JP2001130742A - 搬送中の薄板の表裏を反転させる装置 - Google Patents
搬送中の薄板の表裏を反転させる装置Info
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- JP2001130742A JP2001130742A JP31461099A JP31461099A JP2001130742A JP 2001130742 A JP2001130742 A JP 2001130742A JP 31461099 A JP31461099 A JP 31461099A JP 31461099 A JP31461099 A JP 31461099A JP 2001130742 A JP2001130742 A JP 2001130742A
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- Japan
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- roller conveyor
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G49/00—Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
- B65G49/05—Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
- B65G49/06—Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for fragile sheets, e.g. glass
- B65G49/067—Sheet handling, means, e.g. manipulators, devices for turning or tilting sheet glass
Abstract
(57)【要約】
【課題】 反転の前後で搬送ラインが変わることなく、
構造簡単で、迅速且つ円滑に反転を行うことが出来る、
搬送中の薄板の表裏を反転させる装置を提供する。 【解決手段】 複数のローラー３を含むローラーコンベ
アと、搬送方向及びこれと反対方向へローラー３と平行
な回転軸４の周りを１８０゜回動し得る籠体５と、籠体
５を回動せしめ得る駆動手段８と、搬送されて来る薄板
１が籠体５内に受容されたことを検出するセンサー６
と、表裏反転された薄板１が籠体５から排出されたこと
を検出するセンサー９とを備えている。
構造簡単で、迅速且つ円滑に反転を行うことが出来る、
搬送中の薄板の表裏を反転させる装置を提供する。 【解決手段】 複数のローラー３を含むローラーコンベ
アと、搬送方向及びこれと反対方向へローラー３と平行
な回転軸４の周りを１８０゜回動し得る籠体５と、籠体
５を回動せしめ得る駆動手段８と、搬送されて来る薄板
１が籠体５内に受容されたことを検出するセンサー６
と、表裏反転された薄板１が籠体５から排出されたこと
を検出するセンサー９とを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、短冊状に切断され
たリードフレームの製造装置、特に該リードフレームの
部分メッキ装置の次工程等に好適に用いられ得る、搬送
中の所定サイズの薄板の表裏を反転させる装置に関す
る。
たリードフレームの製造装置、特に該リードフレームの
部分メッキ装置の次工程等に好適に用いられ得る、搬送
中の所定サイズの薄板の表裏を反転させる装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】リードフレームに半導体素子を搭載する
際、リードフレームのダイパッド部に半導体素子を接着
し、その半導体素子とリード先端部とをボンディングワ
イヤで結線するようにしたものがある。例えば、図５に
示すように、この種のリードフレーム１では、ボンディ
ングワイヤとの接合性を良くするために、必要部分にＡ
ｕやＡｇ等のメッキ被膜２が設けられる。そして、この
リードフレーム１は、装置の都合上、メッキ被膜２の施
された側の面がローラーコンベアの搬送ローラー上に乗
りながら次工程へ送られる。そのため、ローラーとの摩
擦によりメッキ面に傷が付いたり、異物が付着するなど
の不具合が頻発し、製品収率の低下を招いている。
際、リードフレームのダイパッド部に半導体素子を接着
