JP2960666B2 - カードリーダのカード搬送機構 - Google Patents

カードリーダのカード搬送機構

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JP2960666B2 JP13986195A JP13986195A JP2960666B2 JP 2960666 B2 JP2960666 B2 JP 2960666B2 JP 13986195 A JP13986195 A JP 13986195A JP 13986195 A JP13986195 A JP 13986195A JP 2960666 B2 JP2960666 B2 JP 2960666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気カードやICカー
ド、光カードが使用されるカードリーダのカード搬送機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカードリーダのカード搬送は、カ
ード挿入口からカード進行方向に向かって延出形成され
るカード通路に挿入されるカードを搬送する第1、第2
および第3の搬送ローラ対からなる3組の搬送ローラ対
をもって行っており、それらの各組は駆動ローラと従動
ローラからなり、互いに対向配置、構成されている。こ
の搬送機構ではカード通路の下方に設けられた駆動ロー
ラは、側板に枢支された回転軸にそれぞれ固定され、上
記回転軸はカード挿入口からカードが挿入されたことを
感知するセンサによって動く駆動モータによって回転さ
れる一方、カード通路の上方に位置するそれぞれの従動
ローラは、パッドブロックに支持されていて、駆動ロー
ラの周面とカード通路内で接触している。
【0003】カード挿入口からカードが挿入されると、
カードが挿入されたことを感知するセンサにより駆動モ
ータが回転されることによって駆動ローラが回転し、従
動ローラはカードを駆動ローラと周面で挾持することに
なるので追従して回転する。このようにカード搬送用ロ
ーラの駆動ローラを回動することにより、従動ローラも
回動し、カードが搬送される仕組みになっている。この
ようなカード搬送機構では、手油、水の付着などがある
と、従動ローラのローラスリップが生じ、異常負荷によ
るカードの搬送不可能等が起こる。この場合、カードが
取り込まれ、取り出せないという課題がある。これに対
する対応策として、パワーイジェクト機構等を個別に設
け、障害時に上記機構を働かせてカードを取り出すよう
にしたものがあるが、構造が複雑となり、装置も大型化
してしまう。また、搬送性能に影響を与える場合もあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明のカード
搬送機構では、手油、水の付着などによるローラスリッ
プ、異常負荷によるカードの搬送不可能が生じてカード
が取り込まれ、取り出せないという課題に対し駆動ロー
ラの回転を該駆動ローラと対向するパットローラに伝達
する伝達機構を設け、上記駆動ローラとパットローラの
双方を回転駆動することにより防ごうとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の請求項1
のカードリーダのカード搬送機構は、モータによって回
転駆動される駆動ローラと該駆動ローラとの間でカード
を挾むように対向配置されたパットローラとをカード通
路に臨むように少なくとも3組設け、該3組の駆動ロー
ラとパットローラとによりカードを搬送するように構成
したカードリーダのカード搬送機構において、上記駆動
ローラの回転を該駆動ローラと対向するパットローラに
伝達する伝達機構を設け、上記駆動ローラとパットロー
ラの双方を回転駆動するように構成したことを特徴とす
る。
【0006】そこで本発明の請求項2のカードリーダの
カード搬送機構は、前記駆動ローラの回転軸に駆動歯車
を取り付けると共に、前記パットローラの回転軸に上記
駆動歯車と噛合する従動歯車を取り付け、上記パットロ
ーラと従動歯車を支持する可動レバーの回転支点を、上
記歯車の回転軸と直交方向であって上記駆動歯車と従動
歯車の噛合位置近傍に配置したことを特徴とすることを
要旨とする。
【0007】
【作用】本発明のカード搬送機構では、駆動ローラの回
転を駆動ローラと対向するパットローラに伝達する伝達
機構を設け、上記駆動ローラとパットローラの双方を回
転駆動するように構成したので、手油、水の付着などに
よるローラスリップ、異常負荷によるカードの搬送不可
能が生じてカードが取り込まれ、取り出せないことを防
ぐことができる。しかも、駆動ローラの回転を駆動ロー
ラと対向するパットローラに伝達する伝達機構は簡単な
構成で達成できるので、経済性を高く実行することがで
きる。
【0008】
【実施例】図1、図2、図3および図4は本発明のカー
ドリーダの構成を示す一実施例であって、図1はカ−ド
搬送機構全体の斜視図であり、図2はカード搬送機構を
示す側面図であり、図3はその平面図であり、図4は図
