JP2006028316A - 接着剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】酢酸ビニル樹脂エマルジョンは、水性で接着性に優れるため、紙工用、木工用などには好んで使用されているものの、耐水性が不足するため、耐水性の求められる用途には、ホルムアルデヒド系樹脂或いはイソシアネート系化合物などを配合して耐水性を確保することが行われてきた。
しかし、両者ともポットライフが限られ作業性が悪い、前者ではホルムアルデヒド放散がある、などの課題が残されていた。
【解決手段】
本発明になる接着剤組成物は、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン若しくはアクリル樹脂エマルジョンの存在下において、酢酸ビニルモノマー、若しくは酢酸ビニルモノマー及びコモノマーを、シード重合してなる酢酸ビニル樹脂系エマルジョンに、アセトアセチル化ポリビニルアルコールが配合された接着剤組成物により、前記の課題を解決できた。
【選択図】なし。

Description

本発明は、木工用、紙工用などの用途に利用される接着剤組成物、詳しくは、アセトアセチル化ポリビニルアルコール(以下AA化PVAと略称する)の配合された酢酸ビニル樹脂系エマルジョン(以下Pvac・Eと略称する)からなる接着剤組成物に関するものである。
酢酸ビニル樹脂系エマルジョンをベースとする接着剤は、水性で接着性に優れることから、木工用、紙工用などの用途に広く利用されている。
しかしながら、単独ではJASII類浸漬剥離試験などに耐えうる耐水性に不足することから、耐水性能の要求される用途には、酢酸ビニル樹脂系エマルジョンにホルムアルデヒド系硬化性樹脂、例えば尿素樹脂、メラミン樹脂などを配合した接着剤組成物、或いはイソシアネート系化合物を配合した水性ビニルウレタン系の接着剤組成物、などが使用されている。
これら接着剤組成物は耐水性、耐熱性、などの性能向上が図られるものの、経過とともに硬化してしまうためにポットライフに限度があり、使用残りがあると無駄が生じるという課題があり、前者のホルムアルデヒド系硬化性樹脂を配合したものではホルムアルデヒドが放散され、いわゆるVOC問題を引き起こす、という課題がある。
更に、酢酸ビニル樹脂エマルジョンは低温造膜性が悪いために冬季用には可塑剤の配合が不可欠であつた。
一方、AA化PVAが特異な特性をもつことに着目して、AA化PVAを保護コロイドとして酢酸ビニル樹脂エマルジョンを合成した接着剤組成物、或いは此れにヒドラジン化合物などを添加した接着剤組成物、酢酸ビニル樹脂エマルジョンにAA化PVA並びに亜ジチオン酸塩や珪酸アルミニウム粉末などを添加して耐水性などの性能を向上させた接着剤組成物などが提案されている。
これら接着剤組成物は、耐水性など接着性能が向上するものの、なお、合成方法に高度な熟練を要する、保存性に欠ける、作業性が悪いなどの課題が残されていた。
ところで、近年、水性の無可塑タイプの接着剤組成物として、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョンの存在下に、酢酸ビニルをシード重合したものが提案されている。
該接着剤組成物は、可塑剤の配合なくして低温造膜性を実現したものであり、環境を汚染しないものとして今後の使用拡大が期待されているものの、なお、耐水性、接着力などの性能では従来の酢酸ビニル樹脂系エマルジョンと同様に今一歩の感があつた。
特開平11−35770号公報 特開2001−226555号公報
本発明は水性の接着剤組成物でありながら実用的な耐水性を持ち、環境ホルモンの疑いのある可塑剤を含有せず、調合したものが硬化したり増粘することがなく、ホルムアルデビドを放散しない接着剤組成物を実現しようとするものである。
AA化PVAの配合されたPvac・Eからなる接着剤組成物により、実用的な耐水性を持ち、環境ホルモンの疑いのある可塑剤を含有せず、調合したものが硬化したり増粘することがなく、ホルムアルデビドを放散しない接着剤組成物を実現することができた。
本発明になる接着剤組成物は、水性であるにも係わらず実用的な耐水性を備え、環境ホルモンの疑いのある可塑剤を含有せず、硬化性の成分を含まないために硬化したり増粘せず長時間にわたり簡便に使用でき、しかもホルムアルデヒドを放散しないため、安心して各種用途に利用できる。
本発明に係わるAA化PVAには、平均ケン化度85〜99モル%、平均重合度400〜4000の範囲のものが単独若しくは併用され、アセトアセトキシ(以下AAと略称する)基含有量は0.2〜12モル%、好ましくは2〜8モル%の範囲のものが適している。AA基含有量が0.2モル%未満では接着剤組成物の耐水性が得られにくく好ましくない。一方、12モル%を超える場合には、接着剤組成物の安定性が悪く実用性に欠けるため適さない。
