JPH10269665A - ディスクローディング機構 - Google Patents

ディスクローディング機構

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JPH10269665A
JPH10269665A JP6976497A JP6976497A JPH10269665A JP H10269665 A JPH10269665 A JP H10269665A JP 6976497 A JP6976497 A JP 6976497A JP 6976497 A JP6976497 A JP 6976497A JP H10269665 A JPH10269665 A JP H10269665A
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JP
Japan
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disk
disc
loading
unloading
pin
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Application number
JP6976497A
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English (en)
Inventor
Minoru Nagano
稔 長野
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの信号面を傷つけることなくディス
ク搬入及びディスク搬出が確実に行えるようにする。 【解決手段】 搬送路の内外に揺動する一対の押動部材
として搬入ピン108と搬出ピン109を設け、ローデ
ィング動作時には、ディスク挿入位置に挿入されたディ
スク102を、搬入ピン108をディスク102の周側
面102cに当接させて押動し、ローディング位置まで
搬入し、アンローディング動作時には、ローディング位
置にあるディスク102を、搬出ピン109をディスク
102の周側面102cに当接させて押動し、アンロー
ディング位置まで搬出する。ディスク102の周側面1
02cを押動するため、ディスク102の信号面102
bを擦過傷から保護することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクの信号面
を傷つけることなくディスク搬入及びディスク搬出が確
実に行えるようにしたディスクローディング機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや光磁気ディスクといったデ
ィスクにデータを記録再生するディスクドライブ装置に
は、ディスクを装置内所定位置に搬送するディスクロー
ディング機構が備わっている。こうしたディスクローデ
ィング機構は、その駆動原理から、トレイローディング
方式、カートリッジ方式、スロットイン方式など様々な
方式が採用されてきた。図7,9は、ディスクドライブ
装置に適用された従来のディスクローディング機構を、
それぞれディスクローディング前とディスクローディン
グ後の状態で示す平面図であり、図8は、図7に示した
ディスクローディング機構の縦断側面図である。
【0003】図7ないし図9に示したディスクローディ
ング機構1は、ディスク2の肉厚を僅かに越える溝幅の
ガイド溝3aを有するディスクガイド3が、ディスク2
の搬送路を挟んで左右両側に配設されており、ディスク
ドライブ装置の正面に開口するディスク挿入口からディ
スク2を挿入すると、ディスク2は左右一対のディスク
ガイド3により水平に支持される。ディスクガイド3の
ガイド溝3aの側面間の距離は、ディスク2の直径より
も大きく設定されているため、左右のディスクガイド3
により挟持されたディスク2は、ディスクガイド3に案
内されてディスク挿入位置まで挿入される。
【0004】ディスク2がディスク挿入位置まで挿入さ
れると、図7,8に示したように、ディスク2をディス
ク挿入検出センサ4aが検出し、駆動モータ5が正転起
動される。駆動モータ5の回転動力は、モータ軸に取り
付けられた駆動歯車5aから従動歯車6aに伝わり、ロ
ーラ軸6b上に従動歯車6aと同軸に固着されたディス
クローラ6が回転駆動される。ディスクローラ6は、デ
ィスク搬送路の真下を横切る形でディスクドライブ装置
のディスク挿入口の奥方に配設されており、ディスク挿
