JP3525008B2 - 磁気カード処理装置 - Google Patents

磁気カード処理装置

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JP3525008B2
JP3525008B2 JP07918096A JP7918096A JP3525008B2 JP 3525008 B2 JP3525008 B2 JP 3525008B2 JP 07918096 A JP07918096 A JP 07918096A JP 7918096 A JP7918096 A JP 7918096A JP 3525008 B2 JP3525008 B2 JP 3525008B2
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magnetic
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rollers
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勝琉 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気カードに対し
てデータの読み取りまたは書き込みを行う磁気カード処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気カード処理装置としては、例
えば、図4に示すように、装置に挿入された磁気カード
Cを回転自由な複数の搬送ローラ51によって搬送ベルト
52に圧接して磁気ヘッド53まで搬送し、搬送されてきた
磁気カードCを回転自由なヘッドローラ54によって磁気
ヘッド53に押圧して、磁気カードCに対してデータの読
み取りまたは書き込みを行う構成のものがある。また、
磁気カードを搬送する手段には、上記の他にも、例え
ば、図示されていないが1対の搬送ベルトで磁気カード
を挟持して搬送するものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の磁気
カード処理装置では、磁気カードCを搬送する時や磁気
ヘッド53でデータを読み書きする時に、磁気カードC
は、搬送ローラ51と搬送ベルト52との間や、磁気ヘッド
53とヘッドローラ54との間に突入する。この磁気カード
Cの突入の際に、搬送ローラ51及びヘッドローラ54は回
転せずに静止しているため、磁気カードCの搬送速度が
変動することがある。この搬送速度の変動が磁気カード
Cに対するデータの読み書き精度を低下させる要因とな
り問題であった。
【0004】また、従来の装置では、ヘッドローラ54
が、常時、ばね等によって磁気ヘッド53に圧接している
ため、磁気ヘッド53に汚れ等が付着し易い。磁気ヘッド
53に汚れ等が付着するとデータの読み書き精度の低下を
招くので、頻繁に磁気ヘッド53を清掃する必要があっ
た。しかし、磁気ヘッド53付近の機構が複雑なため磁気
ヘッド53の清掃に多くの時間がかかり運用上問題となっ
ていた。
【0005】本発明は上記問題点に着目してなされたも
ので、データの読み取りまたは書き込みを確実に行うこ
とのできる保守性の優れた磁気カード処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明のうちの
請求項1に記載の発明では、磁気カード搬送面に沿って
搬送される磁気カードを磁気ヘッドに圧接し、前記磁気
カードに対してデータの読み取りまたは書き込みを行う
磁気カード処理装置において、前記磁気カード搬送面を
境に一方の側に沿って走行可能に設けた第1搬送ベルト
と、前記磁気カード搬送面と平行で前記第1搬送ベルト
の走行方向に直交する回転軸を有し、前記第1搬送ベル
トが巻架される複数の第1ローラと、前記磁気カード搬
送面を境に他方の側に沿い、前記第1搬送ベルトに重な
らないずれた位置に走行可能に設けた第2搬送ベルト
と、前記磁気カード搬送面と平行で前記第2搬送ベルト
の走行方向に直交する回転軸を有し、前記第2搬送ベル
