JP2954857B2 - 媒体記録再生装置 - Google Patents

媒体記録再生装置

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JP2954857B2 JP20470095A JP20470095A JP2954857B2 JP 2954857 B2 JP2954857 B2 JP 2954857B2 JP 20470095 A JP20470095 A JP 20470095A JP 20470095 A JP20470095 A JP 20470095A JP 2954857 B2 JP2954857 B2 JP 2954857B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体を挟持す
る搬送ローラ対が、駆動力伝達手段により駆動される両
面駆動方式の媒体記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気信号が記録再生可能な記録媒体、例
えば、磁気カードを搬送して磁気ヘッドにより同カード
に対して磁気信号の記録再生を行なう媒体記録再生装置
は、既に様々な分野で利用されている。このような媒体
記録再生装置では、一般に、媒体搬送路に臨んで対向配
置された搬送ローラの一方を駆動側、他方を従動側とす
る片面駆動方式を採用しており、媒体搬送路に挿入され
た磁気カードを両方のローラで挟持して搬送している。
また、媒体記録再生装置には、カードの搬送力アップを
図る目的から搬送ローラ対の双方を駆動ローラとする両
面駆動方式がある。この両面駆動方式の媒体記録再生装
置では、対向する搬送ローラがそれぞれ駆動手段により
駆動される駆動ローラとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した両面駆動方式
を採る媒体記録再生装置での一番の問題点は、対向する
搬送ローラの周速差による不具合が顕著に現れ易いとい
うことである。すなわち、対向する搬送ローラ間の回転
速度に差があると、周速の異なる搬送ローラで磁気カー
ドを挟持することになるので、磁気カードは搬送力の高
いローラに支配されて搬送されることになる。しかし、
個々の搬送ローラの周速は、駆動力伝達系のロス、ロー
ラの摩耗度やローラ製造上の個体差によるローラ径の相
違等によって異なるので、どの搬送ローラが早くどのロ
ーラが遅いのかが不明である。このような状態の搬送ロ
ーラ対が、媒体搬送路上に複数配置されていると、場所
によって磁気カードの搬送速度にバラツキが生じて同カ
ードを安定して搬送することができず、カードの記録再
生が不可となっしまうことになる。そこで、両面駆動方
式の媒体記録再生装置では、回転検出手段によりカード
の速度を検出し、その結果に応じて記録再生を行なって
いるが、回転検出手段を設けることで部品点数が多くな
ると共に装置構成が複雑となってしまうという問題点が
ある。
【0004】ところで、磁気カードには、クレジットカ
ード等のような比較的厚いカードやプリペイドカード等
のような薄いカードがあり、これら厚さの異なるカード
に対応できる媒体記録再生装置の登場が臨まれている。
この種の媒体記録再生装置では、厚さの異なるカードに
対するパッド圧の設定方法が技術的課題である。例え
ば、両面駆動方式の媒体記録再生装置でこれを実現使用
とする場合、対向する搬送ローラの硬度を、双方共に撓
み易いローラとして、ローラ間のギャップを薄カードの
厚さよりも狭く設定すれば、厚さの異なるカードに適当
なパッド圧を与えて搬送することは可能となる。しか
し、搬送ローラの双方共に撓み易いローラとすると、温
度等の環境条件によってローラ径が変化し易くなって周
速が変化する要因が大きくなり、カードの安定搬送が難
しくなるという問題点がある。また、対向配置された搬
送ローラの一方を他方のローラに対して押圧移動手段に
