JP2007208081A - アラインメントマーク、合わせマーク及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レジストマスクの重ね合わせ精度を向上させる。
【解決手段】下地の、半導体素子の非形成領域内に設けられているアラインメントマーク10及び合わせマーク20であって、光学的撮像デバイスにより検出されるアラインメントマークは、長軸及び短軸を有する短冊状の形状を有しており、長軸をアラインメント調整方向に対して直交する方向に延在させて、複数行かつ複数列のマトリクス状に配置した複数のパターン12Xを含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に複数回のホトリソグラフィ工程におけるマスクパターンの重ね合わせ精度を向上させることができる半導体装置の製造方法、この製造方法に適用されるアラインメントマーク及び合わせマークに関する。
半導体装置の製造工程、すなわちいわゆるウェハプロセスにおいては、1種類の半導体装置を製造するに際して、ホトリソグラフィ工程により延べ数十層にもおよぶ異なるパターンを有するレジストパターンが順次にパターニングされる場合がある。
所定のパターンを有するレジストパターンは、ウェハ全面に形成されたレジスト層に対して、露光装置を用いる露光工程を行うことによりパターニング形成される。
例えば、第1レジストパターンをマスクとしてパターニングされた第1パターン上にさらなる第2パターンを形成する場合には、この第1パターン上に第2レジストパターンを精度よく重ね合わせる必要がある。
レジストパターンを、より下側に位置するパターン(下地)上に精度よく重ね合わせるために、所定の形状のパターンを有するアラインメントマークをウェハに形成することが行われている。
このアラインメントマークは、ウェハのチップ領域(半導体素子の形成領域)外、すなわち配線パターン等の製造される半導体装置の本質的な機能にかかわるデバイスパターンが形成されず、スクライブラインが形成されるマージン領域(半導体素子の非形成領域内)に設けられる。
このアラインメントマークの検出は、露光装置により、露光工程開始前におこなわれる。次いで、検出されたアラインメントマークの座標(X座標及びY座標)を基準にして、露光位置を調整する。
然る後、露光工程が行われ、レジストパターンは、より下側に位置するデバイスパターンと重ね合わされてパターニングされる。
また、いわゆる合わせマークを、上述したアラインメントマークと同様にして形成する技術が知られている。
なお、アラインメントマークの座標は、一般に、光学的撮像デバイス(撮像素子)であるCCD(Charge Coupled Device)又はレーザにより検出される。
合わせマークは、第1マーク及び第2マークから構成されていて、下地上に形成されている第1マークと、アラインメントマークを用いて決定された露光位置で露光工程を行うことにより形成されたレジストパターン(第2マーク)とが、所定の位置に精度よく形成されているか否かを確認するためのマークである。
この合わせマークの検出は、アラインメントマークと同様にCCDといった撮像素子を用いて光学的に行われるのが一般的である。
なお、この第2マークの位置が第1マークに対して許容範囲よりもずれていた場合には、パターニングされたレジスト層は、一旦、完全に除去される。
次いで、検出された合わせマークの位置ずれに基づいて、露光位置を再度調整して露光位置を決定する。然る後、レジスト層に対して露光工程が再度行われる。
ここで、図7及び図8を参照して、従来のアラインメントマーク及び合わせマークの構成例につき説明する。
図7(A)は、従来のアラインメントマークを上方から見た平面図である。なお、この例のアラインメントマークは図中X軸方向にアラインメント調整を行う場合に使用される。図7(B)は、従来のアラインメントマークの写真図である。
図8は、従来の合わせマークを上方から見た平面図である。
図7(A)に示すように、従来のアラインメントマーク110は、ウェハ114上に形成される複数の直線状パターン112、この例では18本の直線状パターン112を含んでいる。これら複数の直線状パターン112それぞれは、互いに直交する長さL1の長軸112a及び幅W1の短軸112bを有する短冊状(直線状)の形状を有している。
これら複数の直線状パターン112は、いずれもその長軸112aの延在方向が図中のY軸方向に沿うよう延在させてある。このときこれらは、互いに平行かつ等間隔として、具体的にはX軸方向にピッチPx1、すなわちPx1−W1の間隔で、ストライプ状に整列されている。この例のアラインメントマーク110は、形成されるレジストパターンのX軸方向のアラインメントを調整するためのマークである。
アラインメントマーク110の具体的なサイズを例示すると、長軸L1は50μmから100μmであり、短軸W1は0.6μmから6μmである。複数のパターン同士112のピッチPx1は、6μmから12μm程度である。
このようなアラインメントマークを使用して位置合わせをしたとしても、同一層中に、形状、寸法、密度等の異なるパターンを含むデバイスパターンを形成する場合には、形状、寸法、密度等の違いによりマスクパターンに合わせずれが発生する場合がある。
このような問題点を解決することを目的として、例えば、合わせずれ検査用マークとアラインメントマークとをマスクパターンに含まれるパターンと同等の寸法、形状とする構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図8に示すように、従来の合わせずれ検査用の合わせマーク120は、それぞれ別のパターニング工程で形成される2種類のマーク、すなわち、第1マーク122及び第2マーク124の組み合わせで構成されている。
この例では、第1マーク122は、4本の直線状マーク122Xを含んでいる。これら複数の直線状マーク122Xそれぞれは、互いに直交する長さL3の長軸122a及び幅W3の短軸122bを有する短冊状の形状を有している。
これら4本の直線状マーク122Xは、中心点Cを囲んで全体として正方形の輪郭を形成するように正対させて配置されている。すなわち、各組の2本の直線状マーク122Xの長軸122aの中点122c及び中心点Cは、一直線状に位置するように配置される。
このとき、中心点Cを挟んで互いに対向する直線状マーク122X2本ずつの各組は、図中のX軸又はY軸に沿って配置されている。
第2マーク124は、X軸に沿って延在する辺の長さA3及びY軸に沿って延在する辺の長さB3の矩形状の形状として設けられる。
この第2マーク124はレジストパターンの一部として形成される。第2マーク124は、アラインメント調整が行われる結果として、既に説明した第1マーク122に囲まれる中心点Cの近傍に形成されることとなる。
第2マーク124と同一層にともに形成されるレジストパターンの重ね合わせ精度は、形成された第1マーク122と第2マーク124との位置関係に基づいて評価される。すなわち、重ね合わせ精度の評価は、第2マーク124の外形を画成する各辺と、対向する直線状マーク122Xとの位置関係、すなわち相対距離のばらつきが許容範囲にあるか否かを評価することにより行われる。
