JP2001123138A - 合成樹脂エマルジョン型接着剤 - Google Patents

合成樹脂エマルジョン型接着剤

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JP2001123138A
JP2001123138A JP30400099A JP30400099A JP2001123138A JP 2001123138 A JP2001123138 A JP 2001123138A JP 30400099 A JP30400099 A JP 30400099A JP 30400099 A JP30400099 A JP 30400099A JP 2001123138 A JP2001123138 A JP 2001123138A
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ethylene
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洋明 吉川
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善積 中井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性、耐温水性、耐沸騰水性に優れてい
る、最終接着強度が大きい、粘度の温度依存性が小
さく、低温時においても粘度上昇が小さく、ゲル化する
ことがなく極めて低温作業性が良い、のいずれか1つ又
は2つ、若しくは全てを具備する合成樹脂エマルジョン
接着剤を提供すること。 【解決手段】 保護コロイドとして、(a)エチレン変
性PVAを用い、酢酸ビニル及び/又は(メタ)アクリ
ル酸エステルを重合するに当たり、保護コロイドとして
更に(b)カルボキシル基含有重合性不飽和単量体の
(共)重合体及び/又は(c)アマイド変性PVAを併
用するか、あるいはこれに加えてエチレン酢酸ビニル共
重合体エマルジョンをシード(種)として、シード重合
することからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐水性、耐温水
性、耐沸騰水性に優れている、最終接着強度が大き
い、粘度の温度依存性が小さく、低温時においても粘
度上昇が小さくゲル化することがなく極めて低温作業性
が良い、のいずれか1つ又は2つ、若しくは全てを具備
する合成樹脂エマルジョン接着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】酢酸ビニルや(メタ)アクリル酸エステ
ルに代表されるビニルエステル類を、ポリビニルアルコ
ール(以下、「PVA」という。)を保護コロイドとし
て乳化重合して得られるビニルエステル重合体エマルジ
ョンは、従来から紙工用、木工用、繊維加工用の接着剤
や塗料等として広く使用されている。そして、特に耐水
接着性を必要とする用途には、前記保護コロイドとして
完全ケン化PVAが用いられている。
【0003】しかしながら、この様にして得られたビニ
ルエステル重合体エマルジョンは、接着性や作業性、耐
水性は比較的良好なものの、低温時の粘度上昇が激しく
ゲル化し易く、しかも耐温水性が不足し、特に耐沸騰水
性が悪いという大きな欠点がある。また、最終接着強度
も充分満足できる程度のものではない。そして、これら
の性質は乳化重合に用いる保護コロイド(PVA)に依
るところが大であることも知られている。そこで、これ
らの性質を改善するために、PVAを変性して使用する
ことが試みられた。
【0004】例えば、特開平6−807097号公報、
特開平11−106727号公報には、エチレンを含有
させた変性PVA(以下、単に「エチレン変性PVA」
という。)を保護コロイドとして、酢酸ビニル、または
酢酸ビニルと(メタ)アクリル酸エステル類を乳化
(共)重合することが紹介されている。しかしながら、
これらの技術は確かにある程度は低温時におけるエマル
ジョンの粘度上昇を抑制し、耐温水性を改善するものの
未だ不充分であり、また最終接着強度や耐沸騰水性に至
っては全く満足すべき結果は得られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
のPVA又はエチレン変性PVAを保護コロイドとして
生成されるビニルエステル重合体エマルジョンの欠点を
部分的に、若しくは全て改良したものであって、耐水