トが巻架される複数の第2ローラと、前記各第2ローラ
の回転軸上に設けられ、前記第1搬送ベルトの走行状態
に同期して回転し、前記第1搬送ベルトに対面する位置
で、前記磁気カードを前記第1搬送ベルトと挟持する
数の第1搬送ローラと、前記各第1ローラの回転軸上に
設けられ、前記第2搬送ベルトの走行状態に同期して回
転し、前記第2搬送ベルトに対面する位置で、前記磁気
カードを前記第2搬送ベルトと挟持する複数の第2搬送
ローラと、前記第1搬送ベルト及び前記第2搬送ベルト
のいずれか一方と前記磁気カード搬送面を境に対面して
摺接する位置に設けた前記磁気ヘッドと、を備えて構成
されたことを特徴とする。
【0007】かかる構成によれば、磁気カードは、第1
搬送ベルトと第2ローラの回転軸上で第2ローラと伴に
回転する複数の第1搬送ローラとの間、及び第2搬送ベ
ルトと第1ローラの回転軸上で第1ローラと伴に回転す
る複数の第2搬送ローラとの間に挟持されて磁気ヘッド
上に搬送され、磁気ヘッドでデータの読み取りまたは書
き込みが行われる。また、磁気ヘッド上に磁気カードが
位置しない時には、磁気ヘッドが常時第1搬送ベルト及
び第2搬送ベルトのいずれか一方に摺接して、磁気ヘッ
ドへの汚れ等の付着が防止される。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記第1搬送ベルト及び前記第2搬
送ローラを含む本体部に対して、前記第2搬送ベルト及
び前記第1搬送ローラを含む蓋部を分離可能に取り付け
て構成されたことを特徴とする。かかる構成によれば、
本体部に対して蓋部を分離することにより磁気カード搬
送面が開放され、例えば、装置内で詰まった磁気カード
の取り出しなどが行われる。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の発明において、前記第1搬送ベルトまたは
前記第2搬送ベルトに対面する位置で回転自由に支持さ
れ、前記磁気カードを当該搬送ベルトと挟持する補助搬
送ローラを備えて構成されたことを特徴とする。かかる
構成によれば、磁気カードは、回転自由な補助搬送ロー
ラと当該搬送ベルトとの間でも挟持され磁気ヘッド上に
安定して搬送される。
【0010】請求項に記載の発明では、請求項に記
載の発明において、前記磁気カード搬送面を境に前記磁
気ヘッドと同じ側に位置する搬送ベルトと対面する前記
補助搬送ローラを回転自由に支持し、第1弾性部材によ
って前記磁気カード搬送面の方向に付勢される支持体
と、該支持体に設けた第2弾性部材と、該第2弾性部材
によって前記磁気ヘッド方向に付勢され、搬送ベルトを
介して前記磁気カードを前記磁気ヘッド方向に押圧する
ヘッドローラとを備えて構成されたことを特徴とする。
【0011】かかる構成によれば、第1弾性部材及び第
2弾性部材の弾性力により磁気ヘッド方向に付勢された
ヘッドローラは、搬送ベルトを介して磁気カードを磁気
ヘッド方向に押圧し、磁気カードと磁気ヘッドとを圧接
させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本実施形態の装置内部の構
成を示す図である。図1において、磁気カードCが搬送
される搬送面Pの下側の破線で一部示した本体部として
の本体側ケース1内部には、搬送面Pに沿って走行可能
に設けられた第1搬送ベルト11と、搬送面Pと平行で第
1搬送ベルト11の走行方向に直交する回転軸を有する
1ローラとしてのローラ12,13,14,15 と、磁気ヘッド16
とを備えて構成される。また、搬送面Pの上側の破線で
一部示した蓋部としての蓋側ケース2内部には、搬送面
Pに沿い第1搬送ベルト11に対して重ならない位置にず
らして走行可能に設けられた第2搬送ベルト21と、搬送
面Pと平行で第2搬送ベルト21の走行方向に直交する回
転軸を有する第2ローラとしてのローラ22,23 と、後述
する複数のローラなどを有する押圧部30とを備えて構成
される。
【0013】第1搬送ベルト11は、ローラ12,15 のプー
リー部12a,15aに巻架される。ローラ12は、中心軸の
