JP2010225800A - 位置合わせマーク、半導体装置の製造方法およびマスクセット - Google Patents

位置合わせマーク、半導体装置の製造方法およびマスクセット Download PDF

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Abstract

【課題】少ないマスク数でメモリセルの積層を行うことができる位置合わせマークを提供すること。
【解決手段】位置合わせマークは、積層型クロスポイントメモリを形成する第1のマスクを用いてメモリセルとともに形成され、ビット線BL2を形成する際の位置合わせに用いられる位置合わせマークPa1と、ワード線WL3を形成する際の位置合わせとして位置検出信号が照射された場合に、第2のマスクによって形成されてワード線WL2を形成する際の位置合わせに用いられた位置合わせマークPb1の影響を受けないよう位置合わせマークPb1からの位置検出信号の乱反射を抑えるベタパターンPa2とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、位置合わせマーク、半導体装置の製造方法およびマスクセットに関する。
ReRAM(Resistance Random Access Memory)などの積層型クロスポイントメモリは、同一パターンのメモリセルを複数回に渡って積層することによって構成されている。このような、積層型クロスポイントメモリを作製する場合、各層で位置合わせマークを形成しておき、上層側のパターンを形成する際には下層側のパターンで形成しておいた位置合わせマークを用いて下層側のパターンへのマスク合わせ(下層に対する上層の位置合わせ)を行っている。
積層型クロスポイントメモリのメモリセルを1枚のマスクセットのみで積層しようとした場合、同一のマスクを複数回に渡って用いるので、上層側のメモリセルパターンが下層側のメモリセルパターン上に積層される。このとき、上層側の位置合わせマークも下層側の位置合わせマーク上に積層されていく。このため、2層以上のメモリセルを形成した後、最上層のメモリセルにワード線やビット線の位置合わせを行う場合に、最上層の位置合わせマークの下層側に下層側のメモリセルで形成した位置合わせマークが存在することとなる。そして、位置合わせマークの位置を検出する位置検出信号を照射すると、上層側の位置合わせマークと下層側の位置合わせマークとで位置検出信号が干渉し合い、位置合わせマークの位置を正確に検出することが困難となる。このように、積層型クロスポイントメモリは、それぞれの層におけるメモリセル自体は同一のパターンであるが、メモリセルを1枚のマスクセットのみで積層していくことはできなかった。
このため、メモリセルパターンとなる部分の内部データが同一であっても、位置合わせを行うためには、位置合わせマークの配置が異なる積層段数分のメモリセルのマスクセットを準備しておく必要があった。この積層段数分のメモリセルの各マスクは、メモリセルのデータは同一であって、かつ位置合わせマークの配置が異なるマスクである(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、積層段数分のメモリセルのマスクセットを作製する必要があるので、メモリセルの形成に用いるマスク数が多くなり、マスクセットの作製や維持に高いコストを要するという問題があった。
特開平2−158120号公報
本発明は、少ないマスク数でメモリセルの積層を行うことができる位置合わせマーク、半導体装置の製造方法およびマスクセットを提供することを目的とする。
本願発明の一態様によれば、基板上に同一のメモリセルパターンを積層する際に用いる第1のマスクを用いて前記メモリセルパターンとともに形成され、第1の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられる第1の位置検出用パターンと、前記第1の配線パターンよりも上層側の第2の配線パターンを形成する際の位置合わせとして位置検出信号が照射された場合に、前記第1のマスクとは異なる第2のマスクによって形成されて前記第1の配線パターンよりも下層側の第3の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられた第2の位置検出用パターンの影響を受けないよう前記第2の位置検出用パターンからの位置検出信号の乱反射を抑える乱反射防止マークと、を備えることを特徴とする位置合わせマークが提供される。
また、本願発明の一態様によれば、基板上に同一のメモリセルパターンを積層して作製される半導体装置の製造方法において、前記基板上に同一のメモリセルパターンを積層する際に用いる第1のマスクおよび第2のマスクによって、前記メモリセルパターンを積層する際に、第1の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられる第1の位置検出用パターンを前記基板上に形成する第1のマスクパターンと、前記第1の配線パターンよりも上層側の第2の配線パターンを前記第2のマスクを用いて形成する際の位置合わせとして位置検出信号が照射された場合に、前記第2のマスクによって形成されて前記第1の配線パターンよりも下層側の第3の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられた第2の位置検出用パターンの影響を受けないよう前記第2の位置検出用パターンからの位置検出信号の乱反射を抑える第1の乱反射防止マークと、を有した第1のマスクによって、前記第1