JP2003224049A - 位置ずれ検査マーク及びフォトマスク - Google Patents

位置ずれ検査マーク及びフォトマスク

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JP2003224049A
JP2003224049A JP2002019584A JP2002019584A JP2003224049A JP 2003224049 A JP2003224049 A JP 2003224049A JP 2002019584 A JP2002019584 A JP 2002019584A JP 2002019584 A JP2002019584 A JP 2002019584A JP 2003224049 A JP2003224049 A JP 2003224049A
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Toshiyuki Ishimaru
敏之 石丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光装置の光学系の収差及びフォトマスクの
回路パターンの微細さに影響されず、正確な位置合わせ
ができる位置ずれ検査マークを提供する。 【解決手段】 前工程で使用するフォトマスクのフォト
パターンに設けられた第1の位置ずれ検査マークの基準
マーク42は、正方形の各辺に対称的に配置された辺パ
ターン46で構成され、各辺パターン46は、3本の帯
状パターン48A〜Cを相互に離隔して平行に配置した
パターンとして形成されていて、しかも両側の帯状パタ
ーン48A、Cは、対向するスクライブ領域にある辺パ
ターン46の露光の際に、同時に露光され、結果的に消
失して、帯状パターン48Bだけが残る。帯状パターン
48のパターン幅は0.2μm程度、辺パターン46の
長さは20〜30μmである。後工程で使用するフォト
マスクのフォトパターンにも、第1の位置ずれ検査マー
クとほぼ同じような基準マークを有する第2の位置ずれ
検査マークが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置ずれ検査マー
クに関し、更に詳細には、ステップ・アンド・リピート
方式の露光方法によりフォトマスクのマスクパターンを
被露光体上に転写するに当たり、被露光体上に前工程で
形成されているパターンと、前工程に続く後工程で被露
光体上に転写するフォトマスクのマスクパターンとの重
ね合わせの際の位置合わせ及び位置ずれ検査に使用する
位置ずれ検査マークであって、露光装置の光学系の収差
及びフォトマスクの回路パターンの微細さに影響され
ず、正確な位置合わせができる位置ずれ検査マークに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の縮小化に伴い、配線、更に
は配線相互の接続孔等も微小化している。そのため、パ
ターニング等の工程で行う、ウエハの位置合わせ、或い
はレチクル(フォトマスク)とウエハとの位置合わせ
が、極めて重要になっている。ウエハとフォトマスクと
の位置合わせ、或いは重ね合わせは、前工程で形成した
位置ずれ検査マーク(位置合わせマーク)と、前工程に
続いて行う後工程で使用するフォトマスクに設けられた
位置ずれ検査マーク(位置合わせマーク)との位置合わ
せを行うことにより行われる。
【0003】例えば、図12(a)に示すように、第1
の配線層(図示せず)を形成したSi基板12上に層間
絶縁膜14を成膜し、次いで層間絶縁膜14上にレジス
トマスク16を設け、レジストマスク16上からエッチ
ングを層間絶縁膜14に施して接続孔(図示せず)等を
設けるプロセスを例にする。
【0004】層間絶縁膜14上には、図12(b)に示
すように、正方形の各辺上にそれぞれ配置された4本の
広幅の帯状パターン18A〜Dからなる第1の位置ずれ
検査マーク20、正確には第1の位置ずれ検査マーク2
0を構成する基準マークが設けられている。第1の位置
ずれ検査マーク20は、レジストマスク16を層間絶縁
膜14上に位置合わせする際の位置合わせの基準となる
マークである。レジスト膜をフォトリソグラフィ処理し
てレジストマスク16を形成する際のフォトマスクに
は、第1の位置ずれ検査マーク20との位置合わせのた
めに、図12(b)に示すように、第1の位置ずれ検査
マーク20より小さな寸法の第2の位置ずれ検査マーク
22、正確には第2の位置ずれ検査マーク22を構成す
る基準マークが設けられている。第2の位置ずれ検査マ
ーク22は、第1の位置ずれ検査マーク20の正方形よ
り小さい正方形の各辺上にそれぞれ配置された4本の広
幅の帯状パターン24A〜Dからなるマークである。
【0005】位置合わせ精度は、図12(c)に示すよ
うに、第1の位置ずれ検査マーク20の中心点Pと、第
2の位置ずれ検査マーク22の中心点Qとの位置ずれ量
(両座標の差)を測定することにより求められる。
【0006】半導体装置の製造過程で実施されるフォト
リソグラフィ工程で使用される露光装置は、一般的に、
縮小投影露光装置である。縮小投影露光装置は、図13
に示すように、ウエハWを載置させ、X−Y平面で自在
にウエハWを位置決めするウエハステージ(図示せ
ず)、遮光帯により形成された回路パターンを有し、露
光光をパターン化するレチクルR、及びレチクルRから
の回折光をウエハWに照射してレチクルRの回路パター
ンを縮小したパターンをウエハWに転写する光学系とか
ら構成されていて、逐次移動方式(ステップ・アンド・
リピート方式)の露光方法によりレチクルRの回路パタ
ーンを順次ウエハWに転写している。
【0007】つまり、エッチングに必要なレジストマス
クを形成する際、縮小投影露光装置によるパターン形成
は、レクチル(以下、フォトマスクと言う)に設けられ
た遮光帯回路パターンから生じる回折光を光学系によっ
てSi基板のレジスト膜上に結像させることによって可
能となる。このようにして、露光し、パターンを結像さ
せたレジスト膜を一般的には有機アルカリ水溶液で現像
し、レジスト膜の露光部と未露光部とに対する現像液の
溶解速度差を利用することによって、所望のパターンを
備えたレジストマスクを形成することができる。
【0008】縮小投影露光装置の光学系では、レンズ部
品単体の製造誤差、及びそれら単体の組み立て誤差によ
って種々の収差が必然的に生じる。この収差の一つにコ
マ収差がある。コマ収差は、簡単に言えば、図13に示
すように、縮小投影露光装置の光学系の半径方向Δrに
結像位置Δxがずれた成分である。このようなコマ収差
