JP2001123156A - 高分子蛍光体およびそれを用いた高分子発光素子 - Google Patents

高分子蛍光体およびそれを用いた高分子発光素子

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 より強い蛍光を有する高分子蛍光体を用い
て、低電圧、高効率で駆動できるLEDを提供する。 【解決手段】固体状態で蛍光を有し、ポリスチレン換算
の数平均分子量が103〜108である高分子蛍光体にお
いて、下記式(1)及び式(2)で示される繰り返し単
位をそれぞれ1種類以上含み、これらの繰り返し単位が
(a)〜(c)を満たす高分子蛍光体。(a)式(1)
及び式(2)で示される繰り返し単位の合計が全繰り返
し単位の50モル%以上。(b)式(1)及び式(2)
で示される繰り返し単位の合計に対して、式(2)で示
される繰り返し単位が0.1モル%以上9モル%以下。
(c)式(1)で示される繰り返し単位のみからなるポ
リマーの吸収端波長をλ1(nm)、式(2)で示され
る繰り返し単位のみからなるポリマーの吸収端波長をλ
2(nm)としたとき、 1239/λ1≧1239/λ2+0.05

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子蛍光体およ
びそれを用いた高分子発光素子(以下、高分子LEDと
いうことがある。)に関する。
【0002】
【従来の技術】無機蛍光体を発光材料として用いた無機
エレクトロルミネッセンス素子(以下、無機EL素子と
いうことがある。)は、例えばバックライトとしての面
状光源やフラットパネルディスプレイ等の表示装置に用
いられているが、発光させるのに高電圧の交流が必要で
あった。
【0003】無機EL素子の改良の観点から、有機蛍光
体色素を発光層に用い、これと電子写真の感光体等に用
いられている有機電荷輸送化合物とを積層した二層構造
を有する有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有
機EL素子ということがある。)が開示されている(特
開昭59−194393号公報)。有機EL素子は、無
機EL素子に比べ、低電圧駆動、高輝度に加えて多数の
色の発光が容易に得られるという特徴があることから素
子構造や有機蛍光色素、有機電荷輸送化合物について多
くの試みが報告されている〔ジャパニーズ・ジャーナル
・オブ・アプライド・フィジックス(Jpn.J.Ap
pl.Phys.)第27巻、L269頁(1988
年)〕、〔ジャーナル・オブ・アプライド・フィジック
ス(J.Appl.Phys.)第65巻、3610頁
(1989年)〕。
【0004】また、蛍光体として主に低分子の有機化合
物を用いる有機EL素子とは別に、高分子量の蛍光体
(以下、高分子蛍光体ということがある)を用いる高分
子LEDについて、WO9013148号公開明細書、
特開平3−244630号公報、アプライド・フィジッ
クス・レターズ(Appl.Phys.Lett.)第
58巻、1982頁(1991年)などに記載されてい
る。またWO9013148号公開明細書には、可溶性
前駆体を電極上に成膜し、熱処理を行うことにより共役
系高分子に変換されたポリ(p−フェニレンビニレン)
(以下、PPVということがある。)薄膜が得られるこ
とおよびそれを用いた素子が開示されている。
【0005】さらに、特開平3−244630号公報に
は、それ自身が溶媒に可溶であり、熱処理が不要である
という特徴を有する共役系高分子からなる高分子蛍光体
が記載されている。さらにアプライド・フィジックス・
レターズ(Appl.Phys.Lett.)第58
巻、1982頁(1991年)には、溶媒に可溶な高分
子蛍光体およびそれを用いて作成した高分子LEDが記
載されている。
【0006】高分子LEDに用いる高分子蛍光体は、塗
布により容易に有機層を製膜することができるので、低
分子を蒸着してする製膜する場合と比較して、発光素子
の大面積化や低コスト化に有利であり、高分子であるこ
とから膜の機械的強度も優れている。
【0007】従来、これら高分子LEDに用いられる高
分子蛍光体としては、上記ポリ(p−フェニレンビニレ
ン)以外にも、ポリフルオレン(ジャパニーズ・ジャー
ナル・オブ・アプライド・フィジックス(Jpn.J.
Appl.Phys.)第30巻、L1941頁(19
91年))、ポリパラフェニレン誘導体(アドバンスト
・マテリアルズ(Adv.Mater.)第4巻、36
頁(1992年))などが報告されている。
【0008】また、特開平5−202355号公報に
は、2種類以上のアリーレンビニレン繰り返し単位から
なる共重合体からなる高分子蛍光体が記載されており、
アリーレン基の例としてビフェニレン基やターフェニレ
ン基が例示されている。また、特開平11−97175
号公報には、2つ以上のアリール基または芳香族ヘテロ
環基で置換されたアリーレン基または芳香族ヘテロ環基
からなるポリアリーレンビニレンが記載されており、ア
リーレン基の例としてビフェニレン基やターフェニレン
基も例示されている。さらに、特開平11−14016
8号公報には、ポリ(置換ビフェニレンビニレン)とそ
の製造方法が記載されている。また、特表平11−50
2248号公報には、オリゴ−p−フェニレン単位を含
むポリマーとその製造方法が記載されている。次に、特
開平10−36487号公報には、フルオレンビニレン
とアリーレンビニレンの交互共重合体が記載されてい
る。
【0009】このように高分子LEDに用いる高分子蛍
光体として、様々なポリアリーレンビニレンやその共重
合体が開示されているが、さらに強い蛍光を示し得る高
分子蛍光体が求められていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、より
強い蛍光を有する高分子蛍光体と、該高分子蛍光体を用
いて、低電圧、高効率で駆動できる高性能の高分子LE
Dを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な事情をみて鋭意検討した結果、2〜5個のアリーレン
基または複素環化合物基が連結してなる特定の基を含む
繰り返し単位と、特定のアリーレン基または複素環化合
物基を含む繰り返し単位とを特定の割合で含み、かつこ
れらの繰り返し単位のそれぞれのみからなるポリマーの
吸収端波長同士が特定の関係にある高分子蛍光体が、よ
り強い蛍光を有しており、該高分子蛍光体を用いること
により、低電圧、高効率で駆動できる高性能の高分子L
EDが得られることを見出し、本発明に至った。
【0012】すなわち本発明は、〔1〕固体状態で蛍光
を有し、ポリスチレン換算の数平均分子量が103〜1
8である高分子蛍光体において、下記式(1)および
式(3)で示される繰り返し単位をそれぞれ1種類以上
含み、これらの繰り返し単位が以下の条件(a)〜
(c)を満たす高分子蛍光体に関する。(a)式(1)
および式(3)で示される繰り返し単位の合計が全繰り
返し単位の50モル%以上である。(b)式(1)およ
び式(3)で示される繰り返し単位の合計に対して、式
(3)で示される繰り返し単位が0.1モル%以上9モ
ル%以下である。(c)式(1)で示される繰り返し単
位のみからなるポリマーの吸収端波長をλ1(nm)、
式(3)で示される繰り返し単位のみからなるポリマー
の吸収端波長をλ2(nm)としたとき、 1239/λ1≧1239/λ2+0.05 が成り立つ。
【化6】 ・・・・・(1) 〔ここで、Ar1は、下記式(2)で示される基であ
る。R1、R2は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜
20のアルキル基、炭素数6〜60のアリール基、炭素
数4〜60の複素環化合物基およびシアノ基からなる群
から選ばれる基を示す。nは0または1である。〕
【化7】 ・・・・・(2) 〔ここで、 Ar2〜Ar4はそれぞれ独立に、主鎖部分
に含まれる炭素原子数が6〜60のアリーレン基、また
は主鎖部分に含まれる炭素原子数が4〜60の2価の複
素環化合物基である。 Ar2〜Ar4のうち少なくとも
1つは、六員環以外の基であるか、または、少なくとも
1つは水素原子ではない置換基を有する。複数の置換基
を有する場合には、それらは同一であっても異なってい
てもよい。また、隣接する環どうしがそれぞれ互いに直
接または置換基を介して連結されて環を形成していても
よい。mは0〜3の整数である。ここで、 Ar2とAr
4とは、Ar2を平行移動してもAr4と完全に重なるこ
とがない構造を有する。〕
【化8】 ・・・・・(3) 〔ここで、Ar5は、主鎖部分に含まれる炭素原子数が
6〜60のアリーレン基、または主鎖部分に含まれる炭
素原子数が4〜60の2価の複素環化合物基である。R
3、R4は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜20の
アルキル基、炭素数6〜60のアリール基、炭素数4〜
60の複素環化合物基およびシアノ基からなる群から選
ばれる基を示す。lは0または1である。〕 また、本発明は、〔2〕固体状態で蛍光を有し、ポリス
チレン換算の数平均分子量が103〜108である高分子
蛍光体において、前記式(1)、式(3)および下記式
(4)で示される繰り返し単位をそれぞれ1種類以上含
み、これらの繰り返し単位が以下の条件(d)〜(f)
を満たす高分子蛍光体に関する。(d)式(1)で示さ
れる繰り返し単位が全繰り返し単位の10モル%以上で
あり、かつ式(1)、式(3)および式(4)で示され
る繰り返し単位の合計が全繰り返し単位の50モル%以
上である。(e)式(1)、式(3)および式(4)で
示される繰り返し単位の合計に対して、式(3)で示さ
れる繰り返し単位が0.1モル%以上9モル%以下であ
る。(f)式(1)で示される繰り返し単位のみからな
るポリマーの吸収端波長をλ1(nm)、式(3)で示
される繰り返し単位のみからなるポリマーの吸収端波長
をλ2(nm)、式(4)で示される繰り返し単位のみ
からなるポリマーの吸収端波長をλ3(nm)としたと
き、 1239/λ1≧1239/λ2+0.05 1239/λ3≧1239/λ2+0.05 が成り立つ。
【化9】 ・・・・・(4) 〔ここで、Ar6は、主鎖部分に含まれる炭素原子数が
6〜60のアリーレン基、または主鎖部分に含まれる炭
素原子数が4〜60の2価の複素環化合物基である。R
5、R6は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜20の
アルキル基、炭素数6〜60のアリール基、炭素数4〜
60の複素環化合物基およびシアノ基からなる群から選