の乱反射防止マークに対応するパターン、前記メモリセルパターンおよび前記第1の位置検出用パターンを形成する第1のステップと、前記第2の位置検出用パターンを前記基板上に形成する第2のマスクパターンと、前記第1のマスクによって前記第2の配線パターンよりも上層側の第4の配線パターンを形成する際の位置合わせとして位置検出信号が照射された場合に、前記第1のマスクによって形成されて前記第1の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられた前記第1の位置検出用パターンの影響を受けないよう前記第1の位置検出用パターンからの位置検出信号の乱反射を抑える第2の乱反射防止マークと、を有した第2のマスクによって、前記第2の乱反射防止マークに対応するパターン、前記メモリセルパターンおよび前記第2の位置検出用パターンを形成する第2のステップと、前記第1のマスクによって、前記第1の乱反射防止マークに対応するパターン、前記メモリセルパターンおよび前記第1の位置検出用パターンを形成する第3のステップと、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
また、本願発明の一態様によれば、基板上に同一のメモリセルパターンを積層する際に用いる第1のマスクおよび第2のマスクを備え、前記第1のマスクは、第1の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられる第1の位置検出用パターンを前記基板上に形成する第1のマスクパターンと、前記第1の配線パターンよりも上層側の第2の配線パターンを形成する際の位置合わせとして位置検出信号が照射された場合に、前記第2のマスクによって形成されて前記第1の配線パターンよりも下層側の第3の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられた第2の位置検出用パターンの影響を受けないよう前記第2の位置検出用パターンからの位置検出信号の乱反射を抑える第1の乱反射防止マークと、を有し、前記第2のマスクは、前記第2の位置検出用パターンを形成する第2のマスクパターンと、前記第2の配線パターンよりも上層側の第4の配線パターンを前記第1のマスクを用いて形成する際の位置合わせとして位置検出信号が照射された場合に、前記第1のマスクによって形成されて前記第1の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられた前記第1の位置検出用パターンの影響を受けないよう前記第1の位置検出用パターンからの位置検出信号の乱反射を抑える第2の乱反射防止マークと、を有することを特徴とするマスクセットが提供される。
本発明によれば、少ないマスク数でメモリセルの積層を行うことが可能になるという効果を奏する。
図1は、積層型クロスポイントメモリに形成する積層メモリセルの構成例を示す斜視図である。 図2は、積層型クロスポイントメモリに形成する積層メモリセルの構成例を示す断面図である。 図3は、積層メモリセルの形成処理手順を説明するための図である。 図4は、メモリセルの形成に用いるセルマスクの一例を示す図である。 図5は、メモリセルの形成に用いる位置合わせマークの構成の一例を示す図である。 図6は、積層された位置合わせマークの断面図である。 図7は、位置合わせマークを用いた位置合わせ処理を説明するための図である。 図8は、メモリセルの形成に用いる位置合わせマークの他の構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態にかかる位置合わせマーク、半導体装置の製造方法およびマスクセットを詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。以下の説明では、ReRAMなどの積層型クロスポイントメモリのメモリ部(積層メモリセル)の構造について説明した後、積層メモリセルを形成する際の位置合わせマークについて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、積層型クロスポイントメモリに形成する積層メモリセルの構成例を示す斜視図であり、図2は、積層型クロスポイントメモリに形成する積層メモリセルの構成例を示す断面図である。図2では、積層メモリセル1を、A−A線とB−B線を含んだ平面で切断した場合の断面図を示している。なお、図1および図2では、層間絶縁膜(ILD:Inter Layer Dielectrics)の図示を省略している。
積層メモリセル(半導体記憶装置)1は、複数の層が積層されて構成されている。具体的には、積層メモリセル1は、下層側からワード線WL1、メモリセルC1、ビット線BL1(第3の配線パターン)、メモリセルC2、ワード線WL2(第1の配線パターン)、メモリセルC3、ビット線BL2(第2の配線パターン)、メモリセルC4、ワード線WL3(第4の配線パターン)の順番で積層されている。
複数本からなるワード線WL1は、それぞれ所定平面内(積層メモリセル1の最下層面内)で同軸方向を向くよう所定の間隔をあけて平行方向に並べられている。また、複数本からなるワード線WL2は、ワード線WL1よりも上部側の所定平面内で同軸方向を向くよう所定の間隔をあけて平行方向に並べられている。また、複数本からなるワード線WL3は、ワード線WL2よりも上部側の所定平面内で同軸方向を向くよう所定の間隔をあけて平行方向に並べられている。ワード線WL1〜WL3は、積層メモリセル1を上面側から見た場合に、それぞれ同軸方向を向いており、ワード線WL1〜WL3は重なり合っている。