一端が図示されていないモータの回転軸にギアなどを介
して接続され、モータで発生した駆動力により回転す
る。このローラ12の回転によって第1搬送ベルト11がプ
ーリー部12aを介して駆動されて走行する。第1搬送ベ
ルト11が走行すると、第1搬送ベルト11に当接する、プ
ーリー部15a及びローラ13,14 のプーリ部13a,14aを
介してローラ15及びローラ13,14 が回転する。また、ロ
ーラ12,15 は、搬送ローラ部12b,15bを有し、ローラ
13,14 も同様に、搬送ローラ部13b,14bを有する。磁
気カードCは、搬送ローラ部12b〜15bと第2搬送ベル
ト21との間に挟持され搬送される。更に、ローラ12の中
心軸の他端には、例えば、ギア17などが設けられローラ
12の回転が後述するローラ22に伝達される。ここでは、
搬送ローラ部12b〜15bが第2搬送ローラに相当する。
【0014】磁気ヘッド16は、搬送されてきた磁気カー
ドCに凸部上面が摺接して磁気カードCに対してデータ
の読み取りまたは書き込みを行う。また、磁気ヘッド16
上に磁気カードCが位置しない時には、磁気ヘッド16の
凸部上面が第2搬送ベルトに摺接する。第2搬送ベルト
21は、ローラ22,23 のプーリー部22a,23aに巻架され
る。ローラ22の中心軸の一端にはギア24が設けられ、前
記ギア17とギア24が噛合してローラ22がローラ12と反対
方向に回転する。このローラ22の回転によりプーリー部
22aを介して第2搬送ベルト22が駆動されて走行し、プ
ーリー部23aを介してローラ23も回転する。ローラ22,2
3 は、搬送ローラ部22b,23bを有する。また、第2搬
送ベルト22の走行によって、第2搬送ベルト22に圧接す
る押圧部30の複数のローラが回転する。
【0015】ここで、押圧部30の構成を図2に示す押圧
部30の構成図を用いて説明する。図2において、押圧部
30は、一端が蓋側ケース2の内側面に固定された第1弾
性部材としての2本のばね31によって搬送面Pの方向に
付勢された支持体としてのプレッシャブロック32を有
し、中心軸33a,33b,33cがプレッシャブロック32の
所定位置に固定され、第1搬送ベルト11に対面する補助
搬送ローラ34a,34b,34cが中心軸33a,33b,33c
を中心として回転自由に取り付けられる。また、中心軸
33a,33cの一端は、第2弾性部材としての板ばね35の
両端部に取り付けられ、第2搬送ベルト21に圧接する補
助ローラ36a,36cがそれぞれ回転自由に取り付けられ
る。板ばね35の中央部分(軸33aと33cとの間)には、
ヘッドローラ37dを回転自由に支持する中心軸33dが取
り付けられる。板ばね35は、プレッシャブロック32を介
してばね31により搬送面Pの方向に付勢され、更に、板
ばね35の中央部分は中心軸33a,33cの位置する両端部
を支点として磁気ヘッド16の方向に弾性を有している。
上記のローラ22,23 の搬送ローラ部22b,23bが第1搬
送ローラに相当し、磁気カードCが、搬送ローラ部22
b,23b及び補助搬送ローラ34a,34b,34cと第2搬
送ベルト11との間に挟持され搬送される。
【0016】このような構成によって、第1搬送ベルト
11に対面する搬送ローラ部22b,23bは、実質的に第1
搬送ベルト11の走行状態に同期して回転する。また、第
2搬送ベルト21に対面する搬送ローラ部12b〜15bも、
実質的に第2搬送ベルト21の走行状態に同期して回転す
る。図3は、上述のような内部構成を備えた磁気カード
処理装置の外観を示す図である。ただし、図には蓋側ケ
ース2を開いたときの外観が示されている。
【0017】図3のように、本体側ケース1と蓋側ケー
ス2とは、例えば、本体側ケース1の磁気カードCの搬
送方向と直交する側面の中央上部にそれぞれ突設された
ヒンジピン1aに、蓋側ケース2に設けたヒンジ部2a
を回動可能に取り付けることによって、開閉自由かつ着
脱可能に装着される。尚、本体側ケース1と蓋側ケース
2との取り付け方法は上記に限られるものではない。ま
