JP3677898B2 - 複式熱交換器 - Google Patents

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    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
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    • F28F2009/004Common frame elements for multiple cores
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2215/00Fins
    • F28F2215/02Arrangements of fins common to different heat exchange sections, the fins being in contact with different heat exchange media

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相互に異種のコア部(熱交換部)を一体化した複式熱交換器に関するもので、特に車両の駆動源であるエンジンのラジエータと車両用空調装置のコンデンサとの一体化に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
従来は、車両完成後に車両販売店等で車両用空調装置を車両に組付けていたが、近年、車両用空調装置が車両に標準的装備されるようになったため、車両組み立て工程において、車両用部品とともに車両用空調装置も組付けるようになってきた。
【0003】
そこで、車両部品であるランジエータと車両用空調装置部品であるコンデンサとを一体化にすることにより、両者の小型化を図るとともに組付け工数の低減を図るべく、ラジエータやコンデンサ等の異種のコア部を一体化した複式熱交換器が多数提案されている。
この異種のコア部を一体化する手段として、例えば特開平3−177795号公報に記載の発明では、第1コア部および第2コア部の冷却フィンを一体化する手段が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、発明者等は、複式熱交換器のうちチューブの長手方向に対して直交する方向の寸法(以下、厚み寸法と呼ぶ。)の小型化を図るべく、上記公報に記載の手段を始め、種々の手段について検討したところ、以下に述べることを発見した。
【0005】
すなわち、第1コア部側の厚み寸法のうち最も大きいのは、一般的に、第1コア部の端部に設けられた第1タンク部であり、同様に、第2コア部側の厚み寸法のうち最も大きいのは、第2コア部の端部に設けられた第1タンク部である。このため、複式熱交換器の厚み寸法の小型化を図った場合、両コア部が干渉するより両タンク部が先に干渉してしまう。
【0006】
したがって、複式熱交換器の厚み寸法の小型化に当たっては、両タンク部のうち、厚み寸法と平行な部位の寸法(以下、タンクの厚み寸法と呼ぶ。)の小型化を図る必要がある。
しかし、単純にタンクの厚み寸法の小型化を図ると、タンク部内を流体が流通する際の圧力損失が大きくなってしまうので、複式熱交換器の熱交換能力の低下を招いてしまう。
【0007】
本発明は、上記点に鑑み、複式熱交換器の熱交換能力の低下を防止しつつ、複式熱交換器の厚み寸法の小型化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の技術的手段を用いる。
請求項1〜5に記載の発明では、第2タンク部(36)のうち第1タンク部(24)と面する部位には、第1タンク部(24)と反対向きに陥没する段付き部(36c)が形成されている。そして、第1タンク部(24)のうち第2タンク部(36)に最も近接する第1近接部位(24c)を段差部(36d)に対応する位置に配設したことを特徴とする。
【0009】
これにより、段付き部(36c)によって形成される陥没分だけ両タンク部(24、36)間の干渉を防止することができる。
また、段付き部(36c)によって第1タンク部(24)と第2タンク部(36)との干渉を防止しているので、両タンク部(24、36)を大幅に小型化をする必要がない。したがって、両タンク部(24、36)内の圧力損失の増大を防止することができる。
【0010】
以上に述べたように、本発明によれば、複式熱交換器の熱交換能力の低下を防止しつつ、複式熱交換器の厚み寸法の小型化を図ることができる。
