JP2001140091A - キャリア箔付電解銅箔及びそのキャリア箔付電解銅箔を用いた銅張積層板 - Google Patents

キャリア箔付電解銅箔及びそのキャリア箔付電解銅箔を用いた銅張積層板

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合界面層に有機剤を用いたキャリア箔付電
解銅箔の、キャリア箔の引き剥がし強度を、より低位で
安定させ、キャリア箔の引き剥がし作業を容易化させ
る。 【解決手段】 キャリア箔層の表面に有機接合界面層を
形成し、その有機接合界面層上に電解銅箔層を形成した
キャリア箔付電解銅箔において、キャリア箔層を構成す
る素材の熱膨張率と電解銅箔層を構成する素材の熱膨張
率との差が4×10−7/deg.以上であることを特
徴とするキャリア箔付電解銅箔とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にプリント配線
板等に用いるキャリア箔付電解銅箔に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、キャリア箔付電解銅箔は、広
く電気、電子産業の分野で用いられるプリント配線板製
造の基礎材料として用いられてきた。一般に、電解銅箔
はガラス−エポキシ基材、フェノール基材、ポリイミド
等の高分子絶縁基材と熱間プレス成形にて張り合わされ
銅張積層板とし、高密度プリント配線板製造に用いられ
てきた。
【0003】この熱間成形プレスは、銅箔、Bステージ
に硬化させたプリプレグ(基材)、その他スペーサーと
なる鏡板とを多段に積層し、高温雰囲気下で高圧をか
け、銅箔とプリプレグとを熱圧着するものである(以
下、この工程を「プレス成形」と称する場合があ
る。)。このとき銅箔に皺が存在すると、皺部において
銅箔にクラックが生じ、プリプレグの樹脂が染み出した
り、後のエッチング工程であるプリント配線板製造工程
にて形成回路の断線を起こす原因となることもある。キ
ャリア箔付電解銅箔は、キャリア箔を用いることで電解
銅箔側への皺の発生を防止できるのである。
【0004】キャリア箔付電解銅箔は、一般にピーラブ
ルタイプとエッチャブルタイプに大別することが可能で
ある。違いを一言で言えば、ピーラブルタイプはプレス
成形後にキャリア箔を引き剥がして除去するタイプのも
のであり、エッチャブルタイプとは、プレス成形後にキ
ャリア箔をエッチング法にて除去するタイプのものであ
る。本明細書は、ピーラブルタイプのキャリア箔付電解
銅箔について記載している。
【0005】従来のピーラブルタイプは、プレス成形
後、そのキャリア箔の引き剥がし強度の値が極めて不安
定であり、一般的に50〜300gf/cmの範囲が良
好な範囲とされてきた。一方で、極端な場合には、キャ
リア箔が引き剥がせないという事態も生じ、目的の引き
剥がし強度が得られにくいと言う欠点を有していた。こ
の欠点は、キャリア箔付電解銅箔が広く一般用途に普及
する際の最大の障害となっていた。
【0006】キャリア箔の引き剥がし強度が不安定にな
る原因は、次のように考えられてきた。従来のキャリア
箔付電解銅箔は、ピーラブルタイプとエッチャブルタイ
プとの別に関わらず、キャリア箔と電解銅箔との間に、
亜鉛に代表される金属系の接合界面層を形成したもので
ある。ピーラブルタイプとするか、エッチャブルタイプ
とするかの作り分けは、キャリア箔の種類により僅かな
差違はあるが、接合界面層に存在させる金属量を制御す
ることで行われてきた。
【0007】金属系の接合界面層の形成は、所定の金属
元素を含む溶液を電気分解して電析で行うものが主であ
り、電気化学的手法が採用されてきた。ところが、電気
化学的手法は、極めて微量な析出量制御が困難で、他の
技術的手法に比べ再現性の点では劣るものである。しか
も、ピーラブルタイプとなるかエッチャブルタイプとな
るかの必要析出量の境界は、即ち接合界面層に存在する
金属量の僅かな相違でしかないため、安定した性能を引
き出すことは困難なものと考えられる。
【0008】更に、キャリア箔を引き剥がすのは、一般
に180℃以上の温度で、高圧をかけ、しかも1〜3時
間のプレスの終了後であるため、接合界面層はキャリア
