JP2001044105A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2001044105A
JP2001044105A JP11214072A JP21407299A JP2001044105A JP 2001044105 A JP2001044105 A JP 2001044105A JP 11214072 A JP11214072 A JP 11214072A JP 21407299 A JP21407299 A JP 21407299A JP 2001044105 A JP2001044105 A JP 2001044105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mark
area
region
mark area
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11214072A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoko Sasahara
郷子 笹原
Kenji Hiruma
健司 晝間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11214072A priority Critical patent/JP2001044105A/ja
Publication of JP2001044105A publication Critical patent/JP2001044105A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 銅系材料を用いた埋込配線を有する半導体装
置の製造方法において、半導体ウエハ上に形成されたマ
ークの検出精度を向上させる。 【解決手段】 マーク領域の各第1領域1Mx1内に、
複数の微細なパターン1maをドット状に規則的に並べ
て配置し、マーク検出光に対する反射率を操作した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術に関し、特に、露光処理時に用いるフォトマスク
(レチクルを含む;以下、単にマスクともいう)と半導
体ウエハとの位置合わせ技術に適用して有効な技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程における縮小投影
露光工程においては、例えばマスクと半導体ウエハとの
平面的な位置合わせが行われている。この位置合わせ方
式には、例えば半導体ウエハ上に形成された位置合わせ
マークを露光装置のアライメントセンサで検出する方
式、半導体ウエハ上に形成された位置合わせマークをカ
メラによって画像として取り込み、その信号データから
マークの中心を検出する方式等がある。
【0003】半導体ウエハ上の位置合わせマークは、凸
または凹の段差を設けるものが一般的である。位置合わ
せは、露光処理に先立ち、位置合わせマーク領域に対し
て、例えばレーザビームを用いて走査し、マーク部また
はその両側の段差部からの反射光、散乱光を検出する。
この光検出信号により、ウエハステージの位置がレーザ
干渉計により計測され、マーク位置座標を測定すること
ができる。このレーザビームは、一般的にマーク検出時
にレジスト膜を感光させることがないように、露光光よ
り長波長のビームが用いられる。
【0004】縮小投影露光装置では、例えばマスクのマ
ークとウエハステージ上でのウエハマーク位置座標を基
に、半導体ウエハ上の回路パターンとマスクパターンと
を位置合わせを行う。その後、マスク上の回路パターン
を半導体ウエハ上に転写する。半導体ウエハ上に回路パ
ターンが配列されており、半導体ウエハ上の複数の位置
合わせマーク位置の計測から、回路パターンの配列精度
を求め、その座標に従って、露光装置のステージ精度で
露光することも行われている。続いて、現像処理してレ
ジストパターンを形成する。その後レジストパターンを
エッチングマスクとして、半導体ウエハ上の絶縁膜また
は金属膜のエッチング加工を施し、半導体ウエハ上に配
線パターン等を形成する。
【0005】このようなマークに関する技術について
は、例えば特開平5−67611号公報、特開平6−1
12301号公報または特開平6−124948号公報
等に記載がある。上記特開平5−67611号公報に
は、マーク領域の補助金属を部分的に露光し、エッチン
グ除去することで、平坦化されないマークを形成する技
術が開示されている。また、特開平6−112301号
公報には、マーク領域にレーザ光を照射して、配線層を
平坦化する工程を経ても合わせマークが配線層の金属に
より埋め込まれないようにした技術が開示されている。
さらに、特開平6−124948号公報には、合わせマ
ーク以外の凹部に金属材料を埋め込み、その後、研磨処
理を施す配線形成技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記マーク
を検出する技術においては、以下の課題があることを本
発明者は見出した。
【0007】すなわち、マークの材料や構造等によって
は所望の反射率強度が得られないため、アライメント信
号のプロファイルのコントラストが充分に得られず、マ
ーク検出精度が劣化してしまう問題である。この問題
は、例えば層間絶縁膜に形成された窪み内に配線材料を
埋め込むことで埋込配線を形成する、いわゆるダマシン
法と称する配線形成プロセスを用いた場合に特に顕著と
なる。これは、例えば次の理由が考えられる。
【0008】第1に、ダマシン法においては、配線材料
として銅を使用しているが、マークも配線と同様に銅に
よって構成すると、銅の反射率が高いために、マークと
バックグラウンドとの反射光強度の間に差が得られず、
マーク検出信号の検出精度が劣化するものである。
【0009】また、第2に、ダマシン法におけるCMP
(Chemical Mechanical Polish)処理においては、配線
形成用の導体膜の研磨と同時にマークをも研磨してしま
うため、マークの形状や膜厚がディッシング等により半
導体ウエハの面内において不均一になる結果、半導体ウ
エハ面内におけるマークの検出信号強度にばらつきが生
じ易いためである。
【0010】また、本発明者は、本発明に基づいてマー
クの形状という観点で公知例を調査した技術として、例
えば特開平1−228130号公報があるが、この技術
は、アライメント検出光の光量を確保するための構成で
あるのに対し、アライメント検出信号の形成を行う本願
発明とは技術的な思想が異なるものである。
【0011】本発明の目的は、半導体ウエハ上に形成さ
れたマークの検出精度を向上させることのできる技術を
提供することにある。
【0012】また、本発明の目的は、銅系材料を用いた
埋込配線を有する半導体装置の製造方法において、半導
体ウエハ上に形成されたマークの検出精度を向上させる
ことのできる技術を提供することにある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0015】すなわち、本発明は、半導体基板に形成さ
れたマーク領域に照射された検出光によって反射された
反射光の光反射率を、マーク領域の第1領域の構成また
は材料によって操作するものである。
【0016】また、本発明は、(a)半導体基板におい
て、マーク領域を構成する第1領域内に互いに離間する
複数の微細パターンを形成する工程と、(b)前記マー
ク領域に検出光を照射し、反射された反射光を検出する
工程とを有するものである。
【0017】また、本発明は、半導体基板に形成された
マーク領域に照射された検出光によって反射された反射
光の検出工程によって得られるマーク領域の第1領域の
信号レベルがバックグラウンド領域の信号レベルに対し
て正または負となるように、前記マーク領域の第1領域
内のパターン構成を設定したものである。
【0018】また、本発明は、(a)半導体基板にマー
