JP2001124486A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2001124486A
JP2001124486A JP30270599A JP30270599A JP2001124486A JP 2001124486 A JP2001124486 A JP 2001124486A JP 30270599 A JP30270599 A JP 30270599A JP 30270599 A JP30270599 A JP 30270599A JP 2001124486 A JP2001124486 A JP 2001124486A
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long side
header tank
heat exchanger
wall surface
reinforcing
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Norihisa Sasano
教久 笹野
Tatsuo Sugimoto
竜雄 杉本
Takaaki Sakane
高明 阪根
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Denso Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0219Arrangements for sealing end plates into casing or header box; Header box sub-elements
    • F28F9/0224Header boxes formed by sealing end plates into covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
    • F28F9/002Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
    • F28D2021/0019Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for
    • F28D2021/008Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for vehicles
    • F28D2021/0084Condensers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2225/00Reinforcing means
    • F28F2225/08Reinforcing means for header boxes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータの質量(重量)及び製造原価の上
昇をを抑制しつつ、ヘッダタンクの機械的強度を向上さ
せる。 【解決手段】 送風機(ファンシュラウド)を取り付け
るための取付部材128、129のうち矩形タンクの長
辺側の壁面120c側に補強部をなすテーパ部128a
及びフランジ部129aを設ける。これにより、車両振
動に伴って取付部材128、129と長辺側の壁面12
0cとの接合部発生する応力集中を緩和しつつ、長辺側
の壁面120cが大きく変形することを防止できる。し
たがって、いたづらに補強を設けてラジエータ100の
質量(重量)及び製造原価の上昇を招くことなく、ヘッ
ダタンク120(特に、長辺側の壁面120c)の機械
的強度を向上させることができるので、ラジエータ10
0の信頼性及び耐久性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風機が取り付け
られる取付部材を有する熱交換器に関するもので、車両
用のラジエータに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】ラジエータに冷却風を送風する送風機
は、一般的にファンシュラウドを介してラジエータに取
り付けられる。そこで、特開平10−220984号公
報に記載の発明では、樹脂製のラジエータタンクに送風
機(ファンシュラウド)を取り付けるためのピン状突起
部を一体形成している。
【0003】なお、ファンシュラウドとは、周知のごと
く、送風機を覆うようにして送風空気がラジエータを迂
回して流れることを防止するとともに、送風機を支持す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ラジ
エータを始めとして車両部品のリサイクル性を向上させ
て産業廃棄物の低減を図るべく、リサイクル性に優れた
車両部品が強く要望されている。
【0005】この要望に対して、上記公報に記載のラジ
エータ(熱交換器)では、少なくとも金属と樹脂との2
種類以上の材料からラジエータが構成されているため、
リサイクルをする際に、金属と樹脂とを分別する必要が
ある。したがって、リサイクルをするための工数(分別
に必要な工数)が大きくなるので、リサイクル性が低い
と言う問題がある。
【0006】この問題に対して、発明者等は、構成部品