ばれる基を示す。kは0または1である。〕 また、本発明は、〔3〕少なくとも一方が透明または半
透明である一対の陽極および陰極からなる電極間に、発
光層を有する高分子発光素子において、上記〔1〕また
は〔2〕の高分子蛍光体が、該発光層中に含まれる高分
子発光素子に係るものである。さらに、本発明は、
〔4〕上記〔3〕の高分子発光素子を用いた面状光源に
係るものである。次に、本発明は、〔5〕上記〔3〕の
高分子発光素子を用いたセグメント表示装置に係るもの
である。また、本発明は、〔6〕上記〔3〕の高分子発
光素子を用いたドットマトリックス表示装置に係るもの
である。さらに本発明は、〔7〕上記〔3〕の高分子発
光素子をバックライトとする液晶表示装置に係るもので
ある
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高分子蛍光体およ
びそれを用いた高分子LEDについて詳細に説明する。
本発明の高分子蛍光体は、固体状態で蛍光を有し、ポリ
スチレン換算の数平均分子量が103〜108であり、前
記式(1)および式(3)で示される繰り返し単位をそ
れぞれ1種類以上含み、かつ以下の条件(a)〜(c)
を満たすように繰り返し単位が選択されている高分子蛍
光体である。(a)式(1)および式(3)で示される
繰り返し単位の合計が全繰り返し単位の50モル%以上
である。(b)式(1)および式(3)で示される繰り
返し単位の合計に対して、式(3)で示される繰り返し
単位が0.1モル%以上9モル%以下である。(c)式
(1)で示される繰り返し単位のみからなるポリマーの
吸収端波長をλ1(nm)、式(3)で示される繰り返
し単位のみからなるポリマーの吸収端波長をλ2(n
m)としたとき、 1239/λ1≧1239/λ2+0.05 が成り立つ。ここで、ポリマーの吸収端波長は、該ポリ
マーの薄膜の吸収スペクトルを測定し、ベースラインか
ら吸収が立ち上がる波長を求める。具体的には、例えば
石英板上に高分子蛍光体の溶液をスピンコートして、厚
さ50〜300nm程度の薄膜を形成し、吸収スペクト
ルを求める。このスペクトルに対し、ベースライン、吸
収の立ち上がり部分にそれぞれ接する直線の交点の波長
を吸収端波長とする。また、吸収端波長(nm)の逆数
を取り、1239倍することにより、該ポリマーを励起
するのに必要な最も小さなエネルギーの大きさをエレク
トロンボルト(eV)単位で表した数字に変換すること
ができる。
【0014】繰り返し単位の構造にもよるが、上記
(a)〜(c)に加えて下記(a’)〜(c’)のいず
れか1つ以上が成り立つことが好ましく、3つとも成り
立つことがより好ましい。(a’)式(1)および式
(3)で示される繰り返し単位の合計が全繰り返し単位
の70モル%以上である。(b’)式(1)および式
(3)で示される繰り返し単位の合計に対して、式
(3)で示される繰り返し単位が0.2モル%以上8モ
ル%以下である。 (c’)1239/λ1 ≧ 1239/λ2 + 0.
07 が成り立つ。
【0015】また、本発明のもう1つの高分子蛍光体
は、固体状態で蛍光を有し、ポリスチレン換算の数平均
分子量が103〜108であり、前記式(1)、式(3)
および式(4)で示される繰り返し単位をそれぞれ1種
類以上含み、かつ以下の条件(d)〜(f)を満たすよ
うに繰り返し単位が選択されている高分子蛍光体であ
る。(d)式(1)で示される繰り返し単位は全繰り返
し単位の10モル%以上であり、かつ式(1)、式
(3)および式(4)で示される繰り返し単位の合計が
全繰り返し単位の50モル%以上である。(e)式
(1)、式(3)および式(4)で示される繰り返し単
位の合計に対して、式(3)で示される繰り返し単位が
0.1モル%以上9モル%以下である。(f)式(1)
で示される繰り返し単位のみからなるポリマーの吸収端
波長をλ1(nm)、式(3)で示される繰り返し単位
のみからなるポリマーの吸収端波長をλ2(nm)、式
(4)で示される繰り返し単位のみからなるポリマーの
吸収端波長をλ3(nm)としたとき、 1239/λ1≧1239/λ2+0.05 1239/λ3≧1239/λ2+0.05 が成り立つ。
【0016】繰り返し単位の構造にもよるが、上記
(d)〜(f)に加えて下記(d’)〜(f’)のいず
れか1つ以上が成り立つことが好ましく、3つとも成り
立つことがより好ましい。(d’)式(1)で示される
繰り返し単位は全繰り返し単位の20モル%以上であ
り、かつ式(1)、式(3)および式(4)で示される
繰り返し単位の合計が全繰り返し単位の70モル%以上
である。(b’)式(1)、式(3)および式(4)で
示される繰り返し単位の合計に対して、式(3)で示さ
れる繰り返し単位が0.2モル%以上8モル%以下であ
る。 (c’)1239/λ1 ≧ 1239/λ2 + 0.
07 および1239/λ3 ≧ 1239/λ2 + 0.0
7 が成り立つ。
【0017】Ar1は、前記式(2)で示されるアリー
レン基または複素環化合物基が2〜5個連結した基であ
る。これらの基は、その両端のアリーレン基または複素
環化合物基における置換基の位置と結合の方向によって
特徴づけられており、Ar2とAr4とは、Ar2を主鎖
の方向に平行移動してもAr4と完全に重なることがな
い構造を有する。つまり、 Ar2とAr4とは、式
(2)において、 Ar2とAr4とを化学構造式同士で
比較したときに、並進対称性をもたない構造を有する。
一般に、適当な平行移動を行ったときに、移動前の図形
との違いがわからない図形は「並進対称性をもつ」という
(化学大辞典、東京化学同人、1989年)。すなわ
ち、両端の2個は互いに骨格となる環が異なるか、同一
の環であっても異なる置換基を有するか、同一の環が同
一の置換基を有していてもその結合数や位置が異なって
おり、主鎖の単結合が回転してもそれらが同じ構造と方
向となることはない。従って、1種類のアリーレン基ま
たは複素環化合物基が2〜5個組合わさったものとは異
なっている。好ましい例の1つとしては、下記式(5)
で示される2〜5個の六員環が1,4−位で互いに連結
した基である。
【化10】 ・・・・・(5) これらの基は、置換基の位置、Nの有無および位置によ
って特徴づけられており、1種類の六員環が2〜5個組
合わさったものとは異なっている。
【0018】上記式(1)におけるAr1が上記式
(5)で示される基である場合、2〜5個の六員環芳香
環が互いに連結してなる二価の基である。ここで、 X1
〜X12はそれぞれ独立に、C−R7またはNであり、 X
1〜X12のうち少なくとも1つはC−R7である。R
7は、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数
1〜20のアルコキシ基、炭素数1〜20のアルキルチ
オ基、炭素数1〜60のアルキルシリル基、炭素数1〜
40のアルキルアミノ基、炭素数6〜60のアリール
基、炭素数6〜60のアリールオキシ基、炭素数7〜6
0のアリールアルキル基、炭素数7〜60のアリールア
ルコキシ基、炭素数8〜60のアリールアルケニル基、
炭素数8〜60のアリールアルキニル基、炭素数6〜6
0のアリールアミノ基、炭素数4〜60の複素環化合物
基およびシアノ基からなる群から選ばれる基を示す。
7のうち少なくとも1つは水素原子以外の基である。
7が複数の場合には、それらは同一でも異なっていて
もよい。また、隣接する六員環どうしがそれぞれ互いに
直接または置換基を介して連結されて環を形成していて
もよい。jは0〜3の整数であり、 j=0であれば合
成が容易であり、好ましい。ここで、X1とX9、X2
10、X3とX11、X4とX12の4つの組がすべて同時に
それぞれ同一であることはなく、またX1とX12、X2
11、X3とX10、X4とX9の4つの組がすべて同時に
それぞれ同一であることはない。
【0019】Ar1としては、高分子蛍光体の蛍光特性
を損なわないように選択すればよく、具体例としては、
下記化11、化12の基のなかで、上記式(2)におけ
るAr2とAr4の関係などの条件を満たすもの、および
下記化12の基のなかで、上記式(5)におけるX1
9、X2とX10、X3とX11、X4とX12の4つの組の関
係およびX1とX12、X2とX11、X3とX10、X4とX9
の4つの組の関係を満たした基が挙げられる。ここで、
化12のR9が、上記式(5)におけるR7に対応する場
合には、少なくとも1つは水素原子以外の基である。
【0020】
【化11】
【0021】
【化12】 ここで、 R8、R9は、それぞれ独立に、水素原子、ま
たは置換基を示す。置換基の例としては、炭素数1〜2
0のアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素
数1〜20のアルキルチオ基、炭素数1〜60のアルキ
ルシリル基、炭素数1〜40のアルキルアミノ基、炭素
数6〜60のアリール基、炭素数6〜60のアリールオ
キシ基、炭素数7〜60のアリールアルキル基、炭素数
7〜60のアリールアルコキシ基、炭素数8〜60のア
リールアルケニル基、炭素数8〜60のアリールアルキ
ニル基、炭素数6〜60のアリールアミノ基、炭素数4
〜60の複素環化合物基およびシアノ基が例示される。
上記の例において、1つの構造式中に複数のR8または
9を有しているが、それらは同一であってもよいし、
異なる基であってもよく、それぞれ独立に選択される。
【0022】Ar1の水素原子以外の基の置換態様に関
しては、例えば、下記化13のものが挙げられる。化1
3において、R10は、 R8またはR9について例示され
た基のうち水素原子ではない基を示す。
【0023】
【化13】
【0024】Ar1のうちm=0または1のものが好ま
しくm=0のものがさらに好ましい。2個または3個の
六員環および縮合環が連結した基が好ましく、m=0の
もののなかでは、置換ビフェニレン基、置換ジナフタレ
ン基、置換ジアントラセン基、置換9,10−ジヒドロ
フェナントレン基、置換ピリミジンジイル−フェニレン
基、置換フルオレン基がさらに好ましい。また、m=1
のもののなかでは、置換ターフェニレン基、置換ジフェ
ニルアントラセン基がさらに好ましい。これらのなか
で、置換ビフェニレン基、置換フルオレン基が特に好ま
しい。
【0025】上記式(3)におけるAr2および上記式
(4)におけるAr3は、主鎖部分に含まれる炭素原子
数が6個以上60個以下からなるアリーレン基、または
主鎖部分に含まれる炭素原子数が4個以上60個以下か
らなる2価の複素環化合物基である。Ar2またはAr3
複数の置換基を有する場合、それらは同一であってもよ
いし、それぞれ異なっていてもよい。溶媒への溶解性を
高めるためには、水素原子でない置換基を少なくとも1