3の矢示P、P’方向から見た要部を示す側面図であ
る。なお、図4においては第3の搬送ローラ対を図示し
ているが、第1の搬送ローラ対および第2の搬送ローラ
対にも同様な機構が具備されているものである。
【0009】図において、カードリーダ1は、カード挿
入口2から矢示aで示すカード進行方向に向かって延出
形成されるカード通路3、カード通路3に挿入されるカ
ードCを搬送する第1、第2および第3の3組の搬送ロ
ーラ対4、5および6、カードCの磁気処理を行う磁気
ヘッド7、カード通路3に進退自在なシャッター9など
から構成されている。
【0010】カード通路3は、図3に示すように、側板
11および12の間に形成されていて、側板11の内壁
をカード搬送時の走行基準面11aとしている。側板1
2側には、挿入されるカードCを走行基準面11a側に
沿って搬送すべく押圧する図示しない押圧機構が設けら
れている。
【0011】各搬送ローラ対は、カード挿入口2からカ
ード通路3の奥端3aに向かって第1搬送ローラ対4、
第2搬送ローラ対5および第3搬送ローラ対6の順序で
配設されている。第1搬送ローラ対4と第2搬送ローラ
対5および第2搬送ローラ対5と第3搬送ローラ対6の
各軸間距離LおよびL’はカードCの全長よりも短く設
定されている。カード挿入口2から第1搬送ローラ対4
の軸中心までの間隔L1は、カードの全長よりも30m
m以上短く設定されている。ここでの間隔L1はカード
の全長から30mm引き、さらに第1搬送ローラ対4に
よるカードCの食い込み量βを引いた寸法に規定されて
いる。
【0012】第1、第2および第3搬送ローラ対はそれ
ぞれ駆動ローラ4a、5aおよび6aと従動ローラ4
b、5bおよび6bから構成されていて、互いに対向配
置されている。駆動ローラ4a、5aおよび6aは、カ
ード通路3の下方に設けられていて、側板12に枢支さ
れた回転軸13、14および15にそれぞれ固定されて
いる。カード通路3の上方に位置する従動ローラ4b、
5bおよび6bは、基準面11a側に設けられた支持体
としての可動レバー31にその回転軸34が支持されて
いて、駆動ローラ4a、5aおよび6aの周面とカード
通路3内で接触している。
【0013】可動レバー31は側板11のカード進行方
向両端部において、回転支持ピン28、28を介してカ
ード進行垂直方向に回動自在に支持されており、各従動
ローラを駆動ローラに接触させる閉位置と、各従動ロー
ラをカード通路3から退避させる開位置とに開閉自在と
されている。可動レバー31は、カード通路3の幅の略
1/3程度の幅に形成されていて、支持する従動ローラ
4b、5bおよび6bをカード通路3の略中央に配置す
るようになっている。すなわち、可動レバー31と対向
側のカード通路3上に空間を形成している。
【0014】可動レバー31には、その自重および図示
しない押圧機構によりカード通路3上の空間を閉方向へ
とする付勢力が与えられていて、各従動ローラを各駆動
ローラに圧接している。また、この可動レバー31に
は、磁気ヘッド7と対向する位置にパッドローラ27が
カード通路3にその周面を臨むように回転自在に支持さ
れている。
【0015】図4において、回転軸13には、側板11
を越えたプーリ17の反対端末に位置し、回転支点ピン
28の垂直下位置近傍に駆動歯車29が固定され、駆動
歯車29は回転軸34の端末に固定された従動歯車30
と噛合して伝達機構を構成している。従って、回転軸1
3が回動すると、駆動ローラ4aと共に駆動歯車29が
回転し、同時に、駆動歯車29に噛合した従動歯車30
が回転し、従動ローラ4bを回転することになる。この
際、駆動ローラ4a周面と従動ローラ4b周面とが同速
度で反対方向に回動するように、駆動歯車29と従動歯
車30の噛合割合が決定される。
【0016】駆動ローラと従動ローラとの回動によっ
て、互いに対向配置された駆動ローラ6aと従動ローラ
6b間にカードCが挟持されるとき、図1の矢示q、
q’に示す方向に可動レバー31は回転支持ピン28、
28を支点としてカード進行垂直方向に自在に回動し、
カードCの厚みに追従しながら駆動ローラ6aと従動ロ
ーラ6bによってカード通路3を奥端3aへと搬送す
る。この時、可動レバ−31が回転支点ピン28を支点
として回動することにより、従動歯車30の回転軸34
と直交方向であって、駆動歯車29と従動歯車30の噛
合位置近傍に配置してあるので、噛合状態はあまり変わ
らず、スム−スな回転伝達が確保できる。
【0017】回転軸13、14および15には、ベルト
20が巻きかけられるプーリ17、18および19が側
板12の外側でそれぞれ固定されている。プーリ18の
両側には、回転自在なローラ21、22が配設されてお
り、プーリ18の両側でベルト20にテンションを与え
ている。回転軸14には、プーリ18よりも大径の駆動
プーリ23が固定されている。この駆動プーリ23と駆
動源としての正逆回転可能なモータ24の駆動軸24a
に固定された小径の駆動プーリ25との間には、駆動ベ