を持つ光学系で露光したレジストパターンは、図14に
示すように、コマ収差の影響により、光学系の中心部に
近いウエハ部分、つまり図14の左端部のレジストパタ
ーンが太く、右に行くに従って、レジストパターンが細
くなり、繰り返しパターン部では、位置ずれを生じるこ
とになる。
【0009】レクチルに設けられた遮光帯回路パターン
から出る回折光の角度は、遮光帯回路パターンの寸法で
決定される。これは、回路パターンのピッチ:P、露光
光の波長:λ、回折光の角度θとすると、次式で表記さ
れる。 Psinθ=n・λ (n=0、±1、±2、±3
…) よって、露光光の波長λが一定の場合、ピッチPが小さ
いほど、即ち微細な回路パターンであればあるほど、そ
の回路パターンから生じる回折光の角度θが大きくな
り、転写パターンの位置ずれが大きくなる。以上の説明
から判るように、微細な回路パターンになればなるほ
ど、コマ収差による転写パターンの位置ずれは大きくな
る。更に、回路パターンの寸法に応じてその回折角θが
異なり、コマ収差起因の位置ずれ値が異なる。
【0010】次いで、図15から図18を参照して、従
来の位置ずれ検査マークを用いて位置ずれ検査を行う方
法を説明する。図15は前工程のマスクパターンの構成
を示す平面図、図16は図15のマスクパターンをウエ
ハ上に転写した転写パターンの平面図、図17は後工程
のマスクパターンの平面図、図18は図16のマスクパ
ターンをウエハ上に転写した転写パターンの平面図であ
る。前工程である素子分離工程に使用するフォトマスク
(レチクル)には、図15に示すように、実素子領域3
1と、実素子領域31の周りのスクライブ領域上に設け
られた第1の位置ずれ検査マーク30とを有する第1の
マスクパターン26が、遮光帯により原版上に形成され
ている。第1の位置ずれ検査マーク30は、4個の基準
マーク32A〜Dが、それぞれ、スクライブ領域の隅部
横で、実素子領域31の中心を対称中心とする90°の
回転対称位置に配置されている。更に、各基準マーク3
2A〜Dとスクライブ領域の隅部を挟んだ隅部横の位置
に、4個の遮光部(カバーパターン)34A〜Dが、そ
れぞれ、設けられている。
【0011】基準マーク32は、前述した第1の位置ず
れ検査マーク20と同じ構成であって、基準マーク32
Aはショット右上部の位置ずれを測定する基準マーク、
基準マーク32Bはショット右下部の位置ずれを測定す
る基準マーク、基準マーク32Cはショット左下部の位
置ずれを測定する基準マーク、及び基準マーク32Dは
ショット左上部の位置ずれを測定する基準マークであ
る。遮光部34Aは右に隣接した領域にショットを行う
際に前のショットで露光した基準マーク32Dを遮光し
て保護する遮光部である。同様に、遮光部34Bは下に
隣接した領域にショットを行う際に基準マーク32Aを
遮光して保護する遮光部、遮光部34Cは左に隣接した
領域にショットを行う際に基準マーク32Bを遮光して
保護する遮光部、及び遮光部34Dは上に隣接した領域
にショットを行う際にショットの基準マーク32Cを遮
光して保護する遮光部である。
【0012】ここで一般的に使用されている位置ずれ検
査マークの基準マークは、幅2μm、長さ5μm〜20
μmの広幅の帯状パターンで形成されている。基準マー
ク32及び遮光部34の数は、必ずしも、4個である必
要もなく、2個以上であって、3個、或いは5個のこと
もある。
【0013】このような基準マーク32及び遮光部34
のパターンをSi基板上に形成するには、隣接ショット
の露光時に露光光が干渉をしないように、基準マーク3
2A〜Dからなる検査パターンを配置したスクライブ領
域とは反対側のスクライブ領域に、基準マーク32A〜
Dを遮光する遮光部34A〜Dを配置しなければならな
い。そのため、フォトマスクの基準マーク32及び遮光
部34は、図15に示すように、フォトマスク上のスク
ライブ領域に上述の配置で配置される。
【0014】以上の構成のフォトマスクを用いて露光す
る際には、前のショットで形成した基準マーク32D上
に遮光部34Aが、前のショットで形成した基準マーク
32A上に遮光部34Bが、前のショットで形成した基
準マーク32B上に遮光部34Cが、前のショットで形
成した基準マーク32C上に遮光部34Dが、それぞ
れ、重なるようにして、露光する。上述の第1のマスク
パターン26を有するフォトマスクを使って、ウエハ上
に露光すると、図16に示すように、実素子領域31及
び位置ずれ検査マーク32が転写される。
【0015】図16で、一のショットで形成された第1
の位置ずれ検査マーク30Aは、太線で囲まれた領域内
にあり、次のショットで形成された次の第1の位置ずれ
検査マーク30Bは同じく隣接する太線で囲まれた領域
内にある。次のショットで形成される第1の位置ずれ検
査マーク30Cも同様である。
【0016】次に、素子分離工程に続いてゲート電極形
成工程を実施する際に用いるフォトマスクには、図17
に示すように、実素子領域33と、実素子領域33の周
りのスクライブ領域上に設けられた第2の位置ずれ検査
マーク35とを有する第2のマスクパターン28が遮光
帯により原版上に形成されている。第2の位置ずれ検査
マーク35は、4個の基準マーク36A〜Dが、それぞ
れ、素子分離工程で用いる基準マーク32A〜Dと同じ
位置のスクライブ領域に、つまりスクライブ領域の隅部
横で、実素子領域35の中心を対称中心とする90°の
回転対称位置に配置され、更に、各基準マーク36A〜
Dとスクライブ領域の隅部を挟んだ隅部横の位置に、そ
れぞれ、4個の遮光部(カバーパターン)38A〜Dを
有する。基準マーク36A〜Dは、前述したように、そ
れぞれ、基準マーク32より小さな寸法の合わせずれ測
定マークであって、位置合わせが正確であれば、基準マ
ーク32の中央に位置するように定められている。
【0017】基準マーク36Aはショット右上部の位置
ずれを測定する基準マーク、基準マーク36Bはショッ
ト右下部の位置ずれを測定する基準マーク、基準マーク
36Cはショット左下部の位置ずれを測定する基準マー
ク、及び基準マーク36Dはショット左上部の位置ずれ
を測定する基準マークである。遮光部38Aは、右に隣
接した領域にショットを行う際に、前のショットで露光
した基準マーク36Dを遮光して保護する遮光部であ
る。同様に、遮光部38Bは下に隣接した領域にショッ
トを行う際に基準マーク36Aを遮光して保護する遮光
部、遮光部38Cは左に隣接した領域にショットを行う
際に基準マーク36Bを遮光して保護する遮光部、及び
遮光部38Dは上に隣接した領域にショットを行う際に