し、その半導体素子とリード先端部とをボンディングワ
イヤで結線するようにしたものがある。例えば、図５に
示すように、この種のリードフレーム１では、ボンディ
ングワイヤとの接合性を良くするために、必要部分にＡ
ｕやＡｇ等のメッキ被膜２が設けられる。そして、この
リードフレーム１は、装置の都合上、メッキ被膜２の施
された側の面がローラーコンベアの搬送ローラー上に乗
りながら次工程へ送られる。そのため、ローラーとの摩
擦によりメッキ面に傷が付いたり、異物が付着するなど
の不具合が頻発し、製品収率の低下を招いている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来、リード
フレームの表裏を反転させることによりメッキ被膜面が
形成されない側が搬送ローラー上に乗るようにした装置
が考え出されている（特許第２７８５５９８号、特許第
２７９５７９２号、特開平７−２４５３１９号等参照）
が、これは、リードフレームをその搬送方向に対し直交
する方向に回転して表裏を反転させる方式であるため、
反転の前後で搬送ラインがずれ易く、機構が複雑にな
り、反転速度が遅くコスト的にも割高になると云う問題
点があった。
フレームの表裏を反転させることによりメッキ被膜面が
形成されない側が搬送ローラー上に乗るようにした装置
が考え出されている（特許第２７８５５９８号、特許第
２７９５７９２号、特開平７−２４５３１９号等参照）
が、これは、リードフレームをその搬送方向に対し直交
する方向に回転して表裏を反転させる方式であるため、
反転の前後で搬送ラインがずれ易く、機構が複雑にな
り、反転速度が遅くコスト的にも割高になると云う問題
点があった。
【０００４】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、反転の前後で搬送
ラインが変わることなく、構造簡単で、迅速且つ円滑に
反転を行うことが出来る、搬送中の薄板の表裏を反転さ
せる装置を提供することにある。
のであり、その目的とするところは、反転の前後で搬送
ラインが変わることなく、構造簡単で、迅速且つ円滑に
反転を行うことが出来る、搬送中の薄板の表裏を反転さ
せる装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による搬送中の薄板の表裏を反転させる装置
は、薄板を一方向へ搬送するため並設された複数のロー
ラーを含むローラーコンベアと、隣接する一対の前記ロ
ーラー間に該ローラーと平行に配置されていて前記ロー
ラーコンベアにより搬送されて来る薄板を受け止めて停
止させ得る回転軸と、該回転軸に固着されていて前記ロ
ーラーコンベアにより搬送されて来る薄板を受容して保
持し得る籠体と、薄板が前記籠体内に受容されたことを
検出する第一センサーと、前記回転軸に固着された回転
部材と、該回転部材に連結されていて前記第一センサー
からの出力信号により起動せしめられて前記回転部材及
び回転軸を介して前記籠体を前記ローラーコンベアの搬
送方向へ１８０゜回動せしめ得る駆動手段と、薄板が前
記籠体により前記ローラーコンベアの搬送方向へ１８０
゜回動せしめられた後該ローラーコンベアにより搬送さ
れて前記籠体より排出されたことを検出する第二センサ
ーとを備えていて、該第二センサーからの出力信号によ
り前記駆動手段を再起動せしめて前記回転部材及び回転
軸を介して前記籠体を前記ローラーコンベアの搬送方向
とは反対の方向へ１８０゜回転せしめるようにしてなっ
ている。
め、本発明による搬送中の薄板の表裏を反転させる装置
は、薄板を一方向へ搬送するため並設された複数のロー
ラーを含むローラーコンベアと、隣接する一対の前記ロ
ーラー間に該ローラーと平行に配置されていて前記ロー
ラーコンベアにより搬送されて来る薄板を受け止めて停
止させ得る回転軸と、該回転軸に固着されていて前記ロ
ーラーコンベアにより搬送されて来る薄板を受容して保
持し得る籠体と、薄板が前記籠体内に受容されたことを
検出する第一センサーと、前記回転軸に固着された回転
部材と、該回転部材に連結されていて前記第一センサー
からの出力信号により起動せしめられて前記回転部材及
び回転軸を介して前記籠体を前記ローラーコンベアの搬
送方向へ１８０゜回動せしめ得る駆動手段と、薄板が前
記籠体により前記ローラーコンベアの搬送方向へ１８０
゜回動せしめられた後該ローラーコンベアにより搬送さ
れて前記籠体より排出されたことを検出する第二センサ