より接離自在に支持付勢して、カード厚の変化に応じて
ローラ間のギャップが変化できる構成としても厚さの異
なるカードに適当なパッド圧を与えることは可能だが、
装置構成が複雑となり装置の大型化を招く結果となる。
【0005】本発明の第1の目的は、媒体搬送力が高く
搬送速度が安定した小型の媒体記録再生装置を提供する
ことにある。今一つの目的は厚さの異なる媒体を安定し
て搬送できる小型のカード記録再生装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明では、駆動力伝達手段を有する主駆動ローラと副駆
動ローラによって記録媒体を挟持して搬送する駆動ロー
ラ対を、少なくとも第1駆動ローラ対、第2駆動ローラ
対、第3駆動ローラ対の3組備え、上記第2駆動ローラ
対を媒体搬送路に臨んで配置された磁気ヘッド近傍に配
置し、上記第1及び第3駆動ローラ対を第2駆動ローラ
対を挟んで搬送方向に配置した媒体記録再生装置であっ
て、上記第1及び第3駆動ローラ対の各副駆動ローラ
を、同第1及び第3駆動ローラ対の主駆動ローラよりも
撓み易く設定し、同第1及び第3駆動ローラ対の副駆動
ローラの径を上記第1及び第3駆動ローラ対の主駆動ロ
ーラの直径よりも僅かに大径に設定した。
【0007】請求項2記載の発明では、上記第1及び第
3駆動ローラ対の各主駆動ローラと副駆動ローラとを、
それぞれ一定の固定軸間に設定された駆動軸にそれぞれ
支持し、上記第2駆動ローラ対の主駆動ローラに対して
同駆動ローラ対の副駆動ローラを、同移動可能かつ上記
第1及び第3駆動ローラ対で発生する押圧力よりも高く
移動付勢する押圧移動手段を備える。
【0008】請求項3発明では、上記第2駆動ローラ対
の主及び副駆動ローラを第1及び第3駆動ローラ対の主
駆動ローラと略同じ押圧力が与えられたときに同じ変形
量となるように構成し、同第2駆動ローラ対の主及び副
駆動ローラの径を同一径に設定した。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1に符号1で示す媒体記録再生装置は、媒体搬
送路2上に挿入される記録媒体としての磁気カードCを
第1駆動ローラ対6、第2駆動ローラ対7、第3駆動ロ
ーラ対8で挟持して搬送し、媒体搬送路2に臨んで配置
された磁気ヘッド4、5により磁気情報としての記録再
生信号の授受を行なうものである。
【0010】媒体搬送路2は、図2に示すように、互い
に対向して並列されたフレーム1A、1Bの間に形成さ
れている。媒体搬送路2の挿入口2aには、カード検出
手段9、10が媒体搬送路2を介して対向配置されてい
る。カード検出手段9、10は、挿入されるカードCの
磁気信号の有無により磁気カードCであるか否かを検知
するもので、ここでは、駆動モータ11の起動や媒体搬
送路2内に進退自在な図示しない周知のシャッター機構
の開閉動作のトリガーの1つとなっている。
【0011】第1、第2、第3の各駆動ローラ対6、
7、8は、図1、図2に示すように、媒体搬送路2の下
方に配置された主駆動ローラ6A、7A、8Aと、媒体
搬送路2の上方に配置された副駆動ローラ6B、7B、
8Bとからそれぞれ構成されている。主駆動ローラ6
A、7A、8A及び副駆動ローラ6B、7B、8Bは、
その外周にゴム層を有するゴムローラである。
【0012】主駆動ローラ6A、7A、8Aは、フレー
ム1Aとフレーム1Cとに一対の軸受18a、18b、
18cを介して支持された駆動軸12、13、14にそ
れぞれ固定されている。駆動軸12、13、14には、
主駆動側の駆動力伝達手段19を構成するベルトプーリ
191、192、193が設けられている。ベルトプー
リ191、193は駆動軸12、14に対してそれぞれ
軸受207Aを介して回転自在に支持され、ベルトプー
リ192は駆動軸13に固定されている。ベルトプーリ
191、192、193には、歯付駆動ベルト190が