つ有していることが好ましく、また置換基を含めた繰り
返し単位の形状の対称性が少ないことが好ましい。
【0026】Ar2またはAr3としては、高分子蛍光体
の蛍光特性を損なわないように選択すればよく、具体的
な例としては下記化14、化15、化16、化17に例
示された二価の基が挙げられる。
【0027】
【化14】
【0028】
【化15】
【0029】
【化16】
【0030】
【化17】
【0031】ここで、 Rは、それぞれ独立に、水素原
子または置換基を示す。置換基の例としては、炭素数1
〜20のアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、
炭素数1〜20のアルキルチオ基、炭素数1〜60のア
ルキルシリル基、炭素数1〜40のアルキルアミノ基、
炭素数6〜60のアリール基、炭素数6〜60のアリー
ルオキシ基、炭素数7〜60のアリールアルキル基、炭
素数7〜60のアリールアルコキシ基、炭素数8〜60
のアリールアルケニル基、炭素数8〜60のアリールア
ルキニル基、炭素数6〜60のアリールアミノ基、炭素
数4〜60の複素環化合物基およびシアノ基が例示され
る。上記の例において、1つの構造式中に複数のRを有
しているが、それらは同一であってもよいし、異なる基
であってもよく、それぞれ独立に選択される。Ar2
たはAr3が複数の置換基を有する場合、それらは同一
であってもよいし、それぞれ異なっていてもよい。溶媒
への溶解性を高めるためには、水素原子でない置換基を
少なくとも1つ有していることが好ましく、また置換基
を含めた繰り返し単位の形状の対称性が少ないことが好
ましい。
【0032】Rが、水素原子またはシアノ基以外の置換
基である場合について述べると、炭素数1〜20のアル
キル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基、ラウリル基などが挙げら
れ、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基が
好ましい。
【0033】炭素数1〜20のアルコキシ基としては、
メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、ブトキシ
基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、ヘプチルオ
キシ基、オクチルオキシ基、ノニルオキシ基、デシルオ
キシ基、ラウリルオキシ基などが挙げられ、ペンチルオ
キシ基、ヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、デシル
オキシ基が好ましい。
【0034】炭素数1〜20のアルキルチオ基として
は、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ブ
チルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基、ヘプチ
ルチオ基、オクチルチオ基、ノニルチオ基、デシルチオ
基、ラウリルチオ基などが挙げられ、ペンチルチオ基、
ヘキシルチオ基、オクチルチオ基、デシルチオ基が好ま
しい。
【0035】炭素数1〜60のアルキルシリル基として
は、メチルシリル基、エチルシリル基、プロピルシリル
基、ブチルシリル基、ペンチルシリル基、ヘキシルシリ
ル基、ヘプチルシリル基、オクチルシリル基、ノニルシ
リル基、デシルシリル基、ラウリルシリル基、トリメチ
ルシリル基、エチルジメチルシリル基、プロピルジメチ
ルシリル基、ブチルジメチルシリル基、ペンチルジメチ
ルシリル基、ヘキシルジメチルシリル基、ヘプチルジメ
チルシリル基、オクチルジメチルシリル基、ノニルジメ
チルシリル基、デシルジメチルシリル基、ラウリルジメ
チルシリル基などが挙げられ、ペンチルシリル基、ヘキ
シルシリル基、オクチルシリル基、デシルシリル基、ペ
ンチルジメチルシリル基、ヘキシルジメチルシリル基、
オクチルジメチルシリル基、デシルジメチルシリル基が
好ましい。
【0036】炭素数1〜40のアルキルアミノ基として
は、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミノ
基、プロピルアミノ基、ブチルアミノ基、ペンチルアミ
ノ基、ヘキシルアミノ基、ヘプチルアミノ基、オクチル
アミノ基、ノニルアミノ基、デシルアミノ基、ラウリル
アミノ基などが挙げられ、ペンチルアミノ基、ヘキシル
アミノ基、オクチルアミノ基、デシルアミノ基が好まし
い。
【0037】炭素数6〜60のアリール基としては、フ
ェニル基、C1〜C12アルコキシフェニル基(C1〜C12
は、炭素数1〜12であることを示す。以下も同様であ
る。)、C1〜C12アルキルフェニル基、1−ナフチル
基、2−ナフチル基などが例示され、 C1〜C12アルコ
キシフェニル基、C1〜C12アルキルフェニル基が好ま
しい。
【0038】炭素数6〜60のアリールオキシ基として
は、フェノキシ基、C1〜C12アルコキシフェノキシ
基、C1〜C12アルキルフェノキシ基、1−ナフチルオ
キシ基、2−ナフチルオキシ基などが例示され、 C1
12アルコキシフェノキシ基、C1〜C12アルキルフェ
ノキシ基が好ましい。
【0039】炭素数6〜60のアリールアルキル基とし
ては、フェニル−C1〜C12アルキル基、C1〜C12アル
コキシフェニル−C1〜C12アルキル基、C1〜C12アル
キルフェニル−C1〜C12アルキル基、1−ナフチル−
1〜C12アルキル基、2−ナフチル−C1〜C12アルキ
ル基などが例示され、C1〜C12アルコキシフェニル−
1〜C12アルキル基、C1〜C12アルキルフェニル−C
1〜C12アルキル基が好ましい。
【0040】炭素数6〜60のアリールアルコキシ基と
しては、フェニル−C1〜C12アルコキシ基、C1〜C12
アルコキシフェニル−C1〜C12アルコキシ基、C1〜C
12アルキルフェニル−C1〜C12アルコキシ基、1−ナ
フチル−C1〜C12アルコキシ基、2−ナフチル−C1
12アルコキシ基などが例示され、C1〜C12アルコキ
シフェニル−C1〜C12アルコキシ基、C1〜C12アルキ
ルフェニル−C1〜C1 2アルコキシ基が好ましい。
【0041】炭素数6〜60のアリールアミノ基として
は、フェニルアミノ基、ジフェニルアミノ基、C1〜C
12アルコキシフェニルアミノ基、ジ(C1〜C12アルコ
キシフェニル)アミノ基、ジ(C1〜C12アルキルフェ
ニル)アミノ基、1−ナフチルアミノ基、2−ナフチル
アミノ基などが例示され、C1〜C12アルキルフェニル
アミノ基、ジ(C1〜C12アルキルフェニル)アミノ基
が好ましい。
【0042】炭素数4〜60の複素環化合物基として
は、チエニル基、C1〜C12アルキルチエニル基、ピロ
リル基、フリル基、ピリジル基、C1〜C12アルキルピ
リジル基などが例示され、チエニル基、C1〜C12アル
キルチエニル基、ピリジル基、C1〜C12アルキルピリ
ジル基が好ましい。
【0043】Rの例のうち、アルキル鎖を含む置換基に
おいては、それらは直鎖、分岐枝付きまたは環状のいず
れかまたはそれらの組み合わせであってもよく、直鎖で
ない場合、例えば、イソアミル基、2−エチルヘキシル
基、3,7−ジメチルオクチル基、シクロヘキシル基、
4−C1〜C12アルキルシクロヘキシル基などが例示さ
れる。高分子蛍光体の溶媒への溶解性を高めるために
は、Ar1、Ar2またはAr3の置換基のうちの1つ以
上に環状または分岐のあるアルキル鎖が含まれることが
好ましい。
【0044】上記式(1)において、nは0または1で
あり、上記式(3)において、lは0または1であり、
上記式(4)において、kは0または1である。上記式
(1)におけるR1、R2、上記式(3)におけるR3
4はおよび上記式(4)におけるR5、R6は、それぞ
れ独立に水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素
数6〜60のアリール基、炭素数4〜60の複素環化合
物基およびシアノ基からなる群から選ばれる基を示す。
1、R2、 R3、R4、 R5、R6が、水素原子または
シアノ基以外の置換基である場合について述べると、炭
素数1〜20のアルキル基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ラウリ
ル基などが挙げられ、メチル基、エチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基が好ましい。
炭素数6〜60のアリール基としては、フェニル基、C
1〜C12アルコキシフェニル基、C1〜C12アルキルフェ
ニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基などが例示さ
れ、フェニル基、 C1〜C12アルキルフェニル基が好ま
しい。炭素数4〜60の複素環化合物基としては、チエ
ニル基、C1〜C12アルキルチエニル基、ピロリル基、
フリル基、ピリジル基、C1〜C12アルキルピリジル基
などが例示され、チエニル基、C1〜C12アルキルチエ
ニル基、ピリジル基、C1〜C12アルキルピリジル基が
好ましい。
【0045】また、高分子蛍光体の末端基は、特に限定
されないが、重合活性基がそのまま残っていると、素子
にしたときの発光特性や寿命が低下する可能性があるの
で、安定な基で保護されていることが好ましい。主鎖の
共役構造と連続した共役結合を有しているものがより好
ましく、例えば、ビニレン基を介してアリール基または
複素環化合物基と結合している構造が例示される。具体
的には、特開平9−45478号公報の化10に記載の
置換基等が例示される。
【0046】該高分子蛍光体の合成法としては、主鎖に
ビニレン基を有する場合には、例えば特開平5−202
355号公報に記載の方法が挙げられる。すなわち、ジ
アルデヒド化合物とジホスホニウム塩化合物とのWit
tig反応による重合、ハロゲン化メチル基を2つ有す
る化合物の脱ハロゲン化水素法による重縮合、スルホニ
ウム塩基を2つ有する化合物のスルホニウム塩分解法に
よる重縮合、ジアルデヒド化合物とジアセトニトリル化
合物とのKnoevenagel反応による重合、ジビ
ニル化合物とジハロゲン化合物とのHeck反応などの
方法が例示される。
【0047】また、主鎖にビニレン基を有しない場合に
は、例えば該当するモノマーからSuzukiカップリ
ングにより重合する方法、ゼロ価ニッケル錯体を用いて
重合する方法、Grignard反応により重合する方
法、FeCl3等の酸化剤により重合する方法、電気化
学的に酸化重合する方法、あるいは適当な脱離基を有す
る中間体高分子の分解による方法などが例示される。