た、搬送面Pの両端部に位置する本体側ケース1及び蓋
側ケース2の側面には、それぞれ磁気カード挿入口1
b,2bと磁気カード排出口1c,2cが設けられる。
【0018】次に、本実施形態の動作を説明する。本装
置が始動されると、モータが駆動してローラ12が回転す
る。ローラ12の回転により第1搬送ベルト11がプーリー
部12aを介して駆動され、ローラ15及びローラ13,14 が
プーリー部15a及びプーリー部13a,14aを介してロー
ラ12と同様に回転する。また、ローラ12の回転はギア17
及びギア24を介してローラ22に伝達され、ローラ22はロ
ーラ12と等しい速度で逆回転する。このローラ22により
第2搬送ベルト21がプーリー部22aを介して駆動され、
ローラ23がプーリー部23aを介してローラ22と同様に回
転する。また、第2搬送ベルト21の走行により、押圧部
30の補助ローラ36a,36c及びヘッドローラ37dも回転
する。このとき、磁気ヘッド16の凸部上面は、第2搬送
ベルト21の図1中における下面に摺接している。
【0019】このような状態で磁気カード挿入口1b,
2bから磁気カードCが挿入されると、磁気カードC
は、先端部分が第1搬送ベルト11と搬送ローラ部22bと
の間、及び第2搬送ベルト21と搬送ローラ部12bとの間
に突入し、第1搬送ベルト11及び第2搬送ベルト21に沿
って磁気ヘッド16の方向に搬送される。前記磁気カード
Cの突入の際、搬送ローラ部12b, 22bは第1搬送ベル
ト11及び第2搬送ベルト21の走行状態に同期して回転し
ているため、磁気カードCの突入によってローラ12,22
の回転状態が変化することは殆どなく、従って、磁気カ
ードCは略一定の速度で搬送される。磁気カードCの先
端部分がローラ13に突入する時も、搬送ローラ部13bは
第2搬送ベルト21の走行状態に同期して回転しているた
め搬送速度が乱れることがなく、加えて、磁気カードC
は押圧部30の回転自由な補助搬送ローラ34aによって第
1搬送ベルト11に挟持されるため安定して搬送される。
【0020】そして、磁気カードCが磁気ヘッド16に到
達すると、磁気カードCは、第2搬送ベルト21を介して
ヘッドローラ37dにより磁気ヘッド16の凸部上面に押圧
される。磁気ヘッド16は、磁気カードCの下面の磁性体
部分に摺接して、データの読み取りまたは書き込みを行
う。この時、磁気カードCを磁気ヘッド16に押圧するヘ
ッドローラ37dには、押圧部30のプレッシャブロック32
に作用するばね31のばね圧と、軸33a,33cを支点とす
る板ばね35のばね圧との2重の押圧力が働く(ダブルス
プリング方式とする)。従って、安定したヘッド圧でデ
ータの読み書きが行われ、また、搬送速度が殆ど変動す
ることなく磁気カードCは磁気ヘッド16上を通過する。
【0021】磁気カードCの先端部分が磁気ヘッド16上
を通過してローラ14及び押圧部30の補助搬送ローラ34c
に到達し、更に、ローラ15,23 に到達した時にも、磁気
カードCは、ローラ12や13を通過する時と同様に略一定
の速度で搬送される。このようにして磁気カードCは、
第1搬送ベルト11及び第2搬送ベルト21に沿って搬送さ
れ、後端部分が磁気ヘッド16上を通過してデータの読み
書きが完了し、磁気カード排出口1c,2cに排出され
る。
【0022】磁気カード処理中に、装置内で磁気カード
Cが詰まった場合には、本装置を停止させて蓋側ケース
2を開放し、搬送面P上方の蓋側の機構を蓋側ケース2
と共に移動させて搬送面P下方の本体側の機構から分離
することで、詰まった磁気カードCが取り出される。ま
た、装置内部の点検や清掃などを行う場合にも、蓋側ケ
ース2を開放して作業が行われる。
【0023】上述のように、本実施形態によれば、第1
搬送ベルト11及び第2搬送ベルト21の走行状態に同期し
て搬送ローラ部12b〜15b,22b,23bを回転させるこ
とによって、装置内に挿入された磁気カードCが各搬送
ローラに当接する際の搬送速度の変動が殆どなくなっ
て、磁気カードが略一定速度で搬送されるため、磁気カ