掛けられている。歯付駆動ベルト190には、ベルトプ
ーリ192の両側に回転自在に配置したテンションプー
リ21a、21b及びテンションプーリ22によってテ
ンションが与えられており、駆動力伝達手段19による
主駆動ローラ6A、7A、8Aへの駆動力の伝達ロス防
止措置を採られている。
【0013】駆動軸12、14には、副駆動側の駆動力
伝達手段20を構成する歯車201、202が固定され
ている。歯車201、202のスリーブ201a、20
2aには、半径方向に延出するピン201b、202b
がそれぞれ駆動軸12、14を貫通して設けられてい
る。ピン202bには、ベルトプーリ193に設けた軸
方向に延出する突部193aが、同プーリ193が回転
すると係合可能に設けられている。
【0014】駆動軸12の最外端には、手動で駆動軸1
2を回転させるツマミ39が固定されている。歯車20
1とフレーム1Aの間には、歯車203が軸受207B
を介して回転自在に支持されている。歯車203には、
図4に示すように、ベルトプーリ191から突出する突
起191aが挿入さける開口203aと、歯車201の
ピン201bと係合可能な突部203bが形成されてい
る。
【0015】つまり、歯車203は、ベルトプーリ19
1と一体回転可能となっているとともに、回転して突部
203bがピン201bと係合すると歯車201を一体
回転させて主駆動ローラ6Aを回転駆動するようになっ
ている。また、歯車202は、ベルトプーリ193が回
転して突部193aがピン202bと係合すると回転し
て主駆動ローラ8Aを回転駆動するようになっている。
このピン201b、202bと突部203b、193a
が、それぞれローラを一定範囲で空転させる係合手段2
00を構成している。
【0016】駆動軸13には、大径プーリ194が固定
されていて、この大径プーリ194には、駆動源である
モータ11の出力軸11Aに固定された小径プーリ19
5との間で無端状のタイミングベルト196aが巻きか
けられている。
【0017】副駆動ローラ6B、8Bは、図3に示すよ
うに、フレーム1Aとフレーム1Cに一対の軸受18
d、18eを介して支持された駆動軸15、17にそれ
ぞれ固定され、副駆動ローラ7Bは、押圧移動手段3に
支持された駆動軸16に固定されている。
【0018】駆動軸15、17には、歯車201、20
2と噛合する歯車204、205が固定されている。駆
動軸15には、図4にも示すように、歯車204とフレ
ーム1Aの間に駆動力伝達手段20と駆動力緩衝手段2
3の双方の一部を構成する歯車206を有する歯車プー
リ231がそれぞれ軸受208A、208Bを介して回
転自在に支持されている。歯車206は、主駆動側の歯
車203と噛合する。
【0019】駆動軸16には、プーリ233が固定され
ている。このプーリ233と歯付プーリ231には、2
本の円周溝231a、233aがそれぞれ形成されてい
て、各溝には、2本の丸ベルト232が掛け渡されてい
る。丸ベルト232は、伸縮性のあるもので、主駆動ロ
ーラ7Aと副駆動ローラ7Bとの回転差が発生すると、
プーリ231、233に対して丸ベルト232が伸縮す
るように、その伸縮力を設定されている。つまり、駆動
力伝達手段20による副主駆動ローラ7Bに伝達される
駆動力を緩衝して、過負荷時に主駆動ローラ7Aに対し
て従動するようになっている。ここでは、丸ベルト23
2を用いているが、これに限定することは無く、例えば
伸縮性の平ベルトであっても良い。この場合、ベルトを
巻きかけるプーリに丸ベルト232を用いる場合のよう
な円周溝を設けなくて済む。
【0020】次に、押圧移動手段3について説明する。
押圧移動手段3は、副駆動ローラ7Bを主駆動ローラ7
Aに対して移動自在に支持すると共に押圧付勢するもの
で、図3、図5、図6に示すように、駆動軸16を支持
するパッドアーム30と、圧縮コイルバネ32とを備え