を金属製(アルミニウム製)の熱交換器を試作検討した
ところ、ヘッダタンクにおいて十分な機械的強度が得る
ことができず、内圧によりヘッダタンクが変形してしま
うという問題が発生した。
【0007】なお、この問題に対しては、ヘッダタンク
を構成する部材の板厚を大きくすれば解決することがで
きるものの、この手段では、熱交換器の質量(重量)及
び製造原価の上昇を招いてしまう。
【0008】また、上記公報に記載のごとく、送風機
(ファンシュラウド)の取り付けるための取付部材をヘ
ッダタンクに接合すると、車両振動等により送風機が振
動するした場合に、取付部材とヘッダタンクとの接合部
に応力が集中してしまい、ヘッダタンクが破損してしま
うおそれがある。
【0009】本発明は、上記点に鑑み、熱交換器の質量
(重量)及び製造原価の上昇を抑制しつつ、ヘッダタン
クの機械的強度を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】ところで、矩形状の断面
を有するヘッダタンク(120)において内圧が作用す
ると、ヘッダタンク(120)は、受圧面積が大きくな
る長辺側の壁面(120c)が膨らむように変形する。
【0011】そこで、上記点を踏まえ、本発明は上記目
的を達成するために、請求項1に記載の発明では、流体
が流通する複数本の金属製のチューブ(111)と、チ
ューブ(111)の長手方向両端側に配置され、チュー
ブ(111)の長手方向と直交する方向に延びて複数本
のチューブ(111)と連通するとともに、矩形断面を
有する金属製のヘッダタンク(120)とを備え、ヘッ
ダタンク(120)のうち長辺側の壁面(120c)に
は、送風機が取り付けられる取付部材(128、12
9)が接合され、さらに、取付部材(128、129)
のうち長辺側の壁面(120c)側には、長辺側の壁面
(120c)を補強する補強部(128a、129a)
が設けられていることを特徴とする。
【0012】これにより、車両振動に伴って取付部材
(128、129)と長辺側の壁面(120c)との接
合部発生する応力集中を緩和しつつ、長辺側の壁面(1
20c)が大きく変形することを防止できる。
【0013】したがって、本発明では、受圧面積が大き
くなる長辺側の壁面(120c)に補強部を設けること
により、いたづらに補強を設けて熱交換器の質量(重
量)及び製造原価の上昇を招くことなく、ヘッダタンク
(120)(特に、長辺側の壁面(120c))の機械
的強度を向上させることができるので、熱交換器の信頼
性及び耐久性を向上させることができる。
【0014】請求項2に記載の発明では、流体が流通す
る複数本の金属製のチューブ(111)と、チューブ
(111)の長手方向両端側に配置され、チューブ(1
11)の長手方向と直交する方向に延びて複数本のチュ
ーブ(111)と連通するとともに、矩形断面を有する
金属製のヘッダタンク(120)とを備え、ヘッダタン
ク(120)の長辺側の壁面(120c)には、その一
部を塑性変形させた凹凸部(120e)が形成され、長
辺側の壁面(120c)のうち凹凸部(120e)が形
成されていない部位には、送風機が取り付けられる取付
部材(128、129)が接合され、さらに、取付部材
(128、129)のうち長辺側の壁面(120c)側
には、長辺側の壁面(120c)を補強する補強部(1
28a、129a)が設けられていることを特徴とす
る。
【0015】これにより、車両振動に伴って取付部材
(128、129)と長辺側の壁面(120c)との接
合部発生する応力集中を緩和しつつ、長辺側の壁面(1
20c)が大きく変形することをより一層防止できる。
【0016】したがって、本発明も請求項1に記載の発
明と同様に、熱交換器の質量(重量)及び製造原価の上
昇を招くことなく、ヘッダタンク(120)(特に、長
辺側の壁面(120c))の機械的強度を向上させるこ
とができるので、熱交換器の信頼性及び耐久性を向上さ
せることができる。
【0017】請求項3に記載の発明では、補強部(12
8a、129a)は、長辺側の壁面(120c)のうち
長辺方向の中点から長辺方向両側に向けて延びるように
設けられていることを特徴とする。
【0018】これにより、補強部(128a、129
a)は、長辺側の壁面(120c)の中心(中央)を跨
ぐように長辺方向両側に延びて長辺側の壁面120cを
補強することとなるので、受圧面積が大きくなる長辺側
の壁面(120c)をより確実に補強することができ
る。
【0019】請求項4に記載の発明では、補強部は、ヘ
ッダタンク(120)の壁面に近づくほど、補強部の断
面積が拡大するようなテーパ部(128a、129a)
を有して構成されていることを特徴とする。
【0020】これにより、補強部における応力集中を確
実に緩和することができる。
【0021】なお、補強部(128a、129a)と取
付部材(128、129)とは、請求項5に記載の発明
のごとく、一体形成してもよい。
【0022】また、補強部(128a、129a)と取
付部材(128、129)とは、請求項6に記載の発明
のごとく、別体に形成された後、ろう付け接合にて一体
化してもよい。
【0023】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る熱交換器を車両用のラジエータに適用した