性、耐温水性、耐沸騰水性に優れている、最終接着強
度が大きい、粘度の温度依存性が小さく、低温時にお
いても粘度上昇が小さくゲル化することがなく極めて低
温作業性が良い、のいずれか1つ又は2つ、若しくは全
てを具備する合成樹脂エマルジョン接着剤を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決すべく鋭意検討を行った結果、(I)保護コロ
イドとして、(a)エチレン変性PVAを用い、酢酸ビ
ニル及び/又は(メタ)アクリル酸エステルを重合する
に当たり、保護コロイドとして更に(b)カルボキシル
基含有重合性不飽和単量体の(共)重合体及び/又は
(c)アマイド変性PVAを併用するか、あるいは(I
I)保護コロイドとして、(a)エチレン変性PVAを
用い、酢酸ビニル及び/又は(メタ)アクリル酸エステ
ルを重合するに当たり、エチレン酢酸ビニル共重合体
(以下、「EVA」という。)エマルジョンをシード
(種)とし、又はそれに加えて更に保護コロイドとして
(b)カルボキシル基含有重合性不飽和単量体の(共)
重合体及び/又は(c)アマイド変性PVAを併用する
ことにより、従来のビニルエステル重合体エマルジョン
の欠点を部分的に、若しくは全てを改良することができ
ることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、(1)(a)エチレン
変性PVAと、(b)カルボキシル基含有重合性不飽和
単量体の(共)重合体とを保護コロイドとして用い、酢
酸ビニルモノマー及び/又は(メタ)アクリル酸エステ
ルモノマーを重合して得られる合成樹脂エマルジョン接
着剤、(2)前記保護コロイドとして、(a)エチレン
変性PVAと、(c)アマイド変性PVAとを用いる前
記(1)記載の合成樹脂エマルジョン接着剤、(3)前
記保護コロイドとして、(a)エチレン変性PVAと、
(b)カルボキシル基含有重合性不飽和単量体の(共)
重合体と、(c)アマイド変性PVAとを用いる前記
(1)記載の合成樹脂エマルジョン接着剤、(4)
(a)エチレン変性PVAを保護コロイドとして用い、
エチレン酢酸ビニル共重合体エマルジョンに、酢酸ビニ
ルモノマー及び/又は(メタ)アクリル酸エステルモノ
マーをシード重合して得られる合成樹脂エマルジョン接
着剤、
【0008】(5)前記保護コロイドとして、(a)エ
チレン変性PVAと、(b)カルボキシル基含有重合性
不飽和単量体の(共)重合体とを用いる前記(4)記載
の合成樹脂エマルジョン接着剤、(6)前記保護コロイ
ドとして、(a)エチレン変性PVAと、(c)アマイ
ド変性PVAとを用いる前記(4)記載の合成樹脂エマ
ルジョン接着剤、(7)前記保護コロイドとして、
(a)エチレン変性PVAと、(b)カルボキシル基含
有重合性不飽和単量体の(共)重合体と、(c)アマイ
ド変性PVAとを用いる前記(4)記載の合成樹脂エマ
ルジョン接着剤、(8)前記(b)カルボキシル基含有
重合性不飽和単量体の(共)重合体が、アクリル酸及び
/又はメタクリル酸の(共)重合体である前記(1)、
(3)、(5)、(7)のいずれかに記載の合成樹脂エ
マルジョン接着剤、を構成とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各構成について
詳しく説明する。先ず、(I)保護コロイドとして、
(a)エチレン変性PVAを用い、酢酸ビニル及び/又
は(メタ)アクリル酸エステルを重合するに当たり、保
護コロイドとして(b)カルボキシル基含有重合性不飽
和単量体の(共)重合体及び/又は(c)アマイド変性
PVAを併用して重合する場合について説明する。
【0010】(a)エチレン変性PVAは、分子内にエ
チレン基を1〜10モル%含有するPVAからなり、そ
の平均重合度は、例えば200〜4000、好ましくは
500〜2500程度であり、鹸化度は、例えば90〜
99.5モル%、好ましくは95〜99モル%程度であ
る。このエチレン含有PVAは、市販されており、市販
品をそのまま用いることができる。市販品の商品名とし
ては、例えばRS−105、RS−110、RS−11
7、RS−613、RS−617等のクラレRSポリマ
ー(クラレ(株)製)を挙げることができる。
【0011】また、(a)エチレン変性PVAの使用量
は、生成するエマルジョンの固形分中にエチレン変性P
VAが1〜15重量%となる程度が好ましい。エチレン
変性PVAの添加量が1重量%より少ないと重合の際の
