差定量レチクルの1つのユニ
ットを拡大して示す平面図である。また図12は、図1
1のY−Y′線に沿う概略断面図である。
【0099】主に図10を参照して収差定量レチクル1
01は、透明基板103の表面全面に互いに分離された
複数のユニット102を有している。
【0100】主に図11を参照して、このユニット10
2には、たとえば6個のパターン群106A〜106F
が形成されている。たとえば1つのパターン群106A
を例に挙げると、このパターン群106Aには、第1パ
ターン104a、第2パターン105aとが形成されて
いる。
【0101】この第1パターン104aは、平面形状が
正方形である。また第2パターン105aは、第1パタ
ーン104aの平面領域内で第1パターン104aの外
形に沿って正方形状に配置された複数のホールにより構
成されている。
【0102】また各6個のパターン群106A〜106
Fでは、各々の第2パターン104a〜104fを構成
するホールの開口径が異なる。つまり、第2パターン1
04a〜104fを構成するホールの開口径は、0.2
μmから1.2μmまで0.2μmごとに振ってある。
【0103】主に図12を参照して、第1パターン10
4a〜104fは、透明基板103上に形成された遮光
膜の残しパターンよりなっている。また第2パターン1
05a〜105fは、その遮光膜の抜きパターンよりな
っている。
【0104】主に図11を参照して、第1パターン10
4a〜104fの正方形の1辺の寸法L10は15μm
〜25μmであることが好ましいが、半導体装置内のパ
ターンの形状に合わせて10〜60μmの範囲内で任意
に選択されてもよい。また第2パターン105a〜10
5fの正方形の1辺の寸法L11は、7.5μm〜15
μmであることが好ましい。
【0105】図10〜図12に示した本実施の形態の収
差定量レチクルにより、収差によるずれ量を測定するこ
とができる。以下、本実施の形態の収差定量レチクルを
用いて収差によるずれ量を測定する方法について説明す
る。
【0106】まず本実施の形態の収差定量レチクル10
1を透過させた露光光が、ウェハ上に塗布されたレジス
ト膜に照射される。この後、現像などすることにより、
そのレジスト膜に収差定量レチクル101の第1および
第2パターン104a〜104f、105a〜105f
が転写され、第1パターンに対応する第1測定マーク
と、第2パターンに対応する第2測定マークとがレジス
ト膜に形成される。
【0107】図13は、本実施の形態の収差定量レチク
ルのパターンが半導体基板上のレジスト膜に転写された
ようすを示す平面図および断面図である。図13を参照
して、本実施の形態の収差定量レチクル101の1つの
パターン群106aを例に挙げて説明すると、この1つ
のパターン群106aがレジスト膜4に転写されて、第
1パターン104aに対応する第1測定マーク104a
1 と、第2パターン105aに対応する第2測定マーク
105a1 とが形成される。
【0108】この第1測定マーク104a1 は、たとえ
ば、レジスト膜4の残りパターンとして形成され、また
第2測定マーク105a1 は、レジスト膜4の抜きパタ
ーンとして形成される。第1測定マーク104a1 の正
方形状の一辺の寸法L12は、第2測定マーク105a
1 を構成するホールパターンの正方形の一辺の寸法L1
3よりも格段に大きい。このため、この転写の際、第2
測定マーク105a1は、第1測定マーク104a1
り収差の影響を大きく受ける。つまり、第2測定マーク
105a1 は、第1測定マーク104a1 よりも収差に
よるずれ量が大きくなる。
【0109】ここで、第1測定マーク104a1 の寸法
L12は、第2測定マーク105a 1 を構成するホール
の寸法L13の100倍以上の大きさを有している。こ
のため、第1測定マーク104a1 の収差によるずれ量
は第2測定マーク105a1の収差によるずれ量に比較
して格段に小さくなるため、無視することができる。
【0110】このため、図2で示す実施の形態1と同様
の方法によリ、第1測定マーク104a1 と第2測定マ
ーク105a1 とのずれ量を求めることができる。