ものであって、図1は本実施形態に係る熱交換器(ラジ
エータ)100を空気流れ下流側から見た正面図であ
る。
【0025】111は冷却水が流通する扁平状に形成さ
れた複数本のチューブであり、このチューブ111はア
ルミニウム材を押し出し加工又は引き抜き加工にて成形
したものである。112はチューブ111間に配設され
て空気と冷水との熱交換を促進するアルミニウム製のフ
ィンであり、このフィン112は、ローラ成形法により
波状(コルゲート状)に形成されたものである。そし
て、このフィン112及びチューブ111により冷却水
を空気と熱交換して冷却水を冷却するラジエータコア部
110が構成されている。
【0026】また、チューブ111の長手方向両端側に
は、チューブ111の長手方向と直交する方向に延びる
とともに、複数本のチューブ111と連通するアルミニ
ウム製の第1、2ヘッダタンク121、122が設けら
れており、チューブ111の長手方向一端側(図1の左
側)に位置する第1ヘッダタンク121は、エンジン
(図示せず)から流出した冷却水を複数本のチューブ1
11に分配供給するもので、長手方向他端側(図1の右
側)に位置する第2ヘッダタンク122は、熱交換を終
えた冷却水を集合回収してエンジンに向けて排水するも
のである。なお、以下、第1、2ヘッダタンク121、
122を総称してヘッダタンク120と表記する。
【0027】ところで、ヘッダタンク120の断面形状
は、図2示すように、チューブ111の長手方向と平行
な方向(空気流れと直交する方向)が長辺側となるよう
に長方形状であり、本実施形態では、長辺L1が40m
m以上、短辺L2が35mm以下の扁平矩形状となって
いる。
【0028】そして、ヘッダタンク120は、図3に示
すように、プレス成形にてL字状の断面形状に成形され
た第1、2部材120a、120bをろう付け接合する
ことにより構成されており、両部材120a、120b
のう短辺側には、図4に示すように、第1、2部材12
0a、120b(ヘッダタンク120)の一部をバーリ
ング加工(プレス加工)にてヘッダタンク120の内方
側に向けて突出塑性変形させた第1、2突出部123、
124が形成されている。
【0029】そして、第1部材120aに形成された第
1突出部123の先端には、その肉厚方向に貫通する貫
通穴123aが形成されているとともに、チューブ11
1が挿入されている。
【0030】ここで、第1部材120aと第2部材12
0bとの相違は、貫通穴123aが形成されているか否
かのみであるので、両部材120a、120b及びチュ
ーブ111がろう付け接合された状態(ラジエータ10
0が完成した状態)では、第2突出部124は、ヘッダ
タンク120のうちチューブ111との接合部120c
と反対側にて、チューブ111間のピッチ寸法P1と略
同一ピッチ寸法P2にて設けられた状態となる。両部材
120a、120b各々には、図2、3に示すように、
一方側の部材を挟み込んで、両部材120a、120b
を強固にろう付け接合する挟み込み部120dが設けら
れている。
【0031】また、図1中、125はエンジンの冷却水
出口側に接続される流入口パイプであり、126はエン
ジンの冷却水入口側に接続される流出口パイプである。
そして、ヘッダタンク120の長辺側の壁面120cに
は、「従来の技術」の欄で述べたように送風機(ファン
シュラウド)を取り付けるための取付部材128、12
9が設けられており、両取付部材128、129は、図
6に示すように、長辺側の壁面120cのうちヘッダタ
ンク120の長手方向と直交する方向(長辺方向の寸法
L1)の中点Mにろう付け接合されている。
【0032】ここで、上方側の取付部材128は、図5
(a)に示すようにピン状の突起であり、この取付部材
128のうち長辺側の壁面120c側には、壁面120
cに近づくほど、その断面積が拡大するようなテーパ部
128aがアルミニウム材から一体形成され、このテー
パ部128aの断面形状は、図6に示すように、ヘッダ
タンク120の長手方向(上下方向)と直交する方向両
側(長辺方向)に向けて延びるように楕円(長円)状に
形成されている。
【0033】このため、テーパ部128aは、壁面12
0cの中心(中央)を跨ぐようにヘッダタンク120の
長手方向と直交する方向両側(長辺方向両側)に向けて
延びる構造となり、長辺側の壁面120cを補強する補
強部として機能する。なお、取付部材128の先端側に
は、ボルトが挿入される雌ねじ穴128bが形成されて
いる。
【0034】一方、下方側の取付部材129は、図5
(b)に示すように、先端側と根本側に矩形状のフラン
ジ部129aが一体形成されるように、押し出し加工又
は引き抜き加工にてアルミニウム材から形成されたもの
であり、壁面120c側のフランジ部129aが長辺側
の壁面120cを補強する補強部として機能する。
【0035】因みに、ファンシュラウド(送風機)は、
下方側がファンシュラウド(図示せず。)の下方側に設
けられたフック(ステー)のU溝を取付部材129に挿
入係止され、上方側がボルトにて取付部材128に固定
されることのよりラジエータ100(ヘッダタンク12
0)に組み付け固定される。
【0036】ところで、図1中、130は冷却水を補充