ている。パッドアーム30は、断面コの字型をしてカー
ド搬送方向(矢印A方向)に向かって延出している。パ
ッドアーム30の基端301は、カード挿入口2a側に
配置されていて、フレーム1A、1Cに軸31によって
揺動自在に支持されている。パッドアーム30の自由端
302には、側面30a、30bに軸受37、38を介
して駆動軸16が回転自在に支持されている。駆動軸1
6は、同軸の直径よりも大きくフレーム1Aに設けた開
口1Eから媒体搬送路2外に突出していて、移動時にお
けるフレーム1Aとの干渉防止構造を採られている。
【0021】駆動軸16の上方に位置するパッドアーム
30には、アームガイド軸33が、スペーサ36を介し
て上方に向かって貫通配置されている。アームガイド軸
33の上端側には、図6に示すように、ねじ部33aが
形成されていて、このねじ部33aは、フレーム1Aを
切り起こして形成されたパッドフレーム1Dに螺合して
いおり、パッドアーム30の自由端302側を移動可能
に釣支している。ねじ部33aには、パッドフレーム1
Dの上方側から緩み止め用のロックナット35が螺合さ
れている。
【0022】パッドフレーム1Dの下面1Daとパッド
アーム30の上面30cの間には、圧縮コイルバネ32
がアームガイド軸33を囲むように配置されており、駆
動軸16を下方に向かって付勢して押圧力を出してい
る。また、アームガイド軸33の先端には、溝33bが
形成されていて、この溝33bに図5に示すように、工
具40を挿入して回転させることで、主駆動ローラ7A
と副駆動ローラ7Bとの間隔の調整を可能している。
【0023】カードCと磁気ヘッド4、5について説明
する。本実施例におけるカードCには、図11(a)に
示す磁気ストライプC1aがカード上面や下面に設けら
れたクレジットカード等に代表される厚カードC1と、
図11(b)に示す磁気ストライプC2aがカード下面
に設けられたプレペイドカード等に代表される薄カード
C2とが用いられる。磁気ヘッド4は厚カードC1に対
応し、磁気ヘッド5は厚カードC1と薄カードC2の両
方に対応するもので、それぞれカードC1、C2の磁気
ストライプC1a、C2aと接触することで磁気記録信
号の授受を行なう。磁気ヘッド4は、図示しない押圧手
段によって磁気ヘッド5に向かって付勢されている。ま
た、磁気ヘッド4、5は、第2駆動ローラ対7と軸方向
にずれて配置されている。第2駆動ローラ対7近傍の媒
体搬送路2Aは図5に示すように、カード厚さ方向に対
する幅が狭められている。この幅は、厚カードC1の厚
さよりも僅かに大きく設定されていて、磁気ヘッド4、
5部に対してカードCができるだけ直交して当接できる
ように工夫されている。
【0024】また、駆動軸12,15及び駆動軸14,
17は、主駆動ローラ6Aと副駆動ローラ6B、主駆動
ローラ8Aと副駆動ローラ8Bの周面がそれぞれ変形し
ない程度に接触する固定軸間とされている。
【0025】次に、第1駆動ローラ対6、第2駆動ロー
ラ対7、第3駆動ローラ対8の関係について説明する。
主駆動ローラ6A、7A、8Aと副駆動ローラ6B、7
B、8Bは、それぞれカードCを搬送前において、各々
のローラ周面が、同一平面線O上に位置するように配置
されている。第1及び第3駆動ローラ対6、8の各副駆
動ローラ6B、8Bは、対向する主駆動ローラ6A,8
Aよりも撓み易く、すなわち同じ押圧力が与えられたと
きのローラ全体の変形量が大きく設定されている。ま
た、主駆動ローラ6A、7A、8Aと副駆動ローラ7B
は、副駆動ローラ6B,8Bよりも変形しにくい、すな
わち同じ押圧力が与えられたときのローラ全体の変形量
が小さく設定されている。これら各ローラの関係を表1
に示す。
【0026】
【表1】
【0027】このような構成の媒体記録再生装置1の動
作を説明する。カードCがカード挿入口2aに挿入され
てカード検出手段9または10によって磁気信号が検出
