JP2000076388A - カード状記録媒体のクリーニング装置 - Google Patents

カード状記録媒体のクリーニング装置

Info

Publication number
JP2000076388A
JP2000076388A JP10243382A JP24338298A JP2000076388A JP 2000076388 A JP2000076388 A JP 2000076388A JP 10243382 A JP10243382 A JP 10243382A JP 24338298 A JP24338298 A JP 24338298A JP 2000076388 A JP2000076388 A JP 2000076388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
card
roller
shaped recording
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10243382A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Ichikawa
博敏 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10243382A priority Critical patent/JP2000076388A/ja
Publication of JP2000076388A publication Critical patent/JP2000076388A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型かつ簡単な機構で、塵挨、脂汚れのいず
れに対しても有効なクリーニング効果を得ることができ
ると共に、一旦収集した塵挨、脂汚れをカード状記録媒
体上に戻すことがなく、しかもカード状記録媒体を安定
して搬送できるカード状記録媒体のクリーニング装置を
提供する。 【解決手段】 動力伝達部材54の回動により、その前後
に設けた搬送ローラ55,56 を回転させてカード状記録媒
体媒体51を搬送すると共に、カード状記録媒体51の挿入
時には、クリーニングローラ67を第1の方向に公転させ
てカード状記録媒体51の記録面に当接させ、かつその当
接状態でカード状記録媒体51の搬送方向とは逆方向に自
転させ、カード状記録媒体51の排出時には、クリーニン
グローラ67を第2の方向に公転させてカード状記録媒体
51から退避させ、かつその退避状態でストッパ部材77に
当接させて自転させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カード状記録媒
体に付着した塵挨等を取り除くクリーニング装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】カード状記録媒体として、光カードや磁
気カードが知られている。このようなカード状記録媒体
は、一般には、光磁気ディスク等の媒体とは異なり、記
録面を保護するようなハウジングに収納されておらず、
記録面が露出された状態で携帯され、記録/再生装置に
対して挿脱されるようになっている。このため、記録面
に指紋、汚れ等が付着し易く、特に、光カードにあって
は、情報を光学的に記録/再生することから、記録面に
付着した指紋やごみ等によって情報を正確に記録/再生
できない場合がある。このようなことから、光カードの
記録/再生装置においては、装置内部あるいは装置外部
にクリーニング装置を設けて、記録/再生に先立って光
カードの記録面をクリーニングする等の工夫がなされて
いる。
【0003】図5AおよびBは、光カードの従来のクリ
ーニング装置を示す正面図および平面図である。このク
リーニング装置は、特開平4−6687号公報に開示さ
れているもので、トレー1の凹部に光カード2を装填し
た状態で、トレー1をガイドレール3に沿って記録/再
生装置に装填する際に、トレー1の側部に設けた直線運
動伝達部材4を介して駆動ローラ5を旋回させ、この駆
動ローラ5の回転をベルト6を有する伝導系を介して増
速してクリーニング部材7の回転軸に伝達して、クリー
ニング部材7を回転させるようにしたものである。ここ
で、クリーニング部材7は、光カード2の幅よりも大き
い直径を有し、その下面には光カード2の表面(記録
面)に接触するクリーニングシート8を有しており、こ
のクリーニング部材7が回転することによって、記録面
に付着している塵挨、指紋、脂などをクリーニングシー
ト8で掃拭して、光カード2のクリーニング領域外へ掃
出するようにしている。
【0004】図6AおよびBは、従来の他のクリーニン
グ装置を示す平面図および部分側面図である。このクリ
ーニング装置は、一対の搬送ローラ11,12を有し、
光カード13の記録面側(裏面側)に位置する搬送ロー
ラ12は、その表面をクリーニング部材で構成し、他方