【0111】図13を参照して、第1測定マーク104
1 の側壁の位置と第2測定マーク105a1 の側壁の
位置とが、まず測定される。次に、この測定値から第1
測定マーク104a1 と第2測定マーク105a1 との
側壁間の距離a3、b3が求められる。さらに、この距
離a3、b3を、c3=(a3−b3)/2の数式に代
入することにより、第1測定マーク104a1 と第2測
定マーク105a1 とのずれ量c3が得られる。
【0112】一般に第1測定パターン104a1 と第2
測定パターン105a1 とのずれ量c3は、第1および
第2測定マーク104a1 、105a1 を形成するため
の各レチクルの重ね合わせのずれ量と、第1測定マーク
104a1 の収差によるずれ量と、第2測定マーク10
5a1 の収差によるずれ量との和から構成されている。
【0113】しかし本実施の形態の収差定量レチクルに
おいては、第1および第2測定マーク104a1 、10
5a1 は、ともに1つのレチクルに形成された第1およ
び第2パターン104a、105aの転写により形成さ
れる。このため、第1測定マーク104a1 と第2測定
マーク105a1 との各マーク形成のためのレチクル間
の重ね合わせのずれ量は0である。また、上述したよう
に、第1測定マーク104a1 の寸法L12は、第2測
定マーク105a1 を構成するマークの寸法L13より
も格段に大きい。このため、第1測定マーク104a1
の収差によるずれ量も0と見なすことができる。
【0114】以上より、上述のようにして求めた第1測
定マーク104a1 と第2測定マーク105a1 とのず
れ量c3は、第2測定マーク105a1 の収差によるず
れ量に対応することになる。
【0115】このように本実施の形態の収差定量レチク
ルを用いることで、第2測定マーク105aを構成する
ホールの開口径が0.2μm〜1.2μmの場合におけ
る各第2測定マークの収差によるずれ量c3を得ること
ができる。
【0116】これにより、たとえば図14に示すように
線幅fの配線層41と開口径gのコンタクトホール42
との重ね合わせ誤差を以下のように求めることができ
る。
【0117】まず配線層41とコンタクトホール42と
の重ね合わせ誤差は、2枚のレチクル間の重ね合わせの
ずれ量αと、配線層41の収差によるずれ量β1と、コ
ンタクトホール42の収差によるずれ量β2との和(α
+β1+β2)によって求められる。この2枚のレチク
ル間の重ね合わせのずれ量αは、たとえば従来例におけ
るBox-in-Boxタイプの重ね合わせ誤差測定マークにより
得ることができる。そして配線層41の線幅fがたとえ
ば0.4μmの場合には、本実施の形態の収差定量レチ
クル101の1つのパターン群106E(図11)から
求められた第2測定マーク104eの収差によるずれ量
c3がβ1に対応する。またコンタクトホール42の開
口径gが0.2μmの場合には、本実施の形態の収差定
量レチクル101の1つのパターン群106F(図1
1)から求められた第2測定マーク104fの収差によ
るずれ量c3がβ2に対応する。
【0118】このように、本実施の形態の収差定量レチ
クルから、各寸法の開口径を有するホールからなる第2
測定マークの収差によるずれ量を予め測定しておくこと
により、容易に、かつ正確に重ね合わせ誤差を算出する
ことが可能となる。
【0119】また本実施の形態の収差定量レチクルによ
って収差によるずれ量を考慮して重ね合わせ誤差を算出
することが可能となる。このため、従来のBox-in-Boxタ
イプの重ね合わせ誤差測定マークを用いても、半導体装
置内のパターンの重ね合わせずれと1対1の対応をした
重ね合わせ誤差を算出することが可能となる。
【0120】さらに本実施の形態の収差定量レチクルで
は、第1および第2測定マーク104a1 、105a1
が、単一のレチクルに形成された第1および第2パター
ン104a、105aから形成される。つまり、第1測
定マーク104a1 と第2測定マーク105a1 とは、
同一の形成工程でレジスト膜に転写されることになる。
このため、たとえば第1測定マーク104a1 形成後で
あって第2測定マーク105a1 の形成前の熱処理など