の基準マーク36Cを遮光して保護する遮光部である。
【0018】以上の構成の第2のマスクパターン28を
有するフォトマスクを用いて露光する際には、前のショ
ットで形成した基準マーク36D上に遮光部38Aが、
前のショットで形成した基準マーク36A上に遮光部3
8Bが、前のショットで形成した基準マーク36B上に
遮光部38Cが、前のショットで形成した基準マーク3
6C上に遮光部38Dが重なるようにして、露光する。
【0019】上述の第2のマスクパターン28を有する
フォトマスクを使って、第1のマスクパターン26を転
写したウエハ上に露光すると、図18に示すように、実
素子領域33及び位置ずれ検査マーク35が転写され
る。図18で、一のショットで形成された第2の位置ず
れ検査マーク35Aは、太線で囲まれた領域内にあり、
次のショットで形成された次の第2の位置ずれ検査マー
ク35Bは同じく隣接する太線で囲まれた領域内にあ
る。次のショットで形成される第1の位置ずれ検査マー
ク35Cも同様である。
【0020】ウエハとフォトマスクとの重ね合わせを行
う際、重ね合わせが正確であれば、第2の位置ずれ検査
マーク35の各基準マーク36の中心は、図18に示す
ように、第1の位置ずれ検査マーク30の各基準マーク
32の中心に一致する。位置ずれがあるときには、第1
の位置ずれ検査マーク30の基準マーク32中心座標と
第2の位置ずれ検査マーク35の基準マーク36の中心
座標との座標差を測定することにより、素子分離工程と
ゲート工程の位置ずれを算出することができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在の半導
体装置の製造過程で使用される位置ずれ検査マークのパ
ターン寸法は、1μm以下である。特に、最先端の半導
体装置の製造過程では、位置ずれ検査マークのパターン
寸法は、0.2μm以下のパターンが使用されている。
図13及び図14で説明した通り、フォトマスクの実素
子領域の回路パターンが小さくなればなるほど、投影光
学系の収差の影響が大きく転写パターンの位置ずれに反
映される。従って、これまで使用してきたパターン幅が
1μm以上の広幅の帯状パターンの位置ずれ検査マーク
では、転写パターンの位置ずれを正確に検査することが
難しく、実回路パターンをSi基板上の正確な位置に転
写できなくなってきている。これでは、所望特性の半導
体装置を歩留り良く製造することは難しい。このような
理由から、光学系の収差の影響を補償できる位置ずれ検
査マークが切望されている。
【0022】この対策として、このコマ収差の影響を考
慮した位置ずれ検査マークは、いろいろと考案されてい
る。例えば、特開2001−92109号公報、特開平
9−74063号公報、特開平10−312958号公
報等に開示の位置ずれ検査マークが挙げられる。これら
の位置ずれ検査マークは、微細なパターンで構成された
位置ずれ検査マークを考案している。しかし、以下の説
明するように、実際の位置合わせ及び位置ずれ検査で十
分な効果があるとは言えない。
【0023】特開平9−74063号公報に記載された
位置ずれ検査マークは、微細なパターンで構成すること
によりコマ収差の影響を補償することができるとしてい
るが、位置ずれ検査マークが単一パターンで構成されて
いるので、コマ収差を補償する効果が得られ難い。更
に、サイドローブ抑制用の限界以下の補助パターンを使
用しており、このような限界解像度以下のパターンは、
マスクに与える負担が大きくなる。特開2001−92
109号公報に記載された位置ずれ検査マークは、単一
的なパターンを配置した構成であって、このような単一
的なパターンは、焦点深度が狭くパターンの安定性が懸
念される。特開平10−312958号公報に記載され
た位置ずれ検査マークは、スリット状パターンを備えた
位置ずれ検査マークであって、これは、図4に示したよ
うに、位置ずれ検査マークの最外端部にもパターンが存
在しているので、本来の微細なパターンの位置ずれを正
確に反映することが難しい。
【0024】そこで、本発明の目的は、露光装置の光学
系の収差及びフォトマスクの回路パターンの微細さに影
響されず、正確な位置合わせができる位置ずれ検査マー
クを提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】ところで、上述のフォト
マスクの実素子領域31又は33に形成される実回路パ
ターン54は、例えば、図19に示すようなパターンで
あって、DRAMゲート電極パターン55、コンタクト
ホール・パターン56、及び素子分離パターン57等を
有する。点線で囲んだ最外周領域に配置されたパターン
58は、内側に配置された密集パターンの解像度及び線
幅均一性と両立させるために配置された、実回路パター
ンと同様な密集パターンからなるダミーパターン(疑似
パターン)であって、実際の回路パターンとしては使用
されない。つまり、これは、繰り返しパターンの密集部
の微細化及び線幅均一性を高精度に要求した場合、密集
パターンの最外周は、密集パターン内部と同一に形成す
ることが非常に困難であることが解っているので、密集
パターンの最外周にダミーパターンを配置し、所望のパ
ターン領域の微細化及び線幅均一性を確保しているので
ある。
【0026】収差を有する縮小投影光学系により、この
ような微細な実回路パターンのパターン形成を行うと、
収差の影響でパターンシフトが必然的に生じてしまう。
収差を有する縮小投影光学系を使用する限り、パターン
シフト現象を避けることは不可能である。そこで、本発
明者は、パターンシフトを回避するため、収差の影響に
よる実回路パターンのパターンシフトと同じパターンシ
フトを生じる位置ずれ検査マークを形成することが重要
であることに着目した。これを実現するには、実回路パ
ターンに近い線幅の微細パターンで位置ずれ検査マーク
を構成することが必要となる。
【0027】しかし、位置ずれ検査マークを微細なパタ
ーンで構成するのみでは、収差の影響によるパターンシ
フトの小さいパターンが、位置ずれ検査マークのパター
ンの両側に残るため、正確な位置ずれ検査マークを半導
体基板上に形成できない。ところで、従来の位置ずれ検
査マークでは、前述のように、基準マークがスクライブ
領域に形成されており、そして、基準マークを転写した
領域に隣接した領域にショットするときは、対向するス
クライブ領域に配置されている遮光部(カバーパター
ン)で転写した基準マークを遮光している。そこで、本
発明者は、従来の遮光部(カバーパターン)に代えて、
基準マークのパターンのうちの収差によるパターンシフ