ク領域を形成する工程と、(b)前記半導体基板に集積
回路パターンを形成する工程と、(c)前記マーク領域
に検出光を照射し、反射された反射光を検出する工程と
を有し、前記マーク領域内の第1領域を、前記集積回路
パターンの構成材料とは反射率の異なる材料で形成する
ものである。
【0019】また、本発明は、(a)半導体基板上の層
間絶縁膜に配線およびマーク領域を形成するための窪み
を形成する工程と、(b)前記窪み内に第1導体膜を埋
め込むことにより埋込配線および埋込マーク領域を形成
する工程と、(c)前記埋込マーク領域に検出光を照射
し、反射された反射光を検出する工程とを有し、前記埋
込マーク領域の第1領域の光反射率を、その第1領域の
構成または材料によって操作するものである。
【0020】また、本発明は、(a)半導体基板上の層
間絶縁膜に配線およびマーク領域を形成するための窪み
を形成する工程と、(b)前記窪み内に第1導体膜を埋
め込むことにより埋込配線および埋込マーク領域を形成
する工程と、(c)前記埋込マーク領域に検出光を照射
し、反射された反射光を検出する工程とを有し、前記
(c)工程によって得られる埋込マーク領域の第1領域
の信号レベルがバックグラウンドに対して正または負と
なるように、前記埋込マーク領域の第1領域のパターン
構成を設定したものである。
【0021】また、本発明は、前記埋込マーク領域の第
1領域内に互いに離間する複数の微細パターンを配置し
たものである。
【0022】また、本発明は、前記第1導体膜が同一工
程時に堆積された銅または銅合金からなる導体膜を有す
るものである。
【0023】さらに、本発明は、半導体基板に形成され
たマーク領域に検出光を照射し、反射された反射光を検
出する工程を有し、前記マーク領域の第1領域のパター
ンを銅または銅合金で構成し、前記マーク領域の第1領
域の光反射率を、その第1領域のパターン構成によって
操作するものである。
【0024】本願において開示される発明のうち、他の
概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0025】すなわち、本発明は、半導体基板に形成さ
れたマーク領域に検出光を照射し、反射された反射光を
検出する工程に際し、前記マーク領域の第1領域の光反
射率とバックグランド領域の光反射率とが相対的に大き
くなるように、前記マーク領域の第1領域に互いに離間
する複数の微細パターンを半導体基板に転写するフォト
マスク構造とするものである。
【0026】また、本発明は、半導体基板に形成された
マーク領域に検出光を照射し、反射された反射光を検出
する工程によって得られるマーク領域の第1領域の信号
レベルがバックグラウンド領域の信号レベルに対して正
または負となるように、前記マーク領域の第1領域に互
いに離間する複数の微細パターンを半導体基板に転写す
るフォトマスク構造とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、本実
施の形態においては、pチャネル型のMISFET(Me
tal Insulator Semiconductor Field Effect Transisto
r )をpMISと略し、nチャネル型のMISFETを
nMISと略す。
【0028】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態である半導体装置の所定の製造工程中における半
導体ウエハの全体平面図を模式的に示している。半導体
ウエハ1は、例えば単結晶シリコンからなる略平面円形
状の半導体基板を主体として構成されている。半導体ウ
エハ1の主面には、例えば平面四角形状に形成された複
数の半導体チップ1Cが規則的に並んで配置されてい
る。各々の半導体チップ1Cには、マーク領域1Mが配
置されている。このマーク領域1Mは、例えば半導体ウ
エハとフォトマスクとの相対的な平面位置を合わせた
り、合わせずれ測定等のようなパターンの校正に用いた
りするものである。
【0029】図1には、半導体チップ1Cの互いに垂直
な二辺の近傍にそれぞれマーク領域1Mx、1Myが配
置されている場合が例示されている。マーク領域1Mx
は、半導体チップ1CのX軸方向の合わせや校正等に使
用し、マーク領域1Myは、半導体チップ1CのY軸方
向の合わせや校正等に使用する。マーク領域1Mx,1
Myの大きさは、例えば180×80μm程度である。
ただし、マーク1Mの配置は、これに限定されるもので
はなく種々変更可能であり、例えば各半導体チップ1C
の四辺近傍にマーク1Mを配置しても良い。これによ
り、上記位置合わせや校正の精度を向上させることが可
能となる。
【0030】図2(a)、(b)は、それぞれ図1のマ
ーク領域1Mx,1Myの全体平面図を拡大して模式的
に示している。マーク領域1Mx,1Myの各々には、
例えば平面帯状に区画された複数の第1領域1Mx1,
1My1が、その長辺を互いに平行にさせた状態で、所
定の寸法を隔てて並んで配置されている。第1領域1M
x、1Myの長辺の長さは、縮小投影露光装置のマーク
検出手段によって読み取るのに必要な長さに設定されて
おり、例えば60〜70μm程度である。また、互いに
隣接する第1領域1Mx1の幅方向中心線間の長さおよ
び互いに隣接する第1領域1My1の幅方向中心線間の
長さは、露光装置のアライメントシステムによって決ま
るが、例えば10〜20μm程度である。
【0031】この図2(a)の破線で示す領域を拡大し
て示したのが図3である。また、図3の一部を拡大して
示したのが図4である。なお、図2(b)のマーク領域
1Myの第1領域1My1の構成は、図2(a)のマー
ク領域1Mxの第1領域1Mx1の構成と同じなので、
第1領域1Mx1の構成を代表として説明する。
【0032】各第1領域1Mx1には、複数の微細なパ
ターン1maが図3および図4の上下左右方向に所定の
寸法を隔ててドット状に規則的に並んで配置されてい
る。このパターン1maは、例えば銅等のような導体膜
が埋め込まれてなる。パターン1maの平面寸法は、例
えば後述の埋込配線の幅に合わせて形成されており、例
えば1×1μm程度である。また、互いに隣接するパタ
ーン1maの隣接間隔は、例えば1μm程度である。こ
こでは、パターン1maの隣接間隔が図3および図4の
上下左右で一定になっているが、これに限定されるもの
ではなく種々変更可能であり、例えばパターン1maの
隣接間隔を変えることによってマーク検出光に対する反
射光の強度を種々変えることができる。なお、図3およ
び図4は、パターン1maの設計上の形状を示している
ので、その平面形状が正方形状となっているが、半導体
ウエハ上に転写された実際のパターン1maは、その角
が取れて平面略円形状になっている。
【0033】このように、本実施の形態1においては、
マーク領域1Mx、1My(1M)の第1領域1Mx
1,1My1内に複数の微細なパターン1maを配置す
ることにより、マーク検出光の反射率を操作することが
できる。すなわち、マークの構成材料としてマーク検出
光に対する反射率の高い材料を使用せざるを得ない場合
(例えば配線材料の銅を製造上の容易性からマーク材料
として使用する場合)であっても、マーク検出光の反射
光の強度を、第1領域1Mx1(1My1)内全面を覆
うようにパターンが形成されている場合に比べて低減す
ることができる。このため、マーク検出時におけるマー
ク信号とバックグラウンドとのコントラストを大きくと
ることができるので、マーク検出精度を向上させること
が可能となる。したがって、フォトマスクと半導体ウエ
ハとの位置合わせ精度や校正の精度を向上させることが
できるので、半導体装置の信頼性、性能および歩留まり
を向上させることが可能となる。また、半導体装置の構
成部の微細化、高集積化を推進させることが可能とな
る。
【0034】図5は、上記マーク領域の検出信号波形を
模式的に示した図である。横軸は位置を示し、縦軸は光
強度(信号レベル)を示している。検出方法としては、