このような合わせマークの一例として、マークの認識(位置合わせ)をより容易かつ高精度に行うことを目的として、半導体基板上方の下地膜に、開口幅の異なる複数の溝の組み合わせが形成される構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、合わせマークのパターン形状が矩形の外形形状のパターンの場合に、このパターンに起因するボイドの発生を防止することを目的として、基板の面に平行な面内における合わせマークのパターンの形状をボイドの生じやすい角部が除外された形状とする構成が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2002−064055号公報 特開2003−234272号公報 特開2005−086091号公報
上述した従来のアラインメントマークによれば、アラインメント調整方向(X軸方向又はY軸方向)のマーク長(幅)及びマーク同士の間隔は、検出精度という観点から適切に調整されるよう考慮されているが、アラインメント調整方向に直交する方向のマーク長は、アラインメント調整が可能な精度が得られさえしていれば特に問題視されることはなかった。
同様に、上述した従来の合わせマークによれば、その延在長は特に問題視されることはなかった。
半導体装置、例えば強誘電体メモリの製造工程には、強誘電体キャパシタのパターニング後に、いわゆる回復アニールと呼ばれる高温での熱処理工程を、例えば酸素雰囲気下、600℃から800℃程度の範囲の温度条件で行う必要がある。
延在長の長いアラインメントマーク及び合わせマークを適用して、このような熱処理工程を実施する場合には、例えば、下記のような種々の問題が懸念される。
(1)アラインメントマーク及び合わせマークのいずれか一方又は両方が、上述した熱処理工程により、上側及び下側に形成されている膜(基板)の一方又は両方の熱膨張或いは熱収縮に起因して膜界面に生じる応力に抗することができずに、又はその下部の膜との密着性の低下により剥離又は破損してしまうおそれがある。
(2)アラインメントマーク及び合わせマークのいずれか一方又は両方が、上述した熱処理工程により、上側及び下側に形成されている膜の一方又は両方の熱膨張或いは熱収縮を阻害してしまい、図7(B)に示すように、アラインメントマーク及び合わせマークが設けられているマージン領域からチップ領域に至るクラック(図中、符号CRで示してある。)が発生してしまうおそれがある。このようなクラックが発生すると製造される半導体装置の本質的な機能を損なってしまう。
そこで、この発明の目的は、上述したような熱処理工程を行った場合に発生するおそれがある、アラインメントマーク及び合わせマークの破損、アラインメントマーク及び合わせマークに起因するクラックの発生を防止しつつ、マスクパターンの重ね合わせ精度を向上させることができるアラインメントマーク及び合わせマークを提供することにある。
この目的の達成を図るため、この発明のアラインメントマーク及び合わせマークは、下記のような構成上の特徴を有している。
この発明の光学的撮像デバイスにより検出されるアラインメントマークは、下地の、半導体素子の非形成領域内に設けられている。
アラインメントマークは、長軸及び短軸を有する短冊状の形状を有するパターンであり、長軸をアラインメント調整方向に対して直交する方向に延在させて、複数行かつ複数列のマトリクス状に配列した複数のパターンを含んでいる。
また、この発明の光学的撮像デバイスにより検出される合わせマークは、下地の、半導体素子の非形成領域内に設けられている。
合わせマークは、第1マークを具えている。第1マークは、互いに直交する長軸及び短軸を有している複数の短冊状のドットマークが当該長軸を同一方向として直線状に配列されてなる4本の直線状マークを含んでいる。
第1マークは、これら直線状マーク2本ずつを1組として、中心点を挟んで互いに平行に正対し、かつ当該中心点を囲んで正方形の輪郭を構成している。
合わせマークは、第1マークとの相対的な位置関係を測定できる形状及び大きさを有する第2マークを含んでいる。
このようなアラインメントマーク及び合わせマークを適用して、半導体装置を製造すれば、たとえ、製造工程中に高温での熱処理工程を含み、絶縁膜といった積層構造の構成層が熱膨張或いは熱収縮して、層界面、特にアラインメントマーク及び合わせマークを含む層界面に応力が発生したとしても、アラインメントマークのパターン及び合わせマークのドットマーク自体の長軸方向の全長が、より短く形成されていて、かつパターン同士、ドットマーク同士が互いに離間してアラインメントマーク及び合わせマークそれぞれを構成しているため、アラインメントマーク及び合わせマークに全体として加わる応力を低減させることができる。
従って、加熱処理工程の実施に伴うアラインメントマーク及び合わせマークの層界面からの剥離或いは破損、又は半導体装置の本質的な機能を損なうクラックの発生を防止することができる。結果として、製造される半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態につき説明する。なお、図面には、この発明が理解できる程度に各構成成分の形状、大きさ及び配置関係が概略的に示されているに過ぎず、これによりこの発明が特に限定されるものではない。また、以下の説明において、特定の材料、条件及び数値条件等を用いることがあるが、これらは好適例の一つに過ぎず、従って、何らこれらに限定されない。また、以下の説明に用いる各図において同様の構成成分については、同一の符号を付して示し、その重複する説明を省略する場合もあることを理解されたい。
(第1の実施の形態)
(アラインメントマークの構成例1)
図1を参照して、この発明のアラインメントマークの一構成例につき説明する。この例は熱処理工程によるクラックの発生を防止するための構成である。この例のアラインメントマークは、タングステンプラグの形成時に、タングステンプラグと同様の構成として同時に形成される。従って、このアラインメントマークの構成は、特にタングステンプラグ形成後のレジストマスクのアラインメント調整に用いて好適である。
図1(A)はアラインメントマークを上面側から見た概略的な平面図であり、図1(B)はアラインメントマークの写真図である。図1(B)は光学顕微鏡を用いて倍率50倍として拡大して撮影を行った写真図である。
この例は、図中のX軸方向のアラインメントを調整するアラインメントマークの例である。この発明のアラインメントマークは、直線状配列パターン12が、複数に分割されている点に特徴を有している。すなわち直線状配列パターン12は、Y軸方向に配列されている複数のパターン12Xを有している。以下に具体的に説明する。
図1(A)及び(B)に示すように、アラインメントマーク10は、複数の直線状配列パターン12、この例では18本の直線状配列パターン12を含んでいる。直線状配列パターン12は、互いに等間隔に正対させてストライプ状にX軸に直交する方向に配列してある。
直線状配列パターン12は、複数のパターン12Xを有して分割されている。この例では7本のパターン12Xを含んでいる。
これら複数のパターン12Xそれぞれは、互いに直交する長さL2の長軸12a及び幅W2の短軸12bを有する短冊状の形状を有している。
パターン12Xは、いずれも長軸12aの延在方向が図中のY軸方向に沿うよう延在させてある。また、パターン12X同士は、互いに平行かつ等間隔として、具体的にはX軸方向にピッチPx2、すなわちPx2−W2の間隔で離間させて、整列されている。また、これらパターン12X同士は、Y軸方向にはピッチPy2、すなわちPy2−L2の離間距離で配列してある。すなわち、この例ではパターン12Xは7行18列のマトリクス状に配置されている。
ここでパターン12Xの具体的なサイズにつき説明する。パターン12Xの長さL2が10μmを超えると、パターン12X自体の膨張に耐えきれず、このパターン12Xが形成されている層構造にクラックが発生するおそれがあることがわかっている。従って、この例のパターン12Xの長さL2は、最大でも10μmとするのがよい。