の搬送ローラ11はモータ14により歯車15,16を
介して回転させるようにしている。そして、光カード1
3の挿入時には、搬送ローラ12をラチェット機構17
により回動不能として光カード13の記録面に圧接し、
その状態で搬送ローラ11により光カード13を搬送し
ながら、搬送ローラ12で記録面の塵挨等を掃拭するよ
うにしている。
【0005】図7AおよびBは、従来の更に他のクリー
ニング装置を示す平面図および部分側面図である。この
クリーニング装置は、モータ25による駆動力を伝達す
るための歯車26に接続した歯車27に同軸上に配置し
た搬送ローラ22と、前記歯車27に接続した歯車28
に同軸上に配置されたクリーニングローラ21とを有
し、かつ前記搬送ローラ22とクリーニングローラ21
のカード搬送路に対向した側には各々対向ローラ23お
よび24を配置している。さらに、前記クリーニングロ
ーラ21は光カード29の記録面への当接圧をカード搬
送に悪影響を与えず、かつ充分なクリーニング効果が得
られるように調整するための弾性部材30が設けられて
いる。このような構成によれば、搬送ローラ22による
カード搬送方向に対し、クリーニングローラ21は逆転
しながらカード記録面に当接するので、記録面の塵埃は
効果的に掃拭される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した従来のクリーニング装置にあっては、クリーニン
グ部材7が光カード2の幅よりも大きい直径を有してい
るため、装置の小型化が困難であるという問題がある。
また、トレー1の直線運動をクリーニング部材7の回転
運動に変換する機構が必要となるため、構造上も複雑に
なるという問題もある。
【0007】また、図6および図7に示した従来のクリ
ーニング装置にあっては、光カード挿入時には光カード
上の塵挨等を除去することができるが、光カード排出時
にはクリーニング部材が記録面に当接しながら挿入時と
は逆方向に回転することになるため、クリーニング部材
に付着していた塵挨等が再び光力一ド上に付着してしま
うという問題がある。
【0008】このような問題を解決し得るものとして、
例えば特開平4−188385号公報において、図8A
およびBに示すようなものが提案されている。このクリ
ーニング装置では、図8Aに示すように、駆動ローラ3
1および従動ローラ32によりカード33を挿入する際
に、従動ローラ32の回転によってブラシ腕34をスト
ッパ35に当接する位置まで回動させ、これによりブラ
シ腕34に保持されたクリーニングブラシ36をカード
33の記録面に接触させてクリーニングを行うように
し、カード33の排出の際には、図8Bに示すように、
従動ローラ32の逆回転によりブラシ腕34をストッパ
37に当接する位置まで回動させて、クリーニングブラ
シ36をカード33の記録面から退避させるようにして
いる。
【0009】しかし、図8に示したクリーニング装置に
あっては、クリーニングブラシ36は、カード33の搬
送機能を有しないため、カード33の挿入の際に、カー
ド33がクリーニングブラシ36に当たることによる挿
入フィーリングの悪化が問題となる。また、指紋などに
よる脂汚れについては、クリーニングブラシ36では除
去することが困難であるため、十分なクリーニング効果
が期待できないという問題がある。
【0010】さらに、上述した従来のクリーニング装置
を、例えば光カードの記録/再生装置に適用する場合に
は、光カードを記録/再生装置内に搬送するためのロー
ディング機構をクリーニング装置に設ける必要がある。
この場合、光カードの挿入方向に対して、クリーニング
ローラを搬送ローラよりも下流側に配置したり、あるい
はクリーニングローラの上流側にもう一つの搬送ローラ
を配置する等して、光カードを記録/再生装置内の所定
の位置まで搬送する必要があるが、そのためには複数の
ローラ群を駆動するための複数のギヤ群やベルトなどを
用いた動力伝達手段が必要となって、機構が大型化し、
機械的な効率も低下するという問題が生じることにな
る。また、十分なクリーニング効果を得るために、クリ
ーニングローラを挿入、排出のいずれかに回転不能とし
たり、逆転させたりすると、光カードの搬送が不安定に
なるという問題もある。
【0011】この発明は、上述した従来の問題点に着目
してなされたもので、小型かつ簡単な機構で、塵挨、脂
汚れのいずれに対しても有効なクリーニング効果を得る
ことができると共に、一旦収集した塵挨、脂汚れをカー
ド状記録媒体上に戻すことがなく、しかもカード状記録
媒体を安定して搬送できるよう適切に構成したカード状
記録媒体のクリーニング装置を提供することを目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るカード状記録媒体のクリーニング装
置は、カード状記録媒体の搬送方向と直交する軸を中心
に回転可能に設けられ、外周側動力伝達要素および内周
側動力伝達要素を有する円筒形状の動力伝達部材と、こ