請求項2に記載の発明では、第1近接部位(24c)が、第2近接部位より第2タンク部(36)側に位置することを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、段付き部(36c)は、前記第2タンクコアプレート(36a)と前記第2タンク本体部(36b)との結合部位に形成されていることを特徴とする。
【0011】
これにより、第2タンク部(36)に、新たに凹部等の第1近接部位(24c)との干渉を防止するための「逃げ」を設ける必要がない。したがって、第2タンク(36)の製造原価上昇を防止することができ、延いては、複式熱交換器の製造原価上昇を防止することができる。
請求項4に記載の発明では、第1タンクコアプレート(24a)のうち第1コア部(2)側の壁面(24A)は、段付き部(36c)に対応する位置より第1コア部(2)側に位置していることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明では、結合部(45)は、両冷却フィン(22、32)間に形成されていることを特徴とする。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
本実施形態は、第1コア部として車両空調装置用のコンデンサコア部を、第2コア部としてエンジン冷却用ラジエータコア部を用いた車両用の複式熱交換器である。
【0014】
そして、通常、コンデンサコア部を流れる冷媒の温度は、ラジエータコア部を流れるエンジン冷却水の温度に比べて低いので、この複式熱交換器はコンデンサコア部をラジエータコア部より空気流れ上流にして、空気流れに対して直列に並んでエンジンルームの最前部に配置されている。以下に、本実施形態に係る複式熱交換器(以下、熱交換器と略す。)の形状を述べる。
【0015】
図1は、本実施形態に係る熱交換器1の斜視図であり、図2は図1のA−A断面図である。2はコンデンサコア部であり、3はラジエータコア部である。そして、両コア部2、3は、互いに熱伝導を遮断するために後述する両チューブ21、32間に所定の隙間46を有して空気流れに直列に並んでいる。
コンデンサコア部2は、偏平形状に形成された冷媒の通路をなすコンデンサチューブ21と、このコンデンサチューブ21にろう付けされた多数個の折曲部22a(図3参照)が形成されたコルゲート状(波形状)の冷却フィン22とから構成されている。
【0016】
また、ラジエータコア部3もコンデンサコア部2と同様な構造をしており、コンデンサチューブ21と平行に配置されたラジエータチューブ31と、冷却フィン32とから構成されている。そして、これらのチューブ21、31と冷却フィン22、23とは交互に積層されて、それぞれろう付けされている。なお、両冷却フィン22、32には、熱交換を促進するためのルーバ22b、32bが形成されており、ローラ成形法等により両冷却フィン22、32は、ルーバ22b、32bとともに一体に成形されている。
【0017】
そして、両冷却フィン22、32の端部のうち、両チューブ21、31の長手方向と直角な方向の互いに向かい合う側の端部22d、32dには、両冷却フィン22、32を結合する複数個の結合部45が形成されている。これら複数個の結合部45のうち一の結合部45と他の結合部45との間には、図3に示すように、複数個(本実施形態では、5〜10個)の折曲部22a、32aが形成されている。
【0018】
また、両冷却フィン22、32を展開すると図4に示すようになり、本実施形態では、結合部45のうち両冷却フィン22、32の長手方向に平行な部位の寸法Eは、複数個の結合部45のうち隣合う2つの結合部45間の寸法Fの5%以下となっている。なお、寸法Eと寸法Fとの比(以下、結合比E/Fと呼ぶ。)の詳細は後述する。
【0019】
ところで、両冷却フィン22、32の折曲部22a、32aが両チューブ21、31に接しているので、両冷却フィン22、32間を伝導する熱のうち、この折曲部22a、32aを伝導する熱が最も大きい。したがって、結合部45は、図2、3に示すように両冷却フィン22、32の平面部22c、23cに形成するのが望ましい。
【0020】
また、両冷却フィン22、32の両チューブ21、31の長手方向と直角方向の幅寸法は、両チューブ21、31の偏平幅寸法より大きく、図2に示すように、両冷却フィン22、32は共に隙間46側に突き出している。なお、コンデンサチューブ21から隙間46側に突出した突出寸法Lcと、ラジエータチューブ31から隙間46側に突出した突出寸法Lrとの詳細については後述する。
【0021】