入位置に挿入されたディスク2は、ディスクガイド溝3
aの上面にレーベル面2aを摺接させながら、かつまた
ディスクローラ6の周面に信号面2bを摺接させなが
ら、ローディング位置に向けて搬入される。ローディン
グ位置まで搬入されたディスク2は、図9に示したよう
に、ディスク搬入検出センサ4cにより検出され、セン
サ出力によって駆動モータ5は停止し、ローディング動
作は完了する。
【0005】ローディング位置に搬入されたディスク2
は、スピンドルモータ(図示せず)により回転駆動さ
れ、信号面2bに記録された信号を読み取られる。信号
の読み取りを終えてユーザがディスク2の排出を命ずる
と、駆動モータ5は逆転起動される。その結果、ディス
クローラ6がディスク排出方向に回転駆動され、ディス
ク2は、ディスクガイド溝3aの上面にレーベル面2a
を摺接させながら、かつまたディスクローラ6の外周部
に信号面2bが接触させながら、ディスクローラ6の回
転とともに排出方向に搬出される。アンローディング位
置まで搬出されたディスク2はディスク搬出検出センサ
4bにより検出され、センサ出力により駆動モータ5は
停止し、アンローディング動作は完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のディスクロ
ーディング機構1は、ディスク2の信号面2bにディス
クローラ6の周面を直接接触させ、ディスクローラ6の
正逆転によりディスク2をローディング或いはアンロー
ディングする構成であり、ディスク2はレーベル面2a
の一部と信号面2bの全体をローディング部材と接触し
ながら搬入搬出されるため、ディスク2の信号面2bや
レーベル面2aに擦過傷を生じて損傷する恐れが払拭で
きないといった課題があった。また、ディスク2の信号
面2bとレーベル面2aを摺接案内するため、ディスク
ローディング機構1はディスクガイド3の高さ寸法或い
はディスクローラ6の直径寸法以下に薄型化することは
不可能であり、ディスクドライブ装置のコンパクト化を
図る上で一つの壁となるといった課題を抱えるものであ
った。
【0007】本発明は、上記課題を解決したものであ
り、ローディング動作時とアンローディング動作時にデ
ィスクの表裏面に傷つけず、しかも機構を薄型化できる
ようにしたディスクローディング機構を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、外部から挿入されたディスクを支え、搬
送路に沿って案内するディスクガイドと、前記搬送路の
内外に揺動する一対の押動部材を有し、ローディング動
作時には、ディスク挿入位置に挿入された前記ディスク
を、一方の押動部材を該ディスクの周側面に当接させて
押動し、ローディング位置まで搬入し、アンローディン
グ動作時には、前記ローディング位置にある前記ディス
クを、他方の押動部材を該ディスクの周側面に当接させ
て押動し、アンローディング位置まで搬出するディスク
搬送手段とを具備することを特徴とするものである。
【0009】また、本発明は、前記ディスク搬送手段
が、前記搬送路の内外に揺動自在とされた揺動レバー
と、該揺動レバーの一端に配設され、前記揺動レバーの
正転揺動時に前記ディスクを押動してローディング位置
まで搬入する搬入ピンと、前記揺動レバーの他端に配設
され、前記揺動レバーの逆転揺動時に前記ディスクを押
動してアンローディング位置まで搬出する搬出ピンと、
前記揺動レバーの一部に形成した欠歯歯車と、該欠歯歯
車に噛合する歯車機構と、該歯車機構を駆動する正逆転
可能なモータとを具備することを特徴とするものであ
る。
【0010】さらに、本発明は、前記ディスクがディス
ク挿入位置に挿入されたことを検出し、前記ディスク搬
送手段をローディング動作させるディスク挿入検出セン
サと、前記ディスクがローディング位置まで搬入された
ことを検出し、前記ディスク搬送手段を動作停止させる
ディスク搬入検出センサと、前記ディスクがアンローデ
ィング位置まで搬出されたことを検出し、前記ディスク
搬送手段を動作停止させるディスク搬出検出センサとを
具備することを特徴とするものである。
【0011】また、本発明は、前記ディスクガイドが、
前記搬送路の両側に互いに平行に離間対向させて配設さ
れ、前記ディスクの周縁部を支持するガイド溝を有する
左右一対のレール部材からなることを特徴とするもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図6を参照して説明する。図1は、本発明のディス