また、アルキル基、アミノ基、カルボキシル基などで変成されたPVAと併用されても構わない。AA化PVAの配合は水溶液の状態で配合されることが好ましく、水溶液濃度は5〜30重量%、好ましくは8〜25重量%に調製されて使用されることが望ましい。5重量%以下では十分な接着性能が得られない恐れがあり、30重量%以上では粘度が高くなりすぎて作業性が損なわれるため好ましくない。
本発明に係わるPvac・Eには、(イ)保護コロイドとしてPVAが使用され、かつエチレン・酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン(以下EVAと略称する)の存在下において、酢酸ビニルモノマー、もしくは酢酸ビニルモノマーと酢酸ビニルモノマーと共重合できるモノマーとがシード重合されたもの、(ロ)保護コロイドとしてPVAが使用され、アクリル樹脂系エマルジョン(以下AEと略称する)の存在下において、酢酸ビニルモノマー、若しくは酢酸ビニルモノマーと酢酸ビニルモノマーと共重合できるモノマーとがシード重合されたものなどが挙げられる。
これらPvac・EとAA化PVAが配合されてなる接着剤組成物の耐水性が良好な理由は、必ずしも明らかではないが、AA化PVAのAA基の活性水素が保護コロイドとして使用しているPVAの水酸基と水素結合を形成する、AA基の活性水素があるため被着体との密着性が向上する、AA基の活性水素とシードとして使用しているEVA、AEとが何らかの相互作用を引き起こしている、などの要因が作用していると推察される。
Pvac・Eを合成する方法は、例えば、反応容器に水、保護コロイドとしてのPVA、初期重合開始剤などを加えたのちEVA或いはAEを加え、更に酢酸ビニルモノマー、或いは酢酸ビニルモノマーとその他コモノマーと重合開始剤とを滴下しつつ、乳化重合を進めて調製される。
なお、EVA或いはAEの一部を反応容器に加えたのち、残りの一部を酢酸ビニルモノマーと平行して滴下したり、酢酸ビニルモノマーと他のモノマー、例えば、(メタ)アクリル酸エステル、プロピオン酸ビニル、バーサチツク酸ビニル、(メタ)アクリル酸などを滴下して乳化共重合する方法が採用されてもよい。
保護コロイドとしてのPVAは、水溶解性、粘着付与性などの面から平均重合度300〜2300、平均ケン化度80〜89モル%の部分ケン化されたものが使用に適しており、合成される酢酸ビニル樹脂エマルジョンの固形分100重量部当たり2〜15重量部が配合される。
平均重合度が300未満のものでは機械安定性、凍結融解安定性などに欠ける点があり使用に適さず、2300以上のものは合成された酢酸ビニル樹脂エマルジョンの粘度があまりに高粘度になるため好ましくない。
また、ケン化度が80モル%未満若しくは89モル%を超えるものは重合安定性が悪く、粗粒子が発生しやすいため好ましくない。
シードに使用されるEVAのエチレン含有量は10重量%未満の場合には低温接着性が悪くなる傾向があり好ましくない。一方、30重量%を超えると接着剤組成物の皮膜が柔らかくなりすぎて適さないことから、10〜30重量%の範囲で合成されたものを使用するか、若しくは生産された製品を選定することが好ましい。
シードとして使用されるEVAの配合割合は、酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの固形分100重量部当たり5〜30重量部が適しており、5重量部未満では接着剤組成物の被膜が硬くなる、低温造膜性が悪くなるなど好ましくない。一方、30重量部以上では、接着剤組成物の被膜が柔らかくなりすぎて、接着剤組成物の耐熱性が悪くなるため好ましくない。
AEに使用されるアクリル系モノマーには、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、などヒドロキシル基を含有する(メタ)アクリル酸エステルのほか、(メタ)アクリロニトリルなどが挙げられる。また、併用されるコモノマーとしては、スチレン、変成スチレン、(メタ)アクリル酸、酢酸ビニル、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸等のアクリル系モノマーと共重合可能なエチレン性モノマーが挙げられる。
AEは、乾燥皮膜のガラス転移点が、0〜−50℃の範囲のものが好ましく、前記のアクリル系モノマー及びコモノマーの選択により前記範囲のガラス転移点のものが得られる。ガラス転移点が0℃以上のものでは、調製される接着剤組成物の造膜温度が実用的な温度である2℃程度以下にならないため好ましくない。一方、−50℃以下では接着層が柔らかくなり過ぎて凝集力が低くなり、耐熱性、接着力が低下する傾向があり好ましくない。