実際には、現状のプロセスノードにおける解像不良、エッチングの膜残りを考慮して若干の余裕を見て、長軸は、好ましくは例えば4μmとするのがよい。このとき、短軸は、好ましくは例えば1μmとするのがよい。
パターン12X同士の長軸方向の離間距離が小さければ小さいほど信号強度は大きくなるが、上述と同様の理由により若干の余裕を見て、好ましくは例えば4μmとするのがよい。このとき、パターン12X同士の短軸方向の離間距離、すなわち直線状配列パターン12同士の離間距離は、好ましくは例えば5μmとすればよい。
パターン12Xの長さL2が10μmを超えることがなければ、幅W2、相互の離間距離Px2−W2及びPy2−L2は、採用されるプロセスノード等を考慮して、上述した例に限定されず任意好適なものとすることができる。
露光装置を用いるアラインメント調整においては、CCDといった光学的撮像デバイスにより、1つのアラインメントマーク全体を撮像し、得られた画像に基づく信号強度を測定して、アラインメントマークの位置を特定することにより行われる。
上述したように、X軸方向のアラインメント調整を行う場合には、Y軸方向に沿った方向の信号強度を平均化してアラインメントマークの位置を特定する。
しかしながら、Y軸方向で信号強度は平均化されるため、既に説明した従来の直線状に連続するマークと比較しても信号強度のコントラストはほとんど低下することはない。
図2は、この例のアラインメントマークの測定波形、すなわち信号強度を示すグラフである。このグラフは露光装置が具える検出器により測定及び形成されたものである。
図1を参照して説明したアラインメントマークは18本の直線状配列パターンを含んでいる。図2にはこれら18本のアラインメントマークを表す波形が、グラフ横軸の−68から68の範囲に、下に凸のピークとして現れている。
アラインメントマークの面積比を考慮すると、従来のアラインメントマークとの信号強度比は0.86程度となるが、グラフからも明らかなように、アラインメントマークの位置の特定には十分な信号強度が得られていることがわかる。
このような構成例とすれば、半導体装置の製造工程において熱処理工程を実施したとしても、直線状配列パターンが複数のパターン12Xに分割されていて、かつパターン12Xのサイズがより小さいために、アラインメントマーク自体の膨張に起因してアラインメントマーク又はこのアラインメントマークが設けられている層構造が剥離又は破損することはない。従って、露光工程を、より効率的にかつ精度よく実施することができる。また、層構造の破壊を防止できるので、製造される半導体装置の歩留まりをより向上させることができる。
(合わせマークの構成例1)
図3を参照して、この発明の合わせマークの一構成例につき説明する。この例は熱処理工程によるクラックの発生を防止するための構成例である。
図3(A)は合わせマークを上面側から見た概略的な平面図であり、図3(B)は合わせマークの写真図である。光学顕微鏡を用いて50倍に拡大して撮影を行った写真図である。
図3(A)及び(B)に示すように、この例の合わせずれ検査用の合わせマーク20は、それぞれ別のパターニング工程で形成される2種類のマーク、すなわち、第1マーク22及び第2マーク24の組み合わせで構成されている。
この例では、第1マーク22は、4本の直線状マーク22Xを含んでいる。
これら4本の直線状マーク22Xは、2本を一組として中心点Cを囲み、各組が全体として正方形の輪郭を形成するように、互いに平行に、かつ互いに正対させて配置されている。
このとき、中心点Cを挟んで互いに正対する直線状マーク22X2本ずつの各組は、それぞれ図中のX軸又はY軸に沿って配置されている。
中心点Cを挟んで互いに正対する直線状マーク22Xの離間距離は、X4−W4=Y4−W4と、X軸及びY軸方向とで等しくしてある。
直線状マーク22Xそれぞれは、複数のドットマーク22Yから構成されている。この例では直線状マーク22Xは、4本のドットマーク22Yを有している。
ドットマーク22Yは、それぞれ互いに直交する長さL4の長軸22a及び幅W4の短軸22bを有する短冊状の形状を有している。
1本の直線状マーク22Xを構成する4本のドットマーク22Yは、長軸22aの延在方向が図中のY軸又はX軸方向のいずれかに沿うよう直線状マーク22Xの延在方向に一致させて一直線状に延在している。
また、1本の直線状マーク22Xを構成するドットマーク22Y同士は、ピッチPy4及びPx4、すなわち間隔Py4−L4及びPx4−L4だけ離間している。
第2マーク24は、X軸に沿って延在する辺の長さA4及びY軸に沿って延在する辺の長さB4の矩形状の形状とされている。
ここで合わせマーク20の具体的なサイズにつき説明する。
ドットマーク22Yの長さL4が10μmを超えると、膜からドットマーク22Yが剥離するおそれがあることがわかっている。従って、長さL4は、最大でも10μmとするのがよい。
実際には、現状のプロセスノードにおける解像不良、エッチングの膜残りを考慮して若干の余裕を見て、ドットマーク22Yの長さL4は、好ましくは例えば4μmとするのがよい。
このとき、ドットマーク22Yの幅W4は、好ましくは例えば2μmとするのがよい。
1本の直線状マーク22Xを構成するドットマーク22Y同士の離間距離Py4−L4及びPx4−L4は、好ましくは例えば4μmとすればよい。
この離間距離が大きくなりすぎると信号強度が小さくなり、離間距離が小さすぎるとドットマーク22Y同士が近接しすぎてクラックの発生を防止できなくなってしまうため、離間距離は、好ましくはドットマーク22Yの長さL4の2倍程度とするのがよい。
このとき、中心点Cを挟んで対向する2本の直線状マーク22Xの離間距離X4−W4=Y4−W4は、好ましくは例えば40μmとすればよい。
また、第2マーク24のX軸に沿って延在する辺の長さA4と、Y軸に沿って延在する辺の長さB4とは、好ましくは等しくするのがよい。
A4及びB4は、好ましくは例えば、6.5μm程度とすればよい。
図4(A)及び(B)は、この例の合わせマークを使用した合わせ測定において検出された信号強度を示すグラフである。図3(A)中のボックスR1、R2、R3及びR4それぞれの領域ごとに検出された信号を示してある。
なお、ボックスR1及びR2のサイズは縦(Y軸方向)8μm、横(X軸方向)2μmであり、ボックスR3及びR4のサイズは縦4μm、横(X軸方向)1.5μm程度である。
この信号強度は、公知の重ね合わせ測定器により測定した。また、グラフ中の符号Sは、信号強度のしきい値の50%に相当している。また、各図において、X軸に対して平行に引かれた実線は、図5(A)においては38%、図5(B)については28%の強度を示す位置を示している。
測定はウェハ上の合わせマークを10回程度繰り返して測定することにより行われ、得られた測定値のばらつきを評価することにより合わせ測定が行われる。
この例の合わせマークを使用した場合でも、このばらつきは1nm未満に収まる。従って、十分な信号強度及び波形コントラストが得られていることがわかる。
ドットマーク22Yの長さL4が10μmを超えることがなければ、幅W4、相互の離間距離X4−W4及びY4−W4は、採用されるプロセスノード等を考慮して、この発明の目的を損なわない範囲で上述した例に限定されず任意好適なものとすることができる。
このような構成とすれば、半導体装置の製造工程において熱処理工程を実施したとしても、合わせマークが複数のドットマーク22Yに分割されていて、かつドットマーク22Yのサイズがより小さいために、合わせマーク自体の膨張に起因するクラックが発生することはない。従って、露光工程を、より効率的に、かつ精度よく実施することができる。