ーとを備えていて、該第二センサーからの出力信号によ
り前記駆動手段を再起動せしめて前記回転部材及び回転
軸を介して前記籠体を前記ローラーコンベアの搬送方向
とは反対の方向へ１８０゜回転せしめるようにしてなっ
ている。
【０００６】本発明によれば、前記回転部材はピニオン
から成り、前記駆動手段は前記ピニオンに噛合せしめら
れたラックと、該ラックを前記第一センサーからの出力
信号に基づき往動させ前記第二センサーからの出力信号
に基づき復動させる原動装置とを含んでいる。
から成り、前記駆動手段は前記ピニオンに噛合せしめら
れたラックと、該ラックを前記第一センサーからの出力
信号に基づき往動させ前記第二センサーからの出力信号
に基づき復動させる原動装置とを含んでいる。
【０００７】また、本発明によれば、前記原動装置はペ
ンシリンダーであり、前記駆動装置及びラックはばねを
圧縮しながら作動せしめられるようになっている。
ンシリンダーであり、前記駆動装置及びラックはばねを
圧縮しながら作動せしめられるようになっている。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
した実施例に基づき説明する。図１は本発明装置の要部
平面図、図２は籠体の拡大斜視図、図３は籠体が反転作
動の途中及び完了位置にある場合をも含めて示す図１の
底面図、図４は図１のIVーIV線に沿う拡大図である。
した実施例に基づき説明する。図１は本発明装置の要部
平面図、図２は籠体の拡大斜視図、図３は籠体が反転作
動の途中及び完了位置にある場合をも含めて示す図１の
底面図、図４は図１のIVーIV線に沿う拡大図である。
【０００９】図中、３は薄板であるリードフレーム１を
図１に矢印で示す方向へ搬送するため特定のピッチで並
設された複数のローラー、４は所定の長さのローラーコ
ンベアの中間位置において隣接する一対のローラー３，
３間に該ローラー１と平行に回転可能に設置されていて
好ましくは横断面が方形をなすように形成された回転
軸、５は図２に明示した如く一端部５ａが回転軸４に固
着されていてローラーコンベアにより搬送されて来るリ
ードフレーム１を受容し得るようにローラー３の配列ピ
ッチと同じピッチでローラー３と平行に配設された複数
の梁５ｂと該梁５ｂの両端部に搬送方向と平行に形成さ
れたガイド溝５ｃとを有する籠体、６は隣接する一対の
ローラー３，３間に設置されていて図１の矢印方向に搬
送されて来たリードフレーム１が籠体５内に受容された
ことを検出するセンサー、７は回転軸４の一端に固着さ
れた回転部材であるピニオン、８はローラーコンベアに
隣接配置されていてピニオン７に連結されていてセンサ
ー６からの出力信号により起動せしめられる後述する駆
動手段、９はリードフレーム１が籠体５によりローラー
コンベアの搬送方向（図１の矢印方向）へ１８０゜回転
せしめられた後ローラー３により搬送されて籠体５より
排出されたことを検出するため隣接する一対のローラー
３，３間に設置されたセンサーである。
図１に矢印で示す方向へ搬送するため特定のピッチで並
設された複数のローラー、４は所定の長さのローラーコ
ンベアの中間位置において隣接する一対のローラー３，
３間に該ローラー１と平行に回転可能に設置されていて
好ましくは横断面が方形をなすように形成された回転
軸、５は図２に明示した如く一端部５ａが回転軸４に固
着されていてローラーコンベアにより搬送されて来るリ
ードフレーム１を受容し得るようにローラー３の配列ピ
ッチと同じピッチでローラー３と平行に配設された複数
の梁５ｂと該梁５ｂの両端部に搬送方向と平行に形成さ
れたガイド溝５ｃとを有する籠体、６は隣接する一対の
ローラー３，３間に設置されていて図１の矢印方向に搬
送されて来たリードフレーム１が籠体５内に受容された
ことを検出するセンサー、７は回転軸４の一端に固着さ
れた回転部材であるピニオン、８はローラーコンベアに
隣接配置されていてピニオン７に連結されていてセンサ
ー６からの出力信号により起動せしめられる後述する駆
動手段、９はリードフレーム１が籠体５によりローラー
コンベアの搬送方向（図１の矢印方向）へ１８０゜回転
せしめられた後ローラー３により搬送されて籠体５より
排出されたことを検出するため隣接する一対のローラー
３，３間に設置されたセンサーである。
【００１０】尚、籠体５は、図１に示す如く待機位置に
あるときは、梁５ｂは何れも隣接する一対のローラー
３，３間に位置してローラー３よりも若干長く且つその