シードとして使用されるAEの配合割合は、酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの固形分100重量部当たり5〜30重量部が適しており、5重量部未満では接着剤組成物の被膜が硬くなる、低温造膜性が悪くなるなど好ましくない。一方、30重量部以上では、接着剤組成物の被膜が柔らかくなりすぎて、接着剤組成物の耐熱性が悪くなるため好ましくない。
調製されるPvac・Eの不揮発分は30〜60重量%、好ましくは35〜55重量%が好ましい。30重量%以下では、揮発分が低すぎるために接着剤組成物の乾燥が遅くなる、熱圧接着に使用された場合には揮発水分が多いために接着層のパンク現象の原因になる、など好ましくない。60重量%以上のものは粘度が高くなり、増量剤などの混合性が低下するため好ましくない。
Pvac・EとAA化PVAとの好ましい配合割合は、固形分重量比で前者100重量部に対して3〜30重量部が耐水性、接着性能などの点から好ましい。
3重量部以下では目的とする接着性能、耐水性が得られないため適さず、30重量部以上では接着剤組成物が高粘度になり過ぎて接着作業性が低下するなど難点があり使用に適さない。
本発明になる接着剤組成物は、AA化PVAが配合された酢酸ビニル樹脂系エマルジョンされたものであるが、接着適性、塗布性、充填性、粘度調整などの考慮して、適宜、EVA、ウレタン樹脂系エマルジョン、アクリル樹脂系エマルジョン、スチレンブタジエン系エマルジョン、クロロプレンエマルジョンなどの樹脂エマルジヨン、小麦粉、椰子粉などの増量材、炭酸カルシウム、カオリン、クレー、硅砂などの充填材、澱粉、コンスターチなどの粘度調整剤などを配合することができる。
実施例、比較例
以下、実施例、比較例により本発明を詳細に説明する。重量部は単に部として表示する。なお、当然のことながら本発明は実施例に何ら制約されるものではない。
(EVAシードPvac・Eの合成例)
還流冷却管、温度計、温度調節器、滴下孔を具備した反応容器に蒸留水100部、PVA(重合度1700、ケン化度88モル%)5部を仕込み、攪拌しながら80℃に加熱して溶解させたのち、EVAとしてスミカフレックスS−500(住友化学株式会社製、エチレン含有率15重量%、固形分55重量%)を40部を攪拌しながら添加した。更に80℃に維持しつつ過酸化水素水0.5部、酒石酸0.5部を蒸留水2部に溶解させたものを添加して溶解されたのち、酢酸ビニルモノマー100部を5時間かけて滴下しながら乳化重合を進め、更に80℃において2時間攪拌養生したのち、室温まで冷却して酢酸ビニル樹脂系エマルジョン(以下Pvac・E1と略称する。固形分51重量%、粘度34Pa・s/23℃、固形分100部に対するEVAの固形分比率17%)を得た。
Pvac・E1を100部、平均重合度1000、ケン化度88モル%のAA化PVA15%水溶液20部、小麦粉5部とを混合して実施例1の接着剤組成物を調製した。(Pvac・E1/AA化PVA比 5.8%)
Pvac・E1を100部、平均重合度1000、ケン化度88モル%のAA化PVA5%水溶液を35部、小麦粉を10部配合して十分に攪拌、混合して実施例2の接着剤組成物を調製した。(Pvac・E1/AA化PVA比 3.4%)
Pvac・E1を50部、水を50部、平均重合度1000、ケン化度88モル%のAA化PVA15%水溶液を50部、小麦粉30部とを配合して十分に攪拌、混合して実施例3の接着剤組成物を調製した。(Pvac・E1/AA化PVA比 29.4%)
(AEの合成例)
攪拌機、温度調節器、還流冷却管、温度計並びに滴下孔を備えた反応容器に蒸留水345部を仕込み、2−エチルヘキシルアクリレート416部、スチレン376部と、蒸留水220部にラウリル硫酸ナトリウム5部を溶解させたA液と、蒸留水20部に過硫酸アンモニウム4.5部を溶解させたB液を加えて、70℃で20分間反応させてシードエマルジョンを調製した。次いで反応容器に蒸留水70部に過硫酸アンモニウム2.5部を溶解させたC液を3時間かけて
滴下し、更に1.5時間85℃で反応させてAE(固形分55重量%、造膜温度0℃以下、ガラス転移点−13℃)を調製した。
(AEシードPvac・Eの合成例)
還流冷却管、温度調節器、温度計、滴下孔を具備した反応容器に蒸留水112部、PVA(重合度500、ケン化度88モル%)5部を仕込み、80℃まで昇温させたのち、前記で調製したAEを7.5部添加した。攪拌しながら蒸留水4部に過硫酸アンモニウム0.2部溶解させた触媒と酢酸ビニルモノマー67部を3時間にわたり滴下して乳化重合を進めて酢酸ビニル樹脂系エマルジョン(以下Pvac・E2と略称する。固形分40重量%、粘度70Pa・s/23℃、最低造膜温度2℃、アクリル樹脂の含有率/全固形分中5重量%)を得た。
Pvac・E2を100部、平均重合度1000、ケン化度88モル%のAA化PVAの5%水溶液を30部、小麦粉を5部配合して十分に攪拌、混合して実施例4の接着剤組成物を調製した。 (Pvac・E2/AA化PVA比 3.75%)