(第2の実施の形態)
(アラインメントマークの構成例2)
図5を参照して、この発明のアラインメントマーク及び合わせマークの一構成例につき説明する。この例は、熱処理工程によるマークの破損を防止するための構成である。
図5(A)はアラインメントマークを上面側から見た概略的な平面図であり、図5(B)は合わせマークを上面側から見た概略的な平面図である。
この例は、図中のX軸方向のアラインメントを調整するアラインメントマークの例である。この例のアラインメントマークは強誘電体メモリの強誘電体キャパシタ構造体の形成時に同時に形成される。従って、このアラインメントマークの構成は、特に強誘電体キャパシタ構造体形成後のレジストマスクのアラインメント調整に用いて好適である。
図5(A)に示すように、アラインメントマーク10は、下地、例えば(半導体)ウェハ14のマージン領域、すなわち半導体素子が形成されない領域に設けられている。このアラインメントマーク10は、複数の直線状配列パターン12、この例では18本の直線状配列パターン12を含んでいる。直線状配列パターン12は、互いに等間隔に正対させてストライプ状に配列してある。
直線状配列パターン12は、直線状に等間隔で整列して配列されている複数のパターン12Xを有している。この例では4本のパターン12Xを含んでいる。
これら複数のパターン12Xそれぞれは、互いに直交する長さL2の長軸12a及び幅W2の短軸12bを有する短冊状(直線状)の形状を有している。
パターン12Xは、いずれも長軸12aの延在方向が図中のY軸方向に沿うよう延在させてある。また、パターン12X同士は、互いに平行かつ等間隔として、具体的にはX軸方向にピッチPx2、すなわちPx2−W2の間隔で離間させて、整列されている。また、これらパターン12X同士は、Y軸方向にはピッチPy2、すなわちPy2−L2の離間距離で配列してある。すなわち、この例ではパターン12Xは4行18列のマトリクス状に配列されている。
ここでパターン12Xの具体的なサイズにつき説明する。
データは示さないが、パターン12Xの長さL2が16μmを超えると、パターン12Xが加熱による膜界面との密着性の低下に起因して剥離又は破損するおそれがあることがわかっている。従って、長さL2は最大(最長)でも16μmとするのがよい。
実際には、現状のプロセスノードにおける解像不良、エッチングの膜残りを考慮しつつ若干の余裕を見て、長軸は、好ましくは例えば15μmとするのがよい。このとき、短軸は、好ましくは例えば1μmとするのがよい。
パターン12X同士の長軸方向の離間距離は、小さければ小さいほど信号強度は大きくなるが、上述と同様の理由により若干の余裕を見て、好ましくは例えば2μmとするのがよい。このとき、パターン12X同士の短軸方向の離間距離は、好ましくは例えば5μmとすればよい。
パターン12Xの長さL2が16μmを超えることがなければ、幅W2、相互の離間距離Px2−W2及びPy2−L2は、採用されるプロセスノード等を考慮して、上述した例に限定されず任意好適なものとすることができる。
露光装置を用いるアラインメント調整においては、CCDといった光学的撮像デバイスにより、1つのアラインメントマーク全体を撮像し、得られた画像に基づく信号強度を測定して、アラインメントマークの位置を特定することにより行われる。
図5(A)に示すように、X軸方向のアラインメント調整を行う場合には、Y軸方向、すなわち直線S2に沿った方向の信号強度を平均化してアラインメントマークの位置を特定する。
図5(A)において、ポイントP2、Q2及びR2を、直線状配列パターン12の各パターン12X間の中間点とする。このとき、アラインメントマーク10のポイントP2、Q2及びR2においては、バックグランドと同レベルの信号強度となる。
しかしながら、S2方向で信号強度は平均化されるため、従来例の直線状のマークと比較しても信号強度のコントラストはほとんど低下することはない。
この例では従来のアラインメントマークとの信号強度比は0.86程度となるが、アラインメントマークの位置の特定には十分な信号強度が得られている。
このような構成例とすれば、半導体装置の製造工程において熱処理工程を実施したとしても、層界面との密着性の低下によりアラインメントマークが剥離又は破損することはない。従って、露光工程を、より効率的に、かつ精度よく実施することができる。
(合わせマークの構成例2)
図5(B)に示すように、合わせずれ検査用の合わせマーク20は、それぞれ別のパターニング工程で形成される2種類のマーク、すなわち、第1マーク22及び第2マーク24の組み合わせで構成されている。
この第2の実施の形態の直線状マーク22Xと第1の実施の形態での直線状マーク22Xとの相違点は、第2の実施の形態の直線状マーク22Xを構成するドットマーク22Yの個数が第1の実施の形態の場合の個数の半分となっている点である。
この例では、第1マーク22は、4本の直線状マーク22Xを含んでいる。
これら4本の直線状マーク22Xは、2本を一組として中心点Cを囲み、各組が全体として正方形の輪郭の一辺をそれぞれ形成するように形成されている。すなわち、正方形の対向する辺に配置されている2組の直線状マーク22Xは、互いに平行に、かつ互いに正対させて設けられている。
このとき、この正方形の中心点Cを挟んで互いに正対する直線状マーク22X2本ずつの各組は、それぞれ図中のX軸又はY軸に沿って配置されている。
中心点Cを挟んで互いに正対する直線状マーク22Xの離間距離は、X4−W4=Y4−W4と、X軸及びY軸方向とで等しくしてある。
直線状マーク22Xそれぞれは、複数のドットマーク22Yで構成されている。この例では直線状マーク22Xは、2本のドットマーク22Yを有している。
ドットマーク22Yは、それぞれ互いに直交する長さL4の長軸22a及び幅W4の短軸22bを有する短冊状の形状を有している。
1本の直線状マーク22Xを構成するこの例では2本のドットマーク22Yは、長軸22aの延在方向が図中のY軸又はX軸方向のいずれかに沿うよう直線状マーク22Xの延在方向に一致させて一直線状に延在している。
また、1本の直線状マーク22Xを構成するドットマーク22Y同士は、互いに間隔Sy4又はSx4だけ離間している。
第2マーク24は、X軸に沿って延在する辺の長さA4及びY軸に沿って延在する辺の長さB4の矩形状の形状とされている。
ここで合わせマーク20の具体的なサイズにつき説明する。
データは示さないが、ドットマーク22Yの長さL4が16μmを超えると、ドットマーク22Yが層界面との密着性の低下により剥離又は破損するおそれがあることがわかっている。従って、長さL4は、最大でも16μmとするのがよい。
実際には、最大長のドットマーク22Yを形成する場合には、現状のプロセスノードにおける解像不良、エッチングの膜残りを考慮して若干の余裕を見て、ドットマーク22Yの長さL4は、好ましくは例えば15μmとすればよい。なお、図示例では長さL4は10μmとしてある。このとき、ドットマーク22Yの幅W4は、好ましくは例えば5.5μmとするのがよい。
1本の直線状マーク22Xを構成するドットマーク22Y同士の離間距離Sy4は、好ましくは例えば2μmとすればよい。
このとき、中心点Cを挟んで対向する2本の直線状マーク22Xの離間距離X4−W4=Y4−W4は、好ましくは例えば25μmとすればよい。ここで、X4はY軸方向に延在して配列されている2本の直線状マーク22Xの配列ピッチであり、Y4はX軸方向に延在して配列されている2本の直線状マーク22Xの配列ピッチである。