箔や電解銅箔と相互拡散を起こすことが考えられる。こ
のことは、むしろ接合強度を高める方向に作用するもの
であり、引き剥がし強度が不安定になる一因と考えられ
る。
【0009】これらの問題点を解決するため、本件発明
者等は、キャリア箔層と電解銅箔層との接合界面層にC
BTA等の有機系剤を用いた有機接合界面を相互拡散バ
リアとして備えたキャリア箔付電解銅箔及びその製造方
法の提唱を行ってきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本件発
明者等の提唱してきた接合界面層に有機系剤を用いたキ
ャリア箔付電解銅箔は、キャリア箔が引き剥がせないと
いう不良の発生は完全に解消することが可能となり、3
gf/cm〜200gf/cmの範囲での引き剥がしが
可能となってきたものの、キャリア箔付電解銅箔を用い
て銅張積層板を製造した後に、更に、キャリア箔が安定
して容易に引き剥がせ、そのキャリア箔の引き剥がし強
度にバラツキのない銅箔に対する要求が強まってきた。
【0011】一方で、キャリア箔付電解銅箔のメリット
は、キャリア箔と電解銅箔とがあたかもラミネートさ
れ、貼り合わされたような状態である点にある。即ち、
キャリア箔と電解銅箔とが貼り合わされたような状態
を、キャリア箔付電解銅箔とプリプレグ(基材)と熱間
プレス成形を経て銅張積層板を製造し、少なくともプリ
ント回路を形成するエッチング工程の直前まで維持する
ことで、電解銅箔表面への異物混入及び電解銅箔層の損
傷を防止できる点にある。
【0012】従って、銅張積層板を製造する熱間プレス
成形以前の段階で、キャリア箔付電解銅箔のハンドリン
グ時にキャリア箔と電解銅箔とが剥離することは、容認
できることではない。そして、当該熱間プレス成形後
も、単に容易に引き剥がせるというだけでなく、確実に
エッチング工程にはいる前段階まで、キャリア箔が張り
付いた状態を維持し、銅張積層板の銅箔表面をコンタミ
ネーション、異物付着等から保護しなければならないの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本件発明者等
は、鋭意研究の結果、上述のような市場の要求に応える
ためには、確実にエッチング工程にはいる前段階まで、
キャリア箔が張り付いた状態を維持し、キャリア箔と電
解銅箔との剥離強度を可能な限り低くすることを考えれ
ば3gf/cm〜100gf/cmの範囲の引き剥がし
強度に制御すべきとの判断を行った。
【0014】その結果、キャリア箔と電解銅箔との接合
界面層に用いる有機系剤の種類、当該接合界面層の形成
方法等の接合界面形成技術の改良を行うのとは異なる見
地より、キャリア箔付電解銅箔を構成する主要素材であ
るキャリア箔と電解銅箔との素材物性の組み合わせに着
目して課題を解決することとしたのである。特に、素材
物性の中でも、キャリア箔付電解銅箔が用いられる銅張
積層板の製造過程が熱間プレス成形を採用するため一定
の熱応力が加わることになる。そこで、熱膨張率に着目
して、以下に説明する本件発明を完成させるに至ったの
である。
【0015】請求項1には、キャリア箔層の表面に有機
接合界面層を形成し、その有機接合界面層上に電解銅箔
層を形成したキャリア箔付電解銅箔において、キャリア
箔層を構成する素材の熱膨張率と電解銅箔層を構成する
素材の熱膨張率との差が4×10−7/deg.以上で
あることを特徴とするキャリア箔付電解銅箔としてい
る。
【0016】請求項1に記載の発明は、本件発明者等が
研究を重ねた結果、キャリア箔層を構成する素材の熱膨
張率と電解銅箔層を構成する素材の熱膨張率との差が4
×10−7/deg.以上であると、銅張積層板の製造
に用いたピーラブルタイプのキャリア箔付電解銅箔のキ
ャリア箔が、極めて容易に引き剥がせることを見いだし
た。即ち、キャリア箔層と電解銅箔層との受けた熱履歴
の中での熱膨張挙動が同じであれば、有機接合界面を介
して、キャリア箔層と電解銅箔層との結合状態も弾性限
の範囲内で保持され、有機接合界面層での剥離を助長す
るものとはならない。しかしながら、ここに述べた「キ
ャリア箔層を構成する素材の熱膨張率と電解銅箔層を構
成する素材の熱膨張率との差が4×10−7/deg.