ルト26が巻きかけられている。
【0018】駆動モータ24は、カード取り込み時に
は、図2において駆動ローラ4a、5aおよび6aを反
時計回りに回転駆動するように回転し、磁気ヘッド7に
よるカードCの読み取り動作や記録動作が終了すると、
取り込み時と逆回転するように図示しない制御手段で制
御される。この時、手油、水などによるスリップがあっ
たとしても両方のロ−ラ、即ち、駆動ロ−ラと従動ロ−
ラの双方で回転駆動するから、確実に排出が行われる。
【0019】磁気ヘッド7は、駆動ローラ5aの軸線上
における走行基準面11a寄りに配設されており、カー
ド通路3内にそのヘッド面7aを臨ませている。磁気ヘ
ッド7とパッドローラ27とは、搬送されるカードCを
所定のお押圧力で挾持するように、図示しないばねによ
ってパッドローラ27が磁気ヘッド7の何れか一方側を
他方側に付勢している。本実施例では、パッドローラ2
7を磁気ヘッド7に対して付勢しており、同ヘッド7と
パッドローラ27との間に、カードの厚さよりも小さい
間隔を形成している。
【0020】磁気ヘッド7は、磁気カードCと接触し
て、そのストライブに記録されている磁気情報を読み取
ったり、あるいは、同ストライブに磁気情報を記録する
ものであり、同ストライブにカード通路3を介して対向
配置されている。
【0021】挿入口2の近傍には、図2、3に示すよう
に、カードの磁気ストライブに接触するプリヘッド32
がカード通路3内に下から臨んでいる。このプリヘッド
32は、磁気ヘッドから構成されていて、カードCの磁
気信号の有無によりカードの種別を検知するもので、こ
こではモータ24の起動およびシャッター9の開閉動作
の制御をするためのトリガーの一部となっている。ま
た、プリヘッド32の対向側に位置するカード通路3の
上方には、回転自在なパッドローラ33が配置されてい
る。
【0022】シヤッター9は、カード挿入口2と第1の
搬送ローラ4との間にカード通路3内に進退自在に配置
されている。シヤッター9は異物や連続してカードが取
り込まれないようにシヤッター9が閉じるようにプリヘ
ッド32の検出信号によって駆動される。また、シヤッ
ター9と第2搬送ローラ対5の軸中心までの間隔L2
は、カード長よりも長く設定されている。
【0023】
【発明の効果】本発明のカード搬送機構では、駆動ロー
ラの回転を駆動ローラと対向するパットローラに伝達す
る3組の歯車を設け、伝達機構とし、上記駆動ローラと
パットローラの双方を回転駆動するように構成したの
で、カードが搬送機構を通過する際、カードに手油、水
の付着などが付着しローラスリップを起こし、異常負荷
を発生させカードの搬送不可能が生じてカードが取り込
まれ、取り出せないなどの障害を防ぐことができる。し
かも、駆動ローラの回転をパットローラに伝達する伝達
機構は歯車を設けることなど簡単な構成で達成できるの
で、経済性を高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカードリーダの一実施例で、その斜視
図である。
【図2】本発明のカードリーダの一実施例で、カード進
行方向を示す側面図である。
【図3】本発明のカードリーダの一実施例で、平面図で
ある。
【図4】本発明のカードリーダの一実施例で、図3の矢
示P、P’方向から見た要部を示す側面図である。
【符号の説明】
11 側板 28 回転支点ピン 29 駆動歯車 30 従動歯車 31 可動レバー 34 回転軸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって回転駆動される駆動ロー
    ラと該駆動ローラとの間でカードを挾むように対向配置
    されたパットローラとをカード通路に臨むように少なく
    とも3組設け、該3組の駆動ローラとパットローラとに
    よりカードを搬送するように構成したカードリーダのカ
    ード搬送機構において、 上記駆動ローラの回転を該駆動ローラと対向するパット
    ローラに伝達する伝達機構を設け、上記駆動ローラとパ
    ットローラの双方を回転駆動するように構成したことを
    特徴とするカードリーダのカード搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動ローラの回転軸に駆動歯車を取
    り付けると共に、前記パットローラの回転軸に上記駆動
    歯車と噛合する従動歯車を取り付け、上記パットローラ
    と従動歯車を支持する可動レバーの回転支点を、上記歯
    車の回転軸と直交方向であって上記駆動歯車と従動歯車
    の噛合位置近傍に配置したことを特徴とする請求項1記
    載のカードリーダのカード搬送機構。
JP13986195A 1995-05-15 1995-05-15 カードリーダのカード搬送機構 Expired - Fee Related JP2960666B2 (ja)

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