ところで、48は両コア部2、3の補強部材をなすサイドプレートであり、このサイドプレート48は、図1に示すように、両コア部2、3の両端に配置されている。なお、サイドプレート48は、図2に示すように、その断面形状が略コの字状として、1枚のアルミニウム板から一体形成されている。
因みに、49は、熱交換器1を車両に組付けるためのブラケットである。
【0022】
また、図1に示すように、ラジエータコア部3の端部のうちサイドプレート48が配置されていない側の一端には、冷却水を各ラジエータチューブ31に分配する第1ラジエータタンク34が配置され、他端側には、熱交換を終えた冷却水を回収する第2ラジエータタンク36が配置されている。そして、第1ラジエータタンク34の上方端側には、エンジンから流出した冷却水を第1ラジエータタンク34内に流入させる流入口35が設けられており、一方、第2ラジエータタンク36の下方端側には、冷却水をエンジンに向けて流出する流出口37が設けられている。なお、35a、37aは、外部配管(図示せず)を両ラジエータタンク34、36に接続するためのジョイントパイプであり、これらのジョイントパイプ35a、37aは、ろう付けにて各ラジエータタンク34、36に接続されている。
【0023】
また、24はコンデンサコア部2の冷媒を各コンデンサチューブ21に分配する第1コンデンサタンク24であり、25は熱交換(凝縮)を終えた冷媒を回収するコンデンサコア部2の第2コンデンサタンクである。そして、26は冷凍サイクルの圧縮機(図示せず)から吐出された冷媒を第1コンデンサタンク24内に流入させる流入口であり、27は熱交換(凝縮)を終えた冷媒を冷凍サイクルの膨張弁(図示せず)に向けて流出させる流出口である。
【0024】
なお、26a、27aは、外部配管(図示せず)を両コンデンサタンク24、25に接続するためのジョイントパイプであり、これらのジョイントパイプ26a、27aは、ろう付けにて各コンデンサタンク24、25に接続されている。ところで、図5は図1のB−B断面図を示しており、第2ラジエータタンク36は、図5に示すように、ラジエータチューブ31と結合するアルミニウム製のラジエータコアプレート36aと、このラジエータコアプレート36aと結合して第2ラジエータタンク36内の空間を形成する、アルミニウム製のラジエータタンク本体部36bとから構成されている。
【0025】
そして、ラジエータタンク本体部36bの厚み寸法T1 (両チューブ21、31の長手方向に対して直交する方向の寸法)は、ラジエータコアプレート36aの厚み寸法T2 より小さくなっている。このため、両者36a、36bの結合部位には、第1コンデンサタンク24と反対向きに陥没した段差部(陥没側)36dを有する段付き部36cが、第1コンデンサタンク24と面する部位、およびその反対側の部位に形成されている。
【0026】
一方、第1コンデンサタンク24も同様に、コンデンサチューブ21と結合するアルミニウム製のコンデンサコアプレート24aと、このコンデンサコアプレート24aと結合して第1コンデンサタンク24内の空間を形成する、アルミニウム製のコンデンサタンク本体部24bとから構成されている。
そして、第1コンデンサタンク24は、第2ラジエータタンク36に最も近接する部位、すなわちコンデンサコアプレート24aとコンデンサタンク本体部24bと結合部位(第1近接部位)24cが、段付き部36cの段差部36dに対応する部位に位置するように、両チューブ21、31の長手方向外方に向けてずれた位置に配設されている。
【0027】
因みに、両コアプレート24a、36aおよび両タンク本体部24b、36bにはろう材が被覆されており、この被覆されたろう材により、両コアプレート24a、36aおよび両タンク本体部24b、36bは互いにろう付け結合されている。
なお、第1ラジエータタンク34および第2コンデンサタンク25も前記構造と同様なので、以下、特に断りがない限り、ラジエータタンク36とは、両ラジエータタンク34、36を含む意味で用い、同様に、コンデンサタンク24とは、両コンデンサタンク24、25を含む意味で用いる。
【0028】
次に、両冷却フィン22、32の突出寸法Lc、Lrについて述べる。
突出寸法Lc、Lrが大きくなると両冷却フィン22、32の放熱面積が大きくなるので、放熱量は大きくなる。しかし、両チューブ21、31から両冷却フィン22、32の先端に向かうほど、両冷却フィン22、32と空気との温度差が小さくなるので、突出寸法Lc、Lrが大きくなるに比べて放熱量は大きくならない。
【0029】
すなわち、コンデンサコア部2の場合、冷却フィン22の突出寸法Lcが4mm以上になると、図6に示すように放熱量の増加率は飽和し、一方ラジエータコア部3の場合、冷却フィン32の突出寸法Lrが7mm以上になると、図7に示すように、放熱量の増加率は飽和する。