複数本からなるビット線BL1は、それぞれ所定平面内で同軸方向を向くよう所定の間隔をあけて平行方向に並べられている。また、複数からなるビット線BL2は、ビット線BL1よりも上部側の所定平面内で同軸方向を向くよう所定の間隔をあけて平行方向に並べられている。ビット線BL1,BL2は、積層メモリセル1を上面側から見た場合に、それぞれ同軸方向を向いており、ビット線BL1,BL2は重なり合っている。ビット線BL1,BL2は、積層メモリセル1を上面側から見た場合に、ワード線WL1〜WL3と直交するよう形成されている。
メモリセルC1は、ワード線WL1とビット線BL1との間に形成されている。具体的には、メモリセルC1は、積層メモリセル1を上面側から見た場合に、ワード線WL1とビット線BL1とが重なりあう位置に、ワード線WL1とビット線BL1とで挟み込まれるよう形成されている。
メモリセルC2は、ビット線BL1とワード線WL2との間に形成されている。具体的には、メモリセルC2は、積層メモリセル1を上面側から見た場合に、ビット線BL1とワード線WL2とが重なりあう位置に、ビット線BL1とワード線WL2とで挟み込まれるよう形成されている。
メモリセルC3は、ワード線WL2とビット線BL2との間に形成されている。具体的には、メモリセルC2は、積層メモリセル1を上面側から見た場合に、ワード線WL2とビット線BL2とが重なりあう位置に、ワード線WL2とビット線BL2とで挟み込まれるよう形成されている。
メモリセルC4は、ビット線BL2とワード線WL3との間に形成されている。具体的には、メモリセルC4は、積層メモリセル1を上面側から見た場合に、ビット線BL2とワード線WL3とが重なりあう位置に、ビット線BL2とワード線WL3とで挟み込まれるよう形成されている。
つぎに、積層メモリセル1の形成処理手順について説明する。図3は、積層メモリセルの形成処理手順を説明するための図である。積層メモリセル1は、ウェハなどの半導体基板上(図示せず)に形成していく。半導体基板(以下、基板という)としては、例えば比較的低濃度(1e15cm−3程度)のP型のSiを用いる。P−SUB Nwellを用いた通常のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)工程を終えた後、一度、酸化膜平坦化工程を行なう。
そして、平坦化された酸化膜の上層面に1層目のワード線WL1を形成する。具体的には、ワード線材料を基板全面にデポジットし、その後、ワード線材料をパターニングすることによってワード線WL1を形成する。
ワード線WL1を形成する際には、ワード線WL1とともにワード線材料でワード線WL1を親マーク(合わせ先)とした位置合わせマークを形成しておく。親マークは、次工程以降でパターンを形成する際に用いる合わせ先のマーク(描画マスク用合わせマーク)である。換言すると、パターンを形成する際には、下層側に形成しておいた所定の親マークに対して位置決めを行なってからパターンを形成する。ワード線材料(ワード線WL1と同じ部材)で形成しておく親マークは、メモリセルC1を形成する際にメモリセルC1の合わせ先となる。
次いで、ReRAM材とダイオードを含んで構成される1層目のセル材料を基板全面にデポジットし、セル材料を1層目のワード線WL1上の一部分にのみ残置させる。この残置させたセル材料が1層目のメモリセルC1となる。メモリセルC1を形成(パターニング)する際には、ワード線WL1の位置に応じた位置にメモリセルC1が形成されるよう、メモリセルC1をワード線WL1に位置合わせしてメモリセルC1を形成する。具体的には、ワード線WL1をパターニングした際に形成しておいた位置合わせマークを用いてメモリセルC1とワード線WL1との位置合わせを行う(S1)。
また、メモリセルC1を形成する際には、メモリセルC1のパターンとともにセル材料(メモリセルC1と同じ部材)でメモリセルC1を親マークとした位置合わせマーク(後述の位置合わせマークPa1)を形成しておく。さらに、本実施の形態では、位置合わせマークPa1とは異なる位置にメモリセルC1と同じ部材でベタパターン(後述のベタパターンPa2)を形成しておく。ベタパターンPa2は、ベタデータによって形成されるパターンであり、メモリセルC2と同じ部材で形成される位置合わせマーク(後述の位置合わせマークPb1)の全面を覆うことができるパターンである。メモリセルC1、位置合わせマークPa1、ベタパターンPa2を形成する際に用いるセルマスクが、積層メモリセル1の形成に用いる第1のマスク(後述のセルマスクA)である。本実施の形態では、セルマスクAと、積層メモリセル1の形成に用いる第2のセルマスク(後述のセルマスクB)と、の2種類のセルマスクを用いてメモリセル(メモリセルパターン)C1〜C4を形成する。
ここで、メモリセルC1〜C4の形成に用いるセルマスクと位置合わせマークの構成について説明する。図4は、メモリセルの形成に用いるセルマスクの一例を示す図であり、図5は、メモリセルの形成に用いる位置合わせマークの構成の一例を示す図である。図4では、メモリセルC1〜C4の形成に用いるセルマスクの上面図を示しており、図5では、基板上に形成される位置合わせマークおよびベタパターンの上面図を示している。