ードCに対するデータの読み取りまたは書き込みの精度
が向上する。また、第1搬送ベルト11と第2搬送ベルト
21とをずらして配置することで、第2搬送ベルト21に摺
接する位置に磁気ヘッド16を設けることができ、磁気ヘ
ッド16は、第2搬送ベルト21に常時摺接して汚れ等が付
着し難くなるので、磁気ヘッド16を清掃する必要が殆ど
なくなる。
【0024】更に、搬送面Pの上下に位置する機構を分
離できるように搬送面P上方の機構を蓋側ケース2に取
り付け、その蓋側ケース2を本体側ケース1に対して開
閉自由かつ着脱可能に取り付けたことによって、装置内
に詰まった磁気カードCの取り出しや内部の点検・清掃
を容易に行うことができる。また、第2搬送ベルト21、
ローラ22,23 や押圧部30を交換する場合には、蓋側ケー
ス2ごとユニットで交換することもできる。従って、実
際に本装置が運用されている場所での上記のような作業
による装置の停止時間を非常に短くすることができ運用
面にも優れた装置となる。
【0025】加えて、補助搬送ローラ34a,34b,34c
を設けたことによって、搬送ローラ部22bと搬送ローラ
部23bとの間の磁気カードCの搬送がより安定になる。
また、磁気カードCを磁気ヘッド16に押圧する機構を、
ダブルスプリング方式とすることによって、ヘッド圧が
安定し、且つ磁気カードCが磁気ヘッド16上を通過する
ときの搬送速度の変動が低減されるため、より高い精度
でデータの読み書きを行うことができる。
【0026】尚、上述の実施形態では、磁気カードが1
方向に搬送される場合を説明したが、本発明はこれに限
らず、例えば、磁気カードが挿入された方向に応じてモ
ータの回転を制御して両方向に磁気カードを搬送するよ
うな構成などとすることもできる。また、磁気ヘッド
は、搬送面Pの下側に1つの設けた上記の構成に限るも
のではなく、例えば、搬送面Pの上側に設けたり、複数
の磁気ヘッドを搬送面Pの下側または上側、若しくは上
下両側に設けることも可能である。ただし、磁気ヘッド
を搬送面Pの上側に設ける場合には、磁気ヘッドを第1
搬送ベルト上面に摺接する位置に配置し、上述の実施形
態と同様のヘッドローラを第1搬送ベルトを介して磁気
ヘッドに対面する位置に設けるようにする。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、第1搬送ベルト及び第2搬送ベルトの走行状態
に同期にして搬送ローラを回転させることによって、磁
気カードが略一定速度で搬送されるため、磁気カードに
対するデータの読み取りまたは書き込みの精度が向上す
る。また、第1搬送ベルトと第2搬送ベルトとをずらし
て配置し磁気ヘッドを一方の搬送ベルトに摺接させるこ
とによって、磁気ヘッドに汚れなどが付着し難くなるの
で、磁気ヘッドを清掃する必要が殆どなくなって保守性
の優れた装置となる。
【0028】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の効果に加えて、第1搬送ベルト及び第2搬送ロ
ーラを備えた本体部に対して、第2搬送ベルト及び前記
第1搬送ローラを備えた蓋部を分離可能に取り付けたこ
とにより、磁気カード搬送面を開放することができ、装
置内に詰まった磁気カードの取り出しや装置内部の点検
・清掃あるいは交換を容易に行うことができるため、保
守作業の短縮を図ることができ保守性のより優れた装置
の提供が可能となる。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明の効果に加えて、補助搬送ローラを備え
たことによって、磁気カードをより安定して搬送するこ
とができる。請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明の効果に加えて、第1弾性部材及び第2弾性部材
により磁気ヘッド方向に付勢されたヘッドローラが、搬
送ベルトを介して磁気カードを磁気ヘッドに押圧するこ
とによって、ヘッド圧が安定し、且つ磁気カードが磁気