また一方、突出寸法Lc、Lrが大きくなると、両コア部2、3を通過する空気の通風抵抗は、図8に示すように、突出寸法Lc、Lrに対してほぼ線形的に大きくなっていく。
【0030】
なお、上記検討は、ルーバ付きコルゲート状の冷却フィンにおいて、ルーバのピッチを1mmとし、ルーバ角度を23°とし、冷却フィン高さを8mmとし、両チューブ21、31間に形成される隙間寸法Lを10mmとしてコンデンサコア部2側から一定風速(2m/sec)を与えた場合の有限要素法による数値解析結果である。
【0031】
さらに、発明者等は、上記計算条件以外に種々の計算条件で数値解析を試みたところ、隙間寸法Lを4〜10mmの範囲では、冷却フィンの厚みおよび高さ寸法に依らず、放熱量の増加率および通風抵抗は、図6〜8に示すように、ほぼ突出寸法Lc、Lrの関数となることが明らかになった。
ところで、通風抵抗が大きくなり、冷却フィンを通過する風量が低下すると、両コア部2、3から放熱する単位時間当たりの熱量が低下するので、熱交換効率が低下する。そこで、通風抵抗を考慮して突出寸法Lc、Lrと放熱量の増加率との関係を求めれば、図9、10に示すようになる。
【0032】
すなわち、放熱量の増加率は、コンデンサコア部2では、突出寸法Lcが約4程度mmで最大となり、ラジエータコア部3では、突出寸法Lrが5〜6mmで最大となって、以後はいずれも次第に減少していく。
次に、両冷却フィン22、32の結合比E/Fについて述べる。
結合比E/Fが大きくなると、両冷却フィン22、32の結合部45が大きくなるので、ラジエータコア部3からコンデンサコア部2へと移動する熱量が増加し、コンデンサコア部2での熱交換効率が悪化する。
【0033】
そこで、発明者等は、コンデンサコア部2での熱交換効率の悪化量と結合比E/Fとの関係を定量的に調査研究したところ、図11に示すように、結合比E/Fが大きくなるほど、コンデンサコア部2での熱交換効率の悪化量がほぼ線形的に増加し、結合比E/Fが0.05以下では、コンデンサの悪化量を2%未満に抑制することができることが明らかになった。
【0034】
なお、図11の縦軸のコンデンサの悪化量とは、結合部45がない場合(両コア部2、3が完全に独立した状態)の熱交換量と結合部45を設けた場合の熱交換量との差を結合部45がない場合の熱交換量で除したものである。
次に、本実施形態の特徴を述べる。
コンデンサタンク24のうちラジエータタンク36に最も近接する結合部位24cが、段付き部36cの段差部36dに対応する部位に位置するように配設されているので、段付き部36cによって形成される陥没t分だけ両タンク24、36間の干渉を防止することができる。
【0035】
また、段付き部36cによってコンデンサタンク24とラジエータタンク36との干渉を防止しているので、両タンク24、36を大幅に小型化をする必要がない。したがって、両タンク24、36内の圧力損失の増大を防止することができる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、熱交換器の熱交換能力の低下を防止しつつ、熱交換器の厚み寸法の小型化を図ることができる。
【0036】
なお、前述の説明からも明らかなように、陥没寸法tだけコンデンサタンク24とラジエータタンク36とをより近接させることができるので、本実施形態では、図5に示すように、結合部位24cが、ラジエータタンク36のうち最もコンデンサタンク24に近接する段付き部36cの頂点(第2近接部位)よりラジエータタンク36側に位置している。
【0037】
ところで、前述のごとく、結合部位24cが、段差部36dに対応する部位に位置するように、両チューブ21、31の長手方向外方に向けてずれているので、コンデンサコア部2のコア面積が、外方に向けてずれた寸法h分増加する。
しかし、図5から明らかなように、増加したコア面積に対応する部位には、ラジエータタンク36に面しているため、増加したコア面積に対応するほど、コンデンサコア部24を通過する風量が増加しないので、増加したコア面積に対応するほど熱交換能力が増大を得ることができない。
【0038】
したがって、やみくもに、結合部位24cを外方に向けてずらしても、コンデンサチューブ21および冷却フィン22の材料費が増大するのみで、技術的な効果を得ることができない。
そこで、発明者等は、種々の検討を行ったところ、コンデンサコア部2に面するコンデンサコアプレート24aの壁面24Aを、段付き部36cに対応する位置よりラジエータコア部3側に位置させる(h<H)ことが望ましいとの結論を得た。
【0039】