例えば白色光(波長530〜800nm程度)を用いた
明視野検出方法を採用した。信号波形の負の位置がマー
ク領域1M(1Mx,1My)の第1領域1Mx1,1
My1に対応している。このように本実施の形態1にお
いては、マーク信号をバックグラウンドに対して常に負
とすることができる。したがって、マーク領域1Mの検
出精度を向上させることができる。
【0035】また、図6は、マーク信号の良否を示した
ものである。図6(a)〜(c)は、本実施の形態1の
マークを用いた場合に検出されるマーク信号の一例であ
る。マーク信号波形の形状は、矩形状(a)、逆三角形
状(b)および矩形波形の底部に小さなノイズが入るも
の(c)等あるが、いずれの場合もマーク信号を良好に
検出することができる。図6(d)〜(f)は、本発明
者が本発明をするのに検討した技術であって、マーク領
域の第1領域の全領域に導体膜のパターンが埋め込まれ
ている技術を用いた場合に検出されるマーク信号の一例
である。この場合は、マーク信号の検出が困難となる。
【0036】次に、本実施の形態1の半導体集積回路装
置の製造工程において用いる露光装置の一例を図7によ
って説明する。
【0037】露光装置2は、例えば縮小率が1/5、コ
ヒーレンシが0.3および投影光学レンズの開口特性が0.
5の縮小投影露光装置である。この露光装置2の光学系
は、露光光源2aと、試料ステージ2bとを結ぶ露光上
に配置されており、ミラー2c1 ,2c2 、シャッタ2
d、フライアイレンズ2e、コンデンサレンズ2fおよ
び縮小投影光学レンズ系2gを有している。
【0038】フォトマスクMは、露光装置2のコンデン
サレンズ2fと、縮小投影光学レンズ系2gとの間に、
アライメント光学系2hによって半導体ウエハ1との位
置合わせが行われた状態で載置されている。なお、半導
体ウエハ1の上面には感光性のフォトレジスト膜がスピ
ン塗布法等によって塗布されている。
【0039】露光光源2aは、例えばi線(波長365
nm)等のような光Lpを放射する高圧水銀ランプであ
る。露光光源2aから放射された光Lpは、ミラー2c
1 、2c2 、コンデンサレンズ2f、フォトマスクMお
よび縮小投影光学レンズ2gを介して試料ステージ2b
上の半導体ウエハ1の主面に照射されるようになってい
る。すなわち、このフォトマスクMを透過した光によっ
て形成されるパターンは、縮小投影光学レンズ2gを通
じて縮小され、半導体ウエハ1上のフォトレジスト膜に
結像され転写されるようになっている。露光は、通常、
半導体ウエハに形成した集積回路チップ単位で行う。半
導体ウエハ1のマーク検出と露光とを複数回繰り返す方
式を採る場合もある。なお、この露光の際に、上記マー
ク領域1Mのパターンも半導体ウエハに転写される。す
なわち、マスクには上記マーク領域1Mを転写するため
のパターンが形成されている。
【0040】この露光方式としては、例えばステップ&
スキャン露光方式を採用しても良い。ステップ&スキャ
ン露光方式は、縮小投影露光の一種であるが、同一の縮
小投影レンズを用いて有効となる露光領域を得ることを
目的としている。この場合、フォトマスクMと半導体ウ
エハ1とをそれぞれレーザ干渉により高い精度で位置座
標の測定を行いながら同期させて共に動かしつつ、フォ
トマスクMの主面に、例えばエキシマレーザ光等を照射
することにより、フォトマスクM上の露光領域を走査す
る。これに対応して、半導体ウエハ1上のフォトレジス
ト膜面にフォトマスクM上のパターンが縮小投影され
る。この方法を採用する場合は、露光スループットが低
下するので、その対策として、縮小率を×5から×4に
する方式が採用されれている。光源としては、例えばK
rFエキシマレーザ(波長248nm)が採用されてい
る。
【0041】露光に先立つ半導体ウエハ1とフォトマス
クMとの位置合わせは、アライメント光学系とウエハス
テージのレーザ干渉計とが用いられて行われている。す
なわち、半導体ウエハ1の上記マーク領域1Mの位置が
ウエハステージの位置座標に換算され、この換算結果に
基づいてウエハステージが移動されて半導体ウエハ1と
フォトマスクMとの位置合わせが行われている。図7に
おいては、説明の都合上、フォトマスクM上の位置合わ
せマークと半導体ウエハ1上のマーク領域とが一対一対
応となっている。ただし、一般的には、フォトマスクM
を縮小投影露光装置にアライメントし、同装置のウエハ
ステージ座標を測定するレーザ干渉計を基準に半導体ウ
エハ1を位置合わせするので、一対一対応でなくても良
い。半導体ウエハ1上のマーク領域を数点測定し、場合
によっては統計処理して、ウエハステージ座標のレーザ
干渉計を基準として、ウエハステージを移動させて順次
露光処理が行われる。半導体ウエハ1上にポジ形のフォ
トレジスト膜を塗布した場合は、光が当たった領域が除
去され、光が当たらなかった領域がパターンとして残
る。したがって、フォトマスクM上の透過領域がポジ形
のフォトレジスト膜においては溝として形成される。こ
のフォトレジストパターンをエッチングマスクとして用
い、半導体ウエハを加工する。
【0042】次に、本発明の技術思想を、例えばCMO
S(Complementary MOS )回路を有する半導体装置の製
造方法に適用した場合を図8〜図20によって説明す
る。なお、図8〜図20において、(a)は素子形成領
域を示し、(b)は上記マーク領域1M(1Mx,1M
y)を示している。
【0043】図8に示すように、上記半導体ウエハ1を
構成する半導体基板1sは、例えばp- 型のシリコン単
結晶からなる。半導体基板1sの主面から所定の深さに
渡っては、nウエル3nおよびpウエル3pが形成され
ている。nウエル3nには、例えばリンまたはヒ素が含
有されている。また、pウエル3pには、例えばホウ素
が含有されている。また、半導体基板1sの主面側に
は、例えば溝型の分離部4(トレンチアイソレーショ
ン)が形成されている。この分離部4は、半導体基板1
sの主面から半導体基板1sの厚さ方向に掘られた溝内
に、例えば酸化シリコン膜からなる分離用の絶縁膜が埋
め込まれて形成されている。
【0044】この分離部4に囲まれた活性領域には、p
MISQpおよびnMISQnが形成されている。pM
ISQpおよびnMISQnのゲート絶縁膜5は、例え
ば酸化シリコン膜からなる。このゲート絶縁膜5に対し
て窒化処理を施すことにより、ゲート絶縁膜5と半導体
基板1sとの界面に窒素を偏析させても良い。これによ
り、pMISQpおよびnMISQnにおけるホットキ
ャリア効果を抑制できるので、微細な寸法のまま素子特
性を向上させることができる。また、pMISQpおよ
びnMISQnのゲート電極6は、例えば低抵抗ポリシ
リコン上に、例えばコバルトシリサイドまたはタングス
テンシリサイド等のようなシリサイド膜を設けた、いわ
ゆるポリサイド構造となっている。ただし、ゲート電極
6は、例えば低抵抗ポリシリコンの単体膜で形成しても
良いし、例えば低抵抗ポリシリコン膜上に窒化チタンや
窒化タングステン等のようなバリア層を介してタングス
テン等のような金属膜を設けた、いわゆるポリメタル構
造としても良い。ゲート長は、例えば0.14μm程度
である。このゲート電極6の側面には、例えば酸化シリ
コン膜または窒化シリコン膜からなるサイドウォール7
が形成されている。また、pMISQpのソース、ドレ
イン領域を構成する半導体領域8aには、例えばホウ素
が含有されている。この半導体領域8aの上面には、例
えばコバルトシリサイドまたはタングステンシリサイド
等のようなシリサイド層8bが形成されている。また、
nMISQnのソース、ドレイン領域を構成する半導体
領域9aには、例えばリンまたはヒ素が含有されてい
る。この半導体領域9aの上面には、例えばコバルトシ
リサイドまたはタングステンシリサイド等のようなシリ
サイド層9bが形成されている。なお、ゲート電極6の
シリサイド層および半導体領域8a,9a上のシリサイ
ド層8b、9bは、同工程時に形成されている。
【0045】この半導体基板1sの主面上(分離部4の