の動力伝達部材を回転駆動する駆動源と、前記動力伝達
部材の回転軸を含み、前記カード状記録媒体の搬送方向
と直交する平面を挟む両側に、前記外周側動力伝達要素
に結合してそれぞれ回転自在に設けた搬送ローラと、前
記カード状記録媒体の搬送通路の両側に、前記動力伝達
部材と同軸上で回転可能に設けた一対の連結板と、前記
動力伝達部材の前記内周側動力伝達要素に結合して、前
記一対の連結板に偏芯して自転自在に設けたクリーニン
グローラと、このクリーニングローラを前記動力伝達部
材の回動により公転可能に、該クリーニングローラの自
転力量を調整するためのばね部材と、前記クリーニング
ローラの第1の方向への公転を規制して、該クリーニン
グローラを前記カード状記録媒体に当接させるためのカ
ウンタローラと、前記クリーニングローラの第2の方向
への公転を規制するためのストッパ部材とを有し、前記
カード状記録媒体の挿入時には、前記クリーニングロー
ラを前記第1の方向に公転させて前記カード状記録媒体
の記録面に当接させると共に、その当接状態で前記カー
ド状記録媒体の搬送方向とは逆方向に自転させ、前記カ
ード状記録媒体の排出時には、前記クリーニングローラ
を前記第2の方向に公転させて前記カード状記録媒体か
ら退避させると共に、その退避状態で前記ストッパ部材
に当接させて自転させるよう構成したことを特徴とする
ものである。
【0013】この発明の一実施形態では、前記ストッパ
部材を、ローラをもって構成すると共に、少なくともそ
のローラ表面を弱粘着性部材をもって構成する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の第
1実施形態を一部切り欠いて示す斜視図、図2は、図1
の部分分解斜視図である。この実施形態では、光カード
51を搬送するための駆動源としてのモータ52の出力
軸にウォームギヤ53を取り付け、このウォームギヤ5
3を光カード51の搬送方向と直交する軸を中心に回転
自在に設けた動力伝達部材としての大ギヤ54に噛合さ
せる。大ギヤ54は、外周側動力伝達要素としの外歯5
4aと、内周側動力伝達要素としての内歯54bとを有
する筒状に形成し、その外歯54aにウォームギヤ53
を噛合させる。また、大ギヤ54の回転軸を含み、光カ
ード51の搬送方向と直交する平面を挟む両側には、光
カード51を搬送するための第一の搬送ローラ55およ
び第二の搬送ローラ56を回転自在に設けると共に、こ
れら第一の搬送ローラ55および第二の搬送ローラ56
のそれぞれの一端部に、大ギヤ54の外歯54aに噛合
させて駆動ギヤ58および59を設ける。さらに、第一
の搬送ローラ55および第二の搬送ローラ56には、光
カード51の搬送通路を挟んで対向するように、それぞ
れ第一の補助ローラ61および第二の補助ローラ62を
回転自在に設ける。
【0015】このようにして、光カード51の挿脱に応
じて、モータ52によりウォームギヤ53を介して大ギ
ヤ54を回転させることにより、第一の搬送ローラ55
および第二の搬送ローラ56を同一方向に回転させて、
光カード51を、第一の搬送ローラ55と第一の補助ロ
ーラ61との間、および第二の搬送ローラ56と第二の
補助ローラ62との間でそれぞれ挟持しながら挿入方向
あるいは排出方向に搬送するようにする。
【0016】また、大ギヤ54と同軸上で公転可能に、
一対の連結板65,66に自転可能に支持してクリーニ
ングローラ67およびローラ68を設ける。これらクリ
ーニングローラ67およびローラ68には、それぞれ大
ギヤ54側の一端部にギヤ71,72を設け、これらの
ギヤ71,72をそれぞれ大ギヤ54の内歯54bに噛
合させる。クリーニングローラ67およびローラ68の
少なくとも一方、この実施形態では双方の回転部には、
自転力量を調整するためのばね部材としてのテンション
部材73,74を設け、これによりクリーニングローラ
67およびローラ68の自転負荷が、連結板65,66
の回転負荷よりも大きくなるように設定して、クリーニ
ングローラ67およびローラ68を公転させるようにす
る。
【0017】さらに、大ギヤ54の内側には、光カード
51の挿入時にクリーニングローラ67の光カ一ド51
に対する接触位置を規制し、これにより光カード51の
変形を防止して十分なクリーニング効果を得るためのカ
ウンタローラ75と、光カード51の挿入時にローラ6
8と協働して光カード51を挟持する補助ローラ76
と、光カード51の排出時にクリーニングローラ67の
退避位置を規制するためのストッパ部材としてのストッ
プローラ77とをそれぞれ回転自在に設ける。ここで、
クリーニングローラ67,補助ローラ76およびストッ
プローラ77は、光カード51の搬送通路に対して第一
の搬送ローラ55および第二の搬送ローラ56と同一側
に位置するように設け、ローラ68およびカウンタロー
ラ75は、第一の補助ローラ61および第二の補助ロー
ラ62と同一側に位置するように設ける。また、この実
施形態では、ストップローラ77のローラ表面を弱粘着