以上」となると、一般的に考えられる銅張積層板製造プ
ロセスにおける熱履歴によって、キャリア箔層と電解銅
箔層との有機接合界面を介してズレを起こそうとする熱
応力が働くことになり、より容易に剥離可能な状態に導
くことが出来るのである。ここに述べた当該構成素材の
熱膨張率との差が4×10−7/deg.以上となる
と、本件発明の達成しようとする3〜100gf/cm
の範囲の引き剥がし強度に制御できるのである。このと
きの熱膨張率の差とは、電解銅箔層から見て、キャリア
箔層が膨張する場合でも、収縮する場合であっても、4
×10−7/deg.以上であればよいと判断できるも
のである。
【0017】ここで、「4×10−7/deg.以上」
という表現を用いているが、上限の範囲を不明確なまま
にした記載ではない。キャリア箔層を構成する素材及び
負荷される温度が決まれば、その熱膨張率と電解銅箔層
を構成する素材との熱膨張率との差として、必然的に一
定の上限値が定まるからである。
【0018】また、本請求項においては、キャリア箔層
の表面に有機接合界面層を形成し、その有機接合界面層
上に電解銅箔層を形成したキャリア箔付電解銅箔を対象
としている。従って、キャリア箔層と電解銅箔層との間
に存在する有機剤は、キャリア箔層及び電解銅箔層と相
互に結合する形状をなし、有機接合界面層は接着層とし
ての役割をも有している。このため、キャリア箔層と電
解銅箔層との間に有機接合界面層が存在するため、当該
キャリア箔付電解銅箔が銅張積層板の製造過程で一定の
熱衝撃を受けても、有機接合界面層に適正な有機剤を用
いれば、キャリア箔層と電解銅箔層との熱膨張率の違い
による剥離挙動を緩和する方向に働くため、キャリア箔
層と電解銅箔層との自然剥離に到ることは防止できるも
のと考えられる。
【0019】ここで言うキャリア箔付電解銅箔は、図1
に示したような模式断面を持つものである。即ち、キャ
リア箔層(以下、単に「キャリア箔」と称する場合があ
る。)と電解銅箔層(以下、単に「電解銅箔」と称する
場合がある。)とは、有機接合界面を介して、あたかも
ラミネートされたが如き形態となっている。一般にFR
−4基板を例に取れば、キャリア箔付電解銅箔と絶縁層
を構成するプリプレグ若しくは内層プリント配線板とを
積層し、180℃前後の雰囲気中でプレス成形すること
で銅張積層板を製造する目的として用いられるのであ
る。
【0020】そして、本発明におけるキャリア箔には、
有機系の素材若しくは無機系の金属素材等を用いること
が可能であり、電解銅箔との組み合わせにより、熱膨張
率の差が4×10−7/deg.以上であればよいので
ある。ところが、キャリア箔のリサイクリングの容易
性、製造安定性を考慮すれば、請求項2に記載したよう
に電解銅箔を主に用いるものとすることが有利である。
係る場合、本件発明に係るキャリア箔付電解銅箔の電解
銅箔とキャリア箔とは、同じ電解銅箔ではあるけれど、
その物性、特に熱膨張率が異なる種類のものを組み合わ
せて用いなければならない。
【0021】そこで、以下の説明の理解をより容易にす
るために、電解銅箔の種類について、説明することとす
る。電解銅箔の分類に関しては、国際的に通用する種々
の規格の中にそれぞれ別個に存在するが、ここでは最も
広く一般的に用いられるIPC(The Instit
ute for Interconnecting a
nd Packaging Electronic C
ircuits)規格に基づいた分類として説明するも
のとする。
【0022】IPC規格によれば、電解銅箔は、その伸
び率、引張り強さ等の基本物性的観点より、グレード1
〜グレード3のいずれかに分類される。グレード1を通
常銅箔、グレード2をハイダクタイル箔として分類して
いるが、今日において、当業者間ではグレード1及び2
に属する電解銅箔を一般に通常電解銅箔と称する(以
下、ここで示した意味合いにおいて「通常電解銅箔」と
称する。)。そして、グレード3に属する電解銅箔を一
般にHTE箔と称する。このHTE箔は、180℃雰囲
気中で3%以上の熱間伸び率を有する銅箔の総称として
用いられるもので、グレード1及び2に属する通常電解