クドライブ装置のディスクローディング機構の一実施形
態をディスクローディング前の状態で示す平面図、図2
は、図1に示したディスクローディング機構の縦断側面
図、図3は、図1に示したディスクローディング機構の
正面図、図4は、図1に示したディスクローディング機
構のディスクローディング後の状態を示す平面図、図5
は、図4に示したディスクローディング機構の縦断側面
図、図6は、図4に示したディスクローディング機構の
正面図である。
【0013】図1ないし図3に示したディスクローディ
ング機構101は、外部から挿入されたディスク102
を支え、搬送路に沿って案内するディスクガイド103
と、このディスクガイド103に沿ってディスク102
を搬送するディスク搬送手段とから構成される。ディス
クガイド103は、搬送路の両側に互いに平行に離間対
向させて配設され、ディスク102の周縁部を支持する
ガイド溝103aを有する左右一対のレール部材からな
る。ディスク搬送手段は、搬送路の内外に揺動する一対
の押動部材として搬入ピン108と搬出ピン109を有
しており、ローディング動作時には、ディスク挿入位置
に挿入されたディスク102を、搬入ピン108をディ
スク102の周側面に当接させて押動し、ローディング
位置まで搬入し、アンローディング動作時には、ローデ
ィング位置にあるディスク102を、搬出ピン109を
ディスク102の周側面に当接させて押動し、アンロー
ディング位置まで搬出する。
【0014】具体的には、ディスク搬送手段は、搬送路
の内外に揺動自在とされた揺動レバー107と、揺動レ
バー107の一端に配設され、揺動レバー107の正転
揺動時にディスク102を押動してローディング位置ま
で搬入する搬入ピン108と、揺動レバー107の他端
に配設され、揺動レバー107の逆転揺動時にディスク
102を押動してアンローディング位置まで搬出する搬
出ピン109と、揺動レバー107の一部に形成した欠
歯歯車107aと、欠歯歯車107aに噛合する歯車機
構110と、歯車機構110を駆動する正逆転可能なモ
ータ111とから構成される。揺動レバー107は、搬
送路の上方に固設された軸107bに揺動自在に支持さ
れており、欠歯歯車107aは搬出ピン109の配設部
分から約90度の範囲に亙って膨出形成された扇形状部
の外周に刻設されている。搬入ピン108及び搬出ピン
109の軸長は、ディスク102をディスクガイド10
3に挿入したときにディスク102の周側面102cに
十分当接し得る長さとしてある。歯車機構110は、モ
ータ111の出力軸に固着した駆動歯車111aと、こ
の駆動歯車111aの回転を欠歯歯車107aに噛合す
る伝動歯車110a,110bから構成され、モータ1
11の回転出力を減速して揺動レバー107に伝え、揺
動レバー107を時計方向に正転揺動或いは反時計方向
に逆転揺動する。
【0015】本実施形態に示したディスクローディング
機構101も、従来のディスクローディング機構1と同
様、ディスク102がディスク挿入位置に挿入されたこ
とを検出し、モータ111を正転起動してディスク10
2をローディング動作させるディスク挿入検出センサ1
04aと、ディスク102がローディング位置まで搬入
されたことを検出し、モータ111を動作停止させるデ
ィスク搬入検出センサ104cと、ディスク102がア
ンローディング位置まで搬出されたことを検出し、モー
タ111を動作停止させるディスク搬出検出センサ10
4bが、それぞれ所定位置に配設してある。これらのセ
ンサ104a〜104cとしては、例えば発光ダイオー
ドから発光された光がディスク102で反射されて戻っ
たときにフォトトランジスタで検出する構成の光学的セ
ンサ等が用いられる。
【0016】ここで、ディスク102をディスクガイド
103に設けられたディスクガイド溝103aに挿入す
ると、左右一対のディスクガイド103のディスクガイ
ド溝103aの側面間はディスク102の直径よりも大
きく設定してあるため、図2,3に示したように、ディ
スク102は水平に押し込むことができる。ディスク挿
入位置に挿入されたディスク102をディスク挿入検出
センサ104aが検出すると、モータ111が正転起動
され、歯車機構110を介して揺動レバー107が図1
の時計方向に揺動駆動される。揺動レバー107の揺動
とともに、搬入ピン108も軸107bを中心に時計方
向に揺動変位し、ディスク102の周側面102cに当
接する。この場合、ディスク102の周側面102cか