重合安定性が低下し、また得られる合成樹脂エマルジョ
ン接着剤の粘度の温度依存性の改善が充分でなく、一方
15重量%より多くしても重合安定性や、粘度の温度依
存性はそれ以上向上しない。
【0012】(b)カルボキシル基含有重合性不飽和単
量体の(共)重合体は、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等の
(共)重合体が使用される。これらの中で、アクリル酸
及び/又はメタクリル酸(共)重合体が好ましく、その
平均重合度は、20〜20000、好ましくは50〜4
000程度である。この重合体は、ポリアクリル酸水溶
液として市販されている。市販品の商品名としては、例
えばジュリマーAC−10L(ポリアクリル酸)、ジュ
リマーAC−10H(ポリアクリル酸)、ジュリマーA
C−20H(ポリアクリル酸共重合体)等のポリマー
(日本純薬(株)製)を挙げることができる。
【0013】また、(b)カルボキシル基含有重合性不
飽和単量体の(共)重合体の使用量は、生成するエマル
ジョンの固形分中にそれが0.1〜5重量%となる程度
が好ましい。0.1重量%より少ないと重合の際の重合
安定性が低下し、また得られる合成樹脂エマルジョン接
着剤の耐温水性、耐沸騰水性の改善が充分でなく、一方
5重量%より多くすると、生成するエマルジョンの粘度
が高くなり過ぎるとともに、重合安定性が低下し、場合
によっては分離ゲル化が起こるし、また、耐温水性、耐
沸騰水性はそれ以上向上しない。
【0014】(c)アマイド変性PVAは、分子内にア
マイド基を1〜20モル%含有するPVAからなり、そ
の平均重合度は、例えば300〜3000、好ましくは
400〜2000程度である。この重合体は 市販され
ており、市販品をそのまま用いることができる。市販品
の商品名としては、例えばNP−15、NP−20H、
EP−120K、EP−240、PC−100等のデン
カHVポリマー変性タイプ(電気化学工業(株)製)を
挙げることができる。また、(c)アマイド変性PVA
の使用量は、生成するエマルジョンの固形分中にアマイ
ド変性PVAが1〜15重量%となる程度が好ましい。
アマイド変性PVAの添加量が1重量%より少ないと、
粘度の温度依存性や耐温水性、耐沸騰水性の改善が不充
分となり、一方15重量%より多くなると、それらの改
善効果が飽和し、コストが高くなるので、いずれも好ま
しくない。
【0015】これらの保護コロイドは、重合する際に生
成するエマルジョンの安定性を保つ作用をするととも
に、その特定の組み合わせにより、得られる合成樹脂エ
マルジョン接着剤の耐温水性、耐沸騰水性、粘度の温度
依存性の1つ以上を改善する。前記保護コロイド(a)
〜(c)の合計使用量は、生成するエマルジョンの固形
分に対して1.1〜35重量%、好ましくは5〜20重
量%である。
【0016】前記保護コロイド液は、例えば、攪拌機、
コンデンサー、滴下装置、温度計、窒素気流装置などを
備えた常圧重合装置に水を仕込み、所望量の(a)エチ
レン変性PVA、(b)カルボキシル基含有重合性不飽
和単量体の(共)重合体、(c)アマイド変性PVAの
1種以上を配合し、均質溶液となるまで加熱溶解して保
護コロイド液を調製する。なお、(b)カルボキシル基
含有重合性不飽和単量体の(共)重合体の添加は、前記
溶液にその不飽和単量体を配合し、窒素気流下で、過硫
酸塩等の重合開始剤水容液を適当量添加し、例えば70
〜90℃程度の温度で1〜5時間程度重合させるように
しても良い。
【0017】重合に使用するモノマーは、酢酸ビニルモ
ノマー及び/又は(メタ)アクリル酸エステルモノマー
を用いるが、これら以外にこれらと共重合することが可
能な公知のモノマー、例えばプロピオン酸ビニル、バー
サチック酸ビニル、マレイン酸エステル、フマル酸エス
テル等を少量併用して重合することも物性を損なわない
範囲で行うことができる。
【0018】重合して得られるエマルジョン中に含まれ
る樹脂の濃度は、固形分として25〜65重量%、好ま
しくは30〜60重量%である。25重量%未満では接
着剤とした場合に粘度が低すぎ、逆に65重量%を越え
ると粘度が高くなりすぎたり、あるいは重合が円滑に進
まなくなる。前記濃度になるよう保護コロイド、酢酸ビ
ニルモノマー及び/又は(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマー、および水の量を調整するとよい。