銅箔では熱間伸び率が2%に満たない点で大きな差異を
有するものである。
【0023】更に、今日のプリント配線板関連業界にお
いては、グレード3に分類される銅箔であっても、熱間
伸びが3%〜18%程度の電解銅箔(以下、単に「HT
E箔」と称する。)と、熱間伸びが18〜50%程度の
電解銅箔(以上及び以下において、この銅箔を「S−H
TE箔」と称する。)とを明確に区別して、用途に応じ
て使い分けを行っているのが現実である。
【0024】ここで言うHTE箔とS−HTE箔との根
本的な違いは、双方とも99.99%前後の純度を持つ
電解析出銅にて構成されているものであるが、その析出
結晶の持つ性格が異なるのである。銅張積層板の製造プ
ロセスにおいては、銅箔を基材と張り付ける熱間プレス
成型時に、電解銅箔に対して少なくとも180℃×60
分程度の加熱がなされる。この加熱後の結晶組織を光学
顕微鏡で観察すると、HTE箔に再結晶化は見られない
が、S−HTE箔には再結晶化が起きていることが認め
られる。
【0025】これは銅箔の物性をコントロールするた
め、電解条件である溶液組成、溶液濃度、溶液の濾過処
理方法、溶液温度、添加剤、電流密度等の条件を変更し
て製造が行われ、その析出結晶の結晶学的性質が異なる
ためと考えられる。特に、再結晶化が容易に起こりやす
い銅箔であるほど、他の銅箔に比べ、その結晶内部には
高密度に転移が内蔵され、しかも、その転移は強固に固
着しておらず、僅かの熱量で素早く転移の再配列がおこ
り、より再結晶化が起こりやすくなっているものと考え
られる。
【0026】また、IPC規格の中には、銅張積層板と
する際の基材と接着する銅箔表面のプロファイルの持つ
粗さにより分類を行っている。その分類は、IPC規格
に定めるIPC−TM−650に定めた試験方法でもの
であって、特に粗さを規定しない通常プロファイル箔
(Sタイプ)、最大粗さが10.2μm以下を保証する
ことの出来るロープロファイル箔(Lタイプ箔)、最大
粗さが5.1μm以下を保証することの出来るベリーロ
ープロファイル箔(Vタイプ)の3種類である。
【0027】この内、Sタイプ及びLタイプはともかく
として、Vタイプに属する銅箔を電解法で得ようとする
と、電解溶液の不純物の低減、電解条件等に特殊な工夫
を行い、一般に光学顕微鏡で観察される柱状の析出組織
に比べ、析出結晶のグレインサイズが極めて細かく、数
百倍程度の光学顕微鏡倍率では捉えることの出来ないも
のとしなければならない。従って、ここで言うVタイプ
の電解銅箔は、極めて細かな結晶粒を有するため、結晶
粒の微細化による効果として引張り強さ、硬度が高いも
のであり、他の銅箔とは明らかに異なる結晶組織を有し
ているのである。
【0028】上述のような結晶構造の持つ性質の差異に
より、銅箔の持つ物性もそれぞれに異なり、熱膨張率
も、上述した銅箔の種類により微妙に異なってくる。そ
のため、キャリア箔付電解銅箔のキャリア箔として物
性、特に熱膨張率を考慮して適正な電解銅箔を用いれ
ば、キャリア箔付電解銅箔の電解銅箔層を構成する電解
銅箔とは異なる熱膨張率を持つものとすることが出来る
のである。
【0029】請求項2に記載したキャリア箔層を構成す
る素材であって、IPC規格のグレード1〜3に分類さ
れる電解銅箔とは、上述の通常電解銅箔、HTE箔、S
−HTE箔とを意味するものである。そして、電解銅箔
層を構成する素材は、IPC規格のベリーロープロファ
イル(Vタイプ)に分類される極めて微細な結晶粒を有
する電解銅箔である。表1には、これらの銅箔の熱膨張
率を測定して得られた熱膨張係数(α)の実測値を示す
ものとする。そして、表2には、表1に示した電解銅箔
層とキャリア箔層との熱膨張係数(α)の差の絶対値を
まとめて表示している。この測定には、理学電機株式会
社の熱機械分析装置であるTMA標準型CN8098F
1を用いた。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】この表2に示したように、(電解銅箔層の
値)−(キャリア箔の値)の熱膨張係数の絶対値が求め
られる。そして、キャリア箔にS−HTE箔を用いた場
合の熱膨張係数の差の絶対値の平均は、昇温過程で0.