また、第2マーク24のX軸に沿って延在する辺の長さA4と、Y軸に沿って延在する辺の長さB4とは、好ましくは等しくするのがよい。好ましくは例えばA4=B4=15μmとするのがよい。
ドットマーク22Yの長さL4が16μmを超えることがなければ、幅W4、相互の離間距離X4−W4及びY4−W4は、採用されるプロセスノード等を考慮して、上述した例に限定されず任意好適なものとすることができる。
このような構成例とすれば、半導体装置の製造工程において熱処理工程を実施したとしても、合わせマークが層界面との密着性の低下により剥離又は破損を起こすことはない。従って、露光工程を、より効率的に、かつ精度よく実施することができる。
(強誘電体メモリ装置の構成例)
図6を参照して、製造工程においてこの発明のアラインメントマーク及び合わせマークを適用して好適な強誘電体メモリ装置の一構成例につき説明する。
図6は、強誘電体メモリ装置の切り口を示す模式的な図である。
図6に示すように、強誘電体メモリ装置50は、いわゆる(半導体)チップの形態を有している。
強誘電体メモリ装置50は、半導体基板(ウェハ)60に作り込まれている。半導体基板60には、メモリセルアレイ領域1が設けられている。
メモリセルアレイ領域1にはメモリセル素子70が設けられている。形成される素子同士は、従来公知の素子分離工程により形成された素子分離構造、例えば、LOCOS法により形成されたフィールド酸化膜75により、互いに素子分離されている。
メモリセルアレイ領域1には、強誘電体層94及びメモリセル素子70を含むメモリセルが、マトリクス状に複数配設されている。
メモリセル素子70は、従来公知の構成を有する、例えば、トランジスタ等の素子を含んでいる。メモリセル素子70は、例えば、トランジスタの構成要素として、メモリセル拡散領域72、メモリセルゲート絶縁膜(ゲート酸化膜)74、及びメモリセルゲート絶縁膜74上に設けられているメモリセルゲート電極76を有している。
メモリセル拡散領域72は、例えば、従来公知の条件で、任意好適なイオンが打ち込まれているイオン拡散領域である。メモリセルゲート絶縁膜74は、例えば、従来公知の熱酸化工程により形成されるシリコン酸化膜である。メモリセルゲート電極76は、従来公知の例えばメタル電極である。
メモリセル素子70が作り込まれているメモリセルアレイ領域1上には、第1絶縁膜80が設けられている。すなわち、メモリセル素子70が形成されている基板60の上側全面に、第1絶縁膜80が設けられている。
この第1絶縁膜80は、好ましくは、例えば、オゾン(O3)を用い、TEOSを材料としたCVD法によって成膜されたO3−TEOS系BPSG膜とすればよい。
第1絶縁膜80上には、絶縁膜82が設けられている。絶縁膜82は、好ましくは、例えばP−TEOS膜とするのがよい。
この第1絶縁膜80及び絶縁膜82には、これらを貫通する複数の第1コンタクトホール88が設けられている。この第1コンタクトホール88は、メモリセル素子70に至っている。
これら第1コンタクトホール88の表面、すなわち壁面及び底面には、図示したように、密着層として機能する金属膜89を設けてもよい。
この金属膜89は、好ましくは、例えば窒化チタン(TiN)膜、コバルト(Co)膜、タンタル(Ta)膜とするのがよい。
この金属膜89が設けられている第1コンタクトホール88は、タングステン(W)といった導電性材料により埋め込まれ、プラグ87とされている。プラグ87の頂面87aは、絶縁膜82の表面82aと同じ高さとされている。
絶縁膜82上には、絶縁膜84が設けられている。絶縁膜84は、好ましくは、例えば、シリコン窒化膜(SixNy:Si34)とするのがよい。
この絶縁膜84は、後述する強誘電体層94の特性の回復を目的として一般的に行われるいわゆる回復アニール工程と称される高温処理により酸化されるおそれがあるプラグ87を保護するための膜である。
絶縁膜84上には、第2絶縁膜86が設けられている。第2絶縁膜86は、例えば酸化タンタル膜(TaxOy:Ta25)とするのがよい。この第2絶縁膜86は、後述する下部電極92の密着層として機能する膜である。
メモリセルアレイ領域1の第2絶縁膜86上には、強誘電体キャパシタ構造体90が設けられている。
強誘電体キャパシタ構造体90は、下部電極92、強誘電体層94及び上部電極96が順次に積層された構造を有している。
下部電極92及び上部電極96は、好ましくは、例えば、プラチナ(Pt)電極とするのがよい。強誘電体層94は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、LaドープPZT(PLZT)又はSBT(SrBi2Ta29)を材料とすることができる。
第3絶縁膜98は、強誘電体キャパシタ構造体90を覆っている。また、第3絶縁膜98は、第2絶縁膜86上の全面に設けられている。第3絶縁膜98は、好ましくは、例えば、TEOS−シリコン酸化膜とするのがよい。
この第3絶縁膜98には、第2コンタクトホール97、すなわちキャパシタコンタクトホール97a及びプラグコンタクトホール97bが設けられている。キャパシタコンタクトホール97aは、第3絶縁膜98の表面98aから、強誘電体キャパシタ構造体90に至って設けられている。
一方、プラグコンタクトホール97bは、第3絶縁膜98の表面98aから、メモリセル素子70に接続されているプラグ87に至って接続されている。
第3絶縁膜98の表面98a上には、第2コンタクトホール97を埋め込む配線層99が設けられている。配線層99は、プラグ87、上部電極96及び下部電極92に電気的に接続されている。
〈強誘電体メモリ装置の製造方法〉
次に、図6を参照して説明した構成を有する強誘電体メモリ装置の製造方法例について説明する。
まず、半導体基板60のメモリセルアレイ領域1に、従来公知のウェハプロセスにより、メモリセル素子70を作り込む。
例えば、LOCOS法によりフィールド酸化膜75、すなわち、素子分離構造を形成する。
次いで、メモリセルゲート絶縁膜74を形成し、このメモリセルゲート絶縁膜74にメモリセルゲート電極76を、常法に従って作り込む。
次に、半導体基板60の上側全面に、第1絶縁膜80を成膜する。この第1絶縁膜80は、常法に従って、好ましくは、例えば、オゾン(O3)を用い、TEOSを材料とした常法に従うCVD法によってO3−TEOS系BPSG膜を成膜すればよい。
次いで、第1絶縁膜80上に、絶縁膜82を、常法に従って形成する。絶縁膜82は、例えばP−TEOS膜(シリコン酸化膜)とすればよい。従って、絶縁膜32は、常法に従うCVD法により成膜すればよい。
次に、この第1絶縁膜80及び絶縁膜82に、これらを貫通する複数の第1コンタクトホール88を、ホトレジストを使用するホトリソグラフィ工程及びエッチング工程により形成する。
具体的には、ホトリソグラフィ工程により形成されるレジストマスク(マスクパターン)形成工程において、この絶縁膜82上のチップ領域(メモリセルアレイ領域)に形成されるレジストパターンに加えて、チップ領域外のマージン領域(スクライブライン領域)に、図1及び図3を参照して既に説明した第1の実施の形態のアラインメントマーク10及び合わせマーク20のうちの第1マーク22形成用のパターンを形成しておく。
このレジストマスクを用いて、チップ領域には第1コンタクトホール88を形成し、同時にマージン領域にはアラインメントマーク10及び第1マーク22それぞれの形成用溝を、エッチング工程により例えば第1絶縁膜80及び絶縁膜82を貫通させて形成する(図示しない。)。