頂面はローラー３の最高外周位置（リードフレームの搬
送高さ位置）より僅かに低い位置を占め、また、溝部５
ｃを含む両側部は図１に明示されたように、ローラー３
の端面とその軸受部との間の隙間内に入り得る幅を有す
るように、全体の形状と寸法が選定されている。
あるときは、梁５ｂは何れも隣接する一対のローラー
３，３間に位置してローラー３よりも若干長く且つその
頂面はローラー３の最高外周位置（リードフレームの搬
送高さ位置）より僅かに低い位置を占め、また、溝部５
ｃを含む両側部は図１に明示されたように、ローラー３
の端面とその軸受部との間の隙間内に入り得る幅を有す
るように、全体の形状と寸法が選定されている。
【００１１】また、駆動手段８は、装置フレームに摺動
可能に装架されていてピニオン７に噛合するラック１０
と、装置フレームとラック１０の一端との間に介置され
たコイルばね１１と、装置フレームとラック１０の他端
との間に介置されたコイルばね１２と、ラック１０に連
結されたピストン１３ａを含む原動装置であるペンシリ
ンダー１３とから成っている。なお、コイルばね１１は
コイルばね１２よりも大きな弾力を有するように選定さ
れていて、常態では図４に示すように、ラック１０は最
も右方へ移動した位置を占めるように構成されている。
また、ペンシリンダー１３は、図示しない加圧媒体源に
接続されていて、センサー６の出力信号に基づきピスト
ン１３ａをコイルばね１１の弾力に抗して左方（図４の
矢印Ａ方向）限界位置まで進出せしめ、センサー９の出
力信号に基づきピストン１３ａをコイルばね１２の弾力
に抗して右方（図４の矢印Ｂ方向）限界位置まで後退せ
しめられるように構成されている。なお、ラック１０の
上記ストロークにより籠体５が丁度１８０゜回動せしめ
られ得るように、ピニオン７とラック１０の歯数比が選
定されている。
可能に装架されていてピニオン７に噛合するラック１０
と、装置フレームとラック１０の一端との間に介置され
たコイルばね１１と、装置フレームとラック１０の他端
との間に介置されたコイルばね１２と、ラック１０に連
結されたピストン１３ａを含む原動装置であるペンシリ
ンダー１３とから成っている。なお、コイルばね１１は
コイルばね１２よりも大きな弾力を有するように選定さ
れていて、常態では図４に示すように、ラック１０は最
も右方へ移動した位置を占めるように構成されている。
また、ペンシリンダー１３は、図示しない加圧媒体源に
接続されていて、センサー６の出力信号に基づきピスト
ン１３ａをコイルばね１１の弾力に抗して左方（図４の
矢印Ａ方向）限界位置まで進出せしめ、センサー９の出
力信号に基づきピストン１３ａをコイルばね１２の弾力
に抗して右方（図４の矢印Ｂ方向）限界位置まで後退せ
しめられるように構成されている。なお、ラック１０の
上記ストロークにより籠体５が丁度１８０゜回動せしめ
られ得るように、ピニオン７とラック１０の歯数比が選
定されている。
【００１２】本装置は上記のように構成されているか
ら、ローラー３により図１において矢印方向へ向けて搬
送されて来たリードフレーム１が籠体５内へ導入されて
その先端縁が回転軸４に当って停止せしめられると、セ
ンサー６から信号が発せられ、この信号に基づきペンシ
リンダー１３内へ加圧媒体が導入されて、ピストン１３
ａがコイルばね１１を圧縮しながら図４において矢印Ａ
方向へ進出せしめられる。これにより、ピニオン７はラ
ック１０を介して１８０゜反時計方向へ回動せしめら
れ、籠体５を図３において矢印Ａで示す如く搬送方向へ
１８０゜回動せしめる。籠体５のこの回動により、籠体
５のガイド溝５ｃ，５ｃにより両側縁が保持されて梁５
ｂ上に載置されているリードフレーム１も回転軸４の周
りに１８０゜反時計方向へ回動せしめられ、表裏が反転
した状態で再びローラー３上に載置される。従って、こ
のリードフレーム１は再び図１の矢印方向へ搬送され、
籠体５から排出される。
ら、ローラー３により図１において矢印方向へ向けて搬
送されて来たリードフレーム１が籠体５内へ導入されて
その先端縁が回転軸４に当って停止せしめられると、セ
ンサー６から信号が発せられ、この信号に基づきペンシ
リンダー１３内へ加圧媒体が導入されて、ピストン１３
ａがコイルばね１１を圧縮しながら図４において矢印Ａ
方向へ進出せしめられる。これにより、ピニオン７はラ
ック１０を介して１８０゜反時計方向へ回動せしめら
れ、籠体５を図３において矢印Ａで示す如く搬送方向へ
１８０゜回動せしめる。籠体５のこの回動により、籠体