046×10−5/deg.、降温過程で0.049×
10−5/deg.である。キャリア箔にHTE箔を用
いた場合の熱膨張係数の差の絶対値の平均は、昇温過程
で0.268×10−5/deg.、降温過程で0.3
18×10−5/deg.である。キャリア箔にグレー
ド1に相当する通常電解銅箔を用いた場合の熱膨張係数
の差の絶対値の平均は、昇温過程で0.225×10
−5/deg.、降温過程で1.205×10−5/d
eg.である。
【0033】銅張積層板の熱間成形プレス過程において
キャリア箔層と電解銅箔層とが受ける熱履歴の中で、両
者の熱膨張挙動が同じであれば、有機接合界面を介して
キャリア箔層と電解銅箔層との結合状態も段制限の範囲
内に保持され、有機接合界面層での剥離を助長するもの
とはならない。即ち、熱間成形プレス過程において、熱
膨張率の差が大きな程、熱膨張による剥離挙動が起こり
やすく、熱膨張係数の差が小さいほど剥離しにくくなる
ものと言える。よって、熱膨張率の値と該剥離強度との
関係を論ずる場合には、前温度域でのデータを比較し、
熱膨張率の差が4×10−7/deg.を満足させる必
要がある。ところが、表2から明らかなように降温過程
と昇温過程とを比較すると、昇温過程での熱膨張率の差
が小さくなっている。よって、昇温過程で条件を満たせ
ば、降温過程においても満たしていると判断される。
【0034】以上の3種のキャリア箔を用いた場合の実
証テストにおいて、キャリア箔として、より容易に引き
剥がせるのは、HTE箔及び通常電解銅箔をキャリア箔
に用いた場合と言える。これは、表2に示した結果から
考えられるように電解銅箔層を構成するVタイプの銅箔
との熱膨張係数の差がS−HTE箔に比べ大きくなるた
めといえる。これは、S−HTE箔は180℃前後の温
度で再結晶化するため、加熱状態において、HTE箔に
比べ、電解銅箔層の熱膨張挙動に追随しやすくなり、有
機接合界面層における剥離挙動が起こりにくくなるため
と考えられる。従って、熱膨張係数の差が大きな程、熱
膨張による剥離挙動が起こりやすくなるものと言える。
【0035】ここでは、本件発明者等が行った研究の中
で見いだすことの出来た代表的な値を示しており、ここ
に掲げた材質で構成したキャリア箔付電解銅箔は、本件
発明の目的とするところのキャリア箔と電解銅箔との剥
離強度を、銅張積層板に熱間プレス加工後に3gf/c
m〜100gf/cmの範囲とすることが出来るのであ
る。更に、本件発明者は研究を重ねデータを蓄積した結
果、昇温過程における電解銅箔層とキャリア箔層との熱
膨張係数の差の平均が0.04×10−5/deg.以
上あれば、キャリア箔の目的の引き剥がし強度が得られ
ることが明らかになってきた。
【0036】そこで、キャリア箔に電解銅箔を用いる場
合には、請求項2に記載したようにキャリア箔にグレー
ド1〜3箔を用い、電解銅箔層をVタイプのものとする
ことで電解銅箔層とキャリア箔層との熱膨張係数の差が
0.04×10−5/deg.以上という条件をクリア
して、キャリア箔が銅張積層板を得るための熱間プレス
加工後に3gf/cm〜100gf/cmの範囲の力で
引き剥がせるのである。
【0037】そして、ここで有機接合界面の形成に用い
る有機剤は、窒素含有有機化合物、硫黄含有有機化合物
及びカルボン酸の中から選択される1種又は2種以上か
らなるものを用いることが好ましい。以下に具体的に述
べる有機剤は、本件発明の目的を達成し、現段階におい
て、銅張積層板に加工して以降の、プリント配線板の製
造工程として存在する、種々のレジスト塗布、エッチン
グ工程、種々のメッキ処理、表面実装等の工程において
悪影響のないことが確認できたものである。
【0038】窒素含有有機化合物、硫黄含有有機化合物
及びカルボン酸のうち、窒素含有有機化合物には、置換
基を有する窒素含有有機化合物を含んでいる。具体的に
は、窒素含有有機化合物としては、置換基を有するトリ
アゾール化合物である1,2,3−ベンゾトリアゾール