【0048】なお、該高分子蛍光体は、蛍光特性や電荷
輸送特性を損なわない範囲で、式(1)、式(3)また
は式(4)で示される繰り返し単位以外の繰り返し単位
を含んでいてもよい。また、式(1)、式(3)または
式(4)で示される繰り返し単位や他の繰り返し単位
が、エーテル基、エステル基、アミド基、イミド基など
を有する非共役の単位で連結されていてもよいし、繰り
返し単位にそれらの非共役部分が含まれていてもよい。
また、該高分子蛍光体は、ランダム、ブロックまたはグ
ラフト共重合体であってもよいし、それらの中間的な構
造を有する高分子、例えばブロック性を帯びたランダム
共重合体であってもよい。蛍光の量子収率の高い高分子
蛍光体を得る観点からは完全なランダム共重合体よりブ
ロック性を帯びたランダム共重合体やブロックまたはグ
ラフト共重合体が好ましい。主鎖に枝分かれがあり、末
端部が3つ以上ある場合も含まれる。
【0049】また、薄膜からの発光を利用するので該高
分子蛍光体は、固体状態で蛍光を有するものが好適に用
いられる。該高分子蛍光体に対する良溶媒としては、ク
ロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン、テトラヒ
ドロフラン、トルエン、キシレン、メシチレン、デカリ
ン、n−ブチルベンゼンなどが例示される。高分子蛍光
体の構造や分子量にもよるが、通常はこれらの溶媒に
0.1重量%以上溶解させることができる。
【0050】該高分子蛍光体は、数平均分子量がポリス
チレン換算で103〜108であり、溶解性および成膜性
の観点からは、104〜106が好ましく、5×104
106が特に好ましい。また、重量平均分子量と数平均
分子量の比は、1〜40であることが好ましく、2〜2
0であることが特に好ましい。それらの重合度は、繰り
返し構造やその割合によっても変わる。成膜性の点から
一般には、繰り返し構造の合計数が、好ましくは20〜
10000、さらに好ましくは30〜10000、特に
好ましくは50〜5000である。
【0051】これらの高分子蛍光体を高分子LEDの発
光材料として用いる場合、その純度が発光特性に影響を
与えるため、重合前のモノマーを蒸留、昇華精製、再結
晶等の方法で精製したのちに重合することが好ましく、
また合成後、再沈精製、クロマトグラフィーによる分別
等の純化処理をすることが好ましい。
【0052】次に、本発明の高分子LEDについて説明
する。本発明の高分子LEDの構造としては、少なくと
も一方が透明または半透明である一対の陽極および陰極
からなる電極間に発光層を有する高分子LEDにおい
て、本発明の高分子蛍光体が該発光層中に含まれる。ま
た、本発明の高分子LEDとしては、陰極と発光層との
間に電子輸送層を設けた高分子LED、陽極と発光層と
の間に正孔輸送層を設けた高分子LED、陰極と発光層
との間に電子輸送層を設け、かつ陽極と発光層との間に
正孔輸送層を設けた高分子LED等が挙げられる。例え
ば、具体的には、以下のa)〜d)の構造が例示され
る。 a)陽極/発光層/陰極 b)陽極/正孔輸送層/発光層/陰極 c)陽極/発光層/電子輸送層/陰極 d)陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/陰極 (ここで、/は各層が隣接して積層されていることを示
す。以下同じ。) ここで、発光層とは、発光する機能を有する層であり、
正孔輸送層とは、正孔を輸送する機能を有する層であ
り、電子輸送層とは、電子を輸送する機能を有する層で
ある。なお、電子輸送層と正孔輸送層を総称して電荷輸
送層と呼ぶ。発光層、正孔輸送層、電子輸送層は、それ
ぞれ独立に2層以上用いてもよい。また、電極に隣接し
て設けた電荷輸送層のうち、電極からの電荷注入効率を
改善する機能を有し、素子の駆動電圧を下げる効果を有
するものは、特に電荷注入層(正孔注入層、電子注入
層)と一般に呼ばれることがある。さらに電極との密着
性向上や電極からの電荷注入の改善のために、電極に隣
接して前記の電荷注入層または膜厚2nm以下の絶縁層
を設けてもよく、また、界面の密着性向上や混合の防止
等のために電荷輸送層や発光層の界面に薄いバッファー
層を挿入してもよい。積層する層の順番や数、および各
層の厚さについては、発光効率や素子寿命を勘案して適
宜用いることができる。本発明において、電荷注入層
(電子注入層、正孔注入層)を設けた高分子LEDとし
ては、陰極に隣接して電荷注入層を設けた高分子LE
D、陽極に隣接して電荷注入層を設けた高分子LEDが
挙げられる。例えば、具体的には、以下のe)〜p)の
構造が挙げられる。 e)陽極/電荷注入層/発光層/陰極 f)陽極/発光層/電荷注入層/陰極 g)陽極/電荷注入層/発光層/電荷注入層/陰極 h)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/陰極 i)陽極/正孔輸送層/発光層/電荷注入層/陰極 j)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/電荷注入
層/陰極 k)陽極/電荷注入層/発光層/電子輸送層/陰極 l)陽極/発光層/電子輸送層/電荷注入層/陰極 m)陽極/電荷注入層/発光層/電子輸送層/電荷注入
層/陰極 n)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送
層/陰極 o)陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/電荷注入
層/陰極 p)陽極/電荷注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送
層/電荷注入層/陰極 電荷注入層の具体的な例としては、導電性高分子を含む
層、陽極と正孔輸送層との間に設けられ、陽極材料と正
孔輸送層に含まれる正孔輸送材料との中間の値のイオン
化ポテンシャルを有する材料を含む層、陰極と電子輸送
層との間に設けられ、陰極材料と電子輸送層に含まれる
電子輸送材料との中間の値の電子親和力を有する材料を
含む層などが例示される。上記電荷注入層が導電性高分
子を含む層の場合、該導電性高分子の電気伝導度は、1
-5S/cm以上103S/cm以下であることが好ま
しく、発光画素間のリーク電流を小さくするためには、
10-5S/cm以上102以下がより好ましく、10-5
S/cm以上101以下がさらに好ましい。通常は該導
電性高分子の電気伝導度を10-5S/cm以上103
/cm以下とするために、該導電性高分子に適量のイオ
ンをドープする。ドープするイオンの種類は、正孔注入
層であればアニオン、電子注入層であればカチオンであ
る。アニオンの例としては、ポリスチレンスルホン酸イ
オン、アルキルベンゼンスルホン酸イオン、樟脳スルホ
ン酸イオンなどが例示され、カチオンの例としては、リ
チウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、テ
トラブチルアンモニウムイオンなどが例示される。電荷
注入層の膜厚としては、例えば1nm〜100nmであ
り、2nm〜50nmが好ましい。
【0053】電荷注入層に用いる材料は、電極や隣接す
る層の材料との関係で適宜選択すればよく、ポリアニリ
ンおよびその誘導体、ポリチオフェンおよびその誘導
体、ポリピロールおよびその誘導体、ポリフェニレンビ
ニレンおよびその誘導体、ポリチエニレンビニレンおよ
びその誘導体、ポリキノリンおよびその誘導体、ポリキ
ノキサリンおよびその誘導体、芳香族アミン構造を主鎖
または側鎖に含む重合体などの導電性高分子、金属フタ
ロシアニン(銅フタロシアニンなど)、カーボンなどが
例示される。膜厚2nm以下の絶縁層は電荷注入を容易
にする機能を有するものである。上記絶縁層の材料とし
ては、金属フッ化物、金属酸化物、有機絶縁材料等が挙
げられる。膜厚2nm以下の絶縁層を設けた高分子LE
Dとしては、陰極に隣接して膜厚2nm以下の絶縁層を
設けた高分子LED、陽極に隣接して膜厚2nm以下の
絶縁層を設けた高分子LEDが挙げられる。具体的に
は、例えば、以下のq)〜ab)の構造が挙げられる。 q)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/発光層/陰極 r)陽極/発光層/膜厚2nm以下の絶縁層/陰極 s)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/発光層/膜厚2n
m以下の絶縁層/陰極 t)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/正孔輸送層/発光
層/陰極 u)陽極/正孔輸送層/発光層/膜厚2nm以下の絶縁
層/陰極 v)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/正孔輸送層/発光
層/膜厚2nm以下の絶縁層/陰極 w)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/発光層/電子輸送
層/陰極 x)陽極/発光層/電子輸送層/膜厚2nm以下の絶縁
層/陰極 y)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/発光層/電子輸送
層/膜厚2nm以下の絶縁層/陰極 z)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/正孔輸送層/発光
層/電子輸送層/陰極 aa)陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/膜厚2
nm以下の絶縁層/陰極 ab)陽極/膜厚2nm以下の絶縁層/正孔輸送層/発
光層/電子輸送層/膜厚2nm以下の絶縁層/陰極
【0054】高分子LED作成の際に、これらの有機溶
媒可溶性の高分子蛍光体を用いることにより、溶液から
成膜する場合、この溶液を塗布後乾燥により溶媒を除去
するだけでよく、また電荷輸送材料や発光材料を混合し
た場合においても同様な手法が適用でき、製造上非常に
有利である。溶液からの成膜方法としては、スピンコー
ト法、キャスティング法、マイクログラビアコート法、
グラビアコート法、バーコート法、ロールコート法、ワ
イアーバーコート法、ディップコート法、スプレーコー
ト法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、オフセット
印刷法、インクジェットプリント法等の塗布法を用いる
ことができる。
【0055】発光層の膜厚としては、用いる高分子蛍光
体によって最適値が異なり、駆動電圧と発光効率が適度
な値となるように選択すればよいが、例えば1nmから