トの小さい両側のパターンを露光するパターンを有する
重ねマークを遮光部の位置に配置し、隣接ショットの露
光時に、転写された基準マーク上に重ねマークを重ねて
露光し、基準マークの両側のパターンを露光して消失さ
せることにより、結果的には、収差の影響によりパター
ンシフトしたパターン群のみで基準マークを構成するこ
とを着想し、実験により、着想の有効性を確認した。
【0028】上記目的を達成するために、上述の知見に
基づいて、逐次移動方式(ステップ・アンド・リピート
方式)の露光方法によりフォトマスクのマスクパターン
を被露光体上に転写するに当たり、前工程で被露光体上
に形成されているパターンと、前工程に続く後工程で被
露光体上に転写するフォトマスクのマスクパターンとの
重ね合わせの際の位置合わせ及び位置ずれ検査に使用す
る位置ずれ検査マークにおいて、前工程で使用するフォ
トマスクのマスクパターンに設けられている第1の位置
ずれ検査マークは、スクライブ領域に形成された少なく
とも2個の第1の基準マークと、スクライブ領域で囲ま
れた実素子領域の中心線に関して第1の基準マークと対
称な位置のスクライブ領域に設けられた第1の重ねマー
クとを有し、第1の基準マークは、3本以上の帯状パタ
ーンを相互に離隔、配列してなる集合を第1の所定輪郭
上に配置して構成され、第1の重ねマークは、第1の基
準マーク上に重ねたとき、第1の基準マークの帯状パタ
ーンの集合のうち、両側の少なくとも1本の帯状パター
ンをそれぞれ露出し、両側の帯状パターン以外の中央の
帯状パターンを覆うパターンとして構成されていること
を特徴としている。
【0029】本発明の帯状パターンは、従来の広幅の帯
状パターンに比べて細幅であって、帯状パターンのパタ
ーン幅は、実素子領域の回路パターンのパターン幅の1
倍以上3倍以下である。好適には、帯状パターンのパタ
ーン幅は、実素子領域の回路パターンのパターン幅とほ
ぼ同じであることが、本発明の効果を奏する上で望まし
い。尚、後工程で形成させる第2の位置ずれ検査マーク
の形状には制約はなく、例えば従来と同様な広幅の、例
えば1μm程度の帯状のパターンでも良い。中央部に残
す複数本の帯状パターンは、1本以上であれば、理論上
は、位置合わせ及び位置ずれ検査に差し支えが生じるこ
とはないものの、実際には、基準マークの残すべき帯状
パターンの本数は、現状使用している重ね合わせ測定器
に搭載された検査光学系の解像度及び反射光波形処理の
性能や仕様に従って決められる。
【0030】好適には、後工程で使用するフォトマスク
のマスクパターンに設けられている第2の位置ずれ検査
マークは、前工程のマスクパターン上に後工程のマスク
パターンを重ねた際、第1の位置ずれ検査マークの第1
の基準マークと同じ位置のスクライブ領域に形成された
少なくとも2個の第2の基準マークと、スクライブ領域
で囲まれた実素子領域の中心線に関して第2の基準マー
クと対称な位置のスクライブ領域に設けられた第2の重
ねマークとを有し、第2の基準マークは、3本以上の帯
状パターンを相互に離隔して配列してなる集合を第1の
所定輪郭より大きいか又は小さい第2の所定輪郭上に配
置して構成され、第2の重ねマークは、第2の基準マー
ク上に重ねたとき、第2の基準マークの帯状パターンの
集合のうち、両側の少なくとも1本の帯状パターンをそ
れぞれ露出し、両側の帯状パターン以外の中央の帯状パ
ターンを覆うパターンとして構成されている。
【0031】基準マーク及び重ねマークを構成する帯状
パターンの形状には制約はないが、好適には、帯状パタ
ーンは、連続的なパターン、又は円形又は方形のドット
パターンを断続して直線上に配置したパターンである。
【0032】前工程の露光の際には、一のショットの露
光領域の隣の露光領域を一のショットに続く次のショッ
トで露光するに当たり、一のショットで露光した第1の
基準マーク上に、第1の基準マークが設けてあるスクラ
イブ領域に対向するスクライブ領域に設けてある第1の
重ねマークを重ねて露光する。後工程の露光の際には、
一のショットの露光領域の隣の露光領域を一のショット
に続く次のショットで露光するに当たり、一のショット
で露光した第2の基準マーク上に、第2の基準マークが
設けてあるスクライブ領域に対向するスクライブ領域に
設けてある第2の重ねマークを重ねて露光する。
【0033】ウエハとフォトマスクとの位置合わせで
は、ウエハ上に形成されている第1の位置ずれ検査マー
クの第1の基準マークの内側に又は外側に第2の位置ず
れ検査マークの第2の基準マークを位置決めし、かつ第
1の位置ずれ検査マークの第1の基準マークの中心と第
2の位置ずれ検査マークの第2の基準マークの中心とが
一致するようにする。また、位置ずれ検査では、第1の
位置ずれ検査マークの第1の基準マークの中心と第2の
位置ずれ検査マークの第2の基準マークの中心との座標
差を求める。
【0034】本発明では、3本以上の細幅の帯状パター
ンで構成された基準マーク上に重ねマークを重ねて露光
し、基準マークを構成する帯状パターンの集合のうち両
側の少なくとも1本の帯状パターンをそれぞれ消失させ
ることにより、収差及びパターンの微細さによる位置ず
れの影響が実素子領域の回路パターンと同じ中央部のパ
ターンのみからなる基準マークを有する位置ずれ検査マ
ークを形成し、露光装置の光学系の収差及びフォトマス
クの回路パターンの微細さに影響されず、正確な位置合
わせを行うことができる。
【0035】上述のように、本発明は、半導体装置の製
造過程のリソグラフィ工程で、収差を有する縮小投影光
学系を用いた回路パターン形成時の位置ずれを測定する
際、縮小投影光学系の収差及びフォトマスクの回路パタ
ーンの微細さに影響されず、正確な位置合わせを行うこ
とができる位置ずれ検査マークを実現している。特に、
本発明に係る位置ずれ検査マークを適用することによ
り、DRAMのような繰り返しパターンを有する下地層
との重ね合わせにおいて、その光学系の収差により位置
ずれの影響を反映した高精度重ね合わせ精度を実現する
ことができる。また、本発明は、半導体装置の製造分野
のみ限定するものではなく、光学系を使用する全ての産
業において適用される。更に、これまで第1の位置ずれ
基準検査マークと第2の位置ずれ測定検査マークの配置
は90°点対称で説明してきたが、マークの配置に関し
て、これに限定されるものでは無い。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係る位置ずれ検査マークの実
施形態の一例であって、図1は、本実施形態例の第1の
位置ずれ検査マークの基準マークに第2の位置ずれ検査