本実施の形態では、メモリセルC1,C3の形成にセルマスク(第2のセルマスク)Aを用い、メモリセルC2,C4の形成にセルマスク(第1のセルマスク)Bを用いる。図4(a)や図4(b)に示すようにセルマスクAとセルマスクBとは、メモリセルのセルパターン(ReRAM21,22)が同じであり、位置合わせマークを形成する領域(位置合わせマーク形成領域Xa,Xb)が異なる。本実施の形態では、セルマスクAに、位置合わせマーク形成領域Xaを配置し、セルマスクBに、位置合わせマーク形成領域Xbを配置している。
位置合わせマーク形成領域Xaには、位置合わせマーク(第2の位置検出用パターン)Pa1を形成するためのマスクパターン(第2のマスクパターン)Ma1と、ベタパターンPa2を形成するためのマスクパターン(第2の乱反射防止マーク)Ma2と、が配置されている。
また、位置合わせマーク形成領域Xbには、位置合わせマーク(第1の位置検出用パターン)Pb1を形成するためのマスクパターン(第1のマスクパターン)Mb1と、ベタパターンPb2を形成するためのマスクパターン(第1の乱反射防止マーク)Mb2と、が配置されている。
セルマスクAを用いて基板上にパターンを形成すると、図5(a)に示すように、位置合わせマーク形成領域Xaに対応するパターンとして位置合わせマーク群Paxが形成される。また、セルマスクBを用いて基板上にパターンを形成すると、位置合わせマーク形成領域Xbに対応するパターンとして位置合わせマーク群Pbxが形成される。
位置合わせマーク群Paxは、マスクパターンMa1に対応する位置合わせマークPa1とマスクパターンMa2に対応するベタパターンPa2とを含んで構成されている。また、位置合わせマーク群Pbxは、マスクパターンMb1に対応する位置合わせマークPb1とマスクパターンMb2に対応するベタパターンPb2とを含んで構成されている。
位置合わせマークPa1や位置合わせマークPb1は、例えば複数本からなる概略棒状のパターンである。この概略棒状のパターンは、所定方向(例えばワード線WL1またはビット線BL1)と平行な方向に並べられている。ベタパターンPa2やベタパターンPb2は、例えば概略板状のパターンであり、位置合わせマークPa1や位置合わせマークPb1の全面を覆うことができる大きさとなっている。
マスクパターンMa1のセルマスクA上での位置とマスクパターンMb2のセルマスクB上での位置とが同じになるようセルマスクA,Bを構成しておく。また、マスクパターンMb1のセルマスクB上での位置と、マスクパターンMa1のセルマスクA上での位置とが同じになるようセルマスクA,Bを構成しておく。
これにより、セルマスクAを用いて基板上にパターン形成した後、セルマスクBを用いて基板上にパターン形成すると、位置合わせマークPa1上にベタパターンPb2が形成されることとなる。また、ベタパターンPa2上に位置合わせマークPb1が形成されることとなる。
また、セルマスクBを用いて基板上にパターン形成した形成した後、セルマスクAを用いて基板上にパターン形成すると、位置合わせマークPb1上にベタパターンPa2が形成されることとなる。また、ベタパターンPb2上に位置合わせマークPa1が形成されることとなる。
本実施の形態では、セルマスクAとセルマスクBとを交互に用いながらメモリセルを形成していくこれにより、基板上に位置合わせマークPa1を積層した場合であっても、ベタパターンPb2を介して位置合わせマークPa1が積層される。また、基板上に位置合わせマークPb1を積層した場合であっても、ベタパターンPa2を介して位置合わせマークPb1が積層される。
セルマスクAによってメモリセルC1を形成した後、酸化膜を基板全面にデポジットし、平坦化工程を行う。これにより、メモリセルC1の上層に層間絶縁膜(後述の層間絶縁膜I1)が形成される。この後、平坦化された酸化膜の上層面に1層目のビット線BL1を形成する。具体的には、ビット線材料を基板全面にデポジットし、その後、ビット線材料をパターニングすることによってビット線BL1を形成する。ビット線BL1は、ワード線WL1に直交し、かつメモリセルC1と接合するよう形成される。
ビット線BL1を形成する際には、メモリセルC1の位置に応じた位置にビット線BL1が形成されるよう、ビット線BL1をメモリセルC1に位置合わせしてビット線BL1を形成する。具体的には、メモリセルC1と同じ部材で形成しておいた位置合わせマークPa1を用いてビット線BL1とメモリセルC1との位置合わせを行う(S2)。また、ビット線BL1を形成する際には、ビット線BL1のパターンとともにビット線材料(ビット線BL1と同じ部材)でビット線BL1を親マークとした位置合わせマークを形成しておく。
次いで、ReRAM材とダイオードを含んで構成される2層目のセル材料を基板全面にデポジットし、セル材料を1層目のビット線BL1上の一部分(メモリセルC1と同じ位置)にのみ残置させる。この残置させたセル材料が2層目のメモリセルC2となる。メモリセルC2を形成する際には、ビット線BL1の位置に応じた位置にメモリセルC2が形成されるよう、メモリセルC2をビット線BL1に位置合わせしてメモリセルC2を形成する。具体的には、ビット線BL1と同じ部材で形成しておいた位置合わせマークを用いてメモリセルC2とビット線BL1との位置合わせを行う(S3)。
メモリセルC2は、セルマスクBによって形成される。メモリセルC2を形成する際には、メモリセルC2のパターンとともにメモリセルC2を親マークとした位置合わせマークPb1が形成される。さらに、メモリセルC2を形成する際には、位置合わせマークPa1の全面を覆うことができるベタパターンPb2が形成される。これにより、メモリセルC2と同じ部材を用いて、位置合わせマークPb1と、ベタパターンPb2とが基板上に形成される。