(以下、「BTA」と称する。)、カルボキシベンゾト
リアゾール(以下、「CBTA」と称する。)、N’,
N’−ビス(ベンゾトリアゾリルメチル)ユリア(以
下、「BTD−U」と称する。)、1H−1,2,4−
トリアゾール(以下、「TA」と称する。)及び3−ア
ミノ−1H−1,2,4−トリアゾール(以下、「AT
A」と称する。)等を用いることが好ましい。
【0039】硫黄含有有機化合物には、メルカプトベン
ゾチアゾール(以下、「MBT」と称する。)、チオシ
アヌル酸(以下、「TCA」と称する。)及び2−ベン
ズイミダゾールチオール(以下、「BIT」と称する)
等を用いることが好ましい。
【0040】カルボン酸は、特にモノカルボン酸を用い
ることが好ましく、中でもオレイン酸、リノール酸及び
リノレイン酸等を用いることが好ましい。
【0041】以上及び以下において、電解銅箔(電解銅
箔層)とは、図2に示す断面からみると、一般にプリン
ト配線板とした際の導電性を確保するためバルク銅層と
絶縁基板との接着安定性を確保するための表面処理層で
あるアンカー用微細銅粒及び防錆層とからなるものであ
る。ただし、本発明の性格上、発明の実施の形態を除
き、表面処理層の話は省略して記載している。
【0042】以上に述べたキャリア箔付電解銅箔を製造
するにあたり、キャリア箔上に有機剤を用いて有機接合
界面層を形成し、更に電解銅箔層となる銅成分を電着さ
せる製造方法を採用するのである。
【0043】そして、請求項3に記載の請求項1又は請
求項2に記載のキャリア箔付電解銅箔を用いた銅張積層
板は、そのキャリア箔の引き剥がし作業が極めて小さな
力で円滑に素早く行えるため、より一層の作業効率の向
上を図ることが可能となる。しかも、キャリア箔が3g
f/cm〜100gf/cmの範囲の安定した力で行え
るため、キャリア箔の引き剥がし作業の機械による自動
化をも図れるものとなる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るキャリア箔付
電解銅箔の製造方法及びその銅箔を用いて銅張積層板を
製造し、その評価結果を示すことにより、発明の実施の
形態について説明する。ここではキャリア箔に電解銅箔
を用いた場合を中心に説明するものとする。なお、図面
中の符号については可能な限り、同一の物を指し示す場
合には同一の符号を用いている。以下、図1及び図2を
参照しつつ、説明する。
【0045】第1実施形態: 本実施形態においては、
キャリア箔付電解銅箔1であって、図1に示したものに
関して説明する。そして、ここで用いた製造装置2は、
図2として示したものであり、巻き出されたキャリア箔
3が、電解銅箔層5の形成工程を蛇行走行するタイプの
ものである。ここでは、キャリア箔3に18μm厚のグ
レード3に分類されるHTE箔であって、表面処理を施
していない電解銅箔を用い、光沢面4側へ3μ厚の電解
銅箔層5形成したのである。以下、各種の槽を直列に連
続配置した順序に従って、製造条件の説明を行う。
【0046】巻き出されたキャリア箔3は、最初に酸洗
処理槽6に入る。酸洗処理槽6の内部には濃度150g
/l、液温30℃の希硫酸溶液が満たされており、浸漬
時間30秒として、キャリア箔3に付いた油脂成分を除
去し、表面酸化被膜の除去を行った。
【0047】酸洗処理槽6を出たキャリア箔3は、接合
界面形成槽7に入ることになる。接合界面形成槽7の中
には、濃度5g/lのCBTAを含む、液温40℃、p
H5の水溶液で満たした。従って、キャリア箔3は、走
行しつつ当該溶液中に30秒浸漬され、キャリア箔3表
面に接合界面層8を形成した。
【0048】接合界面層8の形成がなされると、続い
て、その界面上にVタイプの電解銅箔層のバルク銅層9
の形成が行われる。バルク銅の形成槽10内には、濃度
70g/l硫酸、63.5g/l銅(硫酸銅・5水和
物)、液温40℃の硫酸銅溶液を満たした。そして、当
該溶液中を、接合界面層8を形成したキャリア箔3が通
過する間に、バルク銅層9を形成する銅成分を当該接合