マークの基準マークを重ねた状態で、第1及び第2の位
置ずれ検査マークの基準マークの構成を示す平面図であ
る。本実施形態例の位置ずれ検査マークは、前工程で使
用するフォトマスクのマスクパターンに設けられている
第1の位置ずれ検査マークと、後工程でウエハとフォト
マスクとを位置合わせする際に、第1の位置ずれ検査マ
ークに対する位置ずれを検出するために、後工程で使用
するフォトマスクのマスクパターンに設けられている第
2の位置ずれ検査マークとの組から構成される。前工程
で形成される第1の位置ずれ検査マークは複数個の図1
に示すような基準マーク42を有し、第2の位置ずれ検
査マークは複数個の図1に示すような基準マーク44を
有する。
【0037】第1の位置ずれ検査マークの基準マーク4
2は、正方形の各辺に対称的に配置された辺パターン4
6A〜Dで構成され、各辺パターン46A〜Dは、3本
の細幅の帯状パターン48A〜Cを相互に離隔して平行
に配置したパターンとして形成されている。後述するよ
うに、各辺パターン46A〜Dを構成する3本の帯状パ
ターン48A〜Cのうち両外側に配置された2本の帯状
パターン48A、Cは、相互に対向するスクライブ領域
に配置された辺パターン46を露光する際に合わせて露
光され、結果的に消失するパターンである。例えば、辺
パターン46Aの帯状パターン48A、Cは、図2のマ
スクパターン60の重ねマスク64Bの露光の際に、同
時に露光され、結果的に消失して、帯状パターン48B
だけが残るように構成されている。帯状パターン48の
パターン幅は0.2μm程度、辺パターン46の長さは
20〜30μmであって、現状使用している重ね合わせ
測定機の測定パターン仕様から限定されている。
【0038】第2の位置ずれ検査マークの基準マーク4
4は、第1の位置ずれ検査マークの基準マーク42の正
方形より小さい正方形の各辺に対称的に配置された辺パ
ターン50A〜Dで構成され、各辺パターン50A〜D
は、3本の帯状パターン52A〜Cを相互に離隔して平
行に配置したパターンとして形成されている。後述する
ように、各辺パターン50A〜Dを構成する3本の帯状
パターン52A〜Cのうち両最外側に配置された2本の
帯状パターン52A、Cは、相互に対向するスクライブ
領域に配置されたパターンを露光する際に合わせて露光
され、結果的に消失するパターンである。例えば、辺パ
ターン50Aの帯状パターン52A、Cは、隣接したシ
ョットで対向するスクライブ領域に配置されたパターン
(帯状パターン52A、Cのみ開口したパターン、図示
せず)を露光する際に合わせて露光され、帯状パターン
52Bだけが残るように構成されている。
【0039】更に説明すると、後述するように、基準マ
ークを露光した後、次のショットでは、基準マークに対
向するスクライブ領域に配置されたカバーパターン(後
述する重ねマーク)を基準マーク上に重ねて露光し、両
側の帯状パターンを露光して、中央の帯状パターンのみ
を残す。これにより、光学系の収差の影響で実素子領域
の回路パターンと同じ程度の位置ずれを生じた帯状パタ
ーンのみからなる基準マークをウエハ上に形成すること
ができる。中央部に残す複数本の帯状パターンは、1本
以上であれば、理論上は、位置合わせ及び位置ずれ検査
に差し支えが生じることはないものの、実際には、基準
マークの残すべき帯状パターンの本数は、前述のパター
ン長で述べたように、現状使用している重ね合わせ測定
器に搭載された検査光学系の解像度及び反射光波形処理
の性能や仕様に従って決められる。
【0040】つまり、使用する重ね合わせ測定機と配置
可能な位置ずれ測定パターンエリアに応じて露光形成す
る辺パターンの帯状パターンの本数をn本、辺パターン
の両側の露光する帯状パターンの本数をm本とすると、
基準マークは、 n−2m≧1 で形成された微細な帯状パターンと言える。ここで、n
及びmは、本数を限定するものでも無く、また帯状パタ
ーンのパターン幅も実回路パターンの線幅の1倍から3
倍であれば良い。本実施形態例の第1の位置ずれ検査マ
ークの基準マーク42では、n=3本、m=1本であっ
て、重ね合わせ測定に残す帯状パターンは1本である。
第2の位置ずれ検査マークの基準マーク44の辺パター
ン50を構成する帯状パターン52も、基準マーク42
と同様に、n=3本、m=1本で構成されている。更
に、帯状パターンは、ライン・アンド・スペース(Line
& Space(L/S)) パターンに限定されるわけでな
く、例えば、他の形式として、ドット状パターンを断続
的に帯状に配置したものを挙げることができる。
【0041】辺パターン46を構成する3本の帯状パタ
ーン48は、光学系の収差による位置ずれを直接反映し
た場所にパターン転写されている。重ね合わせ測定機に
て第1の位置ずれ検査マークの基準マーク42のパター
ン中心座標P点と、第2の位置ずれ検査マークの基準マ
ーク44のパターン中心座標Q点とを検出し、P点とQ
点の座標差を算出する。座標差が許容範囲以内であれ
ば、位置合わせが合格となる。
【0042】図2、図3及び図4を参照して、上述の基
準マーク42を基準マークとする第1の位置ずれ検査マ
ークをスクライブ領域に備えたマスクパターンの構成を
説明する。図2は第1の基準マーク及び重ねマークを備
えた第1の位置ずれ検査マークを有するマスクパターン
の平面図、図3は基準マークの平面図、及び図4は重ね
マークの平面図である。フォトマスクには、図2に示す
ように、実素子領域61、実素子領域61を囲むスクラ
イブ領域に、それぞれ、設けられた、第1の位置ずれ検
査マークを構成する4個の基準マーク62A〜D、及び
4個の重ねマーク64A〜Dを有するマスクパターン6
0が設けられている。基準マーク62A〜Dは、それぞ
れ、スクライブ領域上の隅部横で、実素子領域61の中
心を対称中心として90°の回転対称位置に配置され、
また、各基準マーク62A〜Dとスクライブの隅部を挟
んだ隅部横の位置に、4個の重ねマーク64A〜Dが、
それぞれ、設けられている。
【0043】基準マーク62は、上述した第1の位置ず
れ検査マークの基準マーク42と基本的には同じ構成で
あって、図3に示すように、0.2μm幅(W)で、長
さ(L)が20μmの3本の帯状パターン63A〜Cを
0.2μmの間隔(G)で配列したものである。帯状パ
ターン63は第1の位置ずれ検査マークの基準マーク4
2と同じ構成である。基準マーク62Aはショット右上
部の位置ずれを測定する基準マーク、基準マーク62B
はショット右下部の位置ずれを測定する基準マーク、基
準マーク62Cはショット左下部の位置ずれを測定する