【0019】重合を行うには、重合容器に水と保護コロ
イドを入れ、通常のラジカル重合に使用される重合開始
剤を用いて、酢酸ビニルモノマー及び/又は(メタ)ア
クリル酸エステルモノマーを添加しながら重合すること
ができる。この場合、モノマーの1部或いは全部を重合
開始前に水と保護コロイドと一緒に重合容器に添加して
もよい。重合温度は使用する反応開始剤の種類により異
なるが、例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムな
どを用い、反応開始剤が熱分解することにより重合を進
めるような場合には70℃以上が適当である。或いは過
酸化物と還元剤の組み合わせにより重合を進める場合に
は70℃より低い温度が適当である。
【0020】続いて、(II)保護コロイドとして、
(a)エチレン変性PVAを用い、酢酸ビニル及び/又
は(メタ)アクリル酸エステルを重合するに当たり、エ
チレン酢酸ビニル共重合体(以下、「EVA」とい
う。)エマルジョンをシード(種)とし、又はそれに加
えて保護コロイドとして、(b)カルボキシル基含有重
合性不飽和単量体の(共)重合体及び/又は(c)アマ
イド変性PVAを併用して重合する場合について説明す
る。
【0021】シード重合に使用されるEVAエマルジョ
ンについては特に限定されないが、10重量%以下の低
い固形分では工業的に不利となる。また、EVA中のエ
チレン含有量は15〜35重量%のものが好ましく、特
に22〜29重量%のものが好ましい。また、エチレン
含有量がその範囲にあれば市販のEVAを使用すること
ができる。エチレン含有量が15重量%未満では酢酸ビ
ニルモノマー及び/又は(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマーをシード重合して生成したエマルジョンの成膜温
度が2℃を超えて高くなり好ましくない。また、エチレ
ン含有量が35重量%を越えると接着剤としての接着強
度が低下しやはり好ましくない。
【0022】そして、EVAエマルジョンの使用量は、
EVA樹脂、保護コロイド、シード重合される酢
酸ビニル及び/又は(メタ)アクリル酸エステル樹脂の
合計(全樹脂)に対し、EVA樹脂で15〜40重量%
となることが好ましい。EVA樹脂が15重量%より少
ないと、生成するエマルジョンの成膜温度が2℃を超え
ることとなるばかりでなく、粘度が高くなりすぎる。ま
た、EVA樹脂の割合が40重量%を超えると接着剤と
しての接着強度が低下して好ましくない。このシード重
合により、得られる合成樹脂エマルジョン接着剤の最終
接着強度が飛躍的に大きくなり、且つ粘度の温度依存性
が改善され、低温時における粘度上昇が抑制される。
【0023】そして、このシード重合をする際には、前
記特定の保護コロイド、即ち、(a)エチレン変性PV
A単独、或いはこれに(b)カルボキシル基含有重合性
不飽和単量体の(共)重合体及び/又は(c)アマイド
変性PVAを併用したものが用いられる。 これらの保
護コロイドは、シード重合をする際に、生成するエマル
ジョンの安定性を保つ作用をするとともに、その特定の
組み合わせにより、得られる合成樹脂エマルジョン接着
剤の耐温水性、耐沸騰水性、粘度の温度依存性の1つ以
上を改善する。
【0024】シード重合する際のその他の諸条件は前記
(I)の場合と略同様である。前記(I)又は(II)
の重合条件により得られる樹脂エマルジョンは、紙工
用、木工用等の接着剤、塗料、バインダー等の用途に利
用でき、中でも紙加工用、特に紙管用接着剤として好適
である。本発明の合成樹脂エマルジョンは、そのままで
も各種用途に使用することができるが、必要に応じて、
充填材、溶剤、顔料、染料、防腐剤、消泡剤、水溶性ポ
リマー等が添加される。
【0025】
【実施例】以下に、実施例をもって本発明を更に具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されないことはい
うまでもない。 (実施例1)攪拌機付きのセパラブルフラスコに、水5
00重量部と、エチレン変性ポリビニルアルコール(商
品名RS110(クラレ(株)製):ケン化度99モル
%、重合度1000)35重量部と、ポリアクリル酸の
20%水溶液(商品名ジュリマーAC20H(日本純薬
(株)製):重合度800)10重量部を添加し、90
℃で60分間攪拌しながら溶解した。次いで、この溶解