されると、モータ11が起動して、ここではカードCを
カード搬送方向Aに搬送すべく、図1において時計回り
方向に回転駆動すると共に、図示しないシャッター部材
が媒体搬送路2から退避する。モータ11の回転は、タ
イミングベルト196を介して大径プーリ194に伝達
され、駆動軸13が回転して主駆動ローラ7Aが回転駆
動する。
【0028】駆動軸13の回転は、歯付ベルト190を
介してベルトプーリ191、193に伝達される。ベル
トプーリ191が回転すると図4に示すように、一体の
歯車203、歯車206、丸ベルト232を介して図3
に示すプーリ233から駆動軸16に伝達されて副駆動
ローラ7Bが回転駆動する。歯車203が回転して突部
203bがピン201bに係合すると、歯車201が回
転して駆動軸12が回転すると共に、歯車201、歯車
204を介して駆動軸15が回転し、主駆動歯車6Aと
副駆動ローラ6Bが回転駆動する。
【0029】ベルトプーリ193が回転して突部193
aがピン202bに係合すると、歯車202が回転して
駆動軸12が回転すると共に、同歯車202、歯車20
5を介して駆動軸17が回転し、主駆動ローラ8Aと副
駆動ローラ8Bが回転駆動して、第1、第2、第3駆動
ローラ対6、7、8がそれぞれ駆動状態となる。
【0030】挿入されたカードCは、第1、第2、第3
駆動ローラ対6、7、8の順に挟持されて媒体搬送路2
内を搬送され、その途中、カードの種類(C1、C2)
により磁気ヘッド4、5の何れか一方で磁気記録信号の
授受が行なわれる。この時、副駆動ローラ6B、8B
は、副駆動ローラ7B及び主駆動ローラ6A、7A、8
Aに比べて撓み易く設定され、かつ、駆動軸12と1
5、駆動軸14と17は、フレーム1Aに対して固定軸
間となっているので、カードCの種類にかかわらず図8
に示すように、対向する主駆動ローラ6A、8Aよりも
多く変形する。
【0031】よって、第1、第3駆動ローラ対6、8
は、副駆動ローラ6B、8Bと主駆動ローラ6A、8A
との間に周速差が生じた場合、副駆動ローラ6B、8B
の変形によってその周速差が吸収されるので、従来のよ
うに回転検出手段による記載再生の制御を行なわなくと
カードCの搬送速度が安定する。また、従来のように、
一方の搬送ローラ(ここでは、副駆動ローラ6B,8
B)を主駆動ローラ6A,8Aに付勢しなくともカード
Cに対してパッド圧を与えることができるので、部品点
数の増加や装置の複雑化を防止でき、装置の大型化を抑
えることができる。
【0032】第1駆動ローラ対6から第2駆動ローラ対
7までカードCが搬送されると、図5に示すように、軸
31を中心にパッドアーム30が圧縮コイルバネ32の
付勢力に抗して矢印B方向に向かって揺動し、副駆動ロ
ーラ7Bが2点鎖線で示すように持ち上げられる。主駆
動ローラ7Aと副駆動ローラ7Bとは、同じ硬度であ
り、かつ副駆動ローラ7Bが上方に変位するので、異な
る厚さのカードC1、C2が搬送された場合でも各カー
ドに対する主駆動ローラ7Aと副駆動ローラ7Bの周速
は同一となって磁気ヘッド4、5部通過時の搬送速度が
安定する。従って、両面駆動方式であり、かつ厚さの異
なるカードCを搬送する媒体記録再生装置1におけるカ
ードCの記録再生を安定して行なうことができる。
【0033】また、搬送されるカードCからの負荷が、
主駆動ローラ7Aよりも副搬送ローラ7Bに対して多く
かかると、例えば、副駆動ローラ7Bの周速が、主駆動
ローラ7Aの周速よりも早くなると、図10に示すよう
に、副搬送ローラ7Bに駆動力を伝達している丸ベルト
232がプーリ231、233に対して伸縮して副搬送
ローラ7Bにかかる駆動力が低減し、周速差が吸収され
る。一方、主駆動ローラ7Aへは、歯付ベルト190で
駆動力が伝達されるので、丸ベルト232よりもスリッ
プしにくくなる。つまり、主駆動ローラ7Aに対する駆
動力が、副駆動ローラ7Bに対する駆動力よりも大きく
なる。