セルマスクBによってメモリセルC2を形成した後、酸化膜を基板全面にデポジットし、平坦化工程を行う。これにより、メモリセルC2の上層に層間絶縁膜(後述の層間絶縁膜I2)が形成される。この後、平坦化された酸化膜の上層面に2層目のワード線WL2を形成する。具体的には、ワード線材料を基板全面にデポジットし、その後、ワード線材料をパターニングすることによってワード線WL2を形成する。ワード線WL2は、ワード線WL1上に形成されるとともに、ビット線BL1に直交し、かつメモリセルC2と接合するよう形成される。
ワード線WL2を形成する際には、メモリセルC2の位置に応じた位置にワード線WL2が形成されるよう、ワード線WL2をメモリセルC2に位置合わせしてワード線WL2を形成する。具体的には、メモリセルC2と同じ部材で形成しておいた位置合わせマークPb1を用いてワード線WL2とメモリセルC2との位置合わせを行う(S4)。また、ワード線WL2を形成する際には、ワード線WL2のパターンとともにワード線WL2と同じ部材でワード線WL2を親マークとした位置合わせマークを形成しておく。
次いで、ReRAM材とダイオードを含んで構成される3層目のセル材料を基板全面にデポジットし、セル材料を2層目のワード線WL2上の一部分(メモリセルC1,C2と同じ位置)にのみ残置させる。この残置させたセル材料が3層目のメモリセルC3となる。メモリセルC3を形成する際には、ワード線WL2の位置に応じた位置にメモリセルC3が形成されるよう、メモリセルC3をワード線WL2に位置合わせしてメモリセルC3を形成する。具体的には、ワード線WL2と同じ部材で形成しておいた位置合わせマークを用いてメモリセルC3とワード線WL2との位置合わせを行う(S5)。
メモリセルC3は、セルマスクAによって形成される。メモリセルC3を形成する際には、メモリセルC3のパターンとともにメモリセルC3を親マークとした位置合わせマークPa1が形成される。さらに、メモリセルC3を形成する際には、位置合わせマークPb1の全面を覆うことができるベタパターンPa2が形成される。これにより、メモリセルC3と同じ部材を用いて、位置合わせマークPa1と、ベタパターンPa2とが基板上に形成される。
セルマスクAによってメモリセルC3を形成した後、酸化膜を基板全面にデポジットし、平坦化工程を行う。これにより、メモリセルC3の上層に層間絶縁膜(後述の層間絶縁膜I3)が形成される。この後、平坦化された酸化膜の上層面に2層目のビット線BL2を形成する。具体的には、ビット線材料を基板全面にデポジットし、その後、ビット線材料をパターニングすることによってビット線BL2を形成する。ビット線BL2は、ビット線BL1上に形成されるとともに、ワード線WL2に直交し、かつメモリセルC3と接合するよう形成される。
ビット線BL2を形成する際には、メモリセルC3の位置に応じた位置にビット線BL2が形成されるよう、ビット線BL2をメモリセルC3に位置合わせしてビット線BL2を形成する。具体的には、メモリセルC3と同じ部材で形成しておいた位置合わせマークPa1を用いてビット線BL2とメモリセルC3との位置合わせを行う(S6)。また、ビット線BL2を形成する際には、ビット線BL2のパターンとともにビット線BL2と同じ部材でビット線BL2を親マークとした位置合わせマークを形成しておく。
次いで、ReRAM材とダイオードを含んで構成される4層目のセル材料を基板全面にデポジットし、セル材料を2層目のビット線BL2上の一部分(メモリセルC1〜C3)にのみ残置させる。この残置させたセル材料が2層目のメモリセルC4となる。メモリセルC4を形成する際には、ビット線BL2の位置に応じた位置にメモリセルC4が形成されるよう、メモリセルC4をビット線BL2に位置合わせしてメモリセルC4を形成する。具体的には、ビット線BL2と同じ部材で形成しておいた位置合わせマークを用いてメモリセルC4とビット線BL2との位置合わせを行う(S7)。
メモリセルC4は、セルマスクBによって形成される。メモリセルC4を形成する際には、メモリセルC4のパターンとともにメモリセルC4を親マークとした位置合わせマークPb1が形成される。さらに、メモリセルC4を形成する際には、位置合わせマークPa1の全面を覆うことができるベタパターンPb2が形成される。これにより、メモリセルC4と同じ部材を用いて、位置合わせマークPb1と、ベタパターンPb2とが基板上に形成される。
セルマスクBによってメモリセルC4を形成した後、酸化膜を基板全面にデポジットし、平坦化工程を行う。これにより、メモリセルC4の上層に層間絶縁膜(後述の層間絶縁膜I4)が形成される。この後、平坦化された酸化膜の上層面に3層目のワード線WL3を形成する。具体的には、ワード線材料を基板全面にデポジットし、その後、ワード線材料をパターニングすることによってワード線WL3を形成する。ワード線WL3は、ワード線WL1,WL2上に形成されるとともに、ビット線BL1,BL2に直交し、かつメモリセルC4と接合するよう形成される。
ワード線WL3を形成する際には、メモリセルC4の位置に応じた位置にワード線WL3が形成されるよう、ワード線WL3をメモリセルC4に位置合わせしてワード線WL3を形成する。具体的には、メモリセルC4と同じ部材で形成しておいた位置合わせマークPb1を用いてワード線WL3とメモリセルC4との位置合わせを行う(S8)。また、ワード線WL3を形成する際には、ワード線WL3のパターンとともに必要に応じてワード線材料でワード線WL3を親マークとした位置合わせマークを形成しておく。この位置合わせマークは必要に応じて次工程での位置合わせに用いられる。