基準マーク、及び基準マーク62Dはショット左上部の
位置ずれを測定する基準マークである。
【0044】重ねマーク64は、図4に示すように、基
準マーク62の両側の帯状パターン63A、Cを露光す
る位置に、幅(W)0.22μmで、長さ(L)が2
0.2μmの開口を有するパターン65を配列したもの
である。パターンの間隔(G)は0.58μmである。
重ねマーク64Aは、右に隣接したショットの基準マー
ク62Dの両側の帯状パターン63を露光するパターン
を、重ねマーク64Bは下に隣接したショットの基準マ
ーク62Aの両側の帯状パターン63を露光するパター
ンを、重ねマーク64Cは左に隣接したショットの基準
マーク62Bの両側の帯状パターン63を露光するパタ
ーンを、及び重ねマーク64Dは上に隣接したショット
の基準マーク62Cの両側の帯状パターン63を露光す
るパターンを有する。
【0045】重ねマーク64のパターン65は、基準マ
ーク62の両側の帯状パターンA、Cを十分露光できる
ように、基準マーク62の両側の帯状パターン63A、
Cの幅、長さに対してそれぞれ0.01μm大きくなる
反転パターンである。この反転パターンは、基準マーク
62の両側の帯状パターン63A、Cを十分に露光で
き、現像後パターン残りが無ければ、問題無いので、特
に大きく開口する必要はない。半導体基板の下地層やレ
ジストプロセスに応じて任意に反転パターンの大きさを
調整することが可能である。
【0046】上述のフォトマスクを使用して縮小投影露
光装置で逐次移動式露光法により、露光するときには、
ウエハを載せたステージが、図2に示す実素子領域61
とスクライブ領域を合わせた距離P(ステップピッチと
呼ばれる)ごとに移動し、露光を行う。逐次移動露光に
際しては、一のショットの露光領域の隣の露光領域を一
のショットに続く次のショットで露光するに当たり、一
のショットで露光した第1の基準マーク62上に、第1
の基準マークが設けてあるスクライブ領域に対向するス
クライブ領域に設けてある第1の重ねマーク64を重ね
て露光する。例えば、一のショットで一の露光領域に第
1の基準マーク62Aを露光し、次いで一の露光領域の
下の露光領域にショットする際には、第1の基準マーク
62A上に、第1の基準マーク62Aが設けてあるスク
ライブ領域に対向するスクライブ領域に設けてある第1
の重ねマーク64を重ねて露光する。
【0047】このようにして、隣接したショットを、順
次、露光した場合、基準マーク62Aと重ねマーク64
Bとが、基準マーク62Bと重ねマーク64Cとが、基
準マーク62Cと重ねマーク64Dとが、及び基準マー
ク62Dと重ねマーク64Aとが重なることになる。本
実施形態例では、基準マーク62A〜Dの両側の帯状パ
ターン63A、Cを露光する重ねマーク64A〜Dを、
従来、遮光部があった位置に配置しているので、図1の
斜線領域で示したような第1の位置ずれ検査マークを形
成することができる。
【0048】このようにして形成された第1の位置ずれ
検査マークは、実回路パターンに近い寸法で形成されて
いるので、光学系で生じる収差による実回路パターンの
位置ずれ量と位置ずれ検査マークの位置ずれ量が非常に
相関良く対応する。次工程でも、同様にして、第2の位
置ずれ検査マークの形成を行うことにより、半導体装置
の製造過程のリソグラフィ工程で高精度の重ね合わせを
実現することが可能となる。
【0049】実施例1 本実施例は、本発明に係る位置ずれ検査マークの実施例
の一例であって、図5は本実施例の第1の位置ずれ検査
マークの基準マークに第2の位置ずれ検査マークの基準
マークを重ねた状態で第1及び第2の位置ずれ検査マー
クの基準マークの構成を示す平面図、図6(a)及び
(b)は、それぞれ、第1の位置ずれ検査マークを合成
する基準マーク及び重ねマークのパターンの平面図、並
びに図7(a)及び(b)は、それぞれ、第2の位置ず
れ検査マークを合成する基準マーク及び重ねマークのパ
ターンの平面図である。本実施例1の第1及び第2の位
置ずれ検査マークの基準マークを重ねた組70では、前
工程で形成される第1の位置ずれ検査マークが4個の図
5に示すような基準マーク71を有し、後工程で形成さ
れる第2の位置ずれ検査マークが4個の図5に示すよう
な基準マーク73を有する。
【0050】第1の位置ずれ検査マークの基準マーク7
1は、図5に示すように、パターン幅0.2μmで、長
さ20μmの9本の帯状パターン72のうち、帯状パタ
ーン72の両側のそれぞれ2本の帯状パターン74を露
光した残りの5本の帯状パターン76を正方形の各辺に
配置したものとして構成されている。また、第2の位置
ずれ検査マークの基準マーク73は、パターン幅0.2
μmで、長さ5μmの9本の帯状パターン78のうち、
帯状パターン78の両側のそれぞれ2本の帯状パターン
80を露光した残りの5本の帯状パターン82を第1の
位置ずれ検査マークの基準マーク71の正方形の内側に
ある正方形の各辺に配置したものとして構成されてい
る。
【0051】上述の位置ずれ検査マークの組70では、
第1の位置ずれ検査マークの基準マーク71を形成する
パターン84は、図6(a)に示すように、9本の帯状
パターン72を正方形の各辺上に有し、重ねマークを形
成するパターン86は、図6(b)に示すように、帯状
パターン72の両側のそれぞれ2本の帯状パターン74
を露光できる開口パターン87を有する。図示しない
が、基準マーク71のパターン84及び重ねマークのパ
ターン86は、露光チップ領域のスクライブ領域の左右
上下に対象な位置に配置されている。
【0052】第2の位置ずれ検査マークの基準マーク7
3を形成するパターン88は、図7(a)に示すよう
に、9本の帯状パターン78の開口パターン89を正方
形の各辺上に有し、重ねマークを形成するパターン90
は、図7(b)に示すように、帯状パターン78の両側
のそれぞれ2本の帯状パターン80を露光できる4個の
開口パターン91を有する。図示しないが、基準マーク
84及び重ねマーク86は、露光チップ領域のスクライ
ブ領域の左右上下に対象な位置に配置されている。
【0053】実施例1のパターン84、86は、実際の
半導体基板に転写したとき、下地層の影響と思われる反
射光が強く、0.18μmのパターン間隔で、帯状パタ
ーン72の両側のそれぞれ2本の帯状パターン74を露
光して、除去できることが判った。このように、両側の
パターンを露光、消失させる辺パターンは、両側の帯状
パターンを露光及び現像して、帯状パターンを消失でき
るものであれば、パターンサイズ、パターン形状には限
定はない。
【0054】実施例2 本実施例は、本発明に係る位置ずれ検査マークの実施例