液を80℃に温度調整したのち、触媒(過硫酸アンモニ
ウムと炭酸水素ナトリウムを夫々1重量部を、8重量部
の水に溶解した溶液)と、酢酸ビニル320重量部を、
120分間かけて平行して滴下し乳化重合を行った。続
いて、乳化重合終了後、ジブチルフタレート(DBP)
40重量部と水90重量部を添加し、樹脂エマルジョン
を得た。得られた樹脂エマルジョンの最低造膜温度は2
℃以下、不揮発分は39.2%、粘度(BM型粘度計1
2回転23℃)は600mPa・Sであった。
【0026】(実施例2)攪拌機付きのセパラブルフラ
スコに、水500重量部と、エチレン変性ポリビニルア
ルコール(商品名RS110(クラレ(株)製):ケン
化度99モル%、重合度1000)17重量部と、重合
度500のアマイド変性ポリヒニルアルコール(商品名
NP15(電気化学工業(株)製):ケン化度89モル
%)10重量部と、重合度2000のアマイド変性ポリ
ビニルアルコール(商品名NP20H、電気化学工業
(株)製):ケン化度89モル%)10重量部とを添加
し、90℃で60分間攪拌しながら溶解した。次いで、
この溶解液を用いて、実施例1と同様に重合して樹脂エ
マルジョンを得た。得られた樹脂エマルジョンの最低造
膜温度は2℃以下、不揮発分は39.7%、粘度(BM
型粘度計12回転23℃)は1000mPa・Sであっ
た。
【0027】(実施例3)攪拌機付きのセパラブルフラ
スコに、水500重量部と、エチレン変性ポリビニルア
ルコール(商品名RS110(クラレ(株)製):ケン
化度99モル%、重合度1000)15重量部と、ポリ
アクリル酸の20%水溶液(商品名ジュリマーAC20
H(日本純薬(株)製):重合度800)10重量部
と、さらに重合度500のアマイド変性ポリビニルアル
コール(商品名NP15(電気化学工業(株)製):ケ
ン化度89モル%)10重量部と、重合度2000のア
マイド変性ポリビニルアルコール(商品名NP20H、
電気化学工業(株)製):ケン化度89モル%)10重
量部とを添加し、90℃で60分間攪拌しながら溶解し
た。次いで、この溶解液を用いて、実施例1と同様に重
合して樹脂エマルジョンを得た。得られた樹脂エマルジ
ョンの最低造膜温度は2℃以下、不揮発分は39.5
%、粘度(BM型粘度計12回転23℃)は1500m
Pa・Sであった。
【0028】(実施例4) (シード重合用EVAエマルジョンの製造)攪拌機つき
の高圧反応缶に、PVA(商品名B−05およびB−1
7(電気化学工業(株)製)を併用、重量比=B−05
/B−17=1/1)2061g及びロンガリット22
9gを溶解した純水45.8kgと、酢酸ビニル30.
18kgを仕込んだ。反応系内の温度を55℃とし、エ
チレンを11.45kg導入して加圧した。反応系内の
圧力は53kgG/cm2 となった。次いで、5%の過
硫酸アンモニウム及び酢酸ビニル15.6kgを連続的
に添加し重合を行った。反応系内の圧力は重合2時間目
に60kgG/cm2 まで上昇した後、減少していっ
た。約8時間の後重合は終了し、EVAエマルジョンを
得た。このエマルジョンの不揮発分(固形分)は57
%、ガラス転移点(Tg)は−15℃、エチレン含有量
は20%であった。
【0029】(合成樹脂エマルジョン接着剤の製造)攪
拌機付きのセパラブルフラスコに、水500重量部と、
エチレン変性ポリビニルアルコール(商品名RS110
(クラレ(株)製):ケン化度99モル%、重合度10
00)37重量部を添加し、90℃で60分間攪拌しな
がら溶解した。次いで、この溶解液に、シード重合用エ
マルジョンとして、前記EVAエマルジョン200重量
部を添加し、続いて80℃に温度調整したのち、触媒
(過硫酸アンモニウムと炭酸水素ナトリウムを夫々1重
量部を、8重量部の水に溶解した溶液)と酢酸ビニル2
40重量部とを、120分間かけ平行して滴下し乳化重
合を行った。得られた樹脂エマルジョンの最低造膜温度
は2℃以下、不揮発分は39.5%、粘度(BM型粘度
計12回転23℃)は400mPa・Sであった。
【0030】(実施例5)攪拌機付きのセパラブルフラ
スコに、水500重量部と、エチレン変性ポリビニルア
ルコール(商品名RS110(クラレ(株)製):ケン
化度99モル%、重合度1000)35重量部と、ポリ
アクリル酸の20%水溶液(商品名ジュリマーAC20
H(日本純薬(株)製):重合度800)10重量部を
添加し、90℃で60分間攪拌しながら溶解した。次い
で、この溶解液を用いて、実施例4と同様にシード重合