性部材で構成する。
【0018】以下、この実施形態の動作を図3Aおよび
Bを参照しながら説明する。図3Aは、光カード51の
挿入動作を示すもので、先ず、図示しないセンサ信号に
よる光カード51の挿入検知によりモータ52が回転を
始めると、ウォームギヤ53により動力が伝達され、大
ギヤ54、第一の搬送ローラ55、第二の搬送ローラ5
6が光カード51の挿入方向に回転を開始する。それと
同時に、大ギヤ54の内歯54bに噛合されたクリーニ
ングローラ67およびローラ68に動力が伝達される
が、クリーニングローラ67およびローラ68の自転力
量は、テンション部材73,74により連結板65,6
6の回転負荷よりも大きく設定されているので、クリー
ニングローラ67およびローラ68はすぐには自転を開
始せず、先ず連結板65,66とともに大ギヤ54の回
転軸を中心として公転を開始することになる。
【0019】次に、クリーニングローラ67およびロー
ラ68が公転して、対応するカウンタローラ75または
補助ローラ76に接するか、または光カード51に接す
ると公転が阻止され、ここで始めてクリーニングローラ
67およびローラ68が自転を開始することになる。こ
こで、ローラ68は光カード51の搬送方向に、クリー
ニングローラ67は光カード51の搬送方向とは逆方向
に回転するので、光カード51の搬送が行われると同時
に、有効なクリーニングが実施されることになる。な
お、この際、クリーニングローラ67が光カード51に
圧接する力量、すなわちクリーニング効果の大小は、テ
ンション部材73,74によって調整可能である。続い
て、クリーニングローラ67を通過した光カード51
は、第二の搬送ローラ56によりクリーニング装置外に
搬送されて、光カード51の挿入動作が完了する。
【0020】また、図3Bに示すように、光カード51
の排出時には、モータ52の逆転により大ギヤ54、第
一の搬送ローラ55、第二の搬送ローラ56は、カード
排出方向に回転を開始すると共に、クリーニングローラ
67およびローラ68は光カード51から退避する方向
に公転する。その後、クリーニングローラ67がストッ
プローラ77に当接すると、クリーニングローラ67お
よびローラ68は公転を阻止され、クリーニングローラ
67は退避位置で回転することになる。したがって、光
カード51は、クリーニングローラ67の接触を受ける
ことなく、第一の搬送ローラ55および第二の搬送ロー
ラ56により排出搬送される。また、ストップローラ7
7は、そのローラ表面が弱粘着性部材で構成されている
ので、クリーニングローラ67がストップローラ77に
当接して回転することにより、クリーニングローラ67
の表面に付着した塵挨は、ローラ全周に亘ってストップ
ローラ77に回収されることになる。したがって、クリ
ーニングローラ67のクリーニング効果を長く維持する
ことができる。
【0021】図4は、この発明の第2実施形態を示す側
面図である。この実施形態は、上述した第1実施形態に
おいて、ローラ68およびそれに付随するギヤ72,テ
ンション部材74を省略すると共に、補助ローラ76を
省略したもので、その他の構成は第1実施形態と同様で
ある。したがって、実施形態においても、第1実施形態
と同様に動作させることができ、同様の作用効果を得る
ことができる。また、ローラ68および補助ローラ76
等を省略したので、その分、第1実施形態よりも構成を
簡単にでき、安価にできる利点がある。
【0022】なお、この発明は、上述した実施形態にの
み限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可
能である。例えば、上述した各実施形態において、一連
の動力伝達機構を摩擦車で構成したり、あるいは歯車と
庫擦車とを組み合わせて構成することもできる。また、
この発明は、光カードのクリーニング装置に限らず、磁
気カードや他のカード状記録媒体のクリーニング装置に
有効に適用することができる。さらに、図3において、
クリーニングローラ67に代えて、ローラ68をクリー
ニング部材で構成すると共に、搬送ローラ55,56に
よるカード51の搬送速度に対しクリーニングローラ6
8の接線速度を相対的に異ならせることにより、クリー
ニングを実施してもよい。この場合、外周側動力伝達要
素および内周側動力伝達要素の減速比を任意に設定した
り、また、クリーニングローラ68の直径および搬送ロ
ーラ55,56の直径を任意に設定することで、カード
51の搬送速度とクリーニングローラ68の接線速度を
異ならせるようにする。このようにすれば、クリーニン
グローラ68はカード51の搬送方向と同じ方向に回転
駆動するが、カード51の搬送速度とクリーニングロー
ラ68の回転による接線速度とは相対的に異なるので、
第1実施形態と同様に、有効なクリーニング効果を得る
ことができる。また、上述したクリーニング装置は、カ
ード状記録媒体用の情報再生装置内に組み込んでもよ
い。
【0023】〔付記項1〕 前記カード状記録媒体の搬