1μmであり、好ましくは2nm〜500nmであり、
さらに好ましくは5nm〜200nmである。
【0056】本発明の高分子LEDにおいては、発光層
に上記高分子蛍光体以外の発光材料を混合使用してもよ
い。また、本発明の高分子LEDにおいては、上記高分
子蛍光体以外の発光材料を含む発光層が、上記高分子蛍
光体を含む発光層と積層されていてもよい。該発光材料
としては、公知のものが使用できる。低分子化合物で
は、例えば、ナフタレン誘導体、アントラセンもしくは
その誘導体、ペリレンもしくはその誘導体、ポリメチン
系、キサンテン系、クマリン系、シアニン系などの色素
類、8−ヒドロキシキノリンもしくはその誘導体の金属
錯体、芳香族アミン、テトラフェニルシクロペンタジエ
ンもしくはその誘導体、またはテトラフェニルブタジエ
ンもしくはその誘導体などを用いることができる。
【0057】具体的には、例えば特開昭57−5178
1号、同59−194393号公報に記載されているも
の等、公知のものが使用可能である。
【0058】本発明の高分子LEDが正孔輸送層を有す
る場合、使用される正孔輸送材料としては、ポリビニル
カルバゾールもしくはその誘導体、ポリシランもしくは
その誘導体、側鎖に芳香族アミンを有するポリシロキサ
ン誘導体、ピラゾリン誘導体、アリールアミン誘導体、
スチルベン誘導体、トリフェニルジアミン誘導体、ポリ
アニリンもしくはその誘導体、ポリチオフェンもしくは
その誘導体、ポリピロールもしくはその誘導体、ポリ
(p−フェニレンビニレン)もしくはその誘導体、また
はポリ(2,5−チエニレンビニレン)もしくはその誘
導体が例示される。
【0059】具体的には、該正孔輸送材料として、特開
昭63−70257号公報、同63−175860号公
報、特開平2−135359号公報、同2−13536
1号公報、同2−209988号公報、同3−3799
2号公報、同3−152184号公報に記載されている
もの等が例示される。
【0060】これらの中で、正孔輸送層に用いる正孔輸
送材料として、ポリビニルカルバゾールもしくはその誘
導体、ポリシランもしくはその誘導体、側鎖もしくは主
鎖に芳香族アミン化合物基を有するポリシロキサン誘導
体、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリチオフェン
もしくはその誘導体、ポリ(p−フェニレンビニレン)
もしくはその誘導体、またはポリ(2,5−チエニレン
ビニレン)もしくはその誘導体等の高分子正孔輸送材料
が好ましく、さらに好ましくはポリビニルカルバゾール
もしくはその誘導体、ポリシランもしくはその誘導体、
側鎖もしくは主鎖に芳香族アミンを有するポリシロキサ
ン誘導体である。低分子の正孔輸送材料の場合には、高
分子バインダーに分散させて用いることが好ましい。
【0061】ポリビニルカルバゾールもしくはその誘導
体は、例えばビニルモノマーからカチオン重合またはラ
ジカル重合によって得られる。
【0062】ポリシランもしくはその誘導体としては、
ケミカル・レビュー(Chem.Rev.)第89巻、
1359頁(1989年)、英国特許GB230019
6号公開明細書に記載の化合物等が例示される。合成方
法もこれらに記載の方法を用いることができるが、特に
キッピング法が好適に用いられる。
【0063】ポリシロキサンもしくはその誘導体は、シ
ロキサン骨格構造には正孔輸送性がほとんどないので、
側鎖または主鎖に上記低分子正孔輸送材料の構造を有す
るものが好適に用いられる。特に正孔輸送性の芳香族ア
ミンを側鎖または主鎖に有するものが例示される。
【0064】正孔輸送層の成膜の方法に制限はないが、
低分子正孔輸送材料では、高分子バインダーとの混合溶
液からの成膜による方法が例示される。また、高分子正
孔輸送材料では、溶液からの成膜による方法が例示され
る。
【0065】溶液からの成膜に用いる溶媒としては、正
孔輸送材料を溶解させるものであれば特に制限はない。
該溶媒として、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロ
エタン等の塩素系溶媒、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル系溶媒、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶
媒、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、
酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルセルソルブアセテート
等のエステル系溶媒が例示される。
【0066】溶液からの成膜方法としては、溶液からの
スピンコート法、キャスティング法、マイクログラビア
コート法、グラビアコート法、バーコート法、ロールコ
ート法、ワイアーバーコート法、ディップコート法、ス
プレーコート法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、
オフセット印刷法、インクジェットプリント法等の塗布
法を用いることができる。
【0067】混合する高分子バインダーとしては、電荷
輸送を極度に阻害しないものが好ましく、また可視光に
対する吸収が強くないものが好適に用いられる。該高分
子バインダーとして、ポリカーボネート、ポリアクリレ
ート、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリシロキサン
等が例示される。
【0068】正孔輸送層の膜厚としては、用いる材料に
よって最適値が異なり、駆動電圧と発光効率が適度な値
となるように選択すればよいが、少なくともピンホール
が発生しないような厚さが必要であり、あまり厚いと、
素子の駆動電圧が高くなり好ましくない。従って、該正
孔輸送層の膜厚としては、例えば1nmから1μmであ
り、好ましくは2nm〜500nmであり、さらに好ま
しくは5nm〜200nmである。
【0069】本発明の高分子LEDが電子輸送層を有す
る場合、使用される電子輸送材料としては公知のものが
使用でき、オキサジアゾール誘導体、アントラキノジメ
タンもしくはその誘導体、ベンゾキノンもしくはその誘
導体、ナフトキノンもしくはその誘導体、アントラキノ
ンもしくはその誘導体、テトラシアノアンスラキノジメ
タンもしくはその誘導体、フルオレノン誘導体、ジフェ
ニルジシアノエチレンもしくはその誘導体、ジフェノキ
ノン誘導体、または8−ヒドロキシキノリンもしくはそ
の誘導体の金属錯体、ポリキノリンもしくはその誘導
体、ポリキノキサリンもしくはその誘導体、ポリフルオ
レンもしくはその誘導体等が例示される。
【0070】具体的には、特開昭63−70257号公
報、同63−175860号公報、特開平2−1353
59号公報、同2−135361号公報、同2−209
988号公報、同3−37992号公報、同3−152
184号公報に記載されているもの等が例示される。
【0071】これらのうち、オキサジアゾール誘導体、
ベンゾキノンもしくはその誘導体、アントラキノンもし
くはその誘導体、または8−ヒドロキシキノリンもしく
はその誘導体の金属錯体、ポリキノリンもしくはその誘
導体、ポリキノキサリンもしくはその誘導体、ポリフル
オレンもしくはその誘導体が好ましく、2−(4−ビフ
ェニリル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,
3,4−オキサジアゾール、ベンゾキノン、アントラキ
ノン、トリス(8−キノリノール)アルミニウムがさら
に好ましい。
【0072】電子輸送層の成膜法としては特に制限はな
いが、低分子電子輸送材料では、粉末からの真空蒸着
法、または溶液もしくは溶融状態からの成膜による方法
が、高分子電子輸送材料では溶液または溶融状態からの
成膜による方法がそれぞれ例示される。溶液または溶融
状態からの成膜時には、高分子バインダーを併用しても
よい。
【0073】溶液からの成膜に用いる溶媒としては、電
子輸送材料および/または高分子バインダーを溶解させ
るものであれば特に制限はない。該溶媒として、クロロ
ホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン等の塩素系溶
媒、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル、酢酸
ブチル、エチルセルソルブアセテート等のエステル系溶
媒が例示される。
【0074】溶液または溶融状態からの成膜方法として
は、スピンコート法、キャスティング法、マイクログラ
ビアコート法、グラビアコート法、バーコート法、ロー
ルコート法、ワイアーバーコート法、ディップコート
法、スプレーコート法、スクリーン印刷法、フレキソ印
刷法、オフセット印刷法、インクジェットプリント法等
の塗布法を用いることができる。
【0075】混合する高分子バインダーとしては、電荷
輸送を極度に阻害しないものが好ましく、また、可視光
に対する吸収が強くないものが好適に用いられる。該高
分子バインダーとして、ポリ(N−ビニルカルバゾー
ル)、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリチオフェ
ンもしくはその誘導体、ポリ(p−フェニレンビニレ
ン)もしくはその誘導体、ポリ(2,5−チエニレンビ
ニレン)もしくはその誘導体、ポリカーボネート、ポリ
アクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメ
タクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、または
ポリシロキサンなどが例示される。
【0076】電子輸送層の膜厚としては、用いる材料に
よって最適値が異なり、駆動電圧と発光効率が適度な値
となるように選択すればよいが、少なくともピンホール
が発生しないような厚さが必要であり、あまり厚いと、
素子の駆動電圧が高くなり好ましくない。従って、該電
子輸送層の膜厚としては、例えば1nmから1μmであ
り、好ましくは2nm〜500nmであり、さらに好ま
しくは5nm〜200nmである。
【0077】本発明の高分子LEDを形成する基板は、
電極を形成し、有機物の層を形成する際に変化しないも
のであればよく、例えばガラス、プラスチック、高分子
フィルム、シリコン基板などが例示される。不透明な基
板の場合には、反対の電極が透明または半透明であるこ
とが好ましい。
【0078】本発明において、陽極側が透明または半透
明であることが好ましいが、該陽極の材料としては、導
電性の金属酸化物膜、半透明の金属薄膜等が用いられ