図6は、積層された位置合わせマークの断面図である。図2に示した積層メモリセルの断面図と同じ方向で位置合わせマーク群Pax,Pbxの形成される箇所を切断した場合の断面図を示している。
位置合わせマークPa1、ベタパターンPa2、位置合わせマークPb1、ベタパターンPb2は、酸化膜などの層間絶縁膜上に形成されている。換言すると、位置合わせマークPa1,Pb1、ベタパターンPa2,Pb2の下部には、ワード線WL1,WL2や
ビット線BL1,BL2を形成せず、エッチングによってワード線WL1,WL2やビット線BL1,BL2を除去しておく。
積層メモリセル1では、メモリセルC1と同時に形成した位置合わせマークPa1とベタパターンPa2の上層に層間絶縁膜I1が配置され、この層間絶縁膜I1の上層にメモリセルC2と同時に形成したベタパターンPb2と位置合わせマークPb1が配置されている。ベタパターンPb2は、位置合わせマークPa1の上部に配置されており、位置合わせマークPb1は、ベタパターンPa2の上部に配置されている。
また、メモリセルC2と同時に形成した位置合わせマークPb1とベタパターンPb2の上層に層間絶縁膜I2が配置され、この層間絶縁膜I2の上層にメモリセルC3と同時に形成したベタパターンPa2と位置合わせマークPa1が配置されている。ベタパターンPa2は、位置合わせマークPb1の上部に配置されており、位置合わせマークPa1は、ベタパターンPb2の上部に配置されている。
また、メモリセルC3と同時に形成した位置合わせマークPa1とベタパターンPa2の上層に層間絶縁膜I3が配置され、この層間絶縁膜I3の上層にメモリセルC4と同時に形成したベタパターンPb2と位置合わせマークPb1が配置されている。ベタパターンPb2は、位置合わせマークPa1の上部に配置されており、位置合わせマークPb1は、ベタパターンPa2の上部に配置されている。メモリセルC4と同時に形成した位置合わせマークPb1とベタパターンPb2の上層には層間絶縁膜I4が配置され、この層間絶縁膜I4上にワード線WL3が形成される。
図7は、位置合わせマークを用いた位置合わせ処理を説明するための図である。図7(a)は、2層目のビット線BL2を3層目のメモリセルC3の位置合わせマークに位置合わせする場合の位置合わせ処理を示し、図7(b)は、3層目のワード線WL3を4層目のメモリセルC4の位置合わせマークに位置合わせする場合の位置合わせ処理を示している。
下層側に対して上層側の位置合わせを行う場合、下層をパターニングする際に形成しておいた親マーク(位置合わせマーク)の上面側から位置検出信号を照射する。位置検出信号は、例えばレーザ光などである。位置合わせを行う際には、位置検出信号を位置合わせマークに照射し、位置合わせマークからの反射光を検出する。そして、この反射光に基づいて位置合わせマークの位置を検出し、この検出位置に基づいて下層と上層との位置合わせを行う。
図7(a)に示すように、積層メモリセル1を形成する際には、メモリセルC3とともに位置合わせマークPa1を形成した後、層間絶縁膜I3が形成される。そして、層間絶縁膜I3の上層面にビット線材料としてビット線層BLxが積層される。この後、メモリセルC3の位置に応じた位置にビット線BL2を形成するため、メモリセルC3をパターニングする際に形成しておいた位置合わせマークPa1の位置検出を行う。
具体的には、層間絶縁膜I3の上層に形成されたビット線層BLxの上面側から位置検出信号を照射する。位置検出信号は、メモリセルC3をパターニングする際に形成された位置合わせマークPa1(上層側の位置合わせマークPa1)で反射されて上面側へ送られる。さらに、位置検出信号の一部は、層間絶縁膜I2および層間絶縁膜I1を透過し、メモリセルC1をパターニングする際に形成しておいた位置合わせマークPa1(下層側の位置合わせマークPa1)で反射されて上面側に送られる。下層側の位置合わせマークPa1で反射した位置検出信号は、メモリセルC2をパターニングする際に形成しておいたベタパターンPb2で遮断され、層間絶縁膜I3より上面側へは送られない。これにより、ビット線層BLxの上面側から照射した位置検出信号のうち、上層側の位置合わせマークPa1で反射された位置検出信号のみを検出することが可能となる。したがって、上層側の位置合わせマークPa1で反射される反射光と、下層側の位置合わせマークPa1で反射される反射光との間で反射光(位置検出信号)の相互干渉を防止することが可能となり、所望の信号のみを検出することが可能となる。
一方、メモリセルC2をパターニングする際にベタパターンPb2ではなく、位置合わせマークPa1を形成すると、ビット線層BLxの上面側から照射した位置検出信号は、種々の位置合わせマークPa1で乱反射されることとなる。具体的には、位置検出信号は、メモリセルC1,C2,C3をパターニングする際に形成された3つの位置合わせマークPa1のそれぞれで反射されることとなる。
図7(b)に示すように、積層メモリセル1を形成する際には、メモリセルC4とともに位置合わせマークPb1を形成した後、層間絶縁膜I4が形成される。そして、層間絶縁膜I4の上層面にワード線材料としてワード線層WLxが積層される。この後、メモリセルC4の位置に応じた位置にワード線WL3を形成するため、メモリセルC4をパターニングする際に形成しておいた位置合わせマークPb1の位置検出を行う。