送速度に対する前記クリーニングローラの相対速度が異
なるように、前記クリーニングローラの直径および前記
搬送ローラの直径を設定したことを特徴とする請求項1
記載のカード状記録媒体のクリーニング装置。 〔付記項2〕 カード状記録媒体を搬送する搬送ローラ
と、前記カード状記録媒体の表面をクリーニングするク
リーニングローラと、前記搬送ローラと前記クリーニン
グローラとの共通の駆動源と、前記共通の駆動源の駆動
力を前記搬送ローラおよび前記クリーニングローラに伝
達する伝達手段と、を有するカード状記録媒体用の情報
再生装置において、前記クリーニングローラは、前記カ
ード状記録媒体の表面に接触する接触位置と接触しない
非接触位置との間を移動可能であって、前記伝達手段
は、前記搬送ローラが前記カード状記録媒体を前記情報
再生装置内部に挿入するように回転駆動されていると
き、前記クリーニングローラを前記接触位置に移動さ
せ、かつ、前記クリーニングローラを、前記カード状記
録媒体を情報再生装置内部から排出する方向に回転駆動
させるように構成したことを特徴とするカード状記録媒
体用の情報再生装置。 〔付記項3〕 カード状記録媒体を搬送する搬送ローラ
と、前記カード状記録媒体の表面をクリーニングするク
リーニングローラと、前記搬送ローラと前記クリーニン
グローラとの共通の駆動源と、前記共通の駆動源の駆動
力を前記搬送ローラおよび前記クリーニングローラに伝
達する伝達手段と、を有するカード状記録媒体用の情報
再生装置において、前記クリーニングローラは、前記カ
ード状記録媒体の表面に接触する接触位置と接触しない
非接触位置との間を移動可能であって、前記伝達手段
は、前記搬送ローラが前記カード状記録媒体を前記情報
再生装置内部に挿入するように回転駆動されていると
き、前記クリーニングローラを前記接触位置に移動さ
せ、かつ、前記クリーニングローラの接線速度を、前記
搬送される前記カード状記録媒体の搬送速度と異なるよ
うに、前記クリーニングローラの回転速度を設定したこ
とを特徴とするカード状記録媒体用の情報再生装置。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、カー
ド状記録媒体の挿入時には、クリーニングローラによっ
てカード状記録媒体上の塵挨、脂汚れを有効に除去する
ことができ、カード状記録媒体の排出時には、クリーニ
ングローラをカード状記録媒体から退避させるようにし
たので、一度回収した塵挨等をカード状記録媒体上に戻
すこともない。また、動力伝達部材の回転軸を含み、カ
ード状記録媒体の搬送方向と直交する平面を挟む両側
に、カード状記録媒体の搬送のみを目的とした搬送ロー
ラを設けたので、カード状記録媒体を所定の位置まで確
実に搬送することができ、装置全体も比較的コンパクト
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を一部切り欠いて示す
斜視図である。
【図2】図1の部分分解斜視図である。
【図3】図1の動作を説明するための図である。
【図4】この発明の第2実施形態を示す側面図である。
【図5】従来のクリーニング装置を示す図である。
【図6】従来の他のクリーニング装置を示す図である。
【図7】従来のさらに他のクリーニング装置を示す図で
ある。
【図8】従来のさらに他のクリーニング装置を示す図で
ある。
【符号の説明】
51 光カード 52 モータ 53 ウォームギヤ 54 大ギヤ 54a 外歯 54b 内歯 55 第一の搬送ローラ 56 第二の搬送ローラ 58,59 駆動ギヤ 61 第一の補助ローラ 62 第二の補助ローラ 65,66 連結板 67 クリーニングローラ 68 ローラ 71,72 ギヤ 73,74 テンション部材 75 カウンタローラ 76 補助ローラ 77 ストップローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード状記録媒体の搬送方向と直交する
    軸を中心に回転可能に設けられ、外周側動力伝達要素お
    よび内周側動力伝達要素を有する円筒形状の動力伝達部
    材と、 この動力伝達部材を回転駆動する駆動源と、 前記動力伝達部材の回転軸を含み、前記カード状記録媒
    体の搬送方向と直交する平面を挟む両側に、前記外周側
    動力伝達要素に結合してそれぞれ回転自在に設けた搬送
    ローラと、 前記カード状記録媒体の搬送通路の両側に、前記動力伝
    達部材と同軸上で回転可能に設けた一対の連結板と、 前記動力伝達部材の前記内周側動力伝達要素に結合し
    て、前記一対の連結板に偏芯して自転自在に設けたクリ
    ーニングローラと、 このクリーニングローラを前記動力伝達部材の回動によ
    り公転可能に、該クリーニングローラの自転力量を調整
    するためのばね部材と、 前記クリーニングローラの第1の方向への公転を規制し
    て、該クリーニングローラを前記カード状記録媒体に当