ら若干離間した位置にあった搬出ピン109は、さらに
その間隙を広げるようにしてディスク102から離間す
る方向に揺動変位する。搬入ピン108は、揺動レバー
107とともに揺動変位を続けるため、ディスク102
は搬入ピン108に押動され、図1,2の矢印方向に搬
入されてローディング位置に至る。ディスク102がロ
ーディング位置に達すると、図4〜6に示したように、
ディスク搬入検出センサ104cがディスク102を検
出し、モータ111の動作を停止する。これにより、デ
ィスク挿入位置からローディング位置へのディスク10
2の搬入動作が完了する。
【0017】ローディング位置に搬入されたディスク1
02は、スピンドルモータ(図示せず)により回転駆動
され、信号面102bに記録された信号を読み取られ
る。信号の読み取りを終えてユーザがディスク102の
排出を命ずると、モータ111は逆転起動される。モー
タ111の逆転起動とともに、歯車機構110を介して
伝達された回転動力により、揺動レバー107は軸10
7bを中心に反時計方向に揺動し始める。揺動レバー1
07の揺動とともにその他端に配設された搬出ピン10
9が、ディスク102の周側面102cに当接する。搬
出ピン109は、揺動する揺動レバー107とともに揺
動変位を続けるため、ディスク102は搬出ピン109
に押動され、図4,5の矢印方向に搬出されアンローデ
ィング位置に至る。ディスク102がアンローディング
位置に達すると、ディスク搬出検出センサ104bがデ
ィスク102を検出し、モータ111の動作を停止す
る。これにより、ローディング位置からアンローディン
グ位置へのディスク102の搬出動作が完了する。搬出
動作の完了とともに、ディスク102の一部がディスク
ドライブ装置の外部に突出するので、ディスク102の
周側面を例えば親指と人差し指の腹の間に挟み、ディス
ク102をディスク挿入口の外に引き出すことができ
る。
【0018】このように、上記ディスクローディング機
構101によれば、外部から挿入されたディスク102
を支え、搬送路に沿って案内するディスクガイド103
と、搬送路の内外に揺動する一対の押動部材として搬入
ピン108と搬出ピン109を設け、ローディング動作
時には、ディスク挿入位置に挿入されたディスク102
を、搬入ピン108をディスク102の周側面に当接さ
せて押動し、ローディング位置まで搬入し、アンローデ
ィング動作時には、ローディング位置にあるディスク1
02を、搬出ピン109をディスク102の周側面に当
接させて押動し、アンローディング位置まで搬出する構
成としたから、ディスク102の信号面に触れることな
く、ディスク102の周側面を押動してローディング動
作とアンローディング動作を行うことができ、これによ
りディスク102に記録された信号を劣化或いは欠落さ
せることなく、安全に搬入或いは搬出が可能である。ま
た、搬入ピン108と搬出ピン109はディスク搬送面
で揺動するため、機構全体を搬送面を中心として狭い幅
の範囲内に収容することができ、機構の薄型化を達成す
ることでディスクドライブ装置全体のコンパクト化が可
能である。
【0019】また、揺動レバー107の正転揺動に伴う
搬入ピン108の揺動変位により、ディスク102をデ
ィスク挿入位置からローディング位置まで搬入するとと
もに、揺動レバー107の逆転揺動に伴う搬出ピン10
9の揺動変位により、ディスク102をローディング位
置からアンローディング位置まで搬出することができ、
またモータ111の回転動力を欠歯歯車107aに伝え
る歯車機構110の減速比に応じて搬入ピン108と搬
出ピン109の揺動速度を適宜値に設定することで、デ
ィスク102に無理な力をかけることなく敏速な搬入及
び搬出が可能である。
【0020】さらに、ディスク挿入検出センサ104a
とディスク搬入検出センサ104cとディスク搬出検出
センサ104bとを設け、ディスク挿入位置からローデ
ィング位置までのディスク102の搬入は、ディスク挿
入検出センサ104aとディスク搬入検出センサ104
cとがモータ111の動作を規定し、またローディング
位置からアンローディング位置までのディスク102の
搬出は、ディスク排出命令によりトリガされたモータ1
11をディスク搬出検出センサ104bが動作停止させ
ることで行われるようにしたから、ディスク102の搬
入及び搬出をセンサ位置に合わせ正確に管理することが
でき、またディスク挿入位置とアンローディング位置と
を異ならしめ、ディスク102の周側面を親指と人差し