して樹脂エマルジョンを得た。得られた樹脂エマルジョ
ンの最低造膜温度は2℃以下、不揮発分は39%、粘度
(BM型粘度計12回転23℃)は500mPa・Sで
あった。
【0031】(実施例6)攪拌機付きのセパラブルフラ
スコに、水500重量部と、エチレン変性ポリビニルア
ルコール(商品名RS110(クラレ(株)製):ケン
化度99モル%、重合度1000)15重量部と、重合
度500のアマイド変性ポリビニルアルコール(商品名
NP15(電気化学工業(株)製):ケン化度89モル
%)10重量部と、重合度2000のアマイド変性ポリ
ビニルアルコール(商品名NP20H、電気化学工業
(株)製):ケン化度89モル%)10重量部とを添加
し、90℃で60分間攪拌しながら溶解した。次いで、
この溶解液を用いて、実施例4と同様にシード重合して
樹脂エマルジョンを得た。得られた樹脂エマルジョンの
最低造膜温度は2℃以下、不揮発分は39%、粘度(B
M型粘度計12回転23℃)は450mPa・Sであっ
た。
【0032】(実施例7)攪拌機付きのセパラブルフラ
スコに、水500重量部と、エチレン変性ポリビニルア
ルコール(商品名RS110(クラレ(株)製):ケン
化度99モル%、重合度1000)15重量部と、ポリ
アクリル酸の20%水溶液(商品名ジュリマーAC20
H(日本純薬(株)製):重合度800)10重量部
と、さらに重合度500のアマイド変性ポリヒニルアル
コール(商品名NP15(電気化学工業(株)製):ケ
ン化度89モル%)10重量部と、重合度2000のア
マイド変性ポリビニルアルコール(商品名NP20H、
電気化学工業(株)製):ケン化度89モル%)10重
量部とを添加し、90℃で60分間攪拌しながら溶解し
た。次いで、この溶解液を用いて、実施例4と同様にシ
ード重合して樹脂エマルジョンを得た。得られた樹脂エ
マルジョンの最低造膜温度は2℃以下、不揮発分は39
%、粘度(BM型粘度計12回転23℃)は500mP
a・Sであった。
【0033】(比較例1)攪拌機付きのセパラブルフラ
スコに、水500重量部と、エチレン変性ポリビニルア
ルコール(商品名RS110(クラレ(株)製):ケン
化度99モル%、重合度1000)37重量部を添加
し、90℃で60分間攪拌しながら溶解した。次いで、
この溶解液を用いて、実施例1と同様に重合して樹脂エ
マルジョンを得た。得られた樹脂エマルジョンの最低造
膜温度は0℃、不揮発分は39.5%、粘度(BM型粘
度計12回転23℃)は400mPa・Sであった。以
上の実施例および比較例で得られた樹脂エマルジョンに
ついて、粘度の温度依存性、耐水性、耐温水性、耐沸騰
水性および皮膜強度を測定した。それらの測定方法を以
下に示す。
【0034】(性能評価) (a)粘度の温度依存性 0℃で7日間養生後の無攪拌状態における以上の実施
例、比較例の樹脂エマルジョンの0℃の粘度を測定し、
それらの23℃おける粘度との比(0℃/23℃)を求
め、粘度の温度依存性の評価とした。 (b)耐水性 クラフトライナーに以上の実施例、比較例の樹脂のエマ
ルジョンを40g/m 2 塗布し、直ちに同じクラフトラ
イナーと接着した。次いで、これをハンドロ−ラーで圧
締し、室温で48時間養生後、得られた積層クラフトラ
イナーを常温水に24時間浸漬した後、濡れた状態でク
ラフトライナー端を互いに引き剥がすようにして、その
接着状態(紙破率)を観察し評価した。その評価は、
◎:100%紙破、○:一部紙破、△:抵抗ある界面剥
離、×:自然剥離、で行った。
【0035】(c)耐温水性 前記積層クラフトライナーを40℃の温水に5時間浸漬
し、さらに室温水に10分間浸漬後、前記(b)と同様
にしてその接着状態を観察し、評価した。 (d)耐沸騰水性 前記積層クラフトライナーを沸騰水に5時間浸漬し、さ
らに室温水に10分間浸漬後、前記(b)と同様にして
その接着状態を観察し、評価した。 (e)皮膜強度 樹脂エマルジョンの皮膜を形成し、JIS K7113
に準拠して、ダンベル型2号で打ち抜き、その引っ張り
強さ(N/mm2 )を測定し、皮膜強度とした。この皮
膜強度は、樹脂エマルジョン接着剤の最終接着強度を規
定する値である。以上の実施例及び比較例の各種測定結
果は、次の表1に示されている。
【0036】
【表1】
【0037】表1に示した結果からみて、各実施例は比
較例1に対し、耐水性、耐温水性、耐沸騰水性、皮
膜強度(最終接着強度)、粘度の温度依存性の1つ以