    接させるためのカウンタローラと、 前記クリーニングローラの第2の方向への公転を規制す
    るためのストッパ部材とを有し、 前記カード状記録媒体の挿入時には、前記クリーニング
    ローラを前記第1の方向に公転させて前記カード状記録
    媒体の記録面に当接させると共に、その当接状態で前記
    カード状記録媒体の搬送方向とは逆方向に自転させ、前
    記カード状記録媒体の排出時には、前記クリーニングロ
    ーラを前記第2の方向に公転させて前記カード状記録媒
    体から退避させると共に、その退避状態で前記ストッパ
    部材に当接させて自転させるよう構成したことを特徴と
    するカード状記録媒体のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ部材を、ローラをもって構
    成すると共に、少なくともそのローラ表面を弱粘着性部
    材をもって構成したことを特徴とする請求項1記載のカ
    ード状記録媒体のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記カード状記録媒体の搬送速度に対す
    る前記クリーニングローラの相対速度が異なるように、
    前記外周側動力伝達要素および前記内周側動力伝達要素
    の減速比を設定したことを特徴とする請求項1記載のカ
    ード状記録媒体のクリーニング装置。
JP10243382A 1998-08-28 1998-08-28 カード状記録媒体のクリーニング装置 Withdrawn JP2000076388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10243382A JP2000076388A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 カード状記録媒体のクリーニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10243382A JP2000076388A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 カード状記録媒体のクリーニング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000076388A true JP2000076388A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17103032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10243382A Withdrawn JP2000076388A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 カード状記録媒体のクリーニング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000076388A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63195855A (ja) カ−ド状記録担体の移送機構
JP2001130742A (ja) 搬送中の薄板の表裏を反転させる装置
JP2000076388A (ja) カード状記録媒体のクリーニング装置
JPH0962797A (ja) 媒体搬送装置
JPH07302308A (ja) 光カード搬送装置
JP3735922B2 (ja) カードリーダ
JP2731934B2 (ja) 情報記録媒体のクリーニング機構
JP3336984B2 (ja) カード処理装置
JP2971012B2 (ja) 媒体搬送装置
JP2960666B2 (ja) カードリーダのカード搬送機構
JP3563957B2 (ja) カードリーダのカード強制排出方法
JP3326351B2 (ja) Icカードリーダ
JP2799173B2 (ja) カード搬送装置
KR200248318Y1 (ko) 카드리더라이터의 엔코딩장치
JPS62107488A (ja) 情報記録再生装置
JPH11260035A (ja) クリーニング装置
JP3525008B2 (ja) 磁気カード処理装置
JPH04190475A (ja) 情報記録再生装置
JPH11185443A (ja) クリーニング装置
JP3394874B2 (ja) カードリーダ
JP2539008Y2 (ja) カードリーダのカード搬送装置
JPH02148485A (ja) カード状情報記録媒体のクリーニング機構
KR100254949B1 (ko) 매체기록재생장치용 매체반송장치
JPH055147B2 (ja)
JPH11339443A (ja) ディスクプレーヤー装置及びその使用方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101