上面上を含む)には、層間絶縁膜10aが堆積されてい
る。これにより、pMISQpおよびnMISQnは覆
われている。この層間絶縁膜10aは、例えば酸化シリ
コン膜または有機SOG(Spin On Glass )膜からな
り、その上面はCMP(Chemical Mechanical Polish)
法等によって平坦化されている。層間絶縁膜10aの上
面には、第1層配線11L1が形成されている。第1層
配線11L1は、例えばタングステンからなり、層間絶
縁膜10aに穿孔された平面略円形状のコンタクトホー
ル12内のプラグ13を通じて上記pMISQpまたは
nMISQnの半導体領域8a、9aと電気的に接続さ
れている。プラグ13は、コンタクトホール12の側面
および底面に被着されたチタン、窒化チタンまたはこれ
らの積層膜等からなる相対的に薄い第1の導体膜と、そ
の第1の導体膜が被着されたコンタクトホール12の内
部に埋め込まれたタングステン等からなる第2の導体膜
とを有している。第1の導体膜は、プラグ13と層間絶
縁膜10aとの密着性を向上させる機能を有している。
このプラグ13の第1の導体膜は上記シリサイド層8
b、9bと直接接している。
【0046】素子形成領域における層間絶縁膜10a上
には、例えば酸化シリコン膜や有機SOG膜からなる層
間絶縁膜10bが堆積されており、これによって第1層
配線11L1が覆われている。層間絶縁膜10bの一部
には、例えば平面略円形状に形成されたスルーホール1
4aが穿孔されており、その底面から第1層配線11L
1の一部が露出されている。また、マーク領域における
層間絶縁膜10bには、例えば平面円形状のマーク形成
用の孔1mh1が複数個所定の寸法を隔てて形成されて
いる。このマーク形成用の孔1mh1は、上記微細なパ
ターン1ma(図3等参照)を形成する孔である。この
マーク形成用の孔1mh1は、スルーホール14aの形
成工程時に穿孔されている。この孔1mh1の直径は、
スルーホール14aの直径とほぼ同程度になっている。
【0047】このような半導体基板1sにおいて、図9
に示すように、例えば窒化チタン(TiN)、タンタル
(Ta)または窒化タンタル(TaN)等からなる導体
膜(第1導体膜)15a、例えば銅からなる導体膜(第
1導体膜)16aを、層間絶縁膜10b上、スルーホー
ル14a内および孔1mh1内に下層から順に堆積す
る。この導体膜15aは、例えばスパッタリング法によ
って形成されており、例えば銅原子の拡散を抑制する機
能および層間絶縁膜と配線材料との密着性を向上させる
機能を有している。また、導体膜16aの堆積方法とし
ては、例えばメッキ法、CVD法またはスパッタリング
法等がある。電解メッキ法を用いる場合には、導体膜1
5a上に予め、例えば銅からなる薄いシード(Seed)導
体膜をスパッタリング法によって堆積しておく。続い
て、その導体膜15a,16aがスルーホール14a内
および孔1mh1内に残るように、導体膜15a、16
aの不要な部分をCMP法等によって研磨して除去する
ことにより、図10に示すように、スルーホール14a
内にプラグ17aを形成し、かつ、孔1mh1内にマー
ク用の微細なパターン1ma1(1ma)を形成する。
このように微細なパターン1ma1は、その上面が層間
絶縁膜10bの上面とほぼ同じになる程度になって孔1
mh1内に埋め込まれて形成されている。その後、図1
1に示すように、層間絶縁膜10b、プラグ17aおよ
び微細なパターン1maの上面上に、例えば窒化シリコ
ン膜等からなる絶縁膜18aをCVD法等によって堆積
した後、その上に、例えば酸化シリコン膜または有機S
OG膜からなる層間絶縁膜10cを堆積する。
【0048】次いで、図12に示すように、層間絶縁膜
10c上に、フォトレジスト膜19aを形成する。この
フォトレジスト膜19aは、配線形成領域が露出され、
かつ、それ以外の領域が覆われるようにパターニングさ
れている。このフォトレジスト膜19aのパターニング
工程に先立って、上記した露光装置2によってこの段階
のマーク領域1M(パターン1ma1)を検出すること
で、半導体ウエハ1とフォトマスクとの平面的な位置合
わせが行われる。本実施の形態1においては、マーク検
出精度を向上させることができるので、その位置合わせ
精度を向上させることができる。このため、プラグ17
aと配線(後述の第1層目の埋込配線)との合わせ精度
を向上させることができる。したがって、上下層間の接
続上の信頼性を向上させることができる。また、プラグ
17aと配線との合わせ余裕を小さくできる。したがっ
て配線に関する寸法を縮小させることができる。
【0049】続いて、このフォトレジスト膜19aをエ
ッチングマスクとし、かつ、絶縁膜18aをエッチング
ストッパとして、そこから層間絶縁膜10cをプラズマ
ドライエッチング処理によって選択的に除去することに
より、溝20aおよび孔1mh2を形成する。ここでは
酸化シリコン膜の方が窒化シリコン膜よりもエッチング
除去され易い条件でエッチング処理を行う。これによ
り、酸化シリコン膜10cを選択的に除去できる。ま
た、溝20aおよび孔1mh2の底面には絶縁膜18a
が残されている。その後、フォトレジスト膜19aをア
ッシング処理によって除去した後、溝20aおよび孔1
mh2の底面から露出する絶縁膜18aをプラズマドラ
イエッチング処理によって選択的に除去する。これによ
り、溝20aの底面からプラグ17aの上面が露出され
る。
【0050】次いで、図13に示すように、導体膜(第
1導体膜)15bおよび導体膜(第1導体膜)16b
を、層間絶縁膜10c上、溝20a内および孔1mh2
内に下層から順に堆積する。この導体膜15bは、例え
ば上記導体膜15aと同じ材料および方法によって堆積
され、同じ機能を有している。また、導体膜16bは、
例えば上記導体膜16aと同じ材料および方法によって
堆積され、同じ機能を有している。続いて、その導体膜
15b,16bが溝20a内および孔1mh2内に残る
ように、導体膜15b、16bの不要な部分をCMP法
等によって研磨して除去することにより、図14に示す
ように、溝20a内に第2層配線11L2を形成し、か
つ、孔1mh2内にマーク用の微細なパターン1ma2
(1ma)を形成する。この微細なパターン1ma2
は、その上面が層間絶縁膜10cの上面とほぼ同じにな
る程度になって孔1mh2内に埋め込まれて形成されて
いる。その後、層間絶縁膜10c、第2層配線11L2
および微細なパターン1ma2の上面上に、例えば窒化
シリコン膜等からなる絶縁膜18bをCVD法等によっ
て堆積した後、その上に、例えば酸化シリコン膜または
有機SOG膜からなる層間絶縁膜10dを堆積し、さら
にその上に、例えば窒化シリコン膜等からなる絶縁膜1
8cをCVD法等によって堆積する。
【0051】次いで、絶縁膜18c上に、スルーホール
形成領域が露出され、それ以外の領域が覆われるような
フォトレジスト膜19bを形成する。この際は、上記し
た露光装置2によってこの段階のマーク領域1M(パタ
ーン1ma2)を検出することで、半導体ウエハ1とフ
ォトマスクとの平面的な位置合わせが行われる。この場
合においてもマーク検出精度を向上させることができた
ので、その位置合わせ精度を向上させることができた。
このため、微細なスルーホールと第2層目の埋込配線
(11L2)との合わせ精度を向上させることができ
る。このため、スルーホールと埋込配線との接続上の信
頼性を向上させることができる。また、スルーホールと
埋込配線との合わせ余裕を小さくできるので、配線に関
する寸法の縮小が可能である。
【0052】続いて、フォトレジスト膜19bをエッチ
ングマスクとして、図15に示すように、絶縁膜18c
にスルーホール14b、14cを穿孔する。続いて、半
導体基板1sの主面上に、例えば酸化シリコン膜または
有機SOG膜からなる層間絶縁膜10eをCVD法等に
よって堆積し、絶縁膜18cを覆った後、その上に、フ
ォトレジスト膜19cを形成する。フォトレジスト膜1