する注水口(フィラネック)であり、131は注水口1
30を閉塞する周知の加圧型のラジエータキャップであ
る。140はラジエータコア部110の両端側にてチュ
ーブ111の長手方向と平行な方向に延びるサイドプレ
ートであり、このサイドプレート140は、ラジエータ
コア部110の補強部材を構成するものである。
【0037】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0038】矩形状の断面を有するヘッダタンク120
において内圧が作用すると、ヘッダタンク120は図7
に示すように、受圧面積が大きくなる長辺側の壁面12
0cが膨らむように変形する。
【0039】これに対して、本実施形態では、取付部材
128、129のうち長辺側の壁面120c側に補強部
をなすテーパ部128a及びフランジ部129aが設け
られているので、車両振動に伴って取付部材128、1
29と長辺側の壁面120cとの接合部発生する応力集
中を緩和しつつ、長辺側の壁面120cが大きく変形す
ることを防止できる。
【0040】したがって、本実施形態では、受圧面積が
大きくなる長辺側の壁面120cに補強部を設けること
により、いたづらに補強を設けてラジエータ100の質
量(重量)及び製造原価の上昇を招くことなく、ヘッダ
タンク120(特に、長辺側の壁面120c)の機械的
強度を向上させることができるので、ラジエータ100
の信頼性及び耐久性を向上させることができる。
【0041】また、補強部をなす取付部材128のテー
パ部128aは、壁面120c側に近づくほど断面積が
拡大するテーパ状となっているので、取付部材128の
根本側における応力集中を確実に緩和することができ
る。
【0042】また、テーパ部128aは、壁面120c
の中心(中央)を跨ぐようにヘッダタンク120の長辺
方向両側に延びて長辺側の壁面120cを補強するの
で、受圧面積が大きくなる長辺側の壁面120cをより
確実に補強することができる。
【0043】また、補強部をなすテーパ部128a及び
フランジ部129aが取付部材128、129と共に一
体形成されているので、補強部を有する取付部材12
8、129の製造原価低減を図ることができる。
【0044】(第2実施形態)第1実施形態では、取付
部材128のテーパ部128a及び取付部材129のフ
ランジ部129aのみによって、長辺側の壁面120c
を補強する補強部を構成したが、本実施形態は、図8に
示すように、第1、2部材120a、120bをプレス
成形(塑性加工にて成形)する際に、長辺側の壁面12
0cの一部を塑性変形させてヘッダタンク120の長手
方向に延びる凹凸状のリブ(凹凸部)120eを複数個
設けるとともに、長辺側の壁面120cのうちリブ12
0eが形成されていない部位(本実施形態では、リブ1
20e間のピッチ寸法P3、P2が大きい部位)に取付
部材128、129を接合したものである。
【0045】これにより、取付部材128のテーパ部1
28a及び取付部材129のフランジ部129aに加え
て、リブ120eが長辺側の壁面120cを補強する補
強部を構成するので、受圧面積が大きくなる長辺側の壁
面120c全体の機械的強度を均等に一層向上させるこ
とができる。
【0046】(第3実施形態)上述の実施形態では、補
強部をなす取付部材128のテーパ部128aが一体形
成されていたが、本実施形態は、図9に示すように、補
強部をなすフランジ部128cと取付部材128とを別
体に形成した後、ろう付け接合にて一体化したものであ
る。
【0047】なお、フランジ部128cは、楕円状に形
成されているとともに、その長径方向がヘッダタンク1
20の長辺方向と一致するように長辺側の壁面120c
に接合されている。
【0048】また、図9では、フランジ部128cがテ
ーパ状となっていないが、本実施形態は、フランジ部1
28cの外壁部を壁面120c側に近づくほど断面積が
拡大するテーパ状としてもよい。
【0049】(第4実施形態)本実施形態は、図10に
示すように、補強部をなす取付部材129のフランジ部
129の肉厚tを増大するとともに、壁面120c側に
近づくほど断面積が拡大するテーパ部129bを設けた
ものである。
【0050】これにより、取付部材129の根本側にお
ける応力集中を確実に緩和することができる。
【0051】(その他の実施形態)上述の実施形態にお
けるテーパ部128a、129bは、テーパ部の外壁部
が円弧状のものであったが、本実施形態は、図11に示
すように、テーパ部の外壁部を直線上に変化させたもの
である。
【0052】また、上述の実施形態ではラジエータに本
発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、コンデンサ又はコンデンサとラジエータとが一体
となた複式熱交換器等、その他の熱交換器にも適用する
ことができる。
【0053】また、上述実施形態では、ヘッダタンク1
20の長手方向が上下方向に延び、チューブ111の長
手方向が水平方向に延びる、いわゆるクロスフロー型の
ラジエータであったが、本発明は、ヘッダタンク120
の長手方向が水平方向に延び、チューブ111の長手方
向が上下方向に延びる、いわゆるダウンフロー型のラジ
エータにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るラジエータの正面