具体的には、層間絶縁膜I4の上層に形成されたワード線層WLxの上面側から位置検出信号を照射する。位置検出信号は、メモリセルC4をパターニングする際に形成された位置合わせマークPb1(上層側の位置合わせマークPb1)で反射されて上面側へ送られる。さらに、位置検出信号の一部は、層間絶縁膜I3および層間絶縁膜I2を透過し、メモリセルC2をパターニングする際に形成しておいた位置合わせマークPb1(下層側の位置合わせマークPb1)で反射されて上面側に送られる。下層側の位置合わせマークPb1で反射した位置検出信号は、メモリセルC3をパターニングする際に形成しておいたベタパターンPa2で遮断され、層間絶縁膜I4より上面側へは送られない。これにより、ワード線層WLxの上面側から照射した位置検出信号のうち、上層側の位置合わせマークPb1で反射された位置検出信号のみを検出することが可能となる。したがって、上層側の位置合わせマークPb1で反射される反射光と、下層側の位置合わせマークPb1で反射される反射光との間で反射光(位置検出信号)の相互干渉を防止することが可能となり、所望の信号のみを検出することが可能となる。
一方、メモリセルC3をパターニングする際にベタパターンPa2ではなく、位置合わせマークPb1を形成すると、ワード線層WLxの上面側から照射した位置検出信号は、種々の位置合わせマークPb1で乱反射されることとなる。具体的には、位置検出信号は、メモリセルC2,C3,C4をパターニングする際に形成された3つの位置合わせマークPb1のそれぞれで反射されることとなる。
このように、本実施の形態では、積層メモリセル1のメモリセルC1〜C4を形成する際に、セルマスクAとセルマスクBとを交互に用いることによって、位置合わせマークPa1とベタパターンPb2とを交互に形成するともに、位置合わせマークPb1とベタパターンPa2とを交互に形成する。そして、ビット線BL2を形成する際には、位置合わせマークPa1を用いて位置合わせを行い、ワード線WL3を形成する際には、位置合わせマークPb1を用いて位置合わせを行なう。この後、積層メモリセル1よりも上層側のパターンが形成されて半導体デバイス(半導体装置)が作製される。
なお、本実施の形態では、位置合わせマークPa1の上層に形成するパターンがベタパターンPb2である場合について説明したが、位置合わせマークPa1の上層に形成するパターンは他のパターンでもよい。換言すると、下層側の位置合わせマークPa1,Pb1との間で位置検出信号の相互干渉を防止できる構造であれば、位置合わせマークPa1,Pb1の上層に形成するパターンはベタパターンである必要はない。例えば、下層側の位置合わせマークPa1,Pb1との間で位置検出信号の相互干渉を防止するパターンとして、位置合わせマークPa1や位置合わせPb1に直交したスリットデータを用いてもよい。
図8は、メモリセルの形成に用いる位置合わせマークの他の構成例を示す図である。図8では、基板上に形成される位置合わせマークおよび位置検出信号の相互干渉を防止するパターン(以下、乱反射防止パターンという)例の上面図を示している。
図8(a)に示すように、位置合わせマーク群Pcxは、メモリセルC1,C3を形成する際に用いる位置合わせマークPa1と乱反射防止パターンPa3とを含んで構成されている。また、図8(b)に示すように、位置合わせマーク群Pdxは、メモリセルC2,C4を形成する際に用いる位置合わせマークPb1と乱反射防止パターンPb3とを含んで構成されている。
乱反射防止パターンPa3や乱反射防止パターンPb3は、例えば複数本からなる概略棒状のパターンである。この概略棒状のパターンは、位置合わせマークPa1,Pb1に垂直な方向に並べられている。乱反射防止パターンPa3,Pb3は、位置合わせマークPa1,Pb1が形成される領域と同程度またはそれ以上の大きさの領域に形成される。乱反射防止パターンPa3,Pb3は、例えば、位置合わせマークPa1,Pb1をパターン形成面内で90度回転させたパターンである。
なお、本実施の形態では、積層メモリセル1を4層のメモリセルC1〜C4で構成する場合について説明したが、メモリセルは、3層以上であれば5層以上でもよい。メモリセルを5層以上にする場合であっても、セルマスクAとセルマスクBとを交互に用いてメモリセルを積層していく。これにより、2枚のセルマスクA,Bで3層以上のクロスポイント型メモリを形成できる。
また、本実施の形態では、層間絶縁膜I1〜I3上に位置合わせマーク群Paxや位置合わせマーク群Pbxを形成したが、層間絶縁膜I1〜I3と位置合わせマーク群Pax,Pbxの間に、ワード線材料やビット線材料を配置してもよい。また、層間絶縁膜I1〜I3と位置合わせマーク群Pax,Pbxの間に、ワード線WL1,WL2やビット線BL1,BL2と同じ高さの層間絶縁膜を配置してもよい。
また、本実施の形態では、ベタパターンPa2を位置合わせマークPa1の近傍に配置した場合を示したが、ベタパターンPa2を位置合わせマークPa1から遠く離れた位置に配置してもよい。この場合も、ベタパターンPb2と位置合わせマークPb1は、ベタパターンPa2と位置合わせマークPa1の配置に応じた位置に配置しておく。
このように実施の形態によれば、セルマスクA,Bが、それぞれ他方のセルマスクの位置合わせマークを自らのセルマスクのベタパターンで覆うように構成されているので、ワード線やビット線の位置合わせを行う際の位置検出信号が乱反射されにくくなる。したがって、2枚のセルマスクA,Bによって3層以上の積層型クロスポイントメモリを形成することが可能となる。
1 積層メモリセル、A,B セルマスク、BL1,BL2 ビット線、C1〜C4 メモリセル、I1〜I4 層間絶縁膜、Ma1,Ma2,Mb1,Mb2 マスクパターン、Pa1,Pb1 位置合わせマーク、Pa2,Pb2 ベタパターン、 Pa3,Pb3 乱反射防止パターン、WL1〜WL3 ワード線