の別の例であって、図8は本実施例の第1の位置ずれ検
査マークの基準マークに第2の位置ずれ検査マークの基
準マークを重ねた状態で第1及び第2の位置ずれ検査マ
ークの基準マークの構成を示す平面図、図9(a)及び
(b)は、それぞれ、、それぞれ、第2の位置ずれ検査
マークの基準マークのパターン及び従来の遮光部のパタ
ーンの構成を示す平面図である。本実施例の第1及び第
2の位置ずれ検査マークの基準マークを重ねた組92で
は、第2の位置ずれ検査マークの基準マーク94の構成
が異なることを除いて、実施例1の位置ずれ検査マーク
の組70と同じ構成を備えている。
【0055】第2の位置ずれ検査マークの基準マーク9
4は、図8に示すように、従来の位置ずれ検査マークと
同じ幅2μmの広幅の帯状パターン(L/Sパターン)
96A〜Dを正方形の各辺に配置したものである。第2
の位置ずれ検査マークの基準マーク94は、図9(a)
に示すように、幅2μmの広幅の帯状パターン96の開
口パターン98A〜Dを有するパターン99を使って露
光することにより、形成される。尚、従来の遮光部パタ
ーン100は、図9(b)に示すように、マスク領域全
体に遮光膜が設けてある。
【0056】実施例3 本実施例は、本発明に係る位置ずれ検査マークの実施例
の更に別の例であって、図10は本実施例の第1の位置
ずれ検査マークの基準マークに第2の位置ずれ検査マー
クの基準マークを重ねた状態で第1及び第2の位置ずれ
検査マークの基準マークの構成を示す平面図、及び図1
1(a)及び(b)は、それぞれ、、それぞれ、第1の
位置ずれ検査マークを合成する基準マーク及び重ねマー
クのパターンの平面図である。本実施例の第1及び第2
の位置ずれ検査マークの基準マークを重ねた組101で
は、第1の位置ずれ検査マークの基準マーク102の構
成が異なることを除いて、実施例1の位置ずれ検査マー
クの組と同じ構成を備えている。
【0057】第1の位置ずれ検査マークの基準マーク1
02は、図10に示すように、縦横幅0.3μmの方形
のドットパターン104を直線状に離隔して配列した5
列の帯状パターン106(ドット33個を配列して2
0.1μmの長さにしたパターン)のうち両側のそれぞ
れ2列の帯状パターン108を露光して消失させ、残り
の1列の帯状パターン110を正方形の各辺に配置した
ものとして構成されている。
【0058】上述の第1の位置ずれ検査マークの基準マ
ーク102を形成するパターン112は、図11(a)
に示すように、5列の帯状パターン106を露光する開
口パターン114を有する。また、基準マーク102上
に重ねる重ねマークを形成するパターン116は、5列
の帯状パターン106のうち両側のそれぞれ2列の帯状
パターン108を露光し、1列の帯状パターン110を
露光しないように覆う開口パターン118を有する。図
示しないが、基準マーク102を形成するパターン11
2及び重ねマークを形成するパターン116は、露光チ
ップ領域のスクライブ領域の左右上下に対象な位置に配
置されている。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、3本以上の細幅の帯状
パターンで構成された基準マーク上に重ねマークを重ね
て露光し、基準マークを構成する帯状パターンの集合の
うち両側の少なくとも1本の帯状パターンをそれぞれ消
失させることにより、収差及びパターンの微細さによる
位置ずれの影響が実素子領域の回路パターンと同じ中央
部のパターンのみからなる基準マークを有する位置ずれ
検査マークを形成することができる。これにより、露光
装置の光学系の収差及びフォトマスクの回路パターンの
微細さに影響されず、正確な位置合わせを行うことがで
きる。更に、高精度の位置合わせ及び位置ずれ検査が可
能となり、以下の効果が期待できる。 (1)実回路パターンの位置ずれによる歩留まり低下を
防止できる。 (2)異機種間の収差の異なる露光機においても、お互
いの収差は、位置ずれ検査マークに正確に反映されるの
で、露光装置を限定する必要がなくなり、生産性が向上
する。 (3)高精度の重ね合わせ測定が可能となり、半導体回
路パターンを更に微細化することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例の第1の位置ずれ検査マークの基準
マークに第2の位置ずれ検査マークの基準マークを重ね
た状態で、第1及び第2の位置ずれ検査マークの基準マ
ークの構成を示す平面図である。
【図2】第1の位置ずれ検査マーク及び重ねマークを有
するマスクパターンの平面図である。
【図3】基準マークを形成するパターンの平面図であ
る。
【図4】重ねマークを形成するパターンの平面図であ
る。
【図5】実施例1の第1の位置ずれ検査マークの基準マ
ークに第2の位置ずれ検査マークの基準マークを重ねた
状態で第1及び第2の位置ずれ検査マークの基準マーク
の構成を示す平面図である。
【図6】図6(a)及び(b)は、それぞれ、第1の位
置ずれ検査マークを合成する基準マーク及び重ねマーク
を形成するパターンの平面図である。
【図7】図7(a)及び(b)は、それぞれ、第2の位
置ずれ検査マークを合成する基準マーク及び重ねマーク
を形成するパターンの平面図である。
【図8】実施例2の第1の位置ずれ検査マークの基準マ
ークに第2の位置ずれ検査マークの基準マークを重ねた
状態で第1及び第2の位置ずれ検査マークの基準マーク
の構成を示す平面図である。
【図9】図9(a)及び(b)は、それぞれ、、それぞ
れ、第2の位置ずれ検査マークの基準マークを形成する
パターン及び従来の遮光部を形成するパターンの平面図
である。
【図10】実施例3の第1の位置ずれ検査マークの基準
マークに第2の位置ずれ検査マークの基準マークを重ね
た状態で第1及び第2の位置ずれ検査マークの基準マー
クの構成を示す平面図である。
【図11】図11(a)及び(b)は、それぞれ、、そ
れぞれ、第1の位置ずれ検査マークを合成する基準マー
ク及び重ねマークを形成するパターンの平面図である。
【図12】図12(a)、(b)及び(c)は、それぞ
れ、層間絶縁膜上のレジストマスクの構成、位置ずれ検
査マークの組の構成、及び位置ずれ量の算出を説明する
図である。
【図13】縮小投影露光装置の原理を説明する模式図で
ある。
【図14】パターンシフトを説明する図である。
【図15】従来の第1のマスクパターンの構成を示す平
面図である。
【図16】第1のマスクパターンの転写パターンであ
る。
【図17】従来の第2のマスクパターンの構成を示す平
面図である。