る。具体的には、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化ス
ズ、およびそれらの複合体であるインジウム・スズ・オ
キサイド(ITO)、インジウム・亜鉛・オキサイド等
からなる導電性ガラスを用いて作成された膜(NESA
など)や、金、白金、銀、銅等が用いられ、ITO、イ
ンジウム・亜鉛・オキサイド、酸化スズが好ましい。作
製方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
ンプレーティング法、メッキ法等が挙げられる。また、
該陽極として、ポリアニリンもしくはその誘導体、ポリ
チオフェンもしくはその誘導体などの有機の透明導電膜
を用いてもよい。陽極の膜厚は、光の透過性と電気伝導
度とを考慮して、適宜選択することができるが、例えば
10nmから10μmであり、好ましくは20nm〜1
μmであり、さらに好ましくは50nm〜500nmで
ある。また、陽極上に、電荷注入を容易にするために、
フタロシアニン誘導体、導電性高分子、カーボンなどか
らなる層、あるいは金属酸化物や金属フッ化物、有機絶
縁材料等からなる平均膜厚2nm以下の層を設けてもよ
い。
【0079】本発明の高分子LEDで用いる陰極の材料
としては、仕事関数の小さい材料が好ましい。例えば、
リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウ
ム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロン
チウム、バリウム、アルミニウム、スカンジウム、バナ
ジウム、亜鉛、イットリウム、インジウム、セリウム、
サマリウム、ユーロピウム、テルビウム、イッテルビウ
ムなどの金属、およびそれらのうち2つ以上の合金、あ
るいはそれらのうち1つ以上と、金、銀、白金、銅、マ
ンガン、チタン、コバルト、ニッケル、タングステン、
錫のうち1つ以上との合金、グラファイトまたはグラフ
ァイト層間化合物等が用いられる。合金の例としては、
マグネシウム−銀合金、マグネシウム−インジウム合
金、マグネシウム−アルミニウム合金、インジウム−銀
合金、リチウム−アルミニウム合金、リチウム−マグネ
シウム合金、リチウム−インジウム合金、カルシウム−
アルミニウム合金などが挙げられる。陰極を2層以上の
積層構造としてもよい。陰極の膜厚は、電気伝導度や耐
久性を考慮して、適宜選択することができるが、例えば
10nmから10μmであり、好ましくは20nm〜1
μmであり、さらに好ましくは50nm〜500nmで
ある。
【0080】陰極の作製方法としては、真空蒸着法、ス
パッタリング法、また金属薄膜を熱圧着するラミネート
法等が用いられる。また、陰極と有機物層との間に、導
電性高分子からなる層、あるいは金属酸化物や金属フッ
化物、有機絶縁材料等からなる平均膜厚2nm以下の層
を設けてもよく、陰極作製後、該高分子LEDを保護す
る保護層を装着していてもよい。該高分子LEDを長期
安定的に用いるためには、素子を外部から保護するため
に、保護層および/または保護カバーを装着することが
好ましい。
【0081】該保護層としては、高分子化合物、金属酸
化物、金属フッ化物、金属ホウ化物などを用いることが
できる。また、保護カバーとしては、ガラス板、表面に
低透水率処理を施したプラスチック板などを用いること
ができ、該カバーを熱効果樹脂や光硬化樹脂で素子基板
と貼り合わせて密閉する方法が好適に用いられる。スペ
ーサーを用いて空間を維持すれば、素子が傷つくのを防
ぐことが容易である。該空間に窒素やアルゴンのような
不活性なガスを封入すれば、陰極の酸化を防止すること
ができ、さらに酸化バリウム等の乾燥剤を該空間内に設
置することにより製造工程で吸着した水分が素子にタメ
ージを与えるのを抑制することが容易となる。これらの
うち、いずれか1つ以上の方策をとることが好ましい。
【0082】本発明の高分子LEDを用いて面状の発光
を得るためには、面状の陽極と陰極が重なり合うように
配置すればよい。また、パターン状の発光を得るために
は、前記面状の発光素子の表面にパターン状の窓を設け
たマスクを設置する方法、非発光部の有機物層を極端に
厚く形成し実質的に非発光とする方法、陽極または陰極
のいずれか一方、または両方の電極をパターン状に形成
する方法がある。これらのいずれかの方法でパターンを
形成し、いくつかの電極を独立にOn/OFFできるよ
うに配置することにより、数字や文字、簡単な記号など
を表示できるセグメントタイプの表示素子が得られる。
更に、ドットマトリックス素子とするためには、陽極と
陰極をともにストライプ状に形成して直交するように配
置すればよい。複数の種類の発光色の異なる高分子蛍光
体を塗り分ける方法や、カラーフィルターまたは蛍光変
換フィルターを用いる方法により、部分カラー表示、マ
ルチカラー表示が可能となる。ドットマトリックス素子
は、パッシブ駆動も可能であるし、TFTなどと組み合
わせてアクティブ駆動してもよい。これらの表示素子
は、コンピュータ、テレビ、携帯端末、携帯電話、カー
ナビゲーション、ビデオカメラのビューファインダーな
どの表示装置として用いることができる。さらに、前記
面状の発光素子は、自発光薄型であり、液晶表示装置の
バックライト用の面状光源、あるいは面状の照明用光源
として好適に用いることができる。また、フレキシブル
な基板を用いれば、曲面状の光源や表示装置としても使
用できる。
【0083】
【実施例】以下、本発明をさらに詳細に説明するために
実施例を示すが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。ここで、数平均分子量については、クロロホルム
を溶媒として、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)によりポリスチレン換算の数平均分子量を
求めた。
【0084】実施例1 <高分子蛍光体1の合成>4,4’−ビスクロロメチル
−2、2’−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)
−1,1’−ビフェニレン0.98gと2−メトキシ−
5−(2−エチルヘキシルオキシ)−p−キシレンジク
ロリド0.012gと(モル比98:2)を乾燥1,4
−ジオキサン200gに溶解し、30分間窒素でバブリ
ングし脱気した後、反応溶液を95℃まで昇温した。こ
の溶液に、t−ブトキシカリウム0.55g/乾燥1,
4−ジオキサン15gの溶液を5分で滴下した。さらに
この溶液を97℃に昇温した後、t−ブトキシカリウム
0.42g/乾燥1,4−ジオキサン12gの溶液を滴
下した。そのまま98℃で2時間反応させた。反応後、
50℃に冷却し、酢酸/1,4−ジオキサンの混合液を
加えて中和した。室温に放冷後、この反応液を攪拌した
イオン交換水中に注ぎこんだ。次に析出した沈殿をろ別
し、メタノールで洗浄した。これを減圧乾燥して重合体
を得た。次に、これをテトラヒドロフランに溶解し、こ
れをメタノール中にそそぎ込み、再沈精製した。この沈
殿をエタノールで洗浄した後、減圧乾燥して、高分子蛍
光体1を0.01g得た。該高分子蛍光体1のポリスチ
レン換算の数平均分子量は、3.2×104、重量平均
分子量は、8.8×104であった。該高分子蛍光体1
の構造については、1H−NMRにより、2、2’−ビ
ス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)−4,4’−ビ
フェニレンビニレンと2−メトキシ−5−(2−エチル
ヘキシルオキシ)−p−フェニレンビニレンとの共重合
体に相当するスペクトルが得られた。高分子蛍光体1の
繰り返し単位の構造式を下記に示す。
【化18】
【化19】 <吸収スペクトル、蛍光スペクトルの測定>上記高分子蛍
光体1と下記参考例1〜2で製造された高分子蛍光体2
〜3は、クロロホルムに溶解させることができた。その
0.2%クロロホルム溶液を石英板上にスピンコートし
て重合体の薄膜を作成した。この薄膜の紫外可視吸収ス
ペクトルと蛍光スペクトルを、それぞれ自記分光光度計
UV365(島津製作所製)、蛍光分光光度計850
(日立製作所製)を用いて測定した。吸収スペクトルか
ら、吸収端波長を求めた。また、330nmまたは41
0nmで励起した時の蛍光スペクトルから、蛍光ピーク
波長を求めた。表1に示したとおり、実施例1の高分子
蛍光体1は、参考例1〜2の高分子蛍光体2〜3のいず
れとも異なる蛍光スペクトルを有していた。また、高分
子蛍光体2、3の吸収端波長をそれぞれ、λP2、λP3
すると、 1239/λP2≧1239/λP3+0.05 の関係を満たしていた。従って、高分子蛍光体1におい
て、請求項1の(c)の関係が成り立つことが確認でき
た。
【0085】参考例1 <高分子蛍光体2の合成>4,4’−ビスクロロメチル
−2、2’−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)
−1,1’−ビフェニレン1.0gを乾燥1,4−ジオ
キサン200gに溶解し、30分間窒素でバブリングし
脱気した後、反応溶液を95℃まで昇温した。この溶液
に、t−ブロキシカリウム0.55g/乾燥1,4−ジ
オキサン15gの溶液を5分で滴下した。さらにこの溶
液を97℃に昇温した後、t−ブロキシカリウム0.4
2g/乾燥1,4−ジオキサン12gの溶液を滴下し
た。そのまま98℃で2時間反応させた。反応後、50
℃に冷却し、酢酸/1,4−ジオキサンの混合液を加え
て中和した。室温に放冷後、この反応液を攪拌したイオ
ン交換水中に注ぎこんだ。次に析出した沈殿をろ別し、
メタノールで洗浄した。これを減圧乾燥して重合体を得
た。次に、これをテトラヒドロフランに溶解し、これを
メタノール中にそそぎ込み、再沈精製した。この沈殿を
エタノールで洗浄した後、減圧乾燥して、高分子蛍光体
2を0.02g得た。該高分子蛍光体2のポリスチレン
換算の数平均分子量は、3.3×104であった。該高
分子蛍光体2の構造については、1H−NMRにより、
ポリ{2、2’−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキ
シ)−4,4’−ビフェニレンビニレン}に相当するス
ペクトルが得られた。高分子蛍光体2の繰り返し単位の
構造式を下記に示す。
【化20】
【0086】参考例2 <高分子蛍光体3の合成>2−メトキシ−5−(2−エ
チルヘキシルオキシ)−p−キシレンジクロリド3.3
2gを乾燥テトラヒドロフラン300gに溶解し、15
分間窒素でバブリングし脱気した後、t−ブロキシカリ
ウム6.72gを乾燥テトラヒドロフラン30gに溶解