ところで、ラジエータコア部3に流れる冷却水流量は、コンデンサコア部3に流れる冷媒流量に比べて十分に大きいので、通常、両コンデンサタンク24、25の容量(大きさ)は、両ラジエータタンク34、36の容量(大きさ)より小さい。
そして、本実施形態によれば、小さい方の両コンデンサタンク24、25を外方に向けてずらしているので、熱交換器全体として見たときの両チューブ21、31方向の寸法は変化しない。したがって、両チューブ21、31方向の大型化を防止しつつ、熱交換器の厚みを小さくすることができる。
【0040】
また、段付き部36cは、ラジエータコアプレート36aとラジエータタンク本体部36bとの結合部位に形成されるので、ラジエータタンク36に新たに凹部等の結合部位24cとの干渉を防止するための「逃げ」を設ける必要がない。したがって、ラジエータタンク36の製造原価上昇を防止することができ、延いては、熱交換器の製造原価上昇を防止することができる。
【0041】
また、ラジエータコア部3からコンデンサコア部2へと結合部45を介して熱が移動するので、その熱移動量は、図11に示すように結合比E/Fを小さくするほど小さくすることができる。また、図9に示すように、コンデンサコア部2の冷却フィン22の突出寸法Lcを所定量大きくすることによって、コンデンサコア部2での放熱量の増加率を向上させることができる。
【0042】
したがって、冷却フィン22の突出寸法Lcと結合比E/Fとを適切に選定することにより、結合部45を設けることによるコンデンサの悪化量を、冷却フィン22を突き出すことによる放熱量の増加量で相殺することができる。そして、冷却フィン22は、両コア部2、3間である隙間46側に突き出しているので、熱交換器1の外形寸法の大型化を防止することができる。
【0043】
因みに、本実施形態では突出寸法Lcは約1.7mm、結合比E/Fは約0.05である。すなわち、結合比E/Fが約0.05なので、コンデンサの悪化量は約2%程度であるが、突出寸法Lcが約1.7mmなので、コンデンサコア部2での放熱量が約2%増加する。したがって、コンデンサの悪化量は、冷却フィン22を突き出すことによって相殺されている。
【0044】
なお、上記寸法は、冷却フィン22、32の厚み、形状および材料組成、ルーバ22b、32b等によって適宜選定しなければならず、結合比E/Fを0.05以下の場合には、突出寸法Lcを1.7〜7mm以内とするのが望ましい。
両冷却フィン22、32の隙間47の寸法LS は、熱伝導を有効に遮断することができる程度の隙間であれば良く、具体的には0.5mm〜2mm程度である。因みに、本実施形態では、約0.5mmであり、両チューブ21、31間の隙間寸法Lは、約4mmである。
【0045】
また、ラジエータコア部3の冷却フィン32もコンデンサコア部2側に突き出しているので、図10に示すように、ラジエータコア部3での放熱量が増加する。したがって、熱交換器1の外形寸法の大型化を抑制してラジエータコア部3での放熱量の増加を図ることができる。因みに、本実施形態では、冷却フィン32の突出寸法Lrは約1.8mmであり、約5%の放熱量の増加を図ることができる。
【0046】
また、突出寸法Lc、Lrをそれぞれ適当に選定することによって、コンデンサコア部2の放熱能力あるいはラジエータコア部3の放熱能力の調整を容易に図ることができる。したがって、熱交換器の大幅な設計変更を行うことなく所望の設計変更をすることができる。
また、複数個の結合部45のうち一の結合部45と他の結合部45との間には、両冷却フィン22、32の折曲部22a、32aのうち複数個(本実施形態では、5〜10個)の折曲部22a、32aが形成されているので、両冷却フィン22、32間を伝導する熱の熱伝導路の断面積である複数個の結合部45の断面積の総和を小さくすることができる。したがって、両冷却フィン22、32間の熱伝導量を小さくすることができるので、両冷却フィン22、32間の熱伝導を有効に遮断することがきる。
【0047】
また、熱伝導路の断面積を小さくすることにより、両冷却フィン22、32間の熱伝導の遮断を図っているので、熱伝導路を長くすることにより、両冷却フィン22、32間の熱伝導の遮断を図っているものに比べて、両冷却フィン22、32間の寸法拡大を抑制することができる。したがって、熱交換器1の大型化を抑制しつつ、両冷却フィン22、32間の熱伝導を有効に遮断することがきる。
【0048】
また、両冷却フィン22、32は一体に成形されているので、両冷却フィン22、32の製造原価低減を図ることができ、延いては、熱交換器1の製造原価低減を図ることができる。