ヘッド上を通過するときの搬送速度の変動が低減される
ため、より高い精度でデータの読み書きを行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の内部構成を示す図
【図2】同上実施形態の押圧部の構成を示す図
【図3】同上実施形態の外観を示す図
【図4】従来の磁気カード処理装置の内部構成を示す図
【符号の説明】
1 本体側ケース 2 蓋側ケース 11 第1搬送ベルト 12,13,14,15,22,23 ローラ 12a,13a,14a,15a,22a,23a プーリー部 12b,13b,14b,15b,22b,23b 搬送ローラ
部 16 磁気ヘッド 17,24 ギア 21 第2搬送ベルト 30 押圧部 31 ばね 32 プレッシャブロック 33a,33b,33c,33d 中心軸 34a,34b,34c 補助搬送ローラ 35 板ばね 36a,36c 補助ローラ 37d ヘッドローラ C 磁気カード P 搬送面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気カード搬送面に沿って搬送される磁気
    カードを磁気ヘッドに圧接し、前記磁気カードに対して
    データの読み取りまたは書き込みを行う磁気カード処理
    装置において、 前記磁気カード搬送面を境に一方の側に沿って走行可能
    に設けた第1搬送ベルトと、前記磁気カード搬送面と平行で前記第1搬送ベルトの走
    行方向に直交する回転軸を有し、前記第1搬送ベルトが
    巻架される複数の第1ローラと、 前記磁気カード搬送面を境に他方の側に沿い、前記第1
    搬送ベルトに重ならないずれた位置に走行可能に設けた
    第2搬送ベルトと、前記磁気カード搬送面と平行で前記第2搬送ベルトの走
    行方向に直交する回転軸を有し、前記第2搬送ベルトが
    巻架される複数の第2ローラと、 前記各第2ローラの回転軸上に設けられ、 前記第1搬送
    ベルトの走行状態に同期して回転し、前記第1搬送ベル
    トに対面する位置で、前記磁気カードを前記第1搬送ベ
    ルトと挟持する複数の第1搬送ローラと、前記各第1ローラの回転軸上に設けられ、 前記第2搬送
    ベルトの走行状態に同期して回転し、前記第2搬送ベル
    トに対面する位置で、前記磁気カードを前記第2搬送ベ
    ルトと挟持する複数の第2搬送ローラと、 前記第1搬送ベルト及び前記第2搬送ベルトのいずれか
    一方と前記磁気カード搬送面を境に対面して摺接する位
    置に設けた前記磁気ヘッドと、 を備えて構成されたことを特徴とする磁気カード処理装
    置。
  2. 【請求項2】前記第1搬送ベルト及び前記第2搬送ロー
    ラを本体部に備え、前記第2搬送ベルト及び前記第1搬
    送ローラを前記本体部と分離可能に取り付けた蓋部に備
    えて構成されたことを特徴とする請求項1記載の磁気カ
    ード処理装置。
  3. 【請求項3】前記第1搬送ベルトまたは前記第2搬送ベ
    ルトに対面する位置で回転自由に支持され、前記磁気カ
    ードを当該搬送ベルトと挟持する補助搬送ローラを備え
    て構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の
    磁気カード処理装置。
  4. 【請求項4】前記磁気カード搬送面を境に前記磁気ヘッ
    ドと同じ側に位置する搬送ベルトと対面する前記補助搬
    送ローラを回転自由に支持し、第1弾性部材によって前
    記磁気カード搬送面の方向に付勢される支持体と、該支
    持体に設けた第2弾性部材と、該第2弾性部材によって
    前記磁気ヘッド方向に付勢され、当該磁気ヘッドと対面
    する搬送ベルトを介して前記磁気カードを前記磁気ヘッ
    ド方向に押圧するヘッドローラとを備えて構成されたこ
    とを特徴とする請求項3記載の磁気カード処理装置。
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