界面上に均一且つ平滑に電析させるため、接合界面層8
を形成したキャリア箔3の片面に対し、図2中に示すよ
うに、平板のアノード電極11を平行配置し、電流密度
5A/dmの平滑メッキ条件で150秒間電解した。
このとき、キャリア箔3自体をカソード分極するため、
蛇行走行するキャリア箔3と接触するテンションロール
12の少なくとも1つは、電流の供給ロールとして用い
た。
【0049】バルク銅層9形成が終了すると、次にはバ
ルク銅層9の表面に微細銅粒13を形成する工程とし
て、表面処理槽14にキャリア箔3は入ることになる。
表面処理槽14内で行う処理は、バルク銅層9の上に微
細銅粒13を析出付着させる工程14Aと、この微細銅
粒13の脱落を防止するための被せメッキ工程14Bと
で構成される。
【0050】バルク銅層9の上に微細銅粒13を析出付
着させる工程14Aでは、前述のバルク銅の形成槽10
で用いたと同様の硫酸銅溶液であって、濃度が100g
/l硫酸、18g/l銅、液温25℃、電流密度10A
/dmのヤケメッキ条件で10秒間電解した。このと
き、平板のアノード電極11は、バルク銅層9を形成し
たキャリア箔3の面に対し、図2中に示すように平行配
置した。
【0051】微細銅粒13の脱落を防止するための被せ
メッキ工程14Bでは、前述のバルク銅の形成槽10で
用いたと同様の硫酸銅溶液であって、濃度150g/l
硫酸、65g/l銅、液温45℃、電流密度15A/d
の平滑メッキ条件で20秒間電解した。このとき、
平板のアノード電極11は、微細銅粒13を付着形成し
たキャリア箔3の面に対し、図2中に示すように平行配
置した。
【0052】防錆処理槽15では、防錆元素として亜鉛
を用いて防錆処理を行った。ここでは、アノード電極と
して亜鉛板を用いた溶解性アノード16として、防錆処
理槽15内の亜鉛の濃度バランスを維持するものとし
た。ここでの電解条件は、硫酸亜鉛浴を用い、70g/
l硫酸、20g/l亜鉛の濃度とし、液温40℃、電流
密度15A/dmとした。
【0053】防錆処理が終了すると、最終的にキャリア
箔3は、乾燥処理部17で電熱器により雰囲気温度11
0℃に加熱された炉内を40秒かけて通過し、完成した
キャリア箔付電解銅箔1としてロール状に巻き取った。
以上の工程でのキャリア箔の走行速度は、2.0m/m
inとし、各槽毎の工程間には、約15秒間の水洗可能
な水洗層18を設けて洗浄し、前処理工程の溶液の持ち
込みを防止している。
【0054】このキャリア箔付電解銅箔1と、150μ
m厚のFR−4のプリプレグ2枚とを用いて両面銅張積
層板を製造し、キャリア箔層3と電解銅箔層5との接合
界面8における引き剥がし強度を測定した。その結果、
接合界面層8の厚さは平均10nmであり、キャリア箔
層3と電解銅箔層5との熱膨張係数の差は0.268×
10−5/deg.で、当該引き剥がし強度は加熱前
4.0gf/cm、180℃で1時間加熱後は4.2g
f/cmであった。
【0055】第2実施形態: 本実施形態においては、
キャリア箔付電解銅箔1であって、図1に示したものに
関して説明する。そして、ここで用いた製造装置2は、
図2として示したものであり、巻き出されたキャリア箔
3が、電解銅箔層5の形成工程を蛇行走行するタイプの
ものである。ここでは、キャリア箔3に18μm厚のグ
レード3に分類されるS−HTE箔であって、表面処理
を施していない析離箔を用い、光沢面4側へ3μ厚の電
解銅箔層5形成したのである。
【0056】この第2実施形態においては、第1実施形
態とキャリア箔が異なるのみで、その他の実施内容は第
1実施形態と同様であるため重複した記載となるため、
ここでの説明は省略する。
【0057】このキャリア箔付電解銅箔1と、150μ
m厚のFR−4のプリプレグ2枚とを用いて両面銅張積
層板を製造し、キャリア箔層3と電解銅箔層5との接合
界面8における引き剥がし強度を測定した。その結果、
接合界面層8の厚さは平均10nmであり、キャリア箔
層3と電解銅箔層5との熱膨張係数の差は0.046×