ところで、近年、エンジンルームの小型化を図るべく、エンジンルーム内の各機器は、整備業者が整備を行える適度まで接近しており、同様にラジエータコア部3も他の機器に接近して配置されている。
【0049】
しかし、単純にラジエータコア部3と他の機器とを接近させると、エンジンルーム内の空気流れが悪化(滞留)してしまうので、ラジエータコア部3を通過する風量が減少してラジエータコア部3の放熱能力が低下してしまう。
そこで、通常、ラジエータコア部3への十分な風量を確保すべく、ラジエータコア部3を図12、13に示すように、車両(エンジンルーム)前方側に搭載するとともに、車両前方よりエンジンルーム内に流入した空気がラジエータコア部3に有効に集合するように考慮されて配置されている。
【0050】
具体的には、ラジエータコア部3近傍に配置されたラジエータコア部3以外の機器、および上部補強部材(アッパクロスメンバー)100や下部補強部材(ロワクロスメンバー)101等の車両補強部材等と、ラジエータコア部3との隙間(距離)を小さくすることにより、車両前方よりエンジンルーム内に流入した空気がラジエータコア部3を迂回して空気下流側に直接流れないような構成(レイアウト)としている。
【0051】
したがって、車両前方よりエンジンルーム内に流入した空気は、図14に示すように、ラジエータコア部3に近づくほど、ラジエータコア部3に集合するように流れていく。このため、ラジエータコア部3の空気上流側にコンデンサコア部2を配置すると、車両前方よりエンジンルーム内に流入した空気は、コンデンサコア部2を迂回してコンデンサコア部2とラジエータコア部3との隙間46よりラジエータコア部3を通過する空気流れと、両コア部2、3を通過する直線的な空気流れとに分流する。
【0052】
そして、この状態でコンデンサタンク24とラジエータタンク36と近接させると、隙間46を閉塞した状態に略等しくなり、コンデンサコア部2を迂回して隙間46に流入していた空気流れが遮断されるので、コンデンサコア部2を迂回していた空気は行き場を失ってしまい、コンデンサコア部2に向かって流れ始める。
【0053】
したがって、本実施形態のごとく、コンデンサタンク24とラジエータタンク36と近接させると、ラジエータコア部3より空気上流に配置されたコンデンサコア部2を通過する風量が、コンデンサコア部2を迂回していた風量分だけ増加し(以下、この現象(効果)をダクト効果と呼ぶ。)、コンデンサコア部24の熱交換能力が向上する。
【0054】
ところで、発明者等は、上記ダクト効果を定量的に調査すべく、両冷却フィン22、32の突出寸法Lc、Lrを共に0mmとし、かつ、両コア部2、3が独立した(結合比E/F=0の)車両用熱交換器において、両チューブ21、31間の距離Lと、コンデンサコア部2を通過する風量の増加率との関係を試験した。
【0055】
図15は、その試験結果を示すグラフであり、コンデンサコア部2を通過する風量の増加率は、平均的な両チューブ21、31間の距離L=20mmを基準として、百分率で表示している。
因みに、上記試験は、本実施形態に係る車両用熱交換器が車両に実際に搭載された状態を想定して、図14に示すように、ラジエータコア部3をコンデンサコア部2の空気下流側に配置するとともに、ラジエータコア部3の空気下流側にクーリングファン51を配置した状態で行われた試験結果である。
【0056】
ここで、図15のグラフ中、距離L=0の状態について考察すれば、以下のような結論を得ることができる。すなわち、距離L=0の状態では、両コア部2、3が密着しているので、コンデンサコア部2を迂回する空気流れが発生しない。つまり、空気の流れ方から見ると、上記試験における距離L=0の状態は、両コア部2、3間の隙間46を閉塞した状態、すなわちコンデンサタンク24とラジエータタンク36と近接させた状態と相似となる。
【0057】
したがって、図15に示すように、距離Lが小さくなるほど、すなわち距離L=0に近づくほどコンデンサコア部2を通過する風量が大きくなるという試験結果と上記考察とから、コンデンサタンク24とラジエータタンク36と近接させることによりダクト効果を得ることができる。
また、コンデンサタンク24とラジエータタンク36と近接させた熱交換器において、両コア部2、3間の隙間46を通過するときの圧力損失は、両コア部2、3を通過するときの圧力損失と比べて十分小さいので、隙間46を通過するときの圧力損失は無視することができる。つまり、定量的にも、上記試験における距離L=0の状態は、コンデンサタンク24とラジエータタンク36と近接させた状態と相似となる。
【0058】