9cは、配線、スルーホールおよびマーク領域の一部が
露出され、それ以外が覆われるようにパターニングされ
ている。このフォトレジスト膜19cのパターニング工
程においても、上記した露光装置2によってこの段階の
マーク領域1M(パターン1ma2)を検出すること
で、半導体ウエハ1とフォトマスクとの平面的な位置合
わせが行われる。この場合もマーク検出精度を向上させ
ることができるので、その位置合わせ精度を向上させる
ことができる。
【0053】その後、このフォトレジスト膜19cをエ
ッチングマスクとし、かつ、絶縁膜18cをエッチング
ストッパとして、そこから露出する層間絶縁膜10eを
エッチング処理によって選択的に除去することにより、
図16に示すように、素子形成領域の層間絶縁膜10e
に溝20bおよびスルーホール14dを形成し、かつ、
マーク領域の層間絶縁膜10eに孔1mh3を形成す
る。さらに、続けて同様のエッチング処理を施すことに
より、溝20bの底部のスルーホール14b、14c、
14dから露出する層間絶縁膜10dを選択的にエッチ
ング除去する。これにより、図17に示すように、層間
絶縁膜10dにスルーホール14e、14fを形成す
る。このスルーホール14eは、溝20bの底部からス
ルーホール14bを通じて下層に延びている。また、ス
ルーホール14fは、スルーホール14dの底部からス
ルーホール14cを通じて下層に延びている。このエッ
チング処理では、酸化シリコン膜の方が窒化シリコン膜
よりもエッチング除去され易い条件で行う。したがっ
て、マーク領域の孔1mh3の底部には絶縁膜18cが
残されているのでエッチングはあまり進行しない。ま
た、この段階において溝20bおよびスルーホール14
e、14fの底部にはそれぞれ絶縁膜18c、18bが
残されている。
【0054】次いで、フォトレジスト膜19cをアッシ
ング処理によって除去した後、溝20bおよびスルーホ
ール14e、14fの底面から露出する絶縁膜18b、
18cをプラズマドライエッチング処理によって図18
に示すように除去する。このエッチング処理では、窒化
シリコン膜を選択的にエッチング除去する。これによ
り、溝20bの底面から層間絶縁膜10dの上面が露出
され、スルーホール14e、14fの底面から第2層配
線11L2の上面が露出される。
【0055】次いで、図19に示すように、導体膜(第
1導体膜)15cおよび導体膜(第1導体膜)16c
を、層間絶縁膜10e上、溝20b内、スルーホール1
4b、14c、14d、14e、14f内および孔1m
h3内に下層から順に堆積する。この導体膜15cは、
例えば上記導体膜15aと同じ材料および方法によって
形成され、同じ機能を有している。また、導体膜16c
は、例えば上記導体膜16aと同じ材料および方法によ
って同じように形成され、同じ機能を有している。続い
て、その導体膜15c,16cが溝20b内、スルーホ
ール14b、14c、14d、14e、14f内および
孔1mh3内に残るように、導体膜15c、16cの不
要な部分をCMP法等によって研磨して除去することに
より、図20に示すように、溝20b内に第3層配線1
1L3を形成し、スルーホール14c、14d、14f
内にプラグ17bを形成し、かつ、孔1mh3内にマー
ク用の微細なパターン1ma3(1ma)を形成する。
この微細なパターン1ma3は、その上面が層間絶縁膜
10eの上面とほぼ同じになる程度になって孔1mh3
内に埋め込まれて形成されている。その後、層間絶縁膜
10e、第3層配線11L3および微細なパターン1m
a3の上面上に、例えば窒化シリコン膜等からなる絶縁
膜18dをCVD法等によって堆積する。これ以降は、
上記配線形成工程を繰り返すことにより、多層配線構造
のCMIS回路を有する半導体装置を製造する。
【0056】(実施の形態2)本実施の形態2において
は、図21に示すように、マーク領域1Mの第1領域1
Mx1(1My1)内に、例えば平面帯状の微細なパタ
ーン1mbが、その長辺を平行にした状態で複数本並ん
で配置されている。このパターン1mbの長辺の長さ
は、上記第1領域1Mx1(1My1)の長辺の長さに
等しい。また、パターン1mbの幅は、例えば1μm程
度、互いに隣接するパターン1mb間の寸法も、例えば
1μm程度である。それ以外は、前記実施の形態1にお
いて説明したパターン1ma,1ma1〜1ma3(図
3等参照)と同じである。
【0057】このような本実施の形態2のおいても、前
記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。ま
た、本実施の形態2においては、パターン1mbを埋め
込む溝の平面積を前記実施の形態1の場合よりも大きく
することができるので、パターン1mbの半導体基板に
対する接着強度を向上させることができる。したがっ
て、例えばCMP処理等によりパターン1mbが剥離し
たり、パターン1mbの形状が劣化したりする問題を回
避することができるので、その剥離や形状劣化に起因す
るパターン1mbの検出精度の低下を招くことなく、パ
ターン1mbの検出感度を向上させることができる。
【0058】(実施の形態3)本実施の形態3において
は、図22に示すように、マーク領域1Mの第1領域1
Mx1(1My1)内に、例えば平面長方形状の微細な
パターン1mcが、その長辺を第1領域1M1(1My
1)の長辺に平行にした状態で、第1領域1M1(1M
y1)の幅方向および長手方向に沿って所定の間隔をお
いて複数個規則的に並んで配置されている。パターン1
mcの幅は、例えば1μm程度、互いに幅方向に隣接す
るパターン1mc間の寸法も、例えば1μm程度であ
る。それ以外は、前記実施の形態1において説明したパ
ターン1ma,1ma1〜1ma3(図3等参照)と同
じである。
【0059】このような本実施の形態3のおいても、前
記実施の形態1,2で得られた効果を得ることが可能と
なる。
【0060】(実施の形態4)本実施の形態4において
は、図23に示すように、マーク領域1Mの第1領域1
Mx1(1My1)内に、例えば平面長方形状の微細な
パターン1mdが、その長辺を第1領域1M1(1My
1)の短辺に平行にした状態で、第1領域1M1(1M
y1)の長手方向に沿って所定の間隔をおいて複数個規
則的に並んで配置されている。パターン1mdの幅は、
例えば1μm程度、互いに長手方向に隣接するパターン
1md間の寸法も、例えば1μm程度である。それ以外
は、前記実施の形態1において説明したパターン1m
a,1ma1〜1ma3(図3等参照)と同じである。
【0061】このような本実施の形態4のおいても、前
記実施の形態1〜3で得られた効果を得ることが可能と
なる。
【0062】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態1〜3に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0063】例えば前記実施の形態においては、銅を配
線材料として用いる半導体装置の製造方法において、マ
ーク領域の第1領域内におけるパターンの構造を変えた
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、例えばマーク領域の第1領域内におけるパターンの
構成材料をマーク検出光に対する反射率が銅よりも低い
材料(例えばアルミニウムやタングステン等)とするこ
ともできる。この場合、配線とマークとは別工程で形成
する。
【0064】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるCMI
S回路を有する半導体装置の製造方法に適用した場合に
ついて説明したが、それに限定されるものではなく、例
えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)、SR
AM(Static Random Access Memory )またはフラッシ
