JPH09257388A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH09257388A
JPH09257388A JP185397A JP185397A JPH09257388A JP H09257388 A JPH09257388 A JP H09257388A JP 185397 A JP185397 A JP 185397A JP 185397 A JP185397 A JP 185397A JP H09257388 A JPH09257388 A JP H09257388A
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JP
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bracket
heat exchanger
core
vehicle
reinforcing
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JP185397A
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Tatsuo Sugimoto
竜雄 杉本
Yasutoshi Yamanaka
保利 山中
Hiroo Yamaguchi
浩生 山口
Takaaki Sakane
高明 阪根
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/04Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
    • F28D1/0408Multi-circuit heat exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat exchangers for more than two fluids
    • F28D1/0426Multi-circuit heat exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat exchangers for more than two fluids with units having particular arrangement relative to the large body of fluid, e.g. with interleaved units or with adjacent heat exchange units in common air flow or with units extending at an angle to each other or with units arranged around a central element
    • F28D1/0435Combination of units extending one behind the other
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
    • F28F9/002Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異種のコア部を有する熱交換器において、車
両への組付け性の向上を図る。 【解決手段】 両補強プレート23、33を結合して両
コア部2、3を一体化するとともに、車両に両コア部
2、3を組付けるためのブラケット40を備えている。
そして、両補強プレート23、33およびブラケット4
0が、空気流れ方向に貫通するボルト46にて結合され
るとともに、両挿入片43、44によって両補強プレー
ト23、33の開口部23a、33aが縮小するような
変形が抑制されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に異種のコア
部(熱交換部)を有する熱交換器に関するもので、特に
車両の駆動源であるエンジンのラジエータと車両用空調
装置のコンデンサとの両者を有するものに用いて有効で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来は、車両完成後に車両販売店等で車
両用空調装置を車両に組付けていたが、近年、車両用空
調装置が車両に標準的装備されるようになったため、車
両組み立て工程において、車両用部品とともに車両用空
調装置も組付けるようになってきた。そのため、車両組
み立て工程において、コンデンサを車両に組付ける工程
が発生するので、車両製造原価が上昇してしまうという
問題が発生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱交換器を