させた溶液を、室温で滴下した。引き続いて室温で7時
間反応させた。次に、この反応液を、氷酢酸3.5ml
を含むメタノール中に注ぎこみ、生成した赤色の沈殿
を、ろ過して回収した。次に、この沈殿をエタノールで
洗浄、続いて、エタノール/イオン交換水混合溶媒で繰
り返し洗浄し、最後に、エタノールで洗浄した。これを
減圧乾燥して、重合体1.3gを得た。次に、この重合
体をトルエンに溶解した。この重合体溶液をメタノール
中に注ぎこみ、再沈精製した。沈殿を回収した後、これ
を減圧乾燥して高分子蛍光体3を得た。該高分子蛍光体
3のポリスチレン換算の数平均分子量は、9.9×10
4であった。該高分子蛍光体3の構造については、1H−
NMRにより、ポリ{2−メトキシ−5−(2−エチル
ヘキシルオキシ)−p−フェニレンビニレン}に相当す
るスペクトルが得られた。高分子蛍光体3の繰り返し単
位の構造式を下記に示す。
【化21】
【0087】
【表1】 *:約460nm付近に肩が存在。
【0088】実施例2 <高分子蛍光体4の合成> 9,9−ビス(3,7−ジメ
チルオクチル)フルオレン−2,7−ビスほう酸0.5
87gと2,7−ジブロモ−9,9−ビス(3,7−ジ
メチルオクチル)フルオレン0.592gと1,4−ジ
ブロモ−2,5−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキ
シ)ベンゼン0.01gと(モル比50:45:5)、
炭酸ナトリウム0.23gをアルゴン雰囲気下のフラス
コに入れ、トルエン2mlエタノール2.5ml、イオ
ン交換水1.2mlを加えた。アルゴンで25分間脱気
したのち、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム0.08gを加えて、さらに5分間脱気した。こ
の反応溶液を90℃に昇温し、12時間反応させた。室
温に放冷後、反応溶液をメタノール/水にそそぎ込ん
だ。析出した沈殿をろ別し、水、メタノールの順に洗浄
した。次にテトラヒドロフランに溶解し、これをメタノ
ール中にそそぎ込み、再沈精製した。この沈殿を減圧乾
燥して、高分子蛍光体4を0.59g得た。該高分子蛍
光体4のポリスチレン換算の数平均分子量は1.6×1
4、重量平均分子量は4.2×104であった。該高分
子蛍光体4の構造については、1H−NMRにより、
9,9−ビス(3,7−ジメチルオクチル)フルオレン
−2,7−ジイルと2,5−ビス(3,7−ジメチルオ
クチルオキシ)−1,4−フェニレンとの共重合体に相
当するスペクトルが得られた。高分子蛍光体4の繰り返
し単位の構造式を下記に示す。
【化22】
【化23】 また、実施例1と同じ方法で、高分子蛍光体4の蛍光、
吸収スペクトルを測定したところ、蛍光ピーク波長は4
26nm、吸収端波長は430nmであった。
【0089】実施例3 <素子の作成および評価>スパッタ法により150nm
の厚みでITO膜を付けたガラス基板に、高分子蛍光体
4の1.0wt%クロロホルム溶液を用いてスピンコー
トにより120nmの厚みで成膜した。さらに、これを
減圧下80℃で1時間乾燥した後、陰極として、フッ化
リチウムを約0.4nm相当、次いでカルシウムを40
nm、さらにアルミニウムを70nm蒸着して、高分子
LEDを作製した。蒸着のときの真空度は、すべて8×
10-6Torr以下であった。得られた素子に電圧を1
0V印加することにより、青色のEL発光が観測され
た。素子の発光スペクトルは、高分子蛍光体4の蛍光ス
ペクトルと同じ位置にピークを有していた。
【0090】実施例4 <高分子蛍光体5の合成>2、2’−ビス{4−(3,
7−ジメチルオクチルオキシ)フェニル}−4,4’−
ビスクロロメチルビフェニレンと2−メトキシ−5−
(2−エチルヘキシルオキシ)−p−キシレンジクロリ
ドとを98:2のモル比で仕込み、t−ブトキシカリウ
ムを用いて、脱ハロゲン化水素法により重合する。得ら
れる重合物を高分子蛍光体5と呼ぶ。高分子蛍光体5
は、2、2’−ビス{4−(3,7−ジメチルオクチル
オキシ)フェニル}−4,4’−ビフェニレンビニレン
と2−メトキシ−5−(2−エチルヘキシルオキシ)−
p−フェニレンビニレンとが、ランダムに共重合したも
のである。高分子蛍光体5の繰り返し単位の構造式を下
記に示す。
【化24】
【化25】
【0091】実施例5 <高分子蛍光体6の合成>2,7−ビス(ブロモメチ
ル)−9,9−ビス(3,7−ジメチルオクチル)フル
オレンとトリフェニルホスフィンを反応させてホスホニ
ウム塩を得る。該ホスホニウム塩、2,7−ジホルミル
−9,9−ビス(3,7−ジメチルオクチル)フルオレ
ン、2,5−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)
テレフタルアルデヒドを1:0.96:0.04のモル
比で仕込み、Wittig反応により重合する。得られ
る重合物を高分子蛍光体6と呼ぶ。高分子蛍光体6は、
9,9−ビス(3,7−ジメチルオクチル)フルオレン
ビニレンと2,5−ビス(3,7−ジメチルオクチルオ
キシ)フェニレンビニレンが、ランダムに共重合したも
のである。高分子蛍光体6の繰り返し単位の構造式を下
記に示す。
【化26】
【化27】
【0092】実施例6 <高分子蛍光体7の合成>2,2’−ビス(3,7−ジ
メチルオクチルオキシ)−4,4’−ビス(ブロモメチ
ル)ビフェニレンとトリフェニルホスフィンを反応させ
てホスホニウム塩を得る。該ホスホニウム塩、2,2’
−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)−4,4’
−ジホルミルビフェニレン、2,5−ビス(3,7−ジ
メチルオクチルオキシ)テレフタルアルデヒドを1:
0.96:0.04のモル比で仕込み、Wittig反
応により重合する。得られる重合物を高分子蛍光体7と
呼ぶ。高分子蛍光体7は、2,2’−ビス(3,7−ジ
メチルオクチルオキシ)ビフェニレンビニレンと2,5
−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)フェニレン
ビニレンが、ランダムに共重合したものである。高分子
蛍光体7の繰り返し単位の構造式を下記に示す。
【化28】
【化29】
【0093】実施例7 <高分子蛍光体8の合成>2,2’−ビス{4−(3,
7−ジメチルオクチルオキシ)フェニル}−4,4’−
ビス(ブロモメチル)ビフェニレンとトリフェニルホス
フィンを反応させてホスホニウム塩を得る。該ホスホニ
ウム塩、2,2’−ビス{4−(3,7−ジメチルオク
チルオキシ)フェニル}−4,4’−ジホルミルビフェ
ニレン、2,5−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキ
シ)テレフタルアルデヒドを1:0.96:0.04の
モル比で仕込み、Wittig反応により重合する。得
られる重合物を高分子蛍光体8と呼ぶ。高分子蛍光体8
は、2,2’−ビス{4−(3,7−ジメチルオクチル
オキシ)フェニル}ビフェニレンビニレンと2,5−ビ
ス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)フェニレンビニ
レンが、ランダムに共重合したものである。高分子蛍光
体8の繰り返し単位の構造式を下記に示す。
【化30】
【化31】
【0094】実施例8 <高分子蛍光体9の合成>9,10−ビス(3,7−ジ
メチルオクチル)−2,7−ビス(ブロモメチル)ジヒ
ドロフェナントレンとトリフェニルホスフィンを反応さ
せてホスホニウム塩を得る。該ホスホニウム塩、9,1
0−ビス(3,7−ジメチルオクチル)−2,7−ジホ
ルミル−ジヒドロフェナントレン、2,5−ビス(3,
7−ジメチルオクチルオキシ)テレフタルアルデヒドを
1:0.96:0.04のモル比で仕込み、Witti
g反応により重合する。得られる重合物を高分子蛍光体
9と呼ぶ。高分子蛍光体9は、9,10−ビス(3,7
−ジメチルオクチル)ジヒドロフェナントレニレンビニ
レンと2,5−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキ
シ)フェニレンビニレンが、ランダムに共重合したもの
である。高分子蛍光体9の繰り返し単位の構造式を下記
に示す。
【化32】
【化33】
【0095】実施例9 <高分子蛍光体10の合成>9,10、11,12−テ
トラキス(3,7−ジメチルオクチル)−2,7−ビス
(ブロモメチル)テトラヒドロピレンとトリフェニルホ
スフィンを反応させてホスホニウム塩を得る。該ホスホ
ニウム塩、9,10、11,12−テトラキス(3,7
−ジメチルオクチル)−2,7−ジホルミル−テトラヒ
ドロピレン、2,5−ビス(3,7−ジメチルオクチル
オキシ)テレフタルアルデヒドを1:0.96:0.0
4のモル比で仕込み、Wittig反応により重合す
る。得られる重合物を高分子蛍光体10と呼ぶ。高分子
蛍光体10は、9,10、11,12−テトラキス
(3,7−ジメチルオクチル)テトラヒドロピレニレン
ビニレンと2,5−ビス(3,7−ジメチルオクチルオ
キシ)フェニレンビニレンが、ランダムに共重合したも
のである。高分子蛍光体10の繰り返し単位の構造式を
下記に示す。
【化34】
【化35】
【0096】実施例10 <高分子蛍光体11の合成>2,2’−ビス(3,7−
ジメチルオクチルオキシ)ビフェニレン−4,4’−ジ
ビニル、2,2’−ビス(3,7−ジメチルオクチルオ
キシ)−4,4’−ジブロモ−ビフェニレン、2,5−
ビス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)−1,4−ジ
ブロモベンゼンを1:0.96:0.04のモル比で仕
込み、Heck反応により重合する。得られる重合物を
高分子蛍光体11と呼ぶ。高分子蛍光体11は、2,
2’−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)ビフェ
ニレンビニレンと2,5−ビス(3,7−ジメチルオク
チルオキシ)フェニレンビニレンが、ランダムに共重合
したものである。高分子蛍光体11の繰り返し単位の構
造式を下記に示す。
【化36】
【化37】
【0097】実施例11 <高分子蛍光体12の合成>4,4’−ジブロモ−2,
2’−ビス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)スチル
ベン、1,4−ビス{4−ブロモ−2−(3,7−ジメ
チルオクチルオキシ)フェニルエテニル}−2,5−ビ
ス(3,7−ジメチルオクチルオキシ)ベンゼン、9,
9−ビス(3,7−ジメチルオクチル)フルオレン−
2,7−ビスホウ酸プロピルエステルを0.96:0.