上(実施例7は全て)において優れていることが判る。
次に、以下の実施例8〜20は、前記(I)又は(I
I)の重合条件で得られる樹脂エマルジョンの内、その
物性が最も優れている実施例3及び実施例7について、
本件発明の範囲内でモノマーの種類、保護コロイド及び
シードEVAの使用量を変更して樹脂エマルジョンを製
造した例である。
【0038】(実施例8)モノマーとして酢酸ビニル
(90重量%)/アクリル酸ブチル(10重量%)混合
物を用いる以外は、実施例3と同様に重合して樹脂エマ
ルジョンを得た。得られた樹脂エマルジョンの最低造膜
温度は2℃以下、不揮発分は39.1%、粘度(BM型
粘度計12回転23℃)は2200mPa・Sであっ
た。 (実施例9) (a)エチレン変性PVAと(c)アマイド変性PVA
との使用量を、夫々7重量部、28重量部に変える以外
は、実施例3と同様に重合して樹脂エマルジョンを得
た。得られた樹脂エマルジョンの最低造膜温度は2℃以
下、不揮発分は39.4%、粘度(BM型粘度計12回
転23℃)は2000mPa・Sであった。
【0039】(実施例10) (a)エチレン変性PVAと(c)アマイド変性PVA
との使用量を、夫々28重量部、7重量部に変える以外
は、実施例3と同様に重合して樹脂エマルジョンを得
た。得られた樹脂エマルジョンの最低造膜温度は2℃以
下、不揮発分は39.5%、粘度(BM型粘度計12回
転23℃)は550mPa・Sであった。 (実施例11) (b)ポリアクリル酸(20%水溶液)の使用量を5重
量部に変える以外は、実施例3と同様に重合して樹脂エ
マルジョンを得た。得られた樹脂エマルジョンの最低造
膜温度は2℃以下、不揮発分は39.3%、粘度(BM
型粘度計12回転23℃)は900mPa・Sであっ
た。
【0040】(実施例12) (b)ポリアクリル酸(20%水溶液)の使用量を30
重量部に変える以外は、実施例3と同様に重合して樹脂
エマルジョンを得た。得られた樹脂エマルジョンの最低
造膜温度は2℃以下、不揮発分は39.1%、粘度(B
M型粘度計12回転23℃)は2700mPa・Sであ
った。 (実施例13)モノマーとして酢酸ビニル(90重量
%)/アクリル酸ブチル(10重量%)混合物を用いる
以外は、実施例7と同様に重合して樹脂エマルジョンを
得た。得られた樹脂エマルジョンの最低造膜温度は2℃
以下、不揮発分は39.3%、粘度(BM型粘度計12
回転23℃)は800mPa・Sであった。
【0041】(実施例14)モノマーとしてアクリル酸
ブチル(50重量%)/メタクリル酸メチル(50重量
%)混合物を用いる以外は、実施例7と同様に重合して
樹脂エマルジョンを得た。得られた樹脂エマルジョンの
最低造膜温度は2℃以下、不揮発分は39.2%、粘度
(BM型粘度計12回転23℃)は900mPa・Sで
あった。 (実施例15) (a)エチレン変性PVAと(c)アマイド変性PVA
との使用量を、夫々7重量部、28重量部とする以外
は、実施例7と同様に重合して樹脂エマルジョンを得
た。 得られた樹脂エマルジョンの最低造膜温度は2℃
以下、不揮発分は39.6%、粘度(BM型粘度計12
回転23℃)は700mPa・Sであった。
【0042】(実施例16) (a)エチレン変性PVAと(c)アマイド変性PVA
との使用量を、夫々28重量部、7重量部とする以外
は、実施例7と同様に重合して樹脂エマルジョンを得
た。得られた樹脂エマルジョンの最低造膜温度は2℃以
下、不揮発分は39.5%、粘度(BM型粘度計12回
転23℃)は400mPa・Sであった。 (実施例17) (b)ポリアクリル酸(20%水溶液)の使用量を5重
量部とする以外は、実施例7と同様に重合して樹脂エマ
ルジョンを得た。得られた樹脂エマルジョンの最低造膜
温度は2℃以下、不揮発分は39.6%、粘度(BM型
粘度計12回転23℃)は450mPa・Sであった。
【0043】(実施例18) (b)ポリアクリル酸(20%水溶液)の使用量を30
重量部とする以外は、実施例7と同様に重合して樹脂エ
マルジョンを得た。 得られた樹脂エマルジョンの最低造膜温度は2℃以下、
不揮発分は38.8%、粘度(BM型粘度計12回転2
3℃)は1700mPa・Sであった。 (実施例19)シード重合用EVAエマルジョン130
重量部と酢酸ビニル280重量部とを用いる以外は、実
施例7と同様に重合して樹脂エマルジョンを得た。得ら
れた樹脂エマルジョンの最低造膜温度は2℃以下、不揮