車両に組付ける手段としては、実開平5−8270号公
報に記載の手段が提案されているが、この手段は、一種
類のコア部を有する熱交換器を前提に考案されているた
め、上記問題を解決することができない。本発明は、上
記点に鑑み、異種のコア部を有する熱交換器において、
車両等の組付対象部材への組付け性の向上を図ることを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1に
記載の発明では、両補強プレート(23、33)を結合
するとともに、両コア部(2、3)が組付けられる組付
対象部材(100、101)に、両コア部(2、3)を
組付けるためのブラケット(40)を備えていることを
特徴とする。
【0005】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の熱交換器において、ブラケット(40)には、両補
強プレート(23、33)間に挿入され、両補強プレー
ト(23、33)に接するプレート間挿入片部(45)
が設けられていることを特徴とする。請求項3に記載の
発明では、請求項1または2に記載の熱交換器におい
て、ブラケット(40)および両補強プレート(23、
33)は、ボルト(46)にて結合していることを特徴
とする。
【0006】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の熱交換器において、ブラケット(40)には、第1
補強プレート(23)の両側壁(23b、23c)の内
側に接する第1挿入片部(43)と、第2補強プレート
(33)の両側壁(33b、33c)の内側に接する第
2挿入片部(44)とが設けられている。そして、ボル
ト(46)は、被熱交換媒体流れ方向にブラケット(4
0)および両補強プレート(23、33)を貫通してい
ることを特徴とする。
【0007】請求項5に記載の発明では、請求項2また
は3に記載の熱交換器において、両挿入片(43、4
4)およびプレート間挿入片(45)は一体形成されて
いることを特徴とする。請求項6に記載の発明では、第
1コア部(2)は、車両用空調装置の冷媒を凝縮するコ
ンデンサコア部(2)を成し、第2コア部(3)は、車
両用エンジンの冷却用ラジエータコア部(3)を成して
いる。そして、ブラケット(40)は、車両幅方向に渡
って設けられた車両補強部材(100、101)に組付
けられていることを特徴とする。
【0008】次に作用効果を述べる。請求項1〜5に記
載の発明によれば、両補強プレート(23、33)を結
合するブラケット(40)を備えているので、両コア部
(2、3)を一体のものとして、組付対象部材(10
0、101)に、両コア部(2、3)を組付けることが
できる。したがって、両コア部(2、3)を一回の組付
け工程で組付対象部材(100、101)に組付けるこ
とができるので、組付け工程の低減を図ることができ
る。
【0009】請求項2に記載の発明では、ブラケット
(40)には、両補強プレート(23、33)に接する
プレート間挿入片部(45)が設けられているので、両
コア部(2、3)を組付ける際に、両補強プレート(2
3、33)をプレート間挿入片部(45)に接するよう
に組付ければよい。したがって、両コア部(2、3)間
の隙間は、プレート間挿入片部(45)によって機械的
に規制されるので、両コア部(2、3)間の隙間を所定
値にするための特別な組付け用治具等を必要としない。
つまり、熱交換器自体の組付け性(組み立て性)が向上
するので、熱交換器の製造原価低減を図ることができ
る。
【0010】請求項4に記載の発明によれば、被熱交換
媒体流れ方向にブラケット(40)および両補強プレー
ト(23、33)を貫通したボルトを締め付けた場合で
あっても、両挿入片(43、44)が、両補強プレート
(23、33)の両側壁(23b、23c、33b、3
3c)の内側にそれぞれ接しているので、両補強プレー
ト(23、33)の開口部(23a、33a)が縮小す
るような変形を抑制することができる。したがって、ボ
ルト(46)を所定のトルクで締め付けることができる
ので、ブラケット(40)を確実に両補強プレート(2
3、33)に組付けることができる。
【0011】また、ブラケット(40)を確実に両補強
プレート(23、33)に組付けることができるので、
ブラケット(40)および両補強プレート(23、3
3)間にがたつきが発生しないので、ブラケット(4
0)および両補強プレート(23、33)の疲労破壊を
抑制することができるとともに、熱交換器の長寿命化を
図ることができる。
【0012】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器を車両用に適