ュメモリ(EEPROM;Electric Erasable Read Onl
y Electric ErasableRead Only Memory)等のようなメ
モリ回路を有する半導体装置、マイクロプロセッサ等の
ような論理回路を有する半導体装置あるいは上記メモリ
回路と論理回路とを同一半導体基板に設けている混載型
の半導体装置にも適用できる。
【0065】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0066】(1).本発明によれば、半導体ウエハ上に形
成されたマークの検出精度を向上させることが可能とな
る。
【0067】(2).本発明によれば、銅系材料で構成され
る埋込配線を有する半導体装置の製造方法において、そ
のプロセスの影響を受けることなく、半導体ウエハ上の
マークの検出精度を向上させることが可能となる。
【0068】(3).上記(1) または(2) により、例えば半
導体ウエハとマスクとの平面的な位置合わせ精度を向上
させることができる。したがって、半導体装置の信頼
性、性能および歩留まりを向上させることが可能とな
る。また、半導体装置の構成部の微細化、高集積化を推
進させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
工程中における半導体ウエハの平面図である。
【図2】(a)および(b)は図1の半導体ウエハ上の
マーク領域の平面図である。
【図3】図2のマーク領域の要部拡大平面図である。
【図4】図3のマーク領域の要部拡大平面図である。
【図5】図1〜図2のマーク領域における検出信号の波
形図である。
【図6】(a)〜(f)はマークの検出信号の良否を説
明するための波形図である。
【図7】図1の半導体装置の製造工程で用いる露光装置
の一例の説明図である。
【図8】(a)および(b)は本発明の一実施の形態で
ある半導体装置の製造工程中における半導体ウエハの要
部断面図である。
【図9】図8に続く半導体装置の製造工程中における半
導体ウエハの要部断面図である。
【図10】図9に続く半導体装置の製造工程中における
半導体ウエハの要部断面図である。
【図11】図10に続く半導体装置の製造工程中におけ
る半導体ウエハの要部断面図である。
【図12】図11に続く半導体装置の製造工程中におけ
る半導体ウエハの要部断面図である。
【図13】図12に続く半導体装置の製造工程中におけ
る半導体ウエハの要部断面図である。
【図14】図13に続く半導体装置の製造工程中におけ
る半導体ウエハの要部断面図である。
【図15】図14に続く半導体装置の製造工程中におけ
る半導体ウエハの要部断面図である。
【図16】図15に続く半導体装置の製造工程中におけ
る半導体ウエハの要部断面図である。
【図17】図16に続く半導体装置の製造工程中におけ
る半導体ウエハの要部断面図である。
【図18】図17に続く半導体装置の製造工程中におけ
る半導体ウエハの要部断面図である。
【図19】図18に続く半導体装置の製造工程中におけ
る半導体ウエハの要部断面図である。
【図20】図19に続く半導体装置の製造工程中におけ
る半導体ウエハの要部断面図である。
【図21】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
製造工程中における半導体ウエハの要部拡大平面図であ
る。
【図22】本発明のさらに他の実施の形態である半導体
装置の製造工程中における半導体ウエハの要部拡大平面
図である。
【図23】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
製造工程中における半導体ウエハの要部拡大平面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体ウエハ 1C 半導体チップ 1M,1Mx,1My マーク領域 1Mx1 第1領域 1My1 第1領域 1ma,1ma1〜1ma3 微細なパターン 1mb 微細なパターン 1mc 微細なパターン 1md 微細なパターン 1mh1〜1mh3 孔 1s 半導体基板 2 露光装置 2a 露光光源 2b 試料ステージ 2c1 ,2c2 ミラー 2d シャッタ 2e フライアイレンズ 2f コンデンサレンズ 2g 縮小投影光学レンズ系 2h アライメント光学系 3n nウエル 3p pウエル 4 分離部 5 ゲート絶縁膜 6 ゲート電極 7 サイドウォール 8a 半導体領域 8b シリサイド層 9a 半導体領域 9b シリサイド層 10a〜10e 層間絶縁膜 11L1 第1層配線 11L2 第2層配線 11L3 第3層配線 12 コンタクトホール 13 プラグ 14a〜14f スルーホール 15a〜15c 導体膜(第1導体膜) 16a〜16c 導体膜(第1導体膜) 17a,17b プラグ 18a〜18d 絶縁膜 19a〜19c フォトレジスト膜 20a,20b 溝 M フォトマスク Lp 光 Qp pMIS Qn nMIS
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB04 BB17 BB30 BB32 DD37 DD43 DD52 FF11 GG10 GG14 GG16 HH20 5F046 EA04 EA09 EA11 EA18 EB01 EB05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に形成されたマーク領域に検
    出光を照射し、反射された反射光を検出する工程を有
    し、 前記マーク領域の第1領域の光反射率を、その第1領域
    の構成または材料によって操作することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 (a)半導体基板において、マーク領域
    を構成する第1領域内に互いに離間する複数の微細パタ
    ーンを形成する工程と、 (b)前記マーク領域に検出光を照射し、反射された反
    射光を検出する工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板に形成されたマーク領域に検
    出光を照射し、反射された反射光を検出する工程を有
    し、 前記反射光の検出工程によって得られるマーク領域の第
    1領域の信号レベルがバックグラウンド領域の信号レベ
    ルに対して正または負となるように、前記マーク領域の
    第1領域内のパターン構成を設定したことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 (a)半導体基板にマーク領域を形成す
    る工程と、(b)前記半導体基板に集積回路パターンを
    形成する工程と、(c)前記マーク領域に検出光を照射
    し、反射された反射光を検出する工程とを有し、 前記マーク領域内の第1領域を、前記集積回路パターン
    の構成材料とは反射率の異なる材料で形成することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 (a)半導体基板上の層間絶縁膜に配線
    およびマーク領域を形成するための窪みを形成する工程
    と、(b)前記窪み内に第1導体膜を埋め込むことによ
    り埋込配線および埋込マーク領域を形成する工程と、
    (c)前記埋込マーク領域に検出光を照射し、反射され
    た反射光を検出する工程とを有し、 前記埋込マーク領域の第1領域の光反射率を、その第1
    領域の構成または材料によって操作することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 (a)半導体基板上の層間絶縁膜に配線
    およびマーク領域を形成するための窪みを形成する工程
    と、(b)前記窪み内に第1導体膜を埋め込むことによ
    り埋込配線および埋込マーク領域を形成する工程と、
    (c)前記埋込マーク領域に検出光を照射し、反射され