【0034】よって、第2駆動ローラ対7に挟持された
カードCは、駆動力の大きい主駆動ローラ7Aに支配さ
れて搬送されることになり、主駆動ローラ7Aと副駆動
ローラ7B間に周速差が発生した場合でもカードCを安
定して搬送することができ、カードの記録再生を安定し
て行なうことができる。
【0035】上述した実施例では、主駆動ローラ6A、
7A、8Aと副駆動ローラ6B、7B、8Bの変形量に
差を設けているが、表2に示すように、各駆動ローラ対
の直径に予め差をつけても良い。なお、各駆動ローラの
変形量(実効硬度)は、表1に示す条件とする。
【0036】
【表2】
【0037】例えば、図7に示す主駆動ローラ7Aの直
径Y1に対して、主駆動ローラ6A、8Aの直径X1、
Z1を小さく設定し、主駆動ローラ7Aの直径Y1と副
駆動ローラ7Bの直径Y2を同一に設定する。すると、
主駆動ローラ6A、8Aの周速が、主駆動ローラ7Aの
周速よりも遅くなり、搬送されるカードCが第1、第3
駆動ローラ対6、8から第2駆動ローラ対7に受け渡さ
れる時に、主駆動ローラ7Aの周速に支配されて搬送さ
れ、磁気ヘッド4、5に対して一定の搬送スピードで搬
送される。従って、第1駆動ローラ対6や第3駆動ロー
ラ対8でカードCの搬送速度が変動してもカードCの記
録再生を安定して行なうことができる。
【0038】上述したローラ径の条件に、主駆動ローラ
6A、8Aの直径X1、Z1に対して副駆動ローラ6
B、8Bの直径X2、Z2を僅かに径大に設定し、ロー
ラ間にカードCが挿入してローラが変形した時に主駆動
ローラ6A、8Aの直径X1、Z1と同一径となるよう
に設定する。
【0039】このように設定すると、主駆動ローラ6
A、7A、8Aと副駆動ローラ6B、7B、8Bが駆動
されて、カードCが図8に示すように、第1及び第3駆
動ローラ対6に挟持されると、副駆動ローラ6Bがつぶ
れて、主駆動ローラ6Aと副駆動ローラ6Bとの周速差
が吸収され、カードCが一定の速度で第2駆動ローラ対
7に向かって搬送される。
【0040】第3駆動ローラ対8にカードCが挟持され
ると、副駆動ローラ8Bがつぶれて、第1駆動ローラ対
6同様、主駆動ローラ8Aと副駆動ローラ8Bとの周速
差が吸収される。よって、カードCが第3駆動ローラ対
8側から挿入された場合やカードCを往復搬送させる場
合、カードCが一定の速度で第2駆動ローラ対7に搬送
される。
【0041】第1駆動ローラ対6から第2駆動ローラ対
7にカードCが搬送されて挟持されると、第2駆動ロー
ラ対7の方が、ローラ径の関係から周速が早く設定され
ることになるので、このカードCは第1駆動ローラ対1
から第2駆動ローラ対2に引っ張られるようにして受け
渡され、第2駆動ローラ対7の周速に支配されて搬送さ
れる。このように、ローラ径を設定することにより媒体
搬送路2上でのカード搬送速度が安定するので、カード
Cの記録再生を安定して行なうことができる。
【0042】加えて、主駆動ローラ7Aと副駆動ローラ
7Bとは、同一実効硬度で同一径に設定されているの
で、パッド圧が与えられたときにも同様に変形する。ま
た、主駆動ローラ6A,8Aは、主駆動ローラ7Aと副
駆動ローラ7Bと同一実効硬度に構成され、副駆動ロー
ラ6Bと副駆動ローラ8Bとは主駆動ローラ6A,8A
の実効硬度よりも低く(変形し易く)設定されているい
る。従って、温度等の環境が変化した場合であっても、
第1及び第3駆動ローラ対6,8と第2駆動ローラ対7
とのローラ変形量の差が、同様に変動することになり経
時的に見てもカードCの搬送が安定して記録再生不良を
低減することができる。このことは、媒体記録再生装置
1の耐久性の向上につながる。
【0043】本実施例では、主駆動ローラ6A、7A、
8Aは媒体搬送路2の上方に、副駆動ローラ6B、7
B、8Bは媒体搬送路2の下方に配置した例で説明した
が、これに限定するものではなく、主及び副駆動ローラ