用しているので、両コア部(2、3)のそれぞれを独立
に車両へ組付ける場合に比べて、両コア部(2、3)の
車両への組付け工程を低減することができる。したがっ
て、車両の組み立て工程が低減するので、車両の製造原
価低減を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施の形
態について説明する。 (第1実施形態)本実施形態は、第1コア部として車両
空調装置用のコンデンサコア部を、第2コア部としてエ
ンジン冷却用ラジエータコア部を用いた車両用熱交換器
である。通常、この熱交換器は、コンデンサコア部をラ
ジエータコア部より空気流れ上流にして、空気流れに対
して直列に並んでエンジンルームの最前部に配置されて
いる。以下に本実施形態に係る熱交換器の形状を述べ
る。
【0014】図1は、本実施形態に係る熱交換器1の一
部拡大図(図2のA−A断面)であり、2はコンデンサ
コア部であり、3はラジエータコア部である。コンデン
サコア部2は、偏平形状に形成されて冷媒の通路をなす
コンデンサチューブ21と、このコンデンサチューブ2
1にろう付けされたコルゲート状の冷却フィン22とか
ら構成されている。
【0015】また、ラジエータコア部3もコンデンサコ
ア部2と同様な構造をしており、コンデンサチューブ2
1と平行に配置されたラジエータチューブ31と、冷却
フィン32とから構成されている。そして、これらのチ
ューブ21、31と冷却フィン22、32とは交互に積
層されて、それぞれろう付けされている。なお、両冷却
フィン22、32には、熱交換を促進するためのルーバ
22a、23aが、ローラ成形法等により両冷却フィン
22、32とともに一体に成形されている。
【0016】また、23、33は両コア部2、3の補強
部材をなす補強プレートで、これらの両補強プレート2
3、33は、図2に示すように、両コア部2、3の両端
に配置されている。そして、両補強プレート23、33
は、図1に示すように、その空気流れ方向(幅方向)断
面形状をコの字状として、1枚の板からそれぞれ一体形
成されている。なお、両補強プレート23、33は、断
面コの字の開口部23a、33a側を両コア部2、3の
外方側に向けて両コア部2、3に配置されている。
【0017】40は熱交換器1を支持するアルミニウム
製のブラケットで、このブラケット40には、取付片部
41、42、挿入片部43、44およびプレート間挿入
片部45が、プレス加工等で一体形成されている。そし
て、取付片部41は、補強プレート23の断面コの字の
うち空気流れ上流側の側壁23bに接し、取付片部42
は、補強プレート33の断面コの字のうち空気流れ下流
側の側壁33bに接している。
【0018】また、挿入片部43は、補強プレート23
の断面コの字の開口部23aに挿入された状態で、補強
プレート23の両側壁23b、23cの内側に接するよ
うにして側壁23bから側壁23cに渡って形成されて
いる。同様に、挿入片部44は、補強プレート33の断
面コの字の開口部33aに挿入された状態で、補強プレ
ート33の両側壁33b、33cの内側に接するように
側壁33bから側壁33cに渡って形成されている。ま
た、プレート間挿入片部45は、両補強プレート23、
33の間に挿入された状態で、両補強プレート23、3
3に接するように両挿入片42、43間に形成されてい
る。
【0019】46はボルトで、このボルト46はブラケ
ット40および両補強プレート23、33を空気流れ方
向に貫通しており、ボルト46は、ブラケット40の取
付片部42に形成された雌ねじ部47と締結して、ブラ
ケット40および両補強プレート23、33の両者を結
合させている。48は車両へ組付ける際の支持部で、こ
の支持部48は、ブラケット40にろう付け等により固
定されている。そして、49は、図示されていないクー
リングファンをを組付けるためのステー部で、このステ
ー部49には、ナット50溶接されている(図4参
照)。なお、51はボルト46が挿入される穴である。
【0020】また、図2に示すように、補強プレート2
3、33が配置されていない側の一端には、冷却水を各
ラジエータチューブ31に分配するラジエータヘッダー
タンク34が配置されている。このラジエータヘッダー
タンク34の正面形状は略三角形であり、その断面形状
は、図3に示すように、長円状になっている。そして、
その長円の長径は正面形状である略三角形の斜辺にそっ
て小さくなり、その頂点側では長円の短径と等しく(円
形)なっている。また、略三角形の底辺側には、図2に
示すように、このラジータに流入する冷却水の流入口3
5が設けられている。さらに、この流入口35には、図
示されていない冷却水の配管を接続するためのパイプ3