指等の腹の間に挟んで行うディスク挿入とディスク排出
の微妙な感覚の違いを、ディスク挿入位置とディスク排
出位置の違いでもって最適調整し、ユーザの使い勝手を
向上させることができる。
【0021】また、ディスクガイド103が、搬送路の
両側に互いに平行に離間対向させて配設され、ディスク
102の周縁部を支持するガイド溝103aを有する左
右一対のレール部材からなるため、ディスク周縁部のよ
うに信号面であっても信号が記録されていない箇所を左
右一対のレール部材に支持させることで、ディスク10
2の信号面を極力擦過傷から排除することができ、特に
レーベル面の周縁部だけを案内するようにすれば、より
確実に信号面を保護することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のディスクロ
ーディング機構によれば、搬送路の内外に揺動する一対
の押動部材を設け、ローディング動作時には、ディスク
挿入位置に挿入されたディスクを、一方の押動部材を該
ディスクの周側面に当接させて押動し、ローディング位
置まで搬入し、アンローディング動作時には、ローディ
ング位置にあるディスクを、他方の押動部材をディスク
の周側面に当接させて押動し、アンローディング位置ま
で搬出する構成としたから、ディスクの信号面に触れる
ことなく、ディスクの周側面を押動してローディング動
作とアンローディング動作を行うことができ、これによ
りディスクに記録された信号を劣化或いは欠落させるこ
となく、安全に搬入或いは搬出が可能であり、また押動
部材はディスク搬送面で揺動するため、機構全体を搬送
面を中心として狭い幅の範囲内に収容することができ、
機構の薄型化を達成することでディスクドライブ装置全
体のコンパクト化が可能である等の優れた効果を奏す
る。
【0023】また、本発明は、ディスク搬送手段が、搬
送路の内外に揺動自在とされた揺動レバーと、揺動レバ
ーの一端に配設され、揺動レバーの正転揺動時にディス
クを押動してローディング位置まで搬入する搬入ピン
と、揺動レバーの他端に配設され、揺動レバーの逆転揺
動時にディスクを押動してアンローディング位置まで搬
出する搬出ピンと、揺動レバーの一部に形成した欠歯歯
車と、欠歯歯車に噛合する歯車機構と、歯車機構を駆動
する正逆転可能なモータとを有するため、揺動レバーの
正転揺動に伴う搬入ピンの揺動変位により、ディスクを
ディスク挿入位置からローディング位置まで搬入すると
ともに、揺動レバーの逆転揺動に伴う搬出ピンの揺動変
位により、ディスクをローディング位置からアンローデ
ィング位置まで搬出することができ、またモータの回転
動力を欠歯歯車に伝える歯車機構の減速比に応じて搬入
ピンと搬出ピンの揺動速度を適宜値に設定することで、
ディスクに無理な力をかけることなく敏速な搬入及び搬
出が可能である等の効果を奏する。
【0024】さらに、本発明は、ディスクがディスク挿
入位置に挿入されたことを検出し、ディスク搬送手段を
ローディング動作させるディスク挿入検出センサと、デ
ィスクがローディング位置まで搬入されたことを検出
し、ディスク搬送手段を動作停止させるディスク搬入検
出センサと、ディスクがアンローディング位置まで搬出
されたことを検出し、ディスク搬送手段を動作停止させ
るディスク搬出検出センサとを設けたから、ディスク挿
入位置からローディング位置までのディスクの搬入は、
ディスク挿入検出センサとディスク搬入検出センサとが
ディスク搬送手段の動作を規定し、またローディング位
置からアンローディング位置までのディスクの搬出は、
ディスク排出命令によりトリガされたディスク搬送手段
をディスク搬出検出センサが動作停止させることで行わ
れ、これによりディスクの搬入及び搬出をセンサ位置に
合わせ正確に管理することができ、またディスク挿入位
置とアンローディング位置とを異ならしめることで、デ
ィスクの周側面を親指と人差し指等の腹の間に挟んで行
うディスク挿入とディスク排出の微妙な感覚の違いを、
ディスク挿入位置とディスク排出位置の違いでもって最
適調整し、ユーザの使い勝手を向上させることができる
等の効果を奏する。
【0025】また、本発明は、ディスクガイドが、前記
搬送路の両側に互いに平行に離間対向させて配設され、
ディスクの周縁部を支持するガイド溝を有する左右一対
のレール部材からなるため、ディスク周縁部のように信
号面であっても信号が記録されていない箇所を左右一対
のレール部材に支持させることで、ディスクの信号面を