のプロセスにより、第1測定マーク104a1の形状が
歪むことなどは防止される。したがって第1測定マーク
104a1 と第2測定マーク105a1 との重ね合わせ
誤差を正確に測定できる。
【0121】また、通常、図10に示すようなレチクル
101では、レチクル101の中央に配置されるパター
ンと外周部に配置されるパターンとでは収差によるずれ
量が異なる。このため、本実施の形態の収差定量レチク
ル101においては、各ユニット102を透明基板10
3の表面全面に互いに分離して配置している。これによ
り、重ね合わせ誤差を測定すべきパターンが配置される
レチクルの位置に対応した位置に配置されるブロック1
02内の第1および第2測定マークから得られるデータ
を用いることで、レチクルでの配置位置が異なることに
よるずれは防止される。
【0122】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味およ
び範囲内でのすべての変更が含まれることは意図され
る。
【0123】
【発明の効果】本発明の重ね合わせ誤差測定用レチクル
およびそのレチクルを用いた重ね合わせ誤差測定方法で
は、透明基板上に形成された第3パターンと第4パター
ンとが、ウェハに形成される第1パターンと第2パター
ンとの各々と同じ収差の影響を受けるように形成されて
いる。このため、第3パターンと第4パターンとの各々
から測定される収差によるずれ量は、ウェハに形成され
る第1パターンと第2パターンとの各収差によるずれ量
と1対1に対応する。したがって、ウェハに形成される
第1パターンと第2パターンとの重ね合わせ誤差と1対
1に対応する誤差を求めることが可能となる。
【0124】また、第3パターンと第4パターンとが単
一の透明基板上に形成されている。このため、たとえば
第3パターン形成後であって第4パターン形成前の熱処
理などのプロセスにより、たとえば第3パターンに対応
するウェハ上の第1測定マークの形状が歪み、ウェハに
形成される第1パターンと第2パターンとの重ね合わせ
誤差を正確に測定できなくなることは防止され、重ね合
わせ誤差を正確に測定することが可能となる。
【0125】本発明の重ね合わせ誤差測定マークでは、
第1測定マークは、第1半導体装置構成部材に光を照射
したときと同じ収差の影響を受けるパターンを有し、第
2測定マークは、第2半導体装置構成部材に光を照射し
たときと同じ収差の影響を受けるパターンを有してい
る。これによって、第1測定マークと第2測定マークと
によって得られる検出信号に基づくデータは、第1半導
体装置構成部材および第2半導体装置構成部材の関係を
1対1に反映している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における重ね合わせ誤
差測定マークの原理を示す図であり、(a)は重ね合わ
せ誤差測定マークの平面図であり、(b)は(a)のX
−X′線に沿う断面図であり、(c)は(a)のX−
X′線に沿う検出信号を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における重ね合わせ誤
差の測定方法を説明するための重ね合わせ誤差測定マー
クと半導体装置内のパターンとの構成を示す平面図であ
る。
【図3】 図1(c)の状態からレジストをマスクとし
てエッチングを施した後のレジストを除去した状態を示
す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2における重ね合わせ誤
差測定マークの原理を示す図であり、(a)は重ね合わ
せ誤差測定マークの構成を示す平面図であり、(b)は
(a)のX−X′線に沿う断面図であり、(c)は
(a)のX−X′線に沿う検出信号を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態2における重ね合わせ誤
差の測定方法を説明するための重ね合わせ誤差測定マー
クと半導体装置内のパターンとの構成を概略的に示す平
面図である。
【図6】 図4(c)の状態からレジストをマスクとし
てエッチングを施した後のレジストを除去した状態を示
す断面図である。