    た反射光を検出する工程とを有し、 前記(c)工程によって得られる埋込マーク領域の第1
    領域の信号レベルがバックグラウンドに対して正または
    負となるように、前記埋込マーク領域の第1領域のパタ
    ーン構成を設定したことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、前記埋込マーク領域の第1領域内に互いに離間
    する複数の微細パターンを配置したことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項5、6または7記載の半導体装置
    の製造方法において、前記第1導体膜が同一工程時に堆
    積された銅または銅合金からなる導体膜を有することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板に形成されたマーク領域に検
    出光を照射し、反射された反射光を検出する工程を有
    し、 前記マーク領域の第1領域のパターンを銅または銅合金
    で構成し、前記マーク領域の第1領域の光反射率を、そ
    の第1領域のパターン構成によって操作することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
JP11214072A 1999-07-28 1999-07-28 半導体装置の製造方法 Pending JP2001044105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11214072A JP2001044105A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11214072A JP2001044105A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001044105A true JP2001044105A (ja) 2001-02-16

Family

ID=16649794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11214072A Pending JP2001044105A (ja) 1999-07-28 1999-07-28 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001044105A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006228798A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Oki Electric Ind Co Ltd アライメントマークの形成方法および半導体装置の製造方法
JP2007208081A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Oki Electric Ind Co Ltd アラインメントマーク、合わせマーク及び半導体装置の製造方法
JP2008004724A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
US7462548B2 (en) 2001-05-23 2008-12-09 Asml Netherlands B.V. Substrate provided with an alignment mark in a substantially transmissive process layer, mask for exposing said mark, device manufacturing method, and device manufactured thereby
JP2009170899A (ja) * 2007-12-27 2009-07-30 Asml Netherlands Bv 基板上にアライメントマークを作成する方法および基板
JP2010002916A (ja) * 2003-07-11 2010-01-07 Asml Netherlands Bv パターン誘発変位を補正するためのアラインメント又はオーバレイ用マーカ構造、当該マーカ構造を規定するためのマスク・パターン、及び当該マスク・パターンを使用するリトグラフ投影装置
US7755207B2 (en) 2005-07-27 2010-07-13 Ricoh Company, Ltd. Wafer, reticle, and exposure method using the wafer and reticle
KR101150638B1 (ko) * 2007-09-28 2012-05-25 후지쯔 가부시끼가이샤 전자 부품
US8497997B2 (en) 2009-06-23 2013-07-30 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2014132605A (ja) * 2013-01-04 2014-07-17 Renesas Electronics Corp 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2014168071A (ja) * 2014-03-31 2014-09-11 Renesas Electronics Corp 半導体装置
US9281291B2 (en) 2008-02-14 2016-03-08 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device and a method of manufacturing the same
US10811360B2 (en) 2015-09-01 2020-10-20 Toshiba Memory Corporation Semiconductor device, method for manufacturing semiconductor device and alignment mark

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7462548B2 (en) 2001-05-23 2008-12-09 Asml Netherlands B.V. Substrate provided with an alignment mark in a substantially transmissive process layer, mask for exposing said mark, device manufacturing method, and device manufactured thereby
US7560196B2 (en) 2001-05-23 2009-07-14 Asml Netherlands B.V. Mask for exposing an alignment mark, and method and computer program for designing the mask
US7759029B2 (en) 2001-05-23 2010-07-20 Asml Netherlands B.V. Substrate provided with an alignment mark in a substantially transmissive process layer, mask for exposing said mark, device manufacturing method, and device manufactured thereby
JP2010002916A (ja) * 2003-07-11 2010-01-07 Asml Netherlands Bv パターン誘発変位を補正するためのアラインメント又はオーバレイ用マーカ構造、当該マーカ構造を規定するためのマスク・パターン、及び当該マスク・パターンを使用するリトグラフ投影装置