5aがろう付けされている。
【0021】また、ラジエータヘッダータンク34の対
辺側には、熱交換を終えた冷却水を集合回収するラジエ
ータヘッダータンク36が配置されており、このラジエ
ータヘッダータンク36はラジエータヘッダータンク3
4と同様な形状をしている。なお、36aはラジエータ
コア部3内の空気を抜く空気抜きパイプである。そし
て、このラジエータヘッダータンク36は、図2に示す
ように、ラジエータコア部3の中心に対してラジエータ
ヘッダータンク34と点対称になるように配置されてい
る。さらに、冷却水を排出する排出口37が第2ヘッダ
ータンク36の底辺側に設けられており、この排出口3
7には、図示されていない冷却水の配管を接続するため
のパイプ35aがろう付けされている。そして、図3に
示すように、ラジエータの流入口35および排出口37
は空気流れ下流側に開口している。
【0022】また、図3の24はコンデンサコア部2の
冷媒を各コンデンサチューブ21に分配するコンデンサ
ヘッダータンクであり、このコンデンサヘッダータンク
24の本体は、円筒状に形成されて、ラジエータヘッダ
ータンク36と所定の空隙を有して配置されている。ま
た、図3の26aは、図示されていない冷媒の配管を接
続するためのジョイントで、このジョイント26aは、
コンデンサヘッダータンク24の本体にろう付けされて
いる。そして、このジョイント26aには冷媒の排出口
26が設けられている。
【0023】また、コンデンサヘッダータンク24の対
辺側には、熱交換を終えた冷媒を集合回収するコンデン
サヘッダータンク25が、ラジエータヘッダータンク3
4と所定の空隙を有して配置されている。このコンデン
サヘッダータンク25の本体は円筒状に形成されてお
り、この本体には、図示されていない冷媒の配管を接続
するためのジョイント27がろう付けされている。そし
て、このジョイント27には、冷媒の流入口27が設け
られている。そして、コンデンサの流入口27および排
出口26を空気流れ上流側に向けて開口している。
【0024】図5、6は、本実施形態に係る熱交換器1
を車両に組付けた状態を示しており、支持部48が防振
ゴム102に挿入されて熱交換器1車両幅方向にに渡っ
て設けられたアッパサポート100およびロアサポート
101に組付けられている。そして、アッパサポート1
00にボルトによって組付けられた車両側ブラケット1
03を介して支持されている。
【0025】次に本実施形態の特徴を述べる。コンデン
サコア部2およびラジエータコア部3は、ブラケット4
0によって一体化されているので、異種のコア部2、3
を有する1つの熱交換器として取り扱うことができる。
したがって、コンデンサコア部2およびラジエータコア
部3の両者を、同時に車両へ組付けることができるの
で、車両への組付け性が向上する。
【0026】また、両コア部2、3をブラケット40に
組付ける際には、プレート間挿入片45に両補強プレー
ト23、33が接するように両コア部2、3をブラケッ
ト40に組付ければよいので、両コア部2、3間の所定
隙間を容易に設けることができる。したがって、熱交換
器を組み立てる際の熱交換器の組み立て性が向上するの
で、熱交換器の生産性の向上を図ることができ、延いて
は、熱交換器の製造原価低減を図ることができる。
【0027】また、挿入片部43は、補強プレート23
の両側壁23b、23cの内側に接した状態で補強プレ
ート23の断面コの字の開口部23aに挿入され、挿入
片部44は、補強プレート33の両側壁33b、33c
の内側に接した状態で補強プレート33の断面コの字の
開口部33aに挿入さているので、ボルト46の締結力
が作用しても、両補強プレート23、33が、開口部2
3a、33aが縮小する方向の変形を抑制することがで
きる。したがって、ボルト46を所定のトルクで締め付
けることができるので、ブラケット40を確実に両補強
プレート23、33に組付けることができる。
【0028】また、ブラケット40を確実に両補強プレ
ート23、33に組付けることができるので、ブラケッ
ト40および両補強プレート23、33間に、車両走行
振動に伴う不必要ながたつきが発生しないので、ブラケ
ット40および両補強プレート23、33の疲労破壊を
抑制することができるとともに、熱交換器の長寿命化を
図ることができる。
【0029】また、挿入片43、44およびプレート間
挿入片45は一体的に形成されているので、挿入片4
3、44およびプレート間挿入片45を溶接等の手段に
より後付けする場合に比べて、ブラケット40の製造原
価の低減を図ることができる。ところで、本実施形態で
は、ブラケット40をプレス加工にて一体形成したが、
樹脂等で一体成形しても本発明を実施することができ
る。
【0030】また、上述の実施形態では、ブラケット4