04:1のモル比で仕込み、Suzukiカップリング
反応により重合する。得られる重合物を高分子蛍光体1
3と呼ぶ。高分子蛍光体12は、3−(3,7−ジメチ
ルオクチルオキシ)フェニレン−9,9−ビス(3,7
−ジメチルオクチル)フルオレン−2,7−ジイル−2
−(3,7−ジメチルオクチルオキシ)と2,5−ビス
(3,7−ジメチルオクチルオキシ)フェニレンが、ラ
ンダムに共重合したものである。高分子蛍光体12の繰
り返し単位の構造式を下記に示す。
【化38】
【化39】
【0098】
【発明の効果】本発明の高分子蛍光体は、より強い蛍光
を有しており、高分子LEDやレーザー用色素として好
適に用いることができる。また、該高分子蛍光体を用い
た高分子LEDは、低電圧、高効率で駆動できる高性能
の高分子LEDである。したがって、該高分子LED
は、液晶ディスプレイのバックライトまたは照明用とし
ての曲面状や平面状の光源、セグメントタイプの表示素
子、ドットマトリックスのフラットパネルディスプレイ
等の装置に好ましく使用できる。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体状態で蛍光を有し、ポリスチレン換算
    の数平均分子量が103〜108である高分子蛍光体にお
    いて、下記式(1)および式(3)で示される繰り返し
    単位をそれぞれ1種類以上含み、これらの繰り返し単位
    が以下の条件(a)〜(c)を満たすように繰り返し単
    位が選択されていることを特徴とする高分子蛍光体。
    (a)式(1)および式(3)で示される繰り返し単位
    の合計が全繰り返し単位の50モル%以上である。
    (b)式(1)および式(3)で示される繰り返し単位
    の合計に対して、式(3)で示される繰り返し単位が
    0.1モル%以上9モル%以下である。(c)式(1)
    で示される繰り返し単位のみからなるポリマーの吸収端
    波長をλ1(nm)、式(3)で示される繰り返し単位
    のみからなるポリマーの吸収端波長をλ2(nm)とし
    たとき、 1239/λ1≧1239/λ2+0.05 が成り立つ。 【化1】 ・・・・・(1) 〔ここで、Ar1は、下記式(2)で示される基であ
    る。R1、R2は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜
    20のアルキル基、炭素数6〜60のアリール基、炭素
    数4〜60の複素環化合物基およびシアノ基からなる群
    から選ばれる基を示す。nは0または1である。〕 【化2】 ・・・・・(2) 〔ここで、 Ar2〜Ar4はそれぞれ独立に、主鎖部分
    に含まれる炭素原子数が6〜60のアリーレン基、また
    は主鎖部分に含まれる炭素原子数が4〜60の2価の複
    素環化合物基である。Ar2〜Ar4のうち少なくとも1
    つは、六員環以外の基であるか、または、少なくとも1
    つは水素原子ではない置換基を有する。複数の置換基を
    有する場合には、それらは同一であっても異なっていて
    もよい。また、隣接する環どうしがそれぞれ互いに直接
    または置換基を介して連結されて環を形成していてもよ
    い。mは0〜3の整数である。ここで、 Ar2とAr4
    とは、Ar2を平行移動してもAr4と完全に重なること
    がない構造を有する。〕 【化3】 ・・・・・(3) 〔ここで、Ar5は、主鎖部分に含まれる炭素原子数が
    6〜60のアリーレン基、または主鎖部分に含まれる炭
    素原子数が4〜60の2価の複素環化合物基である。R
    3、R4は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜20の
    アルキル基、炭素数6〜60のアリール基、炭素数4〜
    60の複素環化合物基およびシアノ基からなる群から選
    ばれる基を示す。lは0または1である。〕
  2. 【請求項2】固体状態で蛍光を有し、ポリスチレン換算
    の数平均分子量が103〜108である高分子蛍光体にお
    いて、請求項1記載の式(1)、式(3)および下記式
    (4)で示される繰り返し単位をそれぞれ1種類以上含
    み、これらの繰り返し単位が以下の条件(d)〜(f)
    を満たすように繰り返し単位が選択されていることを特
    徴とする高分子蛍光体。(d)式(1)で示される繰り
    返し単位が全繰り返し単位の10モル%以上であり、か
    つ式(1)、式(3)および式(4)で示される繰り返
    し単位の合計が全繰り返し単位の50モル%以上であ
    る。(e)式(1)、式(3)および式(4)で示され
    る繰り返し単位の合計に対して、式(3)で示される繰
    り返し単位が0.1モル%以上9モル%以下である。
    (f)式(1)で示される繰り返し単位のみからなるポ
    リマーの吸収端波長をλ1(nm)、式(3)で示され
    る繰り返し単位のみからなるポリマーの吸収端波長をλ
    2(nm)、式(4)で示される繰り返し単位のみから
    なるポリマーの吸収端波長をλ3(nm)としたとき、 1239/λ1≧1239/λ2+0.05 1239/λ3≧1239/λ2+0.05 が成り立つ。 【化4】 ・・・・・(4) 〔ここで、Ar6は、主鎖部分に含まれる炭素原子数が
    6〜60のアリーレン基、または主鎖部分に含まれる炭
    素原子数が4〜60の2価の複素環化合物基である。R
    5、R6は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜20の
    アルキル基、炭素数6〜60のアリール基、炭素数4〜
    60の複素環化合物基およびシアノ基からなる群から選
    ばれる基を示す。kは0または1である。〕
  3. 【請求項3】前記式(2)で示される基が、下記式
    (5)で示される基であることを特徴とする請求項1記
    載の高分子蛍光体。 【化5】 ・・・・・(5) 〔ここで、 X1〜X12はそれぞれ独立に、C−R7また
    はNであり、 X1〜X12のうち少なくとも1つはC−R
    7である。ここでR7は、水素原子、炭素数1〜20のア
    ルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数1〜
    20のアルキルチオ基、炭素数1〜60のアルキルシリ
    ル基、炭素数1〜40のアルキルアミノ基、炭素数6〜
    60のアリール基、炭素数6〜60のアリールオキシ
    基、炭素数7〜60のアリールアルキル基、炭素数7〜
    60のアリールアルコキシ基、炭素数8〜60のアリー
    ルアルケニル基、炭素数8〜60のアリールアルキニル
    基、炭素数6〜60のアリールアミノ基、炭素数4〜6
    0の複素環化合物基およびシアノ基からなる群から選ば
    れる基を示す。 R7のうち少なくとも1つは水素原子以
    外の基である。R7が複数の場合には、それらは同一で
    も異なっていてもよい。式(5)で示される基は、少な
    くとも1つ以上は、水素原子ではない置換基を有し、複
    数の置換基を有する場合には、それらは同一であっても
    異なっていてもよい。また、隣接する六員環どうしがそ
    れぞれ互いに直接または置換基を介して連結されて環を
    形成していてもよい。jは0〜3の整数である。ここ
    で、X1とX9、X2とX10、X3とX11、X4とX12の4
    つの組がすべて同時にそれぞれ同一であることはなく、
    またX1とX12、X2とX11、X3とX10、X4とX9の4
    つの組がすべて同時にそれぞれ同一であることはな
    い。〕
  4. 【請求項4】上記式(5)においてj=0であることを
    特徴とする請求項3記載の高分子蛍光体。
  5. 【請求項5】少なくとも一方が透明または半透明である
    一対の陽極および陰極からなる電極間に、少なくとも発
    光層を有する高分子発光素子において、請求項1〜4記
    載の高分子蛍光体が、該発光層中に含まれることを特徴
    とする高分子発光素子。
  6. 【請求項6】少なくとも一方の電極と発光層との間に該
    電極に隣接して導電性高分子を含む層を設けたことを特
    徴とする請求項5記載の高分子発光素子。
  7. 【請求項7】少なくとも一方の電極と発光層との間に該
    電極に隣接して膜厚2nm以下の絶縁層を設けたことを
    特徴とする請求項5記載の高分子発光素子。
  8. 【請求項8】陰極と発光層との間に、該発光層に隣接し
    て電子輸送性化合物からなる層を設けたことを特徴とす
    る請求項5〜7のいずれかに記載の高分子発光素子。
  9. 【請求項9】陽極と発光層との間に、該発光層に隣接し
    て正孔輸送性化合物からなる層を設けたことを特徴とす
    る請求項5〜7のいずれかに記載の高分子発光素子。
  10. 【請求項10】陰極と発光層との間に、該発光層に隣接
    して電子輸送性化合物からなる層、および陽極と発光層
    との間に、該発光層に隣接して正孔輸送性化合物からな
    る層を設けたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか
    に記載の高分子発光素子。
  11. 【請求項11】請求項5〜10のいずれかに記載の高分
    子発光素子を用いたことを特徴とする面状光源。
  12. 【請求項12】請求項5〜10のいずれかに記載の高分
    子発光素子を用いたことを特徴とするセグメント表示装
    置。
  13. 【請求項13】請求項5〜10のいずれかに記載の高分
    子発光素子を用いたことを特徴とするドットマトリック
    ス表示装置。
  14. 【請求項14】請求項5〜10のいずれかに記載の高分
    子発光素子をバックライトとすることを特徴とする液晶
    表示装置。
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