次いで、第1コンタクトホール88から露出した基板面に対して、常法に従うイオン打ち込み工程及び熱拡散工程を行う。このイオン打ち込み工程は、常法に従って、例えばP+、BF2+といったイオンを打ち込む工程である。然る後、打ち込まれたイオンを熱拡散させる熱拡散工程を行う。この熱拡散工程は、例えば、1000℃で10秒程度の加熱処理とすればよい。
次に、第1コンタクトホール88に、金属膜89を常法に従って形成する。金属膜89は、好ましくは、例えば窒化チタン(TiN)膜、コバルト(Co)膜、タンタル(Ta)膜を常法に従って形成すればよい。
さらに、この金属膜89が設けられている第1コンタクトホール88を、常法に従って埋め込む。この工程により、第1コンタクトホール88は、タングステン(W)といった導電性材料により埋め込まれ、プラグ87とされる。このとき、アラインメントマーク10及び第1マーク22それぞれの形成用溝も導電性材料により埋め込まれる。このようにして、プラグ87と同時にアラインメントマーク10及び第1マーク22が形成される。
これらアラインメントマーク10及び第1マーク22は、これより上層にさらなるレジストマスクを形成する際の位置合わせに用いる。
このさらなるレジストマスクの形成工程において、既に形成されていたアラインメントマーク10を使用して、露光装置が具える光学的撮像デバイス(例えば、CCDカメラ)を用いて、露光位置の調整が行われる。
然る後、露光工程が行われてレジストマスクがパターニングされる。このとき、スクライブライン領域には第2マーク24が形成される。
レジストマスクの重ね合わせがうまくいけば、より下層に既に形成されている第1マーク22の中心点C近傍の所定位置に第2マーク24が形成されるはずである。
そして、露光装置が具える光学的撮像デバイスを用いて、第1マーク22と第2マーク24との位置関係の測定が行われる。
結果として、第1マーク22と第2マーク24との位置関係が、許容される範囲内にある場合には次工程に進み、第1マーク22と第2マーク24との位置関係が、許容される範囲以上のずれを有している場合には、レジストマスクは一旦完全に除去される。
次いで、合わせマーク20、すなわち第1マーク22と第2マーク24とのずれた量を勘案してレジストマスクのパターニング工程を、重ね合わせが成功するまで繰り返して行う。
次に、露出面全面、すなわち絶縁膜82の表面82a上及びプラグ87の頂面87a上を覆う絶縁膜84を形成する。絶縁膜84は、好ましくは例えば、シリコン窒化膜として成膜する。
さらに、絶縁膜84上に、第2絶縁膜86を形成する。第2絶縁膜86は、好ましくは例えば、酸化タンタル膜である。第2絶縁膜86の成膜工程は、ターゲットにタンタル(Ta)、プロセスガスにアルゴン(Ar)/酸素(O2)の混合ガスを用いる常法に従ったスパッタリング工程により行うのがよい。
次いで、第2絶縁膜86上に、強誘電体キャパシタ構造体90を形成する。
具体的には、常法に従い、プラチナ等を用いる下部電極92、既に説明したSBTといった膜材料を用いる強誘電体層94及びプラチナ等の膜材料を用いる上部電極96を、順次に成膜して積層構造とする。
プラチナ膜の成膜は、例えばターゲットにプラチナを用い、プロセスガスにアルゴンを用いる常法に従うスパッタリング工程により、任意好適な膜厚で成膜すればよい。SBT膜の成膜は、常法に従って、スピン塗布工程と焼成工程を所望の膜厚に達するまで繰り返すことにより行うことができる。
然る後、常法に従ってレジストマスクを用いたホトリソグラフィ工程及びエッチング工程を行うことにより、メモリセルアレイ領域1にマトリクス状に形成される複数の強誘電体キャパシタ構造体90を形成する。
このとき、マージン領域である第2絶縁膜86上には図5を参照して既に説明した第2の実施の形態の(強誘電体キャパシタ構造体形成用)アラインメントマーク10及び(強誘電体キャパシタ構造体形成用)第1マーク22が同時にパターニング形成される(図示しない。)。このようにして、強誘電体キャパシタ構造体90と同時に、強誘電体キャパシタ構造体90と同じ積層構造を有するアラインメントマーク10及び第1マーク22が形成される。
これらアラインメントマーク10及び第1マーク22は、これより上層にさらなるレジストマスクを形成する際の位置合わせに上述と同様に用いられる。このレジストマスクをパターニングするときに、(強誘電体キャパシタ構造体形成用)第2マーク24が同時にマージン領域に形成されて位置があっているか確認される。
強誘電体キャパシタ構造体90の形成後には、いわゆる回復アニール工程が行われる。すなわち、酸素(O2)雰囲気下、600℃〜750℃で0.5時間〜1時間の加熱処理が行われる。この工程により、エッチング工程時のプラズマダメージにより劣化した強誘電体層94の電気的特性が回復する。
次いで、第3絶縁膜98を成膜する。この第3絶縁膜98は、強誘電体キャパシタ構造体90を覆うように、形成する。第3絶縁膜90は、例えば、TEOSを材料として形成されるシリコン酸化膜である。この第3絶縁膜90は、従来公知のプラズマCVD法により形成すればよい。
引き続き、第3絶縁膜98には、常法に従って、例えば強誘電体キャパシタ構造体90、プラグ87に至る第2コンタクトホール97を形成する。
これら第2コンタクトホール97の形成工程は、従来公知のホトリソグラフィ工程及びエッチング工程により、常法に従って行うことができる。
次いで、第2コンタクトホール97を埋め込んで配線層99を形成する。具体的には、既に説明したアルミニウム合金等を用いて、従来公知のホトリソグラフィ工程及びエッチング工程によりパターニングして、形成すればよい。
配線層99は、第3絶縁膜98の表面98a上に形成する。すなわち配線層99は、プラグ87又は強誘電体キャパシタ構造体90に電気的に接続して形成される。
上述したような強誘電体メモリ(半導体装置)の製造工程に、この発明のアラインメントマーク及び合わせマークを適用すれば、回復アニール工程に起因する、アラインメントマーク及び合わせマークの剥離、チップ領域(メモリセルアレイ領域)にまで至るクラックの発生をより効果的に防止することができる。
(A)図はアラインメントマークを上面側から見た概略的な平面図であり、(B)図はアラインメントマークの写真図である。 アラインメントマークの測定波形を示すグラフである。 (A)図は合わせマークを上面側から見た概略的な平面図であり、(B)図は合わせマークの写真図である。 合わせ測定において検出された信号強度を示すグラフである。 (A)図はアラインメントマークを上面側から見た概略的な平面図であり、(B)図は合わせマークを上面側から見た概略的な平面図である。 強誘電体メモリ装置の切り口を示す模式的な図である。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
1:メモリセルアレイ領域(チップ領域)
10、110:アラインメントマーク
12:直線状配列パターン
12a、112a、22a、122a:長軸
12b、112b、22b、122b:短軸
12X:パターン
14、114:ウェハ
20、120:合わせマーク
22、122:第1マーク
22X、122X:直線状マーク
22Y:ドットマーク
24、124:第2マーク
50:強誘電体メモリ装置
60:半導体基板
70:メモリセル素子
72:メモリセル拡散領域
74:メモリセルゲート絶縁膜
75:フィールド酸化膜
76:メモリセルゲート電極
80:第1絶縁膜
82、84:絶縁膜
82a、98a:表面
86:第2絶縁膜
87:プラグ
87a:頂面
88:第1コンタクトホール