発分は39.7%、粘度(BM型粘度計12回転23
℃)は700mPa・Sであった。
【0044】(実施例20)シード重合用EVAエマル
ジョン260重量部と酢酸ビニル205重量部とを用い
る以外は、実施例7と同様に重合して樹脂エマルジョン
を得た。得られた樹脂エマルジョンの最低造膜温度は2
℃以下、不揮発分は39.4%、粘度(BM型粘度計1
2回転23℃)は400mPa・Sであった。以上の実
施例8〜20で得られた樹脂エマルジョンについて、前
記の測定方法により、粘度の温度依存性、耐水性、耐温
水性、耐沸騰水性および皮膜強度を測定した。
【0045】実施例8〜12及び実施例13〜20につ
いて、モノマーの種類(実施例19〜20は、酢酸ビニ
ルの使用量)、保護コロイド及びシードEVAの使用量
を次ぎの表2−1に、そしてそれらの前記各物性を表2
−2にまとめて示す。表2−2によれば実施例8〜1
2、実施例13〜20の樹脂エマルジョンは、夫々実施
例3、実施例7の樹脂エマルジョンと略同等の各物性を
有することが判る。なお、実施例1〜2及び実施例4〜
6についても、本件発明の範囲内でモノマーの種類、保
護コロイドの組成及びシードEVAの使用量を変更して
樹脂エマルジョンを製造した場合には、それらの樹脂エ
マルジョンは実施例1〜2及び実施例4〜6のものと略
同等の各物性を示すことはいうまでもない。
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、保
護コロイドとして(b)カルボキシル基含有重合性不飽
和単量体の(共)重合体及び/又は(c)アマイド変性
PVAの併用、又はEVAエマルジョンのシード重合の
導入、若しくはそれら両者の組み合わせにより、従来の
PVA又はエチレン変性PVAを保護コロイドとして生
成される、ビニルエステル重合体エマルジョンの欠点の
一部、又は全てを改良した合成樹脂エマルジョン接着剤
を提供することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)エチレン変性ポリビニルアルコー
    ルと、(b)カルボキシル基含有重合性不飽和単量体の
    (共)重合体とを保護コロイドとして用い、酢酸ビニル
    モノマー及び/又は(メタ)アクリル酸エステルモノマ
    ーを重合して得られる合成樹脂エマルジョン接着剤。
  2. 【請求項2】 前記保護コロイドとして、(a)エチレ
    ン変性ポリビニルアルコールと、(c)アマイド変性ポ
    リビニルアルコールとを用いる請求項1記載の合成樹脂
    エマルジョン接着剤。
  3. 【請求項3】 前記保護コロイドとして、(a)エチレ
    ン変性ポリビニルアルコールと、(b)カルボキシル基
    含有重合性不飽和単量体の(共)重合体と、(c)アマ
    イド変性ポリビニルアルコールとを用いる請求項1記載
    の合成樹脂エマルジョン接着剤。
  4. 【請求項4】 (a)エチレン変性ポリビニルアルコー
    ルを保護コロイドとして用い、エチレン酢酸ビニル共重
    合体エマルジョンに、酢酸ビニルモノマー及び/又は
    (メタ)アクリル酸エステルモノマーをシード重合して
    得られる合成樹脂エマルジョン接着剤。
  5. 【請求項5】 前記保護コロイドとして、(a)エチレ
    ン変性ポリビニルアルコールと、(b)カルボキシル基
    含有重合性不飽和単量体の(共)重合体とを用いる請求
    項4記載の合成樹脂エマルジョン接着剤。
  6. 【請求項6】 前記保護コロイドとして、(a)エチレ
    ン変性ポリビニルアルコールと、(c)アマイド変性ポ
    リビニルアルコールとを用いる請求項4記載の合成樹脂
    エマルジョン接着剤。
  7. 【請求項7】 前記保護コロイドとして、(a)エチレ
    ン変性ポリビニルアルコールと、(b)カルボキシル基
    含有重合性不飽和単量体の(共)重合体と、(c)アマ
    イド変性ポリビニルアルコールとを用いる請求項4記載
    の合成樹脂エマルジョン接着剤。
  8. 【請求項8】 前記(b)カルボキシル基含有重合性不
    飽和単量体の(共)重合体が、アクリル酸及び/又はメ
    タクリル酸(共)重合体である請求項1、3、5、7の
    いずれか1項に記載の合成樹脂エマルジョン接着剤。
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