５のガイド溝５ｃ，５ｃにより両側縁が保持されて梁５
ｂ上に載置されているリードフレーム１も回転軸４の周
りに１８０゜反時計方向へ回動せしめられ、表裏が反転
した状態で再びローラー３上に載置される。従って、こ
のリードフレーム１は再び図１の矢印方向へ搬送され、
籠体５から排出される。
【００１３】かくして、表裏が反転されたリードフレー
ム１が籠体５から排出されると、センサー９から信号が
発せられ、この信号に基づきペンシリンダー１３内の加
圧媒体が排出されて、ピストン１３ａは圧縮されている
コイルばね１１の弾力により他方のコイルばね１２を圧
縮しながら図４の矢印Ｂ方向へ移動せしめられるラック
１０を介して、同Ｂ方向へ後退せしめられる。この場
合、ペンシリンダー１３内へはピストン１３ａを後退せ
しめるべく加圧媒体を導入するように構成しても良い。
これにより、籠体５はピニオン７を介して図３の矢印Ｂ
方向（搬送方向とは反対の方向）へ１８０゜回動せしめ
られて、図１の待機位置に戻される。このようにして、
リードフレーム１の表裏反転動作の一サイクルが終了せ
しめられる。
ム１が籠体５から排出されると、センサー９から信号が
発せられ、この信号に基づきペンシリンダー１３内の加
圧媒体が排出されて、ピストン１３ａは圧縮されている
コイルばね１１の弾力により他方のコイルばね１２を圧
縮しながら図４の矢印Ｂ方向へ移動せしめられるラック
１０を介して、同Ｂ方向へ後退せしめられる。この場
合、ペンシリンダー１３内へはピストン１３ａを後退せ
しめるべく加圧媒体を導入するように構成しても良い。
これにより、籠体５はピニオン７を介して図３の矢印Ｂ
方向（搬送方向とは反対の方向）へ１８０゜回動せしめ
られて、図１の待機位置に戻される。このようにして、
リードフレーム１の表裏反転動作の一サイクルが終了せ
しめられる。
【００１４】以上の説明で明らかなように、籠体５の１
８０゜回動はコイルばね１１または１２を圧縮しながら
行われるため、籠体５の回動の際に生じる慣性力は抑制
され、従って、リードフレーム１が表裏反転されてロー
ラー３上に置かれる際衝撃を受けることなく置かれる。
また、コイルばね１１及び１２の使用により、ピニオン
７とラック１０間のバックラッシュは無い状態に置かれ
るから、籠体５の回動運動が円滑に行われると云う利点
がある。
８０゜回動はコイルばね１１または１２を圧縮しながら
行われるため、籠体５の回動の際に生じる慣性力は抑制
され、従って、リードフレーム１が表裏反転されてロー
ラー３上に置かれる際衝撃を受けることなく置かれる。
また、コイルばね１１及び１２の使用により、ピニオン
７とラック１０間のバックラッシュは無い状態に置かれ
るから、籠体５の回動運動が円滑に行われると云う利点
がある。
【００１５】以上、実施例では、籠体５を回動させるた
めの駆動手段として、ペンシリンダー１３を利用したラ
ック・ピニオン機構を用いたが、ペンシリンダーの代わ
りに電磁プランジャーを用いてもよいし、また、ピニオ
ン７を直接ステップモーター等で回動せしめるように構
成しても良い。また、実施例では、薄板としてリードフ
レームを用いた場合について説明したが、これに限定さ
れるものではない。
めの駆動手段として、ペンシリンダー１３を利用したラ
ック・ピニオン機構を用いたが、ペンシリンダーの代わ
りに電磁プランジャーを用いてもよいし、また、ピニオ
ン７を直接ステップモーター等で回動せしめるように構
成しても良い。また、実施例では、薄板としてリードフ
レームを用いた場合について説明したが、これに限定さ
れるものではない。
【００１６】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、表裏反転の
前後で搬送ラインが変わることなく、構造簡単で、迅速
且つ円滑に反転を行うことが出来る、搬送中の薄板の表
裏を反転させる装置を提供することができ、特にリード
フレームのメッキ工程における搬送ライン等において有
効に利用することが出来る。
前後で搬送ラインが変わることなく、構造簡単で、迅速
且つ円滑に反転を行うことが出来る、搬送中の薄板の表
裏を反転させる装置を提供することができ、特にリード
フレームのメッキ工程における搬送ライン等において有
効に利用することが出来る。
【図１】本発明装置の一実施例の要部平面図である。
【図２】籠体の拡大斜視図である。
【図３】籠体が反転作動の途中及び完了位置にある場合
をも含めて示す図１の底面図である。