極力擦過傷から排除することができ、特にレーベル面の
周縁部だけを案内するようにすれば、より確実に信号面
を保護することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクドライブ装置に適用した本発明のディ
スクローディング機構の一実施形態をディスクローディ
ング前の状態で示す平面図である。
【図2】図1に示したディスクローディング機構の縦断
側面図である。
【図3】図1に示したディスクローディング機構の正面
図である。
【図4】図1に示したディスクローディング機構のディ
スクローディング後の状態を示す平面図である。
【図5】図4に示したディスクローディング機構の縦断
側面図である。
【図6】図4に示したディスクローディング機構の正面
図である。
【図7】ディスクドライブ装置に適用した従来のディス
クローディング機構の一例をディスクローディング前の
状態で示す平面図である。
【図8】図7に示したディスクローディング機構の縦断
側面図である。
【図9】図7に示したディスクローディング機構のディ
スクローディング後の状態を示す平面図である。
【符号の説明】 101 ディスクローディング機構 102 ディスク 102a レーベル面 102b 信号面 102c 周側面 103 ディスクガイド 103a ガイド溝 104a ディスク挿入検出センサ 104b ディスク搬出検出センサ 104c ディスク搬入検出センサ 107 揺動レバー 107a 欠歯歯車 107b 軸 108 押動部材(搬入ピン) 109 押動部材(搬出ピン) 110 歯車機構 111 モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から挿入されたディスクを支え、搬
    送路に沿って案内するディスクガイドと、前記搬送路の
    内外に揺動する一対の押動部材を有し、ローディング動
    作時には、ディスク挿入位置に挿入された前記ディスク
    を、一方の押動部材を該ディスクの周側面に当接させて
    押動し、ローディング位置まで搬入し、アンローディン
    グ動作時には、前記ローディング位置にある前記ディス
    クを、他方の押動部材を該ディスクの周側面に当接させ
    て押動し、アンローディング位置まで搬出するディスク
    搬送手段とを具備することを特徴とするディスクローデ
    ィング機構。
  2. 【請求項2】 前記ディスク搬送手段は、前記搬送路の
    内外に揺動自在とされた揺動レバーと、該揺動レバーの
    一端に配設され、前記揺動レバーの正転揺動時に前記デ
    ィスクを押動してローディング位置まで搬入する搬入ピ
    ンと、前記揺動レバーの他端に配設され、前記揺動レバ
    ーの逆転揺動時に前記ディスクを押動してアンローディ
    ング位置まで搬出する搬出ピンと、前記揺動レバーの一
    部に形成した欠歯歯車と、該欠歯歯車に噛合する歯車機
    構と、該歯車機構を駆動する正逆転可能なモータとを具
    備することを特徴とする請求項1記載のディスクローデ
    ィング機構。
  3. 【請求項3】 前記ディスクがディスク挿入位置に挿入
    されたことを検出し、前記ディスク搬送手段をローディ
    ング動作させるディスク挿入検出センサと、前記ディス
    クがローディング位置まで搬入されたことを検出し、前
    記ディスク搬送手段を動作停止させるディスク搬入検出
    センサと、前記ディスクがアンローディング位置まで搬
    出されたことを検出し、前記ディスク搬送手段を動作停
    止させるディスク搬出検出センサとを具備することを特
    徴とする請求項1記載のディスクローディング機構。
  4. 【請求項4】 前記ディスクガイドは、前記搬送路の両
    側に互いに平行に離間対向させて配設され、前記ディス
    クの周縁部を支持するガイド溝を有する左右一対のレー
    ル部材からなることを特徴とする請求項1記載のディス
    クローディング機構。
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JP2010055656A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Seiko Epson Corp 経路機構及びそれを備えた情報処理装置
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