10−5/deg.で、当該引き剥がし強度は加熱前7
0.4gf/cm、180℃で1時間加熱後は70.8
gf/cmであった。
【0058】第3実施形態: 本実施形態においては、
キャリア箔付電解銅箔1であって、図1に示したものに
関して説明する。そして、ここで用いた製造装置2は、
図2として示したものであり、巻き出されたキャリア箔
3が、電解銅箔層5の形成工程を蛇行走行するタイプの
ものである。ここでは、キャリア箔3に18μm厚のグ
レード1に分類される通常銅箔であって、表面処理を施
していない析離箔を用い、光沢面4側へ3μ厚の電解銅
箔層5形成したのである。
【0059】この第3実施形態においては、第1実施形
態とキャリア箔が異なるのみで、その他の実施内容は第
1実施形態と同様であるため重複した記載となるため、
ここでの説明は省略する。
【0060】このキャリア箔付電解銅箔1と、150μ
m厚のFR−4のプリプレグ2枚とを用いて両面銅張積
層板を製造し、キャリア箔層3と電解銅箔層5との接合
界面8における引き剥がし強度を測定した。その結果、
接合界面層8の厚さは平均10nmであり、キャリア箔
層3と電解銅箔層5との熱膨張係数の差は0.225×
10−5/deg.で、当該引き剥がし強度は加熱前
5.8gf/cm、180℃で1時間加熱後は6.5g
f/cmであった。
【0061】
【発明の効果】本発明に係るキャリア箔付電解銅箔は、
キャリア箔層と電解銅箔層との界面での剥離が非常に小
さな3gf/cm〜100gf/cmの範囲の力で容易
に行えるため、従来のピーラブルタイプのキャリア箔付
電解銅箔では不可能であった、キャリア箔の引き剥がし
安定性を維持することができる。このような特性が得ら
れることで、初めてキャリア箔の引き剥がしの自動化が
可能となり、銅張積層板の生産歩留まりを大きく改善す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリア箔付電解銅箔の断面模式図。
【図2】キャリア箔付電解銅箔の製造装置の模式断面。
【符号の説明】
1 キャリア箔付電解銅箔 2 キャリア箔付電解銅箔の製造装置 3 キャリア箔(キャリア箔層) 4 光沢面 5 電解銅箔(電解銅箔層) 6 酸洗処理槽 7 接合界面形成槽 8 接合界面(接合界面層) 9 バルク銅(バルク銅層) 10 バルク銅の形成槽 11 アノード電極 12 テンションロール 13 微細銅粒 14 表面処理槽 15 防錆処理槽 16 亜鉛溶解性アノード 17 乾燥処理部 18 水洗槽
フロントページの続き (72)発明者 杉元 晶子 埼玉県上尾市原市1333−1 三井金属鉱業 株式会社総合研究所内 (72)発明者 高橋 直臣 埼玉県上尾市鎌倉橋656−2 三井金属鉱 業株式会社銅箔事業本部銅箔事業部内 Fターム(参考) 4E351 BB01 BB30 BB33 BB50 DD04 GG01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリア箔層の表面に有機接合界面層を
    形成し、その有機接合界面層上に電解銅箔層を形成した
    キャリア箔付電解銅箔において、 キャリア箔層を構成する素材の熱膨張率と電解銅箔層を
    構成する素材の熱膨張率との差が4×10−7/de
    g.以上であることを特徴とするキャリア箔付電解銅
    箔。
  2. 【請求項2】 キャリア箔層を構成する素材は、IPC
    規格のグレード1〜3に分類される電解銅箔であり、 電解銅箔層を構成する素材は、IPC規格のベリーロー
    プロファイル(Vタイプ)に分類される電解銅箔である
    請求項1に記載のキャリア箔付電解銅箔。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のキャリア
    箔付電解銅箔を用いた銅張積層板。
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