【図7】 実施の形態2における重ね合わせ誤差測定マ
ークにおいて第1測定マークのホール形状が変形するこ
とを説明するための図である。
【図8】 アルミニウム層のグレインが成長した場合に
ホール形状が変形することを説明するための図である。
【図9】 本発明の実施の形態2における重ね合わせ誤
差測定マークにおいて第1測定マークの各ホール形状が
歪んだようすを示す平面図である。
【図10】 本発明の実施の形態3における収差定量レ
チクルの構成を概略的に示す平面図である。
【図11】 本発明の実施の形態3における収差定量レ
チクルのユニット内の構成を拡大して示す概略平面図で
ある。
【図12】 図11のY−Y′線に沿う概略断面図であ
る。
【図13】 本発明の実施の形態3における収差定量レ
チクルを用いた収差によるずれ量の測定方法を説明する
ための図である。
【図14】 本発明の実施の形態3における収差定量レ
チクルを用いた重ね合わせ誤差を測定するための説明図
である。
【図15】 従来の技術におけるMOSトランジスタの
構造を示す断面図である。
【図16】 従来の技術におけるワード線とビット線と
に囲まれた領域にコンタクトホールを形成した場合の平
面図である。
【図17】 従来の技術における重ね合わせ誤差測定マ
ークの構造を示す断面図である。
【図18】 従来の技術における重ね合わせ誤差測定マ
ークの原理を示す図であり、(a)は重ね合わせ誤差測
定マークの平面図であり、(b)は(a)のA−A′線
に沿う断面図であり、(c)は(a)のA−A′線に沿
う検出信号を示す図である。
【図19】 従来の技術における重ね合わせ誤差測定マ
ークにより重ね合わせ誤差を測定する方法を説明するた
めの図である。
【図20】 図18に示す場合の抜きパターンにおける
重ね合わせ誤差測定マークの原理を示す図であり、
(a)は重ね合わせ誤差測定マークの平面図であり、
(b)は(a)のA−A′線に沿う断面図であり、
(c)は(a)のA−A′線に沿う検出信号を示す図で
ある。
【図21】 コマ収差の問題点を示す第1の図である。
【図22】 コマ収差の問題点を示す第2の図である。
【図23】 従来の技術におけるフォトマスクに生じる
コマ収差の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
3a、23a 第1測定マーク、4a、24a 第2測
定マーク、101 収差定量レチクル、102 ユニッ
ト、104a、104b、104c、104a、104
e、104f 第1測定マーク、105a、105b、
105c、105d、105e、105f 第2測定マ
ーク。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハの互いに異なる層に形成された第
    1パターンと第2パターンとの重ね合わせ誤差を測定す
    るための重ね合わせ誤差測定用レチクルであって、 主表面を有し、露光光を透過する透明基板と、 前記透明基板の主表面上に前記第1パターンに光を照射
    したときと同じ収差の影響を受けるように形成された第
    3パターンと、 前記透明基板の主表面上に前記第2パターンに光を照射
    したときと同じ収差の影響を受けるように形成された第
    4パターンとを備えた、重ね合わせ誤差測定用レチク
    ル。
  2. 【請求項2】 前記第3パターンは、外縁が四角形とな
    るように形成されており、 前記第4パターンは、前記第3パターンの形成領域内に
    おいて、前記第3パターンの前記外縁に沿って四角形の
    枠状に配置されている、請求項1に記載の重ね合わせ誤
    差測定用レチクル。
  3. 【請求項3】 前記第4パターンの前記枠の1辺の幅
    は、前記第2パターンと略同一の寸法となるように形成
    されている、請求項2に記載の重ね合わせ誤差測定用レ
    チクル。
  4. 【請求項4】 前記第3パターンの前記外縁の寸法は前
    記第1パターンと略同一の寸法となるように形成されて
    いる、請求項3に記載の重ね合わせ誤差測定用レチク
    ル。
  5. 【請求項5】 前記第4パターンは、外形が四角形の複