0と両補強プレート23、33とボルト46にて一体化
したが、ブラケット40と両補強プレート23、33と
をろう付けにて一体化しても本発明を実施することがで
きる。また、この場合、(1)ろう付けにて一体化され
たブラケット40と両補強プレート23、33とを偏平
チューブや冷却フィン等とともに仮組付け後、ろう付け
してもよく、また、(2)ブラケット40、両補強プレ
ート23、33、偏平チューブや冷却フィン等を仮組付
け後、ろう付けしてもよい。
【0031】(第2実施形態)上述の実施形態では、両
チューブ21、31、両フィン22、32および両補強
プレート23、33の幅方向(空気の流れ方向)寸法が
略等しくなるようにしたが、本実施形態は、図7、8に
示すように、プレート間挿入片部45を廃止するととも
に、両補強プレート23、33のうち少なくともいずれ
か一方の幅方向寸法が、両チューブ21、31および両
フィン22、32の幅方向寸法より大きくなるようにし
てもよい。
【0032】これにより、ブラケット40にて両コア部
2、3を一体化する組付け工程時に、互いに対向する側
の両フィン22、32より先に両補強プレート23、3
3が干渉するので、互いに対向する側の両フィン22、
32を誤って潰してしまうという製造不良を未然に防止
することができる。ところで、図7、8に示すように、
両補強プレート23、33を密着させて、両コア部2、
3の端部にて両コア部2、3間の隙間60を閉塞する
と、コンデンサコア部2を通過する風量が増加して(こ
の現象をダクト効果と呼ぶ。)コンデンサコア部2の熱
交換能力が向上する。以下、ダクト効果について説明す
る。
【0033】すなわち、近年、エンジンルームの小型化
を図るべく、エンジンルーム内の各機器は、整備業者が
整備を行える適度まで接近しており、同様にラジエータ
コア部3も他の機器に接近して配置されている。しか
し、単純にラジエータコア部3と他の機器とを接近させ
ると、エンジンルーム内の空気流れが悪化(滞留)して
しまうので、ラジエータコア部3を通過する風量が減少
してラジエータコア部3の放熱能力が低下してしまう。
【0034】そこで、通常、ラジエータコア部3への十
分な風量を確保すべく、ラジエータコア部3を図5、9
に示すように、車両(エンジンルーム)前方側に搭載す
るとともに、車両前方よりエンジンルーム内に流入した
空気がラジエータコア部3に有効に集合するように考慮
されて配置されている。具体的には、ラジエータコア部
3近傍に配置されたラジエータコア部3以外の機器、お
よび上部補強部材(アッパクロスメンバー)100や下
部補強部材(ロワクロスメンバー)101等の車両補強
部材等と、ラジエータコア部3との隙間(距離)を小さ
くすることにより、車両前方よりエンジンルーム内に流
入した空気がラジエータコア部3を迂回して空気下流側
に直接流れないような構成(レイアウト)としている。
【0035】したがって、車両前方よりエンジンルーム
内に流入した空気は、図10に示すように、ラジエータ
コア部3に近づくほど、ラジエータコア部3に集合する
ように流れていく。このため、ラジエータコア部3の空
気上流側にコンデンサコア部2を配置すると、車両前方
よりエンジンルーム内に流入した空気は、コンデンサコ
ア部2を迂回してコンデンサコア部2とラジエータコア
部3との隙間60よりラジエータコア部3を通過する空
気流れと、両コア部2、3を通過する直線的な空気流れ
とに分流する。なお、図10中、61は両コア部2、3
に空気を送風するクーリングファンである。
【0036】そして、この状態で前述のごとく、両補強
プレート23、33を密着させて隙間60を閉塞すれ
ば、コンデンサコア部2を迂回して隙間46に流入して
いた空気流れが遮断されるので、コンデンサコア部2を
迂回していた空気は行き場を失ってしまい、コンデンサ
コア部2に向かって流れ始める。したがって、本実施形
態のごとく、両コア部2、3の端部にて隙間60を閉塞
すると、ラジエータコア部3より空気上流に配置された
コンデンサコア部2を通過する風量が、コンデンサコア
部2を迂回していた風量分だけ増加し、コンデンサコア
部2の熱交換能力が向上する。
【0037】なお、本実施形態のごとく、両フィン2
2、32のうち、少なくとも一方側のフィンをチューブ
より隙間60側に突き出すと、ダクト効果によって風量
が増加したことに加えてフィンの面積が増加したことに
より、熱交換能力をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A断面図である。
【図2】本発明に係る熱交換器を示す正面図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】ブラケットの4面図である。