したがって、両冷却フィン22、32の突出寸法Lc、Lrを共に0mmとし、かつ、両コア部2、3が独立した熱交換器において、例えば距離L=20mmとした場合、ダクト効果により風量の増加率の増加率は、距離L=0のときの風量の増加率と距離L=20mmのときの風量の増加率との差、つまり20%となる。
【0059】
また、図16は、上記試験において、距離Lと、コンデンサコア部2の熱交換増加率との関係を示しており、図16も図15と同様に、距離L=0の状態がコンデンサタンク24とラジエータタンク36と近接させた状態と相似となる。したがって、距離Lが小さくなるほど、すなわち距離L=0に近づくほどコンデンサコア部2の熱交換率が向上する。
【0060】
なお、サイドプレート48を介してラジエータコア部3側からコンデンサコア部2側に熱が移動することにより、コンデンサコア部2の熱交換効率が低下することが考えられる。しかし、サイドプレート48のうち熱移動に有効的に寄与する断面積は、ラジエータコア部3の両ヘッダタンク34、36近傍の僅かな部位であり、かつ、コンデンサコア部2のコア面積に比べて十分小さいので、熱移動を原因とする熱交換効率の低下は、ほぼ無視することができる。
【0061】
ところで、上述のように、両冷却フィン22、32は、ルーバ22b、32bとともにローラ成形法等にて一体に成形されているので、結合比E/Fを小さくすると、結合部45の形成が困難となり、冷却フィンの製造原価上昇を招いてしまう。したがって、結合比E/Fは、冷却フィンの製造上の見地からすると、できるだけ大きくすることが望ましい。
【0062】
一方、結合比E/Fを大きくすると、上述のように、コンデンサコア部2の熱交換が低下するので、結合比E/Fを過度に大きくすることは望ましくない。
そこで、例えば、距離L=20の熱交換器においては、ダクト効果のみによってコンデンサコア部2の熱交換は10%(図16参照)向上させることができるので、コンデンサの悪化量10%に相当する値(結合比E/F=0.24)まで結合比E/Fを拡大することができる。
【0063】
また、結合比E/Fを0.1以下とした場合には、コンデンサの悪化量は5%(図11参照)であるので、ダクト効果による熱交換の増加率向上分10%を考慮すれば、突出寸法(ずれ量)Lcを−1.5mm(突出寸法Lcを−1.5mmとすると、コンデンサコア部2の放熱量は5%(図9参照)悪化する)とした場合でも、コンデンサコア部2の放熱量の悪化量を相殺することができる。
【0064】
なお、ここでいう突出寸法(ずれ量)Lcとは、コンデンサチューブ21のうちラジエータチューブ31側の端部を基準位置(0)として、コンデンサチューブ21からラジエータチューブ31側に向かう向きを正方向とした場合の、コンデンサコア部2の冷却フィン22のうちラジエータコア部3側に端部の位置をいう。つまり、突出寸法(ずれ量)Lc=−1.5mmとは、冷却フィン22の端部が、コンデンサチューブ21の端部より空気上流側に位置している状態を示す。
【0065】
そこで、発明者等は、様々な仕様の熱交換器の(冷却フィンの)製造原価およびコンデンサコア部2の熱交換能力などを比較検討したところ、結合比E/Fは、0.1以下が妥当であるとの結論を得た。さらに、ダクト効果による熱交換の増加率向上を考慮すれば、上述のように、突出寸法(ずれ量)Lcを−1.5〜7mmとしてもよい。
【0066】
ところで、上述の実施形態では、第1コア部をコンデンサコア部とし、第2コア部をラジエータコア部として本発明を説明したが、第1コア部をラジエータコア部とし、第2コア部をコンデンサコア部としても本発明を実施することができる。
また、上述の実施形態では、両タンクをコアプレートとタンク本体部とから構成したが、押し出し加工等により両タンクを一体成型してもよい。
【0067】
また、上述の実施形態では、結合部位24cを、ラジエータタンク36のうち最もコンデンサタンク24に近接する段付き部36cの頂点よりラジエータタンク36側に位置させたが、結合部位24cを段付き部36cの頂点よりコンデンサタンク24側に位置させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の複式熱交換器の斜視図である。
【図2】本発明に係る実施形態の熱交換器コア部(図1のA−A断面)斜視図である。
【図3】冷却フィンの形状を示す斜視図である。
【図4】冷却フィンの展開図である。
【図5】図1のB−B断面である。
【図6】コンデンサコア部での冷却フィンの放熱量の増加率と冷却フィンの突出寸法との関係を示すグラフである。
【図7】ラジエータコア部での冷却フィンの放熱量の増加率と冷却フィンの突出寸法との関係を示すグラフである。
【図8】コンデンサコア部での冷却フィンを通過する空気の通風抵抗の増加率と冷却フィンの突出寸法との関係を示すグラフである。