    数のパターンが四角形の前記枠状に断続的に配置されて
    構成されている、請求項2に記載の重ね合わせ誤差測定
    用レチクル。
  6. 【請求項6】 外縁が四角形となるように形成され、か
    つ互いに分離して設けられた第5および第6パターンを
    さらに備え、 前記第3パターンは、前記第5パターンの形成領域内に
    おいて前記第5パターンの前記外縁に沿って四角形の枠
    状に配置されており、 前記第4パターンは、前記第6パターンの形成領域内に
    おいて、前記第6パターンの前記外縁に沿って四角形の
    枠状に配置されている、請求項1に記載の重ね合わせ誤
    差測定用レチクル。
  7. 【請求項7】 前記第3パターンの前記枠の1辺の幅
    は、前記第1パターンと略同一の寸法となるように形成
    されており、 前記第4パターンの前記枠の1辺の幅は、前記第2パタ
    ーンと略同一の寸法となるように形成されている、請求
    項6に記載の重ね合わせ誤差測定用レチクル。
  8. 【請求項8】 前記第3および第4パターンは、外形が
    四角形の複数のパターンが四角形の前記枠状に断続的に
    配置されて構成されている、請求項6に記載の重ね合わ
    せ誤差測定用レチクル。
  9. 【請求項9】 前記第3、第4、第5および第6パター
    ンを含むパターン群が前記透明基板上に複数個形成され
    ている、請求項6に記載の重ね合わせ誤差測定用レチク
    ル。
  10. 【請求項10】 ウェハの互いに異なる層に形成された
    第1パターンと第2パターンとの重ね合わせ誤差を測定
    するための重ね合わせ誤差測定用レチクルを用いた重ね
    合わせ誤差測定方法であって、 重ね合わせ誤差測定用レチクルを準備する工程を備え、 前記重ね合わせ誤差測定用レチクルは、 主表面を有し、露光光を透過する透明基板と、 前記透明基板の主表面上に、前記第1パターンに光を照
    射したときと同じ収差の影響を受けるように形成された
    第3パターンと、 前記透明基板の主表面上に、前記第2パターンに光を照
    射したときと同じ収差の影響を受けるように形成された
    第4パターンとを有しており、さらに、 前記レチクルを透過させた露光光をウェハ上のレジスト
    に照射することにより、前記第3パターンに対応する第
    1測定マークと前記第4パターンに対応する第2測定マ
    ークを有するように前記レジストをパターニングする工
    程と、 前記第1および第2測定マークの各位置を認識すること
    により前記第1および第2パターンの重ね合わせ誤差を
    算出する工程とを備えた、重ね合わせ誤差測定方法。
  11. 【請求項11】 半導体基板の上に、所定形状の半導体
    装置を構成するパターンが、複数層形成される半導体装
    置形成領域と、 前記半導体装置を構成する前記各層の重ね合わせ誤差を
    測定するための重ね合わせ誤差測定マーク形成領域と、 前記半導体装置形成領域において、第1の層に形成され
    た第1半導体装置構成部材と、 前記重ね合わせ誤差測定マーク形成領域において、前記
    第1半導体装置構成部材と同一の製造工程で形成された
    第1測定マークと、 前記半導体装置形成領域において、前記第1の層の上の
    第2の層に形成された第2半導体装置構成部材と、 前記重ね合わせ誤差測定マーク形成領域において、前記
    第1半導体装置構成部材と前記第2半導体装置構成部材
    との重ね合わせ誤差を測定するために、前記第2半導体
    装置構成部材と同一の製造工程で形成された第2測定マ
    ークとを備え、 前記第1測定マークは、前記第1半導体装置構成部材に
    光を照射したときと同じ収差の影響を受けるパターンを
    有し、 前記第2測定マークは、前記第2半導体装置構成部材に
    光を照射したときと同じ収差の影響を受けるパターンを
    有する、重ね合わせ誤差測定マーク。
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