【図5】本発明に係る熱交換器を車両に組付けた状態を
示す斜視図である。
【図6】本発明に係る熱交換器を車両に組付けた状態を
示す断面図である。
【図7】図2のA−A断面に相当する本発明の変形例を
示す断面図である。
【図8】図2のA−A断面に相当する本発明の変形例を
示す断面図である。
【図9】本発明に係る車両用熱交換器を車両に搭載した
状態を示す上面図である。
【図10】車両用熱交換器を車両に搭載した際の空気流
れを示す模式図である。
【符号の説明】
1…熱交換器、2…コンデンサコア部、3…ラジエータ
コア部、21…コンデンサチューブ、22…冷却フィ
ン、23…補強プレート、31…ラジエータチューブ、
32…冷却フィン、33…補強プレート、22a、32
a…折曲部、22b、32b…ルーバ、40…ブラケッ
ト、41、42…取付片部、43、44…挿入片部、4
5…プレート間挿入片部、46…ボルト、47…雌ねじ
部、48…支持部、49…ステー部、50…ナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪根 高明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1媒体と被熱交換媒体との間で熱交換
    を行う第1コア部(2)と、 前記第1コア部(2)の端部に配置され、前記第1コア
    部(2)の補強部材をなす第1補強プレート(23)
    と、 前記第1コア部(2)と所定隙間を有して前記第1コア
    部(2)の被熱交換媒体流れ下流側に配置され、第2媒
    体と被熱交換媒体との間で熱交換を行う第2コア部
    (3)と、 前記第2コア部(3)の端部に配置され、前記第2コア
    部(3)の補強部材をなす第2補強プレート(33)
    と、 前記両補強プレート(23、33)を結合するととも
    に、前記両コア部(2、3)が組付けられる組付対象部
    材(100、101)に、前記両コア部(2、3)を組
    付けるためのブラケット(40)とを備えることを特徴
    とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記ブラケット(40)には、前記両補
    強プレート(23、33)間に挿入され、前記両補強プ
    レート(23、33)に接するプレート間挿入片部(4
    5)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記ブラケット(40)および前記両補
    強プレート(23、33)は、ボルト(46)にて結合
    していることを特徴とする請求項1または2に記載の熱
    交換器。
  4. 【請求項4】 前記両補強プレート(23、33)の被
    熱交換媒体流れ方向断面はコの字状に形成され、かつ、
    前記両補強プレート(23、33)は断面コの字の開口
    部(23a、33a)側を前記両コア部(2、3)外方
    に向けて前記両コア部(2、3)に配置され、 前記ブラケット(40)には、 前記第1補強プレート(23)の断面コの字の開口部
    (23a)に挿入され、前記第1補強プレート(23)
    の両側壁(23b、23c)の内側に接する第1挿入片
    部(43)と、 前記第2補強プレート(33)の断面コの字の開口部
    (33a)に挿入され、前記第2補強プレート(33)
    の両側壁(33b、33c)の内側に接する第2挿入片
    部(44)とが設けられており、 前記ボルト(46)は、被熱交換媒体流れ方向に前記ブ
    ラケット(40)および前記両補強プレート(23、3
    3)を貫通していることを特徴とする請求項3に記載の
    熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記両挿入片(43、44)および前記
    プレート間挿入片(45)は一体形成されていることを
    特徴とする請求項2または3に記載の熱交換器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1つに記載
    の熱交換器(1)において、 前記第1コア部(2)は、車両用空調装置の冷媒を凝縮
    するコンデンサコア部(2)を成し、 前記第2コア部(3)は、車両用エンジンの冷却用ラジ
    エータコア部(3)を成し、 前記ブラケット(40)は、車両幅方向に渡って設けら
    れた車両補強部材(100、101)に組付けられてい
    ることを特徴とする車両用熱交換器。
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