図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】(a)は第1実施形態に係る第1、2部材の正
面図であり、(b)は(a)の下面図であり、(c)は
(b)の側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るヘッダタンクの断
面図である。
【図5】(a)は上方側の取付部材の断面図であり、
(b)は下側の取付部材の斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るヘッダタンクの斜
視図である。
【図7】ヘッダタンクの変形を示すワイヤー模式図であ
る。
【図8】本発明の第2実施形態に係るラジエータの正面
図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る上方側の取付部材
の断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係る下方側の取付部
材の断面図である。
【図11】本発明の変形例に係る取付部材の断面図であ
る。
【符号の説明】
100…ラジエータ、120…ヘッダタンク、128、
129…取付部材、128a…テーパ部128a、12
9a…フランジ部129a。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪根 高明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3L065 BA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機が取り付けられる取付部材(12
    8、129)を有する熱交換器であって、 流体が流通する複数本の金属製のチューブ(111)
    と、 前記チューブ(111)の長手方向両端側に配置され、
    前記チューブ(111)の長手方向と直交する方向に延
    びて前記複数本のチューブ(111)と連通するととも
    に、矩形断面を有する金属製のヘッダタンク(120)
    とを備え、 前記ヘッダタンク(120)のうち長辺側の壁面(12
    0c)には前記取付部材(128、129)が接合さ
    れ、 さらに、前記取付部材(128、129)のうち前記長
    辺側の壁面(120c)側には、前記長辺側の壁面(1
    20c)を補強する補強部(128a、129a)が設
    けられていることを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 送風機が取り付けられる取付部材(12
    8、129)を有する熱交換器であって、 流体が流通する複数本の金属製のチューブ(111)
    と、 前記チューブ(111)の長手方向両端側に配置され、
    前記チューブ(111)の長手方向と直交する方向に延
    びて前記複数本のチューブ(111)と連通するととも
    に、矩形断面を有する金属製のヘッダタンク(120)
    とを備え、 前記ヘッダタンク(120)の長辺側の壁面(120
    c)には、その一部を塑性変形させた凹凸部(120
    e)が形成され、 前記長辺側の壁面(120c)のうち前記凹凸部(12
    0e)が形成されていない部位には前記取付部材(12
    8、129)が接合され、 さらに、前記取付部材(128、129)のうち前記長
    辺側の壁面(120c)側には、前記長辺側の壁面(1
    20c)を補強する補強部(128a、129a)が設
    けられていることを特徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記補強部(128a、129a)は、
    前記長辺側の壁面(120c)のうち長辺方向の中点か
    ら長辺方向両側に向けて延びるように設けられているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記補強部は、前記ヘッダタンク(12
    0)の壁面に近づくほど、前記補強部の断面積が拡大す
    るようなテーパ部(128a、129a)を有して構成
    されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1つに記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記補強部(128a、129a)と前
    記取付部材(128、129)とは、一体形成されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに
    記載の熱交換器。
  6. 【請求項6】 前記補強部(128a、129a)と前
    記取付部材(128、129)とは、別体に形成された
    後、ろう付け接合にて一体化されていることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器。
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