89:金属膜
90:強誘電体キャパシタ構造体
92:下部電極
94:強誘電体層
96:上部電極
97:第2コンタクトホール
97a:キャパシタコンタクトホール
97b:プラグコンタクトホール
98:第3絶縁膜
99:配線層

Claims (19)

  1. 下地の、半導体素子の非形成領域内に設けられているアラインメントマークであって、
    長軸及び短軸を有する短冊状の形状を有するパターンであり、前記長軸をアラインメント調整方向に対して直交する方向に延在させて、複数行かつ複数列のマトリクス状に配列された複数の当該パターンを含むことを特徴とする、光学的撮像デバイスにより検出されるアラインメントマーク。
  2. 前記長軸は最長でも16μmであることを特徴とする請求項1に記載のアラインメントマーク。
  3. 前記長軸は最長でも10μmであることを特徴とする請求項1に記載のアラインメントマーク。
  4. 前記長軸は15μm、かつ前記短軸は1μmであり、複数の前記パターン同士の離間距離は、前記長軸方向に2μm、かつ前記短軸方向に5μmであることを特徴とする請求項1に記載のアラインメントマーク。
  5. 複数の前記パターンは、4行18列のマトリクス状に配列されていることを特徴とする請求項4に記載のアラインメントマーク。
  6. 前記長軸は4μm、かつ前記短軸は1μmであり、複数の前記パターン同士の離間距離は、前記長軸方向に4μm、かつ前記短軸方向に5μmであることを特徴とする請求項1に記載のアラインメントマーク。
  7. 複数の前記パターンは、7行18列のマトリクス状に配列されていることを特徴とする請求項6に記載のアラインメントマーク。
  8. 下地の、半導体素子の非形成領域内に設けられている合わせマークであって、互いに直交する長軸及び短軸を有している複数の短冊状のドットマークが当該長軸を同一方向として直線状に配列されてなる4本の直線状マークを含み、当該直線状マーク2本ずつを1組として、中心点を挟んで互いに平行に正対し、かつ当該中心点を囲んで正方形の輪郭を構成する第1マークと、
    前記第1マークとの相対的な位置関係を測定できる形状及び大きさを有する第2マークと
    を含むことを特徴とする光学的撮像デバイスにより検出される合わせマーク。
  9. 前記直線状マークの長軸は、最長でも16μmであることを特徴とする請求項8に記載の合わせマーク。
  10. 前記直線状マークの長軸は、最長でも10μmであることを特徴とする請求項8に記載の合わせマーク。
  11. 前記直線状マークは、前記長軸が15μmであり、前記短軸が5.5μmであり、かつ互いの前記長軸方向の離間距離が2μmである2本のドットマークからなり、中心点を挟んで対向する2本の前記直線状マークの離間距離は25μmであることを特徴とする請求項8に記載の合わせマーク。
  12. 前記直線状マークは、前記長軸が4μmであり、前記短軸が2μmであり、かつ互いの前記長軸方向の離間距離が4μmである4本のドットマークからなり、中心点を挟んで対向する2本の前記直線状マークの離間距離は40μmであることを特徴とする請求項8に記載の合わせマーク。
  13. 前記第2マークは、前記直線状マークに囲まれる領域内に収まる矩形状の形状であることを特徴とする請求項8から12のいずれか一項に記載の合わせマーク。
  14. マージン領域及びチップ領域が区画されている半導体基板の前記チップ領域に、メモリセル素子を作り込む工程と、
    前記半導体基板の上側全面に、第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜の上側である前記マージン領域に、長軸及び短軸を有する短冊状の形状を有しており、前記長軸をアラインメント調整方向に対して直交する方向に延在させて、複数行かつ複数列のマトリクス状に配列された複数のパターンを含むアラインメントマーク形成用のパターン、及び互いに直交する長軸及び短軸を有している複数の短冊状のドットマークが当該長軸を同一方向として直線状に配列されてなる4本の直線状マークを含み、当該直線状マーク2本ずつを1組として、中心点を挟んで互いに平行に正対し、かつ当該中心点を囲んで正方形の輪郭を構成する合わせマークの一部分である第1マーク形成用のパターンを有しており、前記第1絶縁膜の上側である前記チップ領域にはコンタクトホール形成用のパターンを有する第1レジストマスクを形成する工程と、
    前記第1レジストマスクをマスクとして用いて、前記第1絶縁膜の前記マージン領域にはアラインメントマーク形成用溝及び第1マーク形成用溝、及び前記第1絶縁膜を貫通して前記メモリセル素子に至る複数のコンタクトホールを形成する工程と、
    前記アラインメントマーク形成用溝及び前記第1マーク形成用溝及び前記コンタクトホールを導電性金属で埋め込んで、前記アラインメントマーク、前記第1マーク及び前記コンタクトホールを埋め込むプラグを形成する工程と、
    前記プラグに対して位置合わせを要する第2レジストマスクの形成工程であって、前記マージン領域に、光学的撮像デバイスを用いて前記アラインメントマークを基準として露光位置を調整し、かつ前記第1マークとの相対的な位置関係を測定できる形状及び大きさを有する第2マークにより位置合わせ測定を行う前記第2レジストマスクの形成工程と、
    前記第1マークと前記第2マークとの位置関係の測定を光学的撮像デバイスを用いて行う工程と、
    前記第1マークと前記第2マークとの位置関係が許容範囲内である場合には、前記第2レジストマスクをマスクとして用いて、パターニングを行う工程と、
    前記第1絶縁膜の上側に、第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜上に、強誘電体キャパシタ構造体を形成するための積層構造を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜の上側である前記マージン領域に、長軸及び短軸を有する短冊状の形状を有しており、前記長軸をアラインメント調整方向に対して直交する方向に延在させて、複数行かつ複数列のマトリクス状に配列された複数のパターンを含む強誘電体キャパシタ構造体形成用アラインメントマーク形成用のパターン、及び互いに直交する長軸及び短軸を有している複数の短冊状のドットマークが、当該長軸を同一方向として直線状に配列されてなる4本の直線状マークを含み、当該直線状マーク2本ずつを1組として、中心点を挟んで互いに平行に正対し、かつ当該中心点を囲んで正方形の輪郭を構成する強誘電体キャパシタ構造体形成用合わせマークの一部分である強誘電体キャパシタ構造体形成用第1マーク形成用のパターンを有しており、前記第2絶縁膜の上側である前記チップ領域に、強誘電体キャパシタ構造体形成用のパターンを有する第3レジストマスクを形成する工程と、
    前記第3レジストマスクをマスクとして用いて、前記マージン領域には前記積層構造と同一の層構造を有する強誘電体キャパシタ構造体形成用アラインメントマーク及び強誘電体キャパシタ構造体形成用第1マーク、及び前記チップ領域には前記強誘電体キャパシタ構造体をパターニングする工程と、
    前記強誘電体キャパシタ構造体に対して位置合わせを要する第4レジストマスクの形成工程であって、前記マージン領域では光学的撮像デバイスを用いて前記強誘電体キャパシタ構造体形成用アラインメントマークに基づいて露光位置を調整し、かつ前記第1マークとの相対的な位置関係を測定できる形状及び大きさを有する強誘電体キャパシタ構造体形成用第2マークにより位置合わせ測定を行う前記第4レジストマスクの形成工程と、