JP2006228798A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Oki Electric Ind Co Ltd アライメントマークの形成方法および半導体装置の製造方法
JP4680624B2 (ja) * 2005-02-15 2011-05-11 Okiセミコンダクタ株式会社 半導体装置の製造方法
US7755207B2 (en) 2005-07-27 2010-07-13 Ricoh Company, Ltd. Wafer, reticle, and exposure method using the wafer and reticle
JP2007208081A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Oki Electric Ind Co Ltd アラインメントマーク、合わせマーク及び半導体装置の製造方法
JP2008004724A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
US8259459B2 (en) 2007-09-28 2012-09-04 Taiyo Yuden Co., Ltd. Electronic device
KR101150638B1 (ko) * 2007-09-28 2012-05-25 후지쯔 가부시끼가이샤 전자 부품
JP2009170899A (ja) * 2007-12-27 2009-07-30 Asml Netherlands Bv 基板上にアライメントマークを作成する方法および基板
US9281291B2 (en) 2008-02-14 2016-03-08 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device and a method of manufacturing the same
US9536839B2 (en) 2008-02-14 2017-01-03 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device and a method of manufacturing the same
US9799609B2 (en) 2008-02-14 2017-10-24 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device and a method of manufacturing the same
US10056336B2 (en) 2008-02-14 2018-08-21 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device and a method of manufacturing the same
US8497997B2 (en) 2009-06-23 2013-07-30 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2014132605A (ja) * 2013-01-04 2014-07-17 Renesas Electronics Corp 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2014168071A (ja) * 2014-03-31 2014-09-11 Renesas Electronics Corp 半導体装置
US10811360B2 (en) 2015-09-01 2020-10-20 Toshiba Memory Corporation Semiconductor device, method for manufacturing semiconductor device and alignment mark

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6337172B1 (en) Method for reducing photolithographic steps in a semiconductor interconnect process
US5933744A (en) Alignment method for used in chemical mechanical polishing process
US6180498B1 (en) Alignment targets having enhanced contrast
JP2001044105A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2008211247A (ja) リソグラフィ用マーカ構造、このようなリソグラフィ用マーカ構造を備えるリソグラフィ投影機器およびこのようなリソグラフィ用マーカ構造を使用して基板を位置合わせする方法
KR100689709B1 (ko) 반도체 디바이스 제조를 위한 오버레이 마크 및 이를이용한 오버레이 측정방법
US20100327451A1 (en) Alignment mark
JP2001274063A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4620189B2 (ja) エッジ・ダイ上の一様性及び平坦性を改善しウエハのcmpに起因するタングステン・ストリンガを除去する新規な方法
US7586202B2 (en) Alignment sensing method for semiconductor device
US6174801B1 (en) E-beam direct writing to pattern step profiles of dielectric layers applied to fill poly via with poly line, contact with metal line, and metal via with metal line
US20040075179A1 (en) Structural design of alignment mark
WO1999008314A1 (fr) Dispositif de circuit integre a semi-conducteur et procede de fabrication correspondant
US6207966B1 (en) Mark protection with transparent film
JP2004363608A (ja) 測定の信頼度を向上させられる測定用パターンを備える半導体装置及び測定用パターンを利用した半導体装置の測定方法
US20070069387A1 (en) Semiconductor device and method of forming the same
JP4342202B2 (ja) アライメントマークの形成方法およびそれを用いた半導体装置の製造方法
KR100834832B1 (ko) 오버레이 계측설비를 이용한 패턴의 임계치수 측정방법
US6818524B1 (en) Method of improving alignment for semiconductor fabrication
US20020045107A1 (en) Reticle for creating resist-filled vias in a dual damascene process
JPH0536583A (ja) 位置合せ方法および半導体集積回路装置の製造方法
JP2000150358A (ja) パターン形成方法およびそれを用いた半導体装置
KR20020060334A (ko) 균일성을 갖는 웨이퍼의 제조 방법
JPH09232220A (ja) レジストパタ−ン形成方法
US6452285B1 (en) Fabrication of standard defects in contacts