比較例1
Pvac・E1を100部に、PVA(平均重合度1700、ケン化度89モル%)の15%水溶液を20部、小麦粉を5部配合して比較例1の接着剤組成物を調製した。(Pvac・E1/PVA比 5.8%)
比較例2
酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤A−370(アイカ工業株式会社製、樹脂固形分42重量%、粘度60Pa・s/23℃、pH4.5)100部に、平均重合度1000、ケン化度88モル%のAA化PVAの15%水溶液20部、水5部、小麦粉8部を配合して比較例2の接着剤組成物を調製した。
比較例3
酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤A−340L(アイカ工業株式会社製、樹脂固形分36重量%、粘度70Pa・s/23℃、pH4.5)100部に、尿素・メラミン共縮合樹脂UMX−240(アイカ工業株式会社、樹脂固形分65重量%、粘度0.6Pa・s/23℃)20部、水10部、小麦粉15部を配合して比較例3の接着剤組成物を調製した。
比較例4
酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤AX−764(アイカ工業株式会社製、樹脂固形分45重量%、pH3.5、粘度25Pa・s/23℃)100部に、イソシアネート系硬化剤AUH−1(アイカ工業株式会社、樹脂分99重量%、粘度0.1Pa・s/25℃、NCO32重量%)15部、水10部、小麦粉10部を配合して比較例4の接着剤組成物を調製した。
比較例5
Pvac・E1を100部、平均重合度1000、ケン化度88モル%のAA化PVA15%水溶液5部、小麦粉5部とを混合して比較例5の接着剤組成物を調製した。(Pvac・E1/AA化PVA比 1.4%)
以上に記載した実施例、比較例の接着剤組成物を使用して、9mm厚合板(タイプIF☆☆☆☆、ホルムアルデヒド放散量0.19mg/L)と0.3mm厚カバ突板とを接着した。接着は合板に接着剤組成物を塗布量10g/尺2塗布したものを100℃、0.5MPaで60秒熱圧した。 接着した試験体の接着性能は表1の通りであつた。
0035
Figure 2006028316
評価方法
1.耐水性
JASII類浸漬剥離試験(70℃温水中2時間浸漬後、60℃乾燥3時間)
JASI類浸漬剥離試験(沸騰水中4時間浸漬後、60℃乾燥20時間、更に沸騰水中4時
間浸漬後、60℃乾燥3時間)
判定方法:1辺における剥離長さが25mm未満○
1辺における剥離長さが25mm以上×
2.ポツトライフ
○:23℃室内において調合したのち、同室内に放置した状態で翌日使用可
× :23℃室内において調合したのち、同室内に放置した状態で翌日使用不可
3.ホルムアルデヒド放散量
測定方法:合板の日本農林規格「ホルムアルデヒド放散量」(デシケーター法)
本発明になる接着剤組成物は、水性であつても優れた耐水性を備え、環境ホルモンの疑いのある可塑剤を含有せず、調合されたものは硬化したり増粘したりしないため長時間にわたり簡便に取り扱うことができ、しかもホルムアルデヒドを放散しないことからF☆☆☆☆(ホルムアルデヒド放散値が0.3mg/L未満)が求められる突き板張り用などの木工用、各種の紙工用、内装工事用など広い範囲の用途に安心して使用できる。















Claims (4)

  1. エチレン酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョンの存在下において、ポリビニルアルコールを保護コロイドとして、酢酸ビニルモノマー、若しくは酢酸ビニルモノマー及びコモノマーをシード重合してなる酢酸ビニル樹脂系エマルジョンに、アセトアセチル化ポリビニルアルコールが配合されていることを特徴とする接着剤組成物。
  2. 酢酸ビニル樹脂系エマルジョンに対するエチレン酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョンの配合割合が、前者固形分100重量部に対して、後者固形分3〜30重量部であることを特徴とする請求項1記載の接着剤組成物。
  3. アクリル樹脂系エマルジョンの存在下において、ポリビニルアルコールを保護コロイドとして、酢酸ビニルモノマー、若しくは酢酸ビニルモノマー及びコモノマーをシード重合してなる酢酸ビニル樹脂系エマルジョンに、アセトアセチル化ポリビニルアルコールが配合されていることを特徴とする接着剤組成物。
  4. 酢酸ビニル樹脂系エマルジョンに対するアクリル樹脂系エマルジョンの配合割合が、前者固形分100重量部に対して、後者固形分3〜30重量部であることを特徴とする請求項3記載の接着剤組成物。

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