【図18】第2のマスクパターンの転写パターンであ
る。
【図19】実素子領域のパターンである。
【符号の説明】
12……Si基板、14……層間絶縁膜、16……レジ
ストマスク、18……広幅の帯状パターン、20……第
1の位置ずれ検査マーク、22……第2の位置ずれ検査
マーク、24……広幅の帯状パターン、26……第1の
マスクパターン、28……第2のマスクパターン、30
……第1の位置ずれ検査マーク、31……実素子領域、
32……基準マーク、33……実素子領域、34……遮
光部(カバーパターン)、35……第2の位置ずれ検査
マーク、36……基準マーク、38……遮光部、42…
…第1の位置ずれ検査マークの基準マーク、44……第
2の位置ずれ検査マークの基準マーク、46……辺パタ
ーン、48……帯状パターン、50……辺パターン、5
2……帯状パターン、54……実回路パターン、55…
…DRAMゲート電極パターン、56……コンタクトホ
ール・パターン、57……素子分離パターン、58……
最外周領域に配置されたパターン、60……マスクパタ
ーン、61……実素子領域、62……第1の位置ずれ検
査マークの基準マーク、63……帯状パターン、64…
…重ねマーク、65……パターン、70……実施例1の
第1及び第2の位置ずれ検査マークの基準マークを重ね
た組、71……第1の位置ずれ検査マークの基準マー
ク、72……帯状パターン、73……第2の位置ずれ検
査マークの基準マーク、74、76、78、80、82
……帯状パターン、84、86……パターン、87……
開口パターン、88……パターン、89……開口パター
ン、90……パターン、91……開口パターン、92…
…実施例2の第1及び第2の位置ずれ検査マークの基準
マークを重ねた組、94……第2の位置ずれ検査マーク
の基準マーク、96……広幅の帯状パターン、98……
開口パターン、100……従来の遮光部パターン、10
1……実施例3の第1及び第2の位置ずれ検査マークの
基準マークを重ねた組、102……第1の位置ずれ検査
マークの基準マーク、104……ドットパターン、10
6、108、110……帯状パターン、112……パタ
ーン、114……開口パターン、116……パターン、
118……開口パターン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逐次移動方式(ステップ・アンド・リピ
    ート方式)の露光方法によりフォトマスクのマスクパタ
    ーンを被露光体上に転写するに当たり、前工程で被露光
    体上に形成されているパターンと、前記前工程に続く後
    工程で前記被露光体上に転写するフォトマスクのマスク
    パターンとの重ね合わせの際の位置合わせ及び位置ずれ
    検査に使用する位置ずれ検査マークにおいて、 前記前工程で使用するフォトマスクのマスクパターンに
    設けられている第1の位置ずれ検査マークは、スクライ
    ブ領域に形成された少なくとも2個の第1の基準マーク
    と、前記スクライブ領域で囲まれた実素子領域の中心線
    に関して前記第1の基準マークと対称な位置のスクライ
    ブ領域に設けられた第1の重ねマークとを有し、 前記第1の基準マークは、3本以上の帯状パターンを相
    互に離隔、配列してなる集合を第1の所定輪郭上に配置
    して構成され、 前記第1の重ねマークは、前記第1の基準マーク上に重
    ねたとき、前記第1の基準マークの帯状パターンの集合
    のうち、両側の少なくとも1本の帯状パターンをそれぞ
    れ露出し、前記両側の帯状パターン以外の中央の帯状パ
    ターンを覆うパターンとして構成されていることを特徴
    とする位置ずれ検査マーク。
  2. 【請求項2】 前記後工程で使用するフォトマスクのマ
    スクパターンに設けられている第2の位置ずれ検査マー
    クは、前記前工程のマスクパターン上に前記後工程のマ
    スクパターンを重ねた際、前記第1の位置ずれ検査マー
    クの第1の基準マークと同じ位置のスクライブ領域に形
    成された少なくとも2個の第2の基準マークと、前記ス
    クライブ領域で囲まれた実素子領域の中心線に関して第
    2の基準マークと対称な位置のスクライブ領域に設けら
    れた第2の重ねマークとを有し、 前記第2の基準マークは、3本以上の帯状パターンを相
    互に離隔して配列してなる集合を第1の所定輪郭より大
    きいか又は小さい第2の所定輪郭上に配置して構成さ
    れ、 前記第2の重ねマークは、前記第2の基準マーク上に重
    ねたとき、前記第2の基準マークの帯状パターンの集合
    のうち、両側の少なくとも1本の帯状パターンをそれぞ
    れ露出し、前記両側の帯状パターン以外の中央の帯状パ
    ターンを覆うパターンとして構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の位置ずれ検査マーク。
  3. 【請求項3】 前記帯状パターンは、連続的なパター
    ン、又は円形又は方形のドットパターンを断続して直線
    上に配置してなるパターンであることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の位置ずれ検査マーク。
  4. 【請求項4】 前記前工程の露光の際には、一のショッ
    トの露光領域の隣の露光領域を一のショットに続く次の
    ショットで露光するに当たり、一のショットで露光した
    前記第1の基準マーク上に、前記第1の基準マークが設
    けてあるスクライブ領域に対向するスクライブ領域に設
    けてある第1の重ねマークを重ねて露光することを特徴
    とする請求項1又は3に記載の位置ずれ検査マーク。
  5. 【請求項5】 前記後工程の露光の際には、一のショッ
    トの露光領域の隣の露光領域を一のショットに続く次の
    ショットで露光するに当たり、一のショットで露光した
    前記第2の基準マーク上に、前記第2の基準マークが設
    けてあるスクライブ領域に対向するスクライブ領域に設
    けてある第2の重ねマークを重ねて露光することを特徴
    とする請求項2又は3に記載の位置ずれ検査マーク。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のうちのいずれか1項に
    記載の位置ずれ検査マークを原版上に有することを特徴
    とするフォトマスク。
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