をも含めて示す図１の底面図である。
【図４】図１のIVーIV線に沿う拡大図である。
【図５】リードフレームの一従来例の平面図である。
１ リードフレーム（薄板） ２ メッキ被膜 ３ ローラー ４ 回転軸 ５ 籠体 ５ａ 一端部 ５ｂ 梁 ５ｃ ガイド溝 ６，９ センサー ７ 回転部材（ピニオン） ８ 駆動部材 １０ ラック １１，１２ コイルばね １３ ペンシリンダー １３ａ ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3F081 AA10 AA22 CA14 CC12 EA10 FA03 5F031 CA15 FA05 FA07 FA14 FA21 GA53 GA60 JA22 LA09 LA11 LA14 LA15 MA25 PA20 PA30
Claims (5)
- 【請求項１】 薄板を一方向へ搬送するため並設された
複数のローラーを含むローラーコンベアと、隣接する一
対の前記ローラー間に該ローラーと平行に配置されてい
て前記ローラーコンベアにより搬送されて来る薄板を受
け止めて停止させ得る回転軸と、該回転軸に固着されて
いて前記ローラーコンベアにより搬送されて来る薄板を
受容して保持し得る籠体と、薄板が前記籠体内に受容さ
れたことを検出する第一センサーと、前記回転軸に固着
された回転部材と、該回転部材に連結されていて前記第
一センサーからの出力信号により起動せしめられて前記
回転部材及び回転軸を介して前記籠体を前記ローラーコ
ンベアの搬送方向へ１８０゜回動せしめ得る駆動手段
と、薄板が前記籠体により前記ローラーコンベアの搬送
方向へ１８０゜回動せしめられた後該ローラーコンベア
により搬送されて前記籠体より排出されたことを検出す
る第二センサーとを備えていて、該第二センサーからの
出力信号により前記駆動手段を再起動せしめて前記回転
部材及び回転軸を介して前記籠体を前記ローラーコンベ
アの搬送方向とは反対の方向へ１８０゜回転せしめるよ
うにして成る、搬送中の薄板の表裏を反転させる装置。 - 【請求項２】 前記駆動手段は、該駆動手段に作用する
ばねを圧縮しながら作動せしめられるようになっている
請求項１に記載の装置。 - 【請求項３】 前記回転部材はピニオンから成り、前記
駆動手段は前記ピニオンに噛合せしめられたラックと、
該ラックを前記第一センサーからの出力信号に基づき往
動させ前記第二センサーからの出力信号に基づき復動さ
せる原動装置とを含んでいる請求項１に記載の装置。 - 【請求項４】 前記原動装置はペンシリンダーである請
求項２に記載の装置。 - 【請求項５】 前記ラックは、該ラックに作用するばね
を圧縮しながら運動せしめられるようになっている請求
項３または４に記載の装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31461099A JP2001130742A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 搬送中の薄板の表裏を反転させる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31461099A JP2001130742A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 搬送中の薄板の表裏を反転させる装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001130742A true JP2001130742A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18055380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31461099A Pending JP2001130742A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 搬送中の薄板の表裏を反転させる装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001130742A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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