【図9】通風抵抗を考慮した冷却フィンの放熱量の増加率と冷却フィンの突出寸法との関係を示すグラフである。
【図10】ラジエータコア部での通風抵抗を考慮した冷却フィンの放熱量の増加率と冷却フィンの突出寸法との関係を示すグラフである。
【図11】コンデンサの悪化量と結合比との関係を示すグラフである。
【図12】本発明に係る車両用熱交換器を車両に搭載した状態を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る車両用熱交換器を車両に搭載した状態を示す上面図である。
【図14】車両用熱交換器を車両に搭載した際の空気流れを示す模式図である。
【図15】両チューブ間の距離Lと、コンデンサコア部を通過する風量の増加率との関係
を調査したグラフである。
【図16】両チューブ間の距離Lと、コンデンサコア部2の熱交換の増加率との関係を示
すグラフである。
【符号の説明】
1…熱交換器、2…コンデンサコア部、3…ラジエータコア部、
4…連結部、21…コンデンサチューブ、22…冷却フィン、
23…サイドプレート、31…ラジエータチューブ、32…冷却フィン、
33…サイドプレート、22a、32a…折曲部、
22b、32b…ルーバ、45…結合部分、46…隙間、
24…第1コンデンサタンク(第1タンク部)、
24a…コンデンサコアプレート(第1コアプレート)、
24b…コンデンサタンク本体部(第1タンク本体部)、
24c…結合部位(第1近接部位)、25…第2コンデンサタンク、
34…第1ラジエータタンク、
36…第2ラジエータタンク(第2タンク部)、
36a…ラジエータコアプレート(第2コアプレート)、
36b…ラジエータタンク本体部(第2タンク本体部)、
36c…段付き部、36d…段差部。

Claims (5)

  1. 第1媒体が流れる複数本の第1チューブ(21)を有する第1コア部(2)と、
    前記第1チューブ(21)の両端部に配設され、第1媒体を分配集合させる第1タンク部(24)と、
    前記第1チューブ(21)と所定の隙間(46)を有して平行に配設されるとともに、第2媒体が流れる複数本の第2チューブ(31)を有する第2コア部(3)と、
    前記第2チューブ(31)の両端部に配設され、第2媒体を分配集合させる第2タンク部(36)と、
    前記両コア部(2、3)の一部を結合する結合部(45)と、
    前記第2タンク部(36)のうち前記第1タンク部(24)と面する部位に形成され、前記第1タンク部(24)と反対向きに陥没した段差部(36d)を有する段付き部(36c)とを有し、
    前記第1タンク部(24)のうち前記第2タンク部(36)に最も近接する第1近接部位(24c)を前記段差部(36d)に対応する位置に配設したことを特徴とする複式熱交換器。
  2. 前記第1近接部位(24c)が、前記第2タンク部(36)のうち前記第1タンク部(24)に最も近接する第2近接部位より前記第2タンク部(36)側に位置することを特徴とする請求項1に記載の複式熱交換器。
  3. 前記第2タンク部(36)は、
    前記第2チューブ(31)に結合する第2タンクコアプレート(36a)と、
    前記第2タンクコアプレート(36a)に結合する第2タンク本体部(36b)とから構成さており、
    前記段付き部(36c)は、前記第2タンクコアプレート(36a)と前記第2タンク本体部(36b)との結合部位に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の複式熱交換器。
  4. 前記第1タンク部(24)は、
    前記第1チューブ(21)に結合する第1タンクコアプレート(24a)と、
    前記第1タンクコアプレート(24a)に結合する第1タンク本体部(24b)とから構成さており、
    前記第1タンクコアプレート(24a)のうち前記第1コア部(2)側の壁面(24A)は、前記段付き部(36c)に対応する位置より前記第1コア部(2)側に位置していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の複式熱交換器。
  5. 前記各チューブ(21、31)間には、熱交換を促進する第1冷却フィン(22)および第2冷却フィン(32)が各々配設されており、
    前記結合部(45)は、前記両冷却フィン(22、32)間に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の複式熱交換器。
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