を上下逆様に配置しても構わない。要は、カードCを両
面から挟持して駆動力を与える両面駆動方式の駆動ロー
ラ対にはすべて適用されるものである。
【0044】また、この実施例中における媒体記録再生
装置1は、片側搬送方式であるが、駆動源に正逆回転可
能なモータを用いて、カードCを媒体搬送路2上で往復
搬送させる方式の媒体記録再生装置に適用することでも
構わない。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、対向配置
される搬送ローラをそれぞれ支持する駆動軸が同一回転
する両駆動方式の媒体記録再生装置において、第1及び
第3駆動ローラ対の副駆動ローラ側を同駆動ローラ対の
主駆動ローラよりも撓み易く設定したので、主駆動ロー
ラと副駆動ローラとの間に周速差が発生した場合、副駆
動ローラが変形することで主駆動ローラと副駆動ローラ
との周速差が吸収される。また、第1及び第3駆動ロー
ラ対の副駆動ローラの径を上記第1及び第3駆動ローラ
対の主駆動ローラの直径よりも僅かに大径に設定したの
で、媒体搬送時の各副駆動ローラの変形時における径が
主駆動ローラの径と略同径とすることができる。よっ
て、主駆動ローラと副駆動ローラとの周速差を小さくす
ることができ、記録媒体を安定して搬送することができ
る。よって、従来のように回転検出手段を設けて記録再
生のタイミングをとらなくても記録媒体搬送時の記録再
生不良を極めて少なくすることができると共に、上記回
転検出手段の設置による装置構成の複雑化を軽減でき、
装置の小型化を図ることができる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、上記第1及
び第3駆動ローラ対の各主駆動ローラと副駆動ローラと
を、それぞれ一定の固定軸間に設定された駆動軸にそれ
ぞれ支持し、上記第2駆動ローラ対の主駆動ローラに対
して同駆動ローラ対の副駆動ローラを、移動可能かつ上
記第1及び第3駆動ローラ対で発生する記録媒体への押
圧力よりも高い同媒体への押圧力を移動付与する押圧移
動手段を備えるので、第1及び第3駆動ローラ対では記
録媒体を挟持すると副駆動ローラが変形してパッド圧を
記録媒体に与え、第2駆動ローラ対では、記録媒体を挟
持すると副駆動ローラが押圧移動手段により移動変位し
てパッド圧を記録媒体に与える。従って、各駆動ローラ
対に個別に押圧移動手段を設けなくとも記録媒体にパッ
ド圧を与えることができるので、装置の複雑化やそれに
伴う装置の大型化を防止でき、更なる媒体記録再生装置
の小型化を図ることができる。加えて、第2駆動ローラ
対の副駆動ローラは、押圧移動手段により移動可能に支
持されているので、温度等の環境変化によるローラ径の
変化や記録媒体の厚さが変化してもその変化量を吸収で
きるので、厚さの異なる記録媒体を安定して搬送するこ
とができる。さらに、第2駆動ローラ対には、他の駆動
ローラ対よりも高い記録媒体への押圧力が与えられるの
で、他の駆動ローラ対による記録媒体へのパッド圧が変
化してもそれに左右されることなく、磁気ヘッドに対し
て安定して記録媒体を搬送させることができ、記録再生
不良を低減することができる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、上記第2駆
動ローラ対の主及び副駆動ローラを第1及び第3駆動ロ
ーラ対の主駆動ローラと略同じ押圧力が与えられた時に
同じ変形量となるように構成し、第2駆動ローラ対の主
及び副駆動ローラの径を同一径とすることで、各駆動ロ
ーラ対における温度等の環境変化に対するローラ変形量
の差が少なくなり、特に、第2駆動ローラ対のローラ変
形量の差が低減され、磁気ヘッド近傍での記録媒体の搬
送が安定し、記録再生不良を低減することができる。ま
た、第1駆動ローラ対と第3駆動ローラ対においても、
ローラ変形量の差が低減されるので、媒体搬送路におけ
る媒体搬送速度の経時変化が低減され、搬送速度が長期