    前記強誘電体キャパシタ構造体に対する加熱処理を行う工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 前記コンタクトホールを形成する工程の後であって、当該コンタクトホールを埋め込む前記プラグを形成する工程の前に、前記コンタクトホール内を覆う金属膜を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. マージン領域及びチップ領域が区画されている半導体基板の前記チップ領域に、メモリセル素子を作り込む工程と、
    前記半導体基板の上側全面に、絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の上側である前記マージン領域に、互いに直交する長軸及び短軸を有する短冊状の形状を有しており、前記長軸をアラインメント調整方向に対して直交する方向に延在させて、複数行かつ複数列のマトリクス状に配列された複数のパターンを含むアラインメントマーク形成用のパターン、及び前記絶縁膜の上側である前記チップ領域にはコンタクトホール形成用のパターンを有する第1レジストマスクを形成する工程と、
    前記第1レジストマスクをマスクとして用いて、前記絶縁膜の前記マージン領域にはアラインメントマークの形成用溝、及び前記第1絶縁膜を貫通して前記メモリセル素子に至る複数のコンタクトホールを形成する工程と、
    前記アラインメントマークの形成用溝及び前記コンタクトホールを導電性金属で埋め込んで、前記アラインメントマーク及び前記コンタクトホールを埋め込むプラグを形成する工程と、
    前記プラグに対して位置合わせを要する第2レジストマスクの形成工程であって、前記マージン領域に、光学的撮像デバイスを用いて前記アラインメントマークを基準として露光位置を調整する前記第2レジストマスクの形成工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. マージン領域及びチップ領域が区画されている半導体基板の前記チップ領域に、メモリセル素子を作り込む工程と、
    前記半導体基板の上側全面に、絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の上側である前記マージン領域に、互いに直交する長軸及び短軸を有している複数の短冊状のドットマークが当該長軸を同一方向として直線状に配列されてなる4本の直線状マークを含み、当該直線状マーク2本ずつを1組として、中心点を挟んで互いに平行に正対し、かつ当該中心点を囲んで正方形の輪郭を構成する合わせマークの一部分である第1マーク形成用のパターンを有しており、前記絶縁膜の上側である前記チップ領域にはコンタクトホール形成用のパターンを有する第1レジストマスクを形成する工程と、
    前記第1レジストマスクをマスクとして用いて、前記絶縁膜の前記マージン領域には前記第1マーク形成用溝、及び前記絶縁膜を貫通して前記メモリセル素子に至る複数のコンタクトホールを形成する工程と、
    前記第1マーク形成用溝及び前記コンタクトホールを導電性金属で埋め込んで、前記第1マーク及び前記コンタクトホールを埋め込むプラグを形成する工程と、
    前記プラグに対して位置合わせを要する第2レジストマスクの形成工程であって、前記マージン領域に、前記第1マークとの相対的な位置関係を測定できる形状及び大きさを有する第2マークにより位置合わせ測定を行う前記第2レジストマスクの形成工程と、
    前記第1マークと前記第2マークとの位置関係の測定を光学的撮像デバイスを用いて行う工程と、
    前記第1マークと前記第2マークとの位置関係が許容範囲内である場合には、前記第2レジストマスクをマスクとして用いて、パターニングを行う工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. マージン領域及びチップ領域が区画されている半導体基板の前記チップ領域に、メモリセル素子を作り込む工程と、
    前記半導体基板の上側全面に、絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に、強誘電体キャパシタ構造体を形成するための積層構造を形成する工程と、
    前記絶縁膜の上側であるマージン領域に、互いに直交する長軸及び短軸を有する短冊状の形状を有しており、前記長軸をアラインメント調整方向に対して直交する方向に延在させて、複数行かつ複数列のマトリクス状に配列された複数のパターンを含む強誘電体キャパシタ構造体形成用アラインメントマーク形成用のパターンを有しており、チップ領域には、強誘電体キャパシタ構造体形成用のパターンを有する第1レジストマスクを形成する工程と、
    前記第1レジストマスクをマスクとして用いて、前記マージン領域には前記積層構造と同一の層構造を有する強誘電体キャパシタ構造体形成用アラインメントマーク、及び前記チップ領域には前記強誘電体キャパシタ構造体をパターニングする工程と、
    前記強誘電体キャパシタ構造体に対して位置合わせを要する第2レジストマスクの形成工程であって、前記マージン領域では光学的撮像デバイスを用いて前記強誘電体キャパシタ構造体形成用アラインメントマークに基づいて露光位置を調整する前記第2レジストマスクの形成工程と、
    前記強誘電体キャパシタ構造体に対する加熱処理を行う工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  19. マージン領域及びチップ領域が区画されている半導体基板の前記チップ領域に、メモリセル素子を作り込む工程と、
    前記半導体基板の上側全面に、絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に、強誘電体キャパシタ構造体を形成するための積層構造を形成する工程と、
    前記絶縁膜の上側であるマージン領域に、互いに直交する長軸及び短軸を有している複数の短冊状のドットマークが、当該長軸を同一方向として直線状に配列されてなる4本の直線状マークを含み、当該直線状マーク2本ずつを1組として、中心点を挟んで互いに平行に正対し、かつ当該中心点を囲んで正方形の輪郭を構成する強誘電体キャパシタ構造体形成用合わせマークの一部分である強誘電体キャパシタ構造体形成用第1マーク形成用のパターンを有しており、前記絶縁膜の上側である前記チップ領域に、強誘電体キャパシタ構造体形成用のパターンを有する第1レジストマスクを形成する工程と、
    前記第1レジストマスクをマスクとして用いて、前記マージン領域には強誘電体キャパシタ構造体形成用第1マーク、及び前記チップ領域には前記強誘電体キャパシタ構造体をパターニングする工程と、
    前記強誘電体キャパシタ構造体に対して位置合わせを要する第2レジストマスクの形成工程であって、前記マージン領域では前記第1マークとの相対的な位置関係を測定できる形状及び大きさを有する強誘電体キャパシタ構造体形成用第2マークにより光学的撮像デバイスを用いて位置合わせ測定を行う工程と、
    前記第1マークと前記第2マークとの位置関係が許容範囲内である場合には、前記第2レジストマスクをマスクとして用いて、パターニングを行う工程と、
    前記強誘電体キャパシタ構造体に対する加熱処理を行う工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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