Claims (5)

  1. 基板上に同一のメモリセルパターンを形成する際に用いる第1のマスクを用いて前記メモリセルパターンとともに形成され、
    第1の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられる第1の位置検出用パターンと、
    前記第1の配線パターンよりも上層側の第2の配線パターンを形成する際の位置合わせとして位置検出信号が照射された場合に、前記第1のマスクと前記メモリセルパターンが同じで前記第1のマスクとは異なる第2のマスクによって形成されて前記第1の配線パターンよりも下層側の第3の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられた第2の位置検出用パターンの影響を受けないよう前記第2の位置検出用パターンからの位置検出信号の乱反射を抑える乱反射防止マークと、
    を備えることを特徴とする位置合わせマーク。
  2. 前記乱反射防止マークは、前記乱反射防止マークを用いて形成されるパターンによって前記第2の位置検出用パターンの全面を覆うことができるベタパターンであることを特徴とする請求項1に記載の位置合わせマーク。
  3. 前記第1のマスクパターンは、平行方向に並べられた複数本の線状パターンであり、
    前記乱反射防止マークは、平行方向に並べられた複数本の線状パターンでありかつ前記線状パターンと垂直な方向に並べられたパターンであることを特徴とする請求項1に記載の位置合わせマーク。
  4. 基板上に同一のメモリセルパターンを積層して作製される半導体装置の製造方法において、
    前記基板上に同一のメモリセルパターンを積層する際に用いる第1のマスクおよび第2のマスクによって、前記メモリセルパターンを積層する際に、
    第1の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられる第1の位置検出用パターンを前記基板上に形成する第1のマスクパターンと、前記第1の配線パターンよりも上層側の第2の配線パターンを前記第2のマスクを用いて形成する際の位置合わせとして位置検出信号が照射された場合に、前記第2のマスクによって形成されて前記第1の配線パターンよりも下層側の第3の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられた第2の位置検出用パターンの影響を受けないよう前記第2の位置検出用パターンからの位置検出信号の乱反射を抑える第1の乱反射防止マークと、を有した第1のマスクによって、前記第1の乱反射防止マークに対応するパターン、前記メモリセルパターンおよび前記第1の位置検出用パターンを形成する第1のステップと、
    前記第2の位置検出用パターンを前記基板上に形成する第2のマスクパターンと、前記第1のマスクによって前記第2の配線パターンよりも上層側の第4の配線パターンを形成する際の位置合わせとして位置検出信号が照射された場合に、前記第1のマスクによって形成されて前記第1の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられた前記第1の位置検出用パターンの影響を受けないよう前記第1の位置検出用パターンからの位置検出信号の乱反射を抑える第2の乱反射防止マークと、を有した第2のマスクによって、前記第2の乱反射防止マークに対応するパターン、前記メモリセルパターンおよび前記第2の位置検出用パターンを形成する第2のステップと、
    前記第1のマスクによって、前記第1の乱反射防止マークに対応するパターン、前記メモリセルパターンおよび前記第1の位置検出用パターンを形成する第3のステップと、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 基板上に同一のメモリセルパターンを積層する際に用いる第1のマスクおよび第2のマスクを備え、
    前記第1のマスクは、
    第1の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられる第1の位置検出用パターンを前記基板上に形成する第1のマスクパターンと、
    前記第1の配線パターンよりも上層側の第2の配線パターンを形成する際の位置合わせとして位置検出信号が照射された場合に、前記第2のマスクによって形成されて前記第1の配線パターンよりも下層側の第3の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられた第2の位置検出用パターンの影響を受けないよう前記第2の位置検出用パターンからの位置検出信号の乱反射を抑える第1の乱反射防止マークと、
    を有し、
    前記第2のマスクは、
    前記第2の位置検出用パターンを形成する第2のマスクパターンと、
    前記第2の配線パターンよりも上層側の第4の配線パターンを前記第1のマスクを用いて形成する際の位置合わせとして位置検出信号が照射された場合に、前記第1のマスクによって形成されて前記第1の配線パターンを形成する際の位置合わせに用いられた前記第1の位置検出用パターンの影響を受けないよう前記第1の位置検出用パターンからの位置検出信号の乱反射を抑える第2の乱反射防止マークと、
    を有することを特徴とするマスクセット。
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