にわたって安定し、記録再生不良を極めて少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す媒体記録再生装置の概
略構成図である。
【図2】主駆動ローラとその駆動力伝達手段の構成を示
す平面視図である。
【図3】副駆動ローラとその駆動力伝達手段、及び押圧
移動手段と駆動力緩衝手段の概略構成を示す平面視図で
ある。
【図4】駆動力緩衝手段の構成を示す正面図である。
【図5】押圧移動手段の構成を示す側面図である。
【図6】押圧移動手段の構成を示す一部破断正面図であ
る。
【図7】主駆動ローラと副駆動ローラの関係を示す説明
図である。
【図8】第1、第3駆動ローラ対への記録媒体の進入状
態を示す側面図である。
【図9】第1駆動ローラ対から第2駆動ローラ対への記
録媒体の移動状態を示す側面図である。
【図10】駆動力緩衝手段の作用を示す拡大図である。
【図11】本発明に適用される記録媒体の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 媒体記録再生装置 2 媒体搬送路 3 押圧移動手段 4,5 磁気ヘッド 6 第1駆動ローラ対 7 第2駆動ローラ対 8 第3駆動ローラ対 6A,7A,8A 主駆動ローラ 6B,7B,8B 副駆動ローラ 12,15 第1駆動ローラ対の駆動軸 14,17 第3駆動ローラ対の駆動軸 19,20 駆動力伝達手段 A 媒体搬送方向 C 記録媒体 X1 第1の副駆動ローラ直径 X2 第1の主駆動ローラ直径 Y1 第2の副駆動ローラ直径 Y2 第2の主駆動ローラ直径 Z1 第3の副駆動ローラ直径 Z2 第3の主駆動ローラ直径

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動力伝達手段を有する主駆動ローラと副
    駆動ローラによって記録媒体を挟持して搬送する駆動ロ
    ーラ対を、少なくとも第1駆動ローラ対、第2駆動ロー
    ラ対、第3駆動ローラ対の3組備え、上記第2駆動ロー
    ラ対を媒体搬送路に臨んで配置された磁気ヘッド近傍に
    配置し、上記第1及び第3駆動ローラ対を第2駆動ロー
    ラ対を挟んで媒体搬送方向に配置した媒体記録再生装置
    であって、 上記第1及び第3駆動ローラ対の各副駆動ローラを、同
    第1及び第3駆動ローラ対の主駆動ローラよりも撓み易
    く設定し、同第1及び第3駆動ローラ対の副駆動ローラ
    の径を上記第1及び第3駆動ローラ対の主駆動ローラの
    直径よりも僅かに大径に設定したことを特徴とする媒体
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記第1及び第3駆動ローラ対の各主駆動
    ローラと副駆動ローラとが、それぞれ一定の固定軸間に
    設定された駆動軸にそれぞれ支持され、 上記第2駆動ローラ対の主駆動ローラに対して同駆動ロ
    ーラ対の副駆動ローラを、移動可能かつ上記第1及び第
    3駆動ローラ対で発生する記録媒体への押圧力よりも高
    い同媒体への押圧力を移動して付与する押圧移動手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載の媒体記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】上記第2駆動ローラ対の主及び副駆動ロー
    ラを、第1及び第3駆動ローラ対の主駆動ローラと略同
    じ押圧力が与えられたときに同じ変形量となるように構
    成し、同第2駆動ローラ対の主及び副駆動ローラの径を
    同一径に設定したことを特徴とする請求項1または2